JPH04123017U - 高周波用リード線 - Google Patents

高周波用リード線

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JPH04123017U
JPH04123017U JP2889191U JP2889191U JPH04123017U JP H04123017 U JPH04123017 U JP H04123017U JP 2889191 U JP2889191 U JP 2889191U JP 2889191 U JP2889191 U JP 2889191U JP H04123017 U JPH04123017 U JP H04123017U
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JP
Japan
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high frequency
lead wire
frequency lead
insulating
insulating layer
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Pending
Application number
JP2889191U
Other languages
English (en)
Inventor
正則 中井
繁男 山口
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP2889191U priority Critical patent/JPH04123017U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペースファクター並に機器に対する作業性
が良好にして、しかも信頼性の高い高周波用リード線を
えんとするものである。 【構成】 多数本の絶縁素線を同一平面内で平行に並設
して接着せしめたシート状の多本平行絶縁素線を1枚又
は2枚以上積層して絶縁素線群を形成し、該絶縁素線群
の相互間に絶縁層を介在させて所望数積層しその外周に
保護層を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高周波機器に適用する高周波リードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年電気機器の性能向上並びに小型化を目的として高周波にする傾向が一段と 進んでいる。
【0003】 而して、従来高周波機器に使用するリード線としては、複数本の細径エナメル 絶縁電線を撚り合せ、その外周にテトロン糸等の繊維による絶縁層又はポリエス テル等の樹脂を押出被覆した絶縁層を設けたものを2本重ね合せて形成するが、 更にその外周を合成樹脂テープによる保護層を設けているものである。 然しながらこのような高周波用リード線においては次の如き問題を生ずるもの であった。 (1)2重の絶縁層を設け更に保護層を設けるためスペースファクターが大きく なると共に作業性が著しく低下する。 (2)可撓性に劣るため、機器に加工する場合、急角度の曲り部分又は小半径の 曲り部分に適用することが出来ない。 (3)可撓性に劣るため機器及びコイルとの接続端子に多大な負荷がかかりその 信頼性に欠けるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はかかる現状に鑑み鋭意研究を行った結果、絶縁素線のスペースファク タが良好にして、しかも優れた作業性と高度の信頼性を有する高周波用リード線 を開発したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は複数本のエナメル絶縁素線を同一平面内で長さ方向平行に並設して接 着せしめたシート状の多本平行絶縁電線の1枚又は2枚以上を積層せしめて断面 形状が矩形状となした絶縁素線群を、該絶縁素線群の相互間に絶縁層を介在させ て所望数積層し、その外周に共通保護層を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案において絶縁素線とは、銅,銀,アルミ又は銅クラッドアルミ等の良電 導性の導体の外周にポリエステルエナメル,ポリエステル−イミドエナメルなど の絶縁塗料を塗布焼付けて絶縁層を設けたものであり、高周波用に適するものが 望ましい。なお導体の形状としては丸線に限らず断面が平角形状のものでもよい 。
【0007】 又、絶縁素線群の相互間に介在させる絶縁層としては、通常合成樹脂フイルム にて形成するが、その他クラフト紙,アラミッド(商品名1−メックス)紙等の 不織布又は繊維にて形成してもよい。
【0008】 この絶縁層は絶縁素線群の相互間のみに上記のフイルム等を挟持して介在させ てもよいが、その他該絶縁材の1端を下方に、他端を上方に折曲げて、断面形状 を鉤形状とし該絶縁素線群の相互間及び該絶縁素線群の両側面に介在させてもよ く又該絶縁素線群を積層し、更にその上部及び下部の両側部に設けてもよい。
【0009】 又共通保護層としては通常ポリエステルなど耐熱性プラスチックフイルムの片 面粘着テープの巻回にて形成されるが、その他クラフト紙,アラミド不織布紙, 繊維,エンプラ樹脂の押出被覆,耐熱性粉体樹脂,樹脂エナメルなどによる塗装 焼付にて形成してもよい。 なおプラスチックテープ,アラミッド不織布テープ等による場合、巻回又は縦 沿え等何れの方法によるも差支えない。
【0010】
【実施例】
[実施例1]
【0011】 図1に示す如く多数本の丸線銅導体3,3′,3″,…の外周にポリエステル 皮膜絶縁層4,4′,4″を設けた絶縁素線2,2′,2″,…を同一平面状に 平行に並設し、これらの接着せしめてシート状の多本平行絶縁素線1,1′,1 ″を形成し、該多本平行絶縁素線1,1′,1″を図2に示す如く断面形状が矩 形状になるように4層に積層して絶縁素線5を形成し、この絶縁素線群5,5′ を図3に示す如くその相互間にアラミッド不織布テープの絶縁層6を介在せしし めて2段積層し、その外周に片面粘着剤層付ポリアラミッド不織布テープ7を粘 着層を導体側にして巻回して共通保護層7を設けて本考案高周波用リード線をえ た。 [実施例2]
【0012】 実施例(1)における絶縁素線群相互間の絶縁層として、図4に示す如く絶縁 素線群5,5′の相互間にアラミッド不織布の絶縁層6を介在せしめると共に上 部絶縁素線群5の上面にアラミッド不織布の絶縁層6′及び下部絶縁素線群5′ の下面にアラミッド不織布の絶縁層6″を夫々設けた以外すべて実施例(1)と 同様にして本考案高周波用リード線をえた。 従ってこの構造による場合には、絶縁層6′,6″によるすべりの効果が向上 し且つ可撓性に優れ、機器に対し作業性が良好となる。 [実施例3]
【0013】 実施例(1)における絶縁素線群相互間の絶縁層として、図5に示す如く絶縁 素線群5,5′の相互間にアラミッド不織布の絶縁層6を介在させると共にその 1端を上方に折曲げて絶縁素線群5の左側面に他端を下方に折曲げて絶縁素線群 5′の右側の面に至るように設ける如く断面形状を鉤状に配置した絶縁層6にて 形成した以外すべて実施例(1)を同様にして本考案高周波用リード線をえた。 従ってこの構造による場合には上層と下層の多段の絶縁素線群5,5′の層間 絶縁をより確実になしうるため層間の耐電圧が上昇し、信頼性が向上する。 [実施例4]
【0014】 実施例(1)における共通保護層7として、図6に示す如くポリエステルテー プを縦沿えして設けた以外はすべて実施例(1)と同様にして本考案高周波リー ド線をえた。(この構造による場合には安価に生産することが出来る。) [実施例5]
【0015】 実施例(1)における絶縁素線の導体として、図7に示す如く平角形状の銅導 体9,9′,9″を使用した以外はすべて実施例(1)と同様にして本考案高周 波用リード線をえた。
【0016】
【考案の効果】
本考案高周波用リード線によれば多数本の絶縁素線を撚合せることなく、同一 平面内で平行に並設してシート状に形成するため可撓性に優れたものをうると共 に機器に対する作業性が一段と向上した。特に使用する機器に応じた形に対し、 所望の形状を保持することが出来うるため、機器の接続端子との信頼性を向上し うる等工業上有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案高周波用リード線における多本平行絶縁
素線の1部切欠斜視図。
【図2】本考案高周波用リード線における絶縁素線群の
1部切欠斜視図。
【図3】本考案高周波用リード線の1実施例を示す1部
切欠斜視図。
【図4】本考案高周波用リード線の他の実施例を示す1
部切欠斜視図。
【図5】本考案高周波用リード線の他の実施例を示す1
部切欠斜視図。
【図6】本考案高周波用リード線の他の実施例を示す1
部切欠斜視図。
【図7】本考案高周波用リード線の他の実施例を示す1
部切欠斜視図。
【符号の説明】
1,1´,1´´…多本平行絶縁素線、2,2´,2´
´…絶縁素線、3,3´,3´´…丸線導体、4,4
´,4´´…絶縁層、5,5´…絶縁素線群、6,6
´,6´´…絶縁層、7…保護層、8,8´,8´´…
平角導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の絶縁素線を同一平面内で長さ方
    向平行に並設して接着せしめたシート状の多本平行絶縁
    素線の一枚又は二枚以上を積層せしめて断面形状が矩形
    状となした絶縁素線群を、該絶縁素線群の相互間に絶縁
    層を介在させて所望数積層し、その外周に共通保護層を
    設けたことを特徴とする高周波用リード線。
JP2889191U 1991-04-24 1991-04-24 高周波用リード線 Pending JPH04123017U (ja)

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JP2889191U JPH04123017U (ja) 1991-04-24 1991-04-24 高周波用リード線

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JPH04123017U true JPH04123017U (ja) 1992-11-06

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JP2889191U Pending JPH04123017U (ja) 1991-04-24 1991-04-24 高周波用リード線

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824906B2 (ja) * 1978-02-20 1983-05-24 株式会社日立メデイコ X線検出器
JPS6224421B2 (ja) * 1979-12-28 1987-05-28 Kumiai Chemical Industry Co
JP3118509B2 (ja) * 1998-01-26 2000-12-18 北陸電気工業株式会社 チップ抵抗器

Patent Citations (3)

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