JPH04131818U - 複合絶縁テ−プとそれを用いた複合絶縁電線 - Google Patents
複合絶縁テ−プとそれを用いた複合絶縁電線Info
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- JPH04131818U JPH04131818U JP4641891U JP4641891U JPH04131818U JP H04131818 U JPH04131818 U JP H04131818U JP 4641891 U JP4641891 U JP 4641891U JP 4641891 U JP4641891 U JP 4641891U JP H04131818 U JPH04131818 U JP H04131818U
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 無機繊維を用いるも製造速度が速く、比較的
安価な耐熱性に優れた複合絶縁テ−プと、安価に製造で
きる耐熱性に優れた複合絶縁電線を提供する。 【構成】 第1の考案はガラス繊維、セラミックス繊維
アラミッド繊維等のいずれかの耐熱性長繊維7を単独又
はこれを所望本集束した集合繊維1を長手方向に複数本
平行に並べ、この耐熱性繊維群1とプラスチックフィル
ムテ−プ、不織布テ−プ、紙テ−プ等のテ−プ材2とを
接着剤3で貼合せ所望数積層させた複合絶縁テ−プであ
る。第2の考案はガラス繊維、セラミックス繊維アラミ
ッド繊維等の短繊維4をプラスチックフィルムテ−プ、
不織布テ−プ、紙テ−プ等のテ−プ材2の表面に接着剤
にて付着した複合絶縁テ−プ。第3の考案はこれらの複
合絶縁テ−プを導体6に巻き付け又は縦沿包被などし、
この外周に絶縁ワニスを塗布焼付けして絶縁体層を設け
た複合絶縁電線である。
安価な耐熱性に優れた複合絶縁テ−プと、安価に製造で
きる耐熱性に優れた複合絶縁電線を提供する。 【構成】 第1の考案はガラス繊維、セラミックス繊維
アラミッド繊維等のいずれかの耐熱性長繊維7を単独又
はこれを所望本集束した集合繊維1を長手方向に複数本
平行に並べ、この耐熱性繊維群1とプラスチックフィル
ムテ−プ、不織布テ−プ、紙テ−プ等のテ−プ材2とを
接着剤3で貼合せ所望数積層させた複合絶縁テ−プであ
る。第2の考案はガラス繊維、セラミックス繊維アラミ
ッド繊維等の短繊維4をプラスチックフィルムテ−プ、
不織布テ−プ、紙テ−プ等のテ−プ材2の表面に接着剤
にて付着した複合絶縁テ−プ。第3の考案はこれらの複
合絶縁テ−プを導体6に巻き付け又は縦沿包被などし、
この外周に絶縁ワニスを塗布焼付けして絶縁体層を設け
た複合絶縁電線である。
Description
【0001】
本考案はガラス繊維、セラミックス繊維、アラミッド繊維などの耐熱性繊維と
、プラスチックフイルム、不織布テ−プ、紙テ−プとを複合させてなる複合絶縁
テ−プと、同複合テ−プにて導体上に絶縁体層を設けた複合絶縁電線に関するも
のであり、その複合絶縁電線は比較的大形の発電機やモ−タなどのコイルの巻線
に好適に用いうるものである。
【0002】
発電機やモ−タのコイルの巻線に用いられる従来の複合絶縁電線は、図7に示
すように断面平角銅線などの導体A上にポリエステルフィルムテ−プなどのテ−
プBを巻付け、その上に複数本の単繊維(例えばガラス繊維)を集束した集合繊
維(絶縁材)Cをできるだけ均一な厚さに1重又は2重に巻付け、この外周に絶
縁ワニスを塗布焼付けして固定して絶縁体層を形成したものである。
この場合、集合繊維Cは導体A上に均一な厚さに巻かなければならないが、単
繊維の集束本数が多過ぎると、巻かれた集合繊維Cが導体Aの軸線方向にばらけ
にくくなるため、導体Aの軸線方向に均一に広がらず図8に示すように巻厚が不
均一となり易い。このため単繊維の集束本数を多くすることができない。また単
繊維の集束本数が少ないと導体A上に重ね巻きしたときの集合繊維Cのばらけ巾
が2〜3mmと狭く、集合繊維Cの巻き速度は巻き回転数と集合繊維Cのばらけ
巾との積となるため、ばらけ巾が狭いと巻き速度が低速となり、単位時間当りの
製造量が少なくなり、製造コストが高くなる。
これらの問題を解決するため、近年は前記導体A上に、ガラス繊維などの無機
繊維織布テ−プとプラスチックフィルム又は不織布テ−プとを貼合わせた複合絶
縁テ−プを巻いて絶縁体層を形成する方法が実施されている。
【0003】
しかし、前記従来の複合絶縁テ−プに使用される無機繊維織布テ−プは織物で
あるため製造速度が遅く、製造コストが高い。このため、この無機繊維織布テ−
プをプラスチックフイルムなどと貼合わせた複合絶縁テ−プも高価である。
【0004】
本考案の目的は、無機繊維を用いても複合絶縁テ−プの製造速度が速く、比較
的安価な耐熱性に優れた複合絶縁テ−プ及びこれを用いた安価な複合絶縁電線を
提供することにある。
【0005】
本考案のうち請求項1の複合絶縁テ−プは、図1に示すようにガラス繊維、セ
ラミックス繊維、アラミッド繊維のいずれかの耐熱性長繊維7を単独で又はこれ
を所望本数集束した集合繊維1を長手方向に複数本平行に並べ、この平行耐熱性
繊維群と紙テ−プ、プラスチックフィルムテ−プ、不織布テ−プなどから選ばれ
たいずれかのテ−プ材2とを接着剤3で貼合せ所望数積層させたものである。
図2〜図4に示すものは本考案複合絶縁テ−プの実施態様例でテ−プ材2又は
集合繊維1を多数本横に並べた耐熱性長繊維群8を交互に2層以上積層したタイ
プのものである。
請求項2の複合絶縁テ−プは、ガラス繊維、セラミックス繊維、アラミッド繊
維のいずれかの短繊維4を図5に示すように紙テ−プ、プラスチックフィルムテ
−プ、不織布テ−プなどのテ−プ2表面に接着剤3で付着したものである。
本考案のうち請求項3の複合絶縁電線は、請求項1又は請求項2の複合絶縁テ
−プ5を、図6に示すように、導体6上に直接又は他の絶縁物を介して巻き付け
又は縦沿包被しこの外周に絶縁ワニスを塗布焼付けして絶縁体層を設けたもので
ある。
【0006】
本考案の複合絶縁テ−プ5は、耐熱性長繊維7を単独又はこれを所望本集束し
た集合繊維1を織るのではなく、長手方向に複数本平行に並べてこれをテ−プ材
2と貼り合わせるか、耐熱性繊維の短繊維4をテ−プ2の表面に接着剤にて付着
したものであるため、製作が容易であり、しかも短時間で製作できる。
本考案の複合絶縁電線は、前記複合絶縁テ−プ5を導体6上に直接又は他の絶
縁物を介して巻き付け又は縦沿包被しその外周に絶縁ワニスを塗布焼き付けして
絶縁体層をもうけたものなので製作が容易になる。
【0007】
本考案の複合絶縁テ−プの実施例を図1〜図6に示す。
図1に示すものは耐熱性長繊維7を単独又はこれを所望本集束した集合繊維1
を互いに密着して長手方向に平行に複数本並べた耐熱性長繊維群8の片面に、プ
ラスチックフィルムテ−プ2を接着剤3で貼合わせたものである。
図2に示すものは耐熱性長繊維7を単独又はこれを所望本集束した集合繊維1
を互いに密着して長手方向に平行に複数本並べた耐熱性長繊維群8の両面に、プ
ラスチックフィルムテ−プ2を接着剤3で貼合わせたものである。
図3に示すものはプラスチックフィルムテ−プ2の両面に、耐熱性長繊維7を
単独又はこれを所望本集束した集合繊維1を互いに密着して長手方向に平行に複
数本並べた耐熱性長繊維群8を接着剤3で貼合わせたものである。
図4に示すものはプラスチックフィルムテ−プ2と、耐熱性長繊維7を単独又
はこれを所望本集束した集合繊維1を互いに密着して長手方向に平行に複数本並
べた耐熱性長繊維群8とを交互に二層以上接着剤3で貼合わせ積層したものであ
る。
図5に示すものはプラスチックフィルムテ−プ2の片面全般に、ガラス短繊維
4を均一厚に分散して、接着剤(例えばセミキュア絶縁樹脂)で付着させたもの
である。
耐熱性長繊維7、短繊維4にはガラス繊維、セラミックス繊維、アラミッド繊
維のいずれかを使用することができる。
前記テ−プ材2にはプラスチックフィルムテ−プではなく、アラミッドなどの
不織布テ−プ及び紙テ−プを使用してもよい。
図6に示す複合絶縁電線は、本考案の複合絶縁テ−プ5を導体6上に巻付け、
同テ−プ5を絶縁ワニスの塗布、焼付けにより固定して絶縁体層を形成する模様
を表す図である。
【0008】
本考案の複合絶縁テ−プは繊維を織った織布テ−プを用いる複合絶縁テ−プに
比して製造し易く、安価である。
本考案の複合絶縁電線は複合絶縁テ−プの寸法精度が高いのでこれを用いて形
成した絶縁体層の厚が均一厚になり、絶縁性に優れ、しかも安価である。
【図1】本考案の複合絶縁テ−プの第1の実施例の斜視
図。
図。
【図2】本考案の複合絶縁テ−プの第2の実施例の斜視
図。
図。
【図3】本考案の複合絶縁テ−プの第3の実施例の斜視
図。
図。
【図4】本考案の複合絶縁テ−プの第4の実施例の斜視
図。
図。
【図5】本考案の複合絶縁テ−プの第5の実施例の斜視
図。
図。
【図6】本考案の複合絶縁電線の一実施例の斜視図。
【図7】従来の複合絶縁電線の一例を示す縦断側面図。
【図8】従来の複合絶縁電線の他例を示す縦断側面図。
1 集合繊維
2 テ−プ
3 接着剤
4 短繊維
5 複合絶縁テ−プ
6 導体
7 耐熱性長繊維
8 耐熱性長繊維群
Claims (3)
- 【請求項1】 ガラス繊維、セラミックス繊維、アラミ
ッド繊維のいずれかの耐熱性長繊維7を単独で又はこれ
を所望本集束した集合繊維1を長手方向に複数本平行に
並べ、この平行耐熱性繊維群と紙テ−プ、プラスチック
フィルムテ−プ、不織布テ−プなどから選ばれたいずれ
かのテ−プ材2とを接着剤3で貼合せ所望数積層させた
ことを特徴とする複合絶縁テ−プ。 - 【請求項2】 ガラス繊維、セラミックス繊維、アラミ
ッド繊維のいずれかの短繊維4を紙テ−プ、プラスチッ
クフィルムテ−プ、不織布テ−プなどのテ−プ2の表面
に接着剤3にて付着し所望数積層したことを特徴とする
複合絶縁テ−プ。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2の複合絶縁テ−プ
5を、導体6に直接又は他の絶縁物を介して巻き付け又
は縦沿に包被してこの外周に絶縁ワニスを塗布焼付けし
絶縁体層を設けたことを特徴とする複合絶縁電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4641891U JPH04131818U (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 複合絶縁テ−プとそれを用いた複合絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4641891U JPH04131818U (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 複合絶縁テ−プとそれを用いた複合絶縁電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04131818U true JPH04131818U (ja) | 1992-12-04 |
Family
ID=31925937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4641891U Pending JPH04131818U (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 複合絶縁テ−プとそれを用いた複合絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04131818U (ja) |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP4641891U patent/JPH04131818U/ja active Pending
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