JPH0346491Y2 - - Google Patents

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JPH0346491Y2
JPH0346491Y2 JP1984161217U JP16121784U JPH0346491Y2 JP H0346491 Y2 JPH0346491 Y2 JP H0346491Y2 JP 1984161217 U JP1984161217 U JP 1984161217U JP 16121784 U JP16121784 U JP 16121784U JP H0346491 Y2 JPH0346491 Y2 JP H0346491Y2
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JP
Japan
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tape
shaped magnetic
magnetic material
magnetic core
flanges
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JP1984161217U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電話回線の引込線に接続されている電
話機端末機器において電磁誘導によつて生ずるノ
イズを防止するチヨークコイルに関する。
従来の技術 一般に電話線の引込線などに中波の電磁波が結
合し信号線と大地間にコモンモードノイズが生
じ、引込線に接続されている電話機または端末機
器に障害を与え通信が防害されることがあるの
で、この種のノイズを防止するため電話回線にチ
ヨークコイルが挿入されている。従来このチヨー
クコイルは磁芯の両端面より鍔を張り出した、2
枚鍔のドラム形コアと云われる磁気コアに一対の
電線を互に重ねないように巻回するバイフアイラ
巻または2本の巻線を独立させ重ねないように巻
回す分離巻きと称する巻線方法で巻回している。
さらに両鍔の外周に添つて鍔間を架け渡すよう
に、且つ接合部が重ならないようにテープ状磁性
体を巻き、実効透磁率を増し巻線の巻回数を少な
く、直流抵抗を少くしQの値が高く共振をなくし
たチヨークコイルが使用されている。
考案が解決しようとする問題点 しかし従来のかかるチヨークコイルは鍔の外周
に巻かれているテープ状磁性体は鍔の厚さの方向
にずれ易く固定されない。したがつて通常第3図
に示すように磁気コアの鍔より大きな円板11を
上にして脚12を突設する端子台10の上に置き
テープ状磁性体を巻くが、その際テープ状磁性体
の縁端が巻線の引出し溝が設けられた鍔の外面か
ら突き出していると、テープ状磁性体に形体上歪
が与えられる。またテープ状磁性体が鍔の外周に
固定されず、テープ状磁性体の上に絶縁テープを
巻いても振動、衝撃によつてテープ状磁性体がず
れるので、コイルの特性が変り不均一となり不安
定となる欠点があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は従来のかかる欠点を除き、円柱状磁芯
の軸方向両端に径方向に張り出した鍔をそれぞれ
設けたドラム形磁気コアと、上記円柱状磁芯に巻
回た巻線と、上記巻線を外側から取り巻くように
配されかつ上記両方の鍔間を磁気的に結合したテ
ープ状磁性体とを含むチヨークコイルにおいて、
上記両方の鍔の内側縁部にそれぞれ周方向にのび
た段差を設け、上記テープ状磁性体を上記段差間
に架け渡した状態で周方向に巻回させ、かつ上記
テープ状磁性体の両端間に周方向で間隔をもたせ
たことを特徴とするチヨークコイルで、テープ状
磁性体が安定に巻回され、安定した特性を得るに
ある。
作 用 したがつて本考案によるチヨークコイルのテー
プ状磁性体は振動衝撃にも充分耐えられるように
巻かれ、それぞれのチヨークコイルの特性の差が
少く安定し、信頼性が大きくなる。
実施例 本考案のチヨークコイルの実施例は第1図およ
び第2図に示すように、円柱状磁芯2の軸方向両
端面より径方向の張り出した鍔3,3′の内側縁
部にテープ状磁性体9の厚さより深い段差4,
4′を設ける。これらの段差4,4′は鍔3,3′
の厚さを半分程度薄くする。また一方の鍔3′に
リード線の引出し溝5を中心と対称の位置に設け
たフエライトよりなるドラム形磁気コア1を形成
する。
いまこの磁気コア1の両鍔3,3′の間に巻線
6,7をバイフアイラ巻きに巻回しその上に絶縁
テープを巻き、第2図における鎖線で示すように
段差4,4′間の幅を持つ鉄、パーマロイ、アモ
ルフアス磁性体のようなテープ状磁性体9を両段
差4,4′間に架け渡すように、且つ長手方向で
の両端部が重ならないように、即ち、両端間に周
方向で間隔を残して巻回する。このときのテープ
状磁性体9の両端間の間隔は角度にして3゜〜20゜
が望ましい。さらにテープ状磁性体9の外側から
絶縁テープ8を巻きつけて固定する。このとき絶
縁テープ8の幅方向両端部も両段差4,4′に配
する。こうしてチヨークコイルが形成される。
考案の効果 以上に述べたように本考案によればテープ状磁
性体9の両縁は鍔3,3′の段差4,4′間に架設
巻回され、その取付位置は安定で振動、衝撃にも
ずれることなく、いかなる方向にも置くことがで
き、且つ特性が均一で変動が少ない。
さらにテープ状磁性体が両端間に間隔をもつた
め、そのテープ状磁性体に沿つて周方向にのびた
磁路は途中で切れた状態になり、したがつて円柱
状磁芯、両鍔、及びテープ状磁性体を通る磁路が
効果的に形成される。この結果、インピーダンス
の向上を期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のチヨークコイルの実施例にお
ける磁気コアの中心とリード線の引出し溝を通る
縦断正面図、第2図は本考案のチヨークコイルの
鍔の一部を破断した外観斜視図、第3図は従来の
チヨークコイルを組立てる際用いられる端子台の
外観斜視図である。 なお、1:磁気コア、2:磁芯、3,3′:鍔、
4,4′:段差、5:引出し溝、6,7:巻線、
8:絶縁テープ、9:テープ状磁性体、10:端
子台、11:円板、12:脚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円柱状磁芯の軸方向両端に径方向に張り出した
    鍔をそれぞれ設けたドラム形磁気コアと、上記円
    柱状磁芯に巻回した巻線と、上記巻線を外側から
    取り巻くように配されかつ上記両方の鍔間を磁気
    的に結合したテープ状磁性体とを含むチヨークコ
    イルにおいて、上記両方の鍔の内側縁部にそれぞ
    れ周方向にのびた段差を設け、上記テープ状磁性
    体を上記段差間に架け渡した状態で周方向に巻回
    させ、かつ上記テープ状磁性体の両端間に周方向
    で間隔をもたせたことを特徴とするチヨークコイ
    ル。
JP1984161217U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH0346491Y2 (ja)

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JP1984161217U JPH0346491Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JP1984161217U JPH0346491Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JPS6176926U JPS6176926U (ja) 1986-05-23
JPH0346491Y2 true JPH0346491Y2 (ja) 1991-10-01

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ID=30719131

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002353042A (ja) * 2001-05-24 2002-12-06 Tdk Corp インダクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59119708A (ja) * 1982-12-24 1984-07-11 Hotsukou Denshi Kk シ−ルド型インダクタンス素子

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JPS6176926U (ja) 1986-05-23

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