JPS6137912Y2 - - Google Patents

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JPS6137912Y2
JPS6137912Y2 JP16596481U JP16596481U JPS6137912Y2 JP S6137912 Y2 JPS6137912 Y2 JP S6137912Y2 JP 16596481 U JP16596481 U JP 16596481U JP 16596481 U JP16596481 U JP 16596481U JP S6137912 Y2 JPS6137912 Y2 JP S6137912Y2
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valve
pressure rise
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valve body
fluid
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JP16596481U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気弁を含むポンプー配管系で、ポ
ンプ停止時に発生する水撃による圧力上昇を緩和
るための圧力上昇緩和弁に係わるものである。
例えば第1図に示すようにポンプ1にて汲み上
げた水を高位置の水頭の大きい水槽2へ配管3で
送水しポンプ1を停止時には配管内に負圧が発生
する。そのため第2図に示される空気弁4がチエ
ツキ弁5の下流側に設けられる。第2図の縦断面
図で示される空気弁4は弁本体6の流入口7より
逆流液体が入り、上下調節可能な制止弁体8にて
絞られて流入する。流体が空気の場合は浮場しな
い球形のフロート9が弁本体6内に納められてお
り、配管3よりの逆水流が入るとフロート9が浮
揚して上部のフロート受け11をフロート9によ
り閉じ水流を止めるものである。
然しフロートを有する空気弁では、吸入された
空気がポンプ吐出側実揚程によつて排気され、そ
の排気終了時に配管内を逆流する液体が、空気弁
のフロートの急閉鎖によつて、急激に止められる
ため、大きな圧力上昇が発生することがよく知ら
れている。この圧力上昇を緩和するために、配管
内を逆流する液体の逆流速を、空気弁のフロート
閉鎖以前に極力低下させることが必要である。こ
のため、第3図で示すような、圧力上昇緩和のた
めの弁12が空気弁4と配管3との間に取付けら
れている。
第3図に縦断面図で示される圧力上昇緩和弁1
2は弁本体13の流入口14より流入した流体が
空気の場合下動可能に弁本体13に滑入された心
棒15に固定されている弁板16は上昇せず、流
体が水の場合押上げられて弁座17と当接し閉じ
るようになつており、液を小量腕通過させるため
の穴18が弁板16に設けてある。しかし、この
様な圧力上昇緩和弁12を介して空気弁4を配管
3に取付けた場合、圧力上昇緩和弁12の弁板1
6が逆流する液体に押し上げられ閉鎖した時点
と、空気弁4のフロート9がフロート受け11に
着座し、逆流する液体が止められた時点の2点で
圧力上昇が表われる。これらの圧力をHnax2,
nax1とすると、それぞれの値は縦軸に圧力H
を横軸に時間Tをとり圧力上昇緩和弁12直前の
流体圧をみると、第4図A,B,Cに示すよう
に、圧力上昇緩和弁12の弁板16閉鎖時の抵抗
係数ζによつて大きく変化する。すなわち、圧力
上昇緩和弁12の抵抗が大きいと、その弁板16
が閉じた時T1に大きな圧力上昇が発生し、逆に
圧力上昇緩和弁12の抵抗が小さいと、その弁板
16の閉鎖時T1での圧力上昇は小さいが、逆流
する液体の流速を充分に減速させることができな
いため、空気弁4のフロート9の閉鎖時T2に大
きな圧力上昇を発生する。したがつて、空気弁4
を含む配管系でポンプ停止時に発生する圧力上昇
を低下させるためには、Hnax1=Hnax2になる
様な圧力上昇緩和弁12の抵抗係数ζを定めねば
ならない。
第5図は横軸に圧力上昇緩和弁12の抵抗係数
ζを示し、縦軸に最大圧力上昇を示し、最大圧力
上昇Hnax1,Hnax2の変化曲線を示す。図示の
ように両曲線の交点PでHnax1=Hnax2とな
る。
第6図は従来例の弁板16の斜視図である。こ
のような弁板16を備えた従来の圧力上昇緩和弁
12では、弁板16に開けられた穴18によつ
て、弁板16閉鎖時の抵抗をつけているため、小
さい抵抗が必要とされる場合弁板16に開けられ
る穴の径が大きくなり、低い逆流速によつては弁
板16が閉鎖せず、逆流速を減少することができ
ない。
本考案は、上述のような欠点を解決し得る圧力
上昇緩和弁を得ることを目的とするものである。
本考案による圧力上昇緩和弁は、弁板の抗力を
受ける面に穴を開けず、弁板閉鎖時に、弁板と弁
座との間に、円筒状部を構成して円筒状部にスリ
ツト状、あるいは多孔壁の通路を設け、この通路
を液体が通過することによつて、その逆流速を減
少させる機能をもつものである。
以下、この考案の実施例を図面に従つて説明す
る。第7図は弁板の斜視図であつて、第3図にお
いて弁板16が弁板16Aに入替わり圧力上昇緩
和弁12を構成するものである。弁板16Aは平
円板中央に心棒15の入る穴15aを備えた下側
の閉円板部19と間隔をおいて弁座17と当接す
る円環部21を配して閉円板部19と円環部21
を円周の数個所を連結部22で結んだ一体のもの
である。このようにして閉円板部19と円環部2
1、連結部22に囲まれた外周にはスリツトSが
生ずる。第8図は第7図の弁板16Aを用いた圧
力上昇緩和弁12の縦断面図である。この実施例
によれば流入口14より流入する水流の速度水頭
は弁板16Aの閉円板部19に当り、弁板16A
は小水量で動作して心棒15と共に上昇し、弁座
17と弁板16Aの円環部21と当接し、水流は
スリツトSをとおり流出口23より空気弁4に向
つて流れる。逆流が急激な場合は弁板16Aは急
激に弁口を閉じるがスリツトSはこのような急激
な水流に対しても前述した弁板16Aの閉鎖時の
抵抗摩擦係数ζが圧力上昇緩和弁12と空気弁4
の最大上昇圧力Hnax2とHnax1がHnax2=Hna
1となるように選ばれているから逆水流の最大
上昇圧力は最も低くなる。
第9図はこの考案の更に他の実施例を示すもの
で弁板の斜視図である。弁板16Bは閉円板部1
9Bの中心穴15aに心棒15が嵌入固定される
ようになつており、閉円板部19Bの周囲に頂面
が弁座17に当り得るように円筒状部分に切欠い
た形で突座24を設け、突座24間が弁座17と
突座24上面が閉じたときに第10図の矢印のよ
うに水が流れるように流体通路となるスリツトS
が設けてある。弁板16Bによる圧力上昇緩和弁
12の作用は第8図に示す第一の実施例と同様で
あり、スリツトSは圧力上昇緩和弁12の最大上
昇圧力Hnax2と空気弁4の最大上昇圧力Hnax
は等くなるように選ばれるから逆水流の最大上昇
圧力は最も多く緩和される。
第11図はこの考案の更に他の実施例を示すも
ので弁板の斜視図である。弁板16Cは閉円板部
19Cを底とする円筒容器状であつて、円筒部2
5には円筒内外を貫通する穴26が複数あけられ
ている。円筒部25の上端面は弁座17に当接す
ることができるようになつており、閉円板部19
Cの中心には心棒15が入り心棒15が固定され
る穴15aがあけられている。
第12図は弁板16Cを組込んだ圧力上昇緩和
弁の縦断面図である。この実施例の作用は閉円板
部19Cにて水流を受けて弁板16Cが上昇して
弁座17を閉じると穴26に水流は回り込んで円
筒部25内に入り、流出口23へ向うものであ
り、穴26は圧力上昇緩和弁12と空気弁4の最
大上昇圧力Hnax2,Hnax1が等しくなように大
きさと数、配置が選ばれる。
以上各実施例は水流を弁板の穴のない閉円板部
に当て弁板の円周部分の周囲より流体を流入させ
たものである。次にスリツトSが弁座側にある実
施例についてのべる。
第13図はスリツト状流体通路を設けた弁座を
用いた圧力上昇緩和弁の縦断面図である。弁本体
13の下部の流入口側開口部に周囲より放射状の
アームにて流体の通過を許すようにして該アーム
により支持されるボス13aを設け、ボス13a
の中心穴に上下方向摺動自在に心棒15が嵌入
し、心棒15には穴のない弁板16が嵌入し、ナ
ツト27を心棒15のねじにねじ込み弁板16が
固定されている。
弁本体13の上部の円筒穴には円周溝を設けて
密封輪28を嵌め込み、弁座体29が密封して嵌
め込まれている。弁座体29は円筒下端面より円
筒母線方向にスリツト29Sを設けてあり、弁本体
13の内部の上端壁13bとの間で流体の通過を
許すスリツトSを形成されるようになつている。
弁座体29の円筒部分上部にはフランジ29aが
一体に形成され、弁本体13は上下に保持板30
が嵌め込まれ、更に下端の保持板30には流入口
14を形成する流入口フランジ31が当接して長
ねじ32が保持板30、流入口フランジ31を挿
通してナツト33を長ねじ32にねじ込み、弁本
体13を締め込むと共に長ねじ32は弁座体29
のフランジ29aを挿通し、弁座体29を長ねじ
32にねじ込んだナツト34により弁座体29を
弁本体13に対して出入り調節可能に固定してあ
る。
流入口14より流入した液体は弁板16を押し
上げ、弁板16は弁座29fと接する。水流は弁
座体29の外周よりスリツトSをとおり弁座体2
9の円筒部中を通じて流れる。従つて弁板16は
少ない水流でも動作する。スリツトSはナツト3
4により弁座体29を上下方向に調節できるから
抵抗係数ζを圧力上昇緩和弁12と空気弁4の最
大上昇圧力Hnax2,Hnax1を等しくなるように
調節できる。従つてこの実施例によれば組込んだ
圧力上昇緩和弁12を取外し取付けて最適な抵抗
係数ζを持つような圧力上昇緩和弁を選択する必
要がないので稼動時の据付調整時間が極めて短く
なる。
以上のとおり、本願考案では圧力上昇緩和弁に
おいて弁体下部の水流の当る部分に穴を設けず、
弁体と弁座が閉じたときに弁体の閉平板部を底と
する円筒部分を構成して、円筒部分内外を通じる
流体通路を設け、これらの周囲より液体が流入す
るようにしたから、小流量の逆流液体により動作
することになる。従つて弁体等の重量を重くして
逆流空気による弁体の持上りは防止され、且つ逆
流液体により弁体を上昇させることが容易とな
り、弁体と弁座間の周囲の半径方向の流体のスリ
ツトを大きくして抵抗係数ζを下げ得るから、抵
抗係数ζの選択範囲が広く空気弁と圧力上昇緩和
弁の最大上昇圧力Hnax1とHnax2を等しくする
のが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はポンプ管路の一例を示す説明図、第2
図はフロート弁の縦断面図、第3図は従来例の圧
力上昇緩和弁の縦断面図、第4図A、第4図B、
第4図Cは圧力上昇緩和弁と空気弁の最大上昇圧
力の時間に対する変化を示す線図、第5図は圧力
上昇緩和弁と空気弁最大上昇圧力の圧力上昇緩和
弁の抵抗に対する関係を示す線図、第6図は従来
例の圧力上昇緩和弁の弁板の斜視図、第7図はこ
の考案の圧力上昇緩和弁の弁板の実施例の斜視
図、第8図は第6図の弁板を組込んだ圧力上昇緩
和弁の縦断面図、第9図はこの考案の他の実施例
を示す弁板の斜視図、第10図は第9図の弁板を
組込んだ圧力上昇緩和弁の縦断面図、第11図は
この考案の更に他の実施例を示す弁板の斜視図、
第12図は第11図の弁板を組込んだ圧力上昇緩
和弁の縦断面図、第13図はこの考案の別の実施
例の縦断面図である。 1……ポンプ、2……水槽、3……配管、4…
…空気弁、5……チエツキ弁、12……圧力上昇
緩和弁、13……弁本体、14……流入口、15
……心棒、15a……穴、16……弁板、16
A,16B,16C……弁板、17……弁座、1
9……閉円板部、21……円環部、22……連結
部、23……流出口、24……突座、25……円
筒部、26……穴、27……ナツト、28……密
封輪、29……弁座体、30……保持板、31…
…流入口フランジ、32……長ねじ、33,34
……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送水管に生ずる水撃現象を緩和するためのチエ
    ツキ弁であつて弁体が上方に移動して弁座と接し
    て流体通路を閉じた場合に一部流体の流出を許す
    ように構成された圧力昇緩和弁において、上下動
    可能に案内される弁体は流体の通過を許さない下
    部円板部を備え、弁体が弁座と接して閉じたとき
    に弁体もしくは弁座に弁体の平板部を底とする円
    筒部分を構成して円筒部分内外を通じる流体通路
    を設けてなる圧力上昇緩和弁。
JP16596481U 1981-11-07 1981-11-07 圧力上昇緩和弁 Granted JPS5870565U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16596481U JPS5870565U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 圧力上昇緩和弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16596481U JPS5870565U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 圧力上昇緩和弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5870565U JPS5870565U (ja) 1983-05-13
JPS6137912Y2 true JPS6137912Y2 (ja) 1986-11-01

Family

ID=29958141

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16596481U Granted JPS5870565U (ja) 1981-11-07 1981-11-07 圧力上昇緩和弁

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JPS5870565U (ja) 1983-05-13

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