JPH04136196A - 電解用含フッ素陽イオン交換膜及びこれを用いた水酸化アルカリの製造方法 - Google Patents

電解用含フッ素陽イオン交換膜及びこれを用いた水酸化アルカリの製造方法

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JPH04136196A
JPH04136196A JP2255302A JP25530290A JPH04136196A JP H04136196 A JPH04136196 A JP H04136196A JP 2255302 A JP2255302 A JP 2255302A JP 25530290 A JP25530290 A JP 25530290A JP H04136196 A JPH04136196 A JP H04136196A
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porous layer
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membrane
water permeability
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Tetsuji Shimodaira
哲司 下平
Yoshiaki Higuchi
義明 樋口
Yoshihiko Saito
義彦 斉藤
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    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電解用含フッ素陽イオン交換膜及びこれを用
いた水酸化アルカリを製造する方法に関する。更に詳し
ぐは水酸化アルカリ濃度が20〜54重量%の広範囲に
わたり高い電流効率、低い電圧で長期にわたって安定的
に電解できる含フッ素陽イオン交換膜及びこれを用いた
水酸化アルカリの製造する方法に関する。
[従来の技術] 含フッ素樹脂イオン交換膜を隔膜として使用し、塩化ア
ルカリ水溶液を電解して水酸化アルカリと塩素を製造す
る所謂イオン交換膜法アルカリ電解は、高純度の水酸化
アルカリが、それまでの従来法に比べて低エネルギー消
費量にて製造できることから、近年、国際的に普及しつ
つある。
かかる、イオン交換膜法アルカリ電解においては、初期
の頃は、スルホン酸基をイオン交換基とする含フッ素イ
オン交換膜が使用されていたが、電流効率を高くするこ
とができないことから近年は、カルボン酸基をイオン交
換基とする陽イオン交換膜に変更され、この結果、電解
に8ける電流効率は、はぼ93〜97%までに達し、工
業的にはほぼ完成した域に達している。
しかしながら、上記のカルボン酸陽イオン交換膜を用い
た場合、長期にわたって優れた電流効率が得られるもの
の、濃度が35重量%までの水酸化アルカリを製造する
場合に適していることが見出された。本発明の研究によ
ると、製造される水酸化アルカリの濃度が、35重量%
を越えた場合、運転初期の頃は電流効率は高いものの1
ケ月〜1年の長期にわたって運転した場合、電流効率が
次第に低下していく現象が見られた。かくして、カルボ
ン酸陽イオン交換膜では、上言己のような高濃度の水酸
化アルカリを工業的に製造するには必ずしも適していな
い。
一方、含フッ素樹脂のスルホン酸陽イオン交換膜を使用
して濃度30重置%以上の水酸化アルカリを製造する方
法が提案されているが、二の場合にもやはり長期にわた
り運転した場合には、電流効率は低下する。即ち、初期
の91〜93%の電流効率は、次第に87〜90%に低
下してしまう。
更に、米国特許4455210号(特開昭58−179
236)には、スルホン酸アミド基をもつ含フッ素重合
体フィルムの陰極側にスルホン酸基をもつ含フッ素重合
体フィルムを積層した陽イオン交換膜を使用して高濃度
の水酸化アルカリを製造することが提案されている。し
かし、この方法においては、そもそも初期の電流効率が
低いばかりでな(、長期にわたって運転した場合には陰
極側のスルホン酸基層の剥離が生じ、更に電流効率が低
下してしまう。また、特開昭52−105598にはス
ルホン酸基をもつ含フッ素重合体層の陰極側にスルホン
酸基をもつ含フッ素重合体の多孔質隔膜を設け、水酸化
アルカリを製造することが例示されている。この場合、
二つの隔膜からなる王室型電解のため電解電圧は高(、
また高い電流効率を得るには、中間室に希釈アルカリを
加圧で供給する必要があり、電解操作は非常に煩雑なも
のとなってしまう。
更に、従来のイオン交換膜性電解の場合、原料の塩化ア
ルカリ水溶液中のカルシウムなどの重金属イオンの許容
量が例えば0.O5ppm以下、更には0.01ppm
以下という極めて厳しいものが要求され、そのための製
造コストが極めて多大になるという状況であった。
[発明の解決しようとする課題] 本発明は、幅広い濃度の水酸化アルカリを、初期におい
て高電流効率を与えるばかりでなく、長期間運転した場
合も高い電流効率が保持でき、また原料の塩化アルカリ
水溶液中のカルシウムなどの重金属イオンの許容量を緩
和できるイオン交換膜及びこれを使用した水酸化アルカ
リの製造方法を提供することを特徴とする特に、従来技
術では困難とされた42重量%以上の水酸化アルカリの
製造を提供することにより、蒸発缶による電解液の濃縮
プロセスを必要としない高濃度水酸化アルカリの製造方
法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] かくして本発明は、イオン交換膜性電解により水酸化ア
ルカリを製造するに当たり、−000M基をイオン交換
基とする該当置数が0.6〜2.0ミリ当量/g乾燥樹
脂、厚みが5〜300μmの第一のイオン交換層と、そ
の陽極側に存在させた第一のイオン交換層よりも比抵抗
が小さく厚みが大きい第二のイオン交換層と、第一のイ
オン交換層の陰極側に存在させた陰極側に近い程、小さ
い透水性を有する親水性の非対称性多孔層との複層構造
を有する含フッ素陽イオン交換膜及びこれを使用した水
酸化アルカリの製造方法を提供するものである。
本発明の上記含フッ素樹脂陽イオン交換膜において、上
記第−及び第二のイオン交換層と特定物性の非対称性多
孔層との複層構造により、幅広い濃度の水酸化アルカリ
、特には42重量%以上の高濃度の水酸化アルカリが長
期にわたって高電流効率、低い電圧にて長期にわたって
安定して製造される。上記のいずれの層が欠けてもこの
目的は達成できない、第−及び第二のイオン交換層は、
高電流効率、低電圧を発現する層ではあるが、非対称性
多孔層がない場合には、長期にわたる安定性がなく、経
時的に電流効率は低下してしまう。
上記−COOM基をもつ第一のイオン交換層は、含フッ
素重合体からなり、当量数が0.6〜2.0ミリ当量/
g乾燥樹脂及び、厚み5〜300μmを有することが必
要である。なかでも本発明では当量数が小さい方が長期
運転にわたって安定性がよ(、また厚みは小さい方が膜
抵抗が小さいので、当量数は好ましくは0.7〜1.5
ミリ当量/g乾燥樹脂、厚みは好ましくは10〜60μ
mから選ばれる。
第一のイオン交換層の陽極側には、第一のイオン交換層
よりも比抵抗が小さく、厚みが大きい第二のイオン交換
層が存在せしめられる。比抵抗としては25℃、12重
量%NaOH水溶液中で好ましくは10A−500Ω・
Cl111特には20〜200Ω・cmを有し、第一の
イオン交換層に比べて好ましくは30〜80%小さくせ
しめられる。厚みは好ましくは10〜300μm、好ま
しくは50〜200μmから選ばれ、第一のイオン交換
層に比べて好ましくは 150〜1000%大きくせし
められる。
第二のイオン交換層としては、−3O3M基及び/又は
−COOM基を有する含フッ素重合体の単層又は複層が
用いられる。大きい強度を付与するために、第二のイオ
ン交換層には、ポリテトラフルオロエチレンなどの耐食
性を有する含フッ素重合体からなる補強布を挿入するこ
とができる。
上記第−及び第二のイオン交換層を形成する一3O3M
基及び/又は−COOM基を有する含フッ素重合体は好
ましくは次の(杓及び(ロ)や重合単位をもつ共重合体
からなる。
(4)   −(CF、−CXX ′ )−、(0) 
  −(CF2−CX)−+−6 ココテ、x、x’は、−F、−CI、−H又は−CF、
 テあり、Aは−SO3M 、又は−GO3M(Mは水
素、アルカリ金属又は加水分解等により、これらの基に
転化する基を表す。)であり、Yは、次のものから選ば
れるが、そこで、z、z’は−F又は炭素数1〜lOの
パーフルオロアルキル基であり、X 、Y 、Zは1−
10の整数を表す。
−(CFa)x−、−〇−(CFa)x−、−(0−C
Ft−CF)x−さらに、(イ)及び(ロ)の重合単位
の他に、次のような重合単位を含んでいてもよい。
なお、上記重合体を形成する(()/(ロ)の組成比(
モル比)は、含フッ素重合体が上記イオン交換容量を形
成するように選ばれる。
上記含フッ素重合体は、好ましくはパーフルオロカーボ
ン重合体が適切であり、その好ましい例は、CFa:C
FaとCF*=CFOCF*CF(CFs)OCFgC
FmSO,Fとの共重合体、 CF、=CF2とCF2
=CFO(CF2)2〜.SO2Fとの共重合体、 C
Fx”CF−とCF、=CFO(CFx) +−5CO
OCH−との共重合体、CF、=CF、とCF、=CF
O(CFI) t−1coxcosとの共重合体、更に
は、CF、=CF1  とCFx=CFOCF*CF 
(CFx)OChCF*C00CHxとの共重合体が例
示される。
一方、上l己第−のイオン交換層の陰極側には、陰極に
向かって透水量を順次小さくせしめた親水性の非対称性
多孔層が存在せしめられる。そのメカニズムは明確では
ないが、かかる第一のイオン交換層の陰極側に存在させ
る多孔層が非対称構造を有しない場合、例えば多孔層が
常に同一の透水量を有する均一な場合には、透水量が大
きくとも小さくとも高電流効率、低電解電圧でしかも長
時間の運転において多孔層がイオン交換層と剥離しない
ようにする事は困難である。
親水性の非対称性多孔層は、陰極に向かって透水量が連
続的又は非連続的に小さ(なるような構造を有するよう
にされ、単層又は複数の層から形成される、いずれの場
合も非対称性多孔層は無機物粒子と親水基を有する含フ
ッ素共重合体とから形成される。無機物粒子のみでは、
制御された透水量を有する非対称多孔層を形成するのが
困難であり、一方、親水基を有する含フッ素共重合体の
みではイオン交換層との結合が十分でなく長時間運転し
た場合には剥離が生じてしまう、親水基を有する含フッ
素共重合体としては、−SO3M (Mは上記と同じ)
又は−COO間基を有する当量数0.5〜2.0ミリ当
量/g乾燥樹脂、好ましくは0.7〜1.8ミリ当量/
g乾燥樹脂の含フッ素重合体が好ましい。親水基として
、−5O3M基の場合、特に42重量%以上の高濃度の
水酸化アルカリや製造するとき、耐久性の点で有利であ
る。
非対称性多孔層の透水量は、好ましくは5×10−’〜
5 X 10”cc/hr−cm2atffl、特には
lXl03〜I X 10”cc/hr−c+++’−
atmの範囲から選ばれ、陰極に向かって連続的又は非
運転時に小さくなるようにされる。透水量が連続的に小
さくなる場合、必ずしも一定の割合である必要はな(、
全体が平均して小さくなるようであればよい。透水量は
通常多孔率を制御することにより行なわれ、多孔率は1
0〜95%の範囲から選ばれる。非対称性多孔層の厚さ
は、元来多孔性であるため膜抵抗をそれほど大きくする
事はないが、好ましくは5〜300μm、特には10〜
150μmから選ばれる。
上記無機物粒子と親水基を有する含フッ素重合体を含む
非対称性多孔層は種々の方法で製造される。なお、非対
称性多孔層のすべての部分に無機物粒子と親水基を有す
る含フッ素重合体を含んでいる必要はなく、部分的には
上記両者の一方のみが存在してもよい。非対称性多孔層
の製法としては、例えば、親水基を有する含フッ素重合
体に無機物粒子を混合、混練した後加熱、成型して薄膜
し、延伸して多孔フィルム化する方法、メチルセルロー
ルなどの水溶性の適宜のバインダーを使用して無機物粒
子の多孔層を形成し、かかる2つの多孔層の間に親水基
を有する含フッ素重合体のフィルムに挟み、加熱、圧着
する方法などが挙げられる。無機物粒子としては、好ま
しくは、長周期型周期表のIIa、llIb、rVb、
Vb、I[Ta、lVa族の第三周期以降の元素の酸化
物、窒化物、炭化物、水酸化物あるいは炭化ホウ素の単
独又はそれらの混合物から選択され、中でも具体的に好
ましい例としては、チタン、ジルコニウム、ニオブ、ハ
フニウム、タンタル、インジウム、スズ等の酸化物、窒
化物、炭化物、水酸化物、ケイ素の酸化物、炭化物の里
独又は混合物から選択される。この場合、無機物粒子の
粒径や含有量を制御することにより、得られる多孔層の
多孔率ひいては透水量が変えられる。
非対称性多孔層を製造する別な方法としては、分解抽出
が可能な造孔剤と親水基を有する含フッ素重合体を混練
した後薄膜化し、分解、抽出後多孔性フィルムとするこ
ともできる。その造孔剤としては、例えばアルカリ水溶
液による加水分解時に溶解できるものとして、5i02
、ポリカーボネート、綿、レーヨン、ナイロン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリアクリロニトリルなどが、
溶媒抽出できるものとして、エチルセルロース、アルキ
ルナフタレン、食塩など水溶性塩類、などが列挙される
。多孔率や透水量は、造孔剤の含量、粒径によってコン
トロールされる。
本発明の含フッ素陽イオン交換膜で好ましい態様の非対
称性多孔層は、陽極側と陰極の2層の多孔層から形成さ
れる。この場合、イオン交換層に接する陽極側多孔層は
、好ましくは多孔度が5〜95%、透水量がl X 1
0−2〜5 X 10”cc/hr−cm”・atom
のものが用いられる。多孔度が5%以下では、高い電流
効率は得られず、電解電圧も高く又電解条件によっては
、イオン交換層との剥離をきたすので、好ましくは10
〜85%の多孔度を有するものが使用される。更に透水
量がI X 10−”以下では電解電圧が高(又電解条
件によってはイオン交換層との剥離をきたすので、好ま
しくはl X 10−’〜I X 10”hr−cm”
atomの透水量を有するものが使用される。
陽極側多孔層はその陰極側に配置させる陰極側多孔層に
比べて透水性が大きいので電流は孔部分を通過するため
、無機物粒子のみで形成してもよく、親水基を有する含
フッ素重合体を含有してもしなくても良い、含フッ素重
合体を含有しない場合には、耐アルカリ性の多孔体、例
えば、アスベストをフッ素樹脂で固めたもの、ポリテト
ラフルオロエチレンの多孔質膜、等を用いることができ
る。陽極側多孔層の厚さは膜抵抗を小さくするために2
00um以下が採用され、好ましくは20〜1100u
が選ばれる。
非対称性多孔層を形成する陰極側多孔層は、多孔度が8
0%以下好ましくは60%以下、透水量がlXl0°3
〜5 cc/hr−cm”atoa+、好ましくは、5
 X 1(1−” 〜2 cc/hr−cm”atom
を有する。陰極側多孔層としては、陽極側多孔層に比し
透水量が小さいので、多孔層中孔以外の電流通過部分を
形成させるため好ましくは5osu基又はCOOM基等
の親水基を有する含フッ素イオン交換重合体を含有する
多孔層が使用される。
かかる陰極側多孔層において多孔度が80%より大きい
場合や、透水量が5 cc/hr−cm”atomより
大きい場合には高い電流効率は得られず、又透水量がl
Xl0−”より小さい場合には、電流効率が低く、又電
解条件によっては剥離を生じてしまう。そして、陰極側
多孔層の透水量は、好ましくは陽極側多孔層の透水量の
115以下、特にはl/30以下である場合が好ましい
陰極側多孔層は、前述の陽極側多孔層と同様の方法で製
造できるが、含フッ素重合体と他無機物粒子から形成す
る場合は、含フッ素重合体が多孔層形成物の30容量%
以上好ましくは50容量%以上含有される。30容量%
以下の含フッ素重合体の含有量では、例え多孔度および
透水性が、前述の範囲内でも高い電流効率を安定して得
難い。陰極側多孔層の厚さは膜抵抗を小さくするために
100μm以下が採用され好ましくは10〜50μmが
選ばれる。
上記のようにして形成された第一のイオン交換層、第二
のイオン交換層および非対称性多孔層を、第一のイオン
交換層が中央になるように配列し、好ましくは100〜
250℃、5〜100気圧にて加熱、圧着することによ
り積層し一体化した含フッ素陽イオン交換膜を得る。陽
イオン交換膜は、全厚みが好ましくは50〜400μm
特には100〜300μmを有するようにされる。
上記含フッ素陽イオン交換膜は、そのままでも使用でき
るが、好ましくは、陽イオン交換膜の少なくとも一表面
に、特に好ましくは、少なくともイオン交換膜の陽極側
表面に塩素ガス開放のための処理を施すことにより、電
流効率の長期安定性を更に改良することができる。
該イオン交換膜の表面にガス開放のための処理を施す方
法としては、膜表面に微細な凹凸を施す方法(特公昭6
0−26495号)、電解槽に鉄、ジルコニア等を含む
液を供給して、膜表面に親水性無機粒子を付着する方法
(特開昭56−152980号)、ガス及び液透過性の
電極活性を有しない粒子を含む多孔質層を設ける方法(
特開昭56−75583号及び特開昭57−39185
号公報)等が例示される。かかるイオン交換膜の表面の
ガス開放層は電流効率の長期安定性を改良する効果のほ
かに電解下における電圧を更に改良することができる。
本発明の含フッ素陽イオン交換膜を使用して塩化アルカ
リ水溶液の電解を行なうプロセス条件としては、上記し
た特開昭54−11239,11号公報におけるような
既知の条件が採用できる。例えば陽極室には好ましくは
2.5〜5.0規定(N)の塩化アルカリ水溶液を供給
し、陰極室には水又は希釈水酸化アルカリを供給し又は
これらを供給することなく、好ましくは50〜120℃
、5〜100 A/da”で電解される。かかる場合、
塩化アルカリ中のカルシウム及びマグネシウム、ヨウ素
イオンなどの不純物重金属イオンは、イオン交換膜の劣
化を招くので、可及的に小さくせしめるのが好ましいが
、本発明の陽イオン交換膜を使用する場合にはこれら不
純物の許容量を大きくすることができ、製造する水酸化
アルカリの1度によっても異なるが、例えば5〜20倍
も大きくできる。また、陽極における酸素の発生を極力
防止するために塩酸などの酸を塩化アルカリ水溶液に添
加することができる。
本発明において電解槽は、上言己構成を有する限りにお
いて単極型でも複極型でもよい。また電解槽を構成する
材料は、例えば、塩化アルカリ水溶液の電解の場合には
、陽極室の場合には塩化アルカリ水溶液及び塩素に耐性
があるもの、例えば弁金属、チタンが使用され、陰極室
の場合には水酸化アルカリ及び水素に耐性がある鉄、ス
テンレス又はニッケルなどが使用される。本発明におい
て電極を配置する場合、電極は複層膜に接触して配置し
ても、また適宜の間隔において配置してもよいが、特に
本発明の場合、隔膜に電極を接触して配置した場合も支
障を伴うことな(低い膜抵抗に伴う、有利な摺電圧が達
成できる。
[本発明の作用及び効果] 本発明により、第−及び第二のイオン交換層と上記特定
の非対称多孔層との複層構造をもつ陽イオン交換膜は、
特に高濃度の水酸化アルカリを製造する電解においても
長時間の運転でも眉間剥離を起こさず、良好な電流効率
及び電解電圧を保持し、また原料塩化アルカリ水溶液中
のカルシウムなどの重金属イオンの許容量を大きくする
ことができる。
[実施例] 以下、実施例において更に説明するが、本発明はこれら
実施例によって何ら制限されるものではない、なお、実
施例及び比較例における電解は有効通電面積0.25d
m”の電解槽を用い、陽極としてはチタンのパンチトメ
タル(短径4■1、長径8 am)に酸化ルテニウムと
酸化イリジウムと酸化チタンの同容体を被覆したものを
用い、陰極としてはSO3304製パンチトメタル(短
径4mm、長径8 mm)を52重量%の苛性ソーダ水
溶液中、 150℃で52時間エツチング処理して得ら
れたものを用いた。なお電解は陽極・膜・陰極が接触す
るように配置させ、陽極質に5Nの塩化ナトリウム水溶
液を、陰極室に水を供給しつつ、陽極室の塩化ナトリウ
ム濃度を3.5Nにまた陰極室の苛性ソーダ濃度を20
〜50重量%の任意の濃度に保ちつつ、90℃、電流密
度30A/dm’にて行なった。
実施例I CF2=CF、/CF2=CFOCF、CF2CF、C
02CH,共重合体からなるイオン交換容量1.44ミ
リ当量/g乾煉樹脂、厚み140μのフィルムにCFz
=CFx/CF*”CFOCFaCF2CF2CO□C
R,共重合体からなるイオン交換容量1.25ミリ当量
/g乾燥樹脂20μを加熱圧着によりイオン交換層とな
る積層膜を得た。
一方、粒径5μのZrO□を30重量%含有するメチル
セルロース、水、シクロヘキサノール、シクロヘキサン
からなる混合物を混練し、ペーストを作成し、該ペース
トをマイラーフィルム上に塗布・乾燥することにより、
Zroi粒子がフィルム面1c11!あたり4s+g付
着した多孔質層を形成させた。かかる多孔層2つの間に
、CF!=(:F、/CF、=CFOCF、CF(CF
、)OCFICF、SO,F共重合体、イオン交換容量
1.1ミリ当量/g乾燥樹脂からなる厚さ20μのフィ
ルムを挟み、両側から加熱圧着してマイラーフィルム上
の多孔層を転写することにより陽極側多孔層Aを形成し
た。
更に、CF!=CF!/CF!=CFOCFICF (
CFs)OCF、CF2−8O□F共重合体、イオン交
換容量1.1ミリ当量/g乾燥樹脂にポリエチレンテレ
フタレートを体積比で35%混練した後、厚み20μm
に薄膜化し、ポリエチレンテレフタレートを溶出後多孔
層となる陰極側多孔層Bの前駆体を形成した。
これら多孔層A、Bを、前記イオン交換層となる積層膜
のイオン交換容量1.25ミリ当量/g乾燥樹脂側に、
イオン交換層側からA、Bの順序に配列し、積層した後
25重量%NaOH570℃で16時間加水分解した。
なお、上記多孔層A、Hのそれぞれを別途単独で加水分
解し、多孔度と透水性を調べたところ、多孔度はA=2
4%、B=35%であり、透水量はA = 20cc/
hr−cmff・atom、 B = 0.2cc/h
rCI11!・atomであった。かくして得られた含
フッ素イオン交換膜を、多孔層A、Bの側を陰極側に向
けて配置した電解槽にてCaイオンを0.O2ppm含
有する塩化ナトリウム水溶液の電解を行なった。
電解の結果、陰極室から得られる水酸化ナトリウムの濃
度が49重量%のとき、電圧3.68V、電流効率95
.5%であった。
実施例2 実施例1において、使用されたのと同じ含フッ素イオン
交換膜の両表面に、実施例1での多孔層Aと同様に製造
するが、ZrO*粒子がフィルム面1 cm”当たり1
mg付着した多孔層からなる気泡開放層を加熱圧着によ
り形成した。
か(して得られた含フッ素イオン交換膜を、実施例1と
同様にして塩化ナトリウム水溶液の電解を行なった。そ
の結果を表−1に示す。
表−1 比較例1 実施例2において、多孔層Bを設けないこと以外は、実
施例2と同様のイオン交換層の多層膜、ZrO□多孔質
多孔質孔層Aを用い膜を試作し、電解を行なった。結果
を表2に示す。
表−2 比較例2 実施例2において、イオン交換層となる多層膜のイオン
交換容量1.25ミリ当量/g乾燥樹脂側に、多孔層A
を設けず多孔層Bを積層した膜を試作した。しかし、陰
極室苛性ソーダ濃度を499重量で電解を行なったとこ
ろ、多層膜と多孔層Bの間で剥離が生じ電流効率は90
.8%と低く、電圧は3.46と高かった。
比較例3 実施例2において、多孔層Bのポリエチレンテレフタレ
ート含有量を25重量%を使用して得られた多孔層B(
多孔層透水量8 X 10−’cc/hr・Cm”・a
tom)以外は、実施例2と同様のイオン交換層の多層
膜、ZrO*多孔質層、多孔層Aを用い膜を試作した。
しかし陰極室苛性ソーダ濃度を49重量%で電解を行な
ったところ、多層膜と多孔層Aの間で剥離が生じ電圧は
3.57Vと高(、電流効率も89.5%と低かった。
実施例3 ポリテトロフルオロエチレン(以下PTFEと呼ぶ)の
ファインパウダーと液状潤滑材として白灯油の混合物を
膜状とした。白灯油を除去し、次いで直交する三方に延
伸させ、加熱処理によって安定化した多孔構造をもつ、
孔径2μ、気孔率70%、膜厚120μのPTFE多孔
体を得た。
次いで、上記PTFE多孔体/ CF2=CF、/CF
、=CFOCFICF2CFICO□CH,共重合体膜
(イオン交換容量1.44ミリ当量/g乾燥樹脂、厚み
20μ)/CF*=CFa/CF*=CFOCFaCF
−CF−CO□CH,共重合体膜(イオン交換容量1.
25ミリ当量/g乾燥樹脂、厚み40μ)の加熱圧縮に
より積層し、厚さ 170μ層の三層隔膜を得た。
また、この三層隔膜のイオン交換容量1,25ミリ当量
/g乾煉樹脂の面に実施例1で用いた多孔層Aと、CF
1=CF、/CFa=CFOCF、CF(CFS)OC
F2CF。
SO,F共重合体、イオン交換容量1.1ミリ当量/g
乾燥樹脂(共重合体A)に粒径2μのSiO□粒子を体
積比で50%混練した後、厚み15μに薄膜化し、Si
O□を溶出後多孔層となる多孔層Bの前駆体をこの順に
積層した。
次に共重合体A4部と塩化ジルコニル8部をエタノール
57部と水31部からなる混合溶媒に溶解し混合液を得
た。かかる混合液を前記積層膜の多孔質体に含浸した後
、直ちに、オレイン酸ナトリウム1部とエタノール65
部、水35部からなる界面活性剤溶液に混合液を含浸し
た積層膜を浸漬、共重合体と無機化合物とを凝集固定し
た。
更に、共重合体Aの酸型ポリマーの2.5重量%エタノ
ール溶液に、平均粒径5μのZrO2を13%分散させ
た分散液を調合し、この分散液をかかる積層膜の両面へ
噴霧し、1 cm”当たり0、9mgのZrO□と共重
合体Aからなる被膜を付着させた。
この膜を25重量%NaOH,70℃で16時間加水分
解した後、PTFE多孔体の面を陽極側に向け、電気分
解を行なった。電流効率95.2%、電圧3.15Vで
49重量%の苛性ソーダが得られ、 130日間電解を
継続しても電流効率、電圧とも変化しなかった。
尚、多孔層Bを単独で加水分解し多孔度と透水性を調べ
たところ多孔度50%、透水量0.2cc/hr°cm
”atomであった。
実施例4 実施例2において、多孔層Aにアスベストにテロラフル
オロエチレンとヘキサフルオロプロピレンツ共重合体か
らなるエマルジョンを付着させて焼成して得た多孔度3
5%、透水性190cc/hr−cm”・atom、厚
み40μmの多孔層を用いた以外は実施例2と同じ多層
膜、ZrO*多孔質層、多孔層Bを用い膜を試作し電解
を行なった。電流効率95.6%、電圧3.29Vで4
9重量%の苛性ソーダが得られ、130日間電解を継続
しても電流効率、電圧とも変化しなかった。
比較例4 実施例4において、多孔層Bを設けないこと以外は実施
例4と同様の多層膜、ZrO*多孔質層、アスベスト多
孔層を用い膜を試作し、電気分解を行なったところ、陰
極苛性ソーダ濃度49重量%で電流効率81%、電圧3
.18Vであった。
実施例5 実施例2において、多孔NBにCFz:CFx/CFx
”CFOCF、CF(CFs)OCFICFaSOaF
共重合体、イオン交換容量1.0ミリ当量/g乾燥樹脂
、厚み10μmのフィルムに、実施例1のZrO□多孔
質層で、ZrO□粒子の付着量が2 mg/co+”の
多孔質層を加熱圧着した多孔層Bを用いたこと以外、実
施例2と同様の多層膜、ZrOz多孔質層、多孔層Aを
用い膜を試作し、電解を行なった。結果を表3に示す。
尚、多孔層Bを単独で加水分解し多孔度、透水性を調べ
たところ多孔度12%、透水量0.4cc/hr°Cl
11!゛atOI11であった。
比較例5 実施例5において、多孔層Bを形成する含フッ素イオン
交換ポリマーフィルムの厚みが5μであること以外は、
実施例5と同様の多層膜、ZrO□多孔質層、多孔層A
を用い膜を試作し、電解を行なった。結果を表4に示す
実施例6 CF、=CFx/CF2=CFOCF、CF2CF2C
OO□CR,共重合体からなるイオン交換容量1.44
ミリ当量/g乾燥樹脂、厚み140μのフィルムにCF
2=CF、/CF!=cFOcF、cF、cF、co□
CHi/CF*”CFOC2F4CFs共重合体からな
るイオン交換容量0.76ミリ当量/g乾燥樹脂で、C
F2=CF2CF2CF、CF、GO,CH,とCF、
=CFOC2F4CF1の含有モル比が62:3Bの厚
み20tLmをフィルムを加熱圧着によりイオン交換層
となる積層膜を得た。
一方、CF2=CF2/CFa=CFOCF、CF2=
F2GO,CH,共重合体、イオン交換容量168ミリ
当量/g乾慢樹脂から、厚み20μmと10μmの二種
のフィルムを得た。次に20μmのフィルムには実施例
1のZrO□多孔質署で、ZrO,粒子の付着量が4 
mg/cm”の多孔質層を両側から挟んで加熱圧着し多
孔層Aを得、又lOμmのフィルムにはZr(h付着量
2mg/c+n”の多孔質層で両側から挟んで加熱圧着
し多孔層Bを得た。これら多孔層A、Bを、前記イオン
交換層となる積層膜のイオン交換容量0゜76ミリ当量
/g乾燥樹脂側に、A、Bの順序に横1し、実施例2と
同様でZr02粒子からなる気体開放層を膜の両表面に
加熱圧着した後25重量%NaOH170℃で16時間
加水分解した。
なお、上記多孔層A、Bをそれぞれ別途単独で加水分解
し、多孔度と透水性を調べたところ、多孔度はA=23
%、B=13%であり、透水量はA = 18cc/h
r・cm”atom、 B = 0.5cc/hrcm
”atomであった。
か(して得られた含フッ素イオン交換膜を、多孔層A、
Bの側を陰極側に向けて配置した電解槽にてCaイオン
を0.3ppm含有する食塩水を供給し苛性ソーダ濃度
を35重量%に保って電解を行なった。電流効率は95
.3%が得られ、120日間電解を継続しても電流効率
は低下しなかった。
比較例6 実施例6において、多孔層A、Bを設けないこと以外、
実施例6と同様の多層膜、ZrO□多孔質層を用い多層
膜の両面に気体開放層を加熱圧着した膜を試作し、実施
例6と同様の分解を行なった。電流効率は初期から90
%と低く更に5日間の運転で82%まで低下した。
比較例7 実施例1で用いたイオン交換層となる積層膜の両面に比
較例6で用いたZrO□多孔質層による気体開放層を設
けた膜を試作し、実施例6と同様の分解を行なった。電
流効率は初期から96%が得られたが5日間の電解で8
9%まで低下した。
実施例7 実施例5において多孔層AにCF2=CF2/CF2:
CFOCF、CF(CF3)OCF、CF、502Fの
酸型ポリマーの7.0%エタノール溶液に平均粒径55
μのSiCを25%分散させた分散液を50μ厚にキャ
スト製膜し、SiC粒子を上記ポリマーをバインダーと
して結合させた多孔層を用いたこと以外、実施例5と同
様の多層膜、ZrO□多孔質層、多孔層Bを用い膜を試
作し、電解を行った。陰極苛性ソーダ濃度51%で、電
流助出95.3%、電圧332■であった。
尚、多孔層Aを別途製膜し単独で多孔度と透水性を調べ
たところ多孔度43%、透水性17cc/hr゛cm”
°atomであった。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)−COOM基(Mは、水素又はアルカリ金属を表
    わす)を有し、該基の当量数が0.6〜2.0ミリ当量
    /g乾燥樹脂、厚みが5〜300μmの第一のイオン交
    換層と、その陽極側に存在させた第一のイオン交換層よ
    りも比抵抗が小さく厚みが大きい第二のイオン交換層と
    、第一のイオン交換層の陰極側に存在させた陰極側に近
    い程、小さい透水性を有する親水性の非対称性多孔層と
    の一体的複層構造からなる電解用含フッ素陽イオン交換
    膜。
  2. (2)非対称性多孔層が、無機物粒子及び親水基を有す
    る含フッ素重合体からなる請求項(1)又は(2)の膜
  3. (3)親水基を有する含フッ素重合体が、−SO_3M
    基(Mは上記と同じ)又は−COOM基を有する当量数
    0.5〜2.0ミリ当量/g乾燥樹脂を有する請求項(
    1)又は(2)の膜。
  4. (4)非対称性多孔層が、透水性が大きい陽極側多孔層
    と透水性が小さい陰極側多孔層とからなる請求項(1)
    、(2)又は(3)の膜。
  5. (5)陽極側多孔層が透水量1×10^−^2〜5×1
    0^2cc/hr・cm^2・atmを有し、陰極側多
    孔層が、透水量1×10^−^3〜5cc/hr・cm
    ^2・atmである請求項(4)の膜。
  6. (6)無機物粒子からなる気泡解放層が、陽極側及び/
    又は陰極側表面に結合された請求項(1)〜(5)のい
    ずれかの膜。
  7. (7)請求項(1)〜(6)のいずれかの膜にて陽極及
    び陰極間を区画した電解槽の陽極室に塩化アルカリ水溶
    液を供給して電解することにより、陰極室に水酸化アル
    カリを製造する方法。
  8. (8)水酸化アルカリ濃度が20〜54重量%である請
    求項(7)の方法。
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