JPH04127549U - ベルト走行路用荷重支持装置 - Google Patents

ベルト走行路用荷重支持装置

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JPH04127549U
JPH04127549U JP3323491U JP3323491U JPH04127549U JP H04127549 U JPH04127549 U JP H04127549U JP 3323491 U JP3323491 U JP 3323491U JP 3323491 U JP3323491 U JP 3323491U JP H04127549 U JPH04127549 U JP H04127549U
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belt
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water
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support device
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哲志 御室
邦雄 間所
弘之 高田
光郎 上田
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株式会社明電舎
三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルト走行路用荷重支持装置において、ベル
ト走行方向の左右側にその外部への水の流出を防止する
ために設けられている水切りシールの摩耗を減らし長寿
命を保たせ、保守・点検の労力を軽減させることを目的
とする。 【構成】 支軸2に回動可能に設けられた可動部材3に
ベルト22と所定角をもって接するスクレーパ4を取り
付ける。そしてこの可動部材3をアクチエータ5で回動
操作する。可動操作はベルトの走行速度が0から低領域
ではスクレーパをベルトに接触するように回動させ、高
速領域になったときに時計方向に操作してベルトとより
引き離す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用タイヤ又はシャーシダイナモメータの如き自動車性能の 試験に使用される路面を模擬したベルト走行用の荷重支持装置に関し、特に液圧 を利用した荷重支持装置の水切りシールに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用タイヤの走行試験や、又は自動車の走行性能試験用として、平坦な路 面を模擬した無端ベルトが使用されている。この無端ベルト(以下、ベルトと略 称する)は、その中央部でタイヤに加わる荷重を支える必要があり、タイヤ載置 部分に荷重支持装置が設けられている。この荷重支持装置は、ベルトの走行を円 滑に支持するため、一般には水又は油等の液体をベルトの接触面に供給して支持 する機能を備えている。
【0003】 図2および図3はこの基本構成を示す正面図および平面で、2つのローラ20 ,21と、このローラ20と21間に張設された薄い鋼帯による可撓性のベルト 22と、このベルト22の略中間で、タイヤ25が載置される部位のベルトの下 面側(裏側)に設置され、タイヤ25に加わる荷重を支えるベルト走行路用の荷 重支持部24とを備え、自動車等のタイヤを試験する場合は、その駆動輪のタイ ヤ25をベルト22上に載置し、タイヤに荷重を加えて路面を模擬したベルト走 行路に圧縮し、その変形又はスリップ角、或はキャンバー角を与えて圧縮した場 合の変形およびローラの駆動トルク等を計測して対路面タイヤの試験を行う。
【0004】 また、シャーシダイナモメータ用として自動車等の走行性能を測定する場合は 、全駆動輪を、路上を模擬したベルト上に乗せ、ローラ20,21の回転軸23 にトルクメータ,フライホイール,直流式ダイナモメータ等を連結して、ベルト 上で自動車を走らせ、実際に道路上を走る時に発生する負荷を自動車に与え、様 々な運転パターンによるエンジンの燃費や動力性能,耐久試験等を行う。
【0005】 上記の荷重支持部24は、駆動輪のタイヤ25に加わる荷重を支え、しかもベ ルト22の走行を円滑に行う必要があり、試験装置の重要な部分であるため、こ れに適した種々の装置が提案されている。
【0006】 一般的には、ベルトとの接触面側に、給水孔26より水を供給して、この水を 荷重支持部24のベルト対向面に設けたポート又は溝より成る出水口27から出 水する水の動圧又は静圧を利用してベルトの円滑な走行を行わせる方法が採られ ている。
【0007】 また、荷重支持部24は水を使用するため、ベルトの走行中には、供給された水 が荷重支持部24のベルト走行方向の前後および左右に飛散するため図3に示す ように水の飛散を防止するための水切りシール28および29が設けられており 、更に荷重支持部24で使用した水は、水受カバー30内に受け、排水口31を 介して図示省略した水溜に一旦溜めた後、ポンプで再度給水孔26に給水し、水 を循環させて使用している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
静圧と動圧を利用した此の種の荷重支持装置は、ベルトの始動開始にベルトと 荷重支持部24間にある程度の高圧水を供給してベルトを浮上させ、ベルトと荷 重支持部24の間に隙間を作って走行させ、ベルトの走行により動圧が発生する 段階で、水圧を下げてベルトにかかる荷重を支持するものであるが、ベルトの始 動時には高い圧力の水を大量に供給されるため、支持装置部24の外部、特にベ ルト両側方(水切りシール29側)に水が飛散するので、これを防止する完全な シール機構を必要とする。
【0009】 図3のものは、この水切りシールに硬質のフェルトが使用されている。しかし 、フェルトは硬質でもベルトの回転速度は速く、且つ波打って走行するため、フ ェルトの摩耗ははげしく短期間で取り替えなければならず、またフェルトは繊維 により作られているため、摩耗して分離した繊維が循環する水の中に混入し、供 給水管系路を詰まらせるため、濾過機を必要とする。濾過機を使用すれば濾過機 の洗浄を頻繁に行う必要が生ずる等保守、点検に多大な労力を要するという問題 があった。
【0010】 以上の点に鑑み、本考案は摩耗の少ないシール機構を提供することを目的とす る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案における上記の課題を解決するための手段は、2つの回転ドラム間に張 設されて走行する無端ベルトを、そのベルトの中間部上面に加わる荷重をベルト の下面で支える支持装置であって、その支持部のベルト対向面に複数の出水口を 設け、且つ前記ベルトの下面側で荷重支持部の前後、左右側に水切りシールを備 え、前記出水口に液体を供給してベルトの荷重を支持する荷重支持装置において 、前記水切りシールの左右側シールを、自由端側がベルトと接離自在な薄板より 成るスクレーパと、該スクレーパの基端側を取り付けスクレーパの接離動作をな す可動部材と、該可動部材を前記液体の供給圧力に応動して操作するアクチエー タとで構成する。
【0012】
【作用】
ベルト走行路では、停止から低速域では荷重支持部の出水口より所定の水圧の 水が供給され、ベルトに加わる荷重を圧力水で支持するが、この領域ではアクチ エータを作動させてスクレーパをベルトの下面に接触させ、ベルトの下面に当て 側方に流出する水を切り落とす。また、ベルトの走行速度が上昇し、水のせん断 による応力(動圧)が発生する速度域に達したときは、水の供給圧力を下げ、供 給量が減らされるが、この領域になったとき、アクチエータを作動させてスクレ ーパをベルトから引き離す。
【0013】
【実施例】 以下、本考案を図1に示す一実施例に基づいて説明する。なお、図2と同一名 称又は同効の部分には図2と同じ符号を付して説明を省略する。しかして、本考 案は、図3のベルト走行方向左右側の水切りシール29部分の改良に関し、1は 本考案のシール機構で該シール機構1は、支軸2に回動自在に取り付けられた可 動部材3と、該可動部材3に基端側が取り付けられ、自由端側がベルト22の下 面に対向させたサイド側のスクレーパ4と、可動部材3を回動させるアクチエー タ5と、該アクチエータ5を操作する液圧又は空気圧を供給する供給管6により 構成されている。そしてこのシール機構1は水受カバー30か又は荷重支持部2 4に固設されている。上記のスクレーパ4は、例えば、1mm以下の薄い合成樹 脂の板で形成されている。
【0014】 次に動作を説明すると、此の種の荷重支持装置は、ベルトの始動時には、荷重 支持部24の給水孔26から比較的高い圧力の水が供給され出水口27からの水 の噴出圧力でベルトを浮上させた状態でベルトの走行始動が開始される。このと き、出水口27より噴出する水圧は高く水量も多く、且つベルトが静止している ので、水はベルトの両側方向に強く大量に飛散する。そしてベルトがある程度加 速すると、水の動圧が働き水の供給量を少なくすることができる。このとき、水 のほとんどはベルト下面側に付着してベルトの走行方向に誘導される。従ってベ ルトの側方には飛散しなくなる。特に荷重支持部24からはみ出ているベルトの 側端部には水分はなくなる。
【0015】 以上のような運転状態に着目し、本考案は、供給水圧が高いときは、その圧力 に連動させてアクチエータ5を作動させ、作動軸8を介して可動部材3に反時計 方向の回動力を与え、スクレーパ4をベルトの下面側に接するようにして側方へ の水の流出を止める。次に供給水圧が低下したときは、それに連動させてアクチ エータ5により可動部材3を時計方向に回動してスクレーパ4をベルトに接触し ないようにする。図中7は覆い板を示す。
【0016】 なお、図1に示す実施例においては、アクチエータで可動部材を回動させてス クレーパをベルトから接離するようにしているが、アクチエータでスクレーパを 直接上下させるようにしてもよく、また、アクチエータは、前記荷重支持部への 供給水圧をそのまま利用してもよく、また供給水圧に応動させた油圧又は空気圧 でもよく、更に、モータを利用した電動アクチエータでもよい。要はサイドスク レーパを可動可能にできればよい。また、水を荷重支持部に供給する場合につい て説明したが油でも良いことは勿論である。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上のように、ベルトの走行速度が低く供給水圧が高く供給水量が多 いときは、スクレーパはアクチエータによってベルトに接触させられる以外に、 荷重支持部とベルト間から側方に噴出される水圧によっても圧接力が働くので外 部への水の流出は完全に防止され、また、走行速度が速くなると、動圧が働くた め供給水圧を低くすることができ、ベルトに付着してベルトの走行方向に引かれ るため、ベルトの側方への水の流出が少なくなり、スクレーパをベルトから離す ことができる。更に、スクレーパがベルトに接触しているときは、ベルトの走行 速度が低いときのみであり、しかもこのときはベルトの裏面側全面が多量の水膜 で覆われているのでスクレーパがベルトに接していても、摩耗は極めて少ない。 また、高速で供給水量が少なく、ベルトの両側端部のスクレーパが接する部分に 水膜の形成がないときはスクレーパはベルトから離れているのでスクレーパの摩 耗は極端に減少し、常時スクレーパがベルトに接している場合と比較するとスク レーパの寿命は数十倍のびた。更にフェルトを使用しないので、従来のように、 供給水の取り替えや濾過機の設置等の必要がなくなる等極めて優れた効果を発揮 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部断面図。
【図2】ベルト走行路用荷重支持装置の基本構成図。
【図3】図2の平面図。
【符号の説明】
1…シール機構 2…支軸 3…可動部材 4…スクレーパ 5…アクチエータ 6…給水管 7…覆い板 8…作動軸 20,21…ドラム 22…無端ベルト 24…荷重支持部 30…水受カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高田 弘之 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 上田 光郎 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの回転ドラム間に張設されて走行す
    る無端ベルトをそのベルトの中間部上面に加わる荷重を
    ベルトの下面で支える支持装置であって、そのベルトと
    の対向面に複数の出水口を設け、且つ前記ベルトの下面
    側で荷重支持部の前後、左右側に水切りシールを備え、
    前記出水口に液体を供給してベルトの荷重を支持する荷
    重支持装置において、前記水切りシールの左右側シール
    を、自由端側がベルトの下面に対向し該ベルトと接離操
    作される薄板より成るスクレーパと、該スクレーパの基
    端側を取り付けスクレーパの接離動作をなす可動部材
    と、この可動部材を前記液体の供給圧に応動して操作す
    るアクチエータとで構成したことを特徴とするベルト走
    行路用荷重支持装置。
JP3323491U 1991-05-14 1991-05-14 ベルト走行路用荷重支持装置 Expired - Lifetime JP2518108Y2 (ja)

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