JPH0413695Y2 - - Google Patents

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JPH0413695Y2
JPH0413695Y2 JP4218882U JP4218882U JPH0413695Y2 JP H0413695 Y2 JPH0413695 Y2 JP H0413695Y2 JP 4218882 U JP4218882 U JP 4218882U JP 4218882 U JP4218882 U JP 4218882U JP H0413695 Y2 JPH0413695 Y2 JP H0413695Y2
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voltage
transistor
transistors
resistor
input
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JP4218882U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は入力電圧に応じた電圧を選択的に保持
する電圧選択回路に関し、とくに、音量やバラン
スを制御する直流制御信号を発生させる場合に使
用して好適なものである。
従来、音量やバランスを制御する場合には、可
変抵抗器を操作して直流制御信号を可変させるこ
とが多い。しかし、このような構成であると、可
変抵抗器が機構部を有するため、コストアツプを
招来したり、スペースフアクタを劣化させたりす
ることとなる。そこで、このような機構部を有す
る部品のかわりにゴム接点方式のスイツチ等を用
いることが要望される。しかし、このようなスイ
ツチでは自己保持が困難であるため、そのままで
は採用することができない。
本考案はこのような事情を考慮してなされたも
のであり、入力電圧に応じた電圧を選択的に保持
する電圧選択回路を提供することを目的としてい
る。このような電圧選択回路をゴム接点方式のス
イツチ等とあわせて採用すれば、可変抵抗器等を
用いずにすむ。
以下、本考案電圧選択回路の一実施例について
第1図を参照しながら説明しよう。
第1図において、1は電源端子を示し、この電
源端子1に抵抗器2〜6の直列回路を介してダイ
オード接続のnpn型トランジスタ7のコレクタ
(ベース)が接続される。このトランジスタ7の
エミツタは抵抗器8を介して接地端子9に接続さ
れる。これら抵抗器2〜6の各接続点には異なる
スレツシヨールド電圧VS1,VS2,VS3,VS4が得
られる。
また、これら抵抗器2〜6の各接続点はそれぞ
れnpn型トランジスタ10〜13の各ベースに接
続される。これらトランジスタ10〜13の各コ
レクタは電源端子1に共通接続される。そして、
各エミツタはそれぞれnpn型トランジスタ14〜
17の各コレクタに接続される。これらトランジ
スタ14〜17は定電流回路をなすものである。
すなわち、トランジスタ14〜17の各ベースが
ともに上述のトランジスタ7のベース(コレク
タ)に接続され、各エミツタが抵抗器18〜21
を介してそれぞれ接地される。ここで、抵抗器1
8〜21の抵抗値を同一とし、トランジスタ14
〜17の各コレクタ・エミツタ・パスには同一の
定電流Iが流れるようにする。
トランジスタ10〜13にはマルチエミツタの
npn型トランジスタ22が差動接続される。すな
わち、トランジスタ22の4つのエミツタがそれ
ぞれトランジスタ10〜13のエミツタと共通接
続される。このトランジスタ22のベースは入出
力端子23に直接に接続され、そのコレクタが
pnp型トランジスタ24のエミツタ・コレクタ・
パスを介して電源端子1に接続される。
トランジスタ24は他のpnp型トランジスタ2
5,26とともにカレントミラー回路をなし、こ
のトランジスタ24がその入力がわ、トランジス
タ25,26がその出力がわとなる。すなわち、
トランジスタ25,26のエミツタ・コレクタ・
パスが直列接続され、トランジスタ25のベース
が自らのコレクタおよび入力がわのトランジスタ
24のベースにともに接続される。そしてトラン
ジスタ26のベースがトランジスタ24のコレク
タに接続されるのである。
トランジスタ26のコレクタはマルチエミツタ
のトランジスタ22のベースに帰還接続される。
さらに、このトランジスタ26のコレクタは抵抗
器27を介して補助電源端子28に接続されると
ともに、npn型トランジスタ29のコレクタ・エ
ミツタ・パスおよび抵抗器30の直列回路を介し
て接地端子9に接続される。そして、トランジス
タ29のベースが上述のトランジスタ14〜17
と同様にトランジスタ7のベース(コレクタ)に
接続される。ただし、抵抗器30の抵抗値を抵抗
器18〜21の抵抗値の半分とし、これによりト
ランジスタ29のコレクタ・エミツタ・パスを流
れる電流が2Iとなるようにする。なお、補助電源
端子28には電源端子1の電源電圧VCCの半分の
電圧1/2VCCが供給されるものとし、抵抗器27
の抵抗値をRとする。これら補助電源端子28お
よび抵抗器27はほぼ接地レベルから電源電圧
VCCのレベルにわたる広い範囲で出力電圧を可変
させるためのものである。このことは、のちに詳
述する。
つぎにこの実施例の動作について第2図および
第3図をも参照しながら説明する。なお、第3図
の電流源31はトランジスタ24,25,26か
らなるカレントミラー回路の出力がわを示し、定
電流源32はトランジスタ29に対応するもので
ある。
まず、入出力端子23にVio<VS1の入力信号
Vioが入力されたとする。この場合、トランジス
タ10〜13がオンとなり、トランジスタ22は
オフとなる。この結果、トランジスタ22のコレ
クタ電流はゼロとなる。そうすると、電流源31
の電流Ixもゼロとなり(第2図のnがゼロとな
る)、この結果、補助出力端子28から定電流源
32に流れ込む電流Iyは2Iとなり、この結果、入
出力端子23の出力電圧は1/2VCC−2IRとなる。
つぎに、VS1<Vio<VS2の入力信号Vioが入力さ
れたとする。そうすると、トランジスタ10〜1
2は依然オンとままとなる反面トランジスタ13
がオフする。そして、これに応じてトランジスタ
24,22,17および抵抗器21を介して定電
流Iが流れることになる。そうすると、電流源3
1に流れる電流IxはIとなり(第2図のnが1と
なる)、補助出力端子28から定電流源32に流
れ込む電流IyはIとなり、入出力端子23の出力
電圧は1/2VCC−IRとなる。
同様に、入力信号VioがVS2<Vio<VS3,VS3
Vio<VS4およびVS4<Vioになると、電流Iyは、そ
れぞれゼロ、−I,−21となり、出力電圧はそれ
ぞれ1/2VCC,1/2VCC+IR,1/2VCC+2IRとなる。
ところで、本例では、出力電圧1/2VCC−2IR,
1/2VCC−IR,1/2VCC,1/2VCC+IRおよび1/2VCC
+2IRがそれぞれスレツシヨールド電圧VS1〜VS4
に対して第3図にしめすようにしている。すなわ
ち、そのように電流値I、抵抗値R等を設定す
る。したがつて、入力信号Vioがスレツシヨール
ドレベルVS1より大とすると、出力電圧が1/2VCC
−IRとなり、入力信号Vioを取り除いたのちも、
入出力端子23がわがスレツシヨールド電圧VS1
より大となり続ける。したがつて、1/2VCC−IR
が維持される。同様に入力信号Vioがそれぞれス
レツシヨールド電圧VS2,VS3,VS4より一旦大に
なると、出力電圧として1/2VCC,1/2VCC+IR,
1/2VCC+2IRが維持される。このことは入力信号
Vioが離散的に記憶されることを意味する。
出力電圧が高レベルとなつているときに、入力
信号Vioとして低レベルのものを供給したときに
は、出入力端子23、換言すればトランジスタ2
2のベースがその入力信号Vioのレベルまで強制
的に下げられるので、それまでの電圧保持が解除
される。そして新たな入力信号Vioに応じた出力
電圧が保持されることになる。
なお、本例では出力電圧をほぼ接地レベルから
電源電圧VCCまでの広範囲にわたつて可変させる
ことができる。すなわち、中間の出力電圧の値を
1/2VCCとしているため、2IRをほぼ1/2VCCとすれ
ば、最も大なる出力電圧の値1/2VCC+2IRをほぼ
VCCにでき、逆に最も小なる出力電圧の値1/2VCC
−2IRをほぼゼロにできるのである。
つぎに、本例の使用態様について説明しよう。
第4図は本例電圧選択回路40を4個のゴム接
点方式の押ボタンスイツチ41〜44と併用した
場合を示す。この第4図例では、電源電圧VCC
抵抗器45〜48で分圧し、各分圧電圧V1,V2
V3,V4をスイツチ44〜41を介して電圧選択
回路40に供給している。ここで、V1,V2
V3,V4を VS1<V1<VS2<V2<VS3<V3<VS4<V4 となるようにしている。したがつて、スイツチ4
4を押圧操作して一旦電圧選択回路40がわに電
圧V1を供給すれば、以降入出力端子23には1/2
VCC−IRが維持される。同様にスイツチ43,4
2,41を操作すれば1/2VCC,1/2VCC+IR,1/2
VCC+2IRを記憶させることができる。このよう
にして得た出力電圧はたとえば音量調整用の制御
信号として用いうる。
第5図は2個のゴム接点方式の押ボタンスイツ
チ51,52を用いて第4図例と同様の効果を得
ようとする場合を示す。この第5図例では抵抗器
53およびコンデンサ54からなる充電回路にス
イツチ51を介挿し、他の抵抗器55およびコン
デンサ53からなる放電回路にスイツチ52を介
挿している。たとえばスイツチ51を押圧し続け
るとコンデンサ54のホツトがわの電位は第6図
に示すように順次スレツシヨールドレベルVS1
VS4を超えるようになる。したがつて、スイツチ
51の押圧操作の時間に応じて出力電圧を可変さ
せることができる。この場合にスイツチ51をオ
フにしても出力電圧が保持されることはもちろん
である。なお、出力電圧を小さくしていきたいと
きには他のスイツチ52を押圧操作すればよい。
このことは容易に理解できるであろう。
第7図も第5図例と同様に2つのゴム接点方式
の押ボタンスイツチ61,62を用いる場合を示
す。本例では押ボタンスイツチ61,62を操作
するたびに正、負のパルスがコンデンサ63に供
給されて、入出力端子23の出力電圧を1ステツ
プずつ上昇または下降させることができる。
以上述べたように、本考案電圧選択回路によれ
ば、入力信号レベルが複数の異なるスレツシヨー
ルドレベルのいずれまで上まわるかを複数の差動
増幅器によつて比較し、上まわつたスレツシヨー
ルドレベルを超える電圧を入力信号がわに帰還し
ている。したがつて、入力信号に応じた電圧を選
択的に保持することができる。しかも、差動増幅
器やカレントミラー回路等で簡易に構成しうる利
点がある。また、IC化も容易である。
本考案電圧選択回路をゴム接点方式のスイツチ
と併用すれば可変抵抗器を削減でき、コストやス
ペースフアクタの上で実効がある。
本考案は上述実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電圧選択回路の一実施例を示す
回路図、第2図および第3図は第1図例の説明
図、第4図、第5図および第7図は第1図例の異
なる使用例をそれぞれ示す回路図、第6図は第5
図使用例を説明するタイムチヤートである。 10〜13,22は差動増幅器をなすトランジ
スタ、23は入出力端子、24〜26はカレント
ミラー回路をなすトランジスタ、27は入出力端
子23に帰還する電圧を形成する抵抗器である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の差動増幅器の各一方のトランジスタのベ
    ースにそれぞれ異なる電圧の電圧源を接続し、各
    他方のトランジスタのベースを共通接続するとと
    もにこれら各他方のトランジスタのコレクタを共
    通接続するようになし、これら共通接続されたコ
    レクタの出力電流をカレントミラー回路を介して
    抵抗に供給し、この抵抗の両端に得られる電圧を
    上記共通接続されたベースに帰還するとともに、
    上記共通接続されたベースに瞬時的に所定電圧の
    入力電圧を供給し、上記入力電圧の大きさに依存
    して、上記他方のトランジスタが導通する上記差
    動増幅器の数が変化するようになし、上記入力電
    圧が開放されたときに上記抵抗の両端に上記入力
    電圧に依存した所定の電圧が保持されるようにし
    た電圧選択回路。
JP4218882U 1982-03-25 1982-03-25 電圧選択回路 Granted JPS58147017U (ja)

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JP4218882U JPS58147017U (ja) 1982-03-25 1982-03-25 電圧選択回路

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JP4218882U JPS58147017U (ja) 1982-03-25 1982-03-25 電圧選択回路

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Publication Number Publication Date
JPS58147017U JPS58147017U (ja) 1983-10-03
JPH0413695Y2 true JPH0413695Y2 (ja) 1992-03-30

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JPH0642252Y2 (ja) * 1985-06-12 1994-11-02 日本電気株式会社 定電圧回路

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JPS58147017U (ja) 1983-10-03

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