JPH0413203Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0413203Y2 JPH0413203Y2 JP1988101463U JP10146388U JPH0413203Y2 JP H0413203 Y2 JPH0413203 Y2 JP H0413203Y2 JP 1988101463 U JP1988101463 U JP 1988101463U JP 10146388 U JP10146388 U JP 10146388U JP H0413203 Y2 JPH0413203 Y2 JP H0413203Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- bead
- performance
- height
- cornering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims description 30
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、タイヤ詳しくは縦剛性を高くせず即
ち乗心地性を損うことなく横剛性を高くした即ち
コーナリングフオースの高いタイヤに関するもの
である。
ち乗心地性を損うことなく横剛性を高くした即ち
コーナリングフオースの高いタイヤに関するもの
である。
「従来の技術」
従来、タイヤに要求されて来た性能の一つとし
て乗心地の向上が有るが、この性能向上にはタイ
ヤの縦ばね定数を低くすることが有効な手段とな
つていた。しかしこの対策は同時にタイヤ横ばね
定数も低くなつてしまうことになる。
て乗心地の向上が有るが、この性能向上にはタイ
ヤの縦ばね定数を低くすることが有効な手段とな
つていた。しかしこの対策は同時にタイヤ横ばね
定数も低くなつてしまうことになる。
「考案が解決しようとする課題」
近年高速道路の発達、高性能な車の出現等によ
りタイヤへの要求としてコーナリングフオースの
高さ、ハンドリングレスポンスの鋭さ等が出て来
た。
りタイヤへの要求としてコーナリングフオースの
高さ、ハンドリングレスポンスの鋭さ等が出て来
た。
これらの性能を向上させるにはタイヤ横ばね定
数を大きくすることが必要であり、このためにタ
イヤサイド部等を補強すること等により行えるが
同時に縦剛性も大きくなり乗心地を損うことはい
うまでもなく、更にタイヤたわみが少なくなるこ
とにより接地面積が減少するという現象が起る。
接地面積の減少はコーナリング時のトータルグリ
ツプ力の減少を招き、結果としてコーナリングフ
オースの低いタイヤとなつてしまう。
数を大きくすることが必要であり、このためにタ
イヤサイド部等を補強すること等により行えるが
同時に縦剛性も大きくなり乗心地を損うことはい
うまでもなく、更にタイヤたわみが少なくなるこ
とにより接地面積が減少するという現象が起る。
接地面積の減少はコーナリング時のトータルグリ
ツプ力の減少を招き、結果としてコーナリングフ
オースの低いタイヤとなつてしまう。
処でタイヤを構成している材料は１対のビード
ワイヤ、ビードからビードへのケース材料、トレ
ツドゴム、サイドウオールゴム部、更にラジアル
タイヤではブレーカー部より成り立つているが、
一般に材料配置、構成はタイヤ赤道面に対し対称
になるようにしている。即ち上記性能向上対策と
してビード部（サイド部）の補強も対称配置、構
成で行つている。
ワイヤ、ビードからビードへのケース材料、トレ
ツドゴム、サイドウオールゴム部、更にラジアル
タイヤではブレーカー部より成り立つているが、
一般に材料配置、構成はタイヤ赤道面に対し対称
になるようにしている。即ち上記性能向上対策と
してビード部（サイド部）の補強も対称配置、構
成で行つている。
「課題を解決するための手段」
前記問題点に鑑み、上記従来タイヤと構想を全
然異にして本考案は開発されたものであり、タイ
ヤ縦剛性を高くせずに即ち良好な乗心地を保ち、
接地面積の減少を防止し乍らコーナリング時の横
剛性を高くする手段としてタイヤ幅方向断面にお
いて、タイヤビード部に配置されたビードエイペ
ツクスの硬さ、高さ又は容積が左右のビード部で
異なることによつて、左右のビード部の曲げ剛性
が異なることを特徴とするものである。
然異にして本考案は開発されたものであり、タイ
ヤ縦剛性を高くせずに即ち良好な乗心地を保ち、
接地面積の減少を防止し乍らコーナリング時の横
剛性を高くする手段としてタイヤ幅方向断面にお
いて、タイヤビード部に配置されたビードエイペ
ツクスの硬さ、高さ又は容積が左右のビード部で
異なることによつて、左右のビード部の曲げ剛性
が異なることを特徴とするものである。
以下例示図面に就いて本考案を実施例により更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
実施例１ （第１図参照）
第１図において、タイヤ１はビードワイヤ２，
２の回りに内側から外側に巻き上げられて係止さ
れるカーカス４を有し、その巻上げ部のタイヤ軸
方向外側にはコードフイラー３，３が配置され
る。ビードワイヤ２のタイヤ半径方向外方には先
細断面形状を有するビードエイペツクス５，５′
が載置される。該ビードエイペツクス５，５′は
同一の断面形状を有するが、異なる硬さのゴム組
成物から形成されている。これによつて、該タイ
ヤ１のビード部の曲げ剛性は左右で異なる。
２の回りに内側から外側に巻き上げられて係止さ
れるカーカス４を有し、その巻上げ部のタイヤ軸
方向外側にはコードフイラー３，３が配置され
る。ビードワイヤ２のタイヤ半径方向外方には先
細断面形状を有するビードエイペツクス５，５′
が載置される。該ビードエイペツクス５，５′は
同一の断面形状を有するが、異なる硬さのゴム組
成物から形成されている。これによつて、該タイ
ヤ１のビード部の曲げ剛性は左右で異なる。
実施例２ （第２図参照）
第２図に示すタイヤ１は、ビードエイべツクス
が左右で異なる高さを有する。ここで高さとはビ
ードワイヤのタイヤ半径方向上端部から、ビード
エイペツクスのタイヤ半径方向上端部までの高さ
を意味する。図において、ビードエイペツクス５
の該高さはｈであり、ビードエイペツクス５′の
該高さはh′であつて、ｈ＞h′の関係にある。これ
によつて、該タイヤ１のビード部の曲げ剛性は左
右で異なる。
が左右で異なる高さを有する。ここで高さとはビ
ードワイヤのタイヤ半径方向上端部から、ビード
エイペツクスのタイヤ半径方向上端部までの高さ
を意味する。図において、ビードエイペツクス５
の該高さはｈであり、ビードエイペツクス５′の
該高さはh′であつて、ｈ＞h′の関係にある。これ
によつて、該タイヤ１のビード部の曲げ剛性は左
右で異なる。
本例では、ビードエイペツクス５，５′は高さ
とともに容積も異なるものとなつているが、高さ
を一定にして容積のみを異なるものとすること
も、また、容積を一定にして、高さのみを異なる
ものとすることもできる。
とともに容積も異なるものとなつているが、高さ
を一定にして容積のみを異なるものとすること
も、また、容積を一定にして、高さのみを異なる
ものとすることもできる。
「作用」
本考案のタイヤの曲げ剛性の大きいビード部が
車両の外側に位置するように装着すれば、以下の
ような作用によりコーナリング性能の向上を達成
しうる。車両が旋回する場合、タイヤの変形はそ
の旋回の外側に位置するタイヤが最も大きく、さ
らにそのタイヤの車両の外側に位置するサイドウ
オール及びビード部に最も大きい変形（曲げ変
形）が生じる。すなわち、この部分の曲げ剛性を
増加させることがコーナリング性能を向上させる
ことになる。本考案のタイヤは、この作用によつ
て、コーナリング性能を増加させることができ、
また、他方のビード部の曲げ剛性を低くすること
によつて、乗心地性能を維持又は向上させること
ができる。
車両の外側に位置するように装着すれば、以下の
ような作用によりコーナリング性能の向上を達成
しうる。車両が旋回する場合、タイヤの変形はそ
の旋回の外側に位置するタイヤが最も大きく、さ
らにそのタイヤの車両の外側に位置するサイドウ
オール及びビード部に最も大きい変形（曲げ変
形）が生じる。すなわち、この部分の曲げ剛性を
増加させることがコーナリング性能を向上させる
ことになる。本考案のタイヤは、この作用によつ
て、コーナリング性能を増加させることができ、
また、他方のビード部の曲げ剛性を低くすること
によつて、乗心地性能を維持又は向上させること
ができる。
「考案の効果」
以上の様な本考案によると前記した様に、次の
様な効果がある。乗心地の大幅な低下を防ぎつつ
高速コーナリング性能の向上が計れる、これは高
速走行可能な高性能車へ適用して有益である。又
タイムアツプ、高速安定度の増加が計れ、これは
高性能車の極限としてのレーシング力へ適用して
有益である。また高速コーナリング性能の大幅な
低下を防ぎつつ乗心地の向上を計ることもでき
る。
様な効果がある。乗心地の大幅な低下を防ぎつつ
高速コーナリング性能の向上が計れる、これは高
速走行可能な高性能車へ適用して有益である。又
タイムアツプ、高速安定度の増加が計れ、これは
高性能車の極限としてのレーシング力へ適用して
有益である。また高速コーナリング性能の大幅な
低下を防ぎつつ乗心地の向上を計ることもでき
る。
第１図及び第２図は共に本考案の実施例を説明
するためのタイヤ断面図を夫々例示している。 １……タイヤ、２……ビードワイヤ、３……コ
ードフイラー、４……カーカスプライ、５，５′
……ビードエイペツクス。
するためのタイヤ断面図を夫々例示している。 １……タイヤ、２……ビードワイヤ、３……コ
ードフイラー、４……カーカスプライ、５，５′
……ビードエイペツクス。
Claims (1)
- タイヤ幅方向断面において、タイヤビード部に
配置されたビードエイペツクスの硬さ、高さ又は
容積が左右のビード部で異なることによつて、左
右のビード部の曲げ剛性が異なることを特徴とす
るタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988101463U JPH0413203Y2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988101463U JPH0413203Y2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6430704U JPS6430704U (ja) | 1989-02-27 |
| JPH0413203Y2 true JPH0413203Y2 (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=31330483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988101463U Expired JPH0413203Y2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0413203Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7669625B2 (en) * | 2006-11-22 | 2010-03-02 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Asymmetrical pneumatic tire |
| JP5714978B2 (ja) * | 2011-05-20 | 2015-05-07 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
| WO2015156154A1 (ja) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55123510A (en) * | 1979-03-19 | 1980-09-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | Pneumatic tire |
-
1988
- 1988-07-30 JP JP1988101463U patent/JPH0413203Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55123510A (en) * | 1979-03-19 | 1980-09-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | Pneumatic tire |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6430704U (ja) | 1989-02-27 |
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