JPH04130113U - ピンミラーカツター - Google Patents

ピンミラーカツター

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Publication number
JPH04130113U
JPH04130113U JP4514491U JP4514491U JPH04130113U JP H04130113 U JPH04130113 U JP H04130113U JP 4514491 U JP4514491 U JP 4514491U JP 4514491 U JP4514491 U JP 4514491U JP H04130113 U JPH04130113 U JP H04130113U
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JP
Japan
Prior art keywords
pin mirror
mirror cutter
tool body
cutter
cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP4514491U
Other languages
English (en)
Inventor
貢 田澤
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱マテリアル株式会社 filed Critical 三菱マテリアル株式会社
Priority to JP4514491U priority Critical patent/JPH04130113U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンミラーカッターの切削条件および工具本
体へのスローアウエイチップの締付固定用ねじ穴の位置
および深さ等の条件を工作機械またはチップ自動交換機
へと読み取らせることにより、上記各条件の自動設定を
可能とする。 【構成】 ピンミラーカッターにおいて、工具本体1上
に凹部13を設け、該凹部底面に上記各条件が記録され
たバーコードを印刷したシール14を貼付する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クランク軸のピン部の切削に使用される、スローアウェイ式の切刃 を有するインターナル型のピンミラーカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
クランク軸のピン部等の丸切削加工に使用される工具として、ピンミラーカッ ター(以下、カッターと略称する)がある。
【0003】 図3は、従来のこの種のカッターを示すものである。このカッターは、平板環 状をなす工具本体1と、この工具本体1に着脱自在に装着されたスローアウェイ チップ7(以下、チップと略称する)とから概略構成されたものであり、上記工具 本体1は、外周側からつば部2、盗み部3、およびチップ取付部4の三部分に大 別されている。そして、チップ取付部4内周の上下端面および内周面には、各々 チップ取付用の傾斜面と、これらチップ取付用傾斜面の回転方向に面するチップ ポケット5とが形成されている。更に、前記チップ取付用傾斜面上にはチップ取 付座6が形成され、チップ取付座6には各々切削用超硬合金等からなるチップ7 がクランプねじ8により着脱自在に装着されている。また、チップ取付座6周辺 のチップ取付部4には、チップ7の配列順序を示す記号(チップナンバー9)が刻 印されている。
【0004】 一方、つば部2の外周部には、ドライブキー用溝10と呼ばれる凹部が数箇所 設けられている。なお、つば部2上下面に刻印された矢印11は、工具本体1の 切削回転方向を表示するものである。
【0005】 上記構成のカッターを工作機械に取り付けるには、ドライブキー用溝10を駆 動源に設けられたキーと嵌着させ、更につば部2に設けられた取付穴12に通し たクランプボルトにより工具本体1と駆動源とを締め付け固定する方法が取られ る。そして、工具本体1の中央開口部に被削材を配設し、かつ工具本体1をその 軸線を中心に矢印11方向に回転させるとともに被削材の半径方向に送り運動さ せることにより被削材に対する切削加工が行われる。また、切削の結果生じた切 削屑は、チップポケット5内で屈曲切断させられた後順次排出される。なお、切 削の進行に伴い、チップ7の切刃が摩滅するが、その場合には、駆動源への取付 と同様ドライブキー用溝10を介してカッターをチップ自動交換機に取り付け、 チップ7を交換する。
【0006】 ここで、切削時におけるカッターの回転数、送り、或いはチップ7の材質等の 切削条件は、該カッター専用のパンチカードに記録され、これらの内容を工作機 械に読み取らせることにより、工作機械における前記切削条件の自動的な設定が 可能となっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカッターにおいては、切削条件を記録したパンチカ ードを紛失したり、汚損等によりパンチカードが読み取り不能になったりすると 、切削条件の自動設定ができなくなるばかりではなく、切削条件自体が不明とな るという問題があった。また、パンチカードに記録されている情報が切削条件の みであるため、チップ自動交換機によるチップ7の交換に際しては、クランプね じ8用ねじ穴の位置を示す座標や、前記ねじ穴の深さ等の条件を、カッターに合 わせてそのつど手動で入力しなければならなかった。そのため、作業が煩雑とな るのみならず、前記条件を誤って入力する可能性もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ピンミラーカッターにおいて、工具本体上に形成された凹部内の底 面にバーコードによる表示がなされ、更に、前記バーコードの記録内容として、 前記ピンミラーカッターの切削速度、前記ピンミラーカッターの送り、チップの 材質および形状、および前記スローアウェイチップの工具本体への締付固定用ね じ穴の位置および深さ等の各条件のうち、少なくとも一項目が含まれているとと もに、前記凹部が、工具本体上の、前記ピンミラーカッターにおける切削および 上記駆動源またはチップ自動装着機との着脱と無関係で、かつ前記駆動源または チップ自動装着機に接続されたバーコード読み取り用スキャナーによる前記バー コードの読み取りが可能である位置に形成されているものである。
【0009】
【作用】
本考案においては、前記バーコード内に、上記各条件が記録してあるため、前 記バーコードを工作機械或いはチップ自動交換機へと読み取らせるだけで、それ らの条件が同時に設定される。従って、切削或いはチップの交換等における工程 が簡略化され、しかも、上記各条件が、常に正確に入力される。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づき、本考案の実施例を更に詳しく説明する。
【0011】 図1は、本考案のカッターの一実施例を示す平面図である。なお、図3に示し たものと共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0012】 本実施例においては、工具本体1のつば部2上の取付穴12間に存在する平坦 部分に凹部13が形成されている。この凹部13の底面は平滑となっており、該 底面に、凹部13の長軸方向に沿って読み取られるようバーコードが印刷された シール14が貼付られている。
【0013】 ここで、凹部13は、切削屑や切削油等によるシール14表面の汚損がなく、 かつ切削熱による温度上昇の影響を受けることなく、かつカッターによる切削お よび前記カッターの駆動源或いはチップ自動交換機への着脱に支障がない場所に 形成する。また、凹部13の長軸方向の長さは、カッターを駆動源或いはチップ 自動交換機に取り付ける際の妨げにならない程度とし、短軸方向の長さは、バー コードを読み取るためのスキャナーの幅以下とする。更に、凹部13の深さは、 図2に示すように、シール14を貼付した場合にシール14の表面が工具本体1 の表面以上に突出しない程度で、可能な限り浅くする。しかも、凹部13の周囲 には、前記スキャナーが凹部13上をその長軸方向に沿って一定速度で走査する ことが可能なだけのクリアランスが必要である。上記の各条件を満たすため、本 実施例の場合、凹部13の形成位置は、図1に示すような、つば部2上の取付穴 12間に存在する平坦部分とされている。
【0014】 一方、バーコードに記録されている情報としては、以下の(1)〜(4)等が挙げ られる。
【0015】 (1)カッターの切削速度。 (2)カッターの送り。 (3)スローアウェイチップの材質および形状。 (4)クランプねじ8用のねじ穴の座標条件(ねじ穴の位置および深さ、ならびに チップ取付座6の傾き)。
【0016】 なお、シール14の大きさは、凹部13の底面の大きさ以下で、かつ、凹部1 3上を前記スキャナーで走査した場合、シール14に印刷されているバーコード が読み取り可能な程度であればよい。また、バーコードの印刷に用いられる顔料 およびシール14には、耐熱性と耐油性とを兼備する材質のものを使用する。
【0017】 上記構成のカッターにおいては、バーコードに記録されている情報を工作機械 或いはチップ自動交換機に接続されたスキャナーに読み取らせることにより、上 記各条件の自動的な入力および設定が可能となっている。特に、前者の場合、前 記スキャナーと凹部13とが回転軸を中心に同一円周上に位置するよう相互の位 置を設定しておけば、カッターを駆動源に取り付けた後カッターを回転させるだ けで、バーコードの内容を読み取らせることができる。また、上記のように、相 異なる条件を同一のバーコードに表示することが可能なため、パンチカードのよ うに個々の条件に合わせ一枚ずつカードを用意する必要がなく、加えて、遺失の おそれもない。更に、上記条件の読み取りは前記スキャナーでシール14上を長 軸方向に沿って非接触のまま走査するだけでよく、操作が簡単かつ短時間で完了 するという利点がある。しかも、誤入力や、シール14の損傷もない。
【0018】 なお、凹部13がつば部2上に位置するため、切削屑や切削油は盗み部3でさ えぎられシール14を汚損せず、また、それらが万一シール14上に付着した場 合も、シール14の表面をふくだけで簡単に除去できる。
【0019】
【考案の効果】
上記の通り、本考案においては、工具本体上に設けられた凹部底面に表示され たバーコードに、カッターの切削条件およびチップ自動交換機への装着条件等が 記録されている。そのため、バーコードを工作機械或いはチップ自動装着機へと 読み取らせるだけで、上記の各条件を、同時に、しかも自動的に設定することが できた。しかも、上記各条件が、常に正確に入力されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す、ピンミラーカッター
の平面図である。
【図2】本考案のピンミラーカッターにおける、II〜
II線に沿う断面図である。
【図3】従来のピンミラーカッターの一例を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 工具本体 2 つば部 3 盗み部 4 チップ取付部 5 チップポケット 6 チップ取付座 7 スローアウェイチップ(チップ) 8 クランプねじ 9 チップナンバー 10 ドライブキー用溝 11 矢印 12 取付穴 13 凹部 14 シール

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板環状をなす工具本体と、この工具本
    体の上下端面内周および内周面に着脱自在に装着された
    スローアウェイチップとを具備してなるインターナル型
    のピンミラーカッターにおいて、前記工具本体上に形成
    された凹部の底面に、バーコードによる表示がなされて
    いることを特徴とするピンミラーカッター。
  2. 【請求項2】 前記バーコードの記録内容として、以下
    の(1)ないしは(4)に示した各条件のうち少なくとも一
    項目が含まれていることを特徴とする請求項1記載のピ
    ンミラーカッター。 (1)前記ピンミラーカッターの切削速度。 (2)前記ピンミラーカッターの送り。 (3)前記スローアウェイチップの材質および形状。 (4)前記スローアウェイチップの前記工具本体への締付
    固定用ねじ穴の位置および深さ。
  3. 【請求項3】 前記凹部が、前記工具本体上の、前記ピ
    ンミラーカッターにおける切削および前記ピンミラーカ
    ッターの駆動源またはチップ自動装着機との着脱と無関
    係で、かつ前記駆動源またはチップ自動装着機に接続さ
    れたバーコード読み取り用スキャナーによる前記バーコ
    ードの読み取りが可能である位置に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のピンミラーカッター。
JP4514491U 1991-05-20 1991-05-20 ピンミラーカツター Pending JPH04130113U (ja)

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JP4514491U JPH04130113U (ja) 1991-05-20 1991-05-20 ピンミラーカツター

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JP4514491U Pending JPH04130113U (ja) 1991-05-20 1991-05-20 ピンミラーカツター

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58196948A (ja) * 1982-05-12 1983-11-16 コモ・ソチエタ・ペル・アツイオ−ニ 工作機械要素用符号化システム
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970722