JPH04127150A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH04127150A
JPH04127150A JP2247100A JP24710090A JPH04127150A JP H04127150 A JPH04127150 A JP H04127150A JP 2247100 A JP2247100 A JP 2247100A JP 24710090 A JP24710090 A JP 24710090A JP H04127150 A JPH04127150 A JP H04127150A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は露光技術に関し、例えば半導体集積回路装置の
フォ)・リソグラフィ工程に適用して有効な技術に関す
るものである。
〔従来の技術〕
半導体集積回路の高集積化が進み、回路素子や配線の設
計ルールがサブミクロン・オーダーになると、g線、1
線などの光を使用してマスク上の回路パターンを半導体
ウェハ上に転写するフォトリソグラフィ工程では、ウェ
ハ上に転写される回路パターンの精度の低下が深刻な問
題と−なるでくる。例えば、第]−J図(a)に示すよ
うなマスク20に形成された透過領域P、、p、、およ
び遮光領域Nからなる回路パターンをウェハ上に転写す
る場合、遮光領域Nを挟む一対の透過領域P、、P2の
それぞれを透過した直後の光りの位相は、同図(b)に
示すように同相であるため、ウェハ上の本来は遮光領域
となる箇所で二つの光が干渉して強め合い(同図(e)
)、その結果同図(d)に示すように、ウェハ上におけ
る投影像のコントラストが低下するとともに焦点深度が
浅くなり、パターン転写精度が大幅に低下してしまうこ
とになる。
このような問題を改善する手段として、マスクを透過す
る光の位相を変えることによって投影像のコントラスト
の低下を防止する位相シフト技術が提案されている。例
えば日本特公昭62−59296号公報には、遮光領域
を挟む−iの透過領域の一方に透明膜を設け、露光の際
に二つの透過領域を透過した光の間に位相差を生じさせ
ることによって、その干渉光がウェハ上の本来は遮光領
域となる箇所で弱め合うようにする位相シフト技術が開
示されている。すなわち、第】K図(a)に示すような
マスク21に形成された回路パターンをウェハ上に転写
する際、遮光領域Nを挟む一対の透過領域p】、p2の
いずれか一方に所定の屈折率を有する透明膜22をy+
づる。そして、この透明膜52の膜厚を適当に調整する
ことにより、透過領域P、、P2のそれぞれを透過した
直後の光は、同図(1))に示すように180度の位相
差が生じるため、ウェハ上の遮光領域Nではこれらの光
が干渉して弱め合う (同図(C))。その結果同図(
d)に示すように、ウェハ上における投影像のコントラ
ストが改善され、解像度および焦点深度が向上し、マス
ク21に形成された回路パターンの転写精度が良好とな
る。
また、日本特開昭62−67514号公報には、マスク
の遮光領域の一部を除去して微細な開口パターンを形成
17た後、この開口パターンまたはその近傍に存在する
透過領域のいずれか一方に透明膜を設け、透過領域を透
過した光と開口−パターンを透過した光との開に位相差
を生じさせることによって、透過領域を透過した光の振
幅分布が横方向に広がるのを防止する位相シフト技術が
開示されている。
このような一つのマスク上に通常のパターン(主パター
ン)とそれと反転した位相を与えるシフタ・パターン(
随伴パターン、相補パターン)を設けた位相シフl−法
を本願明細書では、「オン・マスク位相シフト法」と、
特に位相シフト量が(2n+1)π、(ここで、nは整
数)のとき「オン・マスク位相反転シフト法」というこ
とにする。
更に、日本特開昭60−109228号には、投影露光
のスループットを向上させるために2つのマスクを同時
に照明し、それによって1つのウェハの別々のチップに
対応する部分を同時に露光する方法が開示されている。
 なお、 日本特開昭60−107835号には、1つ
の露光光を2つに分割し、それにより同一パターンを有
する2つのマスクの同一部分を照明し、それらを合成し
てウェハを露光することによりマスクの欠陥が片方にあ
っても問題なく露光する技術が示めされてぃる。
しかしながら、これら2つはマスク・パターン上の欠陥
がウェハ上に転写されることを防止したり、スループッ
トを向上する上では有効であるが、解像度の向上に関し
ては、全く効果がない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者の検討によれば、マスクの透過領域の一部に透
明膜を設け、そこを通過する光とその近傍の透過領域を
通過する光との間に位相差を生じさせる上記従来の位相
シフト技術は、マスクの製造に多大な時間と労力とを要
するという問題がある。
すなわち、集積回路パターンが形成された実際のマスク
は、様々なパターンが複雑に配置されているため、透明
膜を配置する場所の選定が極めて困難となり、パターン
設計に著しい制約が生じる。
またマスクに透明膜を設けた場合は、集積回路パターン
の欠陥の有無を検査する工程に加えて透明膜の欠陥の有
無を検査する工程が必要と−なるので、マスク検査工程
が非常に煩雑になる。さらにマスクに透明膜を設けた場
合は、マスクに付着する異物も増えるため、清浄なマス
クを作成することが困難である。
本発明の一つの目的は、上記した問題点を解消した位相
シフト技術を提供することにある。
本発明の一つの目的は、被露光面に段差があっても、各
段差を有する平面に対して、−度の露光で最良の像面を
与えることができる縮小投影露光技術を提供することに
ある。
本発明の一つの目的は、紫外及び遠紫外光による微細パ
ターンの露光限界を更に微細域まで延長できる投影露光
技術を提供することにある。
本発明の一つの目的は、2つのマスク・パターンを合成
して露光できる投影露光技術を提供することにある。
本発明の一つの目的は、光源の干渉可能な距離が短かい
場合にも、2つのマスク・パターンを合成干渉させて投
影露光することができる縮小投影露光技術を提供するこ
とにある。
本発明の一つの目的は、位相シフト法を用いた集積回路
の製造に有用なマスク・パターン・レイアウト技術を提
供することにある。
本発明の一つの目的は、位相シフト法等を用いたSRA
M等の製造に有用な投影露光技術を提供することにある
本発明の一つの目的は、露光波長と同程度の微細な寸法
を有するDRAM等の高集積半導体集積回路装置の製造
に有用な露光技術を提供することにある。
本発明の一つの目的は、周期的微細パターンの露光に有
効な投影露光技術を提供することにある。
本発明の一つの目的は、エキシマ・レーザ露光技術に応
用して有効な投影露光技術を提供することにある。
本発明の一つの目的は、位相シフト法に用いるマスクの
検査に有用なマスク検査技術を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち1.代書的なものの
概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本願の一発明は、遮光領域および透過領域からなる所定
のパターンが形成されたマスクに光を照射し、前記マス
クの透過領域を透過した光を被照射試料上に照射するこ
とによって、前記マスクに形成された所定のパターンを
前記被照射試料上に転写する際、光源から発生する光を
二つの光に分割し、前記二つの光のそれぞれが前記マス
クに達するまでの光路長を変えることによって、前記マ
スクの異なる箇所を通過した直後の二つの光の位相を互
いに逆相とし、その後前記二つの光を合成して前記被照
射試料上に照射する露光方法である。
〔作用〕
上記した手段によれば、マスクの異なる箇所を通過した
直後の二つの光の位相を互いに逆相とし、その後前記二
つの光を合成して被照射試料上に照射することにより、
マスク上の所定の透過領域を透過した一方の光とマスク
上の他の透過領域を透過したもう一方の光とが被照射試
料上において近接して配置される箇所では、それらの境
界領域で二つの光が干渉して弱め合う結果、投影像のコ
ントラストが大幅に改善される。
〔実施例〕
以下の本発明の詳細な説明は便宜上、複数の項にわけて
行うが、各実施例は別々のものではなく、単一の!l!
明に関する工程の一部又は変形例等にあたる。従って、
特に必要である場合をのぞき重複部分の説明は行わない
。更に、以下の実施例で使用する参照番号に関して、下
2桁が同一の番号であるものは、特にことわらないかぎ
り、同−又は類似の構造又は機能を果すものとする。
(1)実施例・1 第1A図は、本発明の実施例・1のIである露光装置の
位相シフト機構1を示している。
位相シフト機構1は、露光装置の光源2と被照射試料3
との間に設けられたビームエクスパンダ4、ミラー5,
6,9、ハーフミラ−7,8、コーナーミラーlO1こ
のコーナーミラー10を微小駆動する光路長可変機構1
1、二対のレンズ12a、12b、縮小レンズ13等か
らなる光学系により構成される。この光学系のアライメ
ント系には、前記被照射試料3に転写されるパターンの
原画が形成されたマスク14が位置決めされる。
マスク14は、例えば半導体集積回路装置の製造工程で
使用するマスク(レチクル)であり、被照射試料3は、
例えばシリコン単結晶からなる半導体ウェハである。
光源2から発生I7た1線(波長365nm)などの光
りは、ビームエクスパンダ4によって拡大され、次いで
ミラー5を介してマスク14の主面と垂直な方向に屈折
された後、光路の途中に設けたハーフミラ−7を介して
直進する光り、とこれと直交する方向に進む光L2とに
二分割される。
光L2はミラー9およびコーナーミラー10を介して屈
折され、光L1とは異なる経路を通ってマスク14の別
の箇所に照射される。マスク14の異なる箇所を透過し
た二つの光Ll、L2は、レンズ12a、12bを通過
した後、ミラー6およびハーフミラ−8を介して一つの
光L′に合成された後、縮小レンズ13により縮小され
、XYテーブル15上に位置決めされた被照射試料3上
に照射される。
上記位相シフト機構lにおいては、ハーフミラ−7を通
過してからマスク14に至るまでの二つの光LI+  
L2の光路長が異なるため、マスク14の主面からコー
ナーミラー10までの高さ(光L2の光路長)を変える
ことによって、マスク14を通過した直後の二つの光り
、、L2の間に所望の位相差を生じさせることができる
。例えばマスク14を通過した直後の二つの光り、、L
2の位相が互いに同相となるときのコーナーミラー10
の位置を原点とし、この原点から下記の式 %式%:) で定義される距離(d)だけコーナーミラー1゜を垂直
方向に移動することにより、マスク14を通過した直後
の二つの光L 1 + L 2の位相を互いに逆相(位
相差180度)にすることができる。上記コーナーミラ
ー10の垂直移動は、例えば圧電制御素子等を用いた光
路長可変機構11−を聞いて行う。
第1B図は、上記マスク14の断面の拡大図である。
このマスク14は、例えば屈折率が1.47程度の透明
な合成石英ガラス等からなり、その主面には500〜3
00OA程度の膜厚を有するCr等の金属層16が形成
されている。露光に際して金属層16は光が透過しない
遮光領域Aとなり、その他の領域は光が透過する透過領
域Bとなる。
集積回路パターンは、上記遮光領域Aと透過領域Bとに
よって構成され、例えば実寸の5倍の寸法を有している
第1C図(a)、(b)は、上記マスク14に形成され
た集積回路パターンの一例である。同図(a)に示す回
路パターンP1は、斜線で示す遮光領域Aとこの遮光領
域Aによって周囲を囲まれた、例えばL字状の透過領域
Bとからなる。一方、同図(b)に示す回路パターンP
2の透過領域Bは、回路パターンP、の透過領域Bと同
一形状を有し、かつその寸法が拡大された透過領域Bの
内部に、回路パターンP□の透過領域Bと同一形状、同
−寸法の遮光領域Aを配置したパターンとなっている。
すなわち、回路パターンP2の透過領域Bは、実質的に
回路パターンP1の透過領域Bの周辺部のパターンと一
致している。この二つの回路パターンP11P2は、第
1C図(c)に示すような回路パターンP(斜線部)を
高い精度でウェハに転写するための一対のパターンであ
り、両者はマスク14の所定の箇所に所定の間隔で配置
されている。
次に、上記マスク14の作成方法を簡単に説明する。
まず、合成石英ガラス板の表面を研磨、洗浄した後、そ
の主面上の全面に、例えば膜厚500〜3000A程度
のCr膜をスパッタリング法により堆積し、続いてこの
Cr膜上の全面にホトレジストを塗布する。次に、磁気
テープ等に予めコード化された集積回路パターンデータ
に基づいて、電子線露光法によりホトレジスト上に集積
回路パターンを描画した後、ホトレジストの露光部分を
現像により除去し、露出したCr膜をウェットエツチン
グにより除去して集積回路パターンを作成する。前記一
対の回路パターンP、、P2のパターンデータは、その
一方の回路パターンの遮光領域Aまたは透過領域Bのデ
ータを拡大または縮小したり、一方の回路パターンの反
転データともう一方の回路パターンのデータとの論理積
をとったりすることによって自動的に作成することがで
きる。
例えば回路パターンP2のパターンデータは、回路パタ
ーンP1の透過領域Bのパターンを拡大したデータと、
回路パターンP1の透過領域Bの反転データとの論理積
をとることによって自動的に作成することができる。
上記マスク14に作成された集積回路パターンをウェハ
3上に転写するには、まず表面にホトレジストを塗布し
たウェハ3を前記第1図に示す露光装置のXYテーブル
15上に位置決めし、マスク14をそのアライメント系
に位置決めする。マスク14は、ハーフミラ−7によっ
て分割された一方の光り、が前記一対の回路パターンp
、、P2のうちの一方の回路パターンデータに照射され
るときに、もう一方の光L2がもう一方の回路ノくター
ンP2上に正確に照射されるように行う。次に、コーナ
ーミラー10を垂直移動させ、マスク14を通過した直
後の二つの光Ll、L2の位相が互し)に逆相となるよ
うに位相差の調整を行う。マスク14の位置決めおよび
二つの光L□+L2の位相差の調整を正確に行うには、
例えばマスク14に形成された第1E図(a)、  (
b)に示すような一対の位置合わせマークM1.M2を
利用する。マークMl、M2のそれぞれは、斜線で示す
遮光領域Aとこの遮光領域Aによって周囲を囲まれた、
例えば正方形の透過領域Bとからなるパターンによって
構成され、それらの寸法および形状は全く同一である。
マスク14の位置決めと光L1.L2の位相差の調整と
が正確になされている場合は、マークM1を透過した光
L1とマークM2を透過した光L2とは、互いに干渉し
合って完全に消失するので、ウェハ3上にはマークMl
、M2の投影像Mが形成されることはない。すなわち、
ウ−X、−7X”3上で投影像Mの有無を識別すること
によって、マスク14の位置決めと光L 1 + L 
2の位相差の調整とが正確になされているか否かを容易
に判定することができる。
このようにしてマスク14の位置決めと光Ll。
L2の位相差の調整とを行った後、マスク14に形成さ
れた集積回路パターンの原画を、例えば光学的に115
に縮小してウェハ3上に投影し、ウェハ3を順次ステッ
プ状に移動させながら上記操作を繰り返す。
第1D図(a)は、前記回路パターンP1が形成された
領域におけるマスク14の断面図、第4図(b)は、前
記回路パターンP2が形成された領域におけるマスク1
4の断面図である。
回路パターンP□の透過領域Bを透過した直後の光Ll
と回路パターンP2の透過領域Bを透過した直後の光L
2とは、第1D図(a’)、(b’)に示すように、互
いの位相が逆相となる。また、回路パターンP2の透過
領域Bは、回路パターンP1の透過領域Bの周辺部のパ
ターンと一致しているため、二つの光L11 L2の合
成光L′の振幅は同図(c)のようになる。従って、こ
の合成光りがウェハ3上にY@躬されると、同図(d)
に示すように、元の光1−1+L2の境界部で干渉して
弱め合う。その結果、同図(e)に示すように、ウェハ
3上に投影される像のコントラストが大幅に改善され、
解像度および焦点深度が大幅に向上する。
このように本実施例】の露光装置は、光源2から発生す
る光りを二つの光り、、L2に分割1〜、この二つの光
り、、L2がマスク14に達するまでの光路長を変える
ことによって、マスク14を通過した直後の二つの光り
、、L2の位相を互いに逆相とし、その後二つの光LI
+ L2を合成1−てウェハ3上に照射する。また、本
実施例1のマスク14は、一方の回路パターンP2の透
過領域Bが、もう一方の回路パターンP1の透過領域B
の周辺部のパターンと一致するような一対の回路パター
ンP、、P2を有している。従って、上記露光装置を用
いて上記マスク14上に形成された集積回路パターンを
ウェハ3上に転写することによ−リ、回路パターンPI
の透過aJjJ&Bを透過した光り、と回路パターンP
2の透過領域Bを透過l−た光L2とを合成して得られ
た光L゛は、元の光り、、L2の境界部で干渉し7て弱
め合うため、ウェハ3上に投影される像のコントラスト
が大幅に改善され、回路パターンPを高い精度でウェハ
に転写することができる。
従って、本実施例1のIの露光方法においては、下記の
ような効果を得ることができる。
(1)従来の位相シフト技術のように、マスク」−に透
明膜等の位相シフト手段を設ける必要がないので、パタ
ーン設計に制約が生じることはない。
本実施例1のIでは、一つの回路パターンをウェハ上に
転写する際、マスク上に一対の回路パターンを形成する
必要がおるが、この一対の回路パターンはその一方の回
路パターンの遮光領域または透過領域のデータを拡大ま
たは縮小したり、一方の回路パターンの反転データとも
う一方の回路パターンのデータとの論理積をとったりす
ることによって自動的に作成することができる。
(2)従来の位相シフト技術では不可欠であった透明膜
の欠陥の有無を検査する工程が不要である。
本実施例1の1では、一対の回路パターンの欠陥検査は
、元のパターンデータと比較する等によって、通常のマ
スクと同様に実施することができる。
また、寸法検査についても、レーザ測長等によって通常
のマスクと同様に実施することができる。
従って、マスク検査工程が煩雑になることはない。
(3)マスク上に透明膜等の位相シフト手段を設けない
ので、通常のマスクと同様の方法で洗浄することができ
る。従って、通常のマスクと同程度に異物のないマスク
を作成することができる。
(4)上記(1)〜(3)により、マスクの製造に多大
な時間と労力とを要することなく、回路パターンの転写
精度を向上させることができる。
第1F図(a)、(b)は、前記実施例1のIのマスク
に形成された一対の回路パターンの他の例(実施例・1
の■)である。
同図(a)に示す回路パターンP1および同図(b)に
示す回路パターンP2のそれぞれ血、斜線で示す遮光領
域Aとこの遮光領域Aによって周囲を囲まれた、例えば
長方形の透過領域Bとからなる。一対の回路パターンP
、、P2は、同図(c)に示すような回路パターンP(
斜線部)を高い精度でウェハに転写するための一対のパ
ターンであり、両者はマスク14の所定の箇所に所定の
間隔で配置されている。回路パターンPは、寸法および
形状が互いに等しい四つのパターンPA、 PB。
PC,PDからなる。 回路パターンP1の透過領域B
AはパターンP居こ対応し、回路パターンP1の透過領
域BcはパターンPcに対応している。また、回路パタ
ーンP2の透過領域BBはパターンP、に、回路パター
ンP2の透過領域Boは、パターンPDにそれぞれ対応
している。すなわち、回路パターンPは、一対の回路パ
ターンp、、p2のそれぞれの透過領域Bを交互に配置
したパターンとなっている。
第1G図(a)は、前記回路パターンP、が形成された
領域におけるマスク14の一部断面図、第1G図(b)
は、前記回路パターンP2が形成された領域におけるマ
スク14の一部断面図である。
回路パターンP1の透過領域Bを透過した直後の光L1
と回路パターンP2の透過領域Bを透過した直後の光L
2とは、第1G図(a’)、(b’)に示すように、互
いの位相が逆相となる。また、二つの光Ll+L2の合
成光L゛は、同図(c)に示すように元の光り、、L2
の境界部が互いに接近する。従って、この合成光L′が
ウェハ3上に照射されると、同図(d)に示すように、
元の光L 1 + L 2の境界部で干渉して弱め合う
。その結果、同図(e)に示すように、ウェハ3上に投
影される像のコントラストが大幅に改善され、解像度お
よび焦点深度が大幅に向上する。
第1H図(a)、(b)は、前記実施例1のIのマスク
に形成された一対の回路パターンのさらに他の例(実施
例・1のm)である。
同図(a)に示す回路パターンP1は、斜線で示す遮光
領域Aとこの遮光領域Aによって周囲を囲まれた、例え
ば正方形の透過領域Bと−かもなる。
一方、同図(b)に示す回路パターンP2の透過領域B
は、回路パターンP、の透過領域Bの各辺の外側に配置
されている。この一対の回路パターンP I +  P
 2は、同図(c)に示すような回路パターンP(斜線
部)を高い精度でウェハに転写するだめの一対のパター
ンであり、両者はマスク14の所定の箇所に所定の間隔
で配置されている。
第11図(a)は、前記回路パターンP1が形成された
領域におけるマスク14の一部断面図、第11図(b)
は、前記回路パターンP2が形成された領域におけるマ
スク14の一部断面図である。
回路パターンP1の透過領域Bを透過した直後の光L1
と回路パターンP2の透過領域Bを透過した直後の光L
2とは、第1工図(a’)、  (b’)に示すように
、互いの位相が逆相となる。また、二つの光り、、L2
の合成光L′は、同図(C)に示すように元の光L1.
L2の境界部が互いに接近する。従って、この合成光L
′がウェハ3上に照射されると、同図(d)に示すよう
に、元の光L1゜L2の境界部で干渉して弱め合う。そ
の結果、同図(e)に示すように、ウェハ3上に投影さ
れる像のコントラストが大幅に改善され、解像度および
焦点深度が大幅に向上する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき
具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である半導体集積回路装置
の製造工程に用いられるマスクに適用した場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
マスクを透過した光を被照射試料上に照射して上記マス
クに形成された所定のパターンを転写する露光技術全般
に広く適用することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
遮光領域および透過領域からなる所定のパターンが形成
されたマスクに光を照射し、前記マスクの透過領域を透
過した光を被照射試料上に照射することによって、前記
マスクに形成された所定のパターンを前記被照射試料上
に転写する際、光源から発生する光を二つの光に分割し
、前記二つの光のそれぞれが前記マスクに達するまでの
光路長を変えることによって、前記マスクの異なる箇所
を通過した直後の二つの光の位相を互いに逆相とし、そ
の後前記二つの光を合成して前記被照射試料上に照射す
る本願の露光方法によれば、マスク上の所定の透過領域
を透過した一方の光とマスク上の他の透過領域を透過し
たもう一方の光とが被照射試料上において近接して配置
される箇所では、それらの境界領域で二つの光が干渉し
て弱め合うので、投影像のコントラストが大幅に改善さ
れる。
これにより、マスクの製造に多大な時間と労力とを要す
ることなく、パターンの転写精度を向上させることがで
きる。
(2)実施例・2 本実施例において開示される発、明のうち代表的なもの
の概要を説明すれば、下記のとおりである。
第1の発明は、それぞれ避光領域及び透過領域を備えた
第1のパターン、第2のパターンを有し、該2種類のパ
ターンに位相差のある少なくとも部分的にコヒーレント
な2つの光を照射し、それらの光の透過パターンを合成
して、被照射試料上で所望のパターンを作成するための
マスクであって、前記所望パターンの精度が要求される
境界部にて、第1のパターンの透過領域を透過した光と
、第2のパターンの透過領域を透過した光とが干渉して
弱めあうように、前記第1のパターン及び第2のパター
ンを同一基板上に又は前記第1のパターンと前記第2の
パターンとを別々に2枚の基板上に構成したものである
第2の露光装置の発明では、少なくとも部分的にコヒー
レントな光束を発生する光源と、該コヒーレントな光束
を2つに分割するための光束分割手段と、該光束分割手
段から再度光束を合成するまでの光路のいずれか一方に
置かれた光学位相シフト部材と、第1のパターン及び第
2のパターンを透過した光束を単一の光束に合成する光
学系と、該琳−の光束を被照射試料に縮小して投影する
光学系とを有し、 前記光学位相シフト部材により、第1のパターンを透過
する光と第2のパターンを透過する光の位相を180度
までずらし、被照射試料上で合成した所望のパターンを
作成するようにした。
第3の露光方法の発明では、前記第1のマスク上の第1
のパターンと第2のパターンに、それぞれ位相差のある
少なくとも部分的にコヒーレントな2つの光を照射し、
それらの光の透過パターンを合成して、被照射試料上で
所望パターンを作成するようにした。
なお、本明細書において、少なくとも部分的にコヒーレ
ントな光束とは、干渉して弱めあう効果が達成されるの
に十分なコヒーレント性を有した光束を言うものとする
また、本実施例において、境界部とは前記所望パターン
のパターンを構成する線分の境界のみならず、2つの線
分に挾まれた領域をも含むものとする。
上記した手段によれば、所望パターンの精度が要求され
る境界部にて、第1のパターンの透過領域を透過した光
と、第2のパターンの透過領域を透過した光とが干渉し
て弱めあうように、前記第1のパターン及び第2のパタ
ーンを構成したマスク上の第1のパターンと第2のパタ
ーンに、それぞれ位相差のある少なくとも部分的にコヒ
ーレントな2つの光を照射し、それらの光の透過パター
ンを合成して、被照射試料上で所望パターンを作成する
ようにしたので、所望パターンの精度が要求される境界
部の転写精度を向上させることができる。
第2A図は、本発明のマスクを用いた露光装置の一実施
例である露光光学系の要部構成図、第2B図〜第2D図
は、前記露光光学系を用いた本発明のマスクの要部平面
図、第2E図〜第2G図は、それぞれ前回第2B図〜第
2D図に対応し、マスクを通過した光の振幅および強度
を示す説明図である。
本実施例の露光装置は機能的に大別して4つのエレメン
トからなっている。第1はマスク209に位相差のある
2つの光束を照射するエレメント(第1のエレメント)
、第2はマスク209からなるエレメント(第2のエレ
メント)、第3はマスク209の2つの透過光を合成し
被照射試料215に縮小して照射するエレメント(第3
のエレメント)、第4は単一の光束の合成を調整するア
ライメント機構からなるエレメント(第4のエレメント
)である。
第1のエレメントは、部分的にコヒーレントな光を発す
る光源201、光源201から出た光を広げる拡げるエ
クヌパンダ202、光路を折り曲げるミラー203,2
06、入射光の一部光を透過し一部を反射するハーフミ
ラ−204、光の位相を変化させる位相シフト部材20
5で構成される。また、第3のエレメントはマスク20
9かもの2つの透過光を平行光にするためのレンズ20
1.211、 ミラー212、 ハーフミラ−213、
光を縮小するための縮小レンズ214、被照射試料21
5、可動試料台2′16で構成される。第4のエレメン
トは、ミラー203.ノ1−フミラー204.レンズ2
10.及びミラー212を移動させるアライメント機構
207、その制御回路208から構成されている。
上記において、ミラー203は装置全体を小型にするた
めに設けられたものであるが、ミラー203を設けず、
エクスパンダ202からの光を直接入射してもよい。ハ
ーフミラ−204はエクスパンダ202からの光を2つ
に分割する機能があり、マスク209上の第1のパター
ン209a上に配置される。位相シフト部材205は/
−−フミラー204とミラー206との間に又はミラー
212とハーフミラ−213との間に置かれ、位相を所
定だけずらす働きがある。位相シフト部材205は、例
えば屈折率が1.47の合成石英ガラスを用いる。マス
ク209を配置し、位相シフト部材205を設けない状
態でミラー212からの第1の光束230とレンズ21
1々1ら−の第2の光束231の位相差が0になってい
るとすれば、位相シフト部材の厚さdは、光源の波長を
λ、部材の屈折率をnとして d=mλ/2(n−1)   (m:整数)としたもの
を用いる。
位相シフト部材205を用いるのは、露光の際、二ケ所
の透過領域を透過した光のうち、位相シフト部材205
を透過した光と、位相シフト部材205を透過していな
い光との間に180度の位相差を生じさせるためである
。例えば露光の際に照射される光の波長λを0.365
pm(i線)、位相シフト部材205の屈折率nを1.
5とした場合には、位相シフト部材205の厚さXlは
、0・365μmのm(整数)倍にすれば良pz。
ミラー206はハーフミラ−204を透過した光と位相
シフト部材205を透過した光を平行にするためのミラ
ーである。なお、マスク209上の2つのパターン20
9a、209bは2つの光330.331に対して直交
するように配置される。
レンズ210,211は通常、その光軸の中心がそれぞ
れパターン209a、209bの中心と合致するように
配置される。ハーフミラ−213は2つの光230,2
31を合成するためのものである。ミラー212はその
合成のため、光230を折り曲げる機能がある。
第4のエレメントにかかるアライメント機構207は露
光装置の光学系のうち、位置合わせに必要な一部の光学
系を移動させる機構からなり、圧電素子等が用いられる
。第2A図においては、ミラー203.ハーフミラ−2
04,レンズ210、及びミラー212を移動させる構
成になっているが、露光装置の構成により移動させる光
学素子の種類及び数は当然のことながら変化する。
なお、このアライメント機構7の移動を制御する方法に
ついては、後述する。
次に、第2のエレメントである本発明のマスク209の
構成について説明する。
まず、被照射試料215上で作りたいパターン(所望パ
ターン)が第2B図(c)のようkf次元的な広がりを
有する、逆り字形のパターン229であるとする。第2
B図(a)、  (b)はそのような所望パターンを作
るためにマスク209上に形成された、それぞれ第1の
パターン209a、第2のパターン209bの一例の平
面図であり、被照射試料215で合成される所望パター
ン(c)を考慮して相対位置関係を保持して配置される
第1のパターン209aと、第2のパターン209bと
は共に、それぞれ遮光領域と透過領域との組合せからパ
ターンが作られる。これらのパターンは一枚の基板上に
作っても良く、又それぞれ2枚のガラス基板に別々に作
っても良い。ただしこの場合はガラス基板の厚さの差分
をも前記位相シフト部材の厚さで補正することになる。
なお、第2B図において、透過領域を白い面で示し、遮
光領域を斜線で示している。
第2B図(a)の透過パターン232は逆り字形の透過
領域を有しており、第2B図(b)の透過パターン23
6は逆り字形の透過領域内に僅かに小さい逆り字形の遮
蔽領域234が設けられ、帯状の透過領域236を有す
るように構成されている。
次に、本発明の作用について説明する。
少なくとも部分的にコヒーレントな光源201から出た
光はエクスパンダ202により拡げられ、ミラー203
で光路を折り曲げた後、ハーフミラ−204によって2
つの光束に分割される。ハーフミラ−204は通常、透
過50%9反射50%のもの(より厳密には、反射率と
透過率が等しいもの)が用いられる。2つに分けられた
光束のうち、その一方の光学系への光路には、位相シフ
ト部材205が配置されている。その位相シフト部材2
05を透過した光は180度の位相差を付けられたあと
、ミラー206によりマスク209の第2のパターン2
09bに照射される。一方、ハーフミラ−204を透過
した光はマスク209の第1のパターン209aに照射
される。
マスク209上に構成した2カ所のパターン209a、
209bを透過した2つの光束は再度レンズ210,2
11により平行光束に−さ五た後、合成される。すなわ
ち、第1のパターン209aを透過した第1の光230
はミラー212によって光路を折り曲げられた後、レン
ズ211を経た第2の光231と、ハーフミラ−213
により合成され単一の光束にされる。
その後、縮小レンズ214を用いて、可動試料台216
に保持された被照射試料215にマスク209上の2カ
所のパターン209a、209bが合成された状態で照
射され、被照射試料215上で所望のパターンが構成さ
れる。
ここで、第2B図(C)に示した所望パターンを投影す
るときに、第1のパターン209aと第2のパターン2
09bの透過光を180度の位相差を持って合成させる
と、なぜマスク209のパターンの転写精度がよくなる
かについて説明する。
まず、前述のように、縮小倍率を考慮してマスク209
の第1のパターン232を、所望パターン229の外周
より少し広い外周を有し、その内側に透過領域を有する
パターン232に構成する。
そして第2の透過パターン236を、同じく縮小倍率を
考慮して第1のパターン232から求める所望パターン
229と同じ大きさの遮蔽パターン234を引いたとき
にできる帯状の透過パターン236とする。
このように構成することにより、求める所望パターン2
29の周辺領域238には、第2の透過パターン236
からの透過光と、第1の透過パターン232の内側の帯
状領域236′からの透過光とが光の干渉により弱めら
れ、所望パターン229の境界部をシャープにすること
ができる。
また、所望パターン229は第2のパターン側の遮蔽領
域234と、同じ大きさの第1のパターン側の透過領域
234″ とが合成されるので、結局、通常の露光と同
じになり、パターンが形成される。
なお、第2B図(C)においては、光の照射されている
部分を斜線部で示し、干渉して弱められる部分を白い領
域238で示しており、第2B図(a)、  (b)と
は反対のパターンとなっている。
第2E図(a)、(b)はそれぞれ、マスク209上の
第1のパターン209a、第2−のノ(ターン209b
のY−Y断面図を示した図である。符号262は基板を
示し、符号263は遮蔽部材を示す。第2E図(a’)
、(b’)はそれぞれマスク透過直後の光の振幅を示し
ており、マスクの各々の透過領域232と透過領域23
6において、位相シフト部材を透過した光(b′)と、
位相シフト部材205を透過していない光(a′) と
の間には、180度の位相差が生じていることがわかる
。第2E図(C)は第1のパターンと第2のパターンを
透過し、合成直後の光の振幅を示した図である。
もし、第1のパターン232のみで照射すると、ウェハ
上における光の振幅は光の回折により、パターンの周辺
部においてなだらかな傾きになり、その境界がシャープ
にならない。 ところが、本実施例では、第2B図にお
ける透過領域236を透過した180度の位相差がある
光242が、第2B図における透過領域232を透過し
た光240の周辺に配置されているため、干渉により、
求める所望パターン229の境界部において弱め合い、
光振幅の減少度合いが著しくなる。従って、ウェハ上に
投影される像の輪郭部分のぼけが低減し、投影像のコン
トラストが大幅に改善され、解像度および焦点深度が大
幅に向上する(第2E図(d))。 なお、光強度は、
光の振幅の2乗となるため、ウェハ上における光振幅の
負側の波形は、第2E図(e)に示すように正側に反転
される。
このように本実施例のマスクによれば、求める所望パタ
ーンが2次元的な広がりを有するパターンであるときに
は、マスク上の相対位置において、第1のパターンをそ
の2次元パターン(所望パターン)の外周より少し広げ
パターンの内側に透過領域を有する透過パターンとし、
第2のパターンをその第1のパターン外周よりも僅かに
大きい外周を有する帯状の透過パターンとすることによ
り、2次元的な広がりを有する所望パターンの境界部の
みをシャープにすることができる。
なお、マスク209には、第1のパターン209aと第
2のパターン209bとの位置合わせをするための位置
合わせマークが形成−さhている。この位置合わせマー
クにより前記アライメント機構207の駆動が制御され
る。
第21図は、二カ所に分けたパターンの位置合わせのた
めのマークの一例である。このマークパターンは、 (
a)と(b)とで全く同一構成、同一の相対位置及び寸
法としである。マークの形状は図のように正方形上に限
定されず、L字型、十字型などの図形を用いることが出
来る。但し、精度を増すために同じ形状を方向別に複数
個設ける方がよい。また、原則的には、これら位置合わ
せマークは、アライメント機構207の位置合わせに要
求される次元だけマスク209に設けられる。
すなわち、X−Y軸の2次元の位置合わせが要求される
のなら、これらマークもX−Y軸の2次元方向に必要と
されるが、通常第2A図のような装置の場合、1次元で
十分な場合が多い。
このマークを通過した透過光は、光の位相差が180度
で、位置関係が正しく合わされている場合には、その透
過光は全て遮光されたものと同一となる。そこでこの遮
光の状態をCRT等で監視し、その条件が満たされたと
き、位置合わせが完了したことにすればよい。
逆に、初期設定のときなどに於いて、完全に遮光されて
いない場合は、遮光されるように、アライメント機構2
07を駆動させて(a)と(b)との位置合わせをすれ
ば良いことになる。
次に、本実施例のマスク209の製造方法を第2H図を
参照しつつ説明する。
第2A図に示す本実施例のマスク209は、半導体集積
回路装置の所定の製造工程で用いられるマスク(レチク
ル)が用いられる。なお、本実施例のマスク209には
、例えば実寸の5倍の集積回路パターンの原画が形成さ
れ、遮光領域Aと透過領域Bとによって構成されている
製造に際しては、まず、石英ガラス等からなる透明な基
板262の表面を研磨、洗浄した後、その表面上に、例
えば厚さ500〜3000A程のCr等からなる金属層
263をスパッタリング法等により形成する。ついで、
この金属層263の上面に、例えば0.4〜0.8μm
9フー第1レジスト(以下、レジストという)を塗付す
る。続いて、レジストをプリベークした後、磁気テープ
等に予めコード化された半導体集積回路装置の集積回路
パターンデータに基づいて電子線露光方式などによりレ
ジストの所定部分に電子線Eを照射する。なお、集積回
路パターンデータには、パターンの位置座標や形状等が
記録されている。
次いで、例えば、第2B図(a)、(b)のパターンデ
ータに基づいて電子線露光方式等によりレジストに(a
)、  (b)のパターンを転写する。
(a)、  (b)のパターンデータは、上記した集積
回路パターンデータの遮光領域Aまたは透過領域Bのパ
ターン幅を拡大または縮小して自動的に作成する。例え
ば本実施例においては、(a)は遮光領域のパターン幅
を、例えば0.5〜20μm程太らせ、(b)はこれを
元のデータの反転データと論理積をとることにより、パ
ターンデータを自動的に作成することが可能である。
その後、現像、所定部分のエツチング、レジストの除去
、さらに洗浄、検査等の工程を経て、第2B図(a)、
  (b)に示したパターンを有するマスク209が製
造される。
このようにして製造されたマスク209を用いてレジス
トが塗付された被照射試料215(以下単にウェハと記
す)上にマスク209上の集積回路パターンを転写する
には、例えば以下のようにする。
すなわち、第2A図の縮小投影露光装置にマスク209
およびウェハを配置して、マスク209上の集積回路パ
ターンの原画を光学的に115に縮小してウェハ上に投
影するとともに、可動試料台216にてウェハを順次ス
テップ状に移動させるたびに、投影露光を繰り返すこと
によって、マスク209上の集積回路パターンをウェハ
全面に転写する。
次に本実施例にかかるマスクの他の例について説明する
第2C図(a)、(b)はそれぞれ本発明にかかるマス
クの要部構成図であり、(a)と(b)はそれぞれ第2
A図のマスク209の第一1で第2パターンを示し、マ
スクパターンをその所望パターンを考慮して相対位置関
係を保持して分けた平面図でおる。なお(c)は合成さ
れた所望パターンの平面図である。第2F図(a)〜(
e)は第2C図に示したマスクの透過領域を透過した光
の振幅および強度を説明するだめの図である。なお、使
用する露光装置及びその方法は前記実施例と同様である
第2C図に示す実施例は所望パターン248が線244
〜247が横方向に一列に並ぶような1次元的なパター
ンであるときに、その境界部をシャープにするためのマ
スク上のパターン構成を示したものである。 この場合
、マスクの相対配置上において、前記の線244〜24
7の内、線244.246を構成する第1のパターンの
透過領域249,250と線245,247を構成する
第2のパターンの透過領域251,252とを交互に配
置する。すると、干渉して弱めあう領域が前記所望パタ
ーン248を構成する各線の中間領域255にきて、各
線がシャープになる。
第2F図(a)〜(e)においてその関係を所望パター
ンの内、線244,245のみを抜き出した場合で説明
する。この場合も、第1のパターンの透過領域249を
透過した光256と、第2のパターンの透過領域251
を透過した光257との間に180度の位相差が生じて
いる(第2F図(a“)、(b’))。従って、これら
の光が、ウェハ上における所望パターンにおいて、二つ
の線244,245の間の領域255において第2F図
(d′)の259. 260で示す光の成分が互いに干
渉により打ち消し合うことになり、第2F図(d)で示
すように、光振幅の傾き261が大きくなる。よって、
第2C図に示す線244゜245の間の領域においてシ
ャープな境界を形成することができる。 なお、第2F
図(d゛)は干渉前のウェハ上の光の振幅を模式的に示
した図である。
この結果、1次元パターンの投影像のコントラストを大
幅に改善することができ、解像度および焦点深度を大幅
に向上させること力8可−a壬なる(第2F図(e))
本実施例によれば、所望のパターンが、線が横方向に一
列に並ぶような1次元的なパターンであるときには、マ
スク上の相対位置において、前記の線を構成する第1の
パターンの透過領域と、第2のパターンの透過領域とを
交互に配置し、前記干渉して弱めあう領域を前記所望の
パターンを構成する各線の中間に配置したことにより、
前記2次元的なパターンの手法を取れないくらい狭い領
域に複数の線が並んでいる場合に、転写精度を大幅に向
上させることができる。
次に本発明にかかるマスクのその他の例について説明す
る。
第2D図(a)、(b)はそれぞれ本発明にかかるマス
クの要部構成図であり、(a)と(b)はそれぞれ第2
A図のマスク209の第1、第2パターンを示し、マス
クパターンをその所望パターンを考慮して相対位置関係
を保持して分けた平面図である。なお(c)は合成され
た所望パターンの平面図である。第2G図(a)〜(e
)は第2D図に示したマスクの透過領域を透過した光の
振幅および強度を説明するための図である。なお、使用
する露光装置及びその方法は前記実施例と同様である。
本実施例の所望パターン269は、正方形状のマスクパ
ターン270の周囲に微小サブパターン272を配した
ものである。
このような、2次元パターン270の回りの微小サブパ
ターン272を精度良く転写するのを従来のマスクに位
相透明膜を付ける方法で行うのは難しかったが、本発明
によれば、簡単に良好な所望パターン269を作ること
が出来る。すなわち第2D図に示す本実施例のマスクに
おいても、マスク上の相対位置において、第1のパター
ンをその縮小倍率を考慮して、2次元パターン270と
同じ大きさの透過領域を有するパターン274とし、第
2のパターンを前記微小なパターン276とすることに
より、第2G図(a)〜(e)で示すように、マスクの
各々の透過領域において、位相シフト部材を透過した光
277と、−位一相シフト部材205を透過していない
光278との間に180度の位相差が生じ(第2G図(
a’)、(b’))、これらの光が2次元パターンと微
小パターンとの間の領域280で干渉することにより、
ウニ/X上に投影される像のぼけを低減することが可能
となる。この結果、投影像のコントラストを大幅に改善
することができ、解像度および焦点深度を大幅に向上さ
せることが可能となる(第2G図(e))。
これらの実施例にかかるマスクによれば、以下の効果を
得ることができる。
露光の際、所望パターンの精度が要求される境界部にお
いて、第1のパターンの透過領域を透過した光と、第2
のパターンの透過領域を透過した光とが干渉して弱めあ
うように、第1のパターン及び第2のパターンが構成さ
れているので、ウェハ上に投影される像の輪郭部分のぼ
けが低減し、投影像のコントラストが大幅に改善され、
解像度および焦点深度を大幅に向上させることができる
この結果、従来と同一の投影レンズで同一の波長を用い
たとしても、解像限界を大幅に高めることができる。よ
ってマスク上のパターンが集積回路パターンのように複
雑であり、かつ微細であっても、部分的にパターン転写
精度が低下することがなく、マスク上に形成されたパタ
ーン全体の転写精度を大幅に向上させることが可能とな
る。
また、2つのパターンを用意して、合成されたパターン
で位相シフトの効果を得るようにしているため、透明膜
がマスク表面になく、従来の透明膜をマスク上に設けた
場合のような検査上の不都合がなくなる。
さらに、透明膜を付ける工程がないので、位相シフト手
段としてマスク基板上に透明膜を用いたマスクよりもマ
スクの製造時間を大幅に短縮させることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない 例えば、本発明のマスクを用いた露光一方法によれば、
装置の具体的構成には限定されず、光束を2分割して用
いる前記した実施例の構成に限らず、複数に光束を分割
し、それぞれ位相差を付け、複数マスクのパターンを合
成露光する手段とすることもできる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である半導体装置の製造技
術について説明したが、それに限定されるものではなく
、本発明は、位相シフト法による作像向上効果が適用で
きる露光の技術分野に広く応用ができることは明らかで
ある。
本実施例において開示される発明のうち代表的なものに
よって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりで
ある。
すなわち、所望パターンの精度が要求される境界部にて
、第1のパターンの透過領域を透過した光と、第2のパ
ターンの透過領域を透過した光とが干渉して弱めあうよ
うに、前記第1のパターン及び第2のパターンを構成し
たマスク上の第1のパターンと第2のパターンに、それ
ぞれ位相差のある少なくとも部分的にコヒーレントな2
つの光を照射し、それらの光の透過パターンを合成して
被照射試料上で所望パターンを作成するようにしたので
、所望パターンの精度が要求される境界部の転写精度を
向上させることができる。
実施例・1及び2で説明したような2枚のマスクに通常
の主パターンとπ又はそれと等価な位相シフトを与えら
れるべき主パターン又は微細なシフト・パターン(随伴
パターン)を合成露光する方法を本願明細書では、「マ
ルチ・マスク位相シフト法」又は「マルチ・マスク位相
反転シフト法ということにする。
(3) 実施例・3 第3A図は、本発明の実施例・3の露光装置(15縮小
投影/ステツプ・アンド・リピート方式)の位相シフト
機構301を示す。
同図において、位相シフト機構301は、露光装置の光
源302と被照射試料303 (ウェハ)との間に設け
られたビーム・エクスパンダ304゜ミラー305,3
07,308、ハーフ−・ミラー306.313、光軸
シフタ309.コーナー・ミラー310、このコーナー
・ミラーを微小駆動する光路長可変機構311、一対の
中継レンズ312a、312b、縮小レンズ系315等
からなる光学系により構成される。この光学系のアライ
メント系には、前記被照射試料303に転写されるパタ
ーンの原画が形成されたマスク314(又はレチクル)
が位置決めされる。マスク314は、例えば半導体集積
回路装置の製造工程で使用するマスク(レチクル)であ
り、被照射試料303は、例えばシリコン単結晶からな
る半導体ウェハである。
光源302から発生したi線(波長365nm)などの
光りは、ビームエクスパンダ304によって拡大され、
次いでミラー305を介してマスク314の主面と垂直
な方向に屈折された後、光路の途中に設けたハーフミラ
−306を介して直進する光Llとこれと直交する方向
に進む光L2とに2分割される。光L2はミラー307
及びコーナーミラー310を介して屈折され、光Llと
は異なる経路を通ってマスク314の別の箇所に照射さ
れる。マスク314の異なる箇所を透過した二つの光L
 1 + L 2は、レンズ312a、312bを通過
した後、ミラー308及びハーフミラ−313を介して
一つの光L′に合成された後、縮小レンズ315により
縮小され、XYテーブル316上に位置決めされた被照
射試料303上に結像照射される。
上記位相シフト機構301においては、ハーフミラ−3
06を通過してから後の光L1.L2の光路長が異なる
ため、マスク314の主面からコーナーミラー310ま
での高さ(光L2の光路長)を変えることによって、ウ
ェハ303に到達した光Ll、L2の間に所望の位相差
を生じさせることができる。上記コーナミラー、310
の垂直移動は、例えば、圧電制御素子による光路長可変
機構311を用いて行なう。
第3B図は上記マスク314の断面の拡大図である。こ
のマスク314は例えば屈折率1.47程度の透明な合
成石英ガラス322等からなり、その主面に500〜3
000A程度の膜、厚)有するCr(クロム)等の金属
層323が形成されている。露光に際しては金属層32
3は光が透過しない遮光領域Aとなり、その他の領域は
光が透過する透過領域Bとなる。集積回路パターンは、
上記遮光領域Bとによって構成され、例えば実寸(ウェ
ハ上の寸法)の5倍の寸法を有している。
第3C図(a)、  (b)は上記マスク314上に形
成された集積回路パターンの一例である。同図(a)に
示す回路パターンP1は、転写後の合成パターン(c)
の一部であり、被転写試料表面段差の低部を抜き出した
ものである。同図(c)に示す回路パターンP2は、転
写後の合成パターン(c)の一部であり、被転写試料表
面段差の高部を抜き出したものである。パターンP1と
P2は、マスク314の所定の箇所に所定の間隔で配置
されている。上記第3C図(a)〜(d)において、3
31はSi単結晶基板又はエピタキシャル層(Si)等
の半導体基板、332はSiO2膜、334a及びbは
ポリSi、ポリサイド、シリサイド又はリフラクトリ−
メタルからなるゲート電極又は配線、333はその上に
塗布されたポジ型レジスト膜、BA及びBcは主マスク
314a上の開口パターン、B、及びBoはサブ・マス
ク314b上の開口パターン、PA及びP。は低部パタ
ーンに対応するレジスト膜上の位置、P、l及びPDは
高部パターンに対応するレジスト膜上の位置である。
次に上記マスク314a、bの作成方法を簡単に説明す
る。まず、合成石英ガラスの表面を研磨、洗浄した後、
その主面上の全面に、例えば膜厚500〜3000A程
度のCr膜をスパッタリング法により堆積し、続いで、
このCr膜上の全面に電子線レジストを塗布する。次に
磁気テープ等に予めコード化された集積回路パターンデ
ータに基づいて、電子線露光法により電子線レジスト上
に集積回路パターンを描画した後、電子線レジストの露
光部分を現像により除去し、露光したCr膜をウェット
エツチングにより除去して集積回路パターンを作成する
。前記一対の回路パターンP 、1 +P2のパターン
データは、その一方の回路パターンの遮光領域A又は透
光領域Bのデτターをt大又は縮小したり、一方の回路
パターンの反転データともう一方の回路パターンのデー
タとの論理積をとったりすることによって自動的に作成
することができる。例えば回路パターンP2のパターン
データは、回路パターンP1の透過領域Bのパターンを
拡大したデータと、回路パターンP、の透過領域Bの反
転データとの論理積をとることによって自動的に作成す
ることができる。
上記マスク314に作成された集積回路パターンをウェ
ハ303(第3A図)上に転写するには、まず表面にホ
トレジストを塗布したウェハ303を前記第3A図に示
す露光装置のXYテーブル316上に位置決めし、マス
ク314(314a及び314b)をそのアライメント
系に位置決めする。マスク314は、ハーフミラ−30
6によって分割された一方の光L1が前記一対の回路パ
ターンP□+P2のうちの一方の回路パターンデータに
照射されるときに、もう一方の光L2がもう一方の回路
パターンデータに正確に照射されるように行なう。次に
コーナーミラー310を垂直移動させ、再び合成される
ときの2つの光り、、L2の位相が互いに逆相となるよ
うに位相差の調整を行なう。このとき、光源の可干渉距
離を考慮して、2つの光路差をできるかぎり小さくおさ
える。マスク314の位置決め及び二つの光L1.L2
の位相差の調整を正確に行なうには、例えばマスク31
4に形成された第3E図(a) 、 (b)に示すよう
な一対の位置合わせマークMl1.M1□、M2□、M
2□(Mfinで総称)を利用する。マークMQnは、
斜線で示す遮光領域中に等間隔で設けられた同一形状同
一配置の開口よりなる。すなわち、M1□とMll及び
MllとM22の間隔寸法はすべて同一である。マスク
314 (314a及び314b)の位置決めと光L1
+  L2の位相差の調整とが正確になされている場合
は、マークM、nを透過した光り。
とマークM2nを透過した光L2とは、互いに干渉し合
って完全に消失するので、ウェハ303上にはマークの
像M1.M2が形成されることはない。
すなわち、ウェハ303上で投影像M11 M2の有無
を識別することによって、マスクβL4−(314a及
び314b)の位置決めと光Ll、L2の位相差の調整
とが正確になされているか否かを容易に判定することが
できる。
マスク上のパターンP1+P2の位置合せは、アライメ
ント機構309を用いて行なう。次に被照射試料303
の表面段差(第3C図)に対応させて位相差を調整する
。この調整は、光路長可変機構311の圧電制御素子を
コンピュータ制御(プログラム化)して行なう。すなわ
ち、第3D図に示すように、位相差に対応して、焦点位
置をシフトさせることができるので、被照射試料に表面
段差がある場合にも、上部及び下部共に焦点を合わせる
ことが可能となる。
このようにしてマスク314の位置決めと光L I +
L2の位相差の調整とを行なった後、マスク314に形
成された集積回路パターンの原画を、例えば光学的に1
15に縮小してウェハ303上に投影し、ウェハ303
を順次ステップ状に移動させながら上記操作を繰り返す
第3D図のデータは、第1K図に示すようなオン・マス
ク位相シフト法により、位相差がそれぞれ150’、1
80’、210°になるようにマスク上の透明シフタ層
を形成して露光したものである。実験条件は、最小パタ
ーン寸法0.35μm。
露光波長λ=365nm(i線)、NA=0.42゜パ
ーシャル・コヒーレンシーσ=0.3.  レジストr
RI7000PJ  (日立化成社製)、露光装置は5
;11線ステツパrRA101J  (日立製作新製)
である。
なお、本発明の原理は、上記のような2つのマスク・パ
ターンを合成することによるベア・マスク位相シフト法
ばかりでなく、一つのマスクを単一の光束で露光するオ
ン・マスク位相シフト法によっても実現できる。この場
合は第1K図の位相シフト膜22の厚さを位相差φが1
50°〜210°間の所望の値になるように形成する必
要がある。
本実施例に示したように、「位相シフト法」において、
シフト量を(2n+1) π; (nは整数)以外の値
とすることにより、複数の像面−に投影する方法を「多
像面位相シフト法jと、特に2つのマスクを用いるとき
は「マルチ・マスク多像面位相シフト法Jとよぶことに
する。
なお、以下の実施例に示す位相シフトを伴わない段差を
有する複数平面への同時結像による露光法と本実施例の
ものとを総称して「多像面投影露光法」ということにす
る。
(4) 実施例・4 本実施例は、実施例1〜3及び後に示す実施例に適用で
きるステップ・アンド・リピート型51縮小投影露光装
置(ステッパ)の変形例に関するものである。本実施例
は、プロセス等からの要請により、コヒーレンジの低い
露光光を用いる等のために、コヒーレンス長が比較的短
い場合に有効である。
第4A図は、本実施例のステッパの露光光学系の模式正
断面図である。同図において、402は水銀アーク・ラ
ンプ、水銀キャノン・アーク・ランプの1線等(365
am)、エキシマ・レーザ(249nm又は308am
)等の露光光源、403は被露光ウェハ、404はビー
ム・エクスパンダ及びコンデンサ・レンズ等を含む照明
光学系、405はコールド・ミラー等のミラー、406
は光りをほぼ同等に2分割するための光分割用ハーフ・
ミラー、407a及び407bはそれぞれ分割光L1.
L2を反射するためのミラー、408は光り、に関して
の光路長制御及びマスクとの位置合せのためのコーナ・
ミラー・ブロック、408aは前部コーナ・ミラー、4
08bは後部コーナ・ミラー 409はコーナ・ミラー
・ブロック408の駆動制御手段、410は光L2に関
しての光路長制御のためのコーナ・ミラー・ブロック、
410aはその前部ミラー、410bは後部コーナ・ミ
ラー 414aは、主マスク、414bはサブ・マスク
、412a及び412bはそれぞれ光L1゜L2に対応
する前部投影レンズ系、 411はコーナ・ミラー41
0の駆動制御系、413はL1+L2を合成してL′ 
とするための合成用ハーフ・ミラー、415は合成光L
′を結像させるための後部投影レンズ系、416はウェ
ハ4(L3t−XY力方向移動させるためのXYステー
ジ及びウェハ吸着台である。
本装置の動作は、前記各装置のそれとほぼ同一であるの
で、その動作説明のくりかえしはしないことにする。
(5) 実施例・5 本実施例は、主マスクからウェハまでとサブ・マスクか
ら同ウェハまでの光学距離をほぼ同一にし、かつ、主マ
スクから光源までとサブ・マスクから光源までの光学距
離をほぼ同一にしたことを主な特徴とするステップ・ア
ンド・リピート型5:1縮小投影露光装置に関するもの
である。ただし、これらの特徴は、いずれも必ずしも本
発明の必須の特徴ではないことは、いうまでもない。
第5A図及び第5B図は本実施例・5のi線露光装置の
断面図及び代表的光線の追加説明図である。
これらの図において、502は光源部であり、超高圧水
銀アークランプ又はキセノン水銀ランプ等の紫外ランプ
とその発光のスペクトルの中から、ほぼ単色のi線(3
65am)のみを抽出するフィルタ群及びミラー等から
なる。504は単一又は数枚のレンズ(合成石英)群か
らなるコンデンサー・レンズ又はレンズ系であり、マス
クに対してケーラー(KδIer)照明を形成している
。551はハーフ・ミラー面で張り合された光路長整合
用の第1のプリズム(合成石英)、506は露光光束り
を分割して、主露光光束L1と副露光光束L2にするた
めのハーフミラ−面である。このハーフミラ−は、同一
の偏光モードに対して、ほぼ同等の反射率及び透過率を
有するように設計されている。 507a及び580a
は主光束L1を90゜偏向するためのミラー面、 50
7bは副光束L2を90’偏光するためのミラー面、5
52a及び552bはそれぞれの蒸着ミラー面を有する
偏光プリズム(合成石英)である。514a及び514
bは被露光又は被転写パターンを有する主マスク(レチ
クル)及び副マスク(レチクル)、561a及び561
bはそれぞれのマスクのホールダ及びZ軸(光軸方向)
及びXY軸方向の微小【動1段である。540g及び5
40bはLit L2の光路長を調整することにより両
光束の位相差φを設定するための位相差設定手段、54
1はそれらの連通管である。562a及び562bはそ
れぞれ前段投影レンズ群、554は光路長整合用の第2
のプリズム(合成石英)、553bはL2を90°偏光
するための偏向プリズム(合成石英)、549a、54
9b、及び508bはそれぞれ偏向ミラー面、513は
光束L 1 + L 2を合成してL’  (合成光束
)とするための合成用ハーフミラ−面である。このハー
フミラ−513は、先の分割用ハーフミラ−506と同
様の特性を有する。515は露光用の後段投影レンズ群
、565は参照用の後段投影レンズ群、566は参照用
投影レンズ群の像面に設けられた光検出手段、503は
被露光ウェハ 576はウェハを真空吸着してウェハの
平坦度を確保するためのウェハ・チャック及びθ回転(
ウェハの中心を通る鉛直軸のまわりの回軸)ステージ、
577はZ軸(鉛直軸)方向の移動ステージ、578は
3個のZ軸駆動手段よりなる水平度SW*手段、579
はXステージ、580はYステージである。
第5C図は上記ステッパの位相差設定手段540aの要
部断面図である。同図において、542a及び543a
は合成石英ガラス板、541aはそれらの間隔調整手段
、544aは金属ベローズ、547aは圧カレザバ(R
eservoir) 、546 aはオースティナイト
系ステンレス・パイプよりなる連通管、545aはステ
ッパが配置されている室の雰囲気ガス又は露光光束通路
の主要な雰囲気ガスと異なる屈折率を有する単独のガス
又は混合ガスが圧カレザバ547aの作用により一定圧
力に保持される光路長制御室である。なお、この光路長
制御室545aは547aを真空ポンプとすることによ
り、真空状態、とすることも可能である。
真空にする場合は、光路長制御室内のガスの温度上昇を
考慮する必要がない。
第5D図は上記ステッパのウェハ・ステージ部分の上面
図である。同図において、503は被露光ウェハ 57
6はウェハ・チャック兼1jテージ、577は2ステー
ジ、578 a % Cは水平度調整手段578の要素
をなす各2軸方向駆動素子、579はXテーブル、58
0はYテーブルである。
次に、本ステッパの露光動作を説明する。まず、主マス
ク514a及び副マスク514bの傾きを調整して、露
光領域に対応する各マスク上の点と光源との光路長がで
きるだけ同一になるようにする。更に各マスクとウェハ
503上の各対応する点間の光路長が、できるだけ同一
になるように調整(ウェハの傾き)する。次に実施例・
3で説明した如く、位置合せ、マークMを用いて、焦点
合せ、XY平面内でのマスク合せ及び位相差φ=πへの
位相差合せ(その後、必要ならば π≦φくπの範囲で
位相差(干渉するかぎり相対的な位相差でよい)ψを再
調整して段差に対応する。)を行ない、その後、同サイ
トの露光を実行する。
位相差の調整は、第5C図に示す如く、光路長制御室5
40a又は540bの犀さを変化させることにより実行
する。すなわち、石英板542a及びbの間の距離を一
方の石英板を平行移動させる。
更に、各マスク、又はウェハの傾き調整は、第5D図に
示すような3本の傾き調整手段578a〜C(ウェハの
場合、又、マスクの方もほぼ同様の機構による)により
Z軸方向に移動させることによって実行する。
後段投影レンズ群515(第5A図)はそれ自体につい
て、両側が「テレセントリックJに構成されており、す
なわち、主光線が同レンズ群の両側において光軸と平行
にすすむように構成されている。従って、顕微鏡におけ
る無限遠筒長補正系の如く、前段投影レンズ群562a
又は562bと後段投影レンズ群515の間に各種の光
学素子を挿入した場合の全体としての結像特性の変化を
最小におさえることができる。更に、後段投影レンズ群
515とは別にマスク514a及びbの近傍に前段投影
レンズ群562a及びbがあるので、最適な物側開口数
を確保することが容易となる。
(6) 実施例・6 本実施例は主に主マスクと副マスクを、別)に露光し、
それらの光束に(2n+1)πの位相差をもたせて合成
し、その合成光によりウェハを露光する発明に使用する
マスク・パターンを説明する。
以下の説明では、サブ・マスク及び主マスク上の同一パ
ターン(ウェハ上の)に対応する主パターン及び副パタ
ーンを便宜上同一平面上に投影して示すことにする。又
、同パターンに付する寸法は、5:1縮小投影の場合の
ウェハ上の寸法に換算して示す。副パターンについては
破線で遮蔽領域と開口領域の境界を表わす。副パターン
の開口領域については、対応する部分を分散した点で表
示する。
第6A図は実施例・6Aの孤立A12ライン(他に同様
なメタル配線ライン、絶縁膜ストリップ、ストリップ状
開口、ポリSi配線又はゲートライン、ポリサイド配線
又はゲートライン等にも適用できるが、説明はそれらの
内の代表的なものに限る。)をネガ・プロセスによって
露光する場合の主マスク及び副マスクのパターンである
。(線状の開口を形成する場合は当然、本マスク・パタ
ーンでポジ型レジスト・プロセスを使用する必要がある
。)同図において、601aはAQラインに対応する主
マスク上の開口部、604d及び605dは同主マスク
のクロム膜による遮光部、602b及び603bは副マ
スク上の副パターン(シック・パターン又は補償パター
ン、特に位相が反転しているときは、位相反転又は単に
反転パターン又は反転スリットという。)、寸法Aは0
.3〜0.4μm、寸法Bは約0.2 μm s寸法計
は約0.1μm程度である。
第6B図は本実施例・Bの主マスク及び副マスク・パタ
ーンである。本例は、コンタクト・ホール又はスルーホ
ールその他の孤立ホールに対応しており、ポジ型レジス
ト・プロセスが用いられる。
(一方、孤立膜パターンの場合は、ネガ型レジスト・プ
ロセスによる。)同図において、611aは主マスク上
のホール(開口)に対応する開口部、612dは同主マ
スク上の遮光部、613b、614b、615b及び6
16bは副マスク上の反転スリット群である。寸法につ
いては1.−同一記号については、先の例と実質的に同
一である。
第6C図は上記実施例・6Bの変形例である実施例・6
Cの主マスク及び副マスクの孤立開口等に対応するマス
ク・パターンである。同図において、613C,614
C,615C,及び616Cは開口部が丸くなるのを防
止するための主マスク上の補助量ロバターン(コーナ・
エンハンスメント・パターン又はエンハンサ)であり、
その他は全て上記実施例・6Bと同一である。エンハン
サの寸法は、061μm角程度である。この方法は、上
記実施例・6Bによるとコーナ部の丸まり方が異常に大
きくなることを防止するのに有効である。
第6D図はこれまでの例と同様その幅が当該露光プロセ
スにおける最小線幅に対応する゛′L″字型開口パター
ンをポジ型レジスト・プロセスで処理する場合の主マス
ク及び副マスク・パターンである。同図において、62
1aは主マスク上の開口部、622dは主マスク上の遮
蔽部(これまでと同様に、副マスクに関しては、この部
分が同様にその遮蔽部の一部となる。すなわち、破線で
示す反転シフタ部以外は全て遮光部又は遮蔽部にあたる
。)、623b、624b、625b、626b、62
7b、及び628bはそれぞれ副マスク上のシフタ領域
開口部である。寸法については、第6B図と同じ記号で
示す。(これらの記号は、特に、ことわらないかぎり同
一の寸法を示す。)なお、本パターンはネガ型レジスト
・プロセスを用いると、そのままAQの”L″字パター
ンなどの孤立膜パターンとなる。
第6E図は上記実施例・6Dの変形例・6Eである。同
図において、621a’は上記第6D図の621aに対
応する主マスク上の開口パターン、621dは同主マス
ク上の゛L″字型開口のコーナ内側の過剰な膨張を防止
するための補助遮光パターン(コーナ・リダクション・
パターン又はリデューサ)であり、そのサイズは、エン
ハンサのそれと同じである。623c、624c、62
5c、626c及び、627cはコーナの過剰な縮小を
防止するために主マスク上に設けしれ禿エンハンサに対
応する開口パターン、622dは主マスク上の遮蔽部、
623b、624b、625b。
626b、627b、及び628bはそれぞれシフタ・
パターン(反転開口部)である。
第6F図は実施例・6F孤立屈曲AQ配線パターンのネ
ガ型レジスト・プロセスに対応する主マスク及び副マス
ク・パターンである。同図において、631aはAQ配
線に対応する主マスク上の開口部、638d及び639
dは主マスク上の遮蔽部、633b、634b、635
b、及び636bはAQ配線にそって走るシックである
。各寸法は原則的に他と同じである。このパターンはポ
ジ型レジスト・プロセスに適用すると、帯状開口形成に
適用することができる。
第6G図は実施例・6Gの主マスク及び副マスク・パタ
ーン(孤立AQ屈曲パターン等のネガ・プロセスに対応
する。)である。本例は、上記6Fの変形例にあたる。
同図において、631cはエンハンサとして作用する開
口パターン、631dはリデューサとして作用する遮蔽
パターンであり、これらはともに主マスク上に設けられ
ており、寸法は第6E図の同等のパターンと同じである
その他の点に関しては上記実施例・6Fと全く同一であ
る。
第6H図は実施例6Hのライン・アンド・スペース・パ
ターンのための主マスク及び副マスク・パターンを示す
。この場合、ネガ型レジスト・プロセスとする。同図に
おいて、641a、642a、及び643aはAQライ
ン・パターンに対応する主マスク上の帯状開口・パター
ン部、641b、642b、及び643bはAQライン
・パターン部に対応する副マスク上の帯状シフタ開口・
パターン部(又はコンプリメンタリ・ライン・パターン
)、645d、646d、647d、及び648dは主
マスク上の遮蔽部である。寸法は、ライン及びスペース
ともに0.3μmである。
(ウェハ上換算)なお、ポジの場合は、同図上において
、主マスク上の開口と副マスク上の開口との間の遮蔽部
とそれと隣接する開口部を入換る必要がある。すなわち
、スペースに対応する1分に主又は副マスクの開口がく
るようにする必要がある。これは、周期的帯状開口を形
成する場合も同じである。
本実施例・6A−Hマスク・パターンは、以上説明した
ようなマルチ・マスク方式(実施例・1〜5)ばかりで
なく、オン・マスク位相シフト(1つのマスク上に相対
位差φ=πの反転透明膜を有するシック・パターンとφ
=00主パターンとをともに有する1つのマスクを用い
る位相シフト露光方法)に適用することもできる。この
場合、第6A−H図のパターンをそのまま1枚のマスク
上のものとして、マスク作成をすればよい。
(7) 実施例・7 ここでは、本発明の実施に用いられるウェハ処理及び露
光プロセスについて説明する。
第7A図は5:1縮小ステツプ・アンド・リピート投影
露光の露光の流れを示すウェハ上面図である。同図にお
いて、703は、被露光ウェハ(たとえば、8インチ単
結晶Siウェハ)、702はウェハのオリエンテーショ
ン・フラット、731及び732は、それぞれ、すでに
露光完了した露光領域(−回の露光動作により光照射さ
れる領域で単位露光領域ともいう。)、733〜736
はこれから露光される各単位露光領域であり、この領域
は上記ウェハ703の上面のほぼ全領域を埋めつくすこ
とになる。露光はここに示す番号順に行なわれる。
第7B図はメモリICの場合の単位露光領域733と各
チップ領域721,722及びチップ間領域723との
関係を示す平面図である。
第7C−E図及び第7F−Hは、それぞれ本発明のポジ
及びネガ・レジストによる露光プロセスとウェハ・プロ
セスの流れを説明するための模式断面図である。第70
及びF図においては、簡単のために光線図及びマスクに
ついては、オン・マスク位相シフト(1つのマスクによ
る位相シフト法である。ただし、マスクにおいて主パタ
ーンのみを示し、シフタは省略している。)の例を示す
が、マルチ・マスクの場合は、光路が途中で2本になる
だけで、ウェハ面では一本に今成−さ九ているので、こ
こに示したものと全く同一である。
第7C−E図において、714はポジ型・マスク、74
5はマスク714の開口部、714は縮小投影レンズ系
で他の実施例に示されているもの、703はステッパの
ウェハ・ステージ上に真空吸着された被処理ウェハ、7
41は半導体ウェハ主面上の第1の酸化膜、742はそ
の上に形成されたAQ配線パターン、743はその上の
全面に形成された第2の酸化膜、744はその上全面に
スピンナにより塗布(0,6μm)されたポジ型レジス
ト膜(レジストについては、実施例・16参照)である
第7D図において、746はレジスト膜744の所定の
部分に形成された開口部である。
第7E図において、747はレジスト膜744をマスク
として形成された第2酸化膜のスルーホールである。
第7F−H図において、714はネガ型マスク、755
はその開口又は透光パターン、715は先と同じ縮小投
影レンズ系、703は先と同じようにステッパのウェハ
・ステージに吸着された半導体ウェハ、741はその主
面上に形成された酸化膜、742はその上にの全面にス
パッタリングにより被着されたAQM、754はその上
に形成(塗布)された厚さ0.6μm程度のネガ型ホト
レジスト膜である。
第7G図において、754xはパターニングされたレジ
スト膜である。
第7H図において、742xはレジスト膜754xをマ
スクとしてパターニングされたAQ配線パターンである
第73図ないしは第7P図はツイン・ウェル方式による
CMO3−スタティックRAM (SRAM)の製造プ
ロセス・フロー断面図であり、第7Q図はそのチップ上
のレイアウト図である。以下、順次説明する。
第7J図はツイン・ウェル・プロセスによるn及びpウ
ェル形成プロセスを示す。同図において、703はn−
型Si単結晶ウェハ(基板)、760nはn型ウェル領
域、760pはPff!−ウール領域である。
第7に図はそれにつづくゲート形成プロセス及び形成さ
れたゲートをマスクとして、セルファラインでイオン注
入により各FETのソース・ドレインを形成するプロセ
スを示す。同図において、761a=cはLOCO3酸
化膜、762p及びnはゲート酸化膜、763p及びn
はそれぞれポリシリコン・ゲート電極(又はポリサイド
)、764p及びnはそれぞれp型及びn型高濃度ソー
スドレイン領域である。
第7L図は眉間PSG膜形成プロセス及び第2層ポリS
i配線並びに高抵抗形成プロセスを示す。
同図において、765は層間PSG膜、766は第2層
ポリSi配線、766rはSRAMメモリセルの負荷抵
抗となるポリSi高抵抗である。
第7M図はSOGによる平坦化プロセス及びコンタクト
・ホール又はスルーホール形成プロセスを示す。同図に
おいて、767はSOG膜、768 a +  b +
 d+及びeはSi基板とのコンタクト・ホール、76
8cは第2層ポリSi配線と上層とのスルーホールであ
る。
第7N図は第1層AQ配線形成プロセスを示す。
同図において、769a〜eは第1層AΩ配線である。
第70図は第1層AQ配線上の層間絶縁膜形成プロセス
及び第2層AQ配線形成プロセスを示す。
同図において、770は第1層AQ配線上の眉間絶縁膜
、771a及びbはスルーホールを介して、下層のAQ
配線等と接続された第2層AQ配線である。
第7P図は第2層An配線上のファイナル・パッシベー
ション膜形成プロセスを示す。同図において、772は
ファイナル・パッシベーション膜である。
第7Q図は上記SRAMのチップ単位でのレイアウトを
示す上面図である。同図において、721はチップ、7
22はメモリ・セル・マット、723はI10回路、ア
ドレス・デコーダ、読み出し及び書き込回路等を含む周
辺回路である。
第7■図は、上記SRAMの製造プ9−セス中のフォト
リングラフィに関するプロセス、すなわち、露光プロセ
スを抽出し、フロー化して示した露光プロセス・フロー
図である。同図において、nウェル・フォト工程7P1
はnウェルとなるべき部分以外を被覆するように、Si
3N4膜(基板上)上にレジスト・パターンを形成する
工程、フィールド・フォト工程7P2はPチャネル及び
Nチャネルの能動領域上を被覆するようにSi3N4膜
をパターニングするために、その上にレジスト膜を被着
して、パターニングする工程である。pウェル・フォト
工程7P3はpウェルのチャネル・ストッパー領域形成
するために、nウェル上を被覆するレジスト膜をパター
ニングする工程、ゲート・フォト工程7P4はゲート電
極763p及びnをパターニングするために全面に被着
されたポリS1又はポリサイド層上にレジスト膜をパタ
ーニングする工程である。ここまでのプロセスの詳細は
、第8A図ないしは第8E図及びその説明に更に詳しく
説明するので、ここでは簡単に説明した。nチャネル・
フォト工程7P5はnチャネル側にグー ) 763 
nをマスクにn型不純物をイオン注入するために、pチ
ャネル側にレジスト膜をパターニングする工程、pチャ
ネル・フォト工程7P6は逆にpチャネル側にゲート7
63pをマスクにp型不純物をイオン注入すために、n
チャネル側にレジスト膜をパターニングする工程、ポリ
Siフォト工程7P7は第2層配線766又は高抵抗7
66r (第7L図)となる第2層ポリSi膜をパター
ニングするために全面に被着されたポリSi膜上にレジ
スト・パターンを形成する工程、Rフォト工程7P8は
ポリSi高抵抗766r (第7L図)上をレジスト膜
で被覆した状態でその他の部分に不純物イオンを注入す
るためにマスクとなるレジスト膜をネガ・プロセスによ
ってパターニングする工程、コンタクト・フォト工程7
P9は基板、ソース・ドレイン領域、第1層ポリSi層
、第2層ポリSi層等と第1層A9配線(Afi−I)
とのコンタクトをとるためのコンタクト・ホール768
a=e(第7M図)を形成するためのレジストパターン
をポジ・プロセ不に−よ)被着パターニングする工程、
AQ−Iフォト工程7P10(第7N図)はAQ−1を
パターニングするためのレジスト・パターニング・プロ
セス、スルーホール・フォト工程7P11はAQ−Iと
第2層目AQ配線間の接続をとるためのスルーホールを
開口するためのレジスト・パターンを形成する工程、A
Q−I[7,#−)工程7P12 (第70図)はAQ
−nのパターニングのためのレジスト・パターニング工
程、ボンディング・パッド・フォト工程7P13はファ
イナル・パッシベーション膜772にボンディング・パ
ッドに対応する100μm角程度の開口を形成するため
に、パッド以外のファイナル・パッシベーション膜上に
レジスト膜を被着する工程である。
これらの露光プロセスの内、nウェルフォト7P1、n
チャネルフォト7P5、pチャネルフォト7P6、及び
ボンディング・パッド・フォト7P13は最小寸法が比
較的大きいので、一般に位相シフト法を使用する必要は
ない。
一方、上記第7I図のそれ以外の露光プロセスについて
は、本発明の各実施例の 「位相反転シフト法」 を適
用すると有効である。 「位相反転シフト法」は「マル
チマスク位相シフト法」及び「オン・マスク位相シフト
法」の両方を含む概念である。
なお、第7Q図のメモリマツドア22と周辺回路部の各
平面間に相当の断差がある場合には、本発明の「多像面
投影露光法」のいずれか一つを用いることが有効である
(8) 実施例・8 第8A図ないしは第80図は本発明による16MDRA
Mのプロセス・フローである。基本設計ルールは0.6
μm1スタツク型メモリセル、Locos酸化膜分離で
あり、基本的特徴は、ツイン・ウェルCMO5構成、W
Si2ポリサイド・ビット線、WS i2 /T i 
N接線を用いた2層AQ配線である。以下のプロセスに
おいては、フォトレジスト除去工程、前処理(洗浄など
)と後処理工程、検査工程、裏面処理工程等は割愛する
第8A図はリン(P)のイオン打込みに−よ名nウェル
形成プロセスを示す断面図である。同図において、80
3はP型で抵抗率10Ω・cm(ドーパントはボロン)
、ミラー面(100)が主面のSi単結晶ウェハである
。860は薄い熱酸化膜、861は耐酸素マスクである
S i3N4膜、862はパターニングされたレジスト
層でイオン打込のマスクとして作用する。863は打込
によって導入されたP(リン)によるnウェル領域であ
る。
第8B図はボロン(B)のイオン打込によるpウェル形
成プロセスを示す断面図である。同図において、865
は熱酸化によって形成された厚い酸化Si膜(S 1C
h) 、864aは周辺回路のpウェル領域、864b
はメモリアレイ部のpウェル領域である。
第8C図はp+型チャネル・ストッパ領域のB(ボロン
)注入による形成プロセスを示す断面図である。同図に
おいて、866a〜dはp1チャネル・ストッパ領域、
8678〜Cは耐酸素及びイオン注入マスクとしてのS
i3N4膜、868はイオン注入マスクとしてのフォト
・レジスト膜、869a及びbはゲート酸化膜である。
第8D図はLOGO8酸化膜を形成した状態を示す断面
図である。同図において、870a〜eはLOCO8酸
化膜である。
第8E図はリン添付Siゲート形成及びnチャネルのソ
ース・ドレイン形成プロセスを示す断面図である。同図
において、871a、871c及び871dはnチャネ
ルFETのゲート電極(Pドープ・ポリSi) 、87
1bはnチャネルFETのゲート電極(Pドープ・ポリ
シリコン)、872a〜eはnチャネルのソース又はド
レインに対応するP(リン)イオン注入領域、873は
耐イオン注入マスクとしてのフォト・レジスト膜である
第8F図はサイド・ウオール形成後に行なわれる高濃度
のnチャネル・ソース・ドレイン領域形成プロセスであ
る。同図において、872x及びyはnチャネル・ソー
ス・ドレイン領域、874は耐イオン注入マスクとして
のフォトレジスト膜、875 a = dはサイド・ウ
オール絶縁114 S” 102)である。
第8G図は層間5i02デポジシヨン・プロセス及びポ
リサイド・ビット線形成プロセスを示す断面図である。
同図において、877aはポリSi膜(リン添加)、8
77bはシリサイド(WSi2)膜で、これらはビット
線を形成する。877cはCVDによる5i02膜、8
76はAs(ひ素)打込後に形成(デポジション)され
たCVDによるSiO□膜である。
第8H図はメモリ・セルのキャパシタの個別電極となる
ポリSi電極形成プロセスを示す断面図である。同図に
おいて、878はSiO□膜87膜長7677cと一体
となるように形成された5i02膜、879a及びbは
メモリセルのキャパシタの個別電極となるポリSi堆積
膜である。
第81図はメモリセルのキャパシタの他方の共通電極と
なるキャパシタ・プレートの形成プロセスを示す断面図
である。同図において、880はキャパシタの誘電体と
なるSi3N4堆積膜、881はプレート電極となるリ
ン添加ポリSi堆積膜である。
18J図はB”(ボロン)打込によるpチャネルFET
の高濃度ソース・ドレイン形成プロセスを示す断面図で
ある。同図において、882a及びbは耐イオン注入マ
スクとしてのレジスト膜である。
第8に図は層間絶縁膜のリフ口・−プロセスを示す断面
図である。同図において、883 a = fはB P
 S G (Boto−Phospho 5ilica
te Glass)膜によるリフロー膜、884a〜d
はそこにあけられたコンタクト・ホールである。
第8L図はシリサイド(W S i 2/ T i N
 )配線形成プロセスを示す断面図である。同図におい
て、885 a = cは、下層のT i N膜及び上
層のタングステン・シリサイド(WSi2)の両堆積膜
からなるシリサイド配線層である。
第8M図は層間P S G (Phospho−5il
icate −Glass)堆積及びスルーホール形成
プロセスを示す断面図である。同図において、886a
〜Cは、P S G/S OG/P S Gの3層の堆
積膜かtなる層間絶縁膜である。
第8N図は第1層AQ配線の形成プロセスを示す断面図
である。同図において、887a〜dは、下層のTiN
バッファ層と上層のAQCAQ99%、Si1%程度)
配線層(AQ−I)である。
第80図は上層の層間PSG膜及び第2層AQ配線(A
Q−II)形成プロセスを示す断面図である。同図にお
いて、888は先の886a〜Cと同様なP S G/
S OG/P S Gの3層の堆積膜からなる層間PS
G膜である。889a及びbは第2層AQ (AQ−n
)配線層である。
第8P図は上記DRAMのチップ上の回路レイアウト図
である。同図において、821はチップ領域、822a
及びbはメモリアレー又はメモリ・セル・マット部、8
23は周辺回路部(ボンディング・パッド含む)である
第8Q図は上記DRAMのメモリアレーのセル平面構造
をほぼその並進対称性の一周期分を示した上面図である
。ただし、簡単のために、上部配線構造は省略している
。同図において、871cmはワード線、872dはn
型ソース又はドレイン領域、877a及びbはビット線
、879aはストレージ・ノード(容量)、881はプ
レートである。
次に、これらの図に基づいて上記DRAMの前工程(ウ
ェハ・プロセス)のプロセス・フローを説明する。
上記の如く厚さ0.7mm〜1.0mm程度のp型Si
単結晶ウェハを準備し、(100)面に薄いバッファ用
熱酸化膜を全面に形成する。その上にCVDによりSi
3N4膜を耐酸素マスクとして十分な程度の厚さで全面
に堆積する。その後、ウェハの上記主面全面に回転塗布
し、本発明の露光プロセス(露光プロセス・1)により
、上記レジストのパターニング及び下層のSi3N4膜
のエツチングを行なう。次に、第8A図に示すように、
レジスト膜862等をマスクとして、nウェル領域とな
るべき部分にリン打込みを行なう。次にレジスト膜86
2を全面除去して、Si3N4膜861を耐酸素マスク
として、nウェル863Bに粗酸化膜を選択形成する。
次にSi3N4膜861を全面除去して、第8B図に示
す如く、nウェル上の酸化膜865をイオン注入のマス
クとしてpウェルとなるべき部分にボロン(B+)を打
込む。次に、各ウェルの引延し拡散(N2アニール)及
び活性化処理を行なう。更に基板上の酸化膜860及び
865を全面除去した後、薄い熱酸化膜869a及びb
並びにSi3N4膜を全面に形成する。次に、第8C図
に示すように、上記Si3N4膜が能動領域のみに残る
ように本発明の露光プロセス(露光プロセス・2)によ
りパターニングし、耐酸素マスク8678〜Cとする。
その後、レジスト除去する。更に、全面にレジスト膜を
塗布して、本発明のいずれかの方法により露光(露光プ
ロセス・3)し、nウェルの上面全面がレジスト868
で覆う。その状態でチャネルストッパとなるべき領域8
66a〜dにボロン(B+)をイオン注入する。
次にレジスト膜868を全面除去して、Si3N4膜8
67 a % Cをマスクとして、第8D図のように選
択的にフィールド酸化膜870a’−eを熱酸化により
形成する。次に、Si3N4膜867a〜Cを全面除去
、更に能動領域上の薄い酸化膜869a及びbも除去し
て、新しいゲート酸化膜869a’及びb′を再度、熱
酸化により形成する(第8D図)。
更に、全面に減圧CVDにより、リン添加ポリSi膜を
形成し、レジストを塗布した後、本発明のいずれかの方
法により同レジスト膜をパターニング(露光プロセス・
4)し、そのレジスト膜をマスクとして、ゲート電極8
71a=dをパターニングする(第8E図)。次にnウ
ェル上をレジスト膜873で被覆(露光プロセス・5)
して、上記各ゲート電極と自己整合的に、nチャネルF
ETのソース・ドレインとなるべき領域872a〜eに
イオン注入によりリン(P)イオンを注入する。この後
、レジスト871bを除去する。更に、同様にpウェル
領域上をレジスト膜で被覆(露光プロセス・6)し、先
と同様にpチャネルFETのソース又はドレインとなる
べき領域872x及びyにボロン(B)をイオン注入す
〕(第8F図)。更に、公知のサイド・ウオール・プロ
セスにより、ゲート871a=dの周辺にサイド・ウオ
ール875 a −dを自己整合的に形成する。
更に、第8F図に示すように、pチャネル部をレジスト
874で被覆(露光プロセス・7)資、それらをマスク
として、ヒ素(As)をイオン注入して、L D D 
(Lightly Doped Drain)の高濃度
領域をなすn型領域を形成する。その後、レジスト87
4を除去する。
更に、第8G図に示すように、減圧CVDにより全面に
5i02膜876を堆積する。次に幅広の開口を有する
レジスト・パターンにより (露光プロセス・8)、メ
モリセルのビット線と基板のコンタクトとなるコンタク
ト・ホールを半自己整合的に形成する。更に全面にポリ
Si、WSi2゜減圧CVD5i02を順に堆積し、フ
ォトレジストを被着(露光プロセス・9)し、ビット線
877a及びbをパターニングする。ビット線を形成し
、レジストを除去した後、全面に減圧CVDにより5i
02膜を堆積し、ビット線側面を絶縁膜878で覆う 
(第8H図)。次にメモリセルのストレージ・ノード電
極と基板とのコンタクト・ホールを、フォトレジストを
被着して(露光プロセス・10)、SiO2膜87膜長
78層の酸化膜をエツチングすることによって開口形成
する。次に全面に、減圧CVDによりストレージ・ノー
ド電極となるべきポリSi膜を堆積する。更に全面のポ
リSi膜にリン(P)をイオン注入し、活性化アニール
(N、アニール)処理し、フォトレジストを被着(露光
プロセス・11)して、第8H図のようにストレージ・
ノード879a及びbをパターニングする。その後、 
レジストを除去する。
更に、第8夏図に示すように、キャパシタ絶縁膜となる
べきSi3N4膜を減圧CVDにより堆積する。次に、
上記Si3N4を一部厚さまで酸化処理する。更に、そ
の上に、キャパシタ・プレートとなるリン添加ポリSi
膜を堆積する。次に、これらの膜上にレジスト膜を塗布
して、それらをパターニングした(露光プロセス・12
)、−マラクにより不要なポリSi及びSi3N4膜を
除去して、キャパシタ絶縁膜880及びプレート881
を形成する。その後、レジスト除去を行なう。
更に、第8J図に示すように、レジスト膜でnチャネル
部を被覆(露光プロセス・13)し、pチャネル部のS
iO2膜87膜長78する。次に、先のレジストを除去
した後、再度nチャネル部にレジスト膜882a及びb
を被着(露光プロセス・14)し、それをマスクとして
、pチャネルFETのLDD構造の高濃度ソース・ドレ
イン領域となるべき領域にボロン(B+)をイオン注入
する。
その後、レジスト膜を全面除去し、活性化のためのN2
アニールを行なう。
更に第8に図に示すように、全面に3i02膜、BPS
G膜を堆積し、リフローにより平坦化を行なう。次に、
フォトレジストを被着して、パターニングを行なう(露
光プロセス・15)ことによりコンタクトホール884
 a = eを形成する。次に、pチャネル部の上面を
フォトレジストで被覆(露光プロセス・16)しておい
て、n型ソース・ドレインのコンタクト下部にイオン注
入(リン)によりn”型のn+コンタクト領域を形成す
る。上記レジストを除去して、nチャ5ネル部をフォト
レジストで被覆(露光プロセス・17)しておいて。
p型ソース・ドレインのコンタクト下部にイオン注入(
B)によりp+型のp+コンタクト領域を形成する。上
記レジスト膜を除去して、イオン注入層の活性化及びB
PSG膜883 a ”= fのりフローのためのN2
アニールを行なう。
更に第8L図のように、全面に下地TiNバッファ層と
配線層W6i2(タングステン・シリサイド)をCVD
により被着し、その上にフォトレジスト膜を塗布して、
所望の形状にパターニング(露光プロセス・18)し、
それをマスクとして、シリサイド配線885 a ”−
cをドライ・エツチングにより形成する。その後、不要
なレジスト膜を除去する。N2アニール処理する。
更に第8M図のように、PSG/SOG/PSGの構造
を有する層間PSG膜を堆積形成し、ポジ型レジスト・
プロセスにより (露光tロセス・19)によりスルー
ホールとなるべき場所以外をレジストで被覆した状態で
ドライエツチングすることによりスルーホールを形成す
る。その後、レジスト膜を除去する。
更に第8N図のように、AQ−Iとなるべき下地TiN
膜及びAQ配線層(AQ99重畳%、Si1重畳%)を
堆積し、その上にネガ・プロセスにより (露光プロセ
ス・20)レジストをAQ配線となるべき部分上のみに
残し、ドライ・エツチングによりAQ−I配線887 
a −dをバターニング形成する。その後、レジスト膜
を除去する。
更に第80図のように、プラスマS i 02 / S
OG (Spin−011−Gl!SS) /プラズ?
 S i 02の3層からなる眉間絶縁膜888を堆積
し、その上のスルーホールとなるべき部分以外をポジ・
プロセス(露光プロセス・21)によりレジストで被覆
した状態でドライ・エツチングによりスルーホールを形
成する。その後、レジストを除去する。次に、AQ−I
IとなるべきAM配線層(A1299%。
Si1%)を全面に被着し、その上の配線となるべき部
分のみにネガ・プロセスにより (露光プロセス・22
)レジスト膜を被着する。それにより、このレジスト膜
をマスクとしてドライ・エツチングすることで、AQ−
II配線889a及びbを形成する。
更に、常圧PSG膜(ファイナル・パンシベーション)
を堆積し、その上のボンディング・パッドとなるべき部
分以外にポジ・プロセス(露光プロセス・23)により
レジスト膜を被着する。このレジスト膜をマスクとして
、化学エツチングによりボンディング・バット用開口部
を形成する。
以上の各露光プロセスの内、寸法的にきびしい条件が要
求される露光プロセス・2,4.9〜11.15.及び
18〜22に対しては、本発明の各実施例の位相シフト
法が有効である。それらの内、第8P図に示すように、
メモリアレ一部822a及びbと周辺回路823の属す
る平面間に大きな段差を伴なう場合には、本発明の各実
施例に示す多像面投影露光法を活用することが有効であ
る。又、露光プロセス・9,18,20−及び22のよ
うに周期配線を多く含む工程では、相互型開口(実施例
・6の第6H図及び実施例・15の第15A図〜第15
F図など)のマスクを用いる位相シフト法(位相反転シ
フト法)などが有効である。
(9)実施例・9 本発明のマスク・レイアウト作成上の考え方及び理論的
バック・グラウンドについて説明する。
第9A図は通常の位相シフトのないマスク上のεだけ(
ウェハ上換算距離)はなれた2つの開口からの光の場合
の振幅強度U(破線)及び同エネルギー強度I (実線
)をウェハ上の主面にそう座標Xについてプロットした
ものである。(数値計算値)このように、たとえば、5
:1の縮小投影を行なった時には、位相差φ2−φl=
△φがO又はそれと同等なときは、建設的干渉がおこり
、実線■の如くなり、ビークul l  u2は解像さ
れない。
このような微細な近接物の投影系による解像の問題は、
レーレ−(Rxyleigh)によって次のように与え
られる。すなわち、2つの近接点の距離(ウェハ上換算
)をδとすると λ δ=0.61X         ・・ ・・・・・(
9,1)NA。
ここで、λは露光波長、NA、は像側の投影系のNA 
(開口数)である。
たとえば、i線の場合を考えるとλ=0.365μm、
例えばNA=0.4となり、解像限界δは約0.56μ
mとなる。従って、第9A図のように波長と同程度(例
えばλの200%〜50%)の寸法のパターンを投影し
ようとすると、2本の線が合体して分離できないという
問題が発生する。
一方、第9B図のように近接する2つの開口間の光束に
位相差π(又はそれと等価)を与える(位相反転シフト
法)と、原点付近でエネルギー強度Iにシャープなへこ
みがあられ′れ、その結果、ピークは2つに解像される
第9C図は、実施例・3のように主開口と副開口間の位
相差△φをπ又はそれと等価な値以外にする多像面位相
シフト法の原理を説明する五めの模式図である。これは
、縮小投影系の光学作用を大幅に簡略化したものである
。同図において、991は露光光束(波長λ)、914
はマスク、921aは主開口(例えば第3C図(a)の
BA)、921bは副開口(例えば第3C図(b)のB
1)、dは(ウェハ上換算)それら開口間の距離、Qは
マスクと像面間の距離、Q、、〕2は各開口からスクリ
ーン903(像面又はウェハ)までの光路長である。ス
クリーン上の光強度I  (x)は次のようにして定ま
る。
各開口による電解強度ul+u2は、波数k、位相ψ□
、φ2とすると、 ul =Aexp (i  (kQl−ψ1)〕・・・
・・・・・・ (9,2) 〕2  =Bexp  (−i  (k 〕2−φ2)
〕・・・・・・・・・・・ (9,3) となる。合成光については、 1 (x)= j ul+u2 l 2(9゜ d これより、Qの変化分を△Q、△φ;φ2−ψ。
とすると、 λ・△φ となり、△φを変化させると像面が変化することがわか
る。ただし、本モデルはラフ・モデルであり、詳細には
数値計算及び実験により補正及び確認が必要である。
(10)実施例・10 本実施例においては、本発明の各露光プロセスに適用さ
れる投影露光用紫外光源とその周辺について説明する。
第10A図は利用できる露光照明系の緒特性をまとめた
図表である。同図表において、パーシャル・コヒーレン
ス(Pattial Coherence)  とは、
一般にギリシャ文字°σ”で表示され、その定義は、N
A。
N A 。
である。ここで、NAcは照明系コンデンサ・レンズの
マスク側の開口数、N A oは露光投影レンズ系のマ
スク側の開口数で、ここではNA、=0゜4とする。本
発明の露光に用いる紫外光源としては、ここに示した以
外にXe−Hg光源の0.2〜0,3μm間のディープ
UVスペクトル(遠紫外)、0.2μm前後のエキシマ
・レーザ発光、上図に示した以外のHgアーク発光等が
ある。
なお、本発明に用いる照明は、いわゆるケーラー照明(
Kδhler)の構造となっている。しかし、それ以外
の構成による照明でも可能である。
露光照明系の具体例については、第19A図に別途説明
する。
(11)実施例・11 ここでは、本発明の露光に用いる5、1縮小投影露光装
置の変形例(実施例・5に対応)を説明する。本例では
、照明系及び露光投影系において、それぞれ同一のレン
ズ系のみによって2つの分割光束を操作するためのレン
ズ作用を行なうようにしているので、一対のレンズ系を
左右それぞれの光束にたいして用いた場合に問題となる
ようなレンズ系の収差の相異を考慮する必要がない利点
がある。本露光系はマスク側(物側)及びウエノ1側(
像側)においてテレセントリックに構成された両側テレ
セントリック系である。
第11A図は本実施例のステッパの照明系及び露光投影
系の簡略化した模式断面図である。同図において、11
02は水銀のi線等を放出する光源、Lは初期光束、1
104はケーラー照明を構成スルコンデンサ・レンズ等
の照明光学レンズ系、Ll + L2はハーフ・ミラー
により同一の均一な強度で分離された主光束及び副光束
、1114aは主マスク、1114bは副マスク、11
40aは光路長制御室(主光束に対するもの)、114
0bは副光束に対する光路長制御室、L−は合成光束、
1115は投影レンズ系、1103は被露光ウェハであ
る。
本方法では各種の収差に差が出やすいレンズ系を両光束
L1及びL2について共通としているので、同時露光可
能な面積を大きくとることができる。又、1回で露光で
きるフィールド全体にわたって位相のずれを所望の値に
調整することができ、そのために、高い解像力を得るこ
とができる。
なお、本実施例は第11A図のものに限定されず、たと
えば、2つの独立な光源系を利用することもできる。そ
の場合にも、下半分(マスク以降)の光学系内において
、主及び副光束についての主要なレンズ系1115が共
通なので、それぞれの一対のマスク上のパターンの転写
特性に対する両光学系の収差の差異に基づく悪影響を最
小限におさえることができる。
更に、本装置は2つのマスク上のパターンを同時に一つ
のウェハ上に転写する露光方法の全てに適用可能である
また、第11A図において簡略化した光学構造について
は、第5A図及び第5B図とほぼ同一である。相異する
部分は、前段レンズ群562a及びbにあたるものが、
本実施例にはなく、第5A図の515に相等する位置に
設けられた両側テレセントリックな投影レンズ系111
5があるところだけである。
(12)実施例・12 ここでは本発明のマスクを検査するためのマスク欠陥検
査装置について説明する。
第12A図はマスク検査装置の簡略化した模式断面図で
ある。同図において、1252はe線(546nm)の
単色光ソース、Lは初期検査光束、L、及びL2は上記
露光装置と同様に等強度で均一に分割された分割検査光
束のそれぞれ主光束及び副光束、Ml及びM2は被検査
マスク、1240a及びbは光路長制御室、1265は
11投影レンズ系、L−は合成検査光束、1266は光
検出器である。
なお、投影レンズ1265は、必要ならば1より大きい
倍率のものでもよいし、縮小するものでもよい。しかし
、縮小の場合は当該投影レンズ系が随伴パターンを解像
できなければならない。
次に、本装置の動作を説明する。第1に被検査マスクM
1がオン・マスク位相反転シスト1のマスクで、基準マ
スクM2がそれと同一の開口パターンを有するが、シッ
ク・パターン(随伴パターン及び相補パターン)部に位
相シフト処理がされていないもの、すなわち、位相シフ
ト膜が形成されていないものの場合を説明する。この場
合は、光路制御手段1240a及びbを調整して、光路
L1及びL2を等しくすると(2nπの位相差でもよい
)、合成像では、正常な場合は全くシフタ・パターンが
見えないことになる。一方、位相シフト膜の厚さが異常
な場合は、その部分が明部となって検出器1266によ
って検出される。この場合、対応する主パターンは明部
として結像するので、欠陥部と主パターンの相互関係が
明確に把握されえる。
第2にマルチ・マスク位相反転シフト用のマスク検査に
おいて、被検査マスクM1 、M2がそれぞれ主マスク
及び副マスクの場合について説明する。この場合、光路
長制御手段1240a及びbを調整して、2つ光路Ll
 + Ll間で位相差が0又はそれと等価になるように
設定すると、像面には主パターンと副パターン(随伴パ
ターン)の両方の合成パターンが結像される。従って、
その合成パターンとマスクの設計パターン情報を電気的
に比較して欠陥を総合的に判定することができる第3に
マルチ・マスク位相反転シフト用のマスク検査(位相差
がπ以外のものも含む)において被検査マスクM1 、
M2が両方とも露光投影系によっては解像しえない随伴
パターンを有する同一パターンであるべきマスク同志で
ある場合について説明する。この場合、光露長調整手段
1240a及びbを調整して位相差をπ又はそれと等価
な値に設定すると、正常な随伴パターンの合成像は消滅
するか又は一般の場合と比較して微弱なものとなる。一
方、異常パターンがあると、その部分だけ鮮明な明部と
なる。
(13)実施例・13 本実施例はDRAM等のメモリICの如く、表面に高低
差のあるチップ領域を有するウェハの縮小投影露光に適
用して有効な技術に関する。
第13A図は同実施例のステップ・Lン下・リピート型
5:1縮小投影露光装置の簡略化正断面図(光学系)で
ある。同図において、1302a。
bはそれぞれ独立な同一波長の単色光源(例えば1線)
、Ll + Lzはそれぞれ主光束及び副光束、130
4a、bはそれぞれ主及び副露光照明レンズ系(ケーラ
ー照明)、1314aは盆地(メモリICの場合では周
辺回路)を露光するための主マスク、1314bは高原
(メモリの場合はメモリ・セル又はメモリ・マット部)
を露光するための副マスク、1334 i及び1334
jはチップ上の高原部に対応する遮蔽部、1334には
チップ上の周辺回路パターンに対応する主パターン部、
1344にはチップ上の盆地部に対応する遮蔽部、13
44i及びjはチップ上のメモリ・マットに対応する副
パターン部、L−はハーフ・ミラーによる合成光束、1
315は物側及び像側がテレセントリックに構成された
縮小投影レンズ系、1303は被露光ウェハ 1313
i及びjは高原(メモリ・マット部)、1313k又は
1324は盆地(周辺回路部)である。
第13B図は露光の単位ステップに対応するウェハ上の
領域の配置を示す上面図である。同図において1313
と破線で囲む領域は単位ステップにより露光される全領
域、すなわち、単位露光領域、1321及び1322は
、それぞれ第1及び第2のチップ領域、1323及び1
324はそれぞれのチップ領域の周辺回路部、1313
には盆地又は谷間にあたる主露光部(破線で区切られた
長細い長方形の部分)、1313i及びJは(破線で区
切られた両側)高原又は台地にあたる副露光部である。
次に本発明の縮小投影露光装置の動作を説明する。本方
式では、露光領域1313は2つのマスク1314a及
び1314bにわけられる。これは、たとえば、メモリ
マット領域1313 i及びj、並びに周辺回路部13
13kにあたる。これらの領域には、通常図に示す(第
13A図)ような、段差を伴う場合が多い。このような
場合には、それぞれの領域を別々のマスク上のパターン
とし、それらのマスクを別々にZ軸(光軸とlじ丁方向
に移動させて、各領域の像がウェハ上のレジスト膜の各
々対応する平面に結像するように調整した状態で同時に
露光する。
この場合、光源には同一波長の光源ランプ等を複数個用
いるが、両方の波長に差があると、投影レンズ系131
5の色収差の影響が出るので、これを回避するためには
、実施例・12のように単一の光源からの光束を分割す
るようにしてもよい。
なお、本ステッパでは投影レンズ系1315を光束L1
 + Lzについて共通とするとともに、両側(物側及
び像側)テレセントリックな構成としているので、各マ
スクのZ軸方向への微小な移動によって、その倍率を変
化させることなく、その結像位置を変化させることがで
きる。
(14)実施例・14 本実施例は同一マスク上の所定の部分に位相を反転させ
るための透明膜を形成して行なう位相シフト露光法(本
願においては、「オン・マスク位相シフト法Jと呼称す
る。)を適用したものである。
第14A図は同実施例のステップ・アンド・すビート方
式51縮小投影露光装置の簡略化正断面図(光学系)で
ある。同図において、1402a及びbは相互に独立な
1線等の単色露光光源、Ll及びL2は主光束及び副光
束、1404a及びbはケーラー照明を構成する照明レ
ンズ系、1414a及びbは、低地(ウェハ上の)部分
の所定のパターンを露光するための主マスク、1414
bはウェハ上の高地部分の所定のパターンを露光するた
めの副マスク、1414x及びyは合成石英マスク基板
、1414m及びnはクロム遮光部、1414p及びq
はパターンに対応する主開口部、1414s及びtは位
相シフタに対応する開口部上に設けられた位相反転用透
明膜、L−はハーフミラ−による合成光束、1415は
物及び像側の両側がテレセントリックに構成された51
縮小投影レンズ系、1413にはウェハ上(ウェハは1
403)の低地部分、1413iはウェハ上の高地部分
である。
第14B図はウェハ1403上で単位−1光領域を示し
、本発明の露光方法を説明するための上面図である。同
図において、1413は単位露光領域、1421及び1
422はメモリなどのチップに対応するチップ領域、1
423及び1424はそれぞれのチップ上の低地に対応
する周辺回路部等、1451aは第14A図に示す如く
開口部1414pが設けられている部分、1451bは
同様に開口部1414qが設けられている部分である。
第14C図は先の低地部及び高地部の所定のパターン部
1451a及びbが孤立AQ配線のようす長細いパター
ンの場合のマスクの具体例を示すマスクの平面図である
。本マスクは、ネガ型レジスト・プロセスに対応する。
同図において、1414p及び1414qは、それぞれ
AQ配線に対応する開口パターン、1414g及びhは
、それぞれシフタに対応するスリット状開口パターン、
1414s及びtはその上に形成された位相反転膜であ
る。
本実施例のステッパの動作等については前記実施例・1
3と全く同じであるので省略する。本実施例では、段差
を有する2つの領域を同時にオン・マスク位相シフト法
により露光できるので、先の実施例・8に示すような段
差の大きいDRAM等の微細寸法で、通常のプロセスで
は解像できないような露光工程に適用して有効である。
本方法は、あらゆるタイプのオン・マスク位相シフト法
に有効である。
(15)実施例・15 本実施例は、本発明のマルチ・マスク位相シフト法又は
オン・マスク位相シフト法を応用した周期又は概周期A
Q配線パターン等の形成方法に関する。
第15A−C図は本実施例15A−Cの対象となるAQ
周期パターン(ウェハ上)の概略を示すウェハ上面図で
ある。第15A図において、1503はウェハ上面、1
553は特異パターン、1559及び1560は隣接パ
ターン、1551及び1552は残余の周期パターンで
ある。第15B図において、1556は特異バタ=21
.1561及び1562はその隣接パターン、1554
及び1555は残余の周期パターン、1503はウェハ
上面である。第15C図において、1558は周期AQ
配線パターンの端部にあたる特異パターン、1557は
残余の周期パターン、1503はウェハ上面である。
第15D図は上記の第15A図に対応するマスク上のレ
イアウト又は重畳レイアウト図であり、実線は主マスク
の開口パターンの境界を示し、破線は副マスクの開口パ
ターンの境界を示す。オン・マスク位相シフト・マスク
の場合は、実線が位相シフト量“0”の開口パターン、
破線が位相シフト量“π”の開口パターンに対応する。
寸法は第15D図〜第15F図については、AQ線幅が
0゜3〜0,4μm、各図形は等倍で描かれている。
第15D図において、(以下、主にマルチ・マスク位相
反転シフト法の場合について説明する)1514は石英
マスク基板、1559gは主マスク上のAfi線155
9に対応する主開口パターン、1559bはそれに随伴
した副マスク上のシフタ・パターン、1553bはAQ
線1553に対応する副マスク上の主開口パターン、1
560aはAQ線1560に対応する主マスク上の主開
口パターン、1560bはそれに随伴した副マスク上の
シフタ・パターン、1559cは両側のAQ線に対応す
る開口1559a及び1560aから当距離にあること
から生じることがあるゴーストを打消すための補助量ロ
バターンである。
第15E図は先の第15D図と同様な第15B図に対応
するマスク・レイアウト図である。同図において、15
14はマスク基板、1556aは第15B図のAQ線1
556に対応する主開口部(主マスク上の)、1556
b及びb′はそれに随伴する副マスク上のシック・パタ
ーン、1561b及び1562bはそれぞれ1561及
び1562に対応する副マスク上の開口パターンである
第15F図は先の第15D図及び第15E図と同様な第
15C図に対応するマスク・レイアウト図である。同図
において、1558aは第15C図の端部AQ配線15
58に対応する主−マスク上の主開口部、1558bは
それに対応する副マスク上のシフタ・パターン、155
7bは内側のAQ線1557の一つに対応する副マスク
上の主開口部、1514はマスク基板である。
次に、これらのマスクの使用方法について説明する。ま
ず、第15C図及び第15F図について説明する。この
ような密集周期パターンでは、第6H図のタイプのマス
ク・レイアウトを用いるが、この場合、周期パターンの
端部では、第9B図の振幅分布から推察されるように、
端部AQ線1558の外側半分については、隣接するシ
フタ・パターン(相補主パターン)がないため、線幅が
ブロードになってしまう。そこで、その不要な広がりを
キャンセルするように付加的な随伴開口パターン(シフ
タ)1558bを設ける。
次に第15B図及び第15E図の場合を説明する。この
ような周期パターンにおいて、第6H図の如く交互に“
π”又はそれと等価な位相シフトヲモツマスク・レイア
ウトを使用するが、第15B図の如く一本だけ突出して
いるような場合又は、数本(又は−本)ごとに突出して
いる場合には、その突出部のAQ配線等1556が先と
同じ理由で、不所望に太くなるという問題がある。これ
を避けるためにシック・パターン1556b及びb′を
設けている。
次に第15A図及び第15D図の場合を説明する。この
ような周期パターンにおいても第6H図の如く交互に“
π (又はそれと等価)の位相シフトをもつマスク・レ
イアウトを使用するが、第15A図の如く一本だけが短
い場合(−本ごと又は数本ごとに短い場合も同じ)には
、その両側のAΩ配線等1559及び1560のそれぞ
れの内側が不所望に太くなるという第1の問題が発生す
る。更に第9B図に示す振幅の谷間が重なるような寸法
のときは、それらの中間にゴーストが現われるという第
2の問題が発生する。この第1の問題を解決するために
随伴シフト・パターン1559b及び1560bを設け
ている。又、第2の問題を解決するために、補助パター
ン1559c(補助随伴パターン)を設けている。。
以上説明した以上の技法は、以下のプロセスの密集パタ
ーン部に適用すると特に有効である。すなわち、第7I
図におけるプロセス・7P2,7P4,7P7.7P1
0.及び7P12、実施例・8における露光プロセス・
2,4,9.11.18.20.及び22等である。な
お、マスク及び露光の方式は、オン・マスク位相シフト
でもマルチ・マスク位相シフトのどちらでもよい。
(16)実施例・16 本実施例は本発明のウェハの露光に用いるフォト・レジ
ストの説明である。レジストは露光に用いる単色紫外光
源の波長によって、第16A図のうちから選択すること
ができる。
レジストは、例えば、0.6μmの厚さにスピン・コー
タにより、ウェハの上土面の全面に均一に塗布する。
(17)実施例・17 本実施例はペア・マスク又はマルチ・マスク位相シフト
法に用いるマスクの改良に関するものである。
第17A図は同法によるステップ・アンド・すビート型
5:1縮小投影露光装置の光学系の主要部の略式断面図
である。同図において、1702はHgランプ等の1線
等の紫外単色光源、1704はケーラー照明を形成する
照明光学レンズ系、Lは照明光、Ll及びL2は分割照
明光、1714a及びbは主分割光及び副分割光に対応
する主マスク及び副マスク、1751aは第1の孤立パ
ターンに対応する第1の束開口パターン、1754bは
第2の孤立パターンに対応する第2の束開口パターン、
1752a及びl 753aは上記第2の束開口パター
ンに付随した第2の副開口パターン(すなわち、シフタ
)、1755b及び1756bは上記第1の束開口パタ
ーンに随伴した第1の副開口パターン、1740a及び
bは、それぞれ第5C図に示すような光路長調整手段又
は同調整室、L−は合成光、1715は5:1縮小投影
レンズ系、1703は被露光ウェハ、1709は上記ウ
ェハ1703上に均一に塗布されたフォト・レジスト膜
である。
第17B図は、多数の孤立パターンに対応する束開口パ
ターンがどのように主マスク及び副マスク上に分配され
るかを示す重ね合せマスク平面レイアウト図である。同
図において、1714b上に1714aを重ねたときの
マスク基板、1733は同時露光されるパターン部(ワ
ン・ショツト分)、破線の正方形内の実線による円は主
マスク1714a上の各束開口パターン、破線による円
は副マスク1714b上の各束開口パターンである。
このように、束開口パターンを両マスク上に均等に分布
させることによって、両マスクの露光光による加熱をほ
ぼ同一かつ均一にすることができる。
(18)実施例・18 第18A図は、本発明の一実施例の多マスク位相シフト
法(ベア・マスク・フェーズ・シフト法)を実施するた
めのステップ・アンド・リピート方式5:1縮小投影露
光装置(ステッパ)の露光光学系の模式正断面図である
。同図において、1802はHgランプのi線の如き露
光用光源(詳細は実施例・10)、Lは原露光光束、L
、は分割された主露光光束、L2は同じく分割された副
露光光束、1851は光分割用ハーフミラ−1806を
収納するプリズム、1840は第2A図の205、第5
C図、又は以下の例に示すような位相調整又は光路長調
整手段すなわちシフタ、1808a及び1807bはそ
れぞれ主光束及び副光束用ミラー 1804a及び18
04bはそれぞれケーラー@明(K5h I e r 
)を形成するコンデンサー6を収納するプリズム、18
40は第2A図の205、第5C図、又は以下の例に示
すような位相調整又は光路長調整手段すなわちシック、
1808a及び1807bはそれぞれ主光束及び副光束
用ミラー 1804a及び1804bはそれぞれケーラ
ー照IM (Kδhler)を形成するコンデンサーレ
ンズ、1814a及びbはそれぞれ主及び副マスク、1
854は合成用ハーフミラ−1813を収納する合成用
プリズム、L′は合成用光束、1815は5:1縮小投
影レンズ系でet!JILび1側の両側においてテレセ
ントリックに構成されている。
1803は被露光ウェハ、1881は第5A図及び第1
9A図に示すようなウェハ・ステージである。
本実施例においては、ウェハを貫通する主露光光軸と光
源を貫通する主照明光光軸が直交しているので、主及び
副分割光の光路をほぼ対称に構成することが比較的簡単
に行なえる。
なお、本装置は、位相シフト法に限らず、本願の他の実
施例に示した2つのマスクを用いる露光方法に広く適用
できることは、いうまでもない。
(19)実施例・19 本実施例では、本発明のベア・マスク位相シフト法(マ
ルチ・マスク位相シフト法)を実施するための露光照明
系の具体例と露光光学系の他の一つの例を説明する。
第19A図は本実施例のステップ・アンド・リピート型
5:1縮小投影露光装置の露光光学系の模式正断面図で
ある。同図において、1902は超高圧水銀ランプ、1
982は楕円面鏡、Lは原露光照明光束、1983は第
1反射鏡(例えばAΩミラー)、1985はシャッタ、
1986はフライアイ・レンズ、1987はアパーチャ
、1988はフィルタ(例えばショート・カット・フィ
ルタ)、1984は第2反射鏡(例えばコールド・ミラ
ー)、1904はケーラー照明を構成するコンデンサ・
レンズ、1906は原露光光束りを主及び副露光光束L
l + Llに分割するためのノ・−フミラー 194
0は他の実施例に示す光路長調整手段又は位相シフト板
(第2A図の205、第5A図の540a、bその他)
、1907bは副光束L2に対する偏向鏡、1914は
主パターン及び副パターンを搭載したマスク、1961
は他の例と同様にマスクを保持してXYZ及びθ方向更
には傾きの調整を行なうマスク・ホールダ、1961c
はその中央の開口部、1964a及びbは主及び副光束
に対するそれぞれの物側投影レンズ系、1949aは主
光束り、に対する偏向鏡、1913は主光束L1と副光
束L2を合成して合成光L′とするための合成用ハーフ
ミラー−11954はハーフミラ−を収納するための合
成用プリズム、1915は先の物側レンズ系1964a
及び1964bとは別に物側及び像側の両側テレセント
リック(実施例・11同様)に構成された5:1縮小投
影レンズ系の一部をなす像側レンズ系、1903は被露
光ウェハ、1976はθ駆動テーブルを兼ねるウェハ吸
着台、1977は上下方向すなわちZ軸移動台、197
9は水平方向の一方向すなわちX軸移動台、1980は
水平方向の他の方向すなわちY軸移動台である。
本実施例では、マスク基板が単一なので、主及び副マス
ク間での合せが不要となる。
(20)実施例・20 本実施例では、他の実施例で示した光路長調整手段又は
シフタ板として使用できる2次元局所可変シフタ板につ
いて説明する。
第20A図は本実施例の可変シフタを第19A図のシフ
ト板1940と置換又はそれに追加したときの、ステッ
パの簡略化正断面図である。同図において、2002は
第10A図及び第19A図に示すような紫外又は遠紫外
光源、Lは原露光光束、2091は原露光光束のフィー
ルド上の座標(x、y)の位相を測定するための位相検
出器すなわちスキャナ、2006は原露光光束りを主光
束り、と副光束L2に分割するための71−フミラ20
40は主光束L□の座標(x、y)の位相と副光束L2
の同座標の位相との差△φ(x。
y)を局所的(各微小部分について)に所望の値に設定
するための2次元可変位相シフト板又はシフタ、Ll 
(x、y)及びLz (”+ 7)で各光束L1及びL
lの座標(x、y)の部分を示す。2014は、−枚の
マスク上の隔離した場所に主パターン及び副パターンを
搭載したマスクであり、図はマスクの各部の厚さが異な
り、マスク通過の際の位相のずれが座標(x、y)に依
存することを誇張して示す。2049aは主光束L1の
ための偏向ミラー、2013は主光束L1及び副光束り
、を合成してL′を得るための合成用ハーフミラ−ψx
(X、り及びφz(x、Y)はそれぞれ合成直前の基準
面におけるL 1 (x a、y )−及びLx (1
9y)  の位相、2015はそれ単独で又は他のレン
ズ群とともに5°1縮小投影系を構成する投影レンズ系
で物側及び像側の両側においてテレセントリックに構成
されている。2003は被露光半導体ウェハ、2092
はスキャナ2091により検出した座標(x、y)の分
割光間の位相差△φ(x、y)データに基づいて、全露
光フィールド(単位ショット)にわたって位相差△φを
一定均一な値に可変シフタ2040を制御するための可
変シフタ制御回路である。
第20B図は前記第20A図の可変シフタ2040の一
主面の拡大図である。同図において、2040aは多数
の正方形透明電極、2041は電極のない間隙部である
。この間隙部の幅をウェハ上での最少解像寸法に対応す
る寸法以下に設定すると、この間隙部に帰因するノイズ
を低減するのに有効である。先の正方形電極の一辺は、
例えば20μm〜200μm程度である。更に光路上で
の可変シフタ2014の位置は、それによって位相のば
らつきを補償すべき光学部材の光軸上の近傍にすること
がのぞましい。すなわち、単一ショット内の位相のばら
つきの最大の原因がマスク基板である場合は、マスクの
近傍の光軸上に配置することが効果的である。
第20C図は上記第20B図の可変シフタのX−X断面
図である。同図において、2042はポッケルス(Po
ckelg)  効果を有する電気光学結晶で第20D
図に示すもののうちのいずれか一つ、2040a及びb
は対抗する正方形透明電極(セグメント)、2043は
透明絶縁膜である。この絶縁膜2043中に各セグメン
トに対して独立に所望の電圧を印加できるように最少解
像寸法(ウェハ上換算で)以下の幅の透明配線が形成さ
れている。先の可変シック制御回路2092は、これら
の配線を介して、多数のセグメントの電圧を制御するこ
とによって、単一ショットすなわち単一ステップ露光域
内における位相差△ψのばらつきの補償を行なう。
(21)本願の記載を補足するための文献オン・マスク
位相シフト露光法に+1.t、る論理的説明、マスクの
作成方法、パターンの計算法、実験データ等については
、以下に記載されているので、それをもって本願実施例
の記載となす。すなわち、日本特願昭63−29535
0号(昭和63年11月22日出願)及び日本特願平1
−257226号(平成1年10月2日出1ji)並び
に、それに対応する米国特許出願07/437,268
 (1989年11月16日出願)、日本特公昭62−
50811号、「日経マイクロデバイセズ」1990年
5月号74〜75頁、レベンスンらの「インプルービン
グ・レゾル−ジョン・イン・フォトリソグラフィー・ク
イズ・ア・フェイズ・シフティング・マスク」アイ・イ
ー・イー・イー・トランサクション・オン・エレクトロ
ン・デバイセズED−29巻12号1982年12月発
行1828−1836頁(’Improving Re
5olution inPhololijhogtap
h with a Phase−5hiljing M
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Levenson e(al、 IEEE Trans
action on ElectronDevices
、 vol、 ED−29,隘12 December
 1982. P。
1828−1836) 、伊藤らのr1μmプロセス用
フォトマスクパターンの投影像歪み補正」日本電子通信
学会論文誌1985年5月vo1. l 68  (:
Na5第325〜332頁である。
日本特開昭62−171123号には高圧水銀ランプ等
を用いた露光照明系が開示されているので、これをもっ
て本願実施例の記述となす。
日本特開昭61−22626号には、両側テレセントリ
ック構造の投影レンズ系の構成が示されているので、こ
れをもって本願実施例の記述の一部とする。
日本特開昭61−43420号には、電子線を用いたマ
スクの作成技術が開示されているので、これをもって本
願実施例の記述の一部となす。
[発明の効果コ 本願において開示される発明のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
遮光領域及び透過領域からなる所定のパターンが形成さ
れたマスクに光を照射し、前記マスクの透過領域を透過
した光を被照射試料↓に照射することによって、前記マ
スクに形成された所定のパターンを前記被照射試料上に
転写する際、光源から発生する光を二つの光に分割し、
前記二つの光のそれぞれが前記マスクに達するまでの光
路長を変えることによって、前記マスクの異なる箇所を
通過した直後の二つの光の位相を互いに逆相とし、その
後前記二つの光を合成して前記被照射試料上に照射する
本願の露光方法によれば、マスク上の所定の透過領域を
透過した一方の光とマスク上の他の透過領域を透過した
もう一方の光とが被照射試料上において近接して配置さ
れる箇所では、それらの境界領域で二つの光が干渉して
弱め合うので、投影像のコントラストが大幅に改善され
る。
これにより、マスクの製造に多大な時間と労力とを要す
ることなく、パターンの転写精度を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明の実施例・1の工である露光装置に設
けられた位相シフト機構の全体図、第1B図は、本発明
の上記実施例であるマスクの拡大断面図、 第1C図(a)、  (b)は、このマスクに形成され
た一対の回路パターンの平面図、 第1C図(c)は、この一対の回路パターンを合成して
得られる回路パターンの平面図、第1D図(a)〜(e
)は、第1C図(a)。 (b)に示す回路パターンの透過領域を透過した光の振
幅、強度をそれぞれ示す説明図、第1E図(a)、  
(b)は、このマスクに形成された一対の位置合わせマ
ークの平面図、第1E図(C)は、この一対の位置合わ
せマークを合成して得られる回路パターンの平面図、第
1F図(a)、  (b)は、本発明の実施例・1の■
のマスクに形成された一対の回路パターンの他の例を示
す平面図、 第1F図(C)は、この一対の回路パターンを合成して
得られる回路パターンの平面図、第1G図(a)〜(e
)は、第1F図(a)。 (b)に示す回路パターンの透過領域を透過した光の振
幅、強度をそれぞれ示す説明図、第1H図(a)、  
(b)は、本発明の実施例・1の■のマスクに形成され
た一対の回路パターンの他の例を示す平面図、 第1H図(C)は、この一対の回路パターンを合成して
得られる回路パターンの平面図、第1I図(a)〜(e
)は、第1H図(a)。 (b)に示す回路パターンの透過領域を透過した光の振
幅、強度をそれぞれ示す説明図、第1J図(a)〜(d
)は、従来のマスクの透過領域を透過した光の振幅、強
度をそれぞれ示す説明図、 第1K図(a)〜(d)は、透明膜を設けた従来のマス
クの透過領域を透過した光の振幅、強度をそれぞれ示す
説明図である。 第2A図は本発明の実施例・2である露光光学系の要部
構成図、 第2B図(a)、(b)はそれぞれ第2A図のマスクの
パターン構成の一例を示す要部平面図、(C)はそれら
パターンによって作られる所望パターンの平面図、 第2C図(a)、  (b)はそれぞれ第2A図のマス
クのパターン構成の一例を示す要部平面図、(C)はそ
れらパターンによって作られる所望パターンの平面図、 第2D図(a)、(b)はそれぞれ第2A図のマスクの
パターン構成の一例を示す要部平面図、(C)はそれら
パターンによって作られる所望パターンの平面図、 第2E図(a)〜(e)は第2B図のマスクの透過領域
を透過した光の振幅及び強度を示す説明図、 第2F図(a) 〜(e)、(d−)は第2C図のマス
クの透過領域を透過した光の振幅及び強度を示す説明図
、 第2G図(a)〜(e)は第2D図に示したマスクの透
過領域を透過した光の振幅及び強度を示す説明図、 第2H図はマスクの断面図、 第2■図(a)〜(c)は、本発明の装置に使用するパ
ターンの位置合わせ方法の説明図、第3A図は本発明の
実施例・3に係るステップアンド・リピート型5:1縮
小投影露光装置の露光光学系の概要を示す模式正断面図
、 第3B図は、本発明の上記実施例の周期的又は準周期的
ライン・アンド・スペース・パターンに対応するマスク
の断面図、 第3C図(a)は、上記実施例の段差を有する周期パタ
ーンに対応する主マスク・パターン(ポジ・マスク)、 同図(b)は、同様にサブ・マスク・パターン、同図(
c)は、合成量ロバターンの平面図、同図(d)は、被
露光ウェハ上の製造途上にある半導体集積回路装置の周
期段差部の断面図、第3D図は上記実施例のLl + 
L2の位相差φを(2n+1)πより前後にずらせた場
合の主及びサブ・パターンに対応する像面のずれの様子
を示す線図、 第3E図(a)は上記実施例の位相シフト合せ用マーク
の内、主パターン部に形成されたものを示す平面図、 第3E図(b)は、同サブ・パターン部に形成された位
相合せ月開口パターンの平面図、第3E図(c)は、こ
れらの合成時の投影パターンである。 第4A図は本発明の実施例・4のステンパ装置の模式断
面図である。 第5A図は、本発明の実施例5のステップ・アンド・リ
ピート型5°1縮小投影露光装置の露光投影光学系の模
式正断面図、 第5B図は上記同装置の露光光源及び照明(露光用)光
学系の模式正断面図、 第5C図は同装置の位相差設定手段の拡大断面図、 第5D図は同装置のウェハ保持部の上面図である。 第6A図は本発明の実施例・6に係る孤立帯状正方形パ
ターンに対応するマスク ・パターン平面 図、 第6D図は本発明の実施例・ 6に係る lJ 字 型パターンに対応するマスク・パターン平面図、第6E
図は上記第6D図の変形例に係る「L」字型パターンに
対応するマスク・パターン平面図、第6F図は、本発明
の実施例・6に係る屈曲孤立帯状パターンに対応するマ
スク・パターン平面図、 第6G図は上記第6F図の変形例に係る屈曲孤立帯状パ
ターンに対応するマスク・パターン平面図、 第6H図は本発明の実施例6・に係る等周期帯状パター
ンに対応するマスク・パターン平面図である。 第7A図は本発明の実施例・7に係る露光ステップを示
すウェハ上面図、 第7B図は本発明の実施例・7に係る露光方法における
単位露光領域を示す平面図、 第7C−E図は本発明の実施例・7に係るポジ・プロセ
スを示すフロー断面図、 第7F−H図は本発明の実施例・7に係るネガ・プロセ
スを示すフロー断面図、 第7■図は本発明の実施例・7に係るツイン・ウェルS
RAMプロセスにおけるフォトリングラフィ工程を示す
全体フロー図、 第73−P図は本発明の上記第71図に対応するSRA
Mのウェハ工程のフロー断面図、第7Q図は上記SRA
Mのチップ領域の平面レイアウト図である。 第8A〜0図は本発明の実施例・8に係るDRAMのウ
ェハ工程を示すフロー断面図、第8P図は上記DRAM
のチップ領域の平面レイアウト図、 第8Q図は上記DRAMのメモリ・セル領域の単位並進
周期の平面レイアウト図である。 第9A図は近接したパターンの位相が同位相である場合
の光の振幅強度及びエネルギー強度の分布を説明するた
めのグラフ、 第9B図は上記第8図と同様に位相が180゜(相対的
に)異なる場合の同分布グラフ、第9C図は本発明の縮
少投影の原基E説用するための光学系の模式断面図であ
る。 第10A図は本発明の露光方法に用いる露光用単色光源
の諸条件を示す図表である。 第11A図は物側のテレセントリック構成を利用して、
投影レンズ系を全て共通にした本発明の実施例11の5
:1縮小投影露光装置の簡略化正断面図である。 第12A図は本発明の実施例・12のマスク検査装置の
簡略化正断面図である。 第13A図は相互にコヒーレントでない2つの光源を用
いる本発明の実施例・13のステップ・アンド・リピー
ト型5・1縮小投影露光装置の簡略化正断面図である。 第13B図は上記第13A図の露光方法によって露光さ
れる単位露光領域のレイアウトを示すマスク又はウェハ
平面図である。 第14A図は本発明の実施例・14の露光方法の説明の
ための(相互にコヒーレントでない光源を使用する)ス
テップ・アンド・リピート型縮小投影露光装置の簡略化
正断面図、 第14B図は上記第14A図の方法における単位置光域
(マスク又はウェハ)の平面レイアウト図、 第14C図は上記第14A図の方法に使用するマスクの
平面パターン図である。 第15A図は本発明の実施例・15の準周期パターンに
対応するウェハ上のパターン平面図、第15B図は上記
実施例の他の準周期パターンに対応するウェハ上のパタ
ーン平面図、第15C図は上記実施例の更に他の準周期
パターンに対応するウェハ上のパターン平面図である。 第15D図は上記第15A図のウェハ上のパターンに対
応するオン・マスク又はマルチ・マスク位相シフト法に
おけるマスクの平面レイアウト図又は重畳平面レイアウ
ト図である。 第15E図及び第15F図はそれぞれ第15B図及び第
15C図に対応する同様な平面レイアウト図である。 第16A図は本発明の実施に使用されるフォトレジスト
の一覧図表である。 第17A図は本発明の実施例・17に係る随伴パターン
を2つのマスク上に相互に分割搭載する露光方法を示す
ステップ・アンド・リピート型5:1縮小投影露光装置
の簡略化正断面図、第17B図は同方法を説明するため
の重畳マスクパターン図である。 第18A図は本発明の実施例・18に係る簡易型マルチ
・マスク・ステッパの正断面図である。 第19A図は本発明の各実施例の露光装置の個別照明光
源の構成を説明するため及び実施例・19に係る単一マ
スク基板によるペアマスク(パターン)露光装置(ステ
ッパ)の正断面図である。 第20A図は本発明の実施例・20に葆る二次元位相合
せ装置の全体構成図、 第20B図は同二次元位相シフト板の上面図、第20C
図は同二次元位相シフト板の断面図、第20D図は同位
相シフト板に用いる電気光学効果を有する結晶の一覧図
表である。 第 図 第 F 図 第 1G 図 第 H 図 第 図 第 に 図 第 図 第 図 (b) 第 C 図 (b) (C) 第 図 (b) (C) 第 E 図 第 E 図 (C) 1離 第 図 (d) (d′) 第 2F 図 第 図 (b) 第 図 第 G 図 皿離 第 工 図 (b) 第 A 図 第 B 図 6どコ 第 C 図 (b) (C) +d) a B 國 D 第 図 第 E 図 (b) 第 4A図 第 図 第 図 第 図 第 A 図 第 図 12d 第 C 図 12d 第 65図 第 G 図 第 7A 図 第 B 図 第 70図 第 D 図 0B 第 E 図 第 7F図 第 7G 54x 図 第 7日 図 図 第 8A メ七リアし 0B 64b 第 8C メモ ノ アしイ部 67c 第 D 〆乞 アし 柘 872b 第 E 区 n子マネ)し 72C 72d 72e 第 F メ七す レイギE \ 第 G 第 H 第 図 メモリアし羽化 第 図 第 に ノ七リアしイ部 第 し し メモ ア 第 図 第 N メモツアレイ 第 8゜ 89b 第 80図 71C 第 A 図 第 B 図 第 1A 図 1o3 第12A図 第13A図 第 13B図 第 14A図 第 148図 第 4C 図 第 15A図 第 158図 第 15C図 第 15E図 第15F図 第 16八図 第 174図 第 7B 図 第 18A 図 第20A図 第 208図 第20C図 第 20D図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、遮光領域および透過領域からなる所定のパターンが
    形成されたマスクに光を照射し、前記マスクの透過領域
    を透過した光を被照射試料上に照射することによって、
    前記マスクに形成された所定のパターンを前記被照射試
    料上に転写する露光方法であって、光源から発生する光
    を二つの光に分割し、前記二つの光のそれぞれが前記マ
    スクに達するまでの光路長を変えることによって、前記
    マスクの異なる箇所を通過した直後の二つの光の位相を
    互いに逆相とし、その後前記二つの光を合成して前記被
    照射試料上に照射することを特徴とする露光方法。 2、光源から発生する光を二分割する光分割手段と、前
    記光分割手段によって分割された光のそれぞれが前記マ
    スクに達するまでの光路長を変えることによって、前記
    マスクの異なる箇所を通過した直後の光の位相を互いに
    逆相とする光路長可変手段と、前記マスクを通過した二
    つの光を合成して前記被照射試料上に照射する光合成手
    段とからなる位相シフト機構を有することを特徴とする
    請求項1記載の露光方法に用いる露光装置。 3、第一の回路パターンの透過領域を透過した光と、第
    二の回路パターンの透過領域を透過した光とが被照射試
    料上において近接して配置されるような一対の回路パタ
    ーンを有していることを特徴とする請求項1記載の露光
    方法に用いるマスク。 4、それぞれ遮光領域及び透過領域を備えた第1のパタ
    ーン、第2のパターンを有し、該2種類のパターンに位
    相差のある少なくとも部分的にコヒーレントな2つの光
    を照射し、それらの光の透過パターンを合成して、被照
    射試料上で所望のパターンを作成するためのマスクであ
    って、前記所望パターンの精度が要求される境界部にて
    、第1のパターンの透過領域を透過した光と、第2のパ
    ターンの透過領域を透過した光とが干渉して弱めあうよ
    うに、前記第1のパターン及び第2のパターンを同一基
    板上に、又は前記第1のパターンと前記第2のパターン
    とを別々に2枚の基板上に構成したことを特徴とするマ
    スク。 5、少なくとも部分的にコヒーレントな光束を発生する
    光源と、該コヒーレントな光束を2つに分割するための
    光束分割手段と、該光束分割手段から再度光束を合成す
    るまでの光路のいずれか一方に置かれた光学位相シフト
    部材と、第1のパターン及び第2のパターンを透過した
    光束を単一の光束に合成する光学系と、該単一の光束を
    被照射試料に縮小して投影する光学系とを有し、 前記光学位相シフト部材により、第1のパターンを透過
    する光と第2のパターンを透過する光の位相を180度
    までずらし、被照射試料上で合成した所望のパターンを
    作成するようにしたことを特徴とするマスクを用いた露
    光装置。 6、前記請求項4記載のマスク上の第1のパターンと第
    2のパターンに、それぞれ位相差のある少なくとも部分
    的にコヒーレントな2つの光を照射し、それらの光の透
    過パターンを合成して、被照射試料上で所望パターンを
    作成することを特徴とするマスクを用いた露光方法。 7、少なくとも一つの軸方向に多数の周期にわたって、
    マスク上のほぼ周期的な開口パターンを縮小投影法によ
    り被露光板状物上の感光性膜上に転写する場合において
    、露光方法は以下よりなる: (a)上記ほぼ周期的な開口パターンを有するマスクと
    被露光板状物の相互位置合せを行なうこと; (b)上記位置合せされた上記マスクに紫外又は遠紫外
    の単色光束を上記マスク上の所定のパターンをおおうよ
    うに、ほぼ上記マスク面に垂直に照射すること; (c)上記開口パターンを通過した単色光束をレンズ手
    段により集光することにより、上記開口パターンの縮小
    像を上記板状物上の上記感光膜上に結像すること; ここにおいて、上記開口パターンのうち、奇数列と偶数
    列の開口パターンを通過した光の位相差が(2n+1)
    π、〔ここでnは整数〕以外の値になるように、上記奇
    数列と偶数列の開口パターン部のマスクの光学距離の差
    が設けられている。 8、上記請求項第7項の露光方法において、上記奇数列
    と偶数列の開口パターン部のマスクの光学距離の差は、
    上記奇数列と偶数列の開口パターンのいずれか一方の開
    口部に付加的な透明膜を形成することによって設定する
    。 9、以下の構成よりなる縮小投影露光装置: (a)露光用の紫外又は遠紫外の単色光源; (b)上記露光用光源より放出された露光用光束を分割
    して、主光束と副光束とするための光束分割手段; (c)上記主光束をその第1の主面にほぼ垂直に照射し
    、その開口パターンに対応する部分から上記主光束の一
    部を透過させるための主マスク基板を載置するための主
    マスク保持手段; (d)上記副光束をその第1の主面にほぼ垂直に照射し
    、その開口パターンに対応する部分から上記副光束の一
    部を透過させるための副マスク基板を載置するための副
    マスク保持手段; (e)上記透過した主光束及び副光束を合成して少なく
    とも一つの合成光束を放出するための光束合成手段; (f)上記合成光束を縮小投影により被露光ウェハの主
    面上に結像させるための複数のレンズからなる投影光学
    系; (g)上記被露光ウェハの上記主面上のレジスト膜に上
    記投影光学系による像面が一致するように上記ウェハを
    保持するためのウェハ保持手段; (h)上記主光束及び副光束の光路内において、上記主
    光束と副光束間の相対的な位相差を制御するための第1
    の位相制御手段。 10、上記請求項第9項の縮小投影露光装置は、更に以
    下の構成よりなる: (i)上記主光束及び副光束の光路の内、上記第1の位
    相制御手段により位相制御が行なわれる側と反対の光路
    内において位相を制御するための第2の位相制御手段。 11、上記請求項第10項の縮小投影露光装置において
    、上記第1及び第2の位相制御手段を調整することによ
    り、上記主光束及び副光束間の光路長は位相シフトに必
    要な以外、ほぼ等しくされた状態で露光が行なわれる。 12、以下の構成よりなる縮小投影露光装置: (a)露光用の紫外又は遠紫外の単色光源; (b)上記露光用光源より放出された露光用光束を分割
    して、主光束と副光束とするための光束分割手段; (c)上記主光束をその第1の主面にほぼ垂直に照射し
    、その開口パターンに対応する部分から上記主光束の一
    部を透過させるための主マスク基板を載置するための主
    マスク保持手段; (d)上記副光束をその第1の主面にほぼ垂直に照射し
    、その開口パターンに対応する部分から上記副光束の一
    部を透過させるための副マスク基板を載置するための副
    マスク保持手段; (e)上記透過した主光束及び副光束を合成して少なく
    とも一つの合成光束を放出するための光束合成手段; (f)上記合成光束を縮小投影により被露光ウェハの主
    面上に結像させるための複数のレンズからなる投影光学
    系; (g)上記被露光ウェハの上記主面上のレジスト膜に上
    記投影光学系による像面が一致するように上記ウェハを
    保持するためのウェハ保持手段; (h)上記主光束及び副光束の光路内において、上記主
    光束と副光束間の相対的な位相差を制御するための第1
    の位相制御手段; ここで、上記第1の位相制御手段を調整することにより
    、上記露光用光源から上記主マスク及び副マスクまでの
    それぞれの光路長が位相シフトに必要な以外、ほぼ等し
    くされた状態で露光が行われる。 13、上記請求項第12項の縮小投影露光装置において
    、上記第1の位相制御手段を調整することにより、上記
    ウェハの主面から上記主マスク及び副マスクまでのそれ
    ぞれの光路長が位相シフトに必要な以外、ほぼ等しくさ
    れた状態で露光が行われる。 14、少なくとも一つのマスク上のパターンを縮小投影
    露光光学系によりウェハ上に転写する露光方法は、以下
    よりなる: (a)露光用の紫外又は遠紫外の単色光源からの露光光
    束を主光束と副光束に分割すること: (b)上記縮小投影露光光学系の解像限界の近傍にあた
    る最小寸法の主開口パターンを有する主マスクの第1主
    面にほぼ垂直に上記主光束を照射し、上記主マスクの第
    2主面側から透過した主光束を射出させること; (c)上記縮小投影露光光学系の解像限界より充分に小
    さい最小寸法の随伴開口パターンを有する副マスクの第
    1主面にほぼ垂直に上記副光束を照射し、上記副マスク
    の第2主面側から透過した副光束を射出させること; (d)上記射出主光束と副光束を所望の位相差で合成し
    て、合成光束を射出させること;(e)上記射出合成光
    束を上記縮小投影露光光学系の縮小投影レンズ系により
    被露光ウェハの主面上のフォトレジスト膜上に上記主光
    束と副光束の対応する部分が干渉して鮮明な像を結像す
    るように投影すること。 5、上記請求項第14項の露光方法において、上記所望
    の位相差は実質的に(2n+1)π;(ここでnは整数
    )である。 6、少なくとも一つのマスク上のパターンを縮小投影露
    光光学系によりウェハ上に転写する露光方法は、以下よ
    りなる: (a)露光用の紫外又は遠紫外の単色光源からの露光光
    束を主光束と副光束に分割すること; (b)上記ウェハ上に転写されるべき少なくとも一つの
    軸方向に周期的なパターンの内、奇数列に対応する上記
    縮小投影露光光学系の解像限界の近傍にあたる最小寸法
    の主開口パターンを有する主マスクの第1主面にほぼ垂
    直に上記主光束を照射し、上記主マスクの第2主面から
    透過した主光束を射出させること; (c)上記周期的なパターンの内、偶数列に対応する上
    記縮小投影露光光学系の解像限界の近傍にあたる最小寸
    法の副開口パターンを有する副マスクの第1主面にほぼ
    垂直に上記副光束を照射し、上記副マスクの第2主面か
    ら透過した副光束を射出させること; (d)上記射出主光束と副光束を所望の位相差で合成し
    て、合成光束を射出させること;(e)上記射出合成光
    束を上記縮小投影露光光学系の縮小投影レンズ系により
    被露光ウェハの主面上のフォトレジスト膜上に上記主光
    束と副光束が干渉して上記周期パターンに対応する鮮明
    な周期パターンを結像させること。 17、上記請求項第16項の露光方法において、上記所
    望の位相差は実質的に(2n+1)π;(ここでnは整
    数)である。 18、上記請求項第17項の露光方法において、上記所
    望の位相差は上記奇数列および偶数列の開口パターンに
    対応するウェハ上のパターンが異なる最良面を形成する
    ように(2n+1)π;(ここでnは整数)の値より前
    後にずらされている。 19、紫外又は遠紫外の単色光を用い所望のパターンを
    縮小投影露光する半導体集積回路装置の製造方法は、以
    下の工程よりなる: (a)被露光ウェハ上にポジ型レジスト膜を形成した状
    態で、第1及び第2のマスク上のパターンを単一のパタ
    ーンに光学的に合成して、上記ウェハ上に縮小投影露光
    することによりコンタクト・ホールを開口するためのレ
    ジスト・パターンを形成する工程。 20、上記請求項第19項の半導体集積回路装置の製造
    方法は、更に以下の工程よりなる: (a)被露光ウェハ上にネガ型レジスト膜を形成した状
    態で、第3及び第4のマスク上のパターンを単一のパタ
    ーンに光学的に合成して、上記ウェハ上に縮小投影露光
    することにより上記ウェハ上に帯状パターンを形成する
    ためのレジスト・パターンを形成する工程。 21、少なくとも一つのマスク上のパターンを縮小投影
    露光光学系によりウェハ上に転写する露光方法は、以下
    よりなる: (a)第1のマスクに単色光を照射して、その開口パタ
    ーンから第1の透過光を射出すること(b)第2のマス
    クに上記単色光と同一波長の単色光を照射して、その開
    口パターンから第2の透過光を射出すること: (c)上記第1及び第2の透過光を光学的に合成し、そ
    の合成光を上記縮小投影露光光学系の両側テレセントリ
    ック構成の投影レンズ系により上記ウェハ上のフォトレ
    ジスト膜上に結像させること。 22、上記請求項第21項の露光方法において、上記第
    1及び第2のマスクを照射する光は、異なる光源から供
    給される。 23、上記請求項第21項の露光方法において、上記第
    1及び第2のマスクを照射する2つの照射光は相互に干
    渉性を有さない。 24、上記請求項第23項の露光方法において、上記第
    1のマスク上のパターンと第2のマスク上のパターンは
    上記ウェハ上の異なる像面に結像される。 25、上記請求項第21項の露光方法において、上記第
    1及び第2のマスクを照射する第1及び第2の照射光は
    相互に干渉性を有する。 26、上記請求項第25項の露光方法において、上記第
    1及び第2の照射光は単一つ光源から供給される。 27、上記請求項第26項の露光方法において、上記第
    1のマスク上には、以下のものが形成されている: (a)上記露光光学系の解像限界近傍の最小寸法の主開
    口パターン; (b)上記露光光学系の解像限界より充分小さい寸法の
    上記主開口パターンに対応するシフト層を有するシフタ
    開口パターン。 28、上記請求項第26項の露光方法において、上記第
    1のマスク上には、上記露光光学系の解像限界近傍の最
    小寸法の第1の主開口パターンが形成されており、上記
    第2のマスク上には、上記露光光学系の解像限界近傍の
    最小寸法の第2の主開口パターンが形成されており、更
    に上記第1のマスク上には上記第2の主開口パターンに
    対応する第1の随伴パターンが形成されており、上記第
    2のマスク上には上記第1の主開口パターンに対応する
    第2の随伴パターンが形成されており、これらの第1及
    び第2の随伴パターンは上記露光光学系の解像限界より
    も充分に小さい寸法を有する。 29、上記請求項第21項の露光方法において、上記第
    1及び第2のマスクは単一の石英基板上に形成されてい
    る。 30、上記請求項第24項の露光方法において、上記ウ
    ェハ上に結像された上記第1及び第2のマスク上の開口
    パターンに対応するパターンは、その一連の結像面上に
    おいて、単連結又は多重連結な2次元図形の内外部にそ
    れぞれ分離可能なように配置されている。 31、上記請求項第30項の露光方法において、上記図
    形の内部のパターンは、メモリ・セル・アレー部に対応
    するものである。 32、上記請求項第31項の露光方法において、上記図
    形の内部のパターンは、メモリ・セル・アレー上の多数
    のコンタクト・ホール又はスルーホールに対応するパタ
    ーンであり、上記図形の外部のパターンは、周辺回路上
    の多数のコンタクト・ホール又はスルーホールに対応す
    るパターンである。 33、第1群の開口パターンと′それと(2n+1)π
    ;(ここでnは整数)の位相差を発生させるようにした
    第2群の開口パターンを有するマスクの検査方法におい
    て、被検査マスクと被検査マスクと同一の平面開口パタ
    ーンを有するが、上記第1群の開口パターンと第2群の
    開口パターン間に位相差を生じない基準マスクとを相互
    に干渉性を有する光束で照射し、それぞれの透過光束を
    光学的に合成することにより欠陥部分を検出するマスク
    の検査方法。 34、上記請求項第33項のマスクの検査方法において
    、上記各マスクのパターンは、上記合成の前又は後にお
    いて、等倍又は拡大投影される。 35、第1群の開口パターンを有する第1のマスクと所
    定の露光工程によっては解像しえない寸法の第2群の開
    口パターンを有する第2のマスクを同時に検査するため
    のマスクの検査方法は、以下よりなる: (a)上記第1のマスクを第1の光束で照射し、第1の
    射出光束を射出させること; (b)上記第2のマスクを第2の光束で照射し、第2の
    射出光束を射出させること; (c)上記第1及び第2の射出光束を上記第2群のパタ
    ーンが解像されるような倍率又は縮小率で投影するとと
    もに合成して結像させること。 36、上記請求項第35項のマスクの検査方法において
    、上記第1の光束と第2の光束は相互に干渉性を有しな
    い。 37、所定の露光工程によっては解像しえない同一であ
    るべき開口パターンを有する2つのマスクの開口パター
    ンを相互に(2n+1)π;(ここで、nは整数)の位
    相差をもたせて、上記2つのマスク上の開口パターンが
    解像されるような倍率又は縮小率で合成投影することを
    特徴とするマスクの検査方法。 38、投影露光系の解像限界近傍の最小寸法のライン・
    アンド・スペース・パターンを縮小投影露光によりウェ
    ハ上に投影結像するマスク上のパターンの露光方法にお
    いて、上記マスクは次のパターンを有する: (a)一つの軸方向に周期的に設けられた多数の帯状主
    開口パターン、 ここで、隣接する上記主開口パターンは相互にπ又はそ
    れと等価な位相差を発生するようにされている: (b)上記周期的な多数の主開口の内、端部の主開口の
    外側に近接して設けられた上記端部の主開口の長手方向
    にそって延在する上記露光光学系では解像しえない線幅
    をもつ帯状の随伴開口パターン、 ここで、上記随伴開口パターンは、上記端部の主開口パ
    ターンのほぼ全長にわたり延在し、上記端部の主開口部
    とπ又はそれと等価な位相差を与えるようにされている
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