JP3003287B2 - N−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウムの製法 - Google Patents
N−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウムの製法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、界面活性剤,pH緩衝
剤等の原料として有用なN−アルキルアミノエタンスル
ホン酸ナトリウムを高品質で得るための製造プロセスに
関する。
剤等の原料として有用なN−アルキルアミノエタンスル
ホン酸ナトリウムを高品質で得るための製造プロセスに
関する。
【0002】
【従来の技術】商業的に生産されているN−アルキルア
ミノエタンスルホン酸ナトリウム中には、有機不純物と
してイセチオン酸ナトリウム,エチレングリコール,エ
タンジスルホン酸ナトリウム及びN−アルキルアミノビ
ス(エタンスルホン酸ナトリウム)が、無機不純物とし
て主に硫酸ナトリウムが、またその他の各種未知化合物
が含有されている。
ミノエタンスルホン酸ナトリウム中には、有機不純物と
してイセチオン酸ナトリウム,エチレングリコール,エ
タンジスルホン酸ナトリウム及びN−アルキルアミノビ
ス(エタンスルホン酸ナトリウム)が、無機不純物とし
て主に硫酸ナトリウムが、またその他の各種未知化合物
が含有されている。
【0003】N−アルキルアミノエタンスルホン酸やそ
のナトリウム塩は各種の用途に使用されているが、中で
もヘアケア製品,ボディシャンプー等人体に直接的に接
触するような商品の原料として用いられる場合、製品中
に含有される不純物の種類や量はできる限り低レベルに
保たれることが望まれる。
のナトリウム塩は各種の用途に使用されているが、中で
もヘアケア製品,ボディシャンプー等人体に直接的に接
触するような商品の原料として用いられる場合、製品中
に含有される不純物の種類や量はできる限り低レベルに
保たれることが望まれる。
【0004】また現状市場に出回っている製品は濃度が
40重量%前後であるが、輸送コスト面等からは更に高
濃度であることが望まれている。しかしながら商業的に
入手可能な該製品の不純物レベルはかなり高く、N−ア
ルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム40重量%以
上の濃度にすると、水への溶解度が比較的小さい有機電
解質並びに無機電解質等の結晶析出により白濁化や相分
離が起こる。そのため製品のハンドリングトラブル等を
招き製品価値が著しく損なわれる。製品N−アルキルア
ミノエタンスルホン酸ナトリウムに対し、品質面で要求
される項目として、色相,色度等の外観及び臭い等があ
げられるが、以上の説明から明らかなように高純度であ
ることがより望まれている。
40重量%前後であるが、輸送コスト面等からは更に高
濃度であることが望まれている。しかしながら商業的に
入手可能な該製品の不純物レベルはかなり高く、N−ア
ルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム40重量%以
上の濃度にすると、水への溶解度が比較的小さい有機電
解質並びに無機電解質等の結晶析出により白濁化や相分
離が起こる。そのため製品のハンドリングトラブル等を
招き製品価値が著しく損なわれる。製品N−アルキルア
ミノエタンスルホン酸ナトリウムに対し、品質面で要求
される項目として、色相,色度等の外観及び臭い等があ
げられるが、以上の説明から明らかなように高純度であ
ることがより望まれている。
【0005】N−アルキルアミノエタンスルホン酸ナト
リウムを精製することは、この化合物のもつ物理的・化
学的性質の上から容易ではない。精製法の一つに、該有
機スルホン酸ナトリウムに対し鉱酸を加えスルホン酸型
にして、一旦晶析で取り出し各種不純物を除去する方法
が開示されている(西独特許第1122540号,第1
157234号,特開昭61−22061号公報)。こ
れらの方法では高純度品が得られるものの、硫酸ナトリ
ウム等の無機塩が大量に生成するためそれらを分離除去
する装置及び操作が必要となる。更に、無機塩に付着す
る有機物に起因する新たな廃棄物処理対策が必要とな
る。以上のように、新たな精製工程の付加は設備費の増
大を招き、またプラント運転時の固体取扱い操作等の煩
雑さも避けられない。
リウムを精製することは、この化合物のもつ物理的・化
学的性質の上から容易ではない。精製法の一つに、該有
機スルホン酸ナトリウムに対し鉱酸を加えスルホン酸型
にして、一旦晶析で取り出し各種不純物を除去する方法
が開示されている(西独特許第1122540号,第1
157234号,特開昭61−22061号公報)。こ
れらの方法では高純度品が得られるものの、硫酸ナトリ
ウム等の無機塩が大量に生成するためそれらを分離除去
する装置及び操作が必要となる。更に、無機塩に付着す
る有機物に起因する新たな廃棄物処理対策が必要とな
る。以上のように、新たな精製工程の付加は設備費の増
大を招き、またプラント運転時の固体取扱い操作等の煩
雑さも避けられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】安価で且つ品質的に優
れたN−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウムを
工業的に生産するためには、該物質を製造する反応工程
で極力副反応物の生成を抑制する反応の最適化が望まれ
る。
れたN−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウムを
工業的に生産するためには、該物質を製造する反応工程
で極力副反応物の生成を抑制する反応の最適化が望まれ
る。
【0007】本発明者らは、不純物量が少なく高品質
で、且つ高濃度のN−アルキルアミノエタンスルホン酸
ナトリウム水溶液を得るべく、個々の反応工程を見直し
プロセスの改良を検討した結果、本発明を完成するに至
った。
で、且つ高濃度のN−アルキルアミノエタンスルホン酸
ナトリウム水溶液を得るべく、個々の反応工程を見直し
プロセスの改良を検討した結果、本発明を完成するに至
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、重亜硫酸
ナトリウム,酸化エチレン,及びアルキルアミンを主原
料としN−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム
を製造するに際し、 a)pH4.4以上に調整された重亜硫酸ナトリウム水
溶液に対し、酸化エチレンを酸化エチレン/重亜硫酸ナ
トリウムモル比が0.95〜1.05となるように導入
し、80℃以下の温度で反応を行いイセチオン酸ナトリ
ウム水溶液を製造する b)亜硫酸塩及び重亜硫酸塩成分の合計含有量がイセチ
オン酸ナトリウムに対し1.0重量%以下(SO2換
算)である上記イセチオン酸ナトリウム水溶液に対しア
ルキルアミンを、アルキルアミン/イセチオン酸ナトリ
ウムモル比が8〜20となるように加え150〜300
℃の温度にて反応を行いN−アルキルアミノエタンスル
ホン酸ナトリウムを製造する c)得られた反応混合物より未反応アルキルアミンを、
該反応混合物の液温175℃以下で、蒸留により回収す
る d)更に、目的とする製品N−アルキルアミノエタンス
ルホン酸ナトリウム濃度以上となるよう水を蒸留除去し
濃縮を行う e)析出する固体を濾過する 以上a)〜e)の操作より成る高品質N−アルキルアミ
ノエタンスルホン酸ナトリウム水溶液の製造方法であ
る。
ナトリウム,酸化エチレン,及びアルキルアミンを主原
料としN−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム
を製造するに際し、 a)pH4.4以上に調整された重亜硫酸ナトリウム水
溶液に対し、酸化エチレンを酸化エチレン/重亜硫酸ナ
トリウムモル比が0.95〜1.05となるように導入
し、80℃以下の温度で反応を行いイセチオン酸ナトリ
ウム水溶液を製造する b)亜硫酸塩及び重亜硫酸塩成分の合計含有量がイセチ
オン酸ナトリウムに対し1.0重量%以下(SO2換
算)である上記イセチオン酸ナトリウム水溶液に対しア
ルキルアミンを、アルキルアミン/イセチオン酸ナトリ
ウムモル比が8〜20となるように加え150〜300
℃の温度にて反応を行いN−アルキルアミノエタンスル
ホン酸ナトリウムを製造する c)得られた反応混合物より未反応アルキルアミンを、
該反応混合物の液温175℃以下で、蒸留により回収す
る d)更に、目的とする製品N−アルキルアミノエタンス
ルホン酸ナトリウム濃度以上となるよう水を蒸留除去し
濃縮を行う e)析出する固体を濾過する 以上a)〜e)の操作より成る高品質N−アルキルアミ
ノエタンスルホン酸ナトリウム水溶液の製造方法であ
る。
【0009】以下本発明について詳細に説明する。
【0010】酸化エチレンと重亜硫酸ナトリウムとの反
応によるイセチオン酸ナトリウム製造においては、pH
4.4以上、好ましくは4.5〜5.0に調整された重
亜硫酸ナトリウム水溶液が用いられる。pH4.4未満
で反応を開始させるとエチレングリコール副生量が多く
なる。pHが5を越える領域より反応を開始させても有
機不純物の生成面からは特に問題はなく、この条件を選
択採用しても実質的には何等差支えはない。但し、反応
終了時点で系中のアルカリ濃度が高くなり後の工程にお
いて過剰に存在するアルカリ分を除去する操作が必要と
なり何等有利な点は見出だせない。
応によるイセチオン酸ナトリウム製造においては、pH
4.4以上、好ましくは4.5〜5.0に調整された重
亜硫酸ナトリウム水溶液が用いられる。pH4.4未満
で反応を開始させるとエチレングリコール副生量が多く
なる。pHが5を越える領域より反応を開始させても有
機不純物の生成面からは特に問題はなく、この条件を選
択採用しても実質的には何等差支えはない。但し、反応
終了時点で系中のアルカリ濃度が高くなり後の工程にお
いて過剰に存在するアルカリ分を除去する操作が必要と
なり何等有利な点は見出だせない。
【0011】酸化エチレンは、重亜硫酸ナトリウムに対
しモル比で0.95〜1.05、好ましくは0.99〜
1.03の範囲で使用される。酸化エチレンが多すぎる
と、過剰量の酸化エチレンに由来する水溶性有機不純物
の副生量が多くなる。一方少なすぎる場合、過剰の亜硫
酸塩成分は次工程において好ましくない副反応物の生成
原因となる。
しモル比で0.95〜1.05、好ましくは0.99〜
1.03の範囲で使用される。酸化エチレンが多すぎる
と、過剰量の酸化エチレンに由来する水溶性有機不純物
の副生量が多くなる。一方少なすぎる場合、過剰の亜硫
酸塩成分は次工程において好ましくない副反応物の生成
原因となる。
【0012】反応温度は80℃以下、好ましくは40〜
70℃である。温度が高すぎるとエチレングリコール副
生量が増加し、また低すぎるとエチレングリコール副生
量は抑制できるものの十分な反応速度が得られず反応完
結に長時間を要す。
70℃である。温度が高すぎるとエチレングリコール副
生量が増加し、また低すぎるとエチレングリコール副生
量は抑制できるものの十分な反応速度が得られず反応完
結に長時間を要す。
【0013】以上のようにして得られたイセチオン酸ナ
トリウム水溶液は、次工程にてアルキルアミンとの反応
に供され、目的とするN−アルキルアミノエタンスルホ
ン酸ナトリウムへ転化される。この反応においては、イ
セチオン酸ナトリウム水溶液中に存在する亜硫酸塩成分
(重亜硫酸イオン及び亜硫酸イオン)が1重量%以下好
ましくは0.5重量%以下(SO2換算,対イセチオン
酸ナトリウム重量基準)であることが肝要である。亜硫
酸塩成分はエタンジスルホン酸ナトリウム副生を引き起
こし、製品保存安定性等の低下を招く。例えばメチルア
ミンとイセチオン酸ナトリウムの反応によりN−メチル
アミノエタンスルホン酸ナトリウムを製造する場合、該
亜硫酸塩及び重亜硫酸塩成分の合計含有量が1重量%の
とき、エタンジスルホン酸ナトリウムの副生量は約2.
5%(対N−メチルアミノエタンスルホン酸ナトリウム
重量基準)となる。この値は、現状市場に出回っている
製品と比較するとほぼ同一レベルもしくはそれ以下であ
るが、更に高品質製品を得るには、不純物含有レベルを
より低減することが望ましい。より好ましくは該亜硫酸
及び重亜硫酸塩成分の合計含有量が0.5重量%以下で
あるイセチオン酸ナトリウム水溶液を使用することが望
まれる。即ちエタンジスルホン酸ナトリウム副生量は約
1.5重量%(対N−メチルアミノエタンスルホン酸ナ
トリウム重量基準)以下となり、このような条件選択は
最終製品品質の上から極めて好ましいといえる。
トリウム水溶液は、次工程にてアルキルアミンとの反応
に供され、目的とするN−アルキルアミノエタンスルホ
ン酸ナトリウムへ転化される。この反応においては、イ
セチオン酸ナトリウム水溶液中に存在する亜硫酸塩成分
(重亜硫酸イオン及び亜硫酸イオン)が1重量%以下好
ましくは0.5重量%以下(SO2換算,対イセチオン
酸ナトリウム重量基準)であることが肝要である。亜硫
酸塩成分はエタンジスルホン酸ナトリウム副生を引き起
こし、製品保存安定性等の低下を招く。例えばメチルア
ミンとイセチオン酸ナトリウムの反応によりN−メチル
アミノエタンスルホン酸ナトリウムを製造する場合、該
亜硫酸塩及び重亜硫酸塩成分の合計含有量が1重量%の
とき、エタンジスルホン酸ナトリウムの副生量は約2.
5%(対N−メチルアミノエタンスルホン酸ナトリウム
重量基準)となる。この値は、現状市場に出回っている
製品と比較するとほぼ同一レベルもしくはそれ以下であ
るが、更に高品質製品を得るには、不純物含有レベルを
より低減することが望ましい。より好ましくは該亜硫酸
及び重亜硫酸塩成分の合計含有量が0.5重量%以下で
あるイセチオン酸ナトリウム水溶液を使用することが望
まれる。即ちエタンジスルホン酸ナトリウム副生量は約
1.5重量%(対N−メチルアミノエタンスルホン酸ナ
トリウム重量基準)以下となり、このような条件選択は
最終製品品質の上から極めて好ましいといえる。
【0014】本発明の方法で得られるイセチオン酸ナト
リウムは亜硫酸ナトリウムや重亜硫酸ナトリウムの含有
量が低減されているが、その含有量が充分に低減されて
いない場合は、例えば空気等の酸素含有ガスと十分接触
させるか、或いは過酸化水素や過硫酸アルカリ金属塩等
の各種酸化剤を加え酸化処理することにより、亜硫酸成
分を硫酸イオンへ転化させ無害化することができる。
リウムは亜硫酸ナトリウムや重亜硫酸ナトリウムの含有
量が低減されているが、その含有量が充分に低減されて
いない場合は、例えば空気等の酸素含有ガスと十分接触
させるか、或いは過酸化水素や過硫酸アルカリ金属塩等
の各種酸化剤を加え酸化処理することにより、亜硫酸成
分を硫酸イオンへ転化させ無害化することができる。
【0015】該イセチオン酸ナトリウムとの反応に供さ
れるアルキルアミンは、C1〜C8のアルキル基やシク
ロアルキル基を有すモノアルキルアミン類である。具体
的には、メチルアミン,エチルアミン,プロピルアミ
ン,ブチルアミン,シクロヘキシルアミン等が例示され
る。その使用量はイセチオン酸ナトリウムに対し5〜3
0倍モル、好ましくは8〜20倍モルである。
れるアルキルアミンは、C1〜C8のアルキル基やシク
ロアルキル基を有すモノアルキルアミン類である。具体
的には、メチルアミン,エチルアミン,プロピルアミ
ン,ブチルアミン,シクロヘキシルアミン等が例示され
る。その使用量はイセチオン酸ナトリウムに対し5〜3
0倍モル、好ましくは8〜20倍モルである。
【0016】反応温度は150〜300℃、好ましくは
190〜270℃である。
190〜270℃である。
【0017】この反応においては、十分なイセチオン酸
ナトリウム転化率を得ることが高品質品を得るために必
要不可欠であり、そのための反応時間は好ましい温度範
囲において3〜10時間である。またその時、反応圧は
50〜100Kg/cm2Gとなる。次に、未反応アル
キルアミンを蒸留、即ち一般的にはフラッシュ蒸留によ
り留去する。ここでは、該反応混合物の温度175℃以
下にて操作実施することが重要となる。温度が高すぎる
とN−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウムの分
解反応が起こるため、望ましくない副生物の量が増加し
品質低下を引き起こす。以上のようにして得られたN−
アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム水溶液を更
に目的とする製品濃度以上に濃縮する。このとき、含有
不純物の析出による固体の発生が見られる場合、それら
は遠心分離等の簡単な操作により除去される。またこの
際の固体発生量も少量である。
ナトリウム転化率を得ることが高品質品を得るために必
要不可欠であり、そのための反応時間は好ましい温度範
囲において3〜10時間である。またその時、反応圧は
50〜100Kg/cm2Gとなる。次に、未反応アル
キルアミンを蒸留、即ち一般的にはフラッシュ蒸留によ
り留去する。ここでは、該反応混合物の温度175℃以
下にて操作実施することが重要となる。温度が高すぎる
とN−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウムの分
解反応が起こるため、望ましくない副生物の量が増加し
品質低下を引き起こす。以上のようにして得られたN−
アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム水溶液を更
に目的とする製品濃度以上に濃縮する。このとき、含有
不純物の析出による固体の発生が見られる場合、それら
は遠心分離等の簡単な操作により除去される。またこの
際の固体発生量も少量である。
【0018】この操作の後、得られた濾液に水を添加し
所望の濃度に調整し製品N−アルキルアミノエタンスル
ホン酸ナトリウム水溶液とする。また得られた濾液をそ
のまま製品とすることもできる。例えば、製品濃度40
重量%以上とするときは、45重量%以上、好ましくは
50重量%以上まで濃縮し、硫酸ナトリウム,エタンジ
スルホン酸ナトリウム等の析出不純物を除去する。
所望の濃度に調整し製品N−アルキルアミノエタンスル
ホン酸ナトリウム水溶液とする。また得られた濾液をそ
のまま製品とすることもできる。例えば、製品濃度40
重量%以上とするときは、45重量%以上、好ましくは
50重量%以上まで濃縮し、硫酸ナトリウム,エタンジ
スルホン酸ナトリウム等の析出不純物を除去する。
【0019】本発明の対象となるN−アルキルアミノエ
タンスルホン酸ナトリウムは、一般的にC1〜C8のア
ルキル基及びシクロアルキル基を有すものであって、例
えばN−メチル,N−エチル,N−プロピル,N−ブチ
ル,N−シクロヘキシル等のアミノエタンスルホン酸ナ
トリウムが例示される。
タンスルホン酸ナトリウムは、一般的にC1〜C8のア
ルキル基及びシクロアルキル基を有すものであって、例
えばN−メチル,N−エチル,N−プロピル,N−ブチ
ル,N−シクロヘキシル等のアミノエタンスルホン酸ナ
トリウムが例示される。
【0020】
【発明の効果】本発明の方法によって製造されたN−ア
ルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム水溶液は、不
純物含量が非常に低レベルであるため、本質的に精製工
程を必要としない非常に経済性に優れた製造プロセスを
提供できる。製品中の硫酸ナトリウム及びエタンジスル
ホン酸ナトリウムは水溶液中では析出しやすく、製品の
経時安定性を損なう好ましくない化合物である。その点
本発明の製造プロセスによって得られる製品は、N−ア
ルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム濃度50重量
%以上の高濃度品としても貯蔵安定性に優れている。ま
たN−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム濃度
60重量%の高濃度水溶液も取得可能であり、製品の高
濃度化による輸送コストの低減化も期待できる。
ルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム水溶液は、不
純物含量が非常に低レベルであるため、本質的に精製工
程を必要としない非常に経済性に優れた製造プロセスを
提供できる。製品中の硫酸ナトリウム及びエタンジスル
ホン酸ナトリウムは水溶液中では析出しやすく、製品の
経時安定性を損なう好ましくない化合物である。その点
本発明の製造プロセスによって得られる製品は、N−ア
ルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム濃度50重量
%以上の高濃度品としても貯蔵安定性に優れている。ま
たN−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウム濃度
60重量%の高濃度水溶液も取得可能であり、製品の高
濃度化による輸送コストの低減化も期待できる。
【0021】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
なお、実施例中の濃度はすべて重量%である。
が本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
なお、実施例中の濃度はすべて重量%である。
【0022】実施例1 市販の重亜硫酸ナトリウム粉末2777gを水5149
gに溶解し、24%水酸化ナトリウム水溶液96.2g
を加え、液のpHを4.5に調整した。ヨウ素滴定によ
りSO2含量を測定したところ23.18%であった。
gに溶解し、24%水酸化ナトリウム水溶液96.2g
を加え、液のpHを4.5に調整した。ヨウ素滴定によ
りSO2含量を測定したところ23.18%であった。
【0023】得られた重亜硫酸ナトリウム水溶液795
4gを電磁攪拌式の10リットルオートクレーブ中に仕
込み、反応系内を窒素置換した。加熱攪拌を開始し内容
液温度を40℃とした後、圧力容器に採取した酸化エチ
レン1303gを反応温度が50〜60℃になるように
制御しつつ2時間かけて断続的に窒素で圧入した。その
後1時間熟成を行った。得られた反応混合物を液体クロ
マトグラフィーにより分析したところイセチオン酸ナト
リウムを45.4%,エチレングリコールを0.44
%,硫酸ナトリウムを0.20%含んでいた。未反応亜
硫酸塩及び重亜硫酸塩成分はイセチオン酸ナトリウムに
対し0.3%(SO2換算)であった。
4gを電磁攪拌式の10リットルオートクレーブ中に仕
込み、反応系内を窒素置換した。加熱攪拌を開始し内容
液温度を40℃とした後、圧力容器に採取した酸化エチ
レン1303gを反応温度が50〜60℃になるように
制御しつつ2時間かけて断続的に窒素で圧入した。その
後1時間熟成を行った。得られた反応混合物を液体クロ
マトグラフィーにより分析したところイセチオン酸ナト
リウムを45.4%,エチレングリコールを0.44
%,硫酸ナトリウムを0.20%含んでいた。未反応亜
硫酸塩及び重亜硫酸塩成分はイセチオン酸ナトリウムに
対し0.3%(SO2換算)であった。
【0024】得られたイセチオン酸ナトリウム水溶液1
845g及び40%メチルアミン水溶液6154gを電
磁攪拌式の10リットルオートクレーブに仕込み250
℃にて4時間反応させた。このとき反応圧力は75kg
/cm2Gであった。反応終了後反応混合物を170℃
まで冷却した後、オートクレーブのバルブを開放し未反
応メチルアミンを留去した。反応混合物からのメチルア
ミンの蒸留回収が完結した後、反応液をオートクレーブ
より抜き出し、単蒸留用の高さ30cmのガラスビーズ
充填カラムと温度計及び攪拌機を取り付けた10リット
ル丸底フラスコに移し、常圧下更に水を留去し系外へ除
きつつ濃縮を行った。内容液温度118℃となったとこ
ろで濃縮操作を終え、室温まで放冷した。次いで、析出
した不純物を遠心濾過により除去した。
845g及び40%メチルアミン水溶液6154gを電
磁攪拌式の10リットルオートクレーブに仕込み250
℃にて4時間反応させた。このとき反応圧力は75kg
/cm2Gであった。反応終了後反応混合物を170℃
まで冷却した後、オートクレーブのバルブを開放し未反
応メチルアミンを留去した。反応混合物からのメチルア
ミンの蒸留回収が完結した後、反応液をオートクレーブ
より抜き出し、単蒸留用の高さ30cmのガラスビーズ
充填カラムと温度計及び攪拌機を取り付けた10リット
ル丸底フラスコに移し、常圧下更に水を留去し系外へ除
きつつ濃縮を行った。内容液温度118℃となったとこ
ろで濃縮操作を終え、室温まで放冷した。次いで、析出
した不純物を遠心濾過により除去した。
【0025】得られた濾液を液体クロマトグラフィーに
より分析したところ、N−メチルアミノエタンスルホン
酸ナトリウム59.8%,N−メチルアミノビス(エタ
ンスルホン酸ナトリウム)1.1%,エチレングリコー
ル0.54%,エタンジスルホン酸ナトリウム0.44
%,硫酸ナトリウム0.26%及びイセチオン酸ナトリ
ウム0.29%を含むものであった。
より分析したところ、N−メチルアミノエタンスルホン
酸ナトリウム59.8%,N−メチルアミノビス(エタ
ンスルホン酸ナトリウム)1.1%,エチレングリコー
ル0.54%,エタンジスルホン酸ナトリウム0.44
%,硫酸ナトリウム0.26%及びイセチオン酸ナトリ
ウム0.29%を含むものであった。
【0026】この溶液に水を加えN−メチルアミノエタ
ンスルホン酸ナトリウム濃度57.0%に調製した。室
温下1カ月間の貯蔵安定性テストの結果、白濁等の発生
は見られず、非常に良好な安定性を示した。
ンスルホン酸ナトリウム濃度57.0%に調製した。室
温下1カ月間の貯蔵安定性テストの結果、白濁等の発生
は見られず、非常に良好な安定性を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−22061(JP,A) 特開 平4−21666(JP,A) 特開 平5−1020(JP,A) 特許168774(JP,C1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 303/02 C07C 309/14
Claims (1)
- 【請求項1】重亜硫酸ナトリウム,酸化エチレン,及び
アルキルアミンを主原料としN−アルキルアミノエタン
スルホン酸ナトリウムを製造するに際し、 a)pH4.4以上に調整された重亜硫酸ナトリウム水
溶液に対し、酸化エチレンを酸化エチレン/重亜硫酸ナ
トリウムモル比が0.95〜1.05となるように導入
し、80℃以下の温度で反応を行いイセチオン酸ナトリ
ウム水溶液を製造する b)亜硫酸塩及び重亜硫酸塩成分の合計含有量がイセチ
オン酸ナトリウムに対し1.0重量%以下(SO2換
算)である上記イセチオン酸ナトリウム水溶液に対しア
ルキルアミンを、アルキルアミン/イセチオン酸ナトリ
ウムモル比が8〜20となるように加え150〜300
℃の温度にて反応を行いN−アルキルアミノエタンスル
ホン酸ナトリウムを製造する c)得られた反応混合物より未反応アルキルアミンを、
該反応混合物の液温175℃以下で、蒸留により回収す
る d)更に、目的とする製品N−アルキルアミノエタンス
ルホン酸ナトリウム濃度以上となるよう水を蒸留除去し
濃縮を行う e)析出する固体を濾過する。以上a)〜e)の操作よ
り成る高品質N−アルキルアミノエタンスルホン酸ナト
リウム水溶液の製造方法。
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