JPH087441Y2 - 流量制御装置 - Google Patents

流量制御装置

Info

Publication number
JPH087441Y2
JPH087441Y2 JP6335289U JP6335289U JPH087441Y2 JP H087441 Y2 JPH087441 Y2 JP H087441Y2 JP 6335289 U JP6335289 U JP 6335289U JP 6335289 U JP6335289 U JP 6335289U JP H087441 Y2 JPH087441 Y2 JP H087441Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
flow rate
valve
control
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6335289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH033001U (ja
Inventor
浩 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP6335289U priority Critical patent/JPH087441Y2/ja
Publication of JPH033001U publication Critical patent/JPH033001U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH087441Y2 publication Critical patent/JPH087441Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feedback Control In General (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、大きく変化する流量の制御を行う流量制御
装置に関し、更に詳しくは、大小制御範囲の異なる大弁
と小弁の2つの弁を使用して流量制御を行う制御装置に
関する。
〈従来の技術〉 第4図は、従来のこの種の流量制御装置の構成ブロッ
ク図である。
図において、1は制御しようとする流体が流れている
管路であり、途中が2つの管路11,12に分岐していて、
一方の管路11には制御範囲の大きい大弁21が設置され、
他方の管路12には制御範囲の小さい小弁22が設置されて
いる。
3は流量調節計で、管路1に設置した流量検出器4か
らの流量信号Qmを入力し、これが設定値Qsに等しくなる
ように制御信号MVを出力する。
51,52は流量調節計3からの制御信号MVを入力し、そ
れぞれ対応する大弁21と小弁22とに操作信号OUT1,OUT2
を出力する第1,第2の演算回路である。
第5図は、各演算回路51,52の動作を示す線図であ
る。
(a)は第1の演算回路51の動作特性であり、(b)は
第2の演算回路52の動作特性である。
制御すべき流量が少ない範囲では、はじめに第2の演
算回路52からの出力信号OUT2だけが出力され、これにし
たがって、小弁22が入力制御信号MVに応じて開き、通過
する流量を制御する。小弁22の制御範囲を越えると、第
1の演算回路51からの出力信号OUT1が出力され、大弁21
が開きはじめ、通過する流量を制御する。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような構成の従来の流量制御装置は、流量調節計
の1つの制御出力により大小2つの弁を制御するため
に、大弁21により流量が制御されている時に小弁22は全
開になっている。そのため、大弁21にバイパス管路があ
るのと同じ効果となって大弁21の制御特性を悪化させ、
最悪の場合には流量調節計の演算定数のチューニングが
困難になるという問題があった。
そこで、本考案は、大流量から小流量範囲まで連続し
て良好な制御を行うために制御範囲の大小異なる弁を用
いて、大(小)弁で流量制御をする範囲では小(大)弁
を閉止することと、これら大小の弁の切替えをバンプレ
スに行うことにより安定性及び応答性の良好な流量制御
装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 前記した目的を達成する本考案は、 制御範囲の異なる小弁と大弁の2つの弁を使用して流
量制御を行う制御装置において、 同一の流量信号と共通の設定値信号とがそれぞれ印加
される第1,第2の流量調節計と、 開始トリガー信号を受け、前記小弁と大弁の制御範囲
に応じた値から時間と共に減少してゼロになる関数信号
をそれぞれ出力する第1,第2のファンクションジェネレ
ータと、 第1の流量調節計からの制御信号と第1のファンクシ
ョンジェネレータからの関数信号とを切り替えて前記小
弁に印加する第1の切替えスイッチと、 第2の流量調節計からの制御信号と第2のファンクシ
ョンジェネレータからの関数信号とを切り替えて前記大
弁に印加する第2の切替えスイッチと、 前記第1の切替えスイッチで選択された信号を係数回
路およびスイッチを介して前記第2の切替えスイッチに
よって選択された信号に加算する加算器と、 前記第2の切替えスイッチで選択された信号を係数回
路およびスイッチを介して前記第1の切替えスイッチに
よって選択された信号に加算する加算器と、 前記設定値信号が印加されその大きさに応じて前記第
1,第2の切替えスイッチおよび各スイッチを制御すると
共に、前記第1,第2のファンクションジェネレータに開
始トリガー信号を出力するシーケンシャル制御装置とを
設けて構成される。
〈作用〉 第1の流量調節計は流量の制御範囲が小さい範囲にお
いて小弁の制御を行い、第2の流量調節計は流量の制御
範囲が大きくなると大弁の制御を行う。小弁による制御
から大弁による制御への切替え時は、小弁には第1のフ
ァンクションジェネレータからの函数信号が印加され弁
は徐々に閉止する。大弁による制御から小弁による制御
への切替え時は、大弁には第2のファンクションジェネ
レータからの関数信号が印加され弁は徐々に閉止する。
ファンクションジェネレータの最初の出力値は、トリガ
ー信号により切り替わる直前の流量になるよう流量調節
計の出力値と連動させる(トラッキング回路)ことによ
り切替えをバンプレスに行う。
〈実施例〉 以下図面を用いて、本考案の一実施例を詳細に説明す
る。第1図は、本考案の一実施例を示す構成ブロック図
である。図において、第4図の各部分と同じものには同
一符号を付して示し、その説明を省略する。
31,32は第1,第2の流量調節計で、いずれも流量検出
器4からの流量信号Qmを入力すると共に、設定値信号Qs
が共通に与えられている。61,62はそれぞれ小弁22,大弁
21に応じて設けられている第1,第2のファンクションジ
ェネレータ、S1は第1の流量調節計31からの制御信号MV
1と第1のファンクションジェネレータ61の出力F1とを
切り替える第1の切替えスイッチ、S2は第2の流量調節
計32からの制御信号MV2のファンクションジェネレータ6
2の出力F2とを切り替える第2の切替えスイッチであ
る。
71は第1の加算器で、第1の流量調節計31から小弁22
への信号経路中に設けられている。72は第2の加算器
で、第2の流量調節計32から大弁21への信号経路中に設
けられている。第1の加算器71には、第2の切替えスイ
ッチS2で選択された信号が係数回路82、スイッチS4を介
して印加され、第2の加算器72には、第1の切替えスイ
ッチS1で選択された信号が係数回路81、スイッチS3を介
して印加されている。
9は第1,第2の流量調節計31,32に与えられている設
定値信号Qsの大きさに応じて各切替えスイッチS1,S2及
びスイッチS3,S4を制御するシーケンシャル制御装置で
ある。
なお、第1,第2の各流量調節計は、いずれも速度形の
ものが用いられていて、スイッチS1,S2を切り替えて
も、その出力は急変しないものとする。
この様に構成した装置の動作を説明すれば以下の通り
である。
第2図は、第1,第2のファンクションジェネレータ6
1,62に開始トリガーが与えられてから時間と共に出力さ
れる関数信号の様子を示す図である。第1のファンクシ
ョンジェネレータ61は、(a)に示すように開始トリガ
ーが与えられた時点で、小弁22の流量に見合った値F1ma
xを出力し、その後次第に減少しt1の時点でゼロになる
関数信号を出力する。これに対して、第2のファンクシ
ョンジェネレータ62は、(b)に示すように開始トリガ
ーが与えられた時点で、大弁21の流量に見合った値F21m
axを出力し、その後t2の時点(t1>t2)でゼロになる関
数信号を出力する。
第3図は動作の一例を示すタイムチャートである。い
ま、第1,第2の流量調節計31,32に与える設定値Qsを、
第3図(a)に示すように徐々に増大させ、一定値に維
持した後徐々に減少させる場合を想定する。
この場合、シーケンシャル制御装置9は、設定値Qsが
切替え設定値Qs1に到達するまでは、(b)〜(e)に
示すように切替えスイッチS1を調節計側に、切替えスイ
ッチS2は第2のファンクションジェネレータ62側に、ス
イッチS3はオフに、スイッチS4はオンにそれぞれ駆動し
ている。この状態では、第1の流量調節計31からの制御
信号MV1が、切替えスイッチS1、加算器71を経て小弁22
に出力され、小弁22は(h)に示すように設定値Qsに応
じてその開度を調節し、流量を制御する。なお、この状
態では、第2のファンクションジェネレータ62は動作し
ておらず、加算器71において第1の流量調節計からの制
御信号MV1への加算信号は無く、また大弁21も(i)に
示すように閉じられた状態にある。
設定値Qsが、(a)に示す切替え設定値Qs1に達する
と、シーケンシャル制御装置9は、(b)〜(e)に示
すように切替えスイッチS1を第1のファンクションジェ
ネレータ61側に、切替えスイッチS2を第2の流量調節計
32側に、スイッチS3をオンに、スイッチS4をオフにそれ
ぞれ駆動する。また、(f)に示すように第1のファン
クションジェネレータ61に開始トリガー信号を出力す
る。この状態では、第2の流量調節計32からの制御信号
MV2が切替えスイッチS2、加算器72を経て大弁21に出力
され、大弁21は(i)に示すように設定値Qsに応じてそ
の開度を調節し、流量を制御する。これに対して小弁22
には、切替えスイッチS1を介して第1のファンクション
ジェネレータ61からの関数信号F1が印加される。この関
数信号F1は、シーケンシャル制御装置9からの開始トリ
ガーを受けて出力されるもので、小弁22は、(h)に示
すように開始トリガーを受けてから、t1時間を経て開度
を減少させ、最終的に閉じる動作を行う。
ここで、第1のファンクションジェネレータ61からの
函数信号F1は、ゲイン−KAを乗じる係数回路81、スイッ
チS3を介して加算器72に印加され、制御信号MV2に加算
されるようになっており、これにより大弁と小弁の特性
比の相違を補償するようにしている。
このように小弁22による流量制御状態から大弁21への
制御状態への移行は、両者がオーバラップする期間を経
て速やかに行われるため、バンプレスにできる上に、設
定値QsがQs1以上の状態では、大弁21だけによって流量
制御が安定に行われる。
設定値Qsが徐々に減少し、切替え設定値Qs2に到達す
ると、シーケンシャル制御装置9は、(b)〜(e)に
示すように切替えスイッチS1を調節計側に、切替えスイ
ッチS2は第2のファンクションジェネレータ62側に、ス
イッチS3はオフに、スイッチS4はオンに再び駆動する。
この状態になると、第1の流量調節計31からの制御信
号MV1が、切替えスイッチS1、加算器71を経て小弁22に
出力され、小弁22は(h)に示すように設定値Qsに応じ
てその開度を調節し、流量を制御する。また、(g)に
示すように第2のファンクションジェネレータ62に開始
トリガーを出力するので、この時点から、関数信号F2が
大弁21に印加される。従って大弁21は、(i)に示すよ
うに開始トリガーを受けてから、t2時間かけて速やかに
開度を減少させ、閉じる動作を行う。
ここで、第2のファンクションジェネレータ62からの
関数信号F2は、ゲイン−KBを乗じる係数回路82、スイッ
チS4を介して加算器71に印加され、制御信号MV1に加算
されるようになっており、これにより切り替えの初期に
発生する大弁と小弁の流量の差異を補償するようにして
いる。
なお、シーケンシャル制御装置9において、切替え設
定値Qs1,Qs2は、制御すべき流量の性質や、小弁,大弁
の特性を考慮して適当に設定される。
〈考案の効果〉 以上詳細に説明田したように、本考案によれば制御範
囲の大小異なる2つの弁を用いて大流量から小流量まで
連続的な流量制御を行う場合に、流量調節計と弁との組
合せによる制御を、小弁による制御から大弁による制御
へ、大弁による制御から小弁による制御へと切り替えを
バンプレスに行うことにより安定性、応答性の良好な流
量制御装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成ブロック図、第2
図は第1図において第1,第2のファンクションジェネレ
ータに開始トリガーが与えられてから時間と共に出力さ
れる関数信号の様子を示す線図、第3図は動作の一例を
示すタイムチャート、第4図は従来の流量制御装置の構
成ブロック図、第5図は第4図における各演算回路の動
作を示す線図である。 1,11,12……管路 21……大弁、22……小弁 31,32……第1,第2の流量調節計 4……流量検出器 61,62……第1,第2のファクションジェネレータ S1,S2……切替えスイッチ S3,S4……スイッチ 71,72……加算器 9……シーケンシャル制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御範囲の異なる大弁と小弁の2つの弁を
    使用して流量制御を行う制御装置において、 同一の流量信号と共通の設定値信号とがそれぞれ印加さ
    れる第1、第2の流量調節計と、 開始トリガー信号を受け、前記流量調節計の制御信号に
    基づいた、その時の前記小弁と大弁の流量に応じた値か
    ら時間と共に減少してゼロになる函数信号をそれぞれ出
    力する第1、第2のファンクションジェネレータと、 第1の流量調節計からの制御信号と第1のファンクショ
    ンジェネレータからの函数信号とを切り替えて前記小弁
    に印可する第1の切替えスイッチと、 第2の流量調節計からの制御信号と第2のファンクショ
    ンジェネレータからの函数信号とを切り替えて前記大弁
    に印可する第2の切り替えスイッチと、 前記第1の切替えスイッチで選択された信号を係数回路
    およびスイッチを介して前記第2の切替えスイッチによ
    って選択された信号に加算する加算器と、 前記第2の切替えスイッチで選択された信号を係数回路
    およびスイッチを介して前記第1の切替えスイッチによ
    って選択された信号に加算する加算器と、 前記設定値信号が印加されその大きさに応じて前記第
    1、第2の切替えスイッチおよびスイッチを制御すると
    共に、前記第1、第2のファンクションジェネレータに
    開始トリガー信号を出力するシーケンシャル制御装置と
    を設けたことを特徴とする流量制御装置。
JP6335289U 1989-05-31 1989-05-31 流量制御装置 Expired - Lifetime JPH087441Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6335289U JPH087441Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 流量制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6335289U JPH087441Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 流量制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH033001U JPH033001U (ja) 1991-01-14
JPH087441Y2 true JPH087441Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=31593318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6335289U Expired - Lifetime JPH087441Y2 (ja) 1989-05-31 1989-05-31 流量制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087441Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH033001U (ja) 1991-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2090572C (en) Modulating controller for controlling two operation terminals
US3940594A (en) Automatic process controller with bumpless operation
JPH087441Y2 (ja) 流量制御装置
JPH0673081B2 (ja) 自動制御装置
JPH01186182A (ja) サーボモータの制御装置
US3664358A (en) Method of automatic valve control
JPH04234546A (ja) 自動車のアクチュエータを制御する装置
JPH075929A (ja) 調節弁制御装置
JPH05150802A (ja) 偏差可変及び偏差ヒステリシス形pi制御方法
JPH08101716A (ja) 回転速度制御装置
JPH0749702A (ja) ファジィ推論機能付き制御装置
JPS6355602A (ja) フイ−ドバツク制御装置
JP2543706Y2 (ja) 電々ポジショナ
JP3212538B2 (ja) 位置制御装置
JP3053954B2 (ja) 親子弁流量制御方法
JPS61105601A (ja) Pwm駆動装置
JPS6236561B2 (ja)
JP2001141107A (ja) バルブポジショナ
JPH0816204A (ja) Pid調節計の積分動作のカット方法
JPH0643945A (ja) 温度制御装置
JPH03262002A (ja) パルス幅出力調節計
JPH02259903A (ja) 調節計
JPS60156102A (ja) バンプレス切替方法
JPH01177604A (ja) サーボ装置
JPH03118602A (ja) 調節計