JPH06143Y2 - パチンコ機の可変賞球排出装置 - Google Patents
パチンコ機の可変賞球排出装置Info
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- JPH06143Y2 JPH06143Y2 JP3121888U JP3121888U JPH06143Y2 JP H06143 Y2 JPH06143 Y2 JP H06143Y2 JP 3121888 U JP3121888 U JP 3121888U JP 3121888 U JP3121888 U JP 3121888U JP H06143 Y2 JPH06143 Y2 JP H06143Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は遊技球が入賞したとき排出される賞球の個数
を、入賞口の種類に応じて増減させ得るパチンコ機の可
変賞球排出装置に関する。
を、入賞口の種類に応じて増減させ得るパチンコ機の可
変賞球排出装置に関する。
(従来の技術) パチンコ機の賞球排出方法を多様化することによって遊
技客を飽きさせないために考え出された従来の可変賞球
排出装置としては、例えば、夫々異なった個数の賞球を
貯える2個の賞球排出路を並設し、各々に付設した電磁
石の作動の組合せ方法によって、賞球排出個数を3通り
に変えられるもの(実公昭58−22783号公報)
や、所定個数の賞球を貯えた賞球排出樋の途中にこの樋
内に突出可能な賞球数規制爪を設けておき、電磁式作動
機構により該樋内に該爪を突出させた状態で賞球排出を
行なったときには、該爪の上流側の賞球の排出が阻止さ
れて、賞球排出個数を2通りに変えられるもの(実公昭
62−43576号公報)などがある。このような可変
賞球排出装置を備えたものでは、入賞口の種類に応じて
夫々の賞球数が相違するので、遊技客はより多数個の賞
球を排出させる入賞口への入賞を期待するスリルを楽し
むことができる。
技客を飽きさせないために考え出された従来の可変賞球
排出装置としては、例えば、夫々異なった個数の賞球を
貯える2個の賞球排出路を並設し、各々に付設した電磁
石の作動の組合せ方法によって、賞球排出個数を3通り
に変えられるもの(実公昭58−22783号公報)
や、所定個数の賞球を貯えた賞球排出樋の途中にこの樋
内に突出可能な賞球数規制爪を設けておき、電磁式作動
機構により該樋内に該爪を突出させた状態で賞球排出を
行なったときには、該爪の上流側の賞球の排出が阻止さ
れて、賞球排出個数を2通りに変えられるもの(実公昭
62−43576号公報)などがある。このような可変
賞球排出装置を備えたものでは、入賞口の種類に応じて
夫々の賞球数が相違するので、遊技客はより多数個の賞
球を排出させる入賞口への入賞を期待するスリルを楽し
むことができる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前者においては賞球排出樋ごとに電磁石を配
設作動せしめなければならず、それらの作動組合せによ
って排出賞球数を変化させようというもので、装置全体
が相対的に大形となるうえ、かなり複雑なものとならざ
るを得ず、何よりも電磁石が故障等して作動しなくなる
と、全く賞球が排出されないという欠陥があり、後者の
賞球数規制爪を設けたものでは、賞球排出個数は2通り
しか選択できず、その割には装置の構造は単純とは言い
難い。
設作動せしめなければならず、それらの作動組合せによ
って排出賞球数を変化させようというもので、装置全体
が相対的に大形となるうえ、かなり複雑なものとならざ
るを得ず、何よりも電磁石が故障等して作動しなくなる
と、全く賞球が排出されないという欠陥があり、後者の
賞球数規制爪を設けたものでは、賞球排出個数は2通り
しか選択できず、その割には装置の構造は単純とは言い
難い。
従って、本考案の目的は、構造が単純で且つ賞球排出個
数の選択幅を広げることのできるパチンコ機の可変賞球
排出装置を提供するにある。
数の選択幅を広げることのできるパチンコ機の可変賞球
排出装置を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案によるパチンコ機の
可変賞球排出装置は、一定数の賞球を賞球排出路に貯留
した状態で賞球排出動作を行なうものにおいて、前記賞
球排出路に沿って延びるように設けられた回動軸と、こ
の回動軸に設けられ該回動軸の一の回動位置で前記賞球
排出路に貯留中の賞球間に突出してそれより上流の賞球
の排出を阻止する状態になり且つ該回転軸の他の回動位
置で該賞球間へ突出することなく上流側の賞球の排出を
も許容する状態になる賞球数可変部材と、遊技球が入賞
した入賞口の種類に応じて前記回動軸を前記一の回動位
置又は他の回動位置へ選択的に回動させる駆動手段とを
備える構成とした。
可変賞球排出装置は、一定数の賞球を賞球排出路に貯留
した状態で賞球排出動作を行なうものにおいて、前記賞
球排出路に沿って延びるように設けられた回動軸と、こ
の回動軸に設けられ該回動軸の一の回動位置で前記賞球
排出路に貯留中の賞球間に突出してそれより上流の賞球
の排出を阻止する状態になり且つ該回転軸の他の回動位
置で該賞球間へ突出することなく上流側の賞球の排出を
も許容する状態になる賞球数可変部材と、遊技球が入賞
した入賞口の種類に応じて前記回動軸を前記一の回動位
置又は他の回動位置へ選択的に回動させる駆動手段とを
備える構成とした。
(作用) 上記の如き構成を備えた可変賞球排出装置は、駆動手段
を働かせて回動軸を一の回動位置にもたらすと、賞球数
可変部材が賞球排出路内に貯留中の賞球の間に突出し
て、その上流の賞球の排出を阻止する。この状態では排
出される賞球数が減少する。そして、駆動手段により回
動軸を他の回動位置にもたらすと、賞球数可変部材は賞
球間に突出しなくなり、上流側の賞球の排出を阻止する
状態が解かれ、賞球排出個数が多くなる。この場合、賞
球数可変部材を回動させる回動軸が賞球排出路に沿って
延びるように設けられているため、この1本の回動軸に
沿って例えば複数の賞球数可変部材を設けることがで
き、このようにすれば、1本の回動軸を駆動手段によっ
て複数の回動位置に回転させるという簡単な構成で、賞
球排出個数の選択の幅を広げることができる。
を働かせて回動軸を一の回動位置にもたらすと、賞球数
可変部材が賞球排出路内に貯留中の賞球の間に突出し
て、その上流の賞球の排出を阻止する。この状態では排
出される賞球数が減少する。そして、駆動手段により回
動軸を他の回動位置にもたらすと、賞球数可変部材は賞
球間に突出しなくなり、上流側の賞球の排出を阻止する
状態が解かれ、賞球排出個数が多くなる。この場合、賞
球数可変部材を回動させる回動軸が賞球排出路に沿って
延びるように設けられているため、この1本の回動軸に
沿って例えば複数の賞球数可変部材を設けることがで
き、このようにすれば、1本の回動軸を駆動手段によっ
て複数の回動位置に回転させるという簡単な構成で、賞
球排出個数の選択の幅を広げることができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
1は賞球供給樋で、図示しない賞球タンクに連なってい
る。2は賞球排出路で、樋状をなしており、その内部に
一定個数この場合は7個の賞球Aを一列に貯留できるよ
うになっている。この賞球排出路2はその底面の長手方
向略中程の箇所を支軸3により枢支されており、図示し
ない遊技盤の盤面に沿って上下に揺動することにより、
後述の如く賞球Aの排出及び補給が行なわれる。そし
て、賞球Aの排出を行なわないときには、賞球排出路2
は第1図及び第2図の如く賞球Aの入口部2aが賞球供
給樋1の出口端1aに連通された状態になる(以下この
位置を「原位置」という)。このとき、賞球排出路は賞
球Aの出口部2bに向けてやや下降傾斜状態になってい
る。4は入口部2aの下縁側に垂設した封鎖片で、賞球
排出路2の傾斜度を第2図に二点鎖線で示す如く増大さ
せて賞球排出位置にもたらしたとき、この封鎖片4が賞
球供給樋1の出口端1aを封鎖して賞球排出路2内への
賞球Aの補給を停止させる。5は賞球排出路2の底面の
出口部2b近くに設けたヒンジ、6は同じく出口部2b
の上面に設けた切欠部である。また、賞球排出路2の一
方の側面部2cには、その長手方向の所定間隔をへだて
た2箇所に夫々縦長のスリット7,8を設けている。
る。2は賞球排出路で、樋状をなしており、その内部に
一定個数この場合は7個の賞球Aを一列に貯留できるよ
うになっている。この賞球排出路2はその底面の長手方
向略中程の箇所を支軸3により枢支されており、図示し
ない遊技盤の盤面に沿って上下に揺動することにより、
後述の如く賞球Aの排出及び補給が行なわれる。そし
て、賞球Aの排出を行なわないときには、賞球排出路2
は第1図及び第2図の如く賞球Aの入口部2aが賞球供
給樋1の出口端1aに連通された状態になる(以下この
位置を「原位置」という)。このとき、賞球排出路は賞
球Aの出口部2bに向けてやや下降傾斜状態になってい
る。4は入口部2aの下縁側に垂設した封鎖片で、賞球
排出路2の傾斜度を第2図に二点鎖線で示す如く増大さ
せて賞球排出位置にもたらしたとき、この封鎖片4が賞
球供給樋1の出口端1aを封鎖して賞球排出路2内への
賞球Aの補給を停止させる。5は賞球排出路2の底面の
出口部2b近くに設けたヒンジ、6は同じく出口部2b
の上面に設けた切欠部である。また、賞球排出路2の一
方の側面部2cには、その長手方向の所定間隔をへだて
た2箇所に夫々縦長のスリット7,8を設けている。
9は賞球排出路2を支軸3の周りに揺動させるべく上下
動する作動杆で、その上端折曲箇所をヒンジ5の軸孔5
aに回動自在に挿通し、下端側は図示しない上下動機
構、例えば入賞球の落下力を受けて作動するリンク機構
や、入賞信号を受けて作動する電磁石のプランジャーな
どに連結されている。10は賞球Aの排出を阻止するス
トッパで、上端はパチンコ機のフレーム部材11に固定
されている。そして、賞球排出路2が前記原位置にある
とき、上記ストッパ10の下端が賞球排出路2内にその
切欠部6を通って突出し、また、賞球排出路2が下向き
に揺動されて賞球排出位置へ至ると、このストッパ10
が賞球排出路2内から抜け出るようになっている(第2
図二点鎖線参照)。
動する作動杆で、その上端折曲箇所をヒンジ5の軸孔5
aに回動自在に挿通し、下端側は図示しない上下動機
構、例えば入賞球の落下力を受けて作動するリンク機構
や、入賞信号を受けて作動する電磁石のプランジャーな
どに連結されている。10は賞球Aの排出を阻止するス
トッパで、上端はパチンコ機のフレーム部材11に固定
されている。そして、賞球排出路2が前記原位置にある
とき、上記ストッパ10の下端が賞球排出路2内にその
切欠部6を通って突出し、また、賞球排出路2が下向き
に揺動されて賞球排出位置へ至ると、このストッパ10
が賞球排出路2内から抜け出るようになっている(第2
図二点鎖線参照)。
12は賞球排出路2の側面部2cに沿って延びるように
設けられた回動軸で、図示しない軸受部により賞球排出
路2側に支持されている。13はこの回動軸12の右端
寄り箇所に突設された略扇形の磁性体片である。14及
び15は夫々賞球数可変部材で、長円形状をなし各々の
一端側の軸孔を夫々回転軸12に嵌着している。この両
賞球数可変部材14,15は前記2つのスリット7,8
に出入り可能で、且つ両賞球数可変部材14,15の向
きが、軸12の周りに所定の回転角、この場合は略90
°変位されている。そして、回転軸12を回動させたと
き、2つの賞球数可変部材14,15は、その回動位置
に応じて第4図乃至第6図に示した如く、いずれもスリ
ット7,8内に突入することなく賞球排出路2の外側に
位置するか、または、賞球数可変部材14,15のいず
れか一方がスリット7,8の一方を通って賞球排出路2
内に突出するかの3通りの状態をとることができ、これ
らの各状態に応じて夫々後述する如く7個、3個または
5個の賞球Aを排出させる。
設けられた回動軸で、図示しない軸受部により賞球排出
路2側に支持されている。13はこの回動軸12の右端
寄り箇所に突設された略扇形の磁性体片である。14及
び15は夫々賞球数可変部材で、長円形状をなし各々の
一端側の軸孔を夫々回転軸12に嵌着している。この両
賞球数可変部材14,15は前記2つのスリット7,8
に出入り可能で、且つ両賞球数可変部材14,15の向
きが、軸12の周りに所定の回転角、この場合は略90
°変位されている。そして、回転軸12を回動させたと
き、2つの賞球数可変部材14,15は、その回動位置
に応じて第4図乃至第6図に示した如く、いずれもスリ
ット7,8内に突入することなく賞球排出路2の外側に
位置するか、または、賞球数可変部材14,15のいず
れか一方がスリット7,8の一方を通って賞球排出路2
内に突出するかの3通りの状態をとることができ、これ
らの各状態に応じて夫々後述する如く7個、3個または
5個の賞球Aを排出させる。
一方、第1図において、16は回転軸12を回動させる
駆動手段で、この場合は、回転軸12に突設した磁性体
片13に対置された2つの電磁石17,18と、回転軸
12を第1図中に矢印Bで示した方向に回動付勢する渦
巻ばね19とによって構成されている。この場合、両電
磁石17,18は賞球排出路2と一体的に変位するよう
に固定され、この固定状態において両電磁石17,18
は磁性体片13の円弧状外周面にわずかな間隙を存して
対向する曲面17a,18a(第3図参照)を有し、そ
の曲面幅は磁性体片13の円弧面幅に略一致させてい
る。そして、電磁石17は曲面17aの円周方向中心線
(第3図中にCで示す)を水平に向け、電磁石18は曲
面18aの円周方向中心線(第3図中にDで示す)を水
平から下方に略45°傾けている。
駆動手段で、この場合は、回転軸12に突設した磁性体
片13に対置された2つの電磁石17,18と、回転軸
12を第1図中に矢印Bで示した方向に回動付勢する渦
巻ばね19とによって構成されている。この場合、両電
磁石17,18は賞球排出路2と一体的に変位するよう
に固定され、この固定状態において両電磁石17,18
は磁性体片13の円弧状外周面にわずかな間隙を存して
対向する曲面17a,18a(第3図参照)を有し、そ
の曲面幅は磁性体片13の円弧面幅に略一致させてい
る。そして、電磁石17は曲面17aの円周方向中心線
(第3図中にCで示す)を水平に向け、電磁石18は曲
面18aの円周方向中心線(第3図中にDで示す)を水
平から下方に略45°傾けている。
一方、この実施例のパチンコ機は、図示しないが、入賞
価値(賞球排出個数)の異なる3種類の入賞口を備えて
おり、そのうちの2種類の入賞口に遊技球が入賞する
と、それに応じて2つの入賞検知スイッチ20,21の
いずれかがオン作動する構成となっている。各入賞検知
スイッチ20,21は、各電磁石17,18のコイル1
7b,18bの両口出線間に直流電源22,23を介し
て直列接続されている。従って、入賞検知スイッチ2
0,21がオンしたときには電磁石17,18への通電
回路が閉成されて、直流電源22,23から電磁石1
7,18に通電される構成である。この場合、下方の電
磁石18にのみ通電したときには、第4図に示すように
磁性体片13が、この電磁石18に吸引されて回動軸1
2は第1の回動位置に回動され、両賞球可変部材14,
15は共に賞球排出路2内から引込むので、貯留されて
いた7個の賞球Aのすべてが排出される。そして、第6
図の如く上方の電磁石17のみに通電したときには、磁
性体片13がこの電磁石17に吸引されて回動軸12は
第2の回動位置に変位し、上流側の賞球数可変部材14
がスリット7を通って賞球排出路2の賞球A間に突出す
るので、その上流側の2個の賞球Aの排出が阻止され
て、この実施例では5個だけ賞球Aを排出させる。ま
た、2つの電磁石17,18のいずれにも通電されない
入賞口に入賞したときには、賞球排出動作に伴って、回
動軸12は渦巻ばね19の付勢力により第5図に示した
第3図の回動位置に変位して、下流側の賞球数可変部材
15だけが賞球排出路2内に突出するので、その上流側
の4個の賞球Aの排出が阻止されることになり、3個だ
けの賞球Aが排出される。
価値(賞球排出個数)の異なる3種類の入賞口を備えて
おり、そのうちの2種類の入賞口に遊技球が入賞する
と、それに応じて2つの入賞検知スイッチ20,21の
いずれかがオン作動する構成となっている。各入賞検知
スイッチ20,21は、各電磁石17,18のコイル1
7b,18bの両口出線間に直流電源22,23を介し
て直列接続されている。従って、入賞検知スイッチ2
0,21がオンしたときには電磁石17,18への通電
回路が閉成されて、直流電源22,23から電磁石1
7,18に通電される構成である。この場合、下方の電
磁石18にのみ通電したときには、第4図に示すように
磁性体片13が、この電磁石18に吸引されて回動軸1
2は第1の回動位置に回動され、両賞球可変部材14,
15は共に賞球排出路2内から引込むので、貯留されて
いた7個の賞球Aのすべてが排出される。そして、第6
図の如く上方の電磁石17のみに通電したときには、磁
性体片13がこの電磁石17に吸引されて回動軸12は
第2の回動位置に変位し、上流側の賞球数可変部材14
がスリット7を通って賞球排出路2の賞球A間に突出す
るので、その上流側の2個の賞球Aの排出が阻止され
て、この実施例では5個だけ賞球Aを排出させる。ま
た、2つの電磁石17,18のいずれにも通電されない
入賞口に入賞したときには、賞球排出動作に伴って、回
動軸12は渦巻ばね19の付勢力により第5図に示した
第3図の回動位置に変位して、下流側の賞球数可変部材
15だけが賞球排出路2内に突出するので、その上流側
の4個の賞球Aの排出が阻止されることになり、3個だ
けの賞球Aが排出される。
24は回転軸12の回動を規制するストッパで、賞球A
の排出を行なわない非入賞時(第1図の状態のとき)に
は、その上端の斜面部24aが磁性体片13を渦巻ばね
19の回動付勢力に抗して図示反時計回り方向(矢印B
の反対方向)に回動させ、第3図に示す如く2つの賞球
数可変部材14,15を共に賞球排出路2内から抜け出
させるようになっている。
の排出を行なわない非入賞時(第1図の状態のとき)に
は、その上端の斜面部24aが磁性体片13を渦巻ばね
19の回動付勢力に抗して図示反時計回り方向(矢印B
の反対方向)に回動させ、第3図に示す如く2つの賞球
数可変部材14,15を共に賞球排出路2内から抜け出
させるようになっている。
次に上記構成の作用を説明する。
図示しない操作ハンドルを回動操作して遊技を開始する
と、非入賞時には2つの電磁石17,18には共に通電
されず、勿論作動杆9も下降動しないので、第1図及び
第3図に示した非入賞状態に置かれる。このとき、賞球
排出路2は原位置にあって、その入口部2aは賞球供給
樋1の出口端1aに連通し、出口部2bはストッパー1
0により封じられていると共に、2つの賞球数可変部材
14,15は共に賞球排出路2の外に位置するため、賞
球排出路2内には賞球タンクから賞球Aが自重により流
入し、その貯留可能個数である7個が貯えられる。
と、非入賞時には2つの電磁石17,18には共に通電
されず、勿論作動杆9も下降動しないので、第1図及び
第3図に示した非入賞状態に置かれる。このとき、賞球
排出路2は原位置にあって、その入口部2aは賞球供給
樋1の出口端1aに連通し、出口部2bはストッパー1
0により封じられていると共に、2つの賞球数可変部材
14,15は共に賞球排出路2の外に位置するため、賞
球排出路2内には賞球タンクから賞球Aが自重により流
入し、その貯留可能個数である7個が貯えられる。
次に、7個の賞球Aを排出させるように設定されている
入賞口に遊技球が入賞すると、入賞検知スイッチ21が
オン作動すると共に作動杆9が一時的に賞球排出路2を
下方に揺動させる。このとき、回動軸12及び両電磁石
17,18が賞球排出路2と一体に揺動することから、
磁性体片13はストッパ24による拘束を解かれ、渦巻
ばね19の力により下方に回動しようとするが、電磁石
18に通電されたことにより磁気吸引力を受けて磁性体
片13は第3図と同じ位置に保持される(第4図参
照)。従って、賞球排出路2は、2つの賞球数可変部材
14,15が共に賞球排出路2内から抜け出た状態のも
とに、その出口部2bが下方に揺動することになるた
め、賞球排出部2内に貯留されていた7個の賞球Aの全
てが排出される。このとき、賞球供給樋1の出口端1a
は、賞球排出路2の入口部2aが上向きに揺動されるの
に伴って封鎖片4により閉鎖されるので、賞球供給樋1
からの賞球Aの流下が阻止される。そして、賞球Aの排
出が終ると共に入賞検知スイッチ21がオフされ、作動
杆9も上昇位置に戻って第1図及び第3図の非入賞状態
に復帰するので、空になった賞球排出路2内には7個の
賞球Aが補充される。
入賞口に遊技球が入賞すると、入賞検知スイッチ21が
オン作動すると共に作動杆9が一時的に賞球排出路2を
下方に揺動させる。このとき、回動軸12及び両電磁石
17,18が賞球排出路2と一体に揺動することから、
磁性体片13はストッパ24による拘束を解かれ、渦巻
ばね19の力により下方に回動しようとするが、電磁石
18に通電されたことにより磁気吸引力を受けて磁性体
片13は第3図と同じ位置に保持される(第4図参
照)。従って、賞球排出路2は、2つの賞球数可変部材
14,15が共に賞球排出路2内から抜け出た状態のも
とに、その出口部2bが下方に揺動することになるた
め、賞球排出部2内に貯留されていた7個の賞球Aの全
てが排出される。このとき、賞球供給樋1の出口端1a
は、賞球排出路2の入口部2aが上向きに揺動されるの
に伴って封鎖片4により閉鎖されるので、賞球供給樋1
からの賞球Aの流下が阻止される。そして、賞球Aの排
出が終ると共に入賞検知スイッチ21がオフされ、作動
杆9も上昇位置に戻って第1図及び第3図の非入賞状態
に復帰するので、空になった賞球排出路2内には7個の
賞球Aが補充される。
そして、今度は3個の賞球Aを排出させる入賞口に入賞
したとすると、この場合には、いずれの入賞検知スイッ
チ20,21もオンされず、従っていずれの電磁石1
7,18にも通電されないので、作動杆9の下降動によ
り賞球排出路2が揺動するのに伴って、回動軸12は渦
巻ばね19の付勢力によって、第5図に示した位置まで
時計回り方向に回動される。このときには、下流側の賞
球数可変部材15だけがスリット8を通って賞球排出路
2内に突出した状態のもとに出口部2bが下向きに揺動
するので、賞球排出路2内の7個の賞球のうち賞球数可
変部材15の上流側に位置する4個は排出を阻止され
て、その下流側に位置する3個の賞球Aだけが賞球排出
部2内から図示しない賞球受皿に向けて排出される。
したとすると、この場合には、いずれの入賞検知スイッ
チ20,21もオンされず、従っていずれの電磁石1
7,18にも通電されないので、作動杆9の下降動によ
り賞球排出路2が揺動するのに伴って、回動軸12は渦
巻ばね19の付勢力によって、第5図に示した位置まで
時計回り方向に回動される。このときには、下流側の賞
球数可変部材15だけがスリット8を通って賞球排出路
2内に突出した状態のもとに出口部2bが下向きに揺動
するので、賞球排出路2内の7個の賞球のうち賞球数可
変部材15の上流側に位置する4個は排出を阻止され
て、その下流側に位置する3個の賞球Aだけが賞球排出
部2内から図示しない賞球受皿に向けて排出される。
更には、5個の賞球Aを排出させるように設定されてい
る入賞口に入賞したときには、電磁石17に通電させる
入賞検知スイッチ20がオン作動されるので、磁性体片
13は第6図の位置に吸引固定され、上流側の賞球数可
変部材14だけがスリット7を通って賞球排出路2内に
突出した状態のもとに、賞球排出路2の出口部2bが下
方に回動される。そのため、賞球排出路2内に貯えられ
ていた7個の賞球Aのうち、賞球数可変部材14の下流
側に位置する5個の賞球Aだけが排出される。
る入賞口に入賞したときには、電磁石17に通電させる
入賞検知スイッチ20がオン作動されるので、磁性体片
13は第6図の位置に吸引固定され、上流側の賞球数可
変部材14だけがスリット7を通って賞球排出路2内に
突出した状態のもとに、賞球排出路2の出口部2bが下
方に回動される。そのため、賞球排出路2内に貯えられ
ていた7個の賞球Aのうち、賞球数可変部材14の下流
側に位置する5個の賞球Aだけが排出される。
このように、本実施例装置では、賞球数可変部材14,
15を回動させる回動軸12が、賞球排出路2に沿って
延びるように設けられているため、この1本の回動軸1
2に沿って複数(この場合は2個)の賞球数可変部材1
4,15を設けることができ、このようにすれば、1本
の回動軸12を駆動手段16によって複数の回動位置に
回動させるだけで、3通り以上の賞球排出個数を選択す
ることができ、従って、前述の公知技術のものに比べて
より単純な構成によって、より幅広く賞球排出個数を増
減させることができる。
15を回動させる回動軸12が、賞球排出路2に沿って
延びるように設けられているため、この1本の回動軸1
2に沿って複数(この場合は2個)の賞球数可変部材1
4,15を設けることができ、このようにすれば、1本
の回動軸12を駆動手段16によって複数の回動位置に
回動させるだけで、3通り以上の賞球排出個数を選択す
ることができ、従って、前述の公知技術のものに比べて
より単純な構成によって、より幅広く賞球排出個数を増
減させることができる。
また、上記構成では故意または故障によって両電磁石1
7,18への通電が断たれたときには、第5図に示すよ
うに、最少の選択可能個数である3個が必ず排出される
ようになっている。
7,18への通電が断たれたときには、第5図に示すよ
うに、最少の選択可能個数である3個が必ず排出される
ようになっている。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例
えば、駆動手段としてステッピングモータを用いるよう
にしたり、また、賞球数可変部材を回動軸12に例えば
3個設けて、賞球排出個数を4通りに変え得るようにし
たり、また、賞球排出路を二列に並べて、その間に1本
の回動軸を介在させて両賞球排出路を制御したり、或は
賞球排出路2を揺動させずに両ストッパ10,24を上
下動させて賞球排出動作を行なわせるように構成しても
良い等、種々の変形が可能である。
えば、駆動手段としてステッピングモータを用いるよう
にしたり、また、賞球数可変部材を回動軸12に例えば
3個設けて、賞球排出個数を4通りに変え得るようにし
たり、また、賞球排出路を二列に並べて、その間に1本
の回動軸を介在させて両賞球排出路を制御したり、或は
賞球排出路2を揺動させずに両ストッパ10,24を上
下動させて賞球排出動作を行なわせるように構成しても
良い等、種々の変形が可能である。
[考案の効果] 以上の説明により明らかなように、本考案によれば、賞
球数可変部材を回動させる回動軸が、賞球排出路に沿っ
て延びるように設けられているため、この1本の回動軸
に沿って複数の賞球数可変部材を設けることができ、こ
のようにすれば、1本の回動軸を駆動手段によって複数
の回動位置に回動させるという簡単な構成で賞球数排出
個数の選択幅を増大できる。
球数可変部材を回動させる回動軸が、賞球排出路に沿っ
て延びるように設けられているため、この1本の回動軸
に沿って複数の賞球数可変部材を設けることができ、こ
のようにすれば、1本の回動軸を駆動手段によって複数
の回動位置に回動させるという簡単な構成で賞球数排出
個数の選択幅を増大できる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は要部の
拡大斜視図、第2図は同側面図、第3図乃至第5図は夫
々作用を説明するための第1図のIII−III線に沿う断面
図、第6図は同第1図のVI−VI線に沿う断面図である。 図中、2は賞球排出路、3は支軸、4は封鎖片、7及び
8はスリット、12は回動軸、13は磁性体片、14及
び15は賞球数可変部材、16は駆動手段、17及び1
8は電磁石、19は渦巻ばね、20及び21は入賞検知
スイッチ、24はストッパ、Aは賞球である。
拡大斜視図、第2図は同側面図、第3図乃至第5図は夫
々作用を説明するための第1図のIII−III線に沿う断面
図、第6図は同第1図のVI−VI線に沿う断面図である。 図中、2は賞球排出路、3は支軸、4は封鎖片、7及び
8はスリット、12は回動軸、13は磁性体片、14及
び15は賞球数可変部材、16は駆動手段、17及び1
8は電磁石、19は渦巻ばね、20及び21は入賞検知
スイッチ、24はストッパ、Aは賞球である。
Claims (1)
- 【請求項1】一定数の賞球を賞球排出路に貯留した状態
で賞球排出動作を行なうものにおいて、前記賞球排出路
に沿って延びるように設けられた回動軸と、この回動軸
に設けられ該回動軸の一の回動位置で前記賞球排出路に
貯留中の賞球間に突出してそれより上流の賞球の排出を
阻止する状態になり且つ該回転軸の他の回動位置で該賞
球間へ突出することなく上流側の賞球の排出をも許容す
る状態になる賞球数可変部材と、遊技球が入賞した入賞
口の種類に応じて前記回動軸を前記一の回動位置又は他
の回動位置へ選択的に回動させる駆動手段とを備えてな
るパチンコ機の可変賞球排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3121888U JPH06143Y2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | パチンコ機の可変賞球排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3121888U JPH06143Y2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | パチンコ機の可変賞球排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01133983U JPH01133983U (ja) | 1989-09-12 |
JPH06143Y2 true JPH06143Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31256920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3121888U Expired - Lifetime JPH06143Y2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | パチンコ機の可変賞球排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06143Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-09 JP JP3121888U patent/JPH06143Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01133983U (ja) | 1989-09-12 |
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