JPH0413302Y2 - - Google Patents

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JPH0413302Y2
JPH0413302Y2 JP15692886U JP15692886U JPH0413302Y2 JP H0413302 Y2 JPH0413302 Y2 JP H0413302Y2 JP 15692886 U JP15692886 U JP 15692886U JP 15692886 U JP15692886 U JP 15692886U JP H0413302 Y2 JPH0413302 Y2 JP H0413302Y2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属防水面材のシーム溶接による被
覆防水施工において、金属防水面材を固定するた
めの可動吊子に関するものである。
〔従来の技術〕
屋根等の防水施工においては、近年、ステンレ
スなどの金属防水面材を互いにシーム溶接により
接合して敷設する方法が多く採用されるようにな
ってきた。そして、この金属防水面材を躯体や野
地材に固定するには、金属防水面材相互の接合部
において、躯体や野地材に固定した吊子に共にシ
ーム溶接するのであるが、躯体などに比べて熱伸
縮の大きい金属板材の熱伸縮に対応できるように
するため、従来、例えば実公昭61−1226号公報に
あるような可動吊子が用いられている。
この可動吊子は、躯体などに固定する底板の一
側に立上げ部と折返し垂下縁を設けた吊子本体
と、折返し立上げ縁を有する補強板に金属板とシ
ーム溶接する垂直状部を固着した可動舌片とを形
成して、この可動舌片の補強板の折返し部分を吊
子本体の立上げ部と折返し垂下縁との空隙部内に
遊挿し、可動舌片は吊子本体に対し摺動可能にし
て取付けた構造のものとなつている。
しかし、この可動吊子では、可動舌片と吊子本
体との取付けが、いわゆる引掛けによる係合であ
るため、薄板を用いなくてはならない可動舌片だ
けでは係止強度が小さいため、引掛け用の補強板
を必要としているのであつて、製作が面倒でコス
ト高となる。また、吊子本体の方も、可動舌片を
係合する立上げ部が底板の一側に設けられている
とともに、立上げ部を折り返して引掛けとしてい
るため、強度を出す必要から、板厚を厚くし、補
強リブ等も形成しなければならないことになり、
材料費や製作費が高くなり、全体として高価なも
のとなつている。
本考案は、前記従来の可動吊子における欠点を
改善し、構造が簡単で材料費が少なく、製作が容
易でコストの安い可動吊子を提供しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の目的を達成させるための本考案の構成に
ついて、実施例に対応する図面を参照して説明す
ると、本考案は、天板部1の両側に直立部2,2
を垂下し、その下端に取付板部3,3を外方に突
設して、ハツト形とした吊子受台Aを形成し、前
記天板部1上に、中央部に細長の摺動孔5を有す
る座板4を、天板部1の上面との間に空隙部6を
存して固着し、他方、薄金属板を折曲して、垂直
状片8の下端に水平状片部9を突設し、逆T字形
とした可動舌片Bを形成し、この可動舌片Bを、
その水平状片部9を吊子受台Aの天板部1と座板
4との空隙部6内に遊挿して垂直状片8を摺動孔
5より上方に突出させ、摺動孔5に沿つて摺動自
在に係合したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案可動吊子の実施例について、図面
を参照して説明する。
第1図乃至第3図において、Aは金属板製の吊
子受台で、天板部1の両側に直立部2,2を垂下
し、その下端に外方に突出した取付板部3,3を
設けてハツト型に形成されている。そして、この
吊子受台Aの天板部1上には、中央部に細長の摺
動孔5を有する座板4が、天板部1の上面と適宜
な空隙部6を存して固着されており、また、取付
板部3,3には吊子受台Aを躯体等に固定するた
めのボルト孔7,7が設けられている。
Bは可動舌片で、第3図に示すように、薄い金
属板を折曲して摺動孔5の長さより相当短い長さ
に形成され、所要の高さの垂直状片8の下端に、
垂直状片8の両側横方向に折曲して水平状片部9
を突設し断面略逆T形に形成されている。この水
平状片部9は、垂直状片8の片側に突設した部分
では板が二重となつているが、この二重の板はで
きればスポツト溶接15,15により結着するの
がよい。そして、この可動舌片Bは、その水平状
片部9を吊子受台Aの天板部1と座板4との空隙
部6内に遊挿して垂直状片8を摺動孔5より上方
に突出させて係合され、摺動孔5に沿つて自在に
摺動できるようになつているのである。
次に、本考案可動吊子を使つて金属防水面材の
施工について説明すると、第4図のように、例え
ば鉄骨10の上面に、敷設する金属防水面材1
1,11の接合線に沿つて所要の間隔をおいて可
動吊子を多数配列し、それぞれボルト孔7,7を
通したネジ12,12により固着する。そして接
合する金属防水面材11,11の接合するための
立上げ部13,13を可動吊子の可動舌片Bの垂
直状片8を挟んで接合させ、それら両立上げ部1
3,13と垂直状片8とをシーム溶接14して結
合するのである。また、シーム溶接14後は、接
合した立上げ部13,13に上方から帯状のキヤ
ツプ16を被嵌される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の可動吊子は、天
板部の両側に直立部を垂下し、その下端に取付板
部を外方に突設して、ハツト形とした吊子受台を
形成し、前記天板部上に、中央部に細長の摺動孔
を有する座板を、天板部の上面との間に空隙部を
存して固着し、他方、薄金属板を折曲して、垂直
状片の下端に水平状片部を突設し、逆T字形とし
た可動舌片を形成し、この可動舌片を、その水平
状片部を吊子受台の天板部と座板との空隙部内に
遊挿して垂直状片を摺動孔より上方に突出させ、
摺動孔に沿つて摺動自在に係合した構成としたの
で、次のような多くの優れた効果を有するもので
ある。
(1) 可動舌片を吊子受台に摺動自在に取付けてあ
るので、金属防水面材の熱伸縮に対して舌片が
自在に応動できる。
(2) 吊子受台はハツト型に形成され、その躯体等
への取付けは両側においておこなわれ、また可
動舌片の支持は中央部にある天板部で行われる
ので、可動舌片よりの引張荷重が均等に働くこ
とになり、強度が大で使用している金属板の板
厚も薄くでき、吊子受台のコストが低減でき
る。
(3) 吊子受台上における可動舌片の支持構造は天
板部上に、摺動孔を有する座板を空隙を存して
設けたものとし、これに逆T形状とした可動舌
片を、摺動孔からその垂直状片を突出させて遊
挿したので、可動舌片の支持が偏りなく良好に
できるとともに、可動舌片も、垂直状片とその
下端両側に向けて突出形成した水平状片部と
を、シーム溶接に適する薄い金属板を折曲した
だけで形成でき、それだけで、引張力に充分対
抗させることができ、可動舌片の材料費および
製作費が少なくてすみ、コストが低減できる。
(4) 吊子受台はハツト型に形成されているので、
タル木等を跨いで躯体等への取付けができ、各
種の施工態様に応じることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案可動吊子の一実施例を示す斜面
図、第2図は同縦断面図、第3図は同可動舌片を
示す斜面図、第4図は本考案可動吊子を使用した
施工状態の一例を示す縦断面図である。 A……吊子受台、B……可動舌片、1……天板
部、2……直立部、3……取付板部、4……座
板、5……摺動孔、6……空隙部、7……ボルト
孔、8……垂直状片、9……水平状片部、11…
…金属防水面材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天板部の両側に直立部を垂下し、その下端に取
    付板部を外方に突設して、ハツト形とした吊子受
    台を形成し、前記天板部上に、中央部に細長の摺
    動孔を有する座板を、天板部の上面との間に空隙
    部を存して固着し、他方、薄金属板を折曲して、
    垂直状片の下端に水平状片部を突設し、逆T字形
    とした可動舌片を形成し、この可動舌片を、その
    水平状片部を吊子受台の天板部と座板との空隙部
    内に遊挿して垂直状片を摺動孔より上方に突出さ
    せ、摺動孔に沿つて摺動自在に係合したことを特
    徴とする、可動吊子。
JP15692886U 1986-10-14 1986-10-14 Expired JPH0413302Y2 (ja)

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JP15692886U JPH0413302Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JP15692886U JPH0413302Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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Publication Number Publication Date
JPS6362527U JPS6362527U (ja) 1988-04-25
JPH0413302Y2 true JPH0413302Y2 (ja) 1992-03-27

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