JPH04131227U - 電動三輪車 - Google Patents

電動三輪車

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JPH04131227U
JPH04131227U JP1991031264U JP3126491U JPH04131227U JP H04131227 U JPH04131227 U JP H04131227U JP 1991031264 U JP1991031264 U JP 1991031264U JP 3126491 U JP3126491 U JP 3126491U JP H04131227 U JPH04131227 U JP H04131227U
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Inventor
征伸 竹山
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スズキ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 乗降が容易で走行時には安定性がよく、乗降
時、走行時ともに使用者に不安を与えることのない電動
三輪車を提供する。 【構成】 フレーム1、操舵ハンドル11、シート14等の
位置や形状を規定し、またシート14にはアームレスト18
を設けると共に、回転可能とし、さらにレバーで操作す
る回転ロック機構を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、老人等が使用する、電動三輪車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
老人等のように、長距離の歩行が困難であり、また自転車にも乗れない者の乗 物として、電動車輌を考えることができる。この種の電動車輌は、車体に電源と してのバッテリを搭載し、このバッテリの発生する起電力でモータを回転させ、 この回転力を車輪に伝達して駆動力を得るものである。
【0003】 このように電動車輌を考えるとき、一般的には前二輪、後二輪の四輪車を検討 するが、四輪車であると全体が大型となる上に、旋回するときの回転半径も大き くなり勝ちであり、さらに乗降のための構造を考慮しないと乗降しにくいことに なる問題がある。
【0004】 そこで全体として大型とならず、乗降も容易に行なうことができ、操舵性能も 小回りのきくものが要求されることになる。このような要求を満足するものとし ては、車輪が3個で、そのうちの1個の車輪で操舵するようにした、いわゆる三 輪型のものとすることが考えられる。
【0005】 この三輪型の電動車輌は、四輪型の電動車輌に比べて車輪が1個少なくて済み 、かつこれに伴いフレームを小さくすることができ、全体として小型化できる。 また前輪が1個であることから、乗降性能にも優れるという利点がある。しかし ながら三輪型のものは、四輪型のものに比べて当然に重量バランスが悪く、この 結果、乗降時や走行時に搭乗者に不安を与えるおそれがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来のものが有する問題点を解消する目的で成されたものであ り、乗降が容易でありまた走行時には安定性がよく、乗降時、走行時ともに使用 者に不安を与えることのない電動三輪車を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、先端部を湾曲閉鎖状とした フレームの前部を、中間部に対して上方に斜めに屈折させ、該前部の下部に、前 記フレームの後部両側に軸着する2個の後輪と共に二等辺三角形の位置関係を成 し、かつ該二等辺三角形の重心が前記フレームの中間部に位置するように1個の 前輪を軸着し、該前輪を下端に軸着したフォークの上端にバーハンドルを取付け た棒状の操舵ハンドルを設け、前記フレームの前部に板を配設して上方に屈折し た部分を足載せ部に形成すると共に、該足載せ部の後方を水平にして水平フロア 部にし、該水平フロア部の後方をバッテリ載置部に形成し、該バッテリ載置部の 上部に、アームレストと回転ロック機構とを備えたシートを回転可能に取付けた 構成としたものである。
【0008】
【作用】
このような構成とすれば、上方に斜めに屈折させたフレームの前部の下部に前 輪を位置させたことで、フレームの中間部の路面からの高さを低くすることがで きる。また前輪と後輪で形成される二等辺三角形の重心を含むフレームの中間部 分に設けたバッテリ載置部に、重量物であるバッテリを載置することにより、重 量バランスをきわめて良好にすることができる。さらにバッテリ載置部の上部に シートを取付けるようにしたことにより、搭乗者がシートに着座しているような 走行時においてはさらに重量バランスが良くなる。そして水平フロア部を前輪お よび後輪の最上部より下方に位置させているので、乗降時の足の上げ下ろしが楽 になる。また、操舵ハンドルを棒状のもの1本で構成していることで、乗車部分 のスペースを広くすることができる。そしてシートが回転可能であることから乗 降が著しく容易に行なわれ、しかもロック機構が設けられていることにより、乗 降時および走行時のいずれにおいてもシートの向きを固定することができる。ア ームレストが備えられたことにより、走行時の搭乗者の姿勢が安定し、また疲労 が少なくなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図について説明する。本考案に係る電動三輪車は回 転シートを備えたものであるが、まず基本的な部分を図1について説明する。図 1において、1はフレームである。このフレーム1の前部パイプは、その平面形 状がほぼ二等辺三角形を成すように屈曲させて形成したものである。そしてこの フレーム1は、その前部1aを中間部1bに対して上方に斜めに屈折させてある。ま た後部1cは斜めに上昇させた後、水平に延ばした形状になっており、この後部1c と、この後部1cの下部に設けられた補助フレーム2との間に、後車軸(図示せず )が設けられて、この後車軸の左右端に後輪3が軸着されている。フレーム1の 前部の下部には、前記2個の後輪3とともに二等辺三角形の位置関係を成し、か つ、この二等辺三角形の重心がフレーム1の中間部に位置するようにして、1個 の前輪4がフォーク5に軸着されている。
【0010】 フレーム1の前部1aから中間部1bにかけては1枚の板6が取付けられており、 フレーム1とともに斜め上昇した形状にしてあるこの板6の前部は足載せ部6aに 、またその後部の水平部分は水平フロア部6bに形成されている。この場合におい て水平フロア部6bは、前輪4と後輪3の最上部より下方に位置させるように各部 の寸法設定がしてある。水平フロア部6bの後部はさらに延長され、バッテリ7を バッテリケース8とともに載置するバッテリ載置部6cに形成されている。バッテ リ7は2個設けられ、その間に充電器9が載置される。
【0011】 板6の前部6aのフォーク5の上部にはカバー10が設けられており、該カバー10 にフォーク5が回動可能に取着され、かつ、該フォーク5の上端には1本のパイ プからなる操舵ハンドル11が結合している。操舵ハンドル11の上部の上端にはグ リップ12を両端に取付けたバーハンドル13が取付けられている。このバーハンド ル13には、走行に必要なスイッチ類が取付けられているが、その図示は省略する 。
【0012】 バーハンドル13の長さは、前輪4が後輪3と同方向を向いたとき、フレーム1 の幅寸法にほぼ等しいものとしてある。バッテリ7の後部には図示しないパイプ を垂直に建てる等の手段により、シート14が取付けられている。シート14は、シ ートフレーム15に着座部16と背当て部17ならびにアームレスト18を設けたもので ある。アームレスト18はバーハンドル13と同程度の高さになっている。
【0013】 このような構成からなるこの電動三輪車に搭乗するには、両手でバーハンドル 13のグリップ12を握り、座部16に腰を置いた後、両足を板6の水平部6bに載せ、 姿勢が定まったところで前に延ばして足載せ部6aに置く。この姿勢において走行 するので、疲労が蓄積しない。このとき肘はアームレスト18に置く。そしてアー ムレスト18に肘を置いた腕を自然に前に延ばした姿勢でバーハンドル13のグリッ プ12を握ることができるから、楽に操舵を行なうことができる。走行のためのス イッチ類はバーハンドル13に設けられているので、そのままの腕の姿勢でこれを 操作することができる。降車をするときには、グリップ12を握った状態で足を水 平部6bに置き、腰を浮かせて片足を路面に置くようにして行なうが、このとき後 述する機構によって回転するシート14を降車し易い向きに向けることになる。
【0014】 次にシートの回転機構部分を説明する。シートフレーム15は概略U字形で途中 を水平方向から起立方向に屈折させたパイプ19と、このパイプ19の水平部の中間 部に溶着により取付けられた角パイプ20とから形成されている。角パイプ20には 孔21が穿設されており、この孔21の内部に、パイプ22が溶着されている。そして パイプ22は車体から垂設されたパイプ23を貫通させてあり、したがってシートフ レーム15はパイプ23に対して回転自在の関係になる。図2に示すようにパイプ23 には板状のブラケット24が取付けられており、図示しない構造によって車体に固 定される。
【0015】 パイプ23の上端にはナット25が螺合されており、角パイプ20が脱落しないよう に、また予圧をかけてガタの発生がないようにしてある。角パイプ20には、略L 字状のホルダブラケット26が後方に向けて取付けられている。このホルダブラケ ット26には、長孔27が設けられており、この長孔27には上底を有する筒状のピン ホルダ28が上方から嵌挿され、ホルダナット29で固定されている。ピンホルダ28 の内部には、ストッパピン30と、このストッパピン30に下向きの力を与えるスプ リング31とが収容されている。
【0016】 ストッパピン30には水平方向にピン32が打ち込まれており、ピンホルダ28に設 けられた長孔33から突出して、ストッパピン30の昇降範囲に規制を与えるととも に、アームブラケット34の先端上部に係合するようになっている。図3に示すよ うに、角パイプ20にはレバーシャフトサポート35が後方に向けて設けられており 、中間部にアームブラケット34を溶接により取付けたレバーシャフト36を回動自 在に支持している。
【0017】 レバーシャフト36の一端にはL字状のレバー37がビス38で取付けられている。 したがってレバー37を下方に押せばアームブラケット34とピン32を介してストッ パピン30が上昇する構造になっている。
【0018】 パイプ23のパイプ22を貫通させたところの下部には、サポートプレート39が補 助プレート40とともに溶接により取付けられており、、サポートプレート39のこ の部分で角パイプ20の荷重(シートフレーム3とシートおよびこれに着座した人 の体重)を受けるようになっている。この荷重を受けた状態でシートフレーム15 が円滑に回転できるようにするため、角パイプ20とサポートプレート39との間に は、ナイロンプレート41が介装してある。
【0019】 サポートプレート39は平面形状が半円形であり、そのうちの外周形状は図4に 示すように皿状に凹んでいる。そしてこの皿状部42にはテーパ状の孔43が等間隔 で3個(図3参照)設けられており、ストッパピン30がそのうちのどれかに嵌入 して係合するようになっている。
【0020】 このように構成された回転機構において、シートを図1に示す状態から乗降の ために向きを変えるときには、レバー37(図1では図示略)を押し下げ、ストッ パピン30をスプリング31に抗して上昇させる。これによりストッパピン30はサポ ートプレート39の孔43から上方に抜けるので、シートフレーム15はパイプ23を中 心にして自由に回転できることになる。そこで図1に示した方向から90度ずれた ところの孔43にストッパピン30を嵌入させればシートフレーム15(シート14)は その向きで固定される。
【0021】 この固定はストッパピン30がスプリング31で下方に押されているので、レバー 37から手を離していてもよい。そして孔43をテーパ状にしておくことにより、ス トッパピン30の嵌入が容易となり、ガタの発生もないことになる。孔43は90度の 角度で設けなくてもよいことは言うまでもない。またサポートプレート39は図示 するような半円形でなく、正円あるいはこれに近い形状としてもよく、このよう にすれば向きを変えたときの荷重耐力も前方を向いたときと同様のものとなる。
【0022】 以上説明した実施例ではレバー37をシートフレーム15側に設けるために、スト ッパピン30をシートフレーム15側からその下部のサポートプレート39の孔43に向 けて嵌入するようにしたが、サポートプレート39をシートフレーム15と一体構造 とし、ストッパピン30を車体1側から上方に向けて突出してサポートプレート39 の孔43に嵌入するようにすれば、レバー37は車体1側に設けることができ、また ロック解除操作はレバー37を上方に引くことによって行なうことができることに なる。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成された電動三輪車であるから、重量バラン スが良くなり、乗降時や走行時に搭乗者に不安感を与えることがない。また乗降 時の足の上げ降ろしが楽になることおよびシートが回転できることによって乗降 が容易に行なえることになる。さらに操舵ハンドルを1本の棒状体で構成できる ことに伴い、乗降部分のスペースが広くなって乗降が円滑に行なえることになる 。また肘をアームレストに置き、足を足載せ部に載せながら運転できるので、肘 および足の疲労が少なくなる。シートには回転ロック機構が設けられているので 、不用意に回転することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用する電動三輪車の斜視図である。
【図2】図1に示した電動三輪車の回転機構を示す斜視
図である。
【図3】図2の要部を拡大して示した平面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 1a フレームの前部 1b フレームの中間部 1c フレームの後部 3 後輪 4 前輪 6 板 6a 足載せ部 6b 水平フロア部 6c バッテリ載置部 7 バッテリ 11 操舵ハンドル 13 バーハンドル 14 シート 18 アームレスト 30 ストッパピン 31 スプリング 37 レバー 43 孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部を湾曲閉鎖状としたフレームの前
    部を、中間部に対して上方に斜めに屈折させ、該前部の
    下部に、前記フレームの後部両側に軸着する2個の後輪
    と共に二等辺三角形の位置関係を成し、かつ該二等辺三
    角形の重心が前記フレームの中間部に位置するように1
    個の前輪を軸着し、該前輪を下端に軸着したフォークの
    上端にバーハンドルを取付けた棒状の操舵ハンドルを設
    け、前記フレームの前部に板を配設して上方に屈折した
    部分を足載せ部に形成すると共に、該足載せ部の後方を
    水平にして水平フロア部にし、該水平フロア部の後方を
    バッテリ載置部に形成し、該バッテリ載置部の上部に、
    アームレストと回転ロック機構とを備えたシートを回転
    可能に取付けたことを特徴とする電動三輪車。
JP1991031264U 1991-02-01 1991-02-01 電動三輪車 Expired - Lifetime JPH0626261Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991031264U JPH0626261Y2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 電動三輪車

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Publications (2)

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JPH04131227U true JPH04131227U (ja) 1992-12-02
JPH0626261Y2 JPH0626261Y2 (ja) 1994-07-20

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ID=31914596

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JP1991031264U Expired - Lifetime JPH0626261Y2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 電動三輪車

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JP (1) JPH0626261Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09226656A (ja) * 1996-02-21 1997-09-02 Cygnus Kogyo:Kk 障害者用自転車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09226656A (ja) * 1996-02-21 1997-09-02 Cygnus Kogyo:Kk 障害者用自転車

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JPH0626261Y2 (ja) 1994-07-20

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