JPS58180466A - ナフタレンスルホン酸の製造方法 - Google Patents

ナフタレンスルホン酸の製造方法

Info

Publication number
JPS58180466A
JPS58180466A JP6218782A JP6218782A JPS58180466A JP S58180466 A JPS58180466 A JP S58180466A JP 6218782 A JP6218782 A JP 6218782A JP 6218782 A JP6218782 A JP 6218782A JP S58180466 A JPS58180466 A JP S58180466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
naphthalene
reaction
sulfuric acid
inert gas
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6218782A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takizawa
滝沢 寛
Koji Nozaki
野崎 光二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Priority to JP6218782A priority Critical patent/JPS58180466A/ja
Publication of JPS58180466A publication Critical patent/JPS58180466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はβ−ナフタレンスルホン酸(以下β−NSと略
す)を主成分とするナフタレンスルホン酸(以下NSと
略す)の製造方法に関するものであり、更に詳しくは、
遊離硫酸、未反応ナフタレン及び亜硫酸ガスが極めて少
いβ−NSの製造方法に関する。
β−NSを主成分とするNSは、セメント分散剤、染料
、医薬、その他各種工業薬品などを製造する為の極めて
重要な中間物であることはよく知られている 1− 一般にNSは、#硫酸あるいは7発煙硫酸をスルホン化
剤とl−て、ナフタレン1モル当り4A e k 1.
2モル以上の過剰量用いて、160℃前後で2〜6時間
反応させて得るものであるが、反応の進行に能い水が生
成し2スルホン化剤としての硫酸#度が低下し、ある#
願になると反応が事実上、停止状態となった。この濃度
に達した時の硫酸を廃酸と称(−回収困難な廃酸を多量
に生じた。し、たがって、β−NS生成率を向上させ、
廃酸を減少さ仕る方法として、高ls度の硫酸をナフタ
レンに対して過剰1使用し、副生する水を減圧下あるい
は溶媒の共沸蒸留により反応系外から追い出す方法がと
られてきた。
ホン酸を分離するため種々の方法が行われてhる。
出させる塩析法、消石灰で中和し硫酸を水に難浴 2− 性の石膏として分離した後、スルホン酸のカルシウム塩
を炭酸ナトリウムでナトリウム塩に置換するライミング
ンーデーション法、未反応硫酸をイオン交換樹脂により
除去するイオン交換樹脂法、および不活性有機溶媒を用
いて分離する方法が知られている。
しかし、酸析法では、析出し−た結晶が微細な結晶の為
、p過分離が困難であり、かつ多量の酸性廃水処理の問
題がある。塩析法では、分離物中に添加1.た塩が混入
しでくる欠点があり、ライミングソーデーション法でt
よ、削土する石膏及び炭酸業的には、工程が複雑で経済
性が悪匹という欠点を有していた。
本発明者らは、上記の如く煩雑かつ不経済なスルホン化
物から硫酸を除去する操作を実施しなくても、遊離硫酸
及び未反応ナフタレンが極めて少いβ−Isを主成分と
するNSの製造法を見い出すべく鋭意努力し7た結果本
発明に到達した。
本発明は、ナフタレンとスルホン化剤とを反応せしめる
スルホン化反応中またはスルホン化反応後に不活性ガス
を吹込むことを特徴とするβ−NSを主成分とするNS
の製造方法である。
すなわち、本発明によればナフタレンとスルホン化剤と
を前者1モル当り後者を硫酸換算で0.8〜1.2モル
の比率で使用してスルホン化を行う際又はスルホン化反
応後好ましくは、スルホン化液を13()〜170℃と
して下記の不活性ガスを反応液中にバブリングあるいは
反応液の表面上を通過せしめることによりβ−NSを主
成分とするNSを廃酸が全く生じないかまたは、その量
が極めて少い状態で得ることができる。
本発明において、ナフタレンは、純品が好ましいが、本
発明の効果を損わない範囲でアルキルナフタレン等を含
んでいても良い 本発明において、スルホン化剤は、濃硫酸、発煙硫酸、
無水硫酸等であり好ましくは発煙硫酸、無水硫酸である
本発明において不活性ガスとしては、乾燥空気、炭酸ガ
ス、窒素、ヘリウム、アルゴン等のガスを用いる。本発
明における不活性ガスは上記のものに制限されるもので
なくスルホン化反応に悪影響を及ぼさずかつ非凝縮性の
ガスを意味している。
本発明において、不活性ガスを導入する時のスルホン化
反応器の内圧を真空度10+amHrまでの減圧下で行
って良いが、経済性からは、大気圧に近い方が好ましい
。又場合によっては0.2Ky/ctIGの加圧下で行
ってもよい。
本発明の方法によるNSの製造は次のようにして行う。
ナフタレン1モル当り、スルホン化剤’t−i e ト
して0.8〜1.2モル、好ましくは0.95〜1.0
5モルを80〜120℃の溶融ナフタレンに滴下あるい
は導入する。この場合、発煙硫酸は濃度5〜75重量%
で用いるが好゛ましぐ、無水硫酸は前記不活性ガスで希
釈して濃度2〜90容f?*%で用いるのが好まi〜い
スルホン化剤のナフタレンに対するモル比が0.8未満
のときは未反応ナフタレンが多く好ましくなく、1.2
を超えると、未反応硫酸が多く、高真空を必要と1〜、
経済性が悪い。
その後反応温度を150〜160℃とし、2〜6時間反
応を行い、次にスルホン化液温を130〜170℃に保
ち0.5〜3時間不活性ガスを反応液中にバブリングあ
るいは反応液の表面上を通過せしめる。
必要に応じて、系内を大気圧以下の減圧として不活性ガ
スを吹込み、β−NSを主成分とするNSを得る。
不活性ガス吹込み時の液温が130℃未満であると、廃
酸が多く残り170℃を超えると、β−Is以外の副生
物が多くなる。
またα−ナフタレンスルホン酸の混入が望ましくない場
合は、不活性ガス吹込み前に乾燥スチー。
ムを吹込んでα−ナフタレンスルホン酸を加水分解によ
り脱スルホン酸を行って除去[−てもよい。
本発明においては、硫酸を除去する操作を実施しなくて
も、遊離硫酸、亜硫酸ガス及び未反応ナフタレンが極め
て少いβ−msを主成分とするNSを得ることができる
。又未反応のナフタレンは容易に回収することができ、
原料として再使用できる。
本発明の製造法によるfflホン酸は精製することなく
、セメント分散剤、医薬、染料、その他いう煩雑かつ不
経済な後処理が解消される。
次に実施例及び比較例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明は何らこれらに限定されるものではない
。以下において俤は重jl俤を表わす1、 実施例1 還流コンデンサー、攪拌機、温度計、及び等圧滴下ロー
トを備付けた反応器に結晶ナフタレン256 r (2
,0モル)を仕込み、加熱溶融下で25%発煙硫酸18
5 fI(2,0モル)を徐々に滴下L、更に昇温し内
温160℃で6時間の反応を行ったが、途中の4時間か
ら6時間迄の間、乾燥空気を毎分2tの速度で反応器空
間部に導入したところ、硫酸分0.9チ及び未反応ナフ
タレン0.3%を含有しβ−NSを主成分とするスルホ
ン化液約410 rを得九。
すなわち、このエアレーションで未反応ナフタレン、遊
離硫酸分、水分及び亜硫酸ガスが反応系外に逃散したが
、同時に白色光沢性のある結晶ナフタレン約25vを定
1的に回収し再び原料として使用出来た。
実施例2 実施例1と同一の反応器に結晶ナフタレン256F (
2,0モル)を仕込み、加熱溶融下で50%発煙硫酸1
671(硫酸として1.9モル)を徐々に滴下し、内温
を150℃に昇@後、同温度で6時間の反応を行ったが
、途中の4時間から6時間迄の間、実施例1と同様にエ
アし−ションを行ない、遊離4jA酸分0.7%及び未
反応ナフタレン0.3%のβ−NSを主成分とするスル
ホン化液約3901を得た。
また、光沢性の結晶ナフタレン約271を回収し再び原
料と(〜で使用出来た。
実施例3 還流コンデンサー、攪拌機、温度計、無水硫酸の蒸発及
び混合希釈装置を備付けた反応器に結晶ナフタレン25
6 r (2,(1モル)を仕込み、加熱溶融下で同装
置から発生する50谷t%濃度のガス状無水硫酸160
 f (2,0モル)を導入し、更に内温150℃に昇
温後、同温度で6時間反応させた。5時間以降から乾燥
空気を毎分12の速度で反応器空間部に導入したところ
、遊離硫酸分0.3%及び未反応ナフタレン0.2%の
β−NSを主成分とするスルホン化液約3851を得た
実施例4 実施例1と同様にして、ナフタレン256 t (2,
0七ル)を仕込み、加熱溶融下で80〜90℃で25俤
発煙硫酸185 f (H,SO2とし2て2.0 モ
ル)を徐々に滴下し、その後昇温し内温を160℃に昇
温後、同温度で4時間反応せしめた後、同温度で窒素を
毎分2tの速度で反応液中に導入し、2時間バブリング
を行ったところ硫酸分0.5%及び未反応ナフタレン0
.2 %のβ−NSを主成分とするスルホン化液約40
01を得た。
実施例5 実施例1と同様にして、ナフタレン256 t (2,
0モル)を仕込み、加熱溶融し、120〜130℃の温
度で98%硫酸228 f (H2BO3として2.2
8 モル)を−9−−− 1時間要[〜て添加後、1時間で160℃に昇温し、同
温度で3時間反応せしめた。、その後20調Hrの減圧
下、160℃で乾燥窒素にて3時間バブリングを行った
ところ、遊離硫酸分2.2%及び未反応ナフタレン0.
5%スルホン化Q405tを得た。
対比例1 実施例1と同一の反応器に結晶ナフタレン256? (
2,0モル)を仕込み加熱溶融下で5チ発煙硫酸185
 f (2,0モル)を徐々にm丁l−1内温を160
℃とし、同温度で6時間反応しβ−NSを主成分とする
スルホン化液約44ofを得たが、遊離硫酸分及び未反
応ナフタレンはそれぞれ1.8%及び5.8%であった
対比例2 実施例3と同一の反応器に結晶ナフタレン256Vを仕
込み、加熱溶融下で混合希釈装置から発生する関容量チ
濃度のガス状無水硫酸160 ? (2,0モル)を反
応容器内に徐々に導入(2、更に内温160℃に昇温後
、同温度で反応し一1β−NSを主成分とするスルホン
化液約414 fを得たが、遊離硫−10= 酸及び未反応ナフタレンはそれぞれ1.2 %及び2.
0係であった。
対比例3 実施例1と同一の反応器に結晶ナフタレン256Vを仕
込み、加熱溶融下で98チ硫酸210 y (硫酸とし
て2.1モル)を徐々に滴下し、内@160℃に昇温後
、高温度で6時間反応しβ−NSを主成分とするスルホ
ン化液約436fを得たが、遊離硫酸5襲及び未反応ナ
フタレン4.0チを含有するスルホン化液であった。
出 願 人  日本曹達株式会社 代  理  人   伊   藤   晴   2同 
     横   山   吉   美11−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、 ナフタレンとスルホン化剤とを反応せしめるスル
    ホン化反応中またはスルホン化反応後に不活性ガスを吹
    込むことを特徴とするβ−ナフタレンスルホン酸を主成
    分とするナフタレンスルホン酸の製造方法。
JP6218782A 1982-04-14 1982-04-14 ナフタレンスルホン酸の製造方法 Pending JPS58180466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6218782A JPS58180466A (ja) 1982-04-14 1982-04-14 ナフタレンスルホン酸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6218782A JPS58180466A (ja) 1982-04-14 1982-04-14 ナフタレンスルホン酸の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58180466A true JPS58180466A (ja) 1983-10-21

Family

ID=13192879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6218782A Pending JPS58180466A (ja) 1982-04-14 1982-04-14 ナフタレンスルホン酸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58180466A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103360285A (zh) * 2013-07-09 2013-10-23 安阳市双环助剂有限责任公司 一种分散剂mf的生产工艺
CN103613519A (zh) * 2013-12-06 2014-03-05 安阳市双环助剂有限责任公司 一种分散剂xy的生产方法
CN103664710A (zh) * 2013-12-26 2014-03-26 浙江闰土研究院有限公司 一种无喹啉分散剂的制备方法
CN112457222A (zh) * 2020-11-20 2021-03-09 广东众和化塑股份公司 一种2,7-萘二磺酸的制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103360285A (zh) * 2013-07-09 2013-10-23 安阳市双环助剂有限责任公司 一种分散剂mf的生产工艺
CN103613519A (zh) * 2013-12-06 2014-03-05 安阳市双环助剂有限责任公司 一种分散剂xy的生产方法
CN103664710A (zh) * 2013-12-26 2014-03-26 浙江闰土研究院有限公司 一种无喹啉分散剂的制备方法
CN112457222A (zh) * 2020-11-20 2021-03-09 广东众和化塑股份公司 一种2,7-萘二磺酸的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11161808B1 (en) Cyclic process for producing taurine from monoethanolamine
CN1810780A (zh) 一种制备甲基磺酸的方法
SU1342419A3 (ru) Способ получени 6-метил-3,4-дигидро-1,2,3-оксатиазин-4-он-2,2-диоксида в виде его калиевой соли
US6864388B2 (en) Process for preparing salts of methallylsulfonic acid
JPS58180466A (ja) ナフタレンスルホン酸の製造方法
US4937387A (en) Processes for preparing diaryl sulfones
CN112209853A (zh) 一种n,n’-二环己基碳二亚胺的合成方法
US3872166A (en) Improvement in the recovery of glyoxylic acid
US4686097A (en) Process for the removal of the residual sulfuric acid from the reaction mixture produced in the sulfoxidation of paraffins
JPH09227498A (ja) 高純度フルオロアルキルスルホン酸無水物の製造方法
JP2000302748A (ja) スルホンイミドの精製方法
JPS6340184B2 (ja)
US4242275A (en) Process for the preparation of isomer-free toluene-4-sulfonic acid
EP0280725B1 (en) Improvement for processes for preparing diaryl sulfones
US4631342A (en) Process for producing 5-fluorouracil
JPS63243066A (ja) 2−アミノエタンスルホン酸の製造方法
JP2000128854A (ja) アクリルアミドアルカンスルホン酸塩の製造方法
US2692279A (en) Process for the sulfonation of benzene
EP0298289A2 (en) A process for the preparation of hydroxybenzoic acid
JPS6284053A (ja) β−ナフタレンスルホン酸の製造方法
EP1491528A1 (en) Process for producing 4,4-bisphenol sulfone
JPS5834469B2 (ja) クロルベンゼンスルホクロリドの製造方法
US4855503A (en) Preparation of P,P'-oxybis(aniline)
SU654542A1 (ru) Способ переработки раствора солей щелочных металлов вакуум-карбонатной сероочистки промышленных газов
KR910002281B1 (ko) 베타-레조시놀산의 제조방법