JPH0733407Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0733407Y2
JPH0733407Y2 JP1032391U JP1032391U JPH0733407Y2 JP H0733407 Y2 JPH0733407 Y2 JP H0733407Y2 JP 1032391 U JP1032391 U JP 1032391U JP 1032391 U JP1032391 U JP 1032391U JP H0733407 Y2 JPH0733407 Y2 JP H0733407Y2
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JP
Japan
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slider
housing
piece
contact
electric wire
Prior art date
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JP1032391U
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JPH04133381U (ja
Inventor
孝之 小島
瑛 鈴木
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Nippon Tanshi Co Ltd
Original Assignee
Nippon Tanshi Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハウジング内に収容さ
れたコンタクトに対し、当該ハウジングに被着されるス
ライダによって単線または平行線の電線端末を圧接状態
で接続するコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコネクタは、図8のよう
に断面コ字状をしたハウジング30内にコンタクト31
が収容され、このハウジング30の開口する上面側には
当該ハウジング30の両側璧を外側から抱え込んだ状態
で上下方向にスライドさせて挿通孔36から挿通させた
電線端末をコンタクト31に対して圧接状態で接続する
ためのスライダ34が被着される。尚、このコネクタは
ハウジング30の下面から突出されたコンタクト31の
リード部32を基板33の取付け孔に挿通させ、裏面で
半田付することによってハウジング30が基板33に固
着される。
【0003】すなわち、図9のように電線35の芯線部
37をコンタクト31の起立片38と湾曲片39間に差
し込んで被覆部40が挿通孔36に差し込まれた状態で
スライダ34をハウジング30に押し込むと、スライダ
34の内面に突設された押圧用突起41によって可撓性
の湾曲片39が起立片38側へ押し曲げられ、当該湾曲
片39先端の接触部42が芯線部37に圧接されて電気
接続並びに電線35の保持をすることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のコネク
タでは、電線35の被覆部40と挿通されるスライダ3
4の挿通孔36との間にクリアランスがあって被覆部4
0は何等スライダ34によって保持されていないので、
接続された電線35に外力が加わった場合には芯線部3
7に無理な力が掛かって、コンタクト31から電線35
が脱落したり芯線部37が切断される等の問題が生じて
いた。そこで本考案では、スライダの操作による芯線部
の圧接時に被覆部も同時に保持されるようにしてこれら
従来技術の課題を解決し得るコネクタの提供を目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の要旨は、上部が
開口した箱型のハウジングと、対向する起立片と湾曲片
とで一体に形成されて上記ハウジングの内部に収容され
たコンタクトと、上記ハウジングの開口側へ嵌合されて
上下方向へスライド可能に被着されるスライダとで構成
され、上記スライダの上面板に穿設された電線挿通孔か
ら電線を差し込み、当該スライダをハウジング側に押し
下げることによってスライダ内面に突出する押圧用突起
が上記コンタクトの湾曲片を起立片側に押し曲げて、当
該湾曲片と起立片間に差し込まれた電線の芯線部を湾曲
片の先端に形成された接触部が圧接保持するコネクタに
おいて、上記スライダの内面には、可撓性を有する一対
の押え用突片が電線挿通孔に隣接して対向状に突設され
ていると共に、上記起立片の上端にはハウジングの内側
壁上端に形成されたテーパ面に沿う傾斜突片が設けら
れ、上記スライダをハウジング側に押し下げた際に上記
押え用突片の一方がコンタクトの傾斜突片で他方が湾曲
片で各々内側へ湾曲されて電線の被覆部を挟持するコネ
クタである。
【0006】
【実施例】以下に、本考案を図示の実施例に基づいて詳
細に説明する。図1は本考案によるコネクタの電線が接
続される前の断面図を示し、断面コ字状のハウジング1
内には起立片11と湾曲片7を備えたコンタクト2が収
容されている。このコンタクト2の起立片11から垂設
されたリード部3は、ハウジング1の底面に穿設された
リード孔4を挿通して当該底面から突設れており、この
リード部3を基板5の取付け孔6に挿通して基板5の裏
面側で半田付けすることによってハウジング1が基板5
に固着される。また、ハウジング1には一側璧13の上
端部内側にテーパー面14が形成されていると共に、コ
ンタクト2の起立片11の上端部には外側に斜めに折り
曲げられた傾斜突片12が設けられており、コンタクト
2は傾斜突片12がテーパー面14に当接し且つ起立片
11が一側璧13に沿って延在される態様でハウジング
1内に収容される。上記コンタクト2は、図2のように
湾曲片7が矢示方向へ可撓性を有して受圧湾曲部20が
後述するスライダ15の押圧を受けると起立片11側へ
押し曲げられ、その際に当該湾曲片7の先端に形成され
た接触部10が電線8の芯線部9を圧接状態で保持する
ものであり、リード部3はこの湾曲片7からの切り出し
によって形成されている。
【0007】ハウジング1に上方から嵌合されるスライ
ダ15は、ハウジング1の一側璧13と他側璧16上部
を外側から抱え込む側板17,18を備え、図3と図4
のように側板18側には他側璧16とコンタクト2の湾
曲片7間に挿入されてスライダ15の上下方向のスライ
ドを他側璧16に沿って案内する押圧用突起19が突設
されている。この押圧用突起19の先端内側には、スラ
イダ15をハウジング1に押し込んだ際にコンタクト2
の受圧湾曲部20に当接して湾曲片7を起立片11側へ
押し曲げることを容易するためのテーパー面21が形成
されている。またスライダ15の上面板22には、芯線
部9をコンタクト2の起立片11と湾曲片7間へ位置さ
せるように電線8が挿通される電線挿通孔23が穿設さ
れており、この挿通孔23の左右には電線8の被覆部2
4を保持するための可撓性を有する押え用突片25,2
6が上面板22の下面に突設されている。
【0008】上記構成のコネクタに電線8を接続する場
合には、図5のようにスライダ15の挿通孔23から電
線8を挿通させて芯線部9をコンタクト2の起立片11
と湾曲片7間に差し込み、押え用突片部25,26に被
覆部24が挿入された状態でスライダ15を下方に押し
下げる。これにより、図中左側の押え用突片25がハウ
ジング1の上部テーパー面14に当接している傾斜突片
12を押圧してその反力で当該押え用突片25は内側へ
湾曲して狭められる。また右側の押え用突片26は、押
圧用突起19によって押圧されて起立片11側へ押し曲
げされた湾曲片7によって押圧されるので、当該押え用
突片26は内側へ湾曲して狭められる。これによって、
図6のように被覆部24両側の起立片11と湾曲片7と
の間に食い込んだ左右の押え用突片25,26によって
被覆部24が強く挾着保持されると共に、湾曲片7先端
の接触部10が芯線部9を圧接保持するので電線8はコ
ネクタに対して強固に接続される。尚、上述したコンタ
クトは図7のように、板材を折り曲げて傾斜突片12と
起立片11およびリード部3を各々形成したコンタクト
27に構成しても良い。
【0009】
【考案の効果】前記した実施例でも明らかなとおり、本
考案では電線の芯線部をコンタクトの湾曲片によって圧
接保持する従来の構成に加え、スライダの電線挿通孔の
下面に可撓性を有する押え用突片を突設させ、この押え
用突片によって電線の被覆部を強く保持するようにした
ので、従来の単に電線の芯線部のみを湾曲片で圧接保持
するだけのものに比べて電線に対する保持力が格段に向
上する。従って、電線に外力が加わってもコンタクトか
ら脱落したり芯線部が損傷を受けるような不具合が生ぜ
ず、基板に対する電線接続の信頼性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるコネクタの縦断面図。
【図2】上記コネクタに用いられるコンタクトの外観斜
視図。
【図3】上記コネクタに用いられるスライダを裏面から
見た要部斜視図。
【図4】上記スライダの背面図。
【図5】上記コネクタに電線を挿通したスライダ押し下
げ前の状態を示す縦断面図。
【図6】スライダを押し下げ電線が接続された状態を示
す前記コネクタの縦断面図。
【図7】他の実施例のコンタクトを示す斜視図。
【図8】従来のコネクタの縦断面図。
【図9】従来のコネクタに電線が接続された状態を示す
縦断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2,27 コンタ
クト 3 リード部 4 リード孔 5 基板 6 取付け孔 7 湾曲片 8 電線 9 芯線部 10 接触部 11 起立片 12 傾斜突片 13 一側璧 14 テーパー面 15 スライダ 16 他側璧 17,18 側板 19 押圧用突起 20 受圧湾曲部 21 テーパー面 22 上面板 23 電線挿通孔 24 被覆部 25,26 押え
用突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開口した箱型のハウジングと、対
    向する起立片と湾曲片とで一体に形成されて上記ハウジ
    ングの内部に収容されたコンタクトと、上記ハウジング
    の開口側へ嵌合されて上下方向へスライド可能に被着さ
    れるスライダとで構成され、上記スライダの上面板に穿
    設された電線挿通孔から電線を差し込み、当該スライダ
    をハウジング側に押し下げることによってスライダ内面
    に突出する押圧用突起が上記コンタクトの湾曲片を起立
    片側に押し曲げて、当該湾曲片と起立片間に差し込まれ
    た電線の芯線部を湾曲片の先端に形成された接触部が圧
    接保持するコネクタにおいて、上記スライダの内面に
    は、可撓性を有する一対の押え用突片が電線挿通孔に隣
    接して対向状に突設されていると共に、上記起立片の上
    端にはハウジングの内側壁上端に形成されたテーパ面に
    沿う傾斜突片が設けられ、上記スライダをハウジング側
    に押し下げた際に上記押え用突片の一方がコンタクトの
    傾斜突片で他方が湾曲片で各々内側へ湾曲されて電線の
    被覆部を挟持するようにしたコネクタ。
JP1032391U 1991-02-06 1991-02-06 コネクタ Expired - Lifetime JPH0733407Y2 (ja)

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JPH04133381U JPH04133381U (ja) 1992-12-11
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JP2015056209A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタ用端子及び電気コネクタ

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