JPH04133917U - ドアトリム用プルハンドルの取付構造 - Google Patents

ドアトリム用プルハンドルの取付構造

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JPH04133917U
JPH04133917U JP4214891U JP4214891U JPH04133917U JP H04133917 U JPH04133917 U JP H04133917U JP 4214891 U JP4214891 U JP 4214891U JP 4214891 U JP4214891 U JP 4214891U JP H04133917 U JPH04133917 U JP H04133917U
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JP
Japan
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pull handle
door trim
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flange
side flange
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Withdrawn
Application number
JP4214891U
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Inventor
康信 田中
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河西工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ドアトリムのアームレスト部に取付けられるプ
ルハンドルの取付構造において、プルハンドルの周縁フ
ランジを外部に露出させないことにより、美観を向上さ
せるとともに、従来の装飾キャップを廃止することによ
り、コストダウンに貢献できるプルハンドルの取付構造
を提供することを目的とする。 【構成】ケース状に成形されたプルハンドル本体11に
前縁側フランジ12と後縁側フランジ13とを一体に設
け、前縁側フランジ12および後縁側フランジ13をそ
れぞれドアトリム20の裏面側に固定することにより、
外観見栄えを向上させるとともに、取付強度を強化し、
しかも、装飾キャップを廃止した構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用ドアトリムのアームレスト部に設置されるドアトリム用 プルハンドルの取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すように、ドアインナーパネルに内装されるドアトリム1は、 そのほぼ中央部が車室内側に膨出形成され、乗員の肘掛けとして機能するアーム レスト2が形成され、このアームレスト2の上面開口に樹脂成形体からなる有底 箱状のプルハンドル3が装着されている。
【0003】 そして、乗員はこのプルハンドル3に手を入れて、ドアの開閉操作を行なうよ うにしている。
【0004】 上記プルハンドル3の取付構造は、図6,図7に示すように、芯材4と表皮材 5とから構成されるドアトリム1のアームレスト2の上面開口にこのプルハンド ル3を嵌め込み、プルハンドル3のフランジ3aが上記開口縁部を覆い、プルハ ンドル3の底面をドアインナーパネル6に固定された金属製ブラケット7にビス 8により固定し、さらに外観見栄えを考慮して、ビス8の頭部を隠すため、装飾 キャップ9を取付けている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のプルハンドルの取付構造にあっては、プルハ ンドル3のフランジ3aが外部に目立ち、体裁が良くないとともに、例えば、表 皮材5として塩ビレザー等の比較的薄手の表皮材を使用した場合、プルハンドル 3のフランジ3aと表皮材5との間に間隙が生じ、見栄えの低下を招くとともに 、逆に、表皮材5として比較的厚手のもの、例えばクッション層をラミネートし た表皮材5を使用したときには、ビス8止め固定する際、作業がやりづらく、無 理にビス8止めを行なった場合、プルハンドル3の底面に割れが生じるなどの不 具合が指摘されている。
【0006】 また、プルハンドル3の寸法のバラツキやブラケット7の設定位置のバラツキ によっても、表皮材5とプルハンドル3のフランジ3aとの間に間隙が生じやす く、プルハンドル3の取付作業性を低下させるという問題点も同時に指摘されて いる。
【0007】 さらに、従来のプルハンドル3の取付構造は、ブラケット7に対して1箇所で ビス8止め固定されている関係で、剛性が不足し、安定した操作が期待できない という不具合が指摘されており、加えてプルハンドル3の底面にビス8止め固定 した後、装飾キャップ9を必要とするため、部品点数の増大ならびに装飾キャッ プ9の違和感から生じる見栄えの低下を招く不具合もある。
【0008】 この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とするところ は、表皮材の厚み仕様が相違した場合でも、外観見栄えが良好であり、かつ、プ ルハンドルの寸法誤差やブラケットの取付誤差等のバラツキを有効に吸収するこ とができ、プルハンドルを簡単かつ美麗に取付けることができ、しかも剛性を強 化したドアトリム用プルハンドルの取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ドアトリムのほぼ中央部を車室内側に 膨出形成して、アームレストを形成するとともに、このアームレスト内部にプル ハンドルを装着し、アームレストの開口を通してその内部を車室内側に臨ませる ようにしたドアトリム用プルハンドルの取付構造において、 前記プルハンドルは、ケース状に成形されたプルハンドル本体と、プルハンド ル本体の前縁側に水平方向に延びる前縁側フランジと、プルハンドル本体の後縁 側に、鉛直方向に延びる鉛直用フランジとを備え、このプルハンドルをアームレ スト内に挿入し、開口前縁側裏面にプルハンドルの前縁側フランジを固着すると ともに、後縁側フランジをドアトリムの裏面側に固定することにより、ドアトリ ムの裏面側からプルハンドルを取付けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
以上の構成から明らかなように、プルハンドル本体に一体に設けた前縁側フラ ンジおよび後縁側フランジをそれぞれドアトリムの裏面側に固定するという構成 であるため、従来のようにフランジが外部に目立つことがなく、見栄えが良好で あるとともに、表皮材の厚み変化に影響されることがない。
【0011】 さらに、取付点が従来の1箇所であるのに対して、前縁側フランジおよび後縁 側フランジをドアトリム裏面側に固定するため、剛性が強化されるとともに、従 来の装飾キャップも廃止できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案によるドアトリム用プルハンドルの取付構造の実施例を、添付図 面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】 図1は本考案によるドアトリム用プルハンドルをドアトリムに取付けた状態を 示す全体斜視図、図2は本考案によるプルハンドルをドアトリムに取付ける状態 を示す説明図、図3はドアトリム用プルハンドルをドアトリムに取付けた状態を 示す断面図である。
【0014】 図1,図2において、本考案によるドアトリム用プルハンドル10は、合成樹 脂の射出成形体からなり、ケース状のプルハンドル本体11と、このプルハンド ル本体11と一体に、その前縁側に水平方向に延びる前縁側フランジ12と、後 縁側に上方鉛直方向に延びる後縁側フランジ13とが設けられており、この後縁 側フランジ13にはその2箇所に取付孔14が形成されている。
【0015】 次に、このプルハンドル10を取付けるドアトリム20は、芯材21の表面に パッド材22を配置して、外表面を表皮材23により被覆した3層構造のものが 本例では使用されているが、適宜パッド材22を省略して、芯材21と表皮材2 3との2層構造でもよく、また、表皮材23は、塩ビレザー,樹脂シート等の薄 手仕様のものでも、発泡シート等の比較的厚手仕様のものでも任意により適宜選 択されてよい。
【0016】 また、上記ドアトリム20のほぼ中央部は車室内側に膨出形成され、乗員の肘 掛けとして機能するアームレスト24が形成され、このアームレスト24の上面 開口25を通して、上記プルハンドル10の内部が車室内側に臨むように構成さ れている。
【0017】 ところで、本考案の特徴は、プルハンドル10をドアトリム20の裏面側から 取付け、従来のフランジが外部に目立つことがないようにして、外観見栄えを向 上させることと、従来の装飾キャップを廃止して、コストダウンに貢献でき、か つ剛性を強化して、操作性を向上させることにある。
【0018】 すなわち、図1に示すように、プルハンドル10をドアトリム20のアームレ スト24内に収容し、プルハンドル10の開口15とアームレスト24の開口2 5を一致させた上で、プルハンドル10の前縁側フランジ12を芯材21裏面側 に固定するが、このとき、断面略L字状に曲成されているブラケット30がドア トリム20の裏面側に、取付孔31内にリベット32を挿入固定することにより 取付けられており、図3に示すように、このブラケット30と開口25縁部にお ける芯材21との間で前縁側フランジ12が挟持固定されるとともに、プルハン ドル10の後縁側フランジ13がその取付孔14を通じて芯材21にビス40止 めされることにより、プルハンドル10は、前縁側フランジ12および後縁側フ ランジ13がドアトリム20の裏面側に確実かつ堅固に固定されている。
【0019】 このとき、ドアトリム20の表皮材23は、スリットを入れて、開口25縁部 に巻き込まれた状態で前縁側フランジ12が挿入される。なお、ブラケット30 にはストッパ33が形成されており、前縁側フランジ12の挿入寸法を規制して いる。
【0020】 このように、プルハンドル10は、前縁側フランジ12および後縁側フランジ 13により堅固にドアトリム20に取付けられており、かつ、図2に示すように 、ドアトリム20の表面側には、従来のようにフランジが目立つことがなく、か つ、見栄えがよく、かつ、厚手仕様の表皮材23を使用した場合でも、取付に支 障を来たすおそれがない。
【0021】 次いで、図4は本考案の別実施例を示すもので、この実施例は、プルハンドル 10の開口15の前縁部に沿って、前縁側フランジ12を設ける一方、上方に延 びる延長部16を設け、この延長部16により、プルハンドル10とドアトリム 20との合わせを、表皮材23のコーナー部まで延長し、指をプルハンドル10 内部に差し入れて、操作する際のプルハンドル10内面の感触を向上させ、操作 時における違和感をなくした実施例である。
【0022】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によるドアトリム用プルハンドルの取付構造によれ ば、以下に記載する格別の作用効果を有する。
【0023】 (1)本考案によれば、プルハンドル本体に一体に設けた前縁側フランジと後縁 側フランジとをそれぞれドアトリム裏面側に固定するという構成であるため、従 来のようにポケット周縁フランジが外部に目立つことがないため、プルハンドル の外観見栄えが向上するという効果を有する。
【0024】 (2)従来のように周縁フランジがドアトリムの表面側に位置する構成ではない ため、表皮材として薄手仕様,厚手仕様双方のものを使用しても、フランジとド アトリムとの間にすきが発生して見栄えを低下させたり、また表皮材の厚みが取 付作業性に障害となることがなく、外観見栄えおよび取付作業性を向上させると いう効果を有する。
【0025】 (3)本考案によれば、プルハンドル本体の前縁側フランジおよび後縁側フラン ジをそれぞれドアトリム裏面側に固定するという構成であるため、従来のように プルハンドル底部をビス1箇所で固定する構成のものに比べ、取付強度が強化さ れ、プルハンドルの良好な操作性が期待できるという効果を有する。
【0026】 (4)本考案によれば、取付固定点をそれぞれドアトリムの裏面側に設定したた め、従来のビスの頭部を隠すための装飾キャップ等が不要となり、部品点数削減 によるコストダウンを招来するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、プルハンドル
をドアトリムに取付ける状態を示す説明図。
【図2】本考案によるプルハンドルを取付けた自動車用
ドアトリムを室内側から見た斜視図。
【図3】図2中III −III 線断面図。
【図4】本考案の第2実施例を示すもので、プルハンド
ルをドアトリムに取付けた状態を示す断面図。
【図5】従来の自動車用ドアトリムを示す斜視図。
【図6】従来のドアトリム用プルハンドルの取付状態を
説明する全体図。
【図7】従来のドアトリム用プルハンドルをドアトリム
に取付けた状態を示す断面図。
【符号の説明】
10 ドアトリム用プルハンドル 11 プルハンドル本体 12 前縁側フランジ 13 後縁側フランジ 15 開口 20 自動車用ドアトリム 23 表皮材 24 アームレスト 25 開口 30 ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアトリム(20)のほぼ中央部を車室内
    側に膨出形成して、アームレスト(24)を形成すると
    ともに、このアームレスト(24)内部にプルハンドル
    (10)を装着し、アームレスト(24)の開口(2
    5)を通してその内部を車室内側に臨ませるようにした
    ドアトリム用プルハンドルの取付構造において、前記プ
    ルハンドル(10)は、ケース状に成形されたプルハン
    ドル本体(11)と、プルハンドル本体(11)の前縁
    側に水平方向に延びる前縁側フランジ(12)と、プル
    ハンドル本体(11)の後縁側に、鉛直方向に延びる鉛
    直用フランジ(13)とを備え、このプルハンドル(1
    0)をアームレスト(24)内に挿入し、開口(25)
    前縁側裏面にプルハンドル(10)の前縁側フランジ
    (12)を固着するとともに、後縁側フランジ(13)
    をドアトリム(20)の裏面側に固定することにより、
    ドアトリム(20)の裏面側からプルハンドル(10)
    を取付けたことを特徴とするドアトリム用プルハンドル
    の取付構造。
JP4214891U 1991-06-05 1991-06-05 ドアトリム用プルハンドルの取付構造 Withdrawn JPH04133917U (ja)

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JP4214891U JPH04133917U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 ドアトリム用プルハンドルの取付構造

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JPH04133917U true JPH04133917U (ja) 1992-12-14

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JP4214891U Withdrawn JPH04133917U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 ドアトリム用プルハンドルの取付構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019038826A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 河西工業株式会社 車両用内装部品

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