JPH04128296A - 生理活性物質pi―200,201 - Google Patents

生理活性物質pi―200,201

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JPH04128296A
JPH04128296A JP2276027A JP27602790A JPH04128296A JP H04128296 A JPH04128296 A JP H04128296A JP 2276027 A JP2276027 A JP 2276027A JP 27602790 A JP27602790 A JP 27602790A JP H04128296 A JPH04128296 A JP H04128296A
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JP
Japan
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chloroform
physiologically active
reaction
active substance
color
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Pending
Application number
JP2276027A
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English (en)
Inventor
Akira Kawashima
朗 川嶋
Yuko Kishimura
岸村 祐子
Terumi Kagamizono
鏡園 輝美
Kazunori Hanada
和紀 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は血小板凝集抑制作用を有する生理活性物質に関
する。
従来の技術 本発明の生理活性物質と同一の理化学的性質を有する物
質の存在は現在まで知られていない。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、血小板凝集抑制作用を有する新規な生
理活性物質を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明者らは前記目的の達成のために多数の菌株を土壌
より分離し、その菌株の培養物について種々検討した結
果、ある種の菌株の生産する化合物が強い血小板凝集抑
制作用を有することを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記の理化学的性質を有する生理活
性物質である(以下、生理活性物質PI200と称する
。)。
(a)元素分析値 C76,48%、 H10,16%、 013.36%
(b)分子量 :262 (FABマススペクトルによる) (c)比旋光度 [α]二 =+10.3°(c=0.5.クロロホルム
)(d)紫外線吸収スペクトル (e>赤外線吸収スペクトル クロロホルム中で測定した結果を第1図に示す。
(f’)’H−NMRスペクトル 重クロロホルム中、200MHzで測定した結果を第2
図に示す。
(g)溶剤に対する溶解性 不溶: 水 可溶:メタノール、エタノール、酢酸エチル、ベンゼン
、クロロホルム (h)呈色反応 陰性:ニンヒドリン、塩化第二鉄反応 陽性:ヨード反応、硫酸 (i)塩基性、酸性、中性の区別:中性(j)物質の色
と形状:淡黄色油状物質また、本発明は下記の理化学的
性質を有する生理活性物質である(以下、生理活性物質
PI−201と称する。)。
(a)融点=138〜140℃ (b)元素分析値 C72,17%、 H10,00%、 017.83%
(c)分子量=280 (FABマススペクトルによる) (d)比旋光度 [αコニ’=−98,4°(C=0.5.クロロホルム
)(e)紫外線吸収スペクトル (f’)赤外線吸収スペクトル クロロホルム中で測定した結果を第3図に示す。
(g)’H−NMRスペクトル 重クロロホルム中、200MHzで測定した結果を第4
図に示す。
(h)溶剤に対する溶解性 不溶二 水 可溶:メタノール、エタノール、酢酸エチル、ベンゼン
、クロロホルム (i)呈色反応 陰性:ニンヒドリン、塩化第二鉄反応 陽性:ヨード反応、硫酸 (j)塩基性、酸性、中性の区別:酸性(k)物質の色
と形状:白色粉末状物質本発明の生理活性物質PI−2
00及びPI−201を生産する菌株は、本発明者らが
埼玉県浦和市の土壌より新たに分離した菌株であり、微
生物の名称’ Streptomyces−sp、 A
−7498J及び微生物寄託番号1微工研菌寄第115
37号(FERM P−11537) 、として、工業
技術院微生物工業技術研究所に寄託されている。
この菌株の菌学的性状を以下に示す。
(1)形態 栄養菌糸は合成寒天培地及び天然寒天培地においてよく
発達し、不規則に分枝する。また、隔壁は認められない
、胞子はイースト・麦芽寒天培地及びオートミール寒天
培地などで栄養菌糸より伸長した気菌糸の先端に良好に
形成される。顕微鏡で観察すると、胞子形成菌糸の分枝
方法は単純分枝で胞子は螺旋状を呈する。胞子は通常1
0個以上連鎖し、表面はこぶ状である。胞子の形状は、
球形から亜球形でその大きさは0.9〜1.1μmであ
る。
菌核、胞子のう、べん毛胞子は観察されない。
(り培地上での生育状態 各種培地上で、28℃、14日間培養した場合の肉眼に
よる観察結果を第1表に示した。
第 表 (3)生理的性質 ■生育温度範囲 イースト・麦芽エキス培地で24〜33℃の範囲で良好
に生育する。 18℃以下、37°C以上の温度範囲で
は生育しない。
■生化学的性質 a)好気性、嫌気性の区別; b)ゼラチンの液化; C脱脂乳の凝固; d脱脂乳のペプトン化; eスターチの加水分解; fメラニン様色素生成; g細胞壁の型; ■炭素源の利用 (ブリドハム・ゴドリーブ寒天培地上)利用する:L−
アラビノース、D−グルコース。
D−キシロース、D−フラクトース。
イノシトール、D−マンニット。
シュクロース、L−ラムノース。
ラフィノース 以上の性状から本菌株がストレプトミセス属に属するこ
とは明らかであり、上記諸性状を1.SF3「ジ・イン
ターナショナル・ストレプトミセス・プロジェクト1.
バージ−著「マニュアル・才ブ・シスマチック・バクテ
リオロジー」第4巻(1989好気性 陽性 陽性 陽性 陽性 陰性 I型 年)及びワックスマン著1シ・アクチノミセテス。
第2巻(1961年)に報告されている多くの既知菌株
と比較した結果、本菌株はストレプトミセス・アンチマ
イコテックス(Streptomyces antim
ycoti−cus)に最も近い性状を示していた。し
かし、文献値と培地上での生育状態などで若干の相違が
認められ種を決定するまでには至らなかったので、本菌
株をストレプトマイセス・エスピー・A−7498(S
treptomyces−sp、 A−7498)と命
名した。
生理活性物質PI−200及びPI−201の生産は、
大略一般の発酵生産物を生産する場合に準じ、各種の栄
養物質を含む培地で本菌株を好気的条件下で培養するこ
とにより行なう。
培地は主として液体培地を用い、戻素源としてはグルコ
ース、シュクロース、廃糖蜜、スターチなどを単独又は
混合して用いる。窒素源としては肉エキス、オートミー
ル、酵母エキス、大豆粉、ポリペプトンなどを単独また
は混合して用いる。
その他、本菌株の生育を助は生理活性物質PI−200
及びPI−201の生産を促進する有機物及び無機塩を
必要により添加することができる。
消泡剤としては、アデカノール、シリコンなどを用いる
ことができる。
培養方法は振とう培養、通気撹拌培養などの好気的培養
が適しており、pH4〜8.25〜35℃で2〜50間
、望ましくはpH6〜7.25〜28℃で3日間培養す
る。
この培養により生産きれた本発明の生理活性物質を単離
するには発酵生産物を採取する一般的な方法に準じて行
えばよい。本発明の生理活性物質は主に培養液中に蓄積
されるので、例えは次の方法が効果的である。
すなわち、培養終了後、遠心分離又は濾過により培養液
を得、ポリスチレン樹脂に吸着させた後、低級アルコー
ル、アセトンなどの有機溶媒で本発明の生理活性物質を
溶出させる。菌体はアセトンなどの有機溶媒で溶出する
次いでこの菌体抽出液及び吸着樹脂からの溶出液を合わ
せて濃縮後、酢酸エチル、ベンゼン、クロロホルムなど
の非水溶性有機溶媒に転溶し、これを濃縮してシロップ
状とする。
このシロップを再度ベンゼン、酢酸エチル、アセトン、
メタノール、クロロホルムなどの有機溶媒に溶解し、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー、ゲルFAカラムク
ロマトグラフィー及び高速液体カラムクロマトグラフィ
ーに付すことにより、本発明の生理活性物質を精製、!
!離することができる。
発明の効果 本発明の生理活性物質は、血小板凝集に対し優れた抑制
作用を有するので、血栓症などの治療薬として有用であ
る。
実施例 次に、実施例及び試験例を挙げて本発明を具体的に説明
する。
(実施例) (1)クルコース2%、オートミール2%、肉エキス0
.3%、食塩0.3%、硫酸第二鉄0.04%、塩化マ
ンガン0.04%からなるpH7の無菌液体培地にスト
レプトミセス・エスピー・A−7498株を接種し、2
8°Cで72時間回転培養し種培養液とした。
次に、内容−ffi5j2のジル−ファーメンタ−を用
いて、種培養と同じ組成の無菌培地31に前記種培養液
100dを接種し、28°Cで72時間撹拌通気培養し
た。
培養終了後、6基分181を遠心分離機で上清と菌体に
分け、菌体は10Ilのアセトンを加え抽出した。上清
は、ダイヤイオンHP−20(ポリスチレン樹脂の商品
名、三菱化成社製)のカラム(容量900m4! )に
吸着させた後、精製水1.8J2で洗浄後、アセトン1
.81で活性物質を溶出した。菌体由来のアセトン抽出
液と上清由来のアセトン溶出液を合わせ、アセトン留去
後、残渣を残渣の半量の酢酸エチルで2回抽出した。こ
の酢酸エチル画分を無水硫酸ナトリウムで脱水後、濃縮
乾固し、褐色の油状物質18.7 gを得た。
(2)前項(1)で得られた油状物質をクロロホルム2
Mに溶解し、シリカゲルを充填したカラム(容量o、s
tt、溶媒:クロロホルム)に吸着させた。
クロロホルム1.6にで洗浄後、クロロホルム−メタノ
ール(99:1)の混合溶媒で溶出される区分を除いた
0次いで、クロロホルム−メタノール(98:2)の混
合溶媒で溶出を行い、濃縮乾固することにより700m
gの褐色油状物質を得た。得られた試料をn−ヘキサン
−クロロホルム−メタノール(5:5:1)で調製した
セファデックスLH−20(商品名、ファルマシア社製
)にてゲルFAを行い、活性区分を集めて濃縮乾固し、
淡褐色油状物質135mgを得た。
(3)前項(2)で得られた油状物質135sngをア
セトニトリル135−に溶解し、以下の条件で行った高
速液体カラムクロマトグラフィーの試料とした。
カラムサイズ  10<i! X 250mm担体  
    ODSシリカゲル (MMC−AQ 、山村化学社製) 溶媒組成    75%アセトニトリル、25%水流速
      4.5me / min。
温度      50℃ 検出波長    215nm 装置      ウォーターズ M −600保持時間
5.0〜6.1分の画分を分取し、9a+gの生理活性
物質PI−201を得た。
また、保持時間11.4〜13.1分の画分を分取し、
22mgの生理活性物質PI−200を得た。
(試験例) 血小板凝集阻害作用 (1)血小板の調製法 体重2.0〜2.5kgの雄家兎の総頚動脈より採血し
、血液量の10分の1容の3.8%クエン酸ナトリウム
溶液を加えて軽く混和し、1300X gで2分間遠心
分離した上清を多血小板血漿(以下、’PRP」という
)とした、沈渣を更に1600X gで10分間遠心分
離して得られた上清を乏血小板血漿(以下、’P P 
P、という)とした。
(2)凝集惹起剤の調製法 あらかじめアラキドン酸(シグマ社製)はエタノールで
、アデノシンニリン酸又はコラーゲン(京都第一化学社
製、アグリバック)は生理食塩水で所要濃度に希釈し、
前記成分を個別に含む凝集惹起剤を調製した。
(3)血小板凝集阻害活性測定法 200PflのPRPを採り、PPPとの吸光度の差を
一定にした後、メタノールにて所要濃度に調製した本発
明の生理活性物質をPRPに加え、撹拌した。対照はメ
タノールのみを使用した。次いで、上記凝集惹起剤(最
終濃度:アラキドン酸の場合0.1mM、アデノシンニ
リン酸の場合5μM。
コラーゲンの場合10Pg/me)を添加し、吸光度の
変化を二元バイオサイエンス社プレイドレットアグリゲ
ーション トレーサー 4A型血小板凝集計を用い、ボ
ーン等の比濁法[Born、 J、 Physiol、
 、第168巻第178ページ(1968年)コにより
測定し、本発明の生理活性物質の50%血小板凝集阻害
濃度(rcis値)を求めた。
その結果を第2表に示す。
第 表
【図面の簡単な説明】
第1図はクロロホルム中で測定した生理活性物質PI−
200の赤外線吸収スペクトル、第2図は重クロロホル
ム中、200M)lzで測定した生理活性物質PI−2
00の’H−NMRスペクトルを示す。第3図はクロロ
ホルム中で測定した生理活性物質PI−201の赤外線
吸収スペクトル、第4図は重クロロホルム中、200M
Hzで測定した生理活性物質PI−201の’H−NM
Rスペクトルを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の理化学的性質を有する生理活性物質 (a)元素分析値 C76.48%、H10.16%、O13.36% (b)分子量:262 (FABマススペクトルによる) (c)比旋光度 [α]^2^5_D=+10.3°(c=0.5、クロ
    ロホルム) (d)紫外線吸収スペクトルUVλ^M^e^O^H_
    m_a_xnm(ε);212(2025) (e)赤外線吸収スペクトルクロロホルム中で測定した
    結果を第1図に示す。 (f)^1H−NMRスペクトル重クロロホルム中、2
    00MHzで測定した結果を第2図に示す。 (g)溶剤に対する溶解性 不溶:水 可溶:メタノール、エタノール、酢酸エチ ル、ベンゼン、クロロホルム (h)呈色反応 陰性:ニンヒドリン、塩化第二鉄反応 陽性:ヨード反応、硫酸 (i)塩基性、酸性、中性の区別:中性 (j)物質の色と形状:淡黄色油状物質
  2. (2)下記の理化学的性質を有する生理活性物質 (a)融点:138〜140℃ (b)元素分析値 C72.17%、H10.00%、O17.83% (c)分子量:280 (FABマススペクトルによる) (d)比旋光度 [α]^2^5_D=−98.4°(c=0.5、クロ
    ロホルム) (e)紫外線吸収スペクトル UVλ^M^e^O^H_m_a_xnm(ε);21
    0(2044) (f)赤外線吸収スペクトルクロロホルム中で測定した
    結果を第3図に示す。 (g)^1H−NMRスペクトル重クロロホルム中、2
    00MHzで測定した結果を第4図に示す。 (h)溶剤に対する溶解性 不溶:水 可溶:メタノール、エタノール、酢酸エチル、ベンゼン
    、クロロホルム (i)呈色反応 陰性:ニンヒドリン、塩化第二鉄反応 陽性:ヨード反応、硫酸 (j)塩基性、酸性、中性の区別:酸性 (k)物質の色と形状:白色粉末状物質
JP2276027A 1990-06-20 1990-10-15 生理活性物質pi―200,201 Pending JPH04128296A (ja)

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