JPH04133732A - 複層チューブ - Google Patents

複層チューブ

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JPH04133732A
JPH04133732A JP25824690A JP25824690A JPH04133732A JP H04133732 A JPH04133732 A JP H04133732A JP 25824690 A JP25824690 A JP 25824690A JP 25824690 A JP25824690 A JP 25824690A JP H04133732 A JPH04133732 A JP H04133732A
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JP
Japan
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tube
particles
layer tube
fluoroplastic
baking
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Pending
Application number
JP25824690A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Ariyoshi
俊彦 有吉
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフッ素樹脂チューブを内層とする複層チューブ
の改良に関し、耐薬品性、非汚染性、非接着性に優れ、
且つ内層と外層の接着強度の大きなチューブを提供する
ものである。
(従来の技術) フッ素樹脂は耐薬品性、非汚染性、非接着性に優れ、ま
た不純物の溶出が少なく、無臭性でもあることから、そ
のチューブ成形物は、例えば、飲料水や薬品の搬送用配
管に用いられている。
ところで、フッ素樹脂は高価であるから、コスト引下げ
のためにチューブ厚を薄くすることが行われている。
勿論、単なる薄肉化は強度維持および安全性の面から許
容されないので、薄肉フッ素樹脂チューブの外側に補強
、保護のための金属編組やその他の被覆を設けた複層構
造とする(テフロンジャーナル、N119.1966)
ことにより、低コスト化および強度維持、安全性の確保
という互いに相反する要求に応えようとしている。
このような薄肉フン素樹脂チューブとその外側に形成さ
れた熱可塑性樹脂チューブから成る複層チューブを得る
場合、両チューブを互いに強固に接着させるため、通常
はフッ素樹脂チューブの外表面に接着処理を施している
。両チューブの接着強度が弱いと、屈曲させて配管させ
るとき等に内外層の剥離を生じたり、カブラ等の金具挿
入時に内層がズしてシワとなり、ここに搬送流体が侵入
したりするという不都合を生ずる。
フッ素樹脂の接着処理としては、−1に、(a)フッ素
樹脂チューブの外表面を金属ナトリウムのアンモニウム
錯塩や金属ナトリウムのナフタリン錯塩のテトラヒドロ
フラン溶液と接触せしめて脱フッ素化する方法、或いは
(1))フッ素樹脂チューブの外表面をサンドベーパー
により研磨したり、サンドブラストにより粗面化する方
法、が知られている。従って、フッ素樹脂チューブ外表
面の接着処理もこれらの方法を適用できる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者の方法は使用材料に起因して火災の
危険があると共に処理効果が比較的短期間で減少し易く
、また後者の方法は処理による接着力の向上度合いが期
待するほどではなく、更に処理作業時に薄肉チューブに
接触するサンドペーパーや衝突する砂により、チューブ
にピンホールやクラックの発生が懸念される、という問
題があった。
(問題を解決するための手段) 本発明者は従来技術の有する上記問題を解決するため、
鋭意研究の結果、フッ素樹脂チューブの外表面に粒子を
焼き付けることにより、所期の目的が達成されることを
見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明に係る複層チューブはフッ素樹脂製内層チ
ューブの外表面が粒子焼付により粗面化されており、こ
の外表面に熱可塑性樹脂製外層チューブが積層されて成
ることを特徴とするものである。
本発明において用いられる内層チューブはフン素樹脂、
例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE) 、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチ
レン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、
ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチ
レン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTF
E) 、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等から形成
される。勿論、チューブ成形に際しては着色剤、充填剤
等の添加剤を適量配合することができる。
本発明においては、フッ素樹脂製チューブの外表面が粒
子焼付により粗面化される。この粗面化に用いられる粒
子は、チューブへの焼付温度で分解しないものであれば
特に限定なく、種々のものが使用できる。例えば、有機
系ではポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、芳香
族ポリエステル等を、無機系では金属酸化物、カーボン
、ガラスピーズ、ケイ素化合物等を、その具体例として
挙げることができる。
これら粒子の大きさは粗面化効果の点から、平均粒径を
約1〜50μmとするのが好ましいことが判明している
が(この程度の粒子を用いると、粗面化後の表面粗さが
約10〜50μmとなる)、所望により、これよりも大
径或いは小径のものを使用することもできる。
これらの粒子を用いてフッ素樹脂チューブの外表面を粗
面化するには、粒子を水や有機溶媒に分散せしめ、この
分散液をフッ素樹脂チューブの外表面に塗布し、次いで
加熱することにより、分散溶媒を除去すると共に粒子を
焼付固定する方法等を採用できる。
分散液のチューブ外表面への塗布は、チューブを分散液
中に浸漬するか、分散液をチューブ外表面にスプレー散
布する等による。
また、チューブ外表面への粒子の焼付固定を容易にする
ため、分散液中にフッ素樹脂粉末等のバインダーを配合
することができる。このバインダーとしては粒径的0.
05〜0.5μmの微粉末が好ましい。
バインダーを配合した場合は、加熱により該バインダー
が軟化乃至溶融し、その結果、粒子をチューブ外表面に
より強固に固定する。
バインダーを使用しない場合はチューブ外表面が軟化乃
至溶融し得る温度に加熱すればよく、これにより、粒子
がチューブ外表面に焼付固定される。
本発明においては、かように外表面が粗面化されたフッ
素樹脂チューブの該外表面に、熱可塑性樹脂製の外層チ
ューブが積層される。
フッ素樹脂製内層チューブへの外層チューブの積層は、
例えば、内層チューブ上にポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、変性ポリエステル等
の熱可塑性樹脂を溶融押出する方法を採用できる。
(発明の効果) 本発明は上記のように構成されており、内層チューブの
外表面を粒子焼付により粗面化したので、内層チューブ
と外層チューブとが強固に積層−体された複層チューブ
を提供できる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例I PTFE粉末(粒径的0.3μm)濃度60重量%の水
性ディスバージョンに粒径的30μmのカーボン粉末を
加え、均一に混合する。なお、カーボン粉末の配合量は
PTFE粉末100重量部に対し、15重量部である。
このPTFE粉末とカーボン粉末を含む分散液中に内径
6.35mm、肉厚0.5mmのPTFEチューブを浸
漬して引上げ、5分間室温で風乾し、次いで、370°
Cの温度で5分間加熱することにより、水を除去すると
共にPTFE粉末をバインダーとしてカーボン粉末をチ
ューブ外表面に焼付固定する。なお、浸漬に際してはチ
ューブ内周面に粘着テープを貼着し、内周面への分散液
の付着を防止した。また、このテープは加熱前に剥離し
た。
次に、このチューブ上にポリエステルエラストマーを2
30°Cの温度で溶融押出して外層チューブ(肉厚1.
1mm)を形成し、複層チューブを得た。
この複層チューブにおける内層チューブと外層チューブ
との接着強度を知るため、温度25°C1引張速度50
mm/minの条件で内層チューブを引抜き、その時の
力(kg/ 100 mm)を測定したところ、3.5
kg/l 00mmであった。
実施例2 FEP粉末(粒径的0. 15 μm)濃度50重量%
の水性ディスバージョンに粒径的5μmの酸化チタン粉
末を加え、均一に混合する。なお、酸化チタン粉末の配
合量はFEP粉末100重量部に対し、20重量部であ
る。
このFEP粉末と酸化チタン粉末を含む分散液中に内径
6.35mm、肉厚0.5mmのPFAチューブを浸漬
して引上げ、5分間風乾し、次いで、280°Cの温度
で5分間加熱することにより、水を除去すると共にFE
P粉末をバインダーとして酸化チタン粉末をチューブ外
表面に焼付固定する。なお、浸漬に際しては、実施例1
と同様に粘着テープを貼着し、チューブ内周面への分散
液の付着を防止した。
次に、このチューブ上に実施例1と同様にしてポリエス
テルエラストマーから成る外層チューブを形成して、複
層チューブを得た。
この複層チューブにおける内層チューブと外層チューブ
との接着強度は4.0kg/l 00mmであった。
比較例1 実施例1で用いたと同じPTFEチューブを金属ナトリ
ウムのナフタレン錯体のテトラヒドロフラン溶液に10
秒間浸漬して引上げ、次いで、エタノールおよび水で洗
浄することにより、外表面を接着処理する。なお、浸漬
に際しては、チューブ内周面に粘着テープを貼着し、処
理液のチューブ内周面への接触を防止した。また、この
テープは接着処理後に剥離した。
次に、このチューブ上に実施例1と同様にして外層チュ
ーブを形成し、複層チューブを得た。
この複層チューブにおける内層チューブと外層チューブ
の接着強度は2.1kg/l 00mmであった。
比較例2 実施例1で用いたと同じPTFEチューブの外表面を#
80のサンドベーパーで研磨し粗面化する。
次に、このチューブ上に実施例1と同様にして外層チュ
ーブを形成し、複層チューブを得た。
この複層チューブにおける内層チューブと外層チューブ
の接着強度は1.0kg/l 00mmであっ1こ。
比較例3 実施例2で用いたと同しPFAチューブの外表面を比較
例1と同様にして接着処理する。
次に、このチューブ上に実施例2と同様にして外層チュ
ーブを形成し、複層チューブを得た。
この複層チューブにおける内層チューブと外層チューブ
の接着強度は2.5kg/l 00mmであった。
比較例4 実施例2で用いたと同しPFAチューブの外表面を比較
例2と同様にして接着処理する。
次に、このチューブ上に実施例2と同様にして外層チュ
ーブを形成し、複層チューブを得た。
この複層チューブにおける内層チューブと外層チューブ
の接着強度は1.3kg/l 00mmであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フッ素樹脂製内層チューブの外表面が粒子焼付により粗
    面化されており、この外表面上に熱可塑性樹脂製外層チ
    ューブが積層されて成る複層チューブ。
JP25824690A 1990-09-26 1990-09-26 複層チューブ Pending JPH04133732A (ja)

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JP25824690A JPH04133732A (ja) 1990-09-26 1990-09-26 複層チューブ

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634940U (ja) * 1992-10-12 1994-05-10 ニチアス株式会社 耐酸素透過性配管用チューブ
JP2001315248A (ja) * 2000-05-01 2001-11-13 Chuko Kasei Kogyo Kk 複合シート
US6431178B1 (en) 1998-06-02 2002-08-13 Pentel Kabushiki Kaisha Hair dyeing tool having dispensing mechanism
US6742952B1 (en) 2003-02-28 2004-06-01 Bic Corporation Transparent or translucent tubular structure
JP2016194359A (ja) * 2015-04-02 2016-11-17 積水化学工業株式会社 断熱配管システム

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