JPH04126874A - 合成繊維用処理剤組成物 - Google Patents

合成繊維用処理剤組成物

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JPH04126874A
JPH04126874A JP2243586A JP24358690A JPH04126874A JP H04126874 A JPH04126874 A JP H04126874A JP 2243586 A JP2243586 A JP 2243586A JP 24358690 A JP24358690 A JP 24358690A JP H04126874 A JPH04126874 A JP H04126874A
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Hideo Nagahara
長原 秀夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、合成繊維用処理剤組成物に関するものであり
、特に合成繊維を紡出後、−旦、巻き取ることなく連続
的に延伸を行う、いわゆる直接紡糸延伸工程で合成繊維
に付与される非含水系の繊維処理剤に関するものである
さらに、前記直接紡糸延伸工程で得られる合成繊維の延
伸性、拡展性、耐熱性、柔軟性を向上することのできる
非含水系合成繊維用処理剤組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来、合成繊維用処理剤で、低粘度鉱物油と脂肪酸エス
テルと高級アルコールアルキレンオキサイド付加物を主
成分として含有したものとして、例えば特公昭61−1
9871号公報に記載されたものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] 前記の特公昭61−19871号公報に記載された鉱物
油は30℃における粘度を30センチボイス以下として
いるか、実施例では1.7センチボイスの鉱物油を使用
している。そのため、紡糸延伸時の拡展性が十分でない
ため、油剤の均一付着性が不足し糸切れ、毛羽の原因と
なる。また、平滑剤はラウリルオレート、オレイルラウ
レート、オクチルパルミテートなどのm個アルコールと
一塩基酸とのエステルであり、これらの成分を含む平滑
剤では分子量が小さいため、耐熱性、潤滑性か不足する
。また、活性剤成分として高級アルコールアルキレンオ
キサイド付加物を用いているが、これらリニアーな構造
の非イオン活性剤たけでは柔軟性か不足するという課題
を有している。
本発明の目的は、前記の従来技術における課題を解消し
た合成繊維用処理剤を提供することにあり、低粘度の鉱
物油の使用により、拡展性の向上をはかり、毛羽、糸切
れを減少させ、エステル成分の分子量を上げることによ
り、潤滑性、耐熱性を向]ニさせ、バルキーな非イオン
活性剤を用いることにより、柔軟性を向]ニさぜた合成
繊維用処理剤組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用]本発明の構成
は、 合成繊維用処理剤組成物において、25℃における粘度
が1.0〜1.5センチボイスで、給油時の40℃にお
ける粘度か0.8〜1.3センチボイスである鉱物油を
10〜80重量%含有し、二価エステル(A)と、多価
アルコールエチレンオキサイド付加物でその付加モル数
が、10〜50モルである化合物とモノカルボン酸およ
びジカルボン酸との反応して得られる非イオン活性剤(
B)と、高級アルコールのアルキレンオキサイド付加物
(C)の3成分を90〜20重量%含有し、かつ、前記
(A)(B)および(C)の3成分の比が(A): (
B):(C)=80〜50重量%:10〜30重量%:
10〜20重量%、であることを特徴とする合成繊維用
処理剤組成物、 からなる。
前記、25℃におりfる粘度が1.0〜1,5センナボ
イスで、給油時の40℃における粘度が0.8〜1,3
センチボイスである鉱物油は炭素数11、および炭素数
12のノルマルパラフィンであり、25℃における粘度
が1.5より大きくなり、給油時の40℃における粘度
が1.3より大きくなると処理剤の拡展性が十分でなく
、毛羽、糸切れが多くなる。一方、25℃における粘度
か1.0より低くなり、給油時の40℃における粘度が
0.8より低くなると引火点が低くなり、安全」二問題
がある。
また、本発明に使用される二価エステルであるが、ジオ
レイルアジペ−1〜、ジイソステアリルアジペート、ジ
オクチルアジペートなどのアジピン酸エステル、および
セパチン酸エステル、ジオレイルチオジプロピオネート
、シイソスデアリルチオジブロピオネート、ジオレイル
チオジプロピオネートなどのチオジプロピオン酸エステ
ル、1.6ヘキザンジオールネオペンチルクライコール
、ネオペンチルクライコールオキシピバレ−1〜などと
一塩基脂肪酸、例えば第レイン酸、エルシン酸、イソス
テアリン酸、ラウリン酸、オクチル酸などとの二価エス
テルがあげられる。
本発明に使用される硬化しマシ油エチレンオキサイド付
加物であるが、エチレンオキサイドの付加モル数は10
〜40モルで、好ましくは15〜30モルである。ここ
で、エチレンオキサイドの付加モル数が10モル未満の
化合物を用いるのでは発煙性か悪くなるだけでなく、加
熱体の汚れが多く、延伸糸の糸切れか多発する。
一方、エチレンオキサイドの付加モル数が40モルを越
えると粘度が高くなり、製糸時の摩擦、即ち走行糸条を
ロール表面金属との動摩擦が高くなる。
本発明に使用される高級アルコールのアルキレンオキサ
イド付加物は、一般式 %式% (Rは炭素数4〜22のアルキル基、mは1〜20の整
数、nはOまたは1〜20の整数を表す。)で表される
化合物であり、アルキレンオキサイドの付加モル数か上
記具」二の付加モル数以上になると粘度か高くなったり
、固状となり好ましくない。
本発明において、前記、低粘度鉱物油と二価エステル、
硬化しマシ油エチレンオキサイド(=f加物、高級アル
コールのアルキレンオキザイ1く付加物の3成分との合
計を100重量%とじて低粘度鉱物油の含量か通常10
〜80重量%、好ましくは15〜75重量%である。低
粘度鉱物油の含量か1offl量%より小さくなると油
剤の拡展性か著しく悪くなり、80重量%より大きくな
ると潤滑性が悪くなる。また、本発明の二価エステル(
A、)と、多価アルコールエチレンオキサイド付加物で
、その付加モル数が、10〜50モルである化合物とモ
ノカルホン酸およびジカルボン酸との反応して得られる
非イオン活性剤(B)と、高級アルコールのアルキレン
オキサイド付加物(C)の3成分を90〜20重量%含
有し、かつ、前記(A>(+3)および(C)の3成分
の比が(A): (B)+ (C)=80〜50重量%
:10〜30重量%:10〜20重量%が好ましく、(
A)が80重量%を超えると処理剤安定性が悪くなり、
50重量%より少なくなると平滑性が悪くなる。好まし
くは、75〜55重量%である。また、(+3)は30
重量%より多くなると、平滑性が悪くなり、10重量%
以下になると柔軟性か悪くなる。
好ましくは、30〜15重量%である。
また、(C)は20重量%より多くなると、発煙性が悪
くなり、10重量%以下になると延伸性が悪くなる。好
ましくは10〜15重量%である。
本発明に係る合成繊維用処理剤を付与する方法としては
、本処理剤を非含水で、ローラーあるいはガイドを用い
て紡糸工程あるいは延伸直前の工程で付与される。
本発明に係る合成繊維用処理剤か付与された合成繊維は
延伸ローラー上での糸条への拡展性が優れており、繊維
の延伸性が大幅に向上する。
本発明の処理剤は、耐熱性、延伸性が優れており、繊維
の製造、加工工程で使用されるか、特にナイロン、ポリ
エステルなどの熱可塑性合成繊維を材料とする強度の大
きい産業資材用フィラメント糸の製造加工に適する。
[実施例] 実施例1,2、比較例1〜4 1260デニール、204フイラメントのナイロン6フ
ィラメントを通常の方法で溶融紡糸し、紡速500m/
分で得られた糸条に表−1の組成からなる処理剤をロー
ラー給油法により繊維に対し、1重量%付与した後、巻
き取ることなく2段延伸でトータル延伸倍率5倍に、2
00℃のホットローラーを用いて延伸した。延伸時のポ
ットローラーでの発煙性、ホットローラーでの汚れ状態
、延伸性(延伸時の糸切れ回数)を測定した。
(イ)発煙性:延伸時のポットローラーにおける発煙状
態を観察した。
◎:発煙がない ○;発煙がほとんどない ×;発煙が多い (ロ)汚れ :延伸時のホットローラーにおける汚れの
状態を観察した。
◎;汚れがない ○:汚れがほとんどない ×;汚れが多い (ハ)延伸性:ポリマーの重量で約1トン分の6ナイロ
ンフイラメントを延伸する 間に発生した糸切れ回数により示 した。
(ニ)拡展性:6ナイロンフイルムに処理剤を注射器に
て1滴たらし3分、5分後 の広がりを面積にて測定した。
(ホ)柔軟性:糸〜糸間の摩擦を評価した。
◎;摩擦係数0.280以下 0;0.280〜0.300 x;Q、  300 以」二 (へ)処理剤安定性:処理剤を40℃で配合後、25℃
で3時間静置した後 の安定性を評価。
◎;透光性がよく配合時の状態を維持 し極めて良好。
○:◎に比して透光性はやや劣るが分 離その他の性質の変化がみられず 良好。
×:透光性が悪く、平滑剤と非イオン 活性剤とが分離。
(1〜)表面張力:ディニュイ法にて測定(at25℃
)。
(チ)接触角:接触角計にて測定。6ナイロンフイルム
との接触角を測定。
上記評価を行ったところ表−2に示すような結果が得ら
れた。表−2から明らかなごと〈実施例1,2は比較例
1〜4に比較して著しく延伸性、ポットローラーの汚れ
の状態、拡展性が向上するという結果を有する。
(以下余白) 実施例3,4較例5〜8 1260デニール、204フイラメントのナイロン6フ
ィラメントを通常の方法で溶融紡糸し、紡速500m/
分で得られた糸条に表−3の組成からなる処理剤をロー
ラー給油法により繊維に対し、1重量%付与した後、巻
き取ることなく2段延伸でトータル延伸倍率5倍に、2
oo’cのポットローラーを用いて延伸した。延伸時の
ポットローラーでの発煙性、ホットローラーの汚れの状
態、延伸性(延伸時の糸切れ回数)を測定した。実施例
1,2、比較例1〜4と同一の方法で評価を行ったとこ
ろ表−4に示すような結果が得られた。
本発明に係る実施例3,4は比較例5にくらべ延伸性、
ポットローラーの汚れ、発煙性が優れている。また、実
施例3.4は比較例7にくらべ延伸性、発煙性、汚れ、
柔軟性が優れ、比較例8に比して延伸性、柔軟性が優れ
ている。
(以下余白) 実施例5,6、比較例9〜12 1260デニール、204フイラメントのナイロン6フ
ィラメントを通常の方法で溶融紡糸し、紡′5500m
/分で得られた糸条に表−5の組成からなる処理剤をロ
ーラー給油法により#維に対し、】重量%H4しな後、
巻き取ることなく2段延伸でトータル延伸倍率5倍に、
200℃のホットローラーを用いて延伸した。延伸時の
ポットローラーでの発煙性、ホットローラーの汚れの状
態、延伸性(延伸時の糸切れ回数)を測定し、実施例1
,2、比較例1〜4と同一の方法で評価を行った結果を
表−6に示す。
本発明に係る実施例5.6は比較例9にくらべ延伸性、
発煙性、ホットローラーの汚れが優れている。比較例1
0にくらべ延伸性、発煙性、ホットローラーの汚れが優
れている。
また、実施例5.6は比較例11にくらべ延伸性、ホッ
トローラーの汚れ、柔軟性、拡展性か優れ、比較例12
に比して延伸性、耐熱性、柔軟性、処理剤安定性が優れ
ている。
[発明の効果] 本発明に係る合成繊維用処理剤は、安定性および製造時
の耐熱性(発煙性、ホットローラーの汚れ)に優れ、延
伸時の糸切れか少ないという効果を有する。
特に本発明の処理剤を付与することにより、糸および延
伸ローラーへの拡展性を良くすることかでき、延伸性を
著しく向上させることかできる。
特許出願人    東し株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 合成繊維用処理剤組成物において、25℃における粘度
    が1.0〜1.5センチポイズで、給油時の40℃にお
    ける粘度が0.8〜1.3センチポイズである鉱物油を
    10〜80重量%含有し、二価エステル(A)と、多価
    アルコールエチレンオキサイド付加物でその付加モル数
    が、10〜50モルである化合物とモノカルボン酸およ
    びジカルボン酸との反応して得られる非イオン活性剤(
    B)と、高級アルコールのアルキレンオキサイド付加物
    (C)の3成分を90〜20重量%含有し、かつ、前記
    (A)(B)および(C)の3成分の比が(A):(B
    ):(C)=80〜50重量%:10〜30重量%:1
    0〜20重量%、であることを特徴とする合成繊維用処
    理剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03873A (ja) * 1989-05-30 1991-01-07 Sanyo Chem Ind Ltd 繊維用処理剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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