JPH04137183U - 車両用ドアロツク装置 - Google Patents

車両用ドアロツク装置

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JPH04137183U
JPH04137183U JP1991052201U JP5220191U JPH04137183U JP H04137183 U JPH04137183 U JP H04137183U JP 1991052201 U JP1991052201 U JP 1991052201U JP 5220191 U JP5220191 U JP 5220191U JP H04137183 U JPH04137183 U JP H04137183U
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bell crank
door
hole cover
service hole
lock device
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善信 大脇
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関東自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内への冷風漏れや湿気の侵入を効果的に防
止することができると共に、製造コストも安価となる車
両用ドアロック装置を提供する。 【構成】 ドアインナ2に枢着されたロックレバー6に
一端を連結し、他端がサービスホールカバー3とドアト
リムとの間を通る第1ロッキングリンク7と、ドアイン
ナ2に枢着されていて一端がサービスホールカバー3の
外側に出て第1ロッキングリンク7の他端に連結された
ベルクランク8の他端に一端が連結され且つ他端がドア
インナ2とサービスホールカバー3との間を通ってドア
ロックに連結された第2ロッキングリンク9とを備えた
車両用ドアロック装置において、ベルクランク8をその
回転中心軸と同軸の2つのレバー15,16から構成
し、該レバー15,16の軸部にセレーションを設け、
該軸部をそれらの相対回転位置を調整してから互いに嵌
合せしめるようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等のドアに組み込まれる車両用ドアロック装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両のドアは、一般に、図5に示されているように、ドアアウタ (外板)1と、ドアアウタ1に溶接されたサービスホール2aを有するドアイン ナ(内板)2と、サービスホール2aから室内への冷風漏れや湿気の侵入を防ぐ ために周辺部分がドアインナ2に接着されたビニールフィルム製のサービスホー ルカバー3と、ドアインナ2全体を覆うようにしてドアインナ2に固着されたド アトリム(内張)4と、ドアアウタ1とドアインナ2との間に出し入れされるガ ラス5とから基本的に構成されていた。
【0003】 そして、従来の車両用ドアロック装置は、例えば図6に示したように、ドアイ ンナ2に水平回動可能に枢着されたロックレバー6と、一端がロックレバー6に 連結されていて他端がサービスホールカバー3とドアトリム4との間を通る第1 ロッキングリンク7と、ドアインナ2に枢着されていて一端がサービスホールカ バー3の外側に出て第1ロッキングリンク7の他端に連結されたベルクランク8 と、一端がベルクランク8の他端に連結され且つ他端がドアインナ2とサービス ホールカバー3との間を通って図示しないドアロックに連結された第2ロッキン グリンク9とを備えていた。尚、10はドアインナ2にロックレバー6と同心的 に枢着された通常のドア開放時のドアロック解除のために使用するインサイドハ ンドルであって、これはリンク11を介して図示しないドアロックと連結されて いる。
【0004】 そして、ロックレバー6と図示しないドアロックとの間のリンク機構の組み付 け及び調整は次のようにして行っていた。 図7及び図8に示されているように、先ずドアインナ2にサービスホールカバ ー3を接着しない状態で、ドアインナ2の所定の位置に形成された孔2bにメス クリップ12を嵌着し、続いてオスクリップ13を既に他端に第2ロッキングリ ンク9の一端が連結されているベルクランク8の中心孔を通してメスクリップ1 2に嵌着することによりベルクランク8をドアインナ2に枢着する。また、図9 に示すように、ベルクランク8の一端には折り曲げ可能な把持子14を嵌着せし めておく。
【0005】 次に、ベルクランク8に対応する位置に調整作業用のスリット3aが設けられ たサービスホールカバー3をドアインナ2に接着し、その後第1ロッキングリン ク7の一端が連結されたロックレバー6やリンク11の一端が連結されたインサ イドハンドル10をドアインナ2に取り付ける。そして、最後に、以上の部品の 組み付け誤差や部品のバラツキによる誤差を吸収する為に、サービスホールカバ ー3のスリット3aに手指を通しながら、図9に示したように、第1ロッキング リンク7の他端(抜け止め用の凹凸部が形成されている。)とベルクランク8の 一端との位置関係を調整し、把持子14の折り曲げ部14aを折り曲げてその先 端を把持子14本体に係合せしめることにより第1ロッキングリンク7の他端を 把持固定する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の車両用ドアロック装置の調整は、上述の如くロックレバ ー6の取付け後、即ちサービスホールカバー3の接着後に行わなければならず、 しかも調整部位がベルクランク8の回転中心軸から離れているたため、サービス ホールカバー3に大きなスリット3aを設けなければならず、その結果室内への 冷風漏れや湿気の侵入を防止することが不十分になるという問題があった。 また、ベルクランク8回りを構成するのに、ベルクランク8自体に加えてメス クリップ12,オスクリップ13及び把持子14が必要になるので、部品点数が 多くなって組み付け工数が多くなり、その結果、製造コストが高くなるという問 題もあった。
【0007】 本考案は、上記問題点に鑑み、室内への冷風漏れや湿気の侵入を効果的に防止 することができると共に、製造コストも安くなる車両用ドアロック装置を提供す ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案による車両用ドアロック装置は、上述の如き車両用ドアロック装置にお いて、ベルクランクをその回転中心と同軸の2つのレバーから構成し、該2つの レバーの軸部にセレーションを設け、該軸部をそれらの相対回転位置を調整して から互いに嵌合せしめるようにしたことを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、車両用ドアロック装置の調整をサービスホールカバーの接 着後に行わなければならない点は上記従来例と変わりないが、調整部位がベルク ランクの回転中心軸と一致しているので、サービスホールカバーには小さな孔を 設けるだけで済む。従って、室内への冷風漏れや湿気の侵入を効果的に防止する ことができる。また、ベルクランク回りが2つのレバーだけで構成されるので、 部品点数が少なくなって組み付け工数が少なくなり、その結果、製造コストが低 廉となる。
【0010】
【実施例】
以下、図示した一実施例に基づき上記従来例と同一の部材には同一符号を付し て本考案を詳細に説明する。 図1は本考案による車両用ドアロック装置の一実施例の概略図、図2はそのベ ルクランク回りの分解斜視図、図3は該ベルクランク回りの一部破断分解側面図 である。
【0011】 ベルクランク8は2つのレバー15,16から構成されており、レバー15は ドアインナ2の孔2aに回転可能に嵌合される中心孔を有する軸部15aと、こ の軸部15aと同軸のセレーションが設けられた孔15bとを有すると共に、一 端が第2ロッキングリンク9と連結されている。また、レバー16は軸部15a の中心孔に嵌合される軸部16aと該軸部16aと一体のセレーションが設けら れた軸部16bとを有すると共に、一端が第1ロッキングリンク7と連結されて いる。また、図4に示すように、サービスホールカバー3のベルクランク8の軸 部(レバー15の軸部15a)に対応する位置に調整作業用の孔3bが設けられ ている。
【0012】 本実施例は上述の如く構成されており、ロックレバー6と図示しないドアロッ クとの間のリンク機構の組み付け及び調整は次のようにして行う。 図4に示すように、先ずドアインナ2にサービスホールカバー3を接着しない 状態で、ドアインナ2の孔2bにレバー15の軸部15aを嵌合することにより レバー15をドアインナ2に枢着する。
【0013】 次に、サービスホールカバー3をドアインナ2に接着し、その後第1ロッキン グリンク7の一端が連結されたロックレバー6やリンク11の一端が連結された インサイドハンドル10をドアインナ2に取り付ける。その後、第1ロッキング リンクの他端にレバー16の一端を連結する。最後に、以上の部品の組み付け誤 差や部品のバラツキによる誤差を吸収するために、サービスホールカバー3の孔 3bを介して、レバー16のレバー15に対する相対回転位置を調整しながらレ バー16の軸部16aをレバー15の軸部15aの中心孔に嵌合させ且つ、軸部 16bを孔15bに嵌合させる。
【0014】 以上、本実施例におけるロックレバー6と図示しないドアロックとの間のリン ク機構の組み付け及び調整について説明したが、調整部位がベルクランク8の回 転中心軸と一致しているので、サービスホールカバー3には小さな孔3bを設け るだけで済み、その結果室内への冷風漏れや空気の侵入を効果的に防止すること ができる。また、ベルクランク8回りが2つのレバー15,16だけで構成され るので、部品点数が少なくなって組み付け工数が少なくなり、その結果製造コス トが安くなる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による車両用ドアロック装置は、室内への冷風漏 れや湿気の侵入を効果的に防止することができると共に、製造コストも安くなる という実用上重要な利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両用ドアロック装置の一実施例
の概略図である。
【図2】上記実施例のベルクランク回りの分解斜視図で
ある。
【図3】上記実施例のベルクランク回りの一部破断分解
側面図である。
【図4】上記実施例の組み付け及び調整方法を示す斜視
図である。
【図5】車両用ドアの構造を示す断面図である。
【図6】車両用ドアロック装置の従来例を示す概略図で
ある。
【図7】上記従来例の組み付け及び調整方法を示す斜視
図である。
【図8】上記従来例のベルクランク枢着部の断面図であ
る。
【図9】上記従来例のベルクランク回りの要部斜視図で
ある。
【符号の説明】
2 ドアインナ 2b,3b,15b 孔 3 サービスホールカバー 6 ロックレバー 7 第1ロッキングリンク 8 ベルクランク 9 第2ロッキングリンク 15,16 レバー 15a,16a,16b 軸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアインナに枢着されたロックレバー
    と、一端が該ロックレバーに連結されていて他端がサー
    ビスホールカバーとドアトリムとの間を通る第1ロッキ
    ングリンクと、ドアインナに枢着されていて一端がサー
    ビスホールカバーの外側に出て第1ロッキングリンクの
    他端に連結されたベルクランクと、一端が上記ベルクラ
    ンクの他端に連結され且つ他端がドアインナとサービス
    ホールカバーとの間を通ってドアロックに連結された第
    2ロッキングリンクとを備えた車両用ドアロック装置に
    おいて、前記ベルクランクをその回転中心と同軸の2つ
    のレバーから構成し、該2つのレバーの軸部にセレーシ
    ョンを設け、該軸部をそれらの相対回転位置を調整して
    から互いに嵌合せしめるようにしたことを特徴とする車
    両用ドアロック装置。
JP5220191U 1991-06-12 1991-06-12 車両用ドアロック装置 Expired - Lifetime JP2551938Y2 (ja)

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JP2551938Y2 JP2551938Y2 (ja) 1997-10-27

Family

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007138453A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Aisin Seiki Co Ltd 自動車用ドアロック装置

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JPS56100035A (en) * 1980-01-14 1981-08-11 Olympus Optical Co Endoscope
JPS62122286A (ja) * 1985-11-22 1987-06-03 Stanley Electric Co Ltd Led駆動回路

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JP4642640B2 (ja) * 2005-11-15 2011-03-02 アイシン精機株式会社 自動車用ドアロック装置

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Publication number Publication date
JP2551938Y2 (ja) 1997-10-27

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