JPH04133303A - 電磁機器および電磁機器の製造方法 - Google Patents
電磁機器および電磁機器の製造方法Info
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- JPH04133303A JPH04133303A JP25580190A JP25580190A JPH04133303A JP H04133303 A JPH04133303 A JP H04133303A JP 25580190 A JP25580190 A JP 25580190A JP 25580190 A JP25580190 A JP 25580190A JP H04133303 A JPH04133303 A JP H04133303A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、変圧器等の電磁機器およびその製造方法なら
びに樹脂材料に関する。
びに樹脂材料に関する。
従来の技術
従来の電磁機器例えば変圧器の騒音防止方法は、鉄芯の
端面に塗料を塗布したシ、鉄芯を組み込んだ後、コイル
が巻装されていない部分をテーピングして、電磁鋼板相
互を締め付けたり、または前記テーピングの代わりに締
付部材を用いるなどしていた。
端面に塗料を塗布したシ、鉄芯を組み込んだ後、コイル
が巻装されていない部分をテーピングして、電磁鋼板相
互を締め付けたり、または前記テーピングの代わりに締
付部材を用いるなどしていた。
以下図面を参考にして従来の変圧器の騒音防止方法につ
いて述べる。第２図（ａ）は三相巻鉄芯本体部分の概略
正面図であシ、同図中）は電磁鋼板突き合せ部分すなわ
ち第２図（ａ）のＡ部の拡大図である。
いて述べる。第２図（ａ）は三相巻鉄芯本体部分の概略
正面図であシ、同図中）は電磁鋼板突き合せ部分すなわ
ち第２図（ａ）のＡ部の拡大図である。
電磁鋼板２１を巻芯に巻回後成形して内鉄芯２３と２４
を形成し、同様に外鉄芯２６を形成して枠に収納し、不
活性ガス雰囲気中で高温に加熱して焼鈍を行う。それを
冷却した後鉄芯を分解して、同心状に配置されている高
圧コイル、低圧コイルにこの電磁鋼板を挿入し、鉄芯締
付金具やコイル固定部品などを装着して変圧器とする。
を形成し、同様に外鉄芯２６を形成して枠に収納し、不
活性ガス雰囲気中で高温に加熱して焼鈍を行う。それを
冷却した後鉄芯を分解して、同心状に配置されている高
圧コイル、低圧コイルにこの電磁鋼板を挿入し、鉄芯締
付金具やコイル固定部品などを装着して変圧器とする。
このようにして製作した鉄芯は第２図（ｂ）に示すよう
に電磁鋼板２１の突き合せ部分には間隙２２が存在する
。電磁機器の騒音は励磁による電磁鋼板の磁歪振動およ
び交流磁界による電磁振動が起振源となって発生してい
る。従来の騒音防止方法とじては、ヨーク部（電磁コイ
ルを巻装していない部分）をテーピングして締付けるか
または締付は部材を用いて締付けるか、さらには防錆と
兼ねて塗料を端面部に塗布することなどによって振動を
防止することによって騒音を防止していた。しかし塗布
する塗料の磁気特性に考慮は払われていなかった。
に電磁鋼板２１の突き合せ部分には間隙２２が存在する
。電磁機器の騒音は励磁による電磁鋼板の磁歪振動およ
び交流磁界による電磁振動が起振源となって発生してい
る。従来の騒音防止方法とじては、ヨーク部（電磁コイ
ルを巻装していない部分）をテーピングして締付けるか
または締付は部材を用いて締付けるか、さらには防錆と
兼ねて塗料を端面部に塗布することなどによって振動を
防止することによって騒音を防止していた。しかし塗布
する塗料の磁気特性に考慮は払われていなかった。
発明が解決しようとする課題
しかしながら上記従来の騒音防止方法においては、無処
理の場合に比べ騒音を７〜ｓｄＢ低下させることができ
るものの、変圧器の騒音としては６３〜ｅ４ｄＢと高い
レベルにある。
理の場合に比べ騒音を７〜ｓｄＢ低下させることができ
るものの、変圧器の騒音としては６３〜ｅ４ｄＢと高い
レベルにある。
本発明はさらに大幅に騒音を低減する構成および方法お
よび材料を提供することを目的とする。
よび材料を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
上記目的を達成するために本発明による電磁機器では、
電磁鉄芯の突き合せ部分およびヨーク部分の間隙に磁性
粒子を混入した樹脂を含浸し硬化する。さらに前記樹脂
を磁界中で硬化させるものである。
電磁鉄芯の突き合せ部分およびヨーク部分の間隙に磁性
粒子を混入した樹脂を含浸し硬化する。さらに前記樹脂
を磁界中で硬化させるものである。
作 用
上記のように磁性粒子を混入した樹脂を電磁鋼板の間隙
に含浸し硬化して電磁鋼板相互を固着し一体化するので
鉄芯の振動が抑制され、騒音が著しく低減される。さら
に前記樹脂の硬化を磁界中で行うことによシ樹脂に混入
した磁性粒子が配向し間隙部の磁気抵抗を小さくして損
失を低減する。
に含浸し硬化して電磁鋼板相互を固着し一体化するので
鉄芯の振動が抑制され、騒音が著しく低減される。さら
に前記樹脂の硬化を磁界中で行うことによシ樹脂に混入
した磁性粒子が配向し間隙部の磁気抵抗を小さくして損
失を低減する。
実施例
以下本発明の一実施例について図面を参考にしながら説
明する。
明する。
第１図（ａ）は本発明による電磁鉄芯の概略正面図、同
図（ｂ）は電磁鋼板突き合せ部分すなわち第１図（ａ）
のＡ部の拡大図である。
図（ｂ）は電磁鋼板突き合せ部分すなわち第１図（ａ）
のＡ部の拡大図である。
図において、１は電磁鋼板で、低損失が要求される場合
には方向性の硅素鋼板などを用いる。２は間隙部に充填
されたフェライトや鉄粉などの磁性粒子を混入した樹脂
である。磁性粒子としては樹脂との分散性などを考慮し
てその粒径が０．５ミクロン以下のものが優れている。
には方向性の硅素鋼板などを用いる。２は間隙部に充填
されたフェライトや鉄粉などの磁性粒子を混入した樹脂
である。磁性粒子としては樹脂との分散性などを考慮し
てその粒径が０．５ミクロン以下のものが優れている。
混入率は１〜６０重量−位が適している。樹脂としては
変圧器の定格条件で十分耐える耐熱性を有することが選
択する場合の条件となり、通常の乾式トランスの場合、
約１００°Ｃ前後であるのでエポキシ樹脂を硬化剤とし
て脂肪族アミンを用いるものでも使用可能である。電磁
鋼板１の積層間への含浸を早めるには、樹脂の粘度の低
いものを選択した方が良いが、含浸性のすぐれているも
のは流出もしやすいので、その防止と磁性粒子の配列を
目的として直流磁界中で硬化させるのがよい。３および
４は内鉄芯、６は外鉄芯、６は内鉄芯３，４と外鉄芯６
の間にある間隙である。７および８は騒音防止を目的と
して巻回されたテープである。電磁鋼板１の間隙に樹脂
が充分溝されるならばこのテープ７．８は不要である。
変圧器の定格条件で十分耐える耐熱性を有することが選
択する場合の条件となり、通常の乾式トランスの場合、
約１００°Ｃ前後であるのでエポキシ樹脂を硬化剤とし
て脂肪族アミンを用いるものでも使用可能である。電磁
鋼板１の積層間への含浸を早めるには、樹脂の粘度の低
いものを選択した方が良いが、含浸性のすぐれているも
のは流出もしやすいので、その防止と磁性粒子の配列を
目的として直流磁界中で硬化させるのがよい。３および
４は内鉄芯、６は外鉄芯、６は内鉄芯３，４と外鉄芯６
の間にある間隙である。７および８は騒音防止を目的と
して巻回されたテープである。電磁鋼板１の間隙に樹脂
が充分溝されるならばこのテープ７．８は不要である。
鉄芯部に前記本発明の騒音防止処理を施した試作品、３
相１ｏｏＫＶＡの乾式変圧器の場合、騒音は５３ｄＢで
あり、著しい低減効果が見られた。
相１ｏｏＫＶＡの乾式変圧器の場合、騒音は５３ｄＢで
あり、著しい低減効果が見られた。
（参考）
樹脂 ・・・・・・ 常温硬化エポキシ樹脂混入鉄粉・
・・・・・０．１ミクロン径混入率・・・・・・ ２０
重量％（磁界中硬化）なお、実施例は三相変圧器の鉄芯
について記載したが、本発明は他の電磁鉄芯を有する電
磁機器にも適用可能である。
・・・・・０．１ミクロン径混入率・・・・・・ ２０
重量％（磁界中硬化）なお、実施例は三相変圧器の鉄芯
について記載したが、本発明は他の電磁鉄芯を有する電
磁機器にも適用可能である。
発明の効果
以上のように本発明の電磁機器は、電磁鉄芯を構成する
電磁鋼板の間隙部に磁性粒子を混入した樹脂を含浸し硬
化するので、電磁鋼板の間隙部の磁気抵抗は小さくなり
、さらに樹脂により一体化されるので振動が抑制され騒
音が小さくなる。さらに樹脂を含浸後直流磁界中で硬化
させることによりＭＰＪｘ部からの樹脂もれはなく、ま
た磁性粒子の配向によシ間隙部の磁気抵抗はさらに小さ
くなり、起振エネルギーが小さくなるので騒音レベルは
さらに低下する。
電磁鋼板の間隙部に磁性粒子を混入した樹脂を含浸し硬
化するので、電磁鋼板の間隙部の磁気抵抗は小さくなり
、さらに樹脂により一体化されるので振動が抑制され騒
音が小さくなる。さらに樹脂を含浸後直流磁界中で硬化
させることによりＭＰＪｘ部からの樹脂もれはなく、ま
た磁性粒子の配向によシ間隙部の磁気抵抗はさらに小さ
くなり、起振エネルギーが小さくなるので騒音レベルは
さらに低下する。
以上の効果によシ乾式変圧器の騒音レベルを大幅に改善
することが可能となる。
することが可能となる。
第１図（ａ）、Φ）は本発明による電磁機器の要部の概
略正面図および要部拡大図、第２図（ａ） 、 （ｂ）
は従来の電磁機器の要部の概略正面図および要部拡大図
である。 １・・・・・・電磁鋼板、 ２・・・・・・磁性粒子を混入した樹 第 図 ＣｃＬ） ｌ−・電膳偵礒 ｔｘｘｈ性ａ；）１４人Ｌｒ＝ＮＡｋ 脂。
略正面図および要部拡大図、第２図（ａ） 、 （ｂ）
は従来の電磁機器の要部の概略正面図および要部拡大図
である。 １・・・・・・電磁鋼板、 ２・・・・・・磁性粒子を混入した樹 第 図 ＣｃＬ） ｌ−・電膳偵礒 ｔｘｘｈ性ａ；）１４人Ｌｒ＝ＮＡｋ 脂。
Claims (3)
- （１）電磁鋼板を積層した電磁鉄芯の少くとも電磁コイ
ルを巻装していない部分の端面部に、磁性粒子を混入し
た合成樹脂を固着した電磁機器。 - （２）電磁鋼板を積層した電磁鉄芯の少くとも電磁コイ
ルを巻装していない部分の端面部に、磁性粒子を混入し
た合成樹脂を塗布含浸し、磁界中で硬化させることを特
徴とする電磁機器の製造方法。 - （３）合成樹脂に粒径が０．５ミクロン以下の鉄粉を混
入した電磁機器用の樹脂材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25580190A JP2897384B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 電磁機器および電磁機器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25580190A JP2897384B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 電磁機器および電磁機器の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04133303A true JPH04133303A (ja) | 1992-05-07 |
| JP2897384B2 JP2897384B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17283825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25580190A Expired - Fee Related JP2897384B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 電磁機器および電磁機器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2897384B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0626220U (ja) * | 1992-09-01 | 1994-04-08 | 株式会社東芝 | 静止誘導電気機器 |
| DE102018203087A1 (de) * | 2018-03-01 | 2019-09-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Kern für einen Transformator |
| DE102020211253A1 (de) | 2020-09-08 | 2022-03-10 | Siemens Energy Global GmbH & Co. KG | Transformator |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107068361A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-08-18 | 江苏扬动电气有限公司 | 一种点胶纸包铁芯结构 |
-
1990
- 1990-09-25 JP JP25580190A patent/JP2897384B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0626220U (ja) * | 1992-09-01 | 1994-04-08 | 株式会社東芝 | 静止誘導電気機器 |
| DE102018203087A1 (de) * | 2018-03-01 | 2019-09-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Kern für einen Transformator |
| CN111801751A (zh) * | 2018-03-01 | 2020-10-20 | 西门子股份公司 | 用于变压器的芯体 |
| CN111801751B (zh) * | 2018-03-01 | 2024-05-24 | 西门子能源全球有限公司 | 用于变压器的芯体 |
| DE102020211253A1 (de) | 2020-09-08 | 2022-03-10 | Siemens Energy Global GmbH & Co. KG | Transformator |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2897384B2 (ja) | 1999-05-31 |
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|---|---|---|---|
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