JPH04132175U - 車両の窓ガラス昇降装置 - Google Patents
車両の窓ガラス昇降装置Info
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- JPH04132175U JPH04132175U JP4840891U JP4840891U JPH04132175U JP H04132175 U JPH04132175 U JP H04132175U JP 4840891 U JP4840891 U JP 4840891U JP 4840891 U JP4840891 U JP 4840891U JP H04132175 U JPH04132175 U JP H04132175U
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- 239000011521 glass Substances 0.000 claims abstract description 19
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Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】部品の異常変形や異音が発生せず、かつ昇降時
に窓ガラスの摩擦抵抗が増大せずレギュレータハンドル
の操作力やモータの負荷を増大させずにスムーズに窓ガ
ラスを昇降させる。 【構成】カーブドガラスの窓ガラス12の下端に取付け
られたガラスチャンネル13が窓ガラス12を保持し、
チャンネル13に窓ガラス12の厚さ方向に通孔23a
が形成される。窓ガラス12を昇降するリフトアーム1
4の移動を案内するリフトアームブラケット16がチャ
ンネル13に平行に設けられ、ブラケット16に通孔2
3aに対向する透孔16aが形成される。ピン24が通
孔23aに遊挿された後透孔16aに圧入され、ピン2
4によりチャンネル13が窓ガラス12の厚さ方向に移
動可能にブラケット16に連結される。
に窓ガラスの摩擦抵抗が増大せずレギュレータハンドル
の操作力やモータの負荷を増大させずにスムーズに窓ガ
ラスを昇降させる。 【構成】カーブドガラスの窓ガラス12の下端に取付け
られたガラスチャンネル13が窓ガラス12を保持し、
チャンネル13に窓ガラス12の厚さ方向に通孔23a
が形成される。窓ガラス12を昇降するリフトアーム1
4の移動を案内するリフトアームブラケット16がチャ
ンネル13に平行に設けられ、ブラケット16に通孔2
3aに対向する透孔16aが形成される。ピン24が通
孔23aに遊挿された後透孔16aに圧入され、ピン2
4によりチャンネル13が窓ガラス12の厚さ方向に移
動可能にブラケット16に連結される。
Description
【0001】
本考案は車両のドア又はクォータウインドウ等の窓ガラスを昇降する装置に関
するものである。
【0002】
この種の手動式の昇降装置として、ドアに設けられたレギュレータハンドルを
回すことによりリフトアームを揺動してリフトアームブラケット及びガラスチャ
ンネルを介して窓ガラスを昇降するものが知られている。
一方、この窓ガラスとしてデザイン上の要請又は空力特性の向上から一定の曲
率を有するカーブドガラスが用いられる場合がある。この場合に窓ガラスをレギ
ュレータハンドルを操作して昇降させると、窓ガラスは両側のガラスランチャン
ネルにより案内され、その下端は曲面の軌跡を描くため、この窓ガラスの下端に
取付けられたガラスチャンネル及びこのチャンネルを昇降させるリフトアームの
先端は窓ガラスに追従して曲面の軌跡を描こうとする。
【0003】
しかし、リフトアームの基端はドアインナパネルに固着したベースプレートに
枢着されているため、リフトアームはその基端から先端にかけて撓んでしまい、
この結果リフトアームの移動抵抗が大きくなり、レギュレータハンドルの操作力
を増大させる問題点があった。
また手動式のレギュレータハンドルを使用しない電動モータ式の昇降装置にお
いても、上記窓ガラスの昇降時にはモータの負荷が増大するので、窓ガラスの昇
降がスムーズに行われない場合もあった。
【0004】
これらの点を解消するために、図7及び図8に示すように、リフトアームブラ
ケット6及びこのブラケット内を転動可能なローラ1にシャフト3を遊挿し、更
にシャフト3をローラ1とリフトアーム2の間に設けられる圧縮コイルばね4に
挿入してリフトアーム2の先端に固着された窓ガラス昇降装置が提案されている
(実開昭52−2715)。
この装置は昇降時に窓ガラスが曲面の軌跡を描こうとすると、リフトアーム2
に対してブラケット6及びローラ1がシャフト3の周面を摺動することにより相
対的に変位して従来のリフトアーム2の撓み量を吸収するので、窓ガラスの昇降
がスムーズになる。
【0005】
しかし、上記装置は圧縮コイルばねの一端がローラの側面に圧接され、他端が
リフトアームの側面に圧接されているため、ローラの回転により圧縮コイルばね
が捩られて異常変形したり、異音を発生したりする不具合があった。
【0006】
本考案の目的は、部品の異常変形や異音が発生せず、かつ昇降時に窓ガラスの
摩擦抵抗が増大せずレギュレータハンドルの操作力やモータの負荷を増大させず
にスムーズに窓ガラスを昇降させることのできる車両の窓ガラス昇降装置を提供
することにある。
【0007】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて説
明する。
本考案は、窓ガラス12の下端に取付けられ窓ガラス12を保持するガラスチ
ャンネル13と、窓ガラス12をチャンネル13を介して昇降するリフトアーム
14と、チャンネル13に平行にチャンネル13に取付けられリフトアーム14
の移動を案内するリフトアームブラケット16とを備えた車両の窓ガラス昇降装
置の改良である。
その特徴ある構成は、チャンネル13に窓ガラス12の厚さ方向に通孔23a
が形成され、ブラケット16に通孔23aに対向する透孔16aが形成され、通
孔23a及び透孔16aにピン24が挿通され、ピン24が通孔23a又は透孔
16aのいずれか又は双方に遊挿されピン24によりチャンネル13が窓ガラス
12の厚さ方向に移動可能にブラケット16に連結されたところにある。
【0008】
窓ガラス12の昇降時には、ガラスチャンネル13がリフトアームブラケット
16に対しピン24を介して相対的に平行移動するので、窓ガラス12は曲面の
軌跡を描き、リフトアーム14は平面の軌跡を描いて窓ガラス12はスムーズに
昇降する。
【0009】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1〜図5に示すように、車両のサッシュ付ドア11の窓ガラス昇降装置は、
窓ガラス12の下端に取付けられたガラスチャンネル13と、窓ガラス12をチ
ャンネル13を介して昇降するリフトアーム14と、チャンネル13に平行にチ
ャンネル13に取付けられたリフトアームブラケット16とを備える。窓ガラス
12は一定の曲率を有するカーブドガラスであり(図3)、ガラスチャンネル1
3はフィラー17を介して窓ガラス12を保持する(図1及び図2)。
リフトアーム14はメインアーム18とサブアーム19,20とからなる。メ
インアーム18の中央には軸21が回転可能に設けられ、この軸21には2つの
腕部材からなるサブアーム19,20が軸21を対象中心として固着されてアー
ム18,19及び20はX字状に形成される。アーム18,19の先端にはそれ
ぞれローラ22が枢支され、ローラ22は断面が略C字状に形成されたブラケッ
ト16内を転動してリフトアーム14の移動を案内するように構成される(図5
)。
【0010】
チャンネル13の左右両端近傍にはクランク状に折曲げられたプレート23が
下方に突出してそれぞれ固着される。プレート23の下部には窓ガラス12の厚
さ方向に通孔23aが形成され、ブラケット16には通孔23aに対向する透孔
16aが形成される。通孔23a及び透孔16aはバーリング加工により形成さ
れ、板厚より大きい孔長を有する。通孔23a及び透孔16aにはピン24が挿
通され、ピン24は通孔23aに遊挿され、かつ透孔16aに圧入される。ピン
24の基端の六角形に形成された頭部には大径のフランジ26が一体的に形成さ
れ、ピン24の先端近傍の周面にはセレーション24aが形成され、更に先端に
は小径の雄ねじ24bが形成される。プレート23とブラケット16の間には圧
縮コイルばね27が介装される。ピン24は通孔23a及びばね27に遊挿され
た後、セレーション24aを透孔16aに圧入して雄ねじ24bにナット28を
螺合することにより回り抜けが防止される(図1、図2及び図4)。
【0011】
メインアーム18の基端には半月状のギヤ29が固着され、基端近傍には支軸
31に固着される。支軸31はベースプレート32に回転可能に取付けられ、ベ
ースプレート32はインナパネル33に取付けられる。ギヤ29にはレギュレー
タハンドル34の先端に固着されたピニオン36が噛合する。サブアーム20の
先端に枢支されたローラ37はインナパネル33に固着された断面略C字状のガ
イドチャンネル38内を転動する。また支軸31には窓ガラス上昇時のハンドル
34の操作力低減用のバランシングスプリング39が取付けられる(図5)。更
に図3において破線はリフトアーム14の先端の昇降時の軌跡を示し、一点鎖線
はチャンネル13の昇降時の軌跡を示す。
【0012】
このように構成された車両の窓ガラス昇降装置の動作を説明する。
レギュレータハンドル34を操作して窓ガラス12を上昇させると、図3に示
すようにE点に位置していたリフトアーム14の先端は破線で示すような平面の
軌跡を描き、ガラスチャンネル13は一点鎖線で示すような曲面の軌跡を描く。
即ち、リフトアーム14の先端が図3のD点に近づくに従って、チャンネル13
はプレート23がピン24のピン軸を図1の実線矢印方向に摺動することにより
チャンネル13がリフトアームブラケット16に対して平行移動するため、リフ
トアーム14の先端から離れる。リフトアーム14の先端がD点に達すると、リ
フトアーム14の先端がE点に位置していたときを基準にしたチャンネル13の
変位量は最大d(図3)となり、チャンネル13はピン24を介して距離d(図
1)だけ移動して図2に示す位置に至る。
【0013】
更にハンドル34を操作して窓ガラス12を上昇させると、リフトアーム14
の先端が図3のC点に近づくに従ってチャンネル13は図2の破線矢印の方向に
徐々に復帰する。リフトアーム14の先端がC点に達すると、リフトアーム14
の先端に対するチャンネル13の変位量はリフトアーム14の先端がE点に位置
していたときと同じになり、チャンネル13は図1に示す位置に戻る。
この結果、チャンネル13のリフトアーム14の先端に対する窓ガラス12の
厚さ方向への変位量dはチャンネル13がピン24を摺動することにより吸収さ
れるので、リフトアーム14は撓まず、ハンドル34の操作力が増大することは
なくなり、スムーズに窓ガラス12を昇降することができる。
【0014】
なお、実施例ではピン24の先端近傍の周面に形成したセレーション24aを
ブラケット16の透孔16aに圧入し、ピン24の先端の雄ねじ24bにナット
28を螺合したが、これは一例であって図6に示すようにピン54の先端近傍か
ら先端にかけてピン54中央部より小径の雄ねじ54aを形成し、雄ねじ54a
より僅かに大径に形成された透孔56aに挿通した雄ねじ54aにナット28を
螺合してもよい。また図6においてピン54の先端の雄ねじ54aをセルフタッ
ピングねじに形成し、雄ねじ54aより僅かに小径に形成した透孔56aに雄ね
じ54aを螺合してもよい。この場合ナット28は不要になる。
また、実施例ではピンをプレートの通孔に遊挿しリフトアームブラケットの透
孔に圧入したが、通孔に圧入し透孔に遊挿しても、或いは通孔及び透孔に遊挿し
てもよい。
また、実施例ではリフトアームとしてXアームを挙げたが、これに限らず1本
アーム又は平行アームでもよい。
また、実施例ではサッシュ付ドアを挙げたが、これに限らずサッシュレスドア
でもよい。
また、実施例ではドアの窓ガラスを挙げたが、2ドア車両の後席側方のクォー
タウインドウの窓ガラス又はキャブオーバ型車両の運転席後方に設けられたベッ
ド側方のクォータウインドウの窓ガラスにも適用できる。
また、ガラスチャンネルとは別部材であるプレートに通孔を形成したが、ガラ
スチャンネルに一体的に上記プレートに相当するものを形成してこれに通孔を形
成してもよい。
また、レギュレータハンドルの操作によりリフトアームを介して窓ガラスを昇
降したが、モータによりリフトアームを介して窓ガラスを昇降させてもよい。
更に、プレートとリフトアームブラケットの間に圧縮コイルばねを介装したが
、ピン、ガラスチャンネル、リフトアームブラケット、ローラ、リフトアーム等
が車両の振動等により異音を発生しなければ特別に取付けなくてもよい。
【0015】
以上述べたように、本考案によれば、ピンを通孔又は透孔のいずれか又は双方
に遊挿しかつピンによりチャンネルを窓ガラスの厚さ方向に移動可能にブラケッ
トに連結したので、窓ガラスの昇降時にガラスチャンネルとリフトアームブラケ
ットとは相対的に平行移動し、この結果窓ガラスとリフトアームの先端の昇降軌
跡が窓ガラスの厚さ方向に異なってもそれらの軌跡の差分は吸収され、窓ガラス
の摩擦抵抗は増大せず窓ガラスはスムーズに昇降する。この結果、レギュレータ
ハンドルの操作力やモータの負荷は増大しない。またばねが異常に変形したり異
音を発生したりすることはない。
【図1】本考案実施例車両の窓ガラス昇降装置の図3の
C点にリフトアームが位置するときの図5のA−A線断
面図。
C点にリフトアームが位置するときの図5のA−A線断
面図。
【図2】図3のD点にリフトアームが位置するときの図
5のA−A線断面図。
5のA−A線断面図。
【図3】ガラスチャンネルの昇降軌跡とリフトアームの
先端の昇降軌跡を示す断面構成図。
先端の昇降軌跡を示す断面構成図。
【図4】図5のB部分解斜視図。
【図5】その装置を含むドアの構成図。
【図6】別の実施例を示す図1に対応する断面図。
【図7】従来例を示す図1に対応する断面図。
【図8】上記従来例を示す図2に対応する断面図。
12 窓ガラス
13 ガラスチャンネル
14 リフトアーム
16,56 リフトアームブラケット
16a,56a 透孔
23a 通孔
24,54 ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 窓ガラス(12)の下端に取付けられ前記窓
ガラス(12)を保持するガラスチャンネル(13)と、前記窓
ガラス(12)を前記チャンネル(13)を介して昇降するリフ
トアーム(14)と、前記チャンネル(13)に平行に前記チャ
ンネル(13)に取付けられ前記リフトアーム(14)の移動を
案内するリフトアームブラケット(16)とを備えた車両の
窓ガラス昇降装置において、前記チャンネル(13)に前記
窓ガラス(12)の厚さ方向に通孔(23a)が形成され、前記
ブラケット(16)に前記通孔(23a)に対向する透孔(16a)が
形成され、前記通孔(23a)及び透孔(16a)にピン(24)が挿
通され、前記ピン(24)は前記通孔(23a)又は透孔(16a)の
いずれか又は双方に遊挿され前記ピン(24)により前記チ
ャンネル(13)が前記窓ガラス(12)の厚さ方向に移動可能
に前記ブラケット(16)に連結されたことを特徴とする車
両の窓ガラス昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4840891U JPH04132175U (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 車両の窓ガラス昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4840891U JPH04132175U (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 車両の窓ガラス昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132175U true JPH04132175U (ja) | 1992-12-07 |
Family
ID=31926949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4840891U Pending JPH04132175U (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 車両の窓ガラス昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04132175U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472144B1 (ko) * | 2002-06-19 | 2005-03-08 | 기아자동차주식회사 | 차량용 도어 윈도우 레귤레이터 |
JP2019167710A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 株式会社トノックス | ウインドレギュレータ |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP4840891U patent/JPH04132175U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472144B1 (ko) * | 2002-06-19 | 2005-03-08 | 기아자동차주식회사 | 차량용 도어 윈도우 레귤레이터 |
JP2019167710A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 株式会社トノックス | ウインドレギュレータ |
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