JPH0413624A - ピロキシカム含有局所投与用医薬組成物 - Google Patents

ピロキシカム含有局所投与用医薬組成物

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JPH0413624A
JPH0413624A JP2254025A JP25402590A JPH0413624A JP H0413624 A JPH0413624 A JP H0413624A JP 2254025 A JP2254025 A JP 2254025A JP 25402590 A JP25402590 A JP 25402590A JP H0413624 A JPH0413624 A JP H0413624A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、運動系の疾病及び傷害(スポーツ傷害、リュ
ーマチ形態系)の際に局所に用いられる、ピロキシカム
含有医薬組成物に関する。
従来の技術及び解決すべき問題点 ピロキシカム(4−ヒドロキシ−2−メチルN−2−ピ
リジル−2H−1,2−ベンゾチアジン−3−カルボキ
サミド−1,1−ジオキシド)、オキシカム(ジヒドロ
チアジン誘導体)の族に属する物質は、非ステロイド抗
すューマチ剤/消炎剤(NSAR)及び鎮痛剤、例えば
傷害及び抜歯用として長年の間知られてきた(DE−P
S l 943265参照)。しかしながら、その高い
効力と長期間の効果にもかかわらず、その経口投与は、
N5ARの副作用、例えば胃腸出血、心臓及び腎臓作用
に対する傷害を伴う(例えばファルマジー・イン・ウン
ゼラ・ツアイト13(1984)17?、185参照)
従って、副作用を避けるか又は減少させるために、特に
局所傷害又は運動系の疾病の場合に、局所投与による経
口投与を補うことが要望される。
局所投与、即ち長期間の皮膚への投与には、有動物質と
して消炎剤を含有する薬剤硬膏が提案された(DE−A
−3344691,3347277,3347278参
照)。
EP−A−0331382には、有効物質の外に、例え
ばピロキシカム、及びl−アルキルアザシクロへブテン
−2−オンの族からの水性溶媒系、浸透増強剤を含む、
経皮流を増加させる経皮投与用組成物が記載されている
日本公開特許出願JP5913714(8413714
)から、ピロキシカム含有抗炎症及び無病覚症組成物、
例えばD/W軟膏基剤を有する軟膏の形で、カルボキシ
ビニルポリマー、エタノール、プロピレングリコール、
ジェタノールアミン、2−ヒドロキシエチルセルロース
エーテル、ポリビニルピロリドン及び水を含むものが既
知である。
EP−B−0101178には、有効な消炎量のピロキ
シカム、10ないし50重量%の低級アルカノール、ゲ
ル形成量のカルボキシビニルポリマー、5ないし40重
量%の多価アルコール及び水中にピロキシカムを溶解さ
せる量の少なくとも一つのアルカノールアミンを含む、
水性系でのゲル軟膏の形の局所消炎薬が記載されている
プロピレングリコール、エチル及びイソプロピルアルコ
ール中にピロキシカムを含む、親水性基剤、例えば上述
の水中油ゲル軟膏形又はゲル中の局所投与用非ステロイ
ド抗リューマチ剤、例えばピロキシカムのかかる処方は
、それらが、水可溶性の系として、容易に水で洗い落と
すことかでき、さらに臭いがなく非油脂性であるという
長所を有する。
ピロキシカムはレモンイエロー色の一水和物を形成する
。この水和物はピロキシカムよりも溶けにくく、従って
約2−8のpH範囲で、ピロキシカムの水性溶液は黄色
ピロキシカム−水和物を晶出することから、準安定と考
えるべきである。それ故、親水性基剤中にピロキシカム
を含有する既知の処方、例えば局所投与に適したO/W
クリームは、長期間の貯蔵で黄色の一水和物に変化する
ピロキシカムの性質のために、それらは黄色になるとい
う欠点がある。この不安定性、又さらに変色に−より生
ずる魅力のない外観のために、これらの処方はしばしば
消費者に拒否される。
EP−A−0179430には、ピロキシカム−水和物
をO/Wクリーム中に含んだ、ピロキシカム含有製剤が
記載されている。
親水性基剤での処方は、一般に有効物質が皮膚によく与
えられるという特徴がある。
しかしながら、局所用の親水性基剤を基にした処方、例
えばゲル又はO/Wクリームは、皮膚を乾燥させるとい
う欠点がある。
本発明の目的、構成及び効果 本発明の目的は、上記の欠点(不安定性による変色、皮
膚の乾燥)がもはやなく、長期間保存しても安定で、し
かも皮膚の外用に容易且つ再現性のある手段で適用しう
る局所用のピロキシカム含有医薬組成物を提供すること
である。
この目的は親油性の油中水(Wlo)系に有効物質を含
有する組成物によって解決できることが明らかになった
それ故、本発明の要旨は、油相中に有効物質としてピロ
キシカムを含有し、そして所望により安定剤保存剤/及
び/又は通常製薬上不活性成分及び/又は担体を含有す
ることを特徴とする、油中水(Wlo)エマルジョンを
基本とする局所投与用の、請求項1の医薬組成物である
本組成物の好ましい修飾は、請求項2ないし20の要旨
である。
油中水エマルジョンを基本とする本発明の組成物は、脂
肪相に直接混合することにより、脂肪相にピロキシカム
を含有する。この方法によればピロキシカムは水から速
やかに分離され、長期間すぐれた安定性を示す製剤が得
られる。これまでの通常の局所投与用ピロキシカム含有
製剤に比へ、本発明の製剤は、浸透増強剤の混合によっ
て皮膚吸収を最高にでき、少なくとも同等の良好な抗リ
ューマチ/抗炎症作用を有する。例えばクリームの形で
の本発明の医薬製剤は、視覚上の変化、例えば黄変を全
く示すことなく、長期間すぐれた安定性を示す。本製剤
はたとえ長期にわたって適用してもうろこ形成やアレル
ギー症状を起こすことがない。スキンケア特性は一般に
0ZVJ系のものより優れている。
油中水エマルジョンを基本とする本発明の組成物は、軟
膏、クリーム、ペースト又はエマルジョンの形とするこ
とができ、これらの形の間の変化はよどみがない。通常
の定義に従って、本発明の組成物は、ペースの形をとっ
た場合、例えば粉末成分、例えば適合した医薬補助成分
及び/又は添加剤(上記用語の定義及び相違については
、レムプズ・「ヘミ−・レキシコン」、第8訂正版参照
)を含有する。
脂肪相を作る成分として、本発明の医薬形成(軟膏、ペ
ースト、エマルジョン及び特にクリーム)に通常の脂肪
相成分を用いることができ、特に皮膚痛薬の製薬に通常
の成分を用いうる。脂肪相基剤(軟膏基剤)の製剤用の
主成分として、本発明によれば、好ましくはポリエチレ
ン及び鉱油を基本とするポリエチレンワックスディスパ
ージョンが適用される。例えばポリコス(商標)20(
クロツGmbH,4054ネツテタルから入手可能)で
ある。さらに本発明の好ましい脂肪相成分(油成分とし
て)は、トリグリセリド、好ましくは中鎖のC8ないし
Cl0−トリグリセリド、例えばミグリオール(商標)
812(ダイナミツト・ノーベル。
トロイスドルフから入手可能)及び/又は2−オクチル
ドブシノールである。本発明の組成物は、好ましくはポ
リエチレンワックスディスパージョンと中鎖トリグリセ
リドの混合物を含有する。さらに脂肪相(油相)は、通
常の添加成分、例えば乳化剤、安定剤、抗酸化剤、浸透
増強剤、浸透促進剤、可溶化剤、保存剤、エマルジョン
安定剤等を含有する。
本発明によれば、ありきたりのW10乳化剤が乳化剤と
して用いられ、好ましくは非電解乳化剤、例えば高級脂
肪アルコール及びステロールアルコール、多価アルコー
ルの部分脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンのソルビ
トールエステル、ポリオキシエチレンの脂肪アルコール
エーテル、ポリグリセロールの脂肪酸エステルが用いら
れる。適合した乳化剤を選択するのは、特にHLB値(
親水性親油性比)によってなされ、例えば典型的にはW
10エマルジョンで用いられる、基本的にはHLB値が
3から10l特に3から6が適用される(エル、フオイ
グト「レールブック・デア・ファルマツオイテイッンエ
ン・テクノロジー」フエルラーク・ケミ−ヴアインハイ
ムーニュー・ヨーク1979年出版、35B−366頁
;ピー、フックス及びピー、スピエイサ−1「ファルマ
ツオイテイッシェ・テクノロジー」ゲオルグ・ンーメ・
フォルラーク、スツットガルト1978年出版。
300−305頁参照)。
本発明によれば、乳化剤として特に好ましいものは、グ
リセリンソルビタンオレオステアレート(グリセリンお
よびソルビタンのそれぞれの無水物を含んだものとオレ
オステアリン酸の部分エステルの混合物で、種々の量の
他の脂肪酸を含有することができる)、例えばアーラセ
ル(商標)481(1(j社から人手可能)である。
本発明によれば、ブチルヒドロキシアニソール(例えば
エンバノックス(商標)BHA)は安定剤/抗酸化剤と
して好ましいものであり、脂質可溶活性成分に親皮膚傾
向を与える浸透増強剤として、好ましくは2−オクチル
ドデカノール、例えばオイタノール(商標)G(ヘンケ
ル社、ジュッセルドルフから入手可能)が含まれ、モし
て/又は皮膚及び経皮治療(例えばジェイ・ベーターセ
ンージーマン、「ファルマッオイテイッシェ・ツァイノ
ングJ134(1989)1031−1032  参照
)用の浸透促進剤及び例えばプロピレングリコール及び
/又は中鎖トリグリセリド、例えばミグリオール(商標
)812が含まれる。
保存剤としては、ソルビン酸が好ましく、特にソルビン
酸とプロピレングリコールの混合物がよい。エマルジョ
ン安定剤としては、硫酸マグネシウム六水和物が好まし
い(エッチ・ジー・ウォルフ、「ファルマツオイティッ
シェ・ツアイシング」133(198B)32参照)。
上記成分の外に、本発明の組成物は、さらに成分、例え
ばp)(値を調節するためのもの、光遮蔽剤、光沢剤、
色素、湿潤剤、香料及び/又はさらにこのような医薬製
剤に通常用いられる担体を含有することができる。本発
明の組成物の保存は、密閉容器中、冷却下、光を防止し
て適宜に行いうる。
ピロキシカムの濃度は、本発明の医薬組成物がW10エ
マルジョンを基本としている製剤形による。一般に、本
発明の組成物は、ピロキシカムを0.2ないし5重量%
、好ましくは0.5ないし1重量%含有する。本発明の
組成物の特に好ましい実施態様は、0.5ないし1重量
%のピロキシカムを含むW10クリームである。現実の
活性成分であるピロキシカムの外に、組成物は、所望に
よりさらに、本発明の範囲内でピロキシカムと適合しう
る医薬有効物質、例えば皮膚疾患(皮膚病)治療用の有
効物質、抗生物質、スルホンアミド、殺菌剤、コルチコ
イド、スキンケア剤及び/又は血流増強物(充血剤)、
例えばニコチン酸エステル(例えばニコチン酸ベンジル
)、サリチル酸エステル(例えばサリチル酸ボルニル)
、エクストラクタム・カブンキ・フルクタス(Extr
actum  Capsici  fructus) 
、エーテル油(例えば松葉油)を含有することができる
油相/水相比、及び油相と水相の個々の成分の形と量は
、特に本発明の組成物のタイプ(剤形)によるが、又、
有効物質の量及び意図する発明のタイプ(例えば損傷の
場合での短期間投与用又はリューマチ発現の場合での長
期間投与用)にもよる。
本発明の組成物の脂肪相(油相)は、好ましくはポリエ
チレンワックスディスパージョンの混合物(軟膏基剤と
して)、グリセリンソルビタンオレオステアレート(乳
化剤として)、2−オクチルドデカノール及び/又は好
ましくは8ないしIOの炭素原子を有する中鎖トリグリ
セリド(油成分として)及びブチルヒドロキシアニソー
ル(抗酸化剤として)を含む。本発明の組成物は、好ま
しくはこれらの成分を以下の量で含む。5ないし30%
軟膏基剤、5ないし25%乳化剤、それぞれ0.5ない
し15%の1又はそれ以上の油成分、0.005ないし
0.15%抗酸化剤(全組成物を基にした重量%に関連
した数量データ)。
本発明の組成物は好ましくはW10クリームの形である
。この場合、油相対水相の重量比は、便宜上は3対2で
ある。
水相は、好ましくはプロピレングリコール(湿潤剤、浸
透増強剤及び保存剤として)、ソルビン酸(保存剤とし
て)、硫酸マグネシウム(安定剤として)、所望により
香料油及び/又はさらに医薬担体及び/又はかかる組成
物に通常の添加物を含有する。水相は、好ましくは以下
の量の酸物を含有する。lないし20%湿潤剤/浸透増
強剤、001ないし0.2%保存剤、0.25ないし1
.0%安定剤及び20ないし60%精製水(全組成物を
基にした重量%)を含有する。
しかしながら、本発明組成物の個々の成分として名前を
挙げた上記物質は、又、かかる組成物に通常の他の物質
、特に以下の物質の1又はそれ以上によって置き換えた
り、あるいはそのような物質を補足できる。
軟膏基剤として:ラノリン、鉱油含有ポリエチレン、バ
ルミチン酸セチル、飽和トリグリセリド、オレオゲルD
AB9、白色ペトロラタム、黄色ペトロラタム、オシケ
ライト、固型パラフィン(ミクロワックス)と流動パラ
フィンの混合物。
乳化剤として: HLB値3から10l特に3から6の
W10乳化剤、たとえばグリセリン脂肪酸エステルの第
一級の混合物(たとえばグリセリンモノステアレート、
−パルミテート、ラウレート、ミリステート及び/又は
オレエート)又はグリセリンモノジ脂肪酸エステル(例
えばグリセリンジオレエート、グリセリンジステアレー
ト)。ソルビタン脂肪酸エステル(例えばソルビタンモ
ノオレエート、−セスキオレエート、−トリオレエート
、−ステアレート、−ラウレート、−ミリステート、−
パルミテート及び/又は−イソステアレート)。
油成分として:C1tCH@鎖長の飽和及び不飽和脂肪
アルコール、オレイン酸ニレイル、ポリオール脂肪酸エ
ステル、ステアリン酸イソオクチル、ラノリン酸ヘキシ
ル、アジピン酸ジ−n−ブチル、エルク酸オレイル、カ
プリル/飽和Cat  Cps脂肪アルコールのカプリ
ン酸エステル、ミリスチン酸ミリスチル、アジピン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸
イソプロピル、オレイン酸デシル、パルミチン酸2−エ
チルヘキシル、アジピン酸ジ(2−エチルヘキシル)、
天然油(例えばビーナツツ油、ジョジョバ油等)。
抗酸化剤として;α−トコフェロール(アセテート)、
ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル。
湿潤剤/浸透増強剤として:多価アルコール、例えばブ
タンジオール、グリセリン、ソルビトール、ペンタエリ
スリトール、キシリトール、保存剤として: PHBエ
ステル、ベンジルアルコール。
本発明の組成物の製造は、油中水エマルジョン、例えば
ペースト、軟膏、エマルジョンの形、特にW10クリー
ムの形の製造に自体通常の一般に既知の手段で行なうこ
とができる。これに関連して、活性成分(ピロキシカム
)は、好ましくは最初に油成分の部分量に分散させる。
目的にかなった実施態様では、まず適当な脂肪相を製造
し、次いでこれに活性成分(ピロキシカム)を混合し、
好ましくは加熱下に行なって油相を形成させる。次いで
投与の望ましい形に適した量の水(水相)を、撹拌下、
好ましくは安定なエマルジョンを形成するために乳化剤
の存在下に添加する。
中性保存剤を使用する場合は、水相は適当な酸で酸性p
H値(pH=2ないし5)に調整する。
このようなエマルジョンは、微生物の生育する可能性が
あるので、本発明の組成物は無菌状態に製造すること、
及び/又は保存加工することが有効である。製造工程の
ために、組成物の無菌化は、本発明の組成物及び薬物の
効能にとって、有効成分の一つの相から他相への相転移
は、そのような有意な役割を演することなく起こるかも
知れないので、例えば脂肪/油相を加熱することによる
簡単な手段で行なうことが可能である。
従って、本発明の要旨は、又、請求項21の、次いで水
相と均一化される油相に活性成分(ピロキシカム)が混
合されることを特徴とする本発明の組成物の製造法でも
ある。
この方法の目的にかなった形態は、請求項22の要旨で
ある。
ピロキシカムは、好ましくは中鎖C1ないしC10トリ
グリセリドに懸濁し、次いでこの懸濁液を、溶解した脂
肪相に撹拌・混合して油相を形成させる。脂肪相(油相
)及び水相の組成物は、好ましくは、脂肪相と水相用に
上で与えられた組成物と一致させる。
以下の実施例は、本発明の組成物及びその製造法を示す
が、本発明はこれらの実施態様に限定されるものでない
。上記ならびに下記において、パーセント及び数量デー
タは、他にことわらない限り重量を基にするものである
実施例1 015重量%ピロキシカムを含むW10クリームの調製 調製品:100g 成分                重量9ポリエチ
レンワツクスデイλバージ1ン(ボリコス20)20.
0 グリセリ ンーソルビタンオレオステアレート(アーラ
セル481)         11.02−オクチル
ードデ*l−ル(オイタI−ルG)         
   5.0ブチルヒドロキシアニソール (エムバノックスBHA)        0.01中
鎖トリグリセリド (ミグリノール)5.0 ピロキシカム             05プロピレ
ングリコール       10,0ソルビン酸   
          0.O1硫酸マグネシウム7H,
OO,07 香料油               0.09精製水
              46.6クリームは以下
のプロセス・ステップにより造られる。
1、上記の成分、ボリコス、アーラセル、オイタノール
、ミグリオール(4,09)とエムバノックスを、VA
容器中80℃で撹拌下に溶解し、アーラセルが完全に溶
解するよう特に注意を払う。
2、ソルビン酸をプロピレングリコールに約55℃で溶
解する。
3、水をVA容器中、65ないし70℃に加熱し、次い
で硫酸マグネシウムを溶かし、そののち2で調製したソ
ルビン酸溶液を撹拌・混合する。調製された水相の温度
は、65℃であるべきである。
4、ピロキシカムをミグリオール(1,09)中に高速
撹拌器で懸濁させ、次いで懸濁液を、溶解した脂肪相に
加えてすぐに撹拌する。
5.3で調製した水相を脂肪相に加えて乳化し均一化す
る。
6、真空下に冷却・撹拌し、次いで香料を40℃で加え
、次いで常圧下冷却撹拌し、そして28ないし32℃で
容器を空にする。
2バツチについて21ケ月以上の現在までの安定試験で
、わずかに黄変を示し、本発明の範囲を満たす。黄色の
ピロキシカム−水和物の形成によるO/Wクリーム中に
生じるような黄色汚点は認められない。継続安定試験は
W10クリームがピロキシカムに対し安定な薬剤形であ
ることを明らかにする。
実施例2 実施例1に記載した方法に従って以下の組成物を調製し
た。
調製品:1009 成分               重量9ラノリン ポリエチレンワックスディスパージ1ンミリλチン酸イ
ソプaピル ソルビタンセスキオレエート 白色ペトロラタム ピロキシカム ソルビトール溶液70% ソルビン酸 精製水 本組成物の安定試験は、実施例1 様の良好な結果を示す。
実施例3 実施例1に示した方法に従って、 を調製した。
調製品:1009 成分 ラノリン 鉱油 ポリエチレン ミリスチン酸イソプロピル 100O 15,0 6,5 16、O 1,0 6,5 0,15 39,85 の組成物と同 以下の組成物 重量9 1O1O 15,0 4,0 1O00 ソルビタントリオレエート       6.5白色ペ
トロラタム         100ピロキシカム  
          1.0プロピレングリコール  
      30ソルビン酸            
 0.15精製水              403
5本組成物の安定性は、実施例1及び2の組成物のそれ
と偏傾している。
実施例1で製造した「ピロキシカムークジーメ」(有効
濃度0.5重量%)を抗消炎効果について試験し、比較
調製品(0,5重量%のピロキシカムを含む、プロピレ
ングリコール、エチル及びベンジルアルコールからのゲ
ル)と比較した。
抗消炎効果をモルモット(グループ当りそれぞれ10動
物)のUV−誘発紅斑で試験した。
モルモットの背中の毛を剃った皮膚にUV−B−ライト
(280ないし315nm)を1分間当てて紅斑を生じ
させた。その後で各調製品の50119を共に照射部位
に適用した。
0.5%「ピロキシカムークジーメ」(本発明によるも
の)は、27.8%と60%の間の量により紅斑の強さ
を妨げた。最大抑制効果は投与後、2時間に起きた。比
較調製品(ゲル)は13.3%と66.7%の間の抑制
効果を明らかにし、最大は投与後1時間であって、コン
トロール群において紅斑は完全な強さには達しなかった
。試験時間後、比較調製品の抑制効果は、本発明の「ピ
ロキシカム〜クリーメ」よりもより弱い強度であった。
活性成分(ピロキシカム)1重量%を含む、本発明の「
ピロキシカムークリーメ」により、同様の抑制効果(2
2,2%と60.0%の間)を示し、最大は2時間であ
った。
投与後4時間0.5%「ピロキシカムークジーメ」処置
群、投与後3時間1%「ビロキシカムークジーメ」処置
群においてコントロール群(プラセボ群)に比べ、〉2
の紅斑成績の頻度の有意な低減が記録された。
上記実験で得られた結果は、本発明のW10クリームの
強力な消炎効果、さらに従来技術の比較調製品(ゲル)
の消炎効果よりも効力の持続に関してすぐれていること
を明白に示している。
それゆえ、本発明の要旨は、リューマチ、炎症の疾病の
処置用の抗リューマチ、消炎及び/又は抗炎症製剤とし
ての本発明の医薬組成物の用途でもある。
典型的な投与の型、用量及び回数は、主として疾病のひ
どさ及び患者の一般的状態によるが、皮ふの状態や感受
性にもよる。一般に、投与は、かかる組成物についての
普通の条件で行う。
特許出願人 ザギタ・アルツナイミッテル・ゲゼルシャ
フト・ミツト・ ベシュレンクテル・ハフラング

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、活性成分として油相中にピロキシカムを含有し、所
    望により安定剤、保存剤及び/又は通常の製薬上不活性
    な成分及び/又は担体を含有することを特徴とする、W
    /Oエマルジョンを基剤とする局所投与用医薬組成物。 2、油相にポリエチレンワックスディスパージョンを含
    有することを特徴とする、請求項1の組成物。 3、油相に中鎖トリグリセリド及び/又は2−オチクル
    ドデカノールを含有することを特徴とする、請求項1又
    は2の組成物。 4、乳化剤、安定剤、抗酸化剤、可溶化剤、浸透剤、浸
    透促進剤、保存剤、エマルジョン安定剤及び/又は香料
    を含有することを特徴とする、請求項1ないし3のいず
    れか1項の組成物。 5、グリセリン−ソルビタン−オレオステアレート、ブ
    チルヒドロキシアニソール、2−オチクルドデカノール
    、プロピレングリコール及び/又は硫酸マグネシウム六
    水和物を含有することを特徴とする、請求項4の組成物
    。 6、保存剤としてソルビン酸又はソルビン酸とプロピレ
    ングリコールの混合物を含有することを特徴する、請求
    項1ないし5のいずれか1項の組成物。 7、0.1ないし10重量%のピロキシカムを含有する
    ことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項の
    組成物。 8、0.2ないし5重量%、特に0.5ないし1重量%
    のピロキシカムを含有することを特徴とする、請求項7
    の組成物。 9、組成物がW/Oクリームの形であることを特徴とす
    る、請求項1ないし8のいずれか1項の組成物。 10、軟膏基剤としてポリエチレンワックスディスパー
    ジョン、ラノリン、白色ペトロラタム及び/又は鉱油を
    含むポリプロピレンを含有することを特徴とする、請求
    項1ないし9のいずれか1項の組成物。 11、油成分として中鎖トリグリセリド、2−オチクル
    ドデカノール及び/又はミリスチン酸イソプロピルを含
    有することを特徴とする、請求項1ないし10のいずれ
    か1項の組成物。 12、乳化剤として3から6のHLB値を有する1又は
    それ以上の乳化剤を含有することを特徴とする、請求項
    1ないし11のいずれか1項の組成物。 13、乳化剤としてソルビタン脂肪酸エステル及び/又
    はソルビタン脂肪酸エステルとグリセリン脂肪酸エステ
    ルの混合物、グリセリンモノジ脂肪酸エステル及び/又
    はグリセリンジ脂肪酸エステルを含有することをとする
    とする、請求項12の組成物。 14、ポリエチレンワックスディスパージョン、グリセ
    リンソルビタンオレオステアレート、2−オチクル−ド
    デカノール及び/又は中鎖トリグリセリド及びブチルヒ
    ドロキシアニソールの混合物を含有することを特徴とす
    る、請求項9ないし13のいずれか1項の組成物。 15、全組成物重量を基として5ないし30%の軟膏基
    剤、5ないし25%の乳化剤、それぞれ0.5ないし1
    5%の1又はそれ以上の油成分及び0.005ないし0
    .15%の抗酸化剤を含有することを特徴とする、請求
    項9ないし14のいずれか1項の組成物。 16、油相対水相の重量比が約3対2である、請求項9
    ないし15のいずれか1項の組成物。 17、水相にグリセリン、ソルビトール、ペンタエリス
    リトール、キシリトール及び/又はプロピレングリコー
    ルを含有することを特徴とする、請求項9ないし16の
    いずれか1項の組成物。 18、水相に保存剤及び/又は安定剤を含有することを
    特徴とする、請求項9ないし17のいずれか1項の組成
    物。 19、水相にソルビン酸及び/又は硫酸マグネシウム六
    水和物を含有することを特徴とする、請求項18の組成
    物。 20、水相に、全組成物重量を基として1ないし20%
    の湿潤剤/浸透増強剤、0.01ないし0.2%の保存
    剤及び/又は0.25ないし1.0%の安定剤を含有す
    ることを特徴とする、請求項9ないし19のいずれか1
    項の組成物。 21、ピロキシカムが油相に混合され、次いでこれを水
    相を均一化することを特徴とする、請求項1ないし20
    のいずれか1項の組成物の製造法。 22、ピロキシカムを油成分中に懸濁させ、このサスペ
    ンジョンを溶解した脂肪相中に撹拌して油相を形成させ
    ることを特徴とする、請求項21の方法。 23、抗リューマチ、消炎及び/又はは抗炎症薬として
    使用する、請求項1ないし20のいずれか1項の医薬組
    成物。
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