JPH04309099A - 音響機器のボイスコイル - Google Patents

音響機器のボイスコイル

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JPH04309099A
JPH04309099A JP10207191A JP10207191A JPH04309099A JP H04309099 A JPH04309099 A JP H04309099A JP 10207191 A JP10207191 A JP 10207191A JP 10207191 A JP10207191 A JP 10207191A JP H04309099 A JPH04309099 A JP H04309099A
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JP
Japan
Prior art keywords
voice coil
bobbin
insulating layer
present
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10207191A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ikei
池井 昭
Tadayuki Kitamoto
北本 忠之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカ等の音響機器
のボイスコイルにおいて、ボビンに新規の加工法を施し
て、コイル導線とのレアショートを解消したボイスコイ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のボイスコイルは、図9及び
図10に示した一般的なコーン形またはドーム形の振動
板を有するダイナミツクスピーカ(15),(16)、
あるいはマイクロホン等の音響機器に組み込まれる。そ
してその構造は、短冊状に切断した紙の両端を突き合わ
せて接着するか、リボン状の紙テープを螺旋状に巻いて
二層を接着して形成したボビンの上に、断面円形又は矩
形のボイスコイル導線を巻着して接着して構成したもの
が殆どであったが、近来スピーカ等に対する許容大入力
の要望が大きくなり、使用中にボイスコイルの温度上昇
も高くなって、紙製のボビンでは剛性が不足したり、焼
損する事例が数多く発生するようになった。
【0003】そこで、その対策としてボビンの材質に金
属が採用されるようになった。そしてそのようなボイス
コイルを使用したコーン形ダイナミックスピーカの構造
の一例を図9について説明すると、 永久磁石(01)
を組み込んだ磁気回路(05)の形成する円環状磁気空
隙(05a)内に、 振動板(03)の先端に取り付け
たボイスコイルボビン(04)に巻着したボイスコイル
(08)を懸垂し、 振動板(03)の外縁に形成した
コルゲーションエッジ部(03a)とダンパ(09)を
介してフレーム(07)に貼り付けて、その上からパッ
キングガスケット(06)で押圧接着したものが一般的
である。ドーム形スピーカにおいても図10にその断面
を示すように殆ど同様である。
【0004】つぎに、 そのボイスコイルだけを取り出
して、 図3に示す素材の外観と、 図8に示す断面図
によって説明すると、 ボイスコイル導線(2)の巻着
面に絶縁加工を施して、 電気絶縁層を形成した金属製
の箔(11)を短冊状に、 周囲四辺を切断して形成し
て、その両端の短辺(1d),(1d)を突き合わせて
丸めてボビン(1a)に成形し、その上にボイスコイル
導線(2)を巻着して接着剤(1f)で接着する。そし
て、ボビン(1a)の突き合わせ継ぎ目は、 音声電流
による誘導電流や、金属製のボビン(1a)の内部に流
れる渦電流を防止するために、少し間隙を空けて丸める
のが通常である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種のボイスコイルボビン(1a)にあっては、図8に
示すようにボビン素材(11)の表面に電気絶縁層を形
成して後、 切断するので、横断面の突き合わせ短辺部
(1d),(1d)の内面には電気絶縁層(1e)が形
成されずに、金属の肌が端面にそのまま露出するので、
ボイスコイル導線(2)をその上に巻着するので、導線
との電気絶縁性が弱いという問題があった。
【0006】そして、図4に示すように導線(2)が断
面円形の場合は電気絶縁層(1e)が、表面に均等に塗
膜されるので、比較的問題は少ないが、図5に示す矩形
断面の導線(2)を使用したいわゆるエッジワイズボイ
スコイルにあっては、絶縁層(1e)の絶縁塗料の凝集
力によって、稜角部の電気絶縁層(1e)が薄く付着す
るので、特にその部分で絶縁不良を発生するという問題
があった。さらに金属製箔(11)の弾性によって、 
ボビン(1a)形状に巻くのに両端(1d),(1d)
の突き合わせ目が型に添い難く、 ボイスコイル導線(
2)との接着性が良くないという問題もあった。 そこ
で従来は、その対策として、ボイスコイル導線の下に別
の絶縁紙(1g)を敷いて電気絶縁層(1e)を補強す
るという煩瑣な手数をかける場合もある。
【0007】そこで、本発明は、このような従来のボイ
スコイルが有していた問題点を解決するために、金属製
ボイスコイルボビン(1a)の突き合わせ端面(1d)
,(1d)に電気絶縁層(1e)を形成することによっ
て、ボビン(1a)と導線(2)の電気絶縁度の向上を
図ることを目的とし、断面矩形の導線においても、十分
な電気絶縁度を有せしめることができるボイスコイル(
3)を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本発明の構成を、実施例に対応する図1及び図2を用い
て説明すると、本発明は、短冊状にその長辺を切断する
ことにより成形した、金属製の箔(1)の両端の短辺(
1d),(1d)を突き合わせて丸めて成形したボビン
(1a)の上にボイスコイル導線(2)を巻着して接着
剤(1f)で接着したボイスコイル(3)において、ボ
イスコイルボビン(1a)の突き合わせ端面(1d),
(1d)に電気絶縁層(1e)を形成した構造の音響機
器のボイスコイル(3)である。
【0009】
【作用】本発明は、このような構造としたものであるか
ら、本発明のボイスコイルは、金属製ボビンの短冊状に
切った切り口端面の電気絶縁層が、その上に巻着するボ
イスコイル導線との電気絶縁性を高めることができる。 その結果、本発明のボイスコイルを装着したスピーカ等
の音響機器の許容入力増大に好都合なばかりでなく、そ
の再生音質も高い剛性の金属製ボビンによって著しく向
上させることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1及び図2は、本発明の1実施例を
示す図であって、図1は本発明ののボイスコイルの一部
(突き合わせ部)拡大横断面図、 図2は本発明ボイス
コイルのボビン素材の切断形状を示す平面図をそれぞれ
示している。(1)は金属製の箔の表(裏)面及び、 
将来突き合わせ両端面(1d),(1d)となるべきそ
の短辺に電気絶縁層(1e)を形成したボビン素材であ
る。 (1a)はその素材(1)を短冊状に切断して、
 その両端の短辺を少し間隙(1c)をあけて突き合わ
せて丸めて成形したボビンである。
【0011】請求項2に記載された他の実施例のボイス
コイルは、 ボイスコイルボビンの素材(1)の材質が
、アルミニウムで、絶縁層(1e)がアルマイトメツキ
である場合である。
【0012】請求項3に記載された別の実施例のボイス
コイルは、ボイスコイルボビンの素材(1)の材質が、
 鉄で、絶縁層(1e)がクロメートメッキ膜である場
合である。上記の請求項2,3の実施例においても前記
の請求項1に記載されたボイスコイルと同様の作用効果
を現出できることはいうまでもない。
【0013】そして本発明のボイスコイル(3)は、 
前記したそれらのボビン(1a)上にボイスコイル導線
(2)を巻着して接着剤(1f)で接着したボイスコイ
ル(3)であって、 いずれもボイスコイルボビン(1
a)の突き合わせ端面(1d)に電気絶縁層(1e)を
形成した構造のボイスコイル(2)である。すなわち、
 突き合わせ部(1d)の横断面において、本発明ボイ
スコイルボビン(1a)は、金属実体の外面は、突き合
わせ端面(1d)を含めて、電気絶縁層(1e)で覆わ
れるので、図4,図5に示すようにボビン(1a)と断
面円形又は矩形のボイスコイル導線(2)との電気絶縁
度が向上する。以上、コーン形ダイナミックスピーカを
例示して説明したが、ドーム形振動板を有するダイナミ
ックスピーカ、 またマイクロホン等他の音響機器につ
いても同様の構造によって、同様の作用、効果を現出で
きる。
【0014】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明は、以上のような構成によって、ボビンとコイル導
線の間に絶縁紙を敷いたりして、絶縁層を形成する手数
を要することなく、ボイスコイルボビンとボイスコイル
導線との間の電気絶縁度を向上できて、スピーカの許容
入力を増大することができるとともに、歪みの少ない再
生音質と信頼性を著しく高めることができるという効果
をも併せて期待することが出来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ボイスコイルの一部(突き合わせ部)拡
大横断面図
【図2】本発明ボイスコイルのボビン素材の切断形状を
示す平面図
【図3】従来品ボイスコイルのボビン素材の切断形状を
示す平面図
【図4】断面円形の導線を捲着したボイスコイルの縦断
面図
【図5】断面矩形の導線を捲着したエッジワイズボイス
コイルの縦断面図
【図6】ボイスコイルの外観を示した図
【図7】図1の
ボビンの素材を半ば展開した平面図
【図8】従来品のボ
イスコイルの一部(突き合わせ部)拡大横断面図
【図9】コーン形振動板を有するダイナミックスピーカ
の構造を示す断面図
【図10】ドーム形振動板を有するダイナミックスピー
カの構造を示す断面図
【符号の説明】
(1)  金属製の箔 (1a)  成形したボビン (1c)  間隙 (1d)  突き合わせ端面 (1e)  電気絶縁層 (2)   ボイスコイル導線 (3)   ボイスコイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  短冊状に切断して成形した、金属製の
    箔(1)の両端の短辺を突き合わせて丸めて成形したボ
    ビン(1a)の上にボイスコイル導線(2)を巻着した
    ボイスコイル(3)において、ボイスコイルボビン(1
    a)の突き合わせ端面(1d),(1d)に電気絶縁層
    (1e)を形成した構造の音響機器のボイスコイル。
  2. 【請求項2】 前記の金属製の箔(1)がアルミニウム
    である請求項1に記載の音響機器のボイスコイル。
  3. 【請求項3】 前記の金属製の箔(1)が鉄である請求
    項1に記載の音響機器のボイスコイル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110996231A (zh) * 2019-10-24 2020-04-10 厦门东声电子有限公司 一种加强振动的扬声器及组装工艺
CN111935615A (zh) * 2020-06-30 2020-11-13 瑞声新能源发展(常州)有限公司科教城分公司 发声器件及具有其的电子设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110996231A (zh) * 2019-10-24 2020-04-10 厦门东声电子有限公司 一种加强振动的扬声器及组装工艺
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WO2022000631A1 (zh) * 2020-06-30 2022-01-06 瑞声声学科技(深圳)有限公司 发声器件及具有其的电子设备

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