JPH04132508U - 水道用減圧弁 - Google Patents
水道用減圧弁Info
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- JPH04132508U JPH04132508U JP7199591U JP7199591U JPH04132508U JP H04132508 U JPH04132508 U JP H04132508U JP 7199591 U JP7199591 U JP 7199591U JP 7199591 U JP7199591 U JP 7199591U JP H04132508 U JPH04132508 U JP H04132508U
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- pressure reducing
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 21
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims abstract description 22
- 238000003825 pressing Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
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- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多孔やスリットを有した対キャビテーション
ケージを設ける事なくキャビテーションが誘因する騒音
の発生をおさえ、又ダイアフラムを使用せず安定した圧
力−流量特性を有する水道用減圧弁を提供する事にあ
る。 【構成】該水道用減圧弁は、弁箱の流入口と流出口の中
間部に弁座高さが弁座径の1/10以上の上向きの弁座
を設け、下方にシリンダを形成するとともに、上記シリ
ンダを摺動する環状パッキンおよび上記弁座に直交し開
閉する、弁座に対して一定の角度を有するテーパ形状の
パッキンを装着するピストンと、上記ピストン下端に形
成されるばね室に収容されピストンに上向きの押圧力を
与えるばねとから構成されている。
ケージを設ける事なくキャビテーションが誘因する騒音
の発生をおさえ、又ダイアフラムを使用せず安定した圧
力−流量特性を有する水道用減圧弁を提供する事にあ
る。 【構成】該水道用減圧弁は、弁箱の流入口と流出口の中
間部に弁座高さが弁座径の1/10以上の上向きの弁座
を設け、下方にシリンダを形成するとともに、上記シリ
ンダを摺動する環状パッキンおよび上記弁座に直交し開
閉する、弁座に対して一定の角度を有するテーパ形状の
パッキンを装着するピストンと、上記ピストン下端に形
成されるばね室に収容されピストンに上向きの押圧力を
与えるばねとから構成されている。
Description
【0001】
本考案は水道用減圧弁に関するものである。
【0002】
従来の減圧弁の中には、同一出願人による実願昭60−103449号及び6
1−035700号公報のように、水道用減圧弁が提案されているが、弁座高さ
が弁座径の1/10以下の低い弁座を有しており、それに直交し開閉するパッキ
ンは、弁座面に水平な形状を有してピストンに装着されていた。
従来の減圧弁の出口側の末端水道器具を開放すると、減圧弁内部の弁もそれに対
応して開きはじめ、水は弁と弁座間の狭い流路に流入して流速を増大させ、弁座
近傍の圧力を降下させるが、上記形状を有する弁と弁座においては縮流される距
離が長いため、弁座近傍で降下した圧力は飽和蒸気圧以下となり気泡を発生させ
、減圧弁出口側圧力に回復すると気泡を消滅させ騒音を発生させていた。この現
象は、大きい差圧を制御するコントロールバルブなどにおいてキャビテーション
現象として知られいるが、従来の水道用減圧弁においても、真夏時、水温が上昇
すると飽和蒸気圧が上がるため室内の不快な騒音源となっている。
また、弁と弁座間から噴出する水は、図1に示すように流線a、b、cと急激
な流路変更を余儀なくされるため損失抵抗を増大させ、そのため減圧弁それ自体
の性能を決定する圧力−流量特性が良好ではなかった。例えば図2にに示すよう
に流量が増えはじめると急激に二次側圧力が下がり、減圧弁出口側の末端水道器
具に安定した圧力と流量を保証することができなかった。
上記の現象を解決するために、従来、騒音に対しては弁座上方に多孔やスリッ
トを有したケージ等を設け流線の改良によって気泡消滅のエネルギを分散させて
いた。圧力−流量特性に対しては、減圧弁出口側圧力をうける受圧部として、別
個にダイアフラム室を設けて改善していた。
その結果、バルブ自体が大型化し、高価となることは勿論の事、取付上のスペ
ースを広くとるなど不都合があった。
【0003】
多孔やスリットを有したケージや、ダイアフラムを設けず、即ちバルブ自体を
大形化することなく、キャビテーションが誘因する騒音を解消し尚且つ安定した
圧力−流量特性を有する水道用減圧弁を提供することが、本考案の課題である。
【0004】
減圧弁の流入口と流出口の中間部に弁座高さが弁座径の1/10以上の上向き
の弁座を設け、上記弁座に直交しシリンダを摺動するピストンに弁座に当接する
部分が弁座にたいして一定の角度を有するテーパ形状のパッキンを装着したもの
である。
【0005】
減圧弁出口側の末端水道器具、例えば蛇口を開くと、図5、図6の実施例から
水は流入口2からテーパ形状パッキン9’と弁座7の間を通って圧力室13に流
れこみ、流出口5を通って下流側配管へと流れる。蛇口をさらに開くと圧力室1
3内の二次圧力が低下し、ばね12の復元力によりピストン10が上昇し流量が
増大する。逆に蛇口を閉じはじめると、圧力室13内の二次圧力が上昇し、ばね
12を圧縮してピストン10は下降し流量が減少する。蛇口を完全に閉止すると
、二次圧力は最大となりテーパ形状パッキン9’が弁座7に当接し流水を遮断す
る。減圧弁の設定圧力は、この時の最大二次圧力とつりあうばね12の発生力と
等価となるから、目標とする設定圧力はばね12を適切に設計することにより得
られる。
本考案の水道用減圧弁は、減圧弁出口側の末端水道器具を開放すると、減圧弁
内部の弁9が開きはじめ、水はテーパ形状パッキン9’と弁座7間の狭い流路に
流入するが、テーパ形状パッキン9’と弁座7間を通過すると図3に示すように
上向きには、流線に沿ったテーパ形状パッキン9’、下向きには、高い弁座7と
の間に、瞬時に解放されるため縮流現象による圧力降下をおこさず、流線a’、
b’、c’もなめらかになり、すみやかに減圧弁の出口側圧力に回復する。即ち
、キャビテーション現象による騒音の発生もなく、また急激な流路の変更もない
ので損失抵抗が少なく、図4に示すように流量が増えはじめても二次側圧力が下
がり方が小さく、減圧弁出口側の末端水道器具に安定した圧力−流量特性を保証
することができる。
【0006】
図5に本考案の一実施例を示すが、弁箱1は、下端に流入口2とその上方に流
出口5側に開口するシリンダ3と該シリンダ3の外壁に側壁流路4を形成した弁
箱下部材1’と流出口5と圧力室13を備えた弁箱上部材1’’とを接続螺合し
てなり、上記弁箱下部材1’と弁箱上部材1’’間には流出口5側に向いた弁座
径の1/10以上の弁座高さを有する弁座7をシール用パッキン6と共に、挟設
させている。また上記圧力室13にテーパ形状パッキン9’を装着した弁9を設
け上記シリンダ3内を摺動する環状パッキン8を備えたピストン10に接続し、
上記ピストン10とシリンダ3とにより形成されるばね室11にばね12を設け
ピストン10に常に上向きの力を作用させている。
【0007】
また図6に本考案の他の一実施例を示すが、弁箱1の軸心は流入口2、流出口
5の取付軸心に対して流出側に15度以上傾けて形成されている。弁箱1の内部
には、上記流入口2と流出口5の中間に弁座径の1/10以上の弁座高さを有す
る弁座7を設け下方にシリンダ3を形成する。上蓋15は上記弁座上方にシール
用パッキン6を介在して弁箱1の上部に螺合接続され、上記弁座7の上方に圧力
室13を形成する。また上記圧力室13にテーパ形状パッキン9’を装着した弁
9を設け、上記シリンダ3内を摺動する環状パッキン8を備えたピストン10に
接続し、上記ピストン10とシリンダ3とによって形成されるばね室11にばね
12を設け、ピストン10に常に上向きの力を作用させている。
【0008】
本考案は、弁座上方に多孔やスリットを有したケージを設けたり、ダイアフラ
ム室を設けてバルブ自体を大形化することなく、パッキンを平形状からテーパ形
状に置換し、従来の低い弁座を弁座径の1/10以上の高い弁座にするだけで、
キャビテーションによる騒音発生を消失させるだけでなく、安定した圧力−流量
特性を有する水道用減圧弁を提供することができる効果がある。
【図1】従来の減圧弁の弁座近傍の流線を示す模擬図で
ある。
ある。
【図2】従来の減圧弁の出口側の圧力−流量特性図であ
る。
る。
【図3】本考案の減圧弁の弁座近傍の流線を示す模擬図
である。
である。
【図4】本考案の減圧弁の出口側の圧力−流量特性図で
ある。
ある。
【図5】本考案の一実施例を示す通水状態の縦断面図で
ある。
ある。
【図6】本考案の他の実施例を示す通水状態の縦断面図
である。
である。
1 弁箱
1’ 弁箱下部材
1’’弁箱上部材
2 流入口
3 シリンダ
4 側壁流路
5 流出口
6 パッキン
7 弁座
8 環状パッキン
9 弁
9’ テーパ形状パッキン
10 ピストン
11 ばね室
12 ばね
13 圧力室
14 底蓋
15 上蓋
Claims (1)
- 【請求項1】 弁箱の流入口と流出口の中間部に上向き
の弁座を設け、下方にシリンダを形成するとともに、上
記シリンダを摺動する環状パッキンおよび上記弁座に直
交し開閉するパッキンを装着するピストンと、ピストン
下端に形成されるばね室に収容されピストンに上向きの
押圧力を与えるばねとからなり、上記弁座、シリンダ、
ピストン、バネ室を同一軸心上に配置してなる減圧弁に
おいて、上記パッキンは弁座に当接する部分が弁座に対
して一定の角度を有するテーパ形状で、かつ弁座は弁座
径の1/10以上の高さに形成する事を特徴とする水道
用減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991071995U JP2595218Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 水道用減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991071995U JP2595218Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 水道用減圧弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132508U true JPH04132508U (ja) | 1992-12-08 |
JP2595218Y2 JP2595218Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=31930511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991071995U Expired - Fee Related JP2595218Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 水道用減圧弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595218Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100334378C (zh) * | 2002-08-02 | 2007-08-29 | 兼工业株式会社 | 用在供水系统中的定比减压阀 |
JP5329703B1 (ja) * | 2012-07-30 | 2013-10-30 | 株式会社丸岡製作所 | 自動圧力調整弁 |
JP2018067205A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | 株式会社不二工機 | 減圧弁 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6212081A (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-21 | 株式会社 明王化成 | ピンコネクタ−及びその製造方法 |
JPS6312213U (ja) * | 1986-03-11 | 1988-01-27 | ||
JPS6368581U (ja) * | 1986-10-24 | 1988-05-09 |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP1991071995U patent/JP2595218Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6212081A (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-21 | 株式会社 明王化成 | ピンコネクタ−及びその製造方法 |
JPS6312213U (ja) * | 1986-03-11 | 1988-01-27 | ||
JPS6368581U (ja) * | 1986-10-24 | 1988-05-09 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100334378C (zh) * | 2002-08-02 | 2007-08-29 | 兼工业株式会社 | 用在供水系统中的定比减压阀 |
JP5329703B1 (ja) * | 2012-07-30 | 2013-10-30 | 株式会社丸岡製作所 | 自動圧力調整弁 |
JP2018067205A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | 株式会社不二工機 | 減圧弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2595218Y2 (ja) | 1999-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970114 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |