JPH04126713A - 水膨潤性ゴム組成物の製造法 - Google Patents

水膨潤性ゴム組成物の製造法

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JPH04126713A
JPH04126713A JP2245481A JP24548190A JPH04126713A JP H04126713 A JPH04126713 A JP H04126713A JP 2245481 A JP2245481 A JP 2245481A JP 24548190 A JP24548190 A JP 24548190A JP H04126713 A JPH04126713 A JP H04126713A
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JP
Japan
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water
polyalkylene oxide
diisocyanate
adduct
rubber composition
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JP2245481A
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Shingo Kono
伸吾 河野
Kazuhisa Senda
和久 仙田
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水膨潤性ゴム組成物の製造法に関する。更に
詳しくは、耐候性、耐油性にすぐれているばかりではな
く、吸水倍率の大きい吸水性能を安定して示す加硫物を
与える水膨潤性ゴム組成物の製造法に関する。
〔従来の技術〕
水膨潤性ゴム組成物に関しては、従来から多くの提案が
なされており、その多くは吸水性物質をゴムに配合する
方法である(例えば、特開昭54−7463号公報、同
54−20066号公報、同57−158279号公報
、同60−197784号公報、同61−26661号
公報など)@シかしながら、これらの方法は単にゴムと
吸水性物質とを混練りし、ゴム成分のみが架橋反応に関
与するため相溶性が悪く、配合成分の脱落や機械的強度
の不足などといった不具合を生ずる。
こうした方法の改良のために、水膨潤性物質としてウレ
タン系物質を使用することが提案されているが(特開昭
57−23618号公報)、この場合には硬化剤として
MOCA (4、4’−ジアミノー3,3′−ジクロロ
ジフェニルメタン)などが通常使用されており、しかる
にこれらの硬化剤は有毒性であって使用環境などの汚染
がみられる。そこで、アミン系の硬化剤を使用せずに、
水やアルコール系の硬化剤の使用が望まれるが、水やア
ルコールを含め、これらの硬化剤により水膨潤性物質を
先に硬化させたものをゴム成分に分散配合させた場合、
ゴムとの相溶性が低いため分散が悪く、加硫成形品の機
械的強度が低いという問題がみられるようになる。
特公昭62−44032号公報には、天然ゴムにポリエ
ーテルポリオール、ポリイソシアネートおよび硬化剤の
反応物たる膨潤性ウレタン物質を添加したコーキング材
組成物が記載されており、この提案に基づいて合成ゴム
にポリアルキレンオキサイドジイソシアネート付加物を
添加して水膨潤性ゴム組成物を調製した場合にも、加硫
成形品の機械的強度の低下を免れることはできない。
また、このように天然ゴムや合成ゴム(インプレンゴム
、スチレンブタジェンゴムなど)を用いた場合には、く
り返し吸水による性能の低下は少ないものの、耐候性や
耐油性に劣る材料を形成させるばかりではなく、−室以
上、例えば50kgf/a!以上の引張強さを必要とす
る場合にあっては、それの吸水による体積変化率が約1
00%程度にすぎないという問題がみられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、耐候性や耐油性にすぐれているばかり
ではなく、−室以上の引張強さを必要とする場合にあっ
ても、大きな吸水倍率の加硫物を与える水膨潤性ゴム組
成物の製造法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる本発明の目的は、アリルグリシジルエーテルを架
橋点として共重合させたポリアルキレンオキサイドのゴ
ム配合物およびポリアルキレンオキサイドジイソシアネ
ート付加物を混練装置で十分混合した後、そこに水を添
加して該ジイソシアネート付加物と反応させ、水膨潤性
ゴム組成物を製造することによって達成される。
アリルグリシジルエーテルを架橋点として共重合させた
ポリアルキレンオキサイドは、エチレンオキサイド(E
O)を0〜50重量%、好ましくは20〜40重量%、
プロピレンオキサイド(PO)を45〜95重量%、好
ましくは60〜80重量%、アリルグリシジルエーテル
(AGE)を0.1〜10重量で、好ましくは1〜5重
量%、臭素化プロピレンオキサイド(Br−PO)を0
〜10重量%、好ましくは1〜5重量%共重合させたゴ
ム状洪重合体であって、実際の使用に際しては市販品を
そのまま使用することができる。
ポリアルキレンオキサイドジイソシアネート付加物とし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリンなどのポリオールの存在下または不存在下にエ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイドなどのアルキ
レンオキサイドを単独重合または共重合させて得られた
重合体であって、その両末端ジオール基にトリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、m
−キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネートなどのジイソシアネートなどを、−般に−NG
O/ −OH当量比1で付加反応させることにより得ら
れる。これらの付加物は、約1000〜10000セン
チボイズ、好ましくは約3000〜7000センチボイ
ズ程度の粘度(25℃)を有するものが用いられる。
これらのジイソシアネート付加物は、無水けい酸系ホワ
イトカーボンなどとプレミックスし、取扱性を改善した
上で用いることが好ましい。無水けい酸系ホワイトカー
ボンとしては、無水けい酸またはその表面をシランカッ
プリング剤などで処理したものなどが用いられる。
これらのポリアルキレンオキサイドジイソシアネート付
加物と無水けい酸系ホワイトカーボンとは、ゴム配合物
との混合に先立ち、ニーダなどの攪拌装置またはヘンシ
ェルミキサなどの密閉混合装置でプレミックスされる。
このプレミックス物は、ポリアルキレンオキサイドジイ
ソシアネート付加物が液状であり、ゴム配合物に対して
相溶し難く、また取扱いし難いという欠点を補うことが
できる。
これらの各成分は、一般にはゴム配合物100重量部当
り、前者が約10〜250重量部、好ましくは約50〜
200重量部の割合で、また後者が約2〜200重量部
、好ましくは約10〜100重量部の割合であって、か
つ両者の合計が約60〜300重量部となる割合で用い
られる。
プレミックスされたこれら同成分混合物には、ニーダな
どで練り、十分に可塑化されたゴム配合物が添加され、
十分に混合する。ゴム配合物は。
カーボンブラックの他、シリカ、クレー、タルクなどの
充填剤、酸化亜鉛、ステアリン酸などの助剤、老化防止
剤、安定剤、可塑剤などの必要な配合剤を配合した配合
物であり、ただし加硫剤や加硫促進剤は水膨潤性ゴム組
成物の製造時に加硫反応を起さないように、組成物の製
造後に添加することが望ましい。
この混合物は、そのまま攪拌しながら、概ね約50℃以
下、一般には室温付近の温度に冷却した後、ゴム配合物
100重量部当り約5〜200重量部、好ましくは約1
0〜100重量部の水を徐々に添加すると、分散されて
いる付加物のイソシアネート基と水とが反応して、次第
に高粘度化してくるので、ゴム生地として取り出せる状
態になったならば、ニーダなどの密閉式混合機より取り
出し、オーブンロールなどで分出しする。
以上の反応物たる水膨潤性ゴム組成物は、そこに加硫剤
(イオウ系、有機過酸化物系)および必要に応じて加硫
促進剤を添加し、スチーム加硫法などによって加硫され
る。また、この組成物をシート状に分出しした後、オー
ブンなどに入れて約60〜80℃の温度で約12〜24
時間加熱乾燥して1反応に関与しない余分な水分を完全
に除去し、そこに加硫剤および加硫促進剤を添加して、
オーブン加硫法、プレス加硫法などにより加硫すること
もできる。
〔発明の効果〕
本発明方法により、耐候性、耐油性にすぐれ、しかも−
室以上、例えば50kgf/a#以上の引張強さが要求
される場合にあっても、水膨潤率(吸水倍率)の大きい
加硫物が得られる。引張強さと水膨潤率との関係は、は
ぼ反比例の関係にあり、引張強さの低いものは止水材な
どの用途に用いられるが1本発明に係るものは従来のも
のと比べ、水膨潤率100%以上では同じ水膨潤率で2
倍以上の引張強さを示している。また、くり返し吸水を
行っても、吸水率が殆んど低下しないという安定した吸
水性能をも示している。更に、押出加工性も良好である
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する。
比較例I HAFカーボンブラック           20酸
化亜鉛                5ステアリン
酸               1以上の配合物を密
閉式混練機で混練し、排出したものに、 テトラメチルチウラムジスルフィド   1.5重量部
N−シクロへキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンア
ミド  1.5 イオウ                  1を加え
、オープンロールでよく混練した後、シート状として取
り出した。
このゴム組成物について、180℃、6分間のプレス加
硫を行ない、その加硫物について、常態物性(5mm厚
のダンベルについて測定)、水膨潤率(5×25 X 
25のサンプルを25℃の水道水に70時間浸漬)、耐
オゾン性(20%伸長状態で濃度50pphmのオゾン
中に40℃で70時間放置)、耐油性(100℃のJI
S Na3油中に70時間浸漬後の体積変化率)および
押出性(未加硫生地を丸棒状に押出し)をそれぞれ測定
した。
得られた結果は、後記表に示される。
実施例1 比較例1の密閉式混練機で混練された配合物に、EO−
PO共重合体の両末端基にトリレンジイソシアネートを
結合させたポリアルキレンオキサイドジイソシアホー1
〜付加物(粘度3000cps)80重量部および表面
処理無水けい酸(日本エアロジル製品R972;煙霧質
シリカの表面水酸基の一部または全部をジメチルジクロ
ロシランと反応させたもの)40重量部のプレミックス
物を添加し、攪拌混合した。
そこに、水45重量部を徐々に添加して、上記ポリアル
キレンオキサイドジイソシアネート付加物と密閉混合機
内で数分間反応させてから、オープンロールで厚さ約5
Hのシートに分出しし、シート状のまま60℃のオーブ
ン中で24時間乾燥させ、未加硫ゴム中の水分を完全に
除去した。
これに、比較例1と同様に2種類の加硫促進剤および加
硫剤を加え、オープンロールでよく混練した後、シート
状として取り出した。
このゴム組成物について、180℃、6分間のプレス加
硫を行ない、その加硫物について、比較例と同様の測定
が行われた。得られた結果は、後記表に示される。
実施例2 実施例1において、ポリアルキレンオキサイドジイソシ
アネート付加物の使用量が220重量部に、また水の使
用量が120重量部にそれぞれ変更された。
実施例3 実施例2において、HAFカーボンブラックの代わりに
25重量部のFEFカーボンブラックが、また加硫剤と
してのイオウの代わりに6重量部のジクミルパーオキサ
イドが用いられ、2種類の加硫促進剤は用いられなかっ
た。なお、プレス加硫は。
180℃で2分間行われた。
実施例4 実施例1において、密閉式混練機で混練された配合物と
して、次の配合物が用いられ、HAFカーボンブラック
           20酸化マグネシウム    
         3ステアリン#         
      1ジブチルカルビノールアジペート10 また加硫促進剤および加硫剤として、次のものが用いら
れた。
2−メルカプトイミダゾール    1.4重量部イオ
ウ             0.2なお、プレス加硫
は、180℃で1o分間行われた。
比較例2 実施例1において、密閉式混練機で混練された配合物と
して、次の配合物が用いられ、FEFカーボンブラック
        30戻酸カルシウム        
  30酸化亜鉛              5ステ
アリン酸            2プロセスオイル 
          5また2種類の加硫促進剤の使用
量がいずれも1重量部に変更された。なお、プレス加硫
は、160℃で5分間行われた。
m−側た担りm−胆火ユ剋計肘堤λ 硬   さ (JIS−A)    47  48  
49  61  45  54引張強さ(kgf/C1
)209  75  17  80  70  89伸
   び   C%)   930 1190  43
0  290 1150  670水膨潤率  α) 
 +45  +140  +200  +135  +
]40  +70耐オゾン性      N、C,N、
C,N、C,N、C,N、C,切断耐油性 α)  +
73.1 +53.3 +38.7 +23.9 +3
8.1+154.1押出性   紐鮪鼓鼓妊鮪 また、実施例1〜2について、25℃の水道水に96時
間浸漬−40℃のオーブン中で70時間乾燥というサイ
クルをくり返したが、1〜5サイクル目のいずれにおい
ても、水膨潤率は殆んど変化しなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アリルグリシジルエーテルを架橋点として共重合さ
    せたポリアルキレンオキサイドのゴム配合物およびポリ
    アルキレンオキサイドジイソシアネート付加物を混練装
    置で十分混合した後、そこに水を添加して該ジイソシア
    ネート付加物と反応させることを特徴とする水膨潤性ゴ
    ム組成物の製造法。 2、アリルグリシジルエーテルおよび臭素化プロピレン
    オキサイドを架橋点として共重合させたポリアルキレン
    オキサイドのゴム配合物およびポリアルキレンオキサイ
    ドジイソシアネート付加物を混練装置で十分混合した後
    、そこに水を添加して該ジイソシアネート付加物と反応
    させることを特徴とする水膨潤性ゴム組成物の製造法。 3、ポリアルキレンオキサイドジイソシアネート付加物
    が無水けい酸系ホワイトカーボンとのプレミックス物と
    して用いられる請求項1または2記載の水膨潤性ゴム組
    成物の製造法。
JP2245481A 1990-09-14 1990-09-14 水膨潤性ゴム組成物の製造法 Pending JPH04126713A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109777125A (zh) * 2019-01-31 2019-05-21 潍坊硕邑化学有限公司 一种遇水膨胀氯磺化聚乙烯橡胶组合物及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109777125A (zh) * 2019-01-31 2019-05-21 潍坊硕邑化学有限公司 一种遇水膨胀氯磺化聚乙烯橡胶组合物及其制备方法

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