JPH04132714A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH04132714A
JPH04132714A JP25196090A JP25196090A JPH04132714A JP H04132714 A JPH04132714 A JP H04132714A JP 25196090 A JP25196090 A JP 25196090A JP 25196090 A JP25196090 A JP 25196090A JP H04132714 A JPH04132714 A JP H04132714A
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acid
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glycol
oligomer
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Yoshichika Kawabata
川端 善周
Shigeru Motomiya
本宮 滋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、成形物とした時の表面平滑性、寸法安定性(
低反り)、耐熱水性を大幅に改善する熱硬化性樹脂組成
物に関するものである。
(従来の技術) 不飽和ポリエステル樹脂は、優れた成形性、機械的、化
学的、物理的、電気的特性を有するため、各種プラスチ
ック製品に多用されている。その主な用途は、浴槽、ユ
ニットバス、ボート、漁船、タンク、車両、ハウジング
等のFRP用、注型、レジンコンクリート等の非FRP
用がある。
しかし、不飽和ポリエステル樹脂は、硬化の際約8%の
硬化収縮が発生するため、成形品の表面にひげが発生し
たり、成形品が反り寸法精度が悪いと言う欠点を有して
いる。そこで従来、(1)硬化を遅くして硬化収縮応力
の緩和を図る方法、(2)−度に成形する成形厚みを減
少させ、数回に分けて成形し硬化収縮応力の緩和を図る
方法、(3)充填剤を多量に添加し、硬化収縮する樹脂
分を減少させる方法、(4)低収縮化剤を添加し硬化収
縮率を減少する方法が取られている。(1)、(2)の
方法は成形サイクルが長くなり、生産性が悪くなる。(
3)の方法は、樹脂の粘度が上昇し成形作業性が悪くな
る。
(4)の方法は、発泡機構により樹脂の硬化収縮と発泡
による膨張とで硬化収縮を相殺する方法であるため、耐
熱水性、機械的特性が大幅にダウンする。
本発明者等は、この様な欠点を改良すべくジシクロペン
タジェン系オリゴマーに着目した。
ジシクロペンタジェンを出発原料とする不飽和ポリエス
テルは、例えば特公昭55−39243号公報、及び特
開昭58−108218号公報で開示されている。
特公昭55−39243号公報は、ジシクロペンタジェ
ンあるいはハイドロキシ化ジシクロペンタジェンを一塩
基酸と多価アルコールとを反応して得られるエステルオ
リゴマーと不飽和エポキシエステルまたは不飽和ポリエ
ステルと重合性単量体とからなる高固形分樹脂組成物に
関するもので、エステルオリゴマーと不飽和エポキシエ
ステルまたは不飽和ポリエステル等の樹脂固形物の含有
量が60〜95重量%のものである。
従って、ここで用いられるジシクロペンタジェン系エス
テルオリゴマーは、その使用目的及び実施例の粘度から
低粘度理論分子量もしくはそれより低いものである。
又、特開昭58−108218号公報では、実施例にジ
シクロペンタジェンと無水マレイン酸に水を滴下反応し
、更にグリコールとを反応させ数平均分子量850 (
理論分子量551の1.54倍)の不飽和ポリエステル
あるいはジシクロペンタジェンに対して過剰の不飽和二
塩基酸と飽和二塩基酸とグリコールを仕込みエステル反
応により数平均分子量1100の不飽和ポリエステルが
示されている。
従ってここで得られる不飽和ポリエステルは、二塩基酸
とグリコールの仕込量の過剰率により、分子量をコント
ロールするものあるいは、強引に反応を進めて高分子量
化するものである。
しかしながら、これらのものは、表面平滑性、寸法安定
性、耐熱水性を改善しえないものであった。
(発明の解決しようとする諜N) 本発明は、ジシクロペンタジェン系オリゴマーを用いて
熱硬化性樹脂組成物を成形物とした時の表面平滑性、寸
法安定(低反り)性、耐熱水性を改善することにある。
(課題を解決する為の手段) 本発明者らは、上記課題を解決すべくジシクロペンタジ
ェン系オリゴマーについて鋭意研究した結果、本発明を
完成するに至った。
即ち、本発明はジシクロペンタジェンと無水マレイン酸
に水を滴下反応して得られる反応生成物を更にグリコー
ルと反応して得られるGPCで測定した平均分子量が理
論分子量の1.2〜1.4倍であるジシクロペンタジェ
ンオリゴマー (A) と、ビニル重合性単量体(B)
とからなることを特徴とする熱硬化性樹脂組成物、更に
は、この組成物に不飽和ポリエステル、ビニルエステル
樹脂から選択される1種以上の熱硬化性樹脂(C)を重
量比T:0.3 ≦(A)+(C)/(A)+(B)+
(C) ≦0.59かつ0、4 ≦(A)/(A)+(
C) ≦l O(7)範囲内で含有することを特徴とす
る熱硬化性樹脂組成物を提供するものである。
(構 成) 本発明のジシクロペンタジェンオリゴマー(A)は、ジ
シクロペンタジェンと無水マレイン酸に水を滴下反応し
て得られる反応生成物を更にグリコールとを反応して得
る。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、該オリゴマー(A)に
ビニル重合性単量体(B)を重量比で0.3≦(A) 
/ (A) + (B)≦0.59の範囲内で含有して
いることが好ましい。
該オリゴマー(A)は、理論的にはグリコールの両末端
にジシクロペンタジェン、無水マレイン酸、水による反
応生成物がエステル化反応により結合し、理論分子量に
達した時点で反応は完了すると考えられているが、本発
明者等は故意に副生反応を助長させることより理論分子
量の1.2〜1.4倍とすることにより、この熱硬化性
樹脂組成物が、成形物とした時に優れた表面平滑性、寸
法安定性(低反り)、耐熱水性を示すことを見い出した
ものである。
該オリゴマー<A)の固形分(重量比、(A)/(A)
+ (B) )が0.3より小さいと表面平滑性、寸法
安定性が劣り、0.59より大きいと粘度が上昇し成形
作業性が劣るため不適当である。
本発明のジシクロペンタジェンオリゴマー(A)に使用
されるグリコールとしては、例えばプロピングリコール
、エチレングリコール、1.3−7’チレングリコール
、1.4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、水素化ビスフェノールA、ビ
スフェノールAのアルキレンオキサイド付加体等を挙げ
られる。
これらを2種以上組み合わせて使用しても良い。
本発明のジシクロペンタジェンオリゴマー(A)の分子
量測定法としては、日本分析工業■製ゲルパーミュレイ
ションクロマトグラフィーLC−08。
カラムショーデソクス、l−805,A−804゜A−
803,A−802(昭和電工製品)を用い、サンプル
0.4重量%をテトラヒドロフランに溶解して流し、ポ
リスチレン検量線にて分子量の換算を行ない、平均分子
量を求める方法である。
本発明の該オリゴマー(A)は、GPCによる分子量測
定法による平均分子量がその仕込原料の理論分子量の1
.2〜1.4倍のものである。1.2倍より小さいと耐
熱水性に劣り、1.4倍より大きいと表面平滑性に劣る
ものとなる。
本発明に使用されるビニル重合性単量体(B)は、分子
内に1個以上の重合性二重結合を有するもので、特に限
定されるものではなく、通常不飽和ポリエステル樹脂に
使用される例えばスチレン、ビニルトルエン、α−メチ
ルスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ジビ
ニルベンゼン、t−ブチルスチレン、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、酢酸ビニル、ジアリルフタレート、トリア
リルシアヌレート、アクリロニトリル、メタクリルニト
リル、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート
、トリメチロールプロパントリ (メタ)アクリレート
、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等
を挙げられる。
これらビニル重合性単量体(B)は、2種類以上組合せ
を使用しても良い。
ジシクロペンタジェンオリゴマー(A)は、各々異なっ
たグリコールを用いて得られる2種類以上を混合しても
良い。
又、本発明は、前記のジシクロペンタジェンオリゴマー
(A)と、ビニル重合性単量体(B)との組成物に一般
公知の不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、
例えばポリエステルアクリレート、エポキシアクリレー
ト等から選択される1種以上の熱硬化性樹脂(C)を重
量比で0.3≦(A) + (C) / (^) + 
(B) + (C)≦0.59かつ0.4≦(A)/(
A)+(C)≦1.0の範囲内で含有させる。(A) 
/ (A) + (C)が0.4より小さいと成形物の
表面平滑性、寸法安定性(低反り)が劣るため不適当で
ある。(A)+(C)/ (A) +(B) + (C
)が0.3より小さいと表面平滑性、寸法安定性が劣る
し、0.59より大きいと粘度が上昇して成形作業性が
悪くなるので好ましくない。
本発明の(C)成分の不飽和ポリエステルとは、α、ビ
ニル重合性単量体(B)を含まないそのもの、又は含ん
でなる不飽和ポリエステル樹脂である。
本発明で使用される不飽和ポリエステル樹脂としては、
α、β−不飽和二塩基酸またはその酸無水物と、芳香族
飽和二塩基酸またはその酸無水物と、グリコール類の重
縮合によって製造され、場合によっては酸成分として脂
肪族あるいは脂環族飽和二塩基酸を併用して製造された
不飽和ポリエステル30〜80重量部好ましくは30〜
60重量部を、α、β−不飽和単量体70〜20、好ま
しくは40〜70重量部に溶解して得られるものが挙げ
られる。
α、β−不飽和二塩基酸またはその酸無水物としては、
マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
シトラコン酸、クロルマレイン酸およびこれらのエステ
ル等があり、芳香族飽和二塩基酸またはその酸無水物と
しては、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、ニトロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸
、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、ハロゲン
化無水フタル酸およびこれらのエステル等があり、脂肪
族あるいは脂環族飽和二塩基酸としては、シュウ酸、マ
ロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライ
ン酸、グルタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸およびこ
れらのエステル等があり、それぞれ単独あるいは併用し
て使用される。グリコール類としては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、1.3−ブタンジオール、1
゜4−ブタンジオール、2−メチルプロパン−1゜3−
ジオール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、1.5−ベンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフェノール
A1水素化ビスフエノールA、エチレングリコールカー
ボネ−)、2.2−ジ云」−ヒドロキシブロポキシジフ
ェニルテブロバン等が挙げられ、単独あるいは併用で使
用されるが、その他にエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド等の酸化物も同様に使用できる。またグリコ
ール類と酸成分の一部としてポリエチレンテレフタレー
ト等の重縮合物も使用できる。
不飽和ポリエステル又はビニルエステル樹脂は、好まし
くは不飽和基当量100〜600のものである。不飽和
基当量が100より小さいものは合成できないし、60
0より大きいものは成形材料として充分な強度を有する
ものが得られない。
本発明のビニルエステル樹脂(C)は、α、β不飽和単
量体を含むものであっても、又は含まないものであって
も良く、公知の方法により製造されるものであり、エポ
キシ樹脂とアクリル酸又はメタアクリル酸を成分として
得られるエポキシアクリレート、あるいは飽和ジカルボ
ン酸と不飽和ジカルボン酸又はどちらか一方のジカルボ
ン酸と多価アルコールを成分として得られる不飽和又は
飽和ポリエステルとα、β−不飽和カルポン酸エステル
基を含有するエポキシ化合物とを成分として得られる不
飽和ポリエステル・アクリレート、飽和ポリエステル・
アクリレートである。活性不飽和基を有していない飽和
ジカルボン酸としては、例えばオルソフタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸、アジピ
ン酸、セバシン酸等が挙げられる。活性不飽和基を有し
ている不飽和ジカルボン酸としては例えばフマル酸、マ
レイン酸、イタコン酸等が挙げられる。多価アルコール
としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ブチレングリコール、l。
5−ペンタジオール、1,3−ブタンジオール、1.6
−ヘキサンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロ
パンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付
加物、ビスフェノールAのエチレンオキサイドの付加物
、グリセリン等が挙げられる。
エポキシ樹脂としてビスフェノールAジグリシジルエー
テルおよびその高分子量同族体、ノボラック型ポリグリ
シジルエーテル類が代表例として挙げられる。
α、β−不飽和カルボン酸エステル基を含有するエポキ
シ化合物としては、グリシジルメタアクリレートが代表
例として挙げられる。
本発明の樹脂組成物には、必要により前記のα。
β−不飽和単量体、増粘剤、着色剤、強化剤、充填剤、
硬化触媒、硬化促進剤、硬化遅延剤等を添加しても良い
増粘剤としては、不飽和ポリエステル、ビニルエステル
樹脂が有する水酸基、カルボキシル基やエステル結合等
と化学的に結合して線状または一部交叉結合を生じせし
めて分子量を増大させ、不飽和ポリエステル樹脂を増粘
させる性質を有するもので、例えばトルエンジイソシア
ネートの如きジイソシアネート類、アルミニウムイソプ
ロポキシド、チタンテトラブトキシの如き金属アルコキ
シド類、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化べI
J IJウムの如き2価金属の酸化物、水酸化カルシウ
ムの如き2価金属の水酸化物等を挙げることができる。
増粘剤の使用量は、樹脂固形分100重量部に対して通
常0.2〜10重量部、好ましくは0.5〜4重量部の
割合である。そして必要ならば水の如き極性の強い物質
を増粘助剤として少量使用することができる。
着色剤としては、従来公知の有機および無機の染顔料が
いずれも使用できるが、なかでも耐熱性、透明性に優れ
、かつ不飽和ポリエステルおよびビニルエステル(C)
の硬化を著しく妨害することのないものが好ましい。
本発明で使用される強化材としては、一般にはガラス繊
維が挙げられるが、その他にビニロン、ポリエステル、
フェノール等の有機繊維、アスベスト、カーボンファイ
バーなども挙げられる。
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム粉、クレー、
アルミナ粉、珪石粉、タルク、硫酸バリウム、シリカパ
ウダー、ガラス粉、ガラスピーズ、マイカ、水酸化アル
ミニウム・セルロース糸、珪砂、川砂、寒水石、天理石
屑、砕石等が挙げられる。
硬化促進剤としては、金属化合物を必要に応じ添加する
もので、かかる金属化合物としては、例えば、コバルト
ナフトネート、コバルトオクトネート、2価のアセチル
アセトンコバルト、3価のアセチルアセトンコバルト、
カリウムヘキソエート、ジルコニウムナフトネート、ジ
ルコニウムアセチルアセトナート、バナジウムナフトネ
ート、バナジウムオクトネート、バナジウムアセチルア
セトナート、バナジルアセチルアセトナート、リチウム
アセチルアセトナート等不飽和ポリエステル樹脂に一般
に用いられる金属化合物促進剤が用いられ、これらを組
合わせて使用しても良く、又、他の促進剤例えばアミン
系、含リン化合物、βジケトン類等公知の促進剤と組合
わせても良い。
かかる硬化促進剤の添加量はゲル化時間により適宜調整
されるが、好ましくは金属成分として0.0001〜0
.12重量部である。この硬化促進剤は中温以上での成
形(40°C以上)の場合、使用しなくても又使用して
も良い。
硬化触媒としては、(A)、(B)、(C)成分に作用
するもので、例えばアゾイソブチロニトリルのようなア
ゾ化合物、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケ
トンパーオキサイド等の有機過酸化物等を挙げることが
でき、樹脂固形分100重量部に対して、0.1〜4重
量部、好ましくは0.3〜3重量部の範囲で用いること
ができる。
硬化遅延剤としては、例えば、ハイドロキノン、トルハ
イドロキノン、ターシャリ−ブチルカテコール、ナフテ
ン酸銅等が挙げられ、樹脂固形分100重量部に対して
好ましくは0.0001〜0.1重量部使用される。
本発明の組成物は、繊維強化材とともに積層成形用とし
て用いることにより、優れた表面平滑性、寸法安定性、
耐熱水性のFRP成形品、例えば、浴N、ユニットバス
、ボート、漁船、タンク、パネル、車両及び自動車部品
等に使用される。
(実施例) 以下に、実施例で本発明の詳細な説明するが、文中特に
断わりない限り、「部」、「%」は参考例 撹拌機、還流冷却塔、窒素ガス導入管、温度計、及び滴
下装置を備えた反応容器にジシクロペンタジェン132
1 g−無水マレイン酸980gを仕込み、更に、水1
80gを115〜130°Cの温度で60分かけ滴下し
、その温度で酸価220まで反応させ反応生成物(DM
−1と称す)を得た。
攪拌機、還流冷却塔、窒素ガス導入管、温度計を備えた
反応容器にDM−12480g、ジエチレングリコール
584gを仕込み更にハイドロキノンを全仕込量に対し
て0.01部仕込み210°Cまで昇温し、その温度で
酸価19まで反応し、温度を下げスチレンモノマー12
36 g、ターシャリブチルカテコールを全仕込量に対
して0.005部仕込みジシクロペンタジェンオリゴマ
ーUP−1を得た。
ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−1のJIS−に
−6901に基づく測定法による揮発分は、30.2%
であり、粘度9.4ボイズ、酸価13.3であった。又
、ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−1の理論分子
量は570であり、GPCで測定した分子量は760で
あった。
実施例1と同様の反応容器にDM−12480gエチレ
ングリコール341gを仕込み、更にハイドロキノンを
、全仕込み量に対し−で0.01部仕込み210°Cま
で昇温しその温度で酸価18まで反応し温度を下げスチ
レンモノマー1132 g、ターシャリブチルカテコー
ルを全仕込み量に対して0.005部仕込みジシクロペ
ンタジェンオリゴマーUP−2を得た。
ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−2のJIS−に
−6901に基づく測定法による揮発分は、31.1%
であり、粘度8.6ポイズ、酸価12.6であった。
又、ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−2の理論分
子量は524であり、CPCで測定した平均分子量は6
55であった。
(4)  ビニルエスール   VE−A  のへ通常
の方法に従って、エポキシ樹脂(商品エピクロン850
、大日本インキ化学工業社製)690 g、メタアクリ
ル酸310g、ベンジルメチルアミン1.7g、ハイド
ロキノン0.45 gを仕込み酸価3まで反応し、温度
を下げると共にスチレンモノマー515gを仕込みエポ
キシアクリレートVE−Aを得た。
エポキシアクリレートVB−AのJIS、に−6901
に基づく測定法の揮発分は34.4%であり、粘度9.
8ポイズであった。
(5)     ポリエステル   UP−3のム通常
の方法に従って、プロピングリコール160 g、エチ
レングリコール62g1無水フタル酸296g、無水マ
レイン酸98gを仕込み210°Cまで昇温し、その温
度で酸価25まで反応し温度を下げると共にスチレンモ
ノマー290 g、ハイドロキノンを全仕込量に対して
0.005部、ターシャリブチルカテコールを全仕込量
に対してo、oos部仕込み不飽和ポリエステル樹脂を
得た。
不飽和ポリエステル樹脂のJIS−に−6901に基づ
く測定法の揮発分は34.0%であり、粘度12.6ポ
イズ、酸価16.5であった。
前記(2)と同様の反応容器にDM−12480g、エ
チレングリコール341gを仕込み、更にハイドロキノ
ンを全仕込み量に対して0.01部仕込み210°Cま
で昇温しその温度で酸化25まで反応し温度を下げスチ
レンモノマー1132 g 。
ターシャリブチルカテコールを全仕込み量に対し0.0
05部仕込みジシクロペンタジェンオリゴマーUP−4
を得た。
ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−4のJIS−に
−6901に基づく測定法による揮発分は、30.8%
であり粘度3.1ポイズ、酸価17.4であった。
又、ジシクロペンタジェンオリゴマーUP4の理論分子
量は524でありGPCで測定した平均分子量は498
であった。
前記(2)と同様の反応容器に−DM−12480g、
エチレングリコール341gを仕込み更にハイドロキノ
ンを全仕込み量に対して0.01部仕込み210°Cま
で昇温しその温度で酸価15まで反応し温度を下げスチ
レンモノマー1132 g 、ターシャリブチルカテコ
ールを全仕込み量に対してo、oos部仕込みジシクロ
ペンタジェンオリゴマーUP−5を得た。
該オリゴ7− U P −5(7)JIS−に−690
1ニ基づく測定法による揮発分は、30.6%であり粘
度13.5ポイズ、酸価10. Oであった。
又、ジシクロペンタジェンオリゴマー〇P5の理論分子
量は524でありGPcで測定した平均分子量は795
であった。
(熱硬化性樹脂組成物の調製) 実施例−1 ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−1786g1ス
チレンモノマー214g、SiO□(商品アエロジル#
200、日本アエロジル社製)10g。
6%ナフテン酸コバルト4gを配合してこれを熱硬化性
樹脂組成物A−1とした。
実施例−2 ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−2786g、ス
チレンモノマー214g、SiOg(商品アエロジル#
200、日本アエロジル社製)10g、6%ナフテン酸
コバルト4gを配合してこれを熱硬化性樹脂組成物A−
2とした。
実施例−3 ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−1236g1ジ
シクロペンタジエンオリゴマーUP−2550g、スチ
レンモノマー214g、5iCh(商品アエロジル#2
00、日本アエロジル社製)10g、6%ナフテン酸コ
バルト4gを配合して熱硬化性樹脂組成物A−3とした
実施例−4 ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−2404g、ビ
ニルエステル樹脂VE−A404g、スチレンモノマー
192g、SiOg(商品アエロジル#200、日本ア
エロジル社製)10g、6%ナフテン酸コバル)4gを
配合して熱硬化性樹脂組成物A−4とした。
実施例−5 ジシクロペンタジェンオリゴマーUP−2559g、不
飽和ポリエステルUP−3240g、スチレンモノマー
201g、SiO□(商品アエロジル#200、日本ア
エロジル社製)10g、6%ナフテン酸コバルト4gを
配合して熱硬化性樹脂組成物A−5とした。
比較例−1 ビニルエステル樹脂VE−A830g、スチレンモノマ
ー170g、SiO□(商品アエロジルR812、日本
アエロジル社製)10g、6%ナフテン酸コバルト4g
を配合してこれをB−1とした。
比較例−2 不飽和ポリエステルUP−3830g、スチレンモノマ
ー170g、SiO□(商品アエロジル#200、日本
アエロジル社製)10g、6%ナフテン酸コバルト4g
を配合してこれをB−2とした。
く液状樹脂の特性〉 比較例−3 UP−4830g、スチレンモノマー170g、 Si
ng (商品′アエロジル#200、日本アエロジル社
製)10g、6%ナフテン酸コバルト4gを配合して、
これをB−3とした。
比較例−4 UP−5830g、スチレンモノマー170g、 Si
ng (商品アエロジル#200、日本アエロジル社製
)10g、6%Coナフテン酸コバルト4gを配合して
、これをB−4とした。
〈組成物の特性〉 A−1〜A−5(実施例)、B−1〜B−4(比較例)
の液状樹脂組成物の特性を表−1に示した。
〈注型板の特性〉 55%MEKPO1,0部を加え厚さ3IIIII+の
注型板を作成し、95°C浸漬でクランクが入るまでの
時間を耐熱水性としJIS−に−7113による引張り
特性を表2に示した。
〈表面平滑性、表面安定性(反り)特性〉1辺が35C
IIlのし形状で長さ35cmのFRP型を用い離型剤
(商品ボンリース、KOSHIN CHEMICAL社
製)を塗布した後、ゲルコート(商品ポリライ)QC−
230+ポリトンJ−107、大日本インキ化学工業社
製)(100:10)に6%ナフテン酸コバルト0.5
部、55%MEKPO1,0部を加え、スプレー塗布し
50℃で30分硬化した。
次に450g/rrfガラスチョップストランドマット
(M) 、570 g/rdガラスロービングクロス(
R)を30X40CIlに切断したものとA−1〜1−
5(実施例)、B−1〜B−2(比較例)を用いM十R
+Mの構成でL型コーナ一部で重なり合うように一度に
成形した。尚この時の硬化剤は、55%MEKPO1,
0部用いた。常温で18時間放置した後脱型しゲルコー
ト面、コーナ一部の凹凸(ガラスパターン)発生面積%
、及びL型頂端辺中央部反り発生距離の測定結果を表−
3に示した。
(発明の効果) 本発明は、表面平滑性、寸法安定性(低反り)、耐熱水
性に優れる成形品を提供できるので、各種用途のFRP
製造用に使用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジシクロペンタジエンと無水マレイン酸に水を滴下
    反応して得られる反応生成物を更にグリコールと反応し
    て得られるGPCで測定した平均分子量が理論分子量の
    1.2〜1.4倍であるジシクロペンタジエンオリゴマ
    ー(A)と、 ビニル重合性単量体(B)と、 からなることを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 2、請求項1の熱硬化性樹脂組成物に不飽和ポリエステ
    ル、ビニルエステル樹脂から選択される1種以上の熱硬
    化性樹脂(C)を重量比で 0.3≦(A)+(C)/(A)+(B)+(C)≦0
    .59かつ0.4≦(A)/(A)+(C)≦1.0の
    範囲内で含有することを特徴とする熱硬化性樹脂組成物
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005029640A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Hitachi Chem Co Ltd レジンコンクリートの成形用樹脂組成物及びその成形品

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