JPH0413655A - 2―ニトロトルエン―4―スルホン酸の製造方法 - Google Patents

2―ニトロトルエン―4―スルホン酸の製造方法

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JPH0413655A
JPH0413655A JP11827190A JP11827190A JPH0413655A JP H0413655 A JPH0413655 A JP H0413655A JP 11827190 A JP11827190 A JP 11827190A JP 11827190 A JP11827190 A JP 11827190A JP H0413655 A JPH0413655 A JP H0413655A
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JP
Japan
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gas
reaction
nitrotoluene
ont
temperature
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Pending
Application number
JP11827190A
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English (en)
Inventor
Kazuhito Kono
江野 一仁
Tadao Nakai
中井 忠男
Kazuhiko Hayakawa
和彦 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/02Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof
    • C07C303/04Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof by substitution of hydrogen atoms by sulfo or halosulfonyl groups
    • C07C303/06Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof by substitution of hydrogen atoms by sulfo or halosulfonyl groups by reaction with sulfuric acid or sulfur trioxide

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本願発明は、2−ニトロトルエン(以下、ONTと略記
する)を原料とし、So3ガスを使用する着色が少なく
収率の良い2−ニトロトルエン4−スルホン酸(以下、
ONT酸と略記する)の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
これ迄ONTを100℃付近の温度で発煙硫酸にてスル
ホン化してONT酸を製造する方法が広〈実施されてき
た。
この方法は多量の廃酸、塩析操作を行う場合には食塩を
含有する廃酸を多量に副生じ、その処理の為の費用と手
間が大きな問題となっている。
かかる発煙硫酸を使用する製造方法の欠点を解決するた
めSOlを使用する方法が開発されてきた。
例えば、英国特許CB2170195号には液状SO8
を使用するスルホン化が開示されている。 このプロセ
スは不活性ガスで希釈したS03ガスを吹き込む様な方
法でスルホン化を実施した場合に発生することが予測さ
れるONTの飛散ロスを防止するために、液状S03を
使用するものである。 更に、副生ずるスルホンの量を
抑制する目的で硫酸アンモニウム、炭酸ナトリウムの様
な無機塩を反応開始前に添加しておき、スルホン化を1
00℃付近の温度で行った後、必要に応して活性炭を使
用し脱色精製することによりONT酸を製造するもので
ある。
(発明が解決しようとする課題〕 本願発明は、結晶化や不溶融性固体化等の変化が生じ易
く、取り扱いが面倒な液状SO1を使用せず、取り扱い
が容易なS O3ガスを使用して、飛散ロスや副反応物
の生成を抑制し高収率で着色の少ないONT酸をONT
のスルホン化により製造する方法を提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕 本願発明者は、ONTを不活性ガスで希釈したS03ガ
スを使用してONT酸を製造する方法について種々検討
した結果、濃度を3〜10%に不活性ガスで希釈したS
03を使用し、ONTに対し理論量の少なくとも50%
の5oilを導入する迄は30〜60℃の温度範囲に反
応温度を保持し、その後SO,ガスを理論量の103〜
110%迄導入し、更に反応終了の前に少なくとも15
分間90〜120℃に保持してスルホン化を行う方法を
発明した。
更に、本願発明の方法により反応中のONTの飛散や副
反応生成量及び着色の少ないONT酸が得られること、
又反応前にONT中に2〜15%の硫酸を含有させて反
応することにより、−層色調の良いONT酸が得られる
ことを知り本願発明を完成させた。
本願発明で使用するS03ガスは発煙硫酸の蒸留、液状
S Osの蒸発、硫酸プラントからのいわゆるコンバー
ターガスのいずれでも良く、又希釈のために使用する不
活性ガスは乾燥空気等公知の不活性ガスが使用可能であ
る。
ONTに吹き込むSO,ガスはS O’s濃度3〜10
%に調製し使用するが、SO,ガス濃度を10%以上に
濃くしていくと濃度上昇に見合ってONT酸の色調悪化
が起こり好ましくない。
又、SO,ガス濃度を3%以下に希釈することはスルホ
ン化反応終了までに長時間を要するばかりでなく、飛散
ロスの増加の一因ともなり好ましくない。
反応温度は、理論量の少なくとも50%のS03を導入
する迄は30〜60℃の温度範囲に保持する。
スルホン化反応は発熱反応であるため30℃以下に保持
するのは工業的に有利でなく又、30℃以下にしても格
別の有用な効果は得られない。
反応温度が60℃を越え高温になればなる程ONTの飛
散ロスは増加し、又色調も悪化する等好ましくない結果
となる。
反応温度は30〜60’C,好ましくは35〜50℃の
範囲に保持する。
スルホン化反応物を経時的に分析していきSO3導入量
(溶解SO3と結合SO3の合計りが理論量の103〜
110%になった時、S03ガスの吹き込みを停止する
SO1導入量が103%未満であると最終的に未反応O
NTが残存し易くなり好ましくない。
又、110%を越えて導入すると色調が悪化するばかり
でなく、スルホンやジスルホン等の副生成物の生成量が
増加してくる。
スルホン化反応を終了する前に15分間以上反応混合物
の温度を90〜120℃に保持する。
この時90℃以下では未反応○NTが製品に残存し易く
、120℃以上では色調悪化等好ましくない変化が起き
易い。
この温度を90〜120℃1好ましくは100〜110
℃に保持する方法は、S03導入量が理論量の50%を
越えた後、徐々に昇温してこの温度範囲に保持する方法
でも良く、又例えばSOz導入量を90%迄は40℃に
保ち、90%で急速に昇温して105℃で所定量の50
3を導入後、反応完結を分析により確認してスルホン化
反応操作終了とする方法でも良い。
所定量のSOzを導入する迄、例えば40〜45℃の温
度に保持し、S03導入終了後急速に昇温しで、例えば
100〜105℃で1時間保持する様な方法が最も効果
的である。
90〜120℃の温度範囲に保つ時間は15分以上であ
れば良く、2時間以上保持する必要はない。
残存ONTをできるだけ少なくし、色調悪化を防ぐには
30〜90分が適当である。
かくしてONTに対し理論量の103〜110%に相当
するS03を、濃度を最適に調製したS03ガス(3〜
10%)の状態で30〜60℃という比較的低温で導入
し、導入の後半乃至導入終了直後に90〜120℃に1
5分以上保持して反応を終了する方法により、着色の少
ないONT酸を高い収率で製造することが可能となった
スルホン化反応終了後、反応物は90℃以下の温度で水
溶液とし不溶分を分類した後、例えばONT酸濃度50
%に調製し製品とする。
必要に応じ、更に塩析操作を行い、ウェットケーキとす
ることもできる。
又、S03ガスをONT中に吹き込む前にONT中に硫
酸を2〜15重量%含有させることにより一層着色の少
ないONT酸を得ることができるこの時含有させる硫酸
は100%硫酸を添加しても良いが発煙硫酸中の硫酸、
S03との反応により硫酸となる水又は濃硫酸の如き水
と硫酸の混合物の形でONTに加えることができる。
含有させる硫酸の量は2%以下では得られるONT酸の
色調が添加しない場合と殆ど変わりがなく、又15%以
上では製品中の残存硫酸分が多くなり好ましくない。
〔作用〕
このようにして廃酸を多量に副生ずる発煙硫酸や、取り
扱いが容易でない液状硫酸を使用せず、SO,ガスを使
用する方法により着色の少ない即ち、染料中間体として
好ましくない不純物含有量の少ないONT酸を好収率で
得る方法が開発された。
以下に実施例を示し本願発明を更に詳しく説明する。
実施例 1 ガス吹き込み管を具備したスルホン化反応槽中に、乾燥
空気をガス吹き込み管よりゆるやかに吹き込みながら、
ONT  1370部を仕込み、攪拌しつつ8容量%の
SO3ガスを吹き込んだ。
8%S03ガスは硫酸プラントの転化器から出てくるい
わゆるコンバーターガスを乾燥空気で希釈して8%に調
製して使用した。
反応温度は37〜40℃の範囲内に保持した。
S03ガス吹き込み中一定時間間隔で反応混合物の分析
を行いONTの反応率が94%に達した点よりガス吹き
込み速度をそれまでの約1/2に低下させ、5O1NI
A人量が理論量の106.8%の点迄吹き込み、S03
ガスの吹き込みを停止した。 次いで乾燥空気をガス吹
き込み管よりゆるやかに流しながら反応混合物の温度を
100℃迄昇温し、100〜102℃に40分間保持し
た。
反応混合物を80〜90℃の温度で水に溶解した後、不
溶解骨をろ過により分類した。
得られたONT酸水溶液の濃度を調製し、色調の良好な
50%ONT酸水溶液を得た。
この50%ONT酸水溶液を分析した結果、硫酸含有量
は2.3%(ONT酸に対し4.6%)であり、ONT
酸の収率は95.3%であった。
ONTの飛散ロスは約2,53%であり、液体クロマト
グラフ分析値では未反応ONT含有量は0゜1%以下で
あった。
実施例 2 ONTに6%の98%硫酸を添加した以外は実施例−1
と同様にしてONTのスルホン化を実施した。
このものの50%ONT酸水溶液の硫酸含有量は4.2
%(ONT酸に対し8.4%)であり、実施例=1より
更にやや色調が良好であった。
尚、ONT酸収率は96.0%であった。
比較例 1 反応温度をSO,ガス吹き込み開始時から終了を経て4
0分間の攪拌終了迄105〜110℃に保持した以外は
実施例−1と同様にしてONTのスルホン化を行った。
得られた50%水溶液の色調は実施例−1の場合よりも
劣り、更にONT酸収率は85.5%に低下した。
収率低下の大部分はONTの飛散ロスによるものであっ
た。
比較例 2 反応温度をSO,ガス吹き込み開始時から吹き込み終了
を経て40分間の攪拌終了迄37〜40℃に保持した以
外は実施例=1と同様にしてONTのスルホン化を行っ
た。
得られた50%水溶液の分析をしたところ、ONT酸に
対し0.31%の未反応ONTが残存していることが判
明した。
比較例 3 液状S O3の気化蒸発により得られるS03ガスを乾
燥空気で希釈して、SO3濃度約20%としこれをON
T  137部に吹き込みONTのスルホン化を行った
反応温度等は実施例−1と同様に行った。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2−ニトロトルエンを不活性ガスで希釈したSO
    _3ガスにてスルホン化して2−ニトロトルエン−4−
    スルホン酸を製造するに当り、不活性ガスにより濃度3
    〜10容量%に希釈したSO_3ガスを使用し、2−ニ
    トロトルエンに対し理論量の少なくとも50%のSO_
    3ガスを導入する迄は30〜60℃の温度範囲に反応温
    度を保ち、その後SO_3ガスを理論量の103〜11
    0%迄導入し、反応終了前に少なくとも15分間反応混
    合物の温度を90〜120℃に保持することを特徴とす
    る色調の改善された2−ニトロトルエン−4−スルホン
    酸の製造方法。
  2. (2)SO_3ガス導入前に2−ニトロトルエンに対し
    て2〜15重量%の硫酸を含有させることを特徴とする
    請求項第1記載の2−ニトロトルエン−4−スルホン酸
    の製造方法。
JP11827190A 1990-05-08 1990-05-08 2―ニトロトルエン―4―スルホン酸の製造方法 Pending JPH0413655A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102786445A (zh) * 2011-05-19 2012-11-21 中国科学院大连化学物理研究所 一种生产间硝基苯磺酸的方法和设备
CN114031525A (zh) * 2021-11-10 2022-02-11 武汉青江化工黄冈有限公司 一种利用动态管式反应器连续制备对硝基甲苯邻磺酸的方法

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