JPH04132274U - ポペツト型リリーフ弁 - Google Patents

ポペツト型リリーフ弁

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Publication number
JPH04132274U
JPH04132274U JP4740291U JP4740291U JPH04132274U JP H04132274 U JPH04132274 U JP H04132274U JP 4740291 U JP4740291 U JP 4740291U JP 4740291 U JP4740291 U JP 4740291U JP H04132274 U JPH04132274 U JP H04132274U
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JP
Japan
Prior art keywords
poppet
valve seat
sleeve
pressure port
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4740291U
Other languages
English (en)
Inventor
充 大城
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小松製作所 filed Critical 株式会社小松製作所
Priority to JP4740291U priority Critical patent/JPH04132274U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力の立ち上がりをゆっくりとする。 【構成】 スリーブ1の大径部20にプラグ21を嵌合
固着し、このプラグ21と大径部20とスリーブ内周面
1aとに段付きのバルブシート2を嵌合して環状室27
を構成し、この環状室27を隙間28で低圧ポート12
に開口してバルブシート2がポペット3よりゆっくりと
移動して圧力がゆっくりと上昇する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧ポンプ・モータ及び油圧回路等に用いられるポペット型リリー フ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポペット型リリーフ弁としては例えば図1に示すものが知られている。 すなわち、スリーブ1にバルブシート2を嵌合固定し、このスリーブ1内にポ ペット3を摺動自在に嵌挿してスプリング4で円錐面5をバルブシート2のシー ト面6に押しつけ、このポペット3内にピストン7を嵌挿して室8を構成し、そ の室8を小孔9でバルブシート2の透孔10より高圧ポート11に連通し、スリ ーブ11に低圧ポート12を形成し、シート径d1 とピストン径d2 の面積差に よってポペット3をスプリング4に抗して押して高圧油を低圧ポート11にリリ ーフするポペット型リリーフ弁。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかるポペット型リリーフ弁はシート部のシート径d1 とピストン3の径d2 による面積差でポペッド3をスプリング4に抗して押してリリーフ作動するので 、リリーフ圧力波形は図2の点線で示すように急激となり、例えば油圧モータの 回路に慣性回転による高圧油をリリーフするリリーフ弁として設けた場合にはリ リーフ作動開始圧力、つまりブレーキ圧力の立ち上りが急速となって大きなトル ク変動となりショックが大きくなる。
【0004】 そこで、本考案に前述の課題を解決できるようにしたポペット型リリーフ弁を 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
スリーブ内にバルブシートを摺動自在に嵌合して環状室を構成し、この環状室 を隙間を経て低圧ポートに開口したもの。
【0006】
【作 用】
バルブシートが高圧油で押されると環状室内の圧油が隙間を通って低圧ポート に流れるので、バルブシートの移動がポペットよりもゆっくりとなるから、圧力 の立ち上りがゆっくりとなる。
【0007】
【実 施 例】
本考案の実施例を図3を参照して説明する。なお、従来と同一部材は符号を同 一とする。 スリーブ1の先端部に大径部20を形成し、この大径部20の開口端部に筒状 のプラグ21を嵌合固定し、バルブシート2を一端小径部22と中間大径部23 と他端中間径部24を有する外周面段付き形状とし、バルブシート2の一端小径 部22をプラグ21の内周面21aに嵌合してシール材25でシールし、中間大 径部23をスリーブ1の大径部20に嵌合してシール材26でシールし他端中間 径部24をスリーブ1の内周面1aに嵌合してバルブシート2を軸方向にストロ ークlだけ摺動自在とし、かつ中間大径部23とスリーブ1の段部1bとの間に 環状空間27を構成し、この環状空間27をスリーブ1の内周面1aと他端中間 径部24との間の隙間28を経て低圧ポート12に開口して環状空間25をダン パ室Aとしてある。
【0008】 次に作動を説明する。 高圧ポート11の圧力P1 がP1 0の時にはスプリング4の力でポペット3 を介してバルブシート2をストロークlだけ左方に押してプラグ21に当接し、 スプリング4のバネ荷重F0 はストロークl×バネ定数Kだけ従来より低い状態 にセットされる。 この状態で高圧ポート11の圧力P1 が急激に上昇するとポペット3の受圧面 積A1 =π/4(d1 2 −d2 2 )に作用する圧力P1 と前記バネ荷重F0 とつ り合った時点でポペット3が図3で右方に摺動して円錐面5とシート面6、つま りシート部が開口して高圧油が低圧ポート12にリリーフ開始する。 この時、バルブシート2の端面2aに高圧油が作用して受圧面積A2 =π/4 (d3 2 −d1 2 )×圧力P1 の推力を受けて同時に右方に移動しようとするが 、ダンパ室Aの作用、つまり環状室27内の圧油が隙間28で絞られて徐々に低 圧ポート12に流出するのでバルブシート2はポペット3より遅く右方に移動し 、圧力上昇こう配がゆるくなる。 これにより、リリーフ圧力波形は図2の実線で示すように2階段に圧力上昇し 、かつ設定圧力まで上昇する時間が長くなる。 前述のバルブシート2の動き時間は次のようになる。 バルブシート2に作用する力F=A2 ×P1 により環状室27にこもり圧P が生じ、こもり圧PA=F/ π/4(d4 2 −d5 2 )となる。 隙間28を通過する流量QはQ=α×Pとなり、ストロークにより排出され るボリュームVはV=π/4(d4 2 −d5 2 )×l1 となり、バルブシート2 の動き時間tはt=V/Qとなる。 但し、αは絞り部寸法、温度、油種などで決定される係数である。
【0009】
【考案の効果】
バルブシート2をストロークlだけポペット3よりゆっくりと移動してリリー フ圧力上昇こう配をゆるくできる。 したがって、油圧モータの回路に慣性回転による高圧油をリリーフするリリー フ弁として設けた場合にリリーフ作動開始圧力、つまりブレーキ圧力の立ち上り をゆっくりにでき、トルク変動を小さくしてショックを小さくできる。 また、スリーブ1とバルブシート2を若干変更するだけで良く、構造簡単とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のポペット型リリーフ弁の断面図である。
【図2】リリーフ圧力波形を示す図表である。
【図3】本考案のポペット型リリーフ弁の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スリーブ、2 バルブシート、3 ポペット、4
スプリング、5 円錐面、6 シート面、7 ピスト
ン、8 室、9 細孔、10 透孔、11 高圧ポー
ト、12 低圧ポート、27 環状室、28 隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ1にバルブシート2とポペット
    3を設け、ポペット3をスプリング4でバルブシート2
    に押しつけ、ポペット3内にピストン7を嵌挿して室8
    を構成し、この室8を細孔9及びバルブシート2の透孔
    10を経て高圧ポート11に連通し、シート部の径とピ
    ストン径による受圧面積差とスプリング4のバネ力とで
    高圧ポート11の高圧油によってポペット3を押して低
    圧ポート12にリリーフするポペット型リリーフ弁にお
    いて、前記バルブシート2をスリーブ1内に所定ストロ
    ーク摺動自在に嵌合して環状室27を構成し、この環状
    室27を隙間28を経て低圧ポート12に開口したこと
    を特徴とするポペット型リリーフ弁。
JP4740291U 1991-05-28 1991-05-28 ポペツト型リリーフ弁 Pending JPH04132274U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4740291U JPH04132274U (ja) 1991-05-28 1991-05-28 ポペツト型リリーフ弁

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JP4740291U JPH04132274U (ja) 1991-05-28 1991-05-28 ポペツト型リリーフ弁

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JPH04132274U true JPH04132274U (ja) 1992-12-07

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ID=31926499

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JP4740291U Pending JPH04132274U (ja) 1991-05-28 1991-05-28 ポペツト型リリーフ弁

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915571A (ja) * 1972-05-31 1974-02-12
JPS56156569A (en) * 1980-05-08 1981-12-03 Toshiba Mach Co Ltd Relief valve

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915571A (ja) * 1972-05-31 1974-02-12
JPS56156569A (en) * 1980-05-08 1981-12-03 Toshiba Mach Co Ltd Relief valve

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