JPH04131289U - パチンコ機の賞球排出装置 - Google Patents

パチンコ機の賞球排出装置

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JPH04131289U
JPH04131289U JP4601991U JP4601991U JPH04131289U JP H04131289 U JPH04131289 U JP H04131289U JP 4601991 U JP4601991 U JP 4601991U JP 4601991 U JP4601991 U JP 4601991U JP H04131289 U JPH04131289 U JP H04131289U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 賞球の排出を速やかに行うことができて、遊
技者に良い印象を与える。 【構成】 第1の揺動部材9を、一方の球通路9bが球
2を貯留すると共に他方の球通路9cが球2を排出する
第1の位置と、他方の球通路9cが球2を貯留すると共
に一方の球通路9bが球2を排出する第2の位置との間
で揺動させる第1の駆動手段13を備え、そして、第2
の揺動部材17を、一方の球通路17bが球2を受けて
貯留すると共に他方の球通路17cが球2を排出する第
1の位置と、他方の球通路17cが球2を貯留すると共
に一方の球通路17bが球2を排出する第2の位置との
間で揺動させる第2の駆動手段21を備え、上記第1の
揺動部材9及び第2の揺動部材21を選択的に揺動させ
るように構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、賞球の排出個数を変える構成を備えて成るパチンコ機の賞球排出装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機においては、球が入賞口へ入賞したとき、定められた個数の賞球が 球受け上皿内へ排出されるようになっている。この場合、球が入賞した入賞口の ランク等によって、排出される賞球の個数を例えば7個又は15個と変えるよう に構成したものがある。
【0003】 このように賞球の排出個数を変えることが可能な賞球排出装置として、従来よ り、球供給源である賞球タンクからの球を通過させる球通路に球を1個ずつ通す ための通過制限部材を設けると共に、通過して排出された球を計数する光電スイ ッチを設けたものがある。この構成では、通過制限部材を駆動しながら光電スイ ッチにより球を1個ずつ計数し、7個又は15個を計数したところで通過制限部 材の駆動を停止するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成では、通過制限部材により球を1個ずつ通しなが ら光電スイッチにより計数する構成であるので、所定個数の球を排出するまでに かなり時間を要する。このため、球が入賞口へ連続して入賞した場合、賞球がす べて排出されるまでにかなり時間がかかってしまい、遊技者に対して賞球が排出 されるのが遅いという悪い印象を与えていた。
【0005】 そこで、本考案の目的は、賞球の排出を速やかに行うことができ、遊技者に良 い印象を与えることができるパチンコ機の賞球排出装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のパチンコ機の賞球排出装置は、複数の球をそれぞれ貯留可能な2個の 球通路を有する第1の揺動部材を備え、この第1の揺動部材を、一方の球通路が 球供給源からの球を受けて貯留すると共に他方の球通路が貯留していた球を球放 出口側へ排出する第1の位置と、前記他方の球通路が前記球供給源からの球を受 けて貯留すると共に前記一方の球通路が貯留していた球を球放出口側へ排出する 第2の位置との間で揺動させる第1の駆動手段を備え、そして、複数の賞球をそ れぞれ貯留可能な2個の球通路を有する第2の揺動部材を備え、この第2の揺動 部材を、一方の球通路が球供給源からの球を受けて貯留すると共に他方の球通路 が貯留していた球を球放出口側へ排出する第1の位置と、前記他方の球通路が前 記球供給源からの球を受けて貯留すると共に前記一方の球通路が貯留していた球 を球放出口側へ排出する第2の位置との間で揺動させる第2の駆動手段を備え、 更に、前記第1の揺動部材及び前記第2の揺動部材を選択的に揺動させることに より賞球の排出個数を制御する排出制御手段を備えたところに特徴を有する。
【0007】
【作用】
上記手段によれば、第1の揺動部材及び第2の揺動部材を選択的に揺動させる ことにより、賞球の排出個数を変えることができる。そして、例えば第1の揺動 部材を第1の位置から第2の位置へ揺動させて賞球を排出する場合、他方の球通 路が貯留していた所定個数の球をまとめて球放出口側へ排出するだけであるから 、1個ずつ計数しながら排出する従来構成に比べて、排出に要する時間を短縮で きる。これは、第2の揺動部材を揺動させて賞球を排出する場合についても同じ である。
【0008】 また、第1の揺動部材を揺動させて賞球を排出する場合に、他方の球通路の球 を排出しながら、この排出動作に並行して、一方の球通路が球供給源からの球を 受けて貯留するようになっている。このため、他方の球通路の球の排出を完了し たときには、一方の球通路に球が貯溜されているので、この後、第1の揺動部材 を反対方向へ揺動させれば、直ちに賞球の排出を行うことができる。従って、第 1の揺動部材をほぼ連続的に揺動させることにより、賞球をほぼ連続的に排出す ることができ、賞球をより一層速やかに排出できる。これは、第2の揺動部材を 揺動させて賞球を排出する場合についても同じでる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図面を参照しながら説明する。まず、パチンコ 機全体の背面側を示す図4において、機本体1の背面側上部には、多数の賞球即 ちパチンコ球2(以下、球2と称す)を貯留する球供給源である例えば球タンク 3が配設されている。この球タンク3内へは、図示しないパチンコ球供給機構か ら球2が供給されるようになっている。
【0010】 球タンク3の下部には、球流下通路4が配設されており、球タンク3の底部か ら流出した球2が上記球流下通路4内を流下する。球流下通路4は、右側部分に おいて上部分岐通路5と下部分岐通路6とに分かれるように構成されている。こ れら分岐通路5,6の右側には、賞球排出装置7が配設されている。賞球排出装 置7から排出された球2は、球流下通路8内を流下した後、機本体1の前面側の 下部に設けられた図示しない球受け上皿内へ貯留されるようになっている。
【0011】 さて、賞球排出装置7について、図1ないし図3及び図5を参照して説明する 。図1及び図2において、上部分岐通路5の右端側には、第1の揺動部材9が軸 10を支点としてその回りに揺動可能に設けられている。第1の揺動部材9は、 左右方向に長い形状をなしており、上面部にその上面部を前後に仕切る仕切壁部 9aが上方に向けて突設されている。この仕切壁部9aにより仕切られた前部及 び後部を2個の球通路9b及び9cとしている。この球通路9b及び9c内には 、それぞれ複数である例えば7個の球2が貯留可能になっている。
【0012】 この場合、第1の揺動部材9は、左から右へ下がるように傾斜状態に配置され ており、その右方には、球通路9b及び9cに貯留された球2が落下しないよう に止めるストッパ部材11が配設されている。尚、ストッパ部材11は、回動可 能に設けられており、図示しない開放手段により開放操作されて球通路9b及び 9c内の球2ひいては球タンク3内の球2を落下させて排出するようになってい る。
【0013】 上記第1の揺動部材9は軸10と共に一体回転するようになっており、軸10 の左端部にはレバー12が設けられている。レバー12は、下方に設けられた第 1の駆動手段である第1のソレノイド13のプランジャ14にリンク15を介し て連結されている。第1のソレノイド13は、通電されると、プランジャ14を 下方へ移動させることにより第1の揺動部材9を図2中左回り方向へ揺動させる ようになっている。そして、第1のソレノイド13が断電されると、ばね16の ばね力がプランジャ14を上方へ移動させることにより、第1の揺動部材9を図 2中右回り方向へ揺動させるようになっている。
【0014】 ここで、図2に示す状態が第1の揺動部材9の第1の位置であり、この位置で 、一方の球通路9bが球タンク3からの球2を球流下通路4及び上部分岐通路5 を通して受けて貯留すると共に、他方の球通路9cが貯留していた球2を球流下 通路8の球放出口8a側へ排出するようになっている。一方、図3に示す状態が 第1の揺動部材9の第2の位置であり、この位置で、他方の球通路9cが球タン ク3からの球2を球流下通路4及び上部分岐通路5を通して受けて貯留すると共 に、一方の球通路9bが貯留していた球2を球放出口8a側へ排出するようにな っている。
【0015】 一方、下部分岐通路6の右端側には、第1の揺動部材9の下方に位置して第2 の揺動部材17が軸18を支点としてその回りに揺動可能に設けられている。第 2の揺動部材17は、左右方向に長い形状をなしており、上面部にその上面部を 前後に仕切る仕切壁部17aが上方に向けて突設されている。この仕切壁部17 aにより仕切られた前部及び後部を2個の球通路17b及び17cとしている。 この球通路17b及び17c内には、それぞれ複数である例えば8個の球2が貯 留可能になっている。
【0016】 この場合、第2の揺動部材17は、左から右へ下がるように傾斜状態に配置さ れており、その右方には、球通路17b及び17cに貯留された球2が落下しな いように止めるストッパ部材19が配設されている。尚、ストッパ部材19は、 回動可能に設けられており、図示しない開放手段により開放操作されて球通路1 7b及び17c内の球2ひいては球タンク3内の球2を落下させて排出するよう になっている。
【0017】 上記第2の揺動部材17は軸18と共に一体回転するようになっており、軸1 8の左端部にはレバー20が設けられている。レバー20は、下方に設けられた 第2の駆動手段である第2のソレノイド21のプランジャ22にリンク23を介 して連結されている。第2のソレノイド21は、通電されると、プランジャ22 を下方へ移動させることにより第2の揺動部材17を図2中左回り方向へ回動さ せるようになっている。そして、第2のソレノイド21が断電されると、ばね2 4のばね力がプランジャ22を上方へ移動させることにより、第2の揺動部材1 7を図2中右回り方向へ回動させるようになっている。
【0018】 ここで、図2に示す状態が第2の揺動部材17の第1の位置であり、この位置 で、一方の球通路17bが球タンク3からの球2を球流下通路4及び下部分岐通 路6を通して受けて貯留すると共に、他方の球通路17cが貯留していた球2を 球流下通路8の球放出口8a側へ排出するようになっている。一方、図3に示す 状態が第2の揺動部材17の第2の位置であり、この位置で、他方の球通路17 cが球タンク3からの球2を球流下通路4及び下部分岐通路6を通して受けて貯 留すると共に、一方の球通路17bが貯留していた球2を球放出口8a側へ排出 するようになっている。
【0019】 また、電気的構成を示す図5において、制御回路25は、マイクロコンピュー タを含んで構成されており、パチンコ機の運転全般を制御する機能を備えた制御 プログラムを有している。制御回路25は、上記機能の他に、排出制御手段の機 能を有している。上記制御回路25は、球2が入賞口に入賞したことを検出する 入賞検知回路26から検知信号を受けるようになっている。また、制御回路25 は、駆動回路27及び28を介して第1及び第2のソレノイド13及び21を通 電駆動するようになっている。
【0020】 次に、上記構成の作用を説明する。今、図1及び図2に示すように、第1の揺 動部材9及び第2の揺動部材17が共に第1の位置にあるとすると、それぞれ一 方の球通路9b及び17b内に7個及び8個の球2が貯留されている。この状態 で、球2が入賞すると、賞球排出装置7により賞球2の排出が行われる。まず、 7個の賞球2を排出する場合について述べる。
【0021】 この場合、第1のソレノイド13を通電すると、第1の揺動部材9が第1の位 置から第2の位置へ揺動して(図2及び図3参照)、一方の球通路9b内に貯留 されていた7個の球2が球放出口8a側へ落下して排出されると共に、他方の球 通路9c内に7個の球2が貯留される。この状態で、新たに球2が入賞して、7 個の賞球2を排出する場合には、第1のソレノイド13を断電すると、第1の揺 動部材9が第2の位置から第1の位置へ揺動して、他方の球通路9c内に貯留さ れていた7個の球2が球放出口8a側へ落下して排出されると共に、一方の球通 路9b内に7個の球2が貯留される。
【0022】 次に、上記状態で球2が別の入賞口へ入賞して、15個の賞球2を排出する場 合について述べる。この場合、第1のソレノイド13及び第2のソレノイド21 を通電すると、第1の揺動部材9及び第2の揺動部材17が第1の位置から第2 の位置へ揺動して(図2及び図3参照)、一方の球通路9b及び17b内に貯留 されていた7個及び8個即ち15個の球2が球放出口8a側へ落下して排出され ると共に、他方の球通路9c及び17c内に7個及び8個即ち15個の球2が貯 留される。
【0023】 尚、上記15個の賞球2を排出する場合において、第1の揺動部材9が第2の 位置にあると共に、第2の揺動部材17が第1の位置にある場合は、第1のソレ ノイド13を断電すると共に、第2のソレノイド21を通電すれば良い。また、 反対に、第1の揺動部材9が第1の位置にあると共に、第2の揺動部材17が第 2の位置にある場合は、第1のソレノイド13を通電すると共に、第2のソレノ イド21を断電すれば良い。更に、第1の揺動部材9及び第2の揺動部材17が 共に第2の位置にあるときには、第1のソレノイド13及び第2のソレノイド2 1を断電すれば良い。
【0024】 このような構成の本実施例によれば、第1の揺動部材9及び第2の揺動部材1 7を選択的に揺動させることにより、賞球2の排出個数を例えば7個又は15個 と変えることができる。この場合、例えば第1の揺動部材9を第1の位置から第 2の位置へ揺動させて賞球2を排出する場合、他方の球通路9cが貯留していた 7個の球2をまとめて球放出口8a側へ排出するだけであるから、1個ずつ通過 を規制し且つ計数しながら排出する従来構成に比べて、排出に要する時間を短縮 できる。これは、第2の揺動部材17を揺動させて賞球2を排出する場合につい ても同じである。このため、球2が入賞口へ連続して入賞した場合、賞球2がす べて排出されるまでに要する時間を短縮できて、遊技者に対して良い印象を与え ることができる。
【0025】 また、第1の揺動部材9を揺動させて賞球2を排出する場合に、他方の球通路 9cの球2を排出しながら、この排出動作に並行して、一方の球通路9bが球タ ンク3からの球2を受けて貯留するようになっている。このため、他方の球通路 9cの球2の排出を完了したときには、一方の球通路9bに球2が貯留されてい るので、この後、第1の揺動部材9を反対方向へ揺動させれば、直ちに賞球2の 排出を行うことができる。従って、第1の揺動部材9をほぼ連続的に揺動させる ことにより、賞球2をほぼ連続的に排出することができ、賞球2をより一層速や かに排出できる。これは、第2の揺動部材17を揺動させて賞球2を排出する場 合についても同じである。
【0026】 尚、上記実施例では、球通路9b,9c内に7個の球2を貯留すると共に、球 通路17b,17c内に8個の球2を貯留するように構成したが、これに限られ るものではなく、各球通路に貯留する球の数は賞球の排出個数に応じて適宜設定 するようにしても良い。
【0027】
【考案の効果】
本考案は以上の説明から明らかなように、第1の揺動部材及び第2の揺動部材 を選択的に揺動させることにより賞球の排出個数を制御する構成としたので、賞 球の排出を速やかに行うことができ、遊技者に良い印象を与えることができると いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す賞球排出装置の背面図
【図2】第1及び第2の揺動部材が第1の位置にある状
態を示すもので、図1中II−II線に沿う縦断面図
【図3】第1及び第2の揺動部材が第2の位置にある状
態を示す図2相当図
【図4】パチンコ機の背面図
【図5】ブロック図
【符号の説明】
1は機本体、2は球、3は球タンク(球供給源)、7は
賞球排出装置、8aは球放出口、9は第1の揺動部材、
9b,9cは球通路、13は第1のソレノイド(駆動手
段)、17は第2の揺動部材、17b,17cは球通
路、21は第2のソレノイド(駆動手段)、25は制御
回路(排出制御手段)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の球をそれぞれ貯留可能な2個の球
    通路を有する第1の揺動部材と、この第1の揺動部材
    を、一方の球通路が球供給源からの球を受けて貯留する
    と共に他方の球通路が貯留していた球を球放出口側へ排
    出する第1の位置と、前記他方の球通路が前記球供給源
    からの球を受けて貯留すると共に前記一方の球通路が貯
    留していた球を球放出口側へ排出する第2の位置との間
    で揺動させる第1の駆動手段と、複数の賞球をそれぞれ
    貯留可能な2個の球通路を有する第2の揺動部材と、こ
    の第2の揺動部材を、一方の球通路が球供給源からの球
    を受けて貯留すると共に他方の球通路が貯留していた球
    を球放出口側へ排出する第1の位置と、前記他方の球通
    路が前記球供給源からの球を受けて貯留すると共に前記
    一方の球通路が貯留していた球を球放出口側へ排出する
    第2の位置との間で揺動させる第2の駆動手段と、前記
    第1の揺動部材及び前記第2の揺動部材を選択的に揺動
    させることにより賞球の排出個数を制御する排出制御手
    段とを備えて成るパチンコ機の賞球排出装置。
JP4601991U 1991-05-22 1991-05-22 パチンコ機の賞球排出装置 Expired - Lifetime JPH0749980Y2 (ja)

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