JPH0575162B2 - - Google Patents

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JPH0575162B2
JPH0575162B2 JP60293238A JP29323885A JPH0575162B2 JP H0575162 B2 JPH0575162 B2 JP H0575162B2 JP 60293238 A JP60293238 A JP 60293238A JP 29323885 A JP29323885 A JP 29323885A JP H0575162 B2 JPH0575162 B2 JP H0575162B2
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JP
Japan
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tape
alloy
cylindrical body
core
shaped
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60293238A
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English (en)
Other versions
JPS62154705A (ja
Inventor
Susumu Ono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPS62154705A publication Critical patent/JPS62154705A/ja
Publication of JPH0575162B2 publication Critical patent/JPH0575162B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は開磁路フエライトコアにその磁路端面
を覆つてテープ状磁性合金を巻き付けてなる非直
線性インダクタの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
パーマロイや非晶質磁性材などのテープ状磁性
合金を、柱状E形、ドラム形などの開磁路のフエ
ライトコアに巻き付け閉磁路を構成してなるイン
ダクタは小型で大きいインダクタンスをもち、直
流に対して非直線性特性をもち、また周波数特性
も広帯域であるなどの特長がある。
従来のこの種のインダクタは、例えばドラム形
コアを用いる場合には、次に説明するような手順
の手作業にて製造されるのが一般的であつた。先
ず巻線を円環状溝に巻装したドラム形コアの軸方
向寸法とほぼ同じ幅寸法をもつテープ状磁性合金
を形成する。次に、このテープ状磁性合金と同じ
幅の絶縁テープをテープ状磁性合金の片面に貼り
合わせて複合テープを作る。そして、この複合テ
ープをテープ状磁性合金を内側にしてドラム形コ
ア両端の鍔部の外周に掛け渡して巻線を覆うよう
に巻き付ける。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の手作業による複合テープの形成および巻
付けは、熟練と多くの作業工程数を要するという
問題がある。また手作業で行うため巻付けを同じ
強さで均等に行うことが困難であり特性の再現性
が悪いという問題とがあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば開磁路フエライトコアに巻き付
けて閉磁路を構成すべきテープ状磁性合金を軸状
に緊締縮小し、輪状に緊締縮小した該テープ状磁
性合金を熱収縮性絶縁樹脂材からなる熱収縮性可
撓性筒状体の内部に同心状に遊挿した後緊締を解
いて上記テープ状磁性合金自身の弾性回復により
可撓性筒状体の内面に当接させて筒状複合体を形
成し、次に巻線を巻装した開磁路コアにこの筒状
複合体を緩嵌した後上記可撓性筒状体を熱収縮さ
せ、テープ状磁性合金を開磁路コアの磁路両端面
の鍔部に架け渡して密接させることを特徴とする
非直線インダクタの製造方法を得ることができ
る。
〔実施例〕
以下に図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。
第1図において1は外周に円環状溝11を形成
すると共に両端に鍔12を有するドラム形フエラ
イトコアである。2は円環状溝11に巻装した巻
線、3はパーマロイや、非晶質磁性材などから形
成されるテープ状磁性合金、4は熱収縮性絶縁樹
脂材から形成される可撓性筒状体である。
製造工程は次の通りである。
第2図に示すとおり、通常、可撓性筒状体4は
軸心方向に沿つて軽く折り目をつけて扁平に畳ん
だ帯状を呈しており、また軸心方向の収縮を見込
んでドラム形フエライトコア1の軸心方向寸法よ
り若干長く裁断されている。
テープ状磁性合金3はドラム形フエライトコア
1の軸心方向寸法とほぼ同じ幅寸法をもたせ、長
さはドラム形フエライトコア1の外周囲より若干
短い長さであることが望ましい。このテープ状磁
性合金3を軸心方向に数回(図では3回弱)巻き
込んで可撓性筒状体4の直径より十分に小さな外
径の輪に緊締縮小させる。緊締したままのテープ
状磁性合金3を図に示すように凸レンズ状に広げ
た可撓性筒状体4の内部に図中の矢印で示すよう
に同心状に挿入しテープ状磁性合金3と可撓性筒
状体4との下端面位置を互いに一致させた状態で
テープ状磁性合金3の緊締を解く。テープ状磁性
合金3はそれ自身の弾性回復により平板テープ状
に回復するように展開する。
しかし第3図に示すとおり可撓性筒状体4によ
りテープ状磁性合金3は囲まれているので、筒状
体4の内面を押圧した状態で密接した輪状(図で
は約0.7回巻き込んだ輪)に固定されるため可撓
性筒状体4とテープ状磁性合金3からなる腰の強
い複合筒状体5が形成される。
次に、第4図に示すとおりこの複合筒状体5を
巻線2(鎖線で示す)を巻装したドラム形フエラ
イトコア1の外周に図中の矢印Sで示すように緩
嵌し、互いの下端面を一致させる。
次に可撓性筒状体4を加熱し熱収縮させること
によりテープ状磁性合金3が締めつけられドラム
形フエライトコア1の磁路両端面に設けられた鍔
12の外周にそれぞれ架け渡して約0.9回巻き付
けられてドラム形フエライトコア1は閉磁路とな
り、第1図に示す構造の小型で大きいインダクタ
ンス及び磁気遮蔽性をもつ非直線性インダクタが
得られる。
第5図は本発明による他の実施例を示すもので
ある。巻線2を施した角筒状体巻枠7の中央孔に
角柱状フエライトコア6を挿通したインダクタ
に、可撓性筒状体4を用いて前述した本発明に係
る方法により、テープ状磁性合金3を角柱状フエ
ライトコア6の両端面に架け渡して巻き付けた構
造である。
第6図は本発明のさらに他の実施例を示す。E
形フエライトコア8の中央脚部に巻枠を使わない
自己融着電線などによる巻線9を嵌装したインダ
クタに、可撓性筒状体4を用いる前述の本発明に
係る方法によりテープ状磁性合金3をE形フエラ
イトコア8の全脚部の端面に架け渡し両外脚部お
よび基部の外面を覆うように巻き付けた構造であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、磁性合金
を輪状に巻き込む作業は容易であり少ない工数で
複合筒状体を形成でき、また巻付け作業は可撓性
筒状体を加熱するだけでよいから熟練した技術者
を必要とせず工数も少ない。しかも巻付け強さを
同じにして磁気特性のバラツキを小さくできるの
で、安価で高い信頼性をもつ非直線性インダクタ
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるインダクタの第1実施
例を示す正面断面図、第2図はテープ状磁性合金
3を可撓性筒状体4に挿入する工程を示す斜視
図、第3図はドラム形フエライトコア1に複合筒
状体5を緩嵌する工程を示す斜視図、第4図はド
ラム形フエライトコア1に複合筒状体5を緩嵌し
た熱収縮前の状態を示す正面断面図、第5図は本
発明に係る第2実施例の正面断面図、第6図は第
3実施例を示す正面断面図である。 1……ドラム形フエライトコア、2……巻線、
3……テープ状磁性合金、4……熱収縮性樹脂製
の可撓性筒状体、5……複合筒状体、6……角柱
状フエライトコア、7……巻枠、8……E形フエ
ライトコア、9……巻線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 開磁路コアと該コアに巻き付けられて閉磁路
    を形成する合金とを含む非直線性インダクタの製
    造方法において、熱収縮性絶縁樹脂材から形成さ
    れる可撓性筒状体の内部に、前記合金を輪状に緊
    締縮小して同心状に遊挿した後緊締を解いて上記
    合金自身の弾性回復により前記可撓性筒状体の内
    面に前記合金を当接させて筒状複合体を形成し、
    該筒状複合体を前記コアに緩嵌した後前記可撓性
    筒状体を熱収縮させて前記合金を上記コアに密接
    させることを特徴とする非直線性インダクタの製
    造方法。
JP29323885A 1985-12-27 1985-12-27 非直線性インダクタの製造方法 Granted JPS62154705A (ja)

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JPS62154705A JPS62154705A (ja) 1987-07-09
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JPH03124606U (ja) * 1990-03-28 1991-12-17
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JPS6032310A (ja) * 1983-08-03 1985-02-19 Tohoku Metal Ind Ltd チヨ−クコイル

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