JP2514614Y2 - ピンミラーカッター - Google Patents
ピンミラーカッターInfo
- Publication number
- JP2514614Y2 JP2514614Y2 JP1991002696U JP269691U JP2514614Y2 JP 2514614 Y2 JP2514614 Y2 JP 2514614Y2 JP 1991002696 U JP1991002696 U JP 1991002696U JP 269691 U JP269691 U JP 269691U JP 2514614 Y2 JP2514614 Y2 JP 2514614Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- chip
- cutter
- order
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Milling Processes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、クランク軸のピン部の
切削に使用される、スローアウエイ式の切刃を有するイ
ンターナル型ピンミラーカッターに関する。
切削に使用される、スローアウエイ式の切刃を有するイ
ンターナル型ピンミラーカッターに関する。
【０００２】
【従来の技術】クランク軸のピン部等の丸切削加工に使
用される工具として、インターナル型ピンミラーカッタ
ー(以下、カッターと略称する。)がある。
用される工具として、インターナル型ピンミラーカッタ
ー(以下、カッターと略称する。)がある。
【０００３】図２は、従来のこの種のカッターを示すも
のである。このカッターは、平板リング状をなす工具本
体１と、この工具本体１に着脱自在に装着されたスロー
アウエイチップ７(以下、チップと略称する。)とから概
略構成されたものであり、上記工具本体１は、外周側か
らつば部２、盗み部３、およびチップ取付部４の三部分
に大別されている。そして、チップ取付部４内周の上下
端面および内周面には、各々チップ取付用の傾斜面と、
これらチップ取付用傾斜面の回転方向に面するチップポ
ケット５とが形成されている。更に、前記チップ取付用
傾斜面上にはチップ取付座６が形成され、チップ取付座
６には各々切削用超硬合金製のチップ７がクランプねじ
８により着脱自在に装着されている。また、前記チップ
取付座６周辺のチップ取付部４には、チップ７の配列順
序を示す記号(チップナンバー９)が、工具本体１の切削
回転方向とは逆の方向に沿って、順番に刻印されてい
る。
のである。このカッターは、平板リング状をなす工具本
体１と、この工具本体１に着脱自在に装着されたスロー
アウエイチップ７(以下、チップと略称する。)とから概
略構成されたものであり、上記工具本体１は、外周側か
らつば部２、盗み部３、およびチップ取付部４の三部分
に大別されている。そして、チップ取付部４内周の上下
端面および内周面には、各々チップ取付用の傾斜面と、
これらチップ取付用傾斜面の回転方向に面するチップポ
ケット５とが形成されている。更に、前記チップ取付用
傾斜面上にはチップ取付座６が形成され、チップ取付座
６には各々切削用超硬合金製のチップ７がクランプねじ
８により着脱自在に装着されている。また、前記チップ
取付座６周辺のチップ取付部４には、チップ７の配列順
序を示す記号(チップナンバー９)が、工具本体１の切削
回転方向とは逆の方向に沿って、順番に刻印されてい
る。
【０００４】一方、つば部２の外周部には、ドライブキ
ー用溝１０と呼ばれる凹部が数箇所設けられている。な
お、つば部２上下面に刻印された矢印１１は、工具本体
１の切削時の回転方向を表示するものである。
ー用溝１０と呼ばれる凹部が数箇所設けられている。な
お、つば部２上下面に刻印された矢印１１は、工具本体
１の切削時の回転方向を表示するものである。
【０００５】上記構成のカッターを工作機械に取り付け
るには、前記ドライブキー用溝１０を駆動源に設けられ
たキーと嵌着させ、更に工具本体１のつば部２に設けら
れた取付穴１２に通したクランプボルトにより工具本体
１と駆動源とを締め付け固定する方法が取られる。そし
て、工具本体１の中央開口部に被削材を配設し、かつ工
具本体１をその軸線回りに回転させるとともに被削材を
半径方向に送り運動させることにより被削材に対する切
削加工が行われる。なお、切削の結果生じた切削屑は、
チップポケット５内で屈曲切断させられた後順次排出さ
れる。
るには、前記ドライブキー用溝１０を駆動源に設けられ
たキーと嵌着させ、更に工具本体１のつば部２に設けら
れた取付穴１２に通したクランプボルトにより工具本体
１と駆動源とを締め付け固定する方法が取られる。そし
て、工具本体１の中央開口部に被削材を配設し、かつ工
具本体１をその軸線回りに回転させるとともに被削材を
半径方向に送り運動させることにより被削材に対する切
削加工が行われる。なお、切削の結果生じた切削屑は、
チップポケット５内で屈曲切断させられた後順次排出さ
れる。
【０００６】上記カッターにおいては、切削の進行に伴
い、チップ７の切刃が摩滅するため、チップ７はチップ
自動交換機等を用い適宜交換されるが、交換直後のチッ
プ７における切刃の切り込み深さは各チップ７により微
妙に異なっているので、これら各チップ７の切り込み深
さを、ある切削条件における最適な値と一致するよう調
整しなければならない。そのための作業としてチップ７
の振れ調整がある。これは、ダイヤルゲージが取り付け
られた台上にカッターを設置し、ダイヤルゲージの先端
が切り込み深さを測定するチップ７の逃げ面に対し垂直
に接するようダイヤルゲージを固定した後、カッターを
切削時における回転方向とは逆の方向に回転させなが
ら、各々のチップ７における切刃の切り込み深さを測定
するものである。切り込み深さの調整は振れ調整および
その結果に基づく、各チップ７の切り込み深さの微調整
により行なわれる。
い、チップ７の切刃が摩滅するため、チップ７はチップ
自動交換機等を用い適宜交換されるが、交換直後のチッ
プ７における切刃の切り込み深さは各チップ７により微
妙に異なっているので、これら各チップ７の切り込み深
さを、ある切削条件における最適な値と一致するよう調
整しなければならない。そのための作業としてチップ７
の振れ調整がある。これは、ダイヤルゲージが取り付け
られた台上にカッターを設置し、ダイヤルゲージの先端
が切り込み深さを測定するチップ７の逃げ面に対し垂直
に接するようダイヤルゲージを固定した後、カッターを
切削時における回転方向とは逆の方向に回転させなが
ら、各々のチップ７における切刃の切り込み深さを測定
するものである。切り込み深さの調整は振れ調整および
その結果に基づく、各チップ７の切り込み深さの微調整
により行なわれる。
【０００７】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカッターにおいては、振れ調整の際、振れ調整の順
番とチップナンバー９の順番とが逆となっていた。その
ため、振れ調整後切り込み深さの微調整を行う際、振れ
調整の順番とチップナンバー９の順番とを合わせること
ができず、振れ調整の順番から特定のチップナンバー９
の番号を知るのに手間がかかったり、また、その際チッ
プナンバー９を間違えることがある等、作業能率を低下
させる要因となっていた。
来のカッターにおいては、振れ調整の際、振れ調整の順
番とチップナンバー９の順番とが逆となっていた。その
ため、振れ調整後切り込み深さの微調整を行う際、振れ
調整の順番とチップナンバー９の順番とを合わせること
ができず、振れ調整の順番から特定のチップナンバー９
の番号を知るのに手間がかかったり、また、その際チッ
プナンバー９を間違えることがある等、作業能率を低下
させる要因となっていた。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本考案は、ピンミラーカ
ッターにおいて、チップの配列順序を示す記号が、カッ
ターの切削回転方向に沿って、順番に刻印されているも
のである。
ッターにおいて、チップの配列順序を示す記号が、カッ
ターの切削回転方向に沿って、順番に刻印されているも
のである。
【０００９】
【作用】本考案においては、チップの配列順序を示す記
号の順番と、前記カッターの切削回転方向とが一致する
ため、振れ調整の順番から特定のチップのチップナンバ
ーを直接知ることが可能となっている。
号の順番と、前記カッターの切削回転方向とが一致する
ため、振れ調整の順番から特定のチップのチップナンバ
ーを直接知ることが可能となっている。
【００１０】
【実施例】以下、図面に基づき、本考案の実施例を更に
詳しく説明する。
詳しく説明する。
【００１１】図１は、本考案のカッターの一実施例を示
す平面図である。なお、図２に示したものと共通する部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
す平面図である。なお、図２に示したものと共通する部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
【００１２】本考案においては、チップ取付座６周辺の
チップ取付部４の端には、チップ７の配列順序を示すチ
ップナンバー９が、図１に示すように、つば部２上下面
に刻印された矢印１１によって表示される工具本体１の
切削回転方向に沿って、順番に刻印されている。そのた
め、振れ調整後、その順番から特定のチップのチップナ
ンバーを直接知ることが可能となった。特に、チップナ
ンバー９の開始地点から振れ調整を行った場合には、振
れ調整の順番とチップナンバー９とが一致し、振れ調整
の順番からチップナンバーをたちどころに知ることがで
きるので、以後、切り込み深さの微調整を行う際の作業
効率を大きく高めることが可能となった。
チップ取付部４の端には、チップ７の配列順序を示すチ
ップナンバー９が、図１に示すように、つば部２上下面
に刻印された矢印１１によって表示される工具本体１の
切削回転方向に沿って、順番に刻印されている。そのた
め、振れ調整後、その順番から特定のチップのチップナ
ンバーを直接知ることが可能となった。特に、チップナ
ンバー９の開始地点から振れ調整を行った場合には、振
れ調整の順番とチップナンバー９とが一致し、振れ調整
の順番からチップナンバーをたちどころに知ることがで
きるので、以後、切り込み深さの微調整を行う際の作業
効率を大きく高めることが可能となった。
【００１３】
【考案の効果】上記の通り、本考案においては、チップ
の配列順序を示す記号の順番と、前記カッターの切削回
転方向とが一致するため、振れ調整の順番から特定のチ
ップのチップナンバーを直接知ることが可能となった。
その結果、振れ調整後の、切り込み深さの微調整におけ
る作業効率が向上した。
の配列順序を示す記号の順番と、前記カッターの切削回
転方向とが一致するため、振れ調整の順番から特定のチ
ップのチップナンバーを直接知ることが可能となった。
その結果、振れ調整後の、切り込み深さの微調整におけ
る作業効率が向上した。
【図１】本考案の一実施例を示す、ピンミラーカッター
の平面図である。
の平面図である。
【図２】従来のピンミラーカッターの一例を示す平面図
である。
である。
１ 工具本体 ２ つば部 ３ 盗み部 ４ チップ取付部 ５ チップポケット ６ チップ取付座 ７ スローアウエイチップ(チップ) ８ クランプねじ ９ チップナンバー １０ ドライブキー用溝 １１ 矢印 １２ 取付穴
Claims (1)
- 【請求項１】 平板環状をなし、その円周方向にスロー
アウエイチップの配列順序を示す記号が刻印された工具
本体と、この工具本体の上下端面内周および内周面に配
されたスローアウエイチップとを具備してなるインター
ナル型ピンミラーカッターにおいて、スローアウエイチ
ップの配列順序を示す記号が、前記ピンミラーカッター
の切削回転方向に沿って、順番に刻印されていることを
特徴とするピンミラーカッター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991002696U JP2514614Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | ピンミラーカッター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991002696U JP2514614Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | ピンミラーカッター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570822U JPH0570822U (ja) | 1993-09-24 |
| JP2514614Y2 true JP2514614Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=11536444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991002696U Expired - Lifetime JP2514614Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | ピンミラーカッター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514614Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0825085B2 (ja) * | 1988-06-10 | 1996-03-13 | 三菱マテリアル株式会社 | スローアウエイ式カッター |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP1991002696U patent/JP2514614Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0570822U (ja) | 1993-09-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960611 |