JPH04128968U - プラグの取付け構造 - Google Patents

プラグの取付け構造

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JPH04128968U
JPH04128968U JP3496391U JP3496391U JPH04128968U JP H04128968 U JPH04128968 U JP H04128968U JP 3496391 U JP3496391 U JP 3496391U JP 3496391 U JP3496391 U JP 3496391U JP H04128968 U JPH04128968 U JP H04128968U
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一郎 金田
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株式会社アツギユニシア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 C字形の止め輪を用いてプラグを取付ける際
の取付け作業性を向上させる。 【構成】 プラグ4の外周部に軸線Oに対して傾斜する
傾斜溝4Bを形成し、この傾斜溝4Bに嵌装させたC字
形の止め輪20を、プラグ4の第1の環状溝4Aとハウ
ジング1の第2の環状溝1Cとの間に移動可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、C字形の止め輪を用いて、ハウジングの孔内にプラグを取付けるた めの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハウジングの孔内にプラグを取付けて成る構造体としては、例えば、アンチロ ックブレーキ装置に組込まれるリザーバ装置がある。このリザーバ装置は、ブレ ーキ液を一時的に貯留するための貯留室を構成するものであり、その貯留室はピ ストンによってハウジングの孔内に画成され、そのハウジングの孔の開口部に取 付けたプラグとピストンとの間にてスプリングを圧縮して、ピストンを貯留室容 積の減少方向に付勢するようになっている。
【0003】 このようなリザーバ装置としては、本出願人の先の出願である実開平2−52 638号に記載されたものである。
【0004】 かかるリザーバ装置は、ハウジングに設けられた大径孔の開口部にプラグを嵌 合させてから、そのプラグの抜け止めをする蓋体をボルトによってハウジングに 固定することにより、プラグを取付ける構造となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述したリザーバ装置におけるプラグの取付け構造は、ハウジング の大径孔内におけるプラグの嵌合状態を保持したままボルトによって蓋体を固定 しなければならず、プラグの取付けの作業性、ひいてはリザーバ装置の組立て作 業性の悪化を招くというおそれがあった。
【0006】 このような問題の解決策としては、C字形の止め輪(一般に「Cリング」と称 される)を用いる方法が考えられる。この場合には、ハウジングの孔の内周部に 環状溝を形成して、その孔内にプラグを挿入した後に、その孔内にC字形の止め 輪を強制的に縮径させた状態で挿入し、そして止め輪の縮径力を解いて前記環状 溝内に嵌合させることによって、プラグの抜け止めを果すようになる。
【0007】 しかし、このような止め輪を用いた取付け構造にあっては、特別の治具を用い て、止め輪を強制的に縮径させたまま、その止め輪の姿勢を保持してハウジング の孔内に挿入しなければならず、その作業性が悪く、依然として改良すべき問題 があった。
【0008】 本考案の目的は、C字形の止め輪を用いて、作業性良くプラグを取付けること ができるプラグの取付け構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案のプラグの取付け構造は、円柱状のプラグの外周部に形成された第1の 環状溝と、前記プラグが嵌合するハウジングの孔の内周部に形成された第2の環 状溝との間に、C字形の止め輪を介在させて前記プラグを取付ける取付け構造に おいて、前記プラグの外周部に、該プラグの軸線に対して傾斜しかつ前記第1の 環状溝に連続すると共に該第1の環状溝よりも深くて前記止め輪が嵌装可能な環 状の傾斜溝を形成し、前記傾斜溝の内部に前記止め輪の回り止めをする突起を設 けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案のプラグの取付け構造は、プラグの外周部に、その軸線に対して傾斜す る環状の傾斜溝を形成し、この傾斜溝内に嵌装させたC字形の止め輪を、プラグ とハウジングとの嵌合部に形成された環状溝内に移動可能とすることにより、プ ラグに止め輪を保持したまま、そのプラグをハウジングの孔内に挿入して回転さ せる簡単な作業をプラグの取付け作業として、その作業性を向上させる。
【0011】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 本実施例は、アンチロックブレーキ装置に組込まれるリザーバ装置のプラグの 取付け構造としての適用例である。
【0013】 図において1はリザーバ装置のハウジングであり、このハウジング1には、小 径孔1Aおよび大径孔1Bが軸線O上に沿って連続的に設けられている。小径孔 1A内には、ピストン2によってブレーキ液の貯留室Rが画成されており、この 貯留室Rは、ハウジング1内に形成された図示しない連通孔によってアンチロッ クブレーキ装置の各構成要素に連通されて、そのアンチロックブレーキ装置の制 御下においてブレーキ液が出し入れされるようになっている。なお、ピストン2 の外周部にはシール部材3Aおよび3Bが嵌装されている。
【0014】 大径孔1B内には、有底二重筒状のプラグ4が後述するC字形の止め輪20に よって取付けられており、そのプラグ4の内側筒内には、ブッシュ5を介してピ ストン2のガイドロッド部2Aが摺動自在にガイドされ、またプラグ4の外側筒 とピストン2との間にはスプリング6が圧縮されて介在されている。また、プラ グ4の中央にはキャップ7が嵌着されている。
【0015】 プラグ4の外周部および大径孔1Bの内周部には、互いに対向する第1および 第2の環状溝4Aおよび1Cが形成されており、これらの環状溝4Aおよび1C の間にC字形の止め輪20が介在することによって、プラグ4が大径孔1B内に 取付けられている。第1の環状溝4Aの深さD1 は、止め輪20の断面形状であ る円の半径よりも若干大きい値となっており、また第2の環状溝1Cは同様の深 さまたは若干小さな深さとなっている。
【0016】 またハウジング1には、第2の環状溝1C内に通じる孔1Dが形成されている 。
【0017】 また、プラグ4の外周部には、プラグ4の軸線(軸線Oと一致する)に対して 傾斜する傾斜溝4Bが形成されている。この傾斜溝4Bは、図1中の下側部分に おいて第1の環状溝4Aと交わり、またその深さD2 は、止め輪20の断面形状 である円の直径(線径)よりも若干大きい値となっている。また、この傾斜溝4 B内において、図2中の下方位置から周方向に若干ずれた位置には、図3に示す ような突起4Cが設けられている。
【0018】 しかして、以上のように構成されたリザーバ装置は、スプリング6によって図 1中の左方に付勢されたピストン2が貯留室R内のブレーキ液の貯留量に応じて 摺動し、このことにより、アンチロックブレーキ装置において所期どおりの機能 を果す。
【0019】 ところで、プラグ4の取付けに際しては、傾斜溝4Bを利用する。
【0020】 すなわち、まず図2および図3に示すように、傾斜溝4B内に止め輪20を嵌 装させて、その両端部20Aおよび20Bの間に突起4Cを位置させる。これに より、止め輪20の一端部20Aは、第1の環状溝4Aと傾斜溝4Bとの交わり 部分に位置することになる。
【0021】 その後、傾斜溝4B内に止め輪20を嵌装させたまま、プラグ4を図2中の左 方へ移動させる。このときは、図2に示すような治具30を用いて、止め輪20 を内方の縮径方向に拘束するとよい。
【0022】 そして、第1および第2の環状溝4Aおよび1Cが対向するまでプラグ4を移 動させて、止め輪20の一端部20Aを第2の環状溝1C内に臨ませる。
【0023】 その後、軸線Oを中心としてプラグ4を回転させる。これにより、止め輪20 は、その他端部20Bがプラグ4の突起4Cによって周方向に押され、その一端 部20Aを先にして、第1および第2の環状溝4Aおよび1C内に移動すること になる。
【0024】 そして、止め輪20が第1および第2の環状溝4Aおよび1C内に完全に移動 したときに、プラグ4の取付けが終了する。
【0025】 一方、プラグ4を取外す場合には、ハウジング1の孔1D内に工具を差込み、 その工具によって止め輪20を傾斜溝4Bの方向に押しながらプラグ4を回して 、止め輪20を傾斜溝4内に移動させる。
【0026】 なお、本考案のプラグの取付け構造は、上述したようなリザーバ装置の他、種 々の装置のハウジングに対するプラグの取付け構造として広範囲に適用すること ができる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のプラグの取付け構造は、プラグの外周部に、そ の軸線に対して傾斜する環状の傾斜溝を形成し、この傾斜溝内に嵌装させたC字 形の止め輪を、プラグとハウジングとの嵌合部に形成された環状溝内に移動可能 とした構成であるから、プラグに止め輪を保持したまま、そのプラグをハウジン グの孔内に挿入して回転させることにより、プラグをきわめて容易に取付けるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示すプラグの取付け作業中の状態を示す
縦断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1A 小径孔 1B 大径孔 1C 第2の環状溝 4 プラグ 4A 第1の環状溝 4B 傾斜溝 20 止め輪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状のプラグの外周部に形成された第
    1の環状溝と、前記プラグが嵌合するハウジングの孔の
    内周部に形成された第2の環状溝との間に、C字形の止
    め輪を介在させて前記プラグを取付ける取付け構造にお
    いて、前記プラグの外周部に、該プラグの軸線に対して
    傾斜しかつ前記第1の環状溝に連続すると共に該第1の
    環状溝よりも深くて前記止め輪が嵌装可能な環状の傾斜
    溝を形成し、前記傾斜溝の内部に前記止め輪の回り止め
    をする突起を設けたことを特徴とするプラグの取付け構
    造。
JP3496391U 1991-05-17 1991-05-17 プラグの取付け構造 Expired - Lifetime JP2536124Y2 (ja)

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JPH04128968U true JPH04128968U (ja) 1992-11-25
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