JPH04131917A - サーボ装置 - Google Patents

サーボ装置

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JPH04131917A
JPH04131917A JP25623190A JP25623190A JPH04131917A JP H04131917 A JPH04131917 A JP H04131917A JP 25623190 A JP25623190 A JP 25623190A JP 25623190 A JP25623190 A JP 25623190A JP H04131917 A JPH04131917 A JP H04131917A
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幸起 浅里
Tomio Ito
伊藤 富美夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、アンテナや望遠鏡、ファクトリ−オートメ
−71ン装置、さらにはロボットなどの機械システムの
動きを制御するサーボ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は例えばr1958年アイアールイー(IRE)
発行のアイアールイー トランスアクタ1ンズオンオー
 トマティック=ry ) o−ル(IRE TRAN
SACTIONSON ALTTQMATICC0NT
R0L ) Jに示された従来のサーボ装置を示すブロ
ック図である。図において、1はこのサーボ装置に入力
される指令値であり、2はこのサーボ装置から構成され
る装置出力値である。3はこの位置出力値2を帰還する
位置帰還ループであり、4は帰還された位置出力値2と
入力された指令値1とを比較する比較要素である。
5はこの比較要素4よ多出力される、位置出力値2と指
令値1の位置誤差であシ、6は位置帰還ループ3のゲイ
ンに相当する位置ループバンド幅mcを有し、前記位置
誤差5が入力されるバンド幅要素である。
7はこのバンド幅要素6の出力と後述する速度とを比較
する比較要素であり、8はその速度を比較要素7に帰還
する速度帰還ループである。9はこの速度帰還ループ8
のゲインに相当する速度ループバンド幅ωcrを有する
バンド幅要素であシ、10はこのバンド幅要素9よ多出
力される加速度である。11はこの加速度を積分する積
分要素であり、12はこの積分要素11よ多出力され、
前記速度帰還ループ8にて比較要素7に帰還される速度
である。13はこの速度を積分してこのサーボ装置よ多
出力される位置出力値2を生成する積分要素である。
次に動作について説明する。このサーボ装置に指令値1
が入力されると、位置帰還ループ3の働きによって、位
置出力値2は指令値1に追従する。
また、適切な設計をすれば、速度帰還ループ8の働きに
よって良好なダンピング特性を得ることができる。
ここで、速度12の値v1および加速度10の値aKは
通常制限値があシ、系内の飽和要素等によって、最大速
度、最大DO速度の範囲で系が動作するようにサーボ系
は構成される。また、制御器は電気回路等で構成されて
いるので、内部にいくつかの飽和要素を持っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のサーボ装置は以上のように構成されているので、
飽和要素の働きによシ、位置誤差5の値1を零にする引
き込み機能が十分に働かず、非常にダンピング性能が悪
く整定の遅い応答になることがあシ、また系内の飽和要
素の配備や飽和値の設定が悪いとリミットサイクルを生
じたシネ安定になったシすることがあるなどの課題があ
った。
請求項(1)〜(4)に記載の発明は上記のような課題
を解消するためになされたもので、大きな指令値が入力
されたときに速度・加速度の飽和があっても、優れ九速
応性をもち、オーバーシュートの少ない(あるいは、全
くない)ダンピング特性の良いサーボ装置を得ることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)に記載の発明に係るサーボ装置は、位置帰
還ループにて帰還され走位置出力値と入力された指令値
との位置誤差の絶対値を検出する検出回路と、速度帰還
ループでの速度もしくは加速度に飽和が生ずるような指
令値の入力のもとで、検出された位置誤差の絶対値が小
さなとき、位置帰還ループのゲインである位置ループバ
ンド幅を狭くし、位置誤差の絶対値が大きなときには広
くするバンド幅切換回路とを設けたものである。
また、請求項(2)に記載の発明に係るサーボ装置は、
上記バンド幅切換回路として、位置誤差に飽和が生ずる
場合に、検出された位置誤差の絶対値が所定の値を外れ
たときに前記位置ループバンド幅を広くし、所定の値に
達するとそれを狭くする回路を用いたものである。
また、請求項(3)および(4)に記載の発明に係るサ
ーボ装置は、請求項(1)または(2)に記載のサーボ
装置に、さらに速度および加速度があらかじめ定められ
た最大値を越えないように制限する二重速度帰還ループ
の積分補償要素を組み込んだ速度・加速度指令リミット
機構を付加したものである。
〔作用〕
請求項(1)に記載の発明におけるバンド幅切換回路は
、位置帰還ループのゲインに相当する位置ループバンド
幅を、速度帰還ループでの速度もしくは加速度に飽和が
生ずるような指令値の入力のもとで、検出回路にて検出
された位置誤差の絶対値に基づいて、それが小さければ
狭く、大きければ広く切り換えることによシ、優れた連
応性を持ち、オーバーシェードの少ないダンピング41
1の優れたサーボ装置を実現する。
また、請求項(2)に記載の発明におけるバンド幅切換
回路は、位置ループバンド幅を、位置誤差に飽和が生ず
る場合に、位置誤差の絶対値に基づいて、それが所定の
値を外れたときには広く、所定の値に遍すると狭くする
ことにより、優れ九速応性を持ち、オーバーシェードの
少ないダンピング特性の優れたサーボ装置を実現する。
さらに、請求項(3)および(4)に記載の発明におけ
る速度・加速度指令IJ ミツト機構は、速度および加
速度があらかじめ定められた最大値を越えないように制
限することによシ、リミットサイクルを生じたり、動作
が不安定になるようなことのないサーボ装置を実現する
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図は請求項(1)に記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図である。図において、1は指令値、2は位置出
力値、3は位置帰還ループ、4.7は比較要素、5は位
置誤差、8は速度帰還ループ、9はバンド幅要素、10
は加速度、11.13は積分要素、12は速度でちゃ、
第5図に同一符号を付した従来のそれらと同一 あるい
は相当部分であるため詳細な説明は省略する。
また、14は比較要素4からの位置誤差5が入力される
バンド幅要素であるが、位置帰還ループ3のゲインに相
当する位置ループバンド幅mcが切り換え可能である点
で従来のそれとは異なりている。15は比較要素4から
構成される装置帰還ループ3にて帰還された位置出力値
2と入力された指令値1との位置誤差5の絶対値(11
を検出する検出回路である。16はこの検出回路15で
検出された位置誤差5の絶対値1ε1をあらかじめ設定
されている基準値と比較する比較器であう、17はこの
比較器16での比較の結果、位置誤差5の絶対値1ε1
が基準値より小さな場合には、前記バンド幅要素14の
位置ループバンド幅ωCを狭く、基準値より大きな場合
にはそれを広くするバンド幅切換回路である。
次に動作について説明する。位置誤差5を検出回路15
においてその絶対値1慮1に変換し、それを比較器16
で比較する。バンド幅切換回路1Tはその比較結果に従
って、バンド幅要素14の位置ループバンド幅町を切換
える。このとき、位置誤差5の絶対値111の大きいと
きには、位置ループバンド幅ωCを小さくすると系の整
定か速くなる。
そのときの位置ループバンド幅ω。は、最大速度を”m
%最大加速度をarrlとして、 となるように設定する。
また位置誤差5の絶対値161の小さいときは、飽和の
影響は小さいので、高い追従性能が達成できるようにバ
ンド幅切換回路17は位置ループバンド幅ω。を大きな
値に切9換える。この間の切り換え段数は、複数段あっ
てもよいし、連続的であってもよい。
この機構の付与によシ、大入力時の飽和動作の場合でも
連応性の良好なサーボ装置を得ることができる。また、
切換え法を選択することによシ、必要に応じオーバシュ
ートの少ない、あるいは全くないサーボ装置を実現する
こと吃可能となる。
第2図は請求項(2)に記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図で、第1図と同一の部分には同一符号を付して
重複説明をさけている。図において、18は比較要素4
から構成される装置誤差5にかかる飽和要素であり、1
9は第1図に示すバンド幅切換回路17に相当するバン
ド幅切換回路である。ここで、このバンド幅切換回路1
9は位置誤差5の絶対値1峠が所定の櫨よシ大きいとき
位置ループバンド@#cを広くし、所定の値に達すると
それを狭く、さらに位置誤差5の絶対値111が所定の
値より小さくなると位置ループバンド幅ωCをまた広く
する点で、前記バンド幅切換回路17とは異なっている
次に動作について説明する。請求項(1)に記載の発明
の実施例は、位置誤差5の飽和がない場合のものであっ
之が、実際の系に適用するときには、この飽和が存在し
、位置誤差5が制限される場合がある。第2図において
、位置誤差5にかかる飽和要素18によって、位置誤差
5の信号の大きさ8が制限されると、位置ループバンド
幅ω。が小さい場合、速度帰還ループ8に対して小さな
速度指令しか入力されず、十分な速度12が得られない
ため、ステップ応答で整定時間が長くなる。
これを解決するため、この実施例では、本来の位置誤差
5が非常に大きくかつ飽和要素18で制限されていると
きは、位置ループバンド幅ω。を大きな値で十分な速度
を出して連応性を高める。
方、本来の位置誤差5がある値まで小さくなったときに
、位置ループバンド幅ω。を小さくして減衰性を高め、
さらに位置誤差5が小さくなると、位置ループバンド幅
ω。を再び大きくして高い追従性能を得る。
このようなバンド幅要$14における位置ループバンド
幅ω。の制御は、検出回路15、比較器16およびバン
ド幅切替回路19によって実現される。
第3図は請求項(3)に記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図で、第1図と同一の部分には同一符号を付して
重複説明をさけている。図において、20は速度帰還ル
ープを二重に組んだ場合の外側の速度帰還ループ(以下
、メジャーレートループという)であシ、21はバンド
幅要素14からの出力とこのメジャーレートループ20
にて帰還される速度12とを比較する比較要素である。
22はこの比較要素21の出力が入力されて、速度12
および加速度10があらかじめ定められた最大値を越え
ないように制限する速度・加速度指令リミット機構でち
ゃ、プリゲイン23、最大速度vrnが設定された飽和
要素24、メジャーレートループ20の積分補償器25
、および飽和要素24と同−設定の飽和要素26にて形
成されている。
次に動作について説明する。ここで、第1図あるいは第
2図に示したサーボ装置において、系内の飽和要素の配
置や飽和の設定が悪いと、リミットサイクルを生じたシ
、動作が不安定になったシすることがある。そのため、
第3図に示す実施例では、2重速度帰還ループのメジャ
ーレートループ20に、ブリゲイン23、飽和要素24
,26、積分補償器25を備えた速度・加速度指令リミ
ット機構22を挿入している。
ここで、このメジャーレートループ20のクロスオーバ
周波数ωarm [rad/s ]に対し、ωarm 
”ω3ωb[rad/s ]    (2)のように設
計すると、この速度・加速度指令リミット機構22の動
作は第4図に示すようになる。
即ち、比較要素21から出力された信号Uは、プリゲイ
ン23で03倍されて信号X、となる。この信号x1は
飽和要素24で最大速度vmで飽和のかかった信号X、
となって積分補償器25に入力される。
積分補償器25はそれを傾きが最大加速度”mの信号X
、に変換して飽和要素26に送られる。この信号X、は
飽和要素26において、最大速度Vmで飽和がかかった
信号x4として比較要素Tに出力される。
このことは、内側の速度帰還ループ8への指令値に対す
る速度および加速度の制限を加える働きをする。このと
き内側の速度帰還ループ8が臨界制振またij週制振で
あれば実角度は、最大速度・最大加速度を超えない。
このような構成にし、バンド幅切換回路17と組合せる
と、サーボ系は第1図の近似的なモデルに近い動作をし
て、前述の問題点を解消する。
なお、上記実施例の速度・加速度指令リミット機4!2
2をそのまま第2図に示した請求項(2)に記載の発明
に適用してもよく、上記第3図に示した実施例と同様の
効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、請求項(1)および(2)に記載の発明
によれば、位置ループバンド幅を位置誤差の絶対値に基
づいて切シ換えるように構成したので、飽和動作におい
ても優れた連応性を持ち、オーバーシェードの少ないダ
ンピング特性の優れたサーボ装置が得られる効果がある
また、請求項(3)および(4)に記載の発明によれば
、速度・加速度指令リミット機構によって速度および加
速度があらかじめ定められた最大値を越えないように制
限するように構成したので、リミットサイクルが生じた
シ、動作が不安定になることのないサーボ装置が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項(1)に記載の発明の一実施例によるサ
ーボ装置を示すブロック図、第2図は請求項(2)に記
載の発明の一実施例を示すブロック図、第3図は請求項
(3)に記載の発明の一実施例を示すブロック図、第4
図はその速度・加速度指令リミット機構の動作を示す説
明図、第5図は従来のサーボ装置を示すブロック図であ
る。 1は指令値、2は位置出力値、3は位置帰還ループ、5
は位置誤差、8は速度帰還ループ、10は加速度、12
は速度、15は検出回路、17.19はバンド幅切換回
路、20は速度帰還ループ(メジャーレートループ)、
22は速度・加速度指令リミット機構、25は積分補償
器。 なお、図中、同一符号は同一 又は相当部分を示す。 特許出願人  三菱電機株式会社 代理人 弁理士  1) 澤 博  昭(外2名) 〜−+7++Σ 第 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)位置帰還ループおよび速度帰還ループの働きによ
    って、入力された指令値に追従する位置出力値を良好な
    ダンピング特性で出力するサーボ装置において、前記位
    置帰還ループにて帰還された前記位置出力値と入力され
    た前記指令値との位置誤差の絶対値を検出する検出回路
    と、前記速度帰還ループでの速度もしくは加速度に飽和
    が生ずるような前記指令値の入力のもとで、前記検出回
    路にて検出された前記位置誤差の絶対値が小さな場合に
    は、前記位置帰還ループのゲインである位置ループバン
    ド幅を狭く、前記位置誤差の絶対値が大きな場合には前
    記位置ループバンド幅を広くするバンド幅切換回路を備
    えたことを特徴とするサーボ装置。
  2. (2)位置帰還ループおよび速度帰還ループの働きによ
    って、入力された指令値に追従する位置出力値を良好な
    ダンピング特性で出力するサーボ装置において、前記位
    置帰還ループにて帰還された前記位置出力値と入力され
    た前記指令値との位置誤差の絶対値を検出する検出回路
    と、前記位置誤差に飽和が生ずる場合、前記検出回路に
    て検出された前記位置誤差の絶対値が所定の値より大き
    いとき前記位置帰還ループのゲインである位置ループバ
    ンド幅を広く、前記所定の値に達すると前記位置ループ
    バンド幅を狭く、さらに前記位置誤差の絶対値が前記所
    定の値より小さくなると前記位置ループバンド幅を広く
    するバンド幅切換回路を備えたことを特徴とするサーボ
    装置。
  3. (3)位置帰還ループおよび速度帰還ループの働きによ
    って、入力された指令値に追従する位置出力値を良好な
    ダンピング特性で出力するサーボ装置において、前記位
    置帰還ループにて帰還された前記位置出力値と入力され
    た前記指令値との位置誤差の絶対値を検出する検出回路
    と、前記速度帰還ループでの速度もしくは加速度に飽和
    が生ずるような前記指令値の入力のもとで、前記検出回
    路にて検出された前記位置誤差の絶対値が小さな場合に
    は、前記位置帰還ループのゲインである位置ループバン
    ド幅を狭く、前記位置誤差の絶対値が大きな場合には前
    記位置ループバンド幅を広くするバンド幅切換回路と、
    前記速度および加速度があらかじめ定められた最大値を
    越えないように制限する二重速度帰還ループの積分補償
    要素を組み込んだ速度・加速度指令リミット機構を備え
    たことを特徴とするサーボ装置。
  4. (4)位置帰還ループおよび速度帰還ループの働きによ
    って、入力された指令値に追従する位置出力値を良好な
    ダンピング特性で出力するサーボ装置において、前記位
    置帰還ループにて帰還された前記位置出力値と入力され
    た前記指令値との位置誤差の絶対値を検出する検出回路
    と、前記位置誤差に飽和が生ずるような場合、前記検出
    回路にて検出された前記位置誤差の絶対値が所定の値よ
    り大きいとき前記位置帰還ループのゲインである位置ル
    ープバンド幅を広く、前記所定の値に達すると前記位置
    ループバンド幅を狭く、さらに前記位置誤差の絶対値が
    前記所定の値より小さくなると前記位置ループバンド幅
    を広くするバンド幅切換回路と、前記速度帰還ループで
    の速度および加速度の値があらかじめ定められた最大値
    を越えないように制限する二重速度帰還ループの積分補
    償要素を組み込んだ速度・加速度指令リミット機構を備
    えたことを特徴とするサーボ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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