JPH04133381U - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH04133381U
JPH04133381U JP1032391U JP1032391U JPH04133381U JP H04133381 U JPH04133381 U JP H04133381U JP 1032391 U JP1032391 U JP 1032391U JP 1032391 U JP1032391 U JP 1032391U JP H04133381 U JPH04133381 U JP H04133381U
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JP
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slider
contact
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housing
electric wire
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JP1032391U
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Inventor
孝之 小島
瑛 鈴木
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日本端子株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 本考案は、スライダの操作による芯線部の圧
接時に被覆部も同時に保持されるようにしたコネクタを
提供する。 [構成] ハウジング1と、起立片11と湾曲片7とで
一体に形成されたコンタクト2と、ハウジング1とスラ
イド可能に被着されるスライダ15で構成され、スライ
ダ15の電線挿通孔23から電線8を差し込んでスライ
ダ15を押し下げることによってスライダ15の押圧用
突起19が湾曲片7を起立片11側に押し曲げて差し込
まれた電線8の芯線部9を湾曲片先端の接触部10が圧
接保持すると共に、上記スライダ15の押し下げ時に内
面に突設された可撓性を有する一対の押え用突片25,
26の一方がコンタクト2の傾斜突片12で他方が湾曲
片7で各々内側へ湾曲されて電線8の被覆部24を挟持
するようにしたコネクタ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ハウジング内に収容されたコンタクトに対し、当該ハウジングに被 着されるスライダによって単線または平行線の電線端末を圧接状態で接続するコ ネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のコネクタは、図8のように断面コ字状をしたハウジング30内 にコンタクト31が収容され、このハウジング30の開口する上面側には当該ハ ウジング30の両側璧を外側から抱え込んだ状態で上下方向にスライドさせて挿 通孔36から挿通させた電線端末をコンタクト31に対して圧接状態で接続する ためのスライダ34が被着される。尚、このコネクタはハウジング30の下面か ら突出されたコンタクト31のリード部32を基板33の取付け孔に挿通させ、 裏面で半田付することによってハウジング30が基板33に固着される。
【0003】 すなわち、図9のように電線35の芯線部37をコンタクト31の起立片38 と湾曲片39間に差し込んで被覆部40が挿通孔36に差し込まれた状態でスラ イダ34をハウジング30に押し込むと、スライダ34の内面に突設された押圧 用突起41によって可撓性の湾曲片39が起立片38側へ押し曲げられ、当該湾 曲片39先端の接触部42が芯線部37に圧接されて電気接続並びに電線35の 保持をすることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のコネクタでは、電線35の被覆部40と挿通されるスライダ3 4の挿通孔36との間にクリアランスがあって被覆部40は何等スライダ34に よって保持されていないので、接続された電線35に外力が加わった場合には芯 線部37に無理な力が掛かって、コンタクト31から電線35が脱落したり芯線 部37が切断される等の問題が生じていた。 そこで本考案では、スライダの操作による芯線部の圧接時に被覆部も同時に保 持されるようにしてこれら従来技術の課題を解決し得るコネクタの提供を目的と するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨は、上部が開口した箱型のハウジングと、対向する起立片と湾曲 片とで一体に形成されて上記ハウジングの内部に収容されたコンタクトと、上記 ハウジングの開口側へ嵌合されて上下方向へスライド可能に被着されるスライダ とで構成され、上記スライダの上面板に穿設された電線挿通孔から電線を差し込 み、当該スライダをハウジング側に押し下げることによってスライダ内面に突出 する押圧用突起が上記コンタクトの湾曲片を起立片側に押し曲げて、当該湾曲片 と起立片間に差し込まれた電線の芯線部を湾曲片の先端に形成された接触部が圧 接保持するコネクタにおいて、 上記スライダの内面には、可撓性を有する一対の押え用突片が電線挿通孔に隣 接して対向状に突設されていると共に、上記起立片の上端にはハウジングの内側 壁上端に形成されたテーパ面に沿う傾斜突片が設けられ、上記スライダをハウジ ング側に押し下げた際に上記押え用突片の一方がコンタクトの傾斜突片で他方が 湾曲片で各々内側へ湾曲されて電線の被覆部を挟持するコネクタである。
【0006】
【実施例】
以下に、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案によるコネクタの電線が接続される前の断面図を示し、断面コ字 状のハウジング1内には起立片11と湾曲片7を備えたコンタクト2が収容され ている。このコンタクト2の起立片11から垂設されたリード部3は、ハウジン グ1の底面に穿設されたリード孔4を挿通して当該底面から突設れており、この リード部3を基板5の取付け孔6に挿通して基板5の裏面側で半田付けすること によってハウジング1が基板5に固着される。 また、ハウジング1には一側璧13の上端部内側にテーパー面14が形成され ていると共に、コンタクト2の起立片11の上端部には外側に斜めに折り曲げら れた傾斜突片12が設けられており、コンタクト2は傾斜突片12がテーパー面 14に当接し且つ起立片11が一側璧13に沿って延在される態様でハウジング 1内に収容される。 上記コンタクト2は、図2のように湾曲片7が矢示方向へ可撓性を有して受圧 湾曲部20が後述するスライダ15の押圧を受けると起立片11側へ押し曲げら れ、その際に当該湾曲片7の先端に形成された接触部10が電線8の芯線部9を 圧接状態で保持するものであり、リード部3はこの湾曲片7からの切り出しによ って形成されている。
【0007】 ハウジング1に上方から嵌合されるスライダ15は、ハウジング1の一側璧1 3と他側璧16上部を外側から抱え込む側板17,18を備え、図3と図4のよ うに側板18側には他側璧16とコンタクト2の湾曲片7間に挿入されてスライ ダ15の上下方向のスライドを他側璧16に沿って案内する押圧用突起19が突 設されている。この押圧用突起19の先端内側には、スライダ15をハウジング 1に押し込んだ際にコンタクト2の受圧湾曲部20に当接して湾曲片7を起立片 11側へ押し曲げることを容易するためのテーパー面21が形成されている。 またスライダ15の上面板22には、芯線部9をコンタクト2の起立片11と 湾曲片7間へ位置させるように電線8が挿通される電線挿通孔23が穿設されて おり、この挿通孔23の左右には電線8の被覆部24を保持するための可撓性を 有する押え用突片25,26が上面板22の下面に突設されている。
【0008】 上記構成のコネクタに電線8を接続する場合には、図5のようにスライダ15 の挿通孔23から電線8を挿通させて芯線部9をコンタクト2の起立片11と湾 曲片7間に差し込み、押え用突片部25,26に被覆部24が挿入された状態で スライダ15を下方に押し下げる。これにより、図中左側の押え用突片25がハ ウジング1の上部テーパー面14に当接している傾斜突片12を押圧してその反 力で当該押え用突片25は内側へ湾曲して狭められる。また右側の押え用突片2 6は、押圧用突起19によって押圧されて起立片11側へ押し曲げされた湾曲片 7によって押圧されるので、当該押え用突片26は内側へ湾曲して狭められる。 これによって、図6のように被覆部24両側の起立片11と湾曲片7との間に 食い込んだ左右の押え用突片25,26によって被覆部24が強く挾着保持され ると共に、湾曲片7先端の接触部10が芯線部9を圧接保持するので電線8はコ ネクタに対して強固に接続される。 尚、上述したコンタクトは図7のように、板材を折り曲げて傾斜突片12と起 立片11およびリード部3を各々形成したコンタクト27に構成しても良い。
【0009】
【考案の効果】
前記した実施例でも明らかなとおり、本考案では電線の芯線部をコンタクトの 湾曲片によって圧接保持する従来の構成に加え、スライダの電線挿通孔の下面に 可撓性を有する押え用突片を突設させ、この押え用突片によって電線の被覆部を 強く保持するようにしたので、従来の単に電線の芯線部のみを湾曲片で圧接保持 するだけのものに比べて電線に対する保持力が格段に向上する。 従って、電線に外力が加わってもコンタクトから脱落したり芯線部が損傷を受 けるような不具合が生ぜず、基板に対する電線接続の信頼性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるコネクタの縦断面図。
【図2】上記コネクタに用いられるコンタクトの外観斜
視図。
【図3】上記コネクタに用いられるスライダを裏面から
見た要部斜視図。
【図4】上記スライダの背面図。
【図5】上記コネクタに電線を挿通したスライダ押し下
げ前の状態を示す縦断面図。
【図6】スライダを押し下げ電線が接続された状態を示
す前記コネクタの縦断面図。
【図7】他の実施例のコンタクトを示す斜視図。
【図8】従来のコネクタの縦断面図。
【図9】従来のコネクタに電線が接続された状態を示す
縦断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2,27 コンタ
クト 3 リード部 4 リード孔 5 基板 6 取付け孔 7 湾曲片 8 電線 9 芯線部 10 接触部 11 起立片 12 傾斜突片 13 一側璧 14 テーパー面 15 スライダ 16 他側璧 17,18 側板 19 押圧用突起 20 受圧湾曲部 21 テーパー面 22 上面板 23 電線挿通孔 24 被覆部 25,26 押え
用突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開口した箱型のハウジングと、対
    向する起立片と湾曲片とで一体に形成されて上記ハウジ
    ングの内部に収容されたコンタクトと、上記ハウジング
    の開口側へ嵌合されて上下方向へスライド可能に被着さ
    れるスライダとで構成され、上記スライダの上面板に穿
    設された電線挿通孔から電線を差し込み、当該スライダ
    をハウジング側に押し下げることによってスライダ内面
    に突出する押圧用突起が上記コンタクトの湾曲片を起立
    片側に押し曲げて、当該湾曲片と起立片間に差し込まれ
    た電線の芯線部を湾曲片の先端に形成された接触部が圧
    接保持するコネクタにおいて、上記スライダの内面に
    は、可撓性を有する一対の押え用突片が電線挿通孔に隣
    接して対向状に突設されていると共に、上記起立片の上
    端にはハウジングの内側壁上端に形成されたテーパ面に
    沿う傾斜突片が設けられ、上記スライダをハウジング側
    に押し下げた際に上記押え用突片の一方がコンタクトの
    傾斜突片で他方が湾曲片で各々内側へ湾曲されて電線の
    被覆部を挟持するようにしたコネクタ。
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