JPH04124013A - 酸化物超電導物質 - Google Patents

酸化物超電導物質

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JPH04124013A
JPH04124013A JP2244047A JP24404790A JPH04124013A JP H04124013 A JPH04124013 A JP H04124013A JP 2244047 A JP2244047 A JP 2244047A JP 24404790 A JP24404790 A JP 24404790A JP H04124013 A JPH04124013 A JP H04124013A
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iron
thallium
niobium
nickel
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JP2244047A
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Atsuko Soeda
添田 厚子
Seiji Takeuchi
瀞士 武内
Toshiya Doi
俊哉 土井
Yuichi Kamo
友一 加茂
Shinpei Matsuda
松田 臣平
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Compounds Of Iron (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な超電導物質に係り、特に安定な酸化物
超電導物質に関する。
〔従来の技術〕
高い臨界温度を持つ銅酸化物系のLa−Ba−Cu−0
ペロブスカイト型構造の超電導体が発見された。(例え
ば、時開63−260853 、時開63−19071
2など)その後、臨界温度が90に級のY−B a −
Cu−0(M、 K、 Wu、 J、 R,Ashbu
rn、 C。
J、 Torng、 Y、 QJand and C,
L Chu : Phys。
Rev、 Lett、、 58(1987)908)が
発見され、液体窒素を冷媒とする超電導の応用技術が期
待されるようになった。
特により高い臨界温度を持つ材料の開発は、進歩がめざ
ましく、1988年には、B1−8r−Ca −Cu−
○系の酸化物が臨界温度110に級の超電導体として発
見され(H,Maeda、 Y、 Tanaka。
M、 Fukutomi and T、 Asano 
: Jpn、 Jr+Appl。
Phys、 27(1988)L 209) 、さらに
臨界温度が120に級のT Q−Ba−Ca−Cu−0
系酸化物超電導体が発見された(Z、 Z、 Shen
g and A、 M。
HerIoann  :  Nature  322(
1,988)55)  にれらは、いずれも銅酸化物を
含むペロブスカイトあるいはその類似の結晶構造をもつ
もので。
その荷電キャリアはホールであることが知られている。
一方荷電キャリアが電子である系としてNd−Ce−C
u−0酸化物が20に級の超電導体として発見された(
T、 Tokura、 H,Takagi、 S。
Uchida : Nature 337.345−3
47(1989)。
これらの−船釣な製造法は、それぞれの構成金属の炭酸
塩もしくは酸化物を粉末状に混合粉砕して、空気中ある
いは酸素中または還元雰囲気で800〜1100℃の温
度で5分〜数百時間焼成して得られる。しかしながら、
Y−Ba−Cu−0、B1−8r−Ca−Cu−0,T
Q−Ba−Ca−Cu−○系に代表される層状あるいは
複合層状ペロブスカイト構造には、暦数の異なる複数の
超電導体が存在し、それぞれ異なった臨界温度を持って
いる。それぞれの超電導体において、暦数の異なる構造
のあいだの自由エネルギー変化が小さく、合成に際して
それぞれを選択的に分別合成するのは非常に困難である
。例えば、B1−5r−Ca−Cu−○系においては。
B izs rzCuxoa (臨界温度7に=低温相
)、BizSr+、CazCuz○6(臨界温度80〜
90に:中温相)、B i zs rzc a zCu
 8olo(臨界温度110に=高温相)のそれぞれが
超電導体であり、この中で臨界温度の最も高いBizS
rzCazCusOxoを合成するために原料の原子比
を2:2:2:3に調整しても焼結体は中温和と高温相
の混合状態として合成され、単一相を得ることは困難で
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
この結果、この超電導材料を線材、コイル、エレクトロ
ニクス素子、デバイスなどに応用するにあたって最も重
要な特性である臨界電流密度や臨界磁界が低くなるとい
った問題点が生じる。またこれら銅酸化物ペロブスカイ
ト系超電導体は、環境とりわけ炭酸ガス及び/または水
分によって化学分解したり、なかには粉砕などの機械加
工などによって結晶構造の崩壊がおこる、あるいは温度
、酸素分圧の変化によって結晶の酸素欠損を生じ、その
超電導特性を大きく低下させるなど環境安定性に問題が
ある。
〔課題を解決するための手段〕
従来の超電導体に関する問題点の原因については、まだ
明確ではないが、実用化にあたり、解決すべき点は多い
。本発明は、上記した問題点を解決する新しい超電導物
質にかかわり、臨界温度が高く、安定な酸化物超電導体
及びそれらを用いた超電導材料、デバイス、機器を提供
することを目的としたものである。
本発明のもう一つの目的は該酸化物超電導体の合成法を
提供することである。
上記目的を達成するために発明者らは鋭意研究した結果
、以下に示す組成、製造方法、応用デバイス、装置を発
見するにいたった。即ち化学組成式が一般式 Ax−By−B′Z−Cv−Ow 但し、 A =アルカリ土金属、アルカリ金属、ランタニド金属
、イツトリウム、スカンジ ウムのうちから選ばれた少なくとも一 つ B =タリウム、釦、ビスマス、インジウム。
アンチモン、スズ、ニオビウム、バナ ジウム、チタン、マンガン、クロム。
鉄、コバルト、ニッケルのうちから選 ばれた少なくとも一つ B′=タリウム、釦、ビスマス、インジウム。
アンチモン、スズ、ニオビウム、バナ ジウム、チタン、マンガン、クロム。
鉄、コバルト、ニッケルのうちから選 ばれた少なくとも一つ C=銅 O=酸素 x  =O,O1〜3.0 y  =0〜2.5 z  =0〜2.5 0≦V≦(y+z)/2 w  =2〜16 であられされる組成物を、BまたはB′の元素の少なく
とも一方が複数の原子価を取るように酸素分圧を調整し
た雰囲気下で焼成することによって、臨界温度が高く、
安定な酸化物超電導体を造ることができる。
また蒸気圧の高いB、B’酸成分含む超電導体を合成す
るにあたっては、A成分とA′成分の混合物あるいは焼
結粉末を予め例えばヘリウム、アルゴン、窒素、水素な
どの酸化不活性あるいは還元雰囲気下で焼成したものを
BまたはB′の元素の少なくとも一方が複数の原子価を
取るように酸素分圧を調整した雰囲気下でB、B’酸成
分気相と反応させて造ることもできる。
このようにして得られた該酸化物超電導体は、表面層に
非晶質相を形成、あるいは緩酸化処理、あるいは吸着水
素除去処理を施すことにより、さらに環境安定性を向上
することができる。
〔作用〕
本発明になる組成物の原料は、焼成時に反応して複合酸
化物を与えるものであれば特に限定はなく、化学組成式
が一般式 Ax−By−B’ z−Cv−Ow 但し、 A =アルカリ土金属、アルカリ金属、ランタニド金属
、イツトリウム、スカンジ ウムのうちから選ばれた少なくとも一 つ B =タリウム、鉛、ビスマス、インジウム。
アンチモン、スズ、ニオビウム、バナ ジウム、チタン、マンガン、クロム。
鉄、コバルト、ニッケルのうちから選 ばれた少なくとも−っ B’ =タリウム、鉛、ビスマス、インジウム。
アンチモン、スズ、ニオビウム、バナ ジウム、チタン、マンガン、クロム。
鉄、コバルト、ニッケルのうちから選 ばれた少なくとも一つ C;綱 ○ =酸素 x  =0.01〜3.0 y   =0〜2.5 2  =○〜2.5 0≦V≦(y+z)/2 w   =2〜16 であられされる組成物を構成するA、B、B’ C元素
の酸化物、硝酸塩、炭酸塩、アンモニウム塩、ハロゲン
化物、有機酸塩、有機金属錯体などを用いることができ
る。中でも酸化物、アンモニウム塩、有機酸塩などをも
ちいることは好ましい。また、A元素の組合せにより、
B、B’ 、C元素の原子価を最適に調整することがで
きる。
原料の混合に関しても各成分が均質に分散混合していれ
ば特に限定はなく、原料物質の固体を直接混合粉砕する
方法や、原料の水溶液あるいは非水溶液から上記組成物
の前駆体である不溶性の混合水酸化物、混合蓚酸塩及び
混合錯塩あるいはこれらを複合した形態でつく方法、例
えば、共沈法(逐次沈殿法、緊密共沈法なと)、沈殿混
線法などが上げられる。また、原料物質の二〜三の成分
を予め共沈法や沈殿混線法で調製したあとに残余の成分
の溶液を含浸して合成することもできる。
またA、B、B’ 、Cの二つ以上の混合原料を予め高
温で溶融し、これを急冷して非晶質物をつくり、これを
焼成することによって合成することもできる。
上記のような方法で調製された組成物の焼成は。
混合粉末のままあるいはペレットなどの形状に成形した
ものを700’C以上の温度で焼成することによって合
成することができる。この時の雰囲気は、B、B’ ま
たはCの元素の少なくとも一方が複数の原子価を取るよ
うに酸素分圧を調整することが必要である。またこのよ
うな焼成法で合成するときは焼成体を再度粉砕して焼成
する工程を複数回繰り返すことは、均質で体積率の高い
、特性の優れた超電導体を合成するためには有効な方法
である 合成反応は、上記したような通常の粉末あるいはペレッ
トなどを焼成して得る他に、蒸着法、スパッタ法、CV
D法や溶射法などで組成物を直接膜状に形成する方法な
ども好ましい方法である。
この時、膜をつくる基板を加熱する方法や酸素分圧を調
整したガスを活性化したものを膜に供給しながら形成す
ることは、良質の薄膜を形成する上で好ましい方法であ
る。薄膜を形成するさいに、蒸気圧の高いB、B’酸成
分含む超電導膜では、成膜した後にこの膜をB、B’酸
成分蒸気雰囲気でアニールする方法やA成分、B成分 
B /成分。
C成分あるいはA、B混合成分とA、、B’酸成分その
結晶構造、組成に合わせて交互に積層する方法は有効で
ある。またこの交互積層方法は特定の結晶構造の超電導
体を選択的に合成する方法としても有効な方法である。
得られた酸化物超電導体を線材化する方法には、塑性加
工法のように、超電導体あるいは粉末混合原料を金属パ
イプに充填して、これを延伸加工して、細線化する方法
、基板上に溶射法、CVD法、スパッタ法、蒸着法など
で成膜して、テープ状線材とする方法や超電導体あるい
はその原料を融液化してこれを芯材に塗布する方法、溶
湯急冷法。
超電導体あるいはその原料粉末をバインダーとともにス
ラリーあるいはペースト化してテープキャスティング法
、印刷法で線状に加工する方法がとられる。以下に塑性
加工法で線材化する場合を例にとって詳細に説明する。
予め、前に述べた方法で合成された超電導材料をライカ
イ機あるいはボールミルで平均粒径が数ミクロンから十
数ミクロン程度に粉砕する。この粉末を4〜10IIg
径の金属パイプ(例えば、金。
銀、金−パラジウム、銀−パラジウム、銅−ニッケル、
銅−アルミニウムなど)に充填して、これをスェージャ
−で延伸し1閣以下の線状に加工する。これをこのまま
用いるかあるいはさらにロール、プレスなどで圧延して
テープ状にしたものを700℃以上の温度で焼結するこ
とによって超電導線材を製造することができる。
この焼結によって超電導粉末は結合することになるので
、線材をコイル状に加工したり、配線加工などの目的に
適応する場合には、その形状に加工した後に焼結するこ
とが好ましい。この時シース線材中で異方性超電導体の
配向性を高める目的で、予め板状結晶粒を合成し、これ
に剪断力与えながら加工する方法やシース中に充填され
た超電導体あるいは原料を溶融して一方向凝固する方法
は有効である。
さらに、該超電導体の環境安定性を向上させる為に、次
のような処理を施す。該超電導体の形状は、粉末、バル
ク、膜、線材等のいずれでも良く、該処理は、合成、製
造過程における最適な工程において行う、該処理の一つ
は、該超電導体の表面層を非晶質化するものである。例
えば、レーザを用いて該超電導体の表面層を急熱急冷す
ることにより非晶質化する。あるいは、アルゴン、窒素
酸素等のイオンを打ち込むイオンプランテーション法に
より、表面の結晶性を乱して非晶質化する。
あるいは、電子または中性子を照射することにより表面
層に非晶質相を形成する。もう一つの処理は、表面の緩
酸化処理である。例えば、最終の熱処理の冷却時に炭酸
ガスあるいはドライアイス等を用いて表面の緩酸化をす
ることができる。またもう一つの処理は、表面の吸着水
素を除去する処理である。該処理は一つあるいは二つ以
上の処理を続けて行うことができる。
〔実施例〕
実施例1゜ NH4VO3,SrO,CeO2,Tm2O3を出発原
料として用い、V:Sr:Ce:TQの原子比が1 :
 0.9 : 0.1 : 0.2  となるように秤
量する。まず、TΩZO3以外の原料粉末を混合し、9
80℃で10時間、大気中で焼成する。該粉末を粉砕、
混合後、φ20Tmのペレットに成形し。
4%Hx/ He  ガス雰囲気下、1050℃で5時
間焼成する。該粉末を粉砕、混合後、φ20mmのペレ
ットに成形し、再度4%H2/He ガス雰囲気下、1
050℃で5時間焼成する。該粉末を粉砕、Tl211
03を加えて均一に混合した後、φ20圃のペレットに
成形した。このペレットから約2no X 3 an 
X 20 noの試料片を切り出し、Au管に4%Hz
/He  ガス雰囲気下で、封印した。該試料を4%H
z/He  ガス雰囲気下、850℃で5時間焼成した
。この試料をAu管から取り出し、電気抵抗の温度依存
性を直流4端子法により測定したところ、試料温度の低
下にともなって100に近傍までほぼ直線的に減少して
いくが、96に付近で急激に抵抗が落ち始め、90にで
抵抗値は零になった。次に、レーザーを用いてこの試料
の表面を急熱急冷し、表面層を非晶質化した。レーザー
は、エキシマレーザ−を用い、100mJ/at、10
0Hzでパルス照射した。照射後の試料の非晶質相の厚
さを走査型電子顕微鏡を用いて調べたところ、3〜10
μmであった。この試料を1力月間、空気中に放置した
後、電気抵抗の温度依存性を直流4端子法により測定し
たところ1作製直後と同等の変化を示し、環境安定性が
向上しているのが分った・ 実施例2゜ VzOs、SrO,Bad、Cab、CeC)z+TQ
zOsを出発原料として用い、原子比が表1となるよう
に秤量する。まず、TQzOs以外の原料粉末を混合し
、1000℃で10時間、大気中で焼成する。
第 表 該粉末を粉砕、混合後、φ20m+のペレットに成形し
、4%Hz / He  ガス雰囲気下、1050℃で
5時間焼成する。該粉末を粉砕、混合後、φ20■のペ
レットに成形し、再度4%H2/Heガス雰囲気下、1
050℃で5時間焼成する。該粉末を粉砕、TRzOs
を加えて均一に混合した後、φ10III11のペレッ
トに成形し、アルミナボート中に置いた。この際Tfl
が揮散し易いため、ペレットの前にTl11203粉末
を置いた。このペレットを4%H2/He  ガス雰囲
気下、860℃で5時間焼成し、その後10℃/+++
inで500℃まで炉冷した。ここで炭酸ガスを注入し
、緩酸化処理を行いながら室温まで炉冷した。この試料
の電気抵抗の温度依存性を直流4端子法により測定した
ところ、表1に示すようなTcオンセントを示した。
この試料を2週間、空気中に放置した後、電気抵抗の温
度依存性を直流4端子法により測定したところ、Tcオ
ンセットの劣化はほとんど無く、環境安定性が向上して
いるのが分かった。また、これらの試料の微構造と組成
をSEM−EDX装置を用いて調べたところ、粒径o、
01〜50μmのTQ、金属が焼結体中に分散している
のが勿かった。
実施例3 T Q 20s、Bad、CeO2をTQ:Ba:Ce
の原子比が1 : 0.7 : 0.3となるように秤
量し、混合後、900℃で10時間、大気中で焼成し、
粉末Aを得る。一方、NH4VO3,S r○を■:S
rの原子比が1=1となるように秤量し、混合後、90
0℃で10時間、大気中で焼成する。該粉末を粉砕、混
合後、さらに4%H2/ He  ガス雰囲気下、10
50℃で5時間焼成し、粉末Bを得る。粉末A及び粉末
BをTR:Vの原子比が]:1になるように秤量、混合
後、φ20mmのペレットに成形した。このペレットか
ら約2 +nm X 3 rmX201m+の試料片を
切り出し、該試料片をA uPd管に、4%H2/ H
e  ガス雰囲気下で封印した。該封印試料を4%H2
/He  ガス雰囲気下、700℃で5時間焼成した。
二の試料をAu−Pd管から取り出し、電気抵抗の温度
依存性を直流4端子法により測定したところ、Tcオン
セット70Kを示した。次にこの試料にイオンを照射し
た。N2イオンを電圧200KeVで4X101’at
oms/ad注入した。この試料を2週間、空気中に放
置した後、電気抵抗の温度依存性を直流4端子法により
測定したところ、Tcオンセットの劣化はほとんど無く
、環境安定性が向上しているのが分かった。
実施例4 表2に示した仕込み組成の粉末を秤量、混合後、φ20
11111のペレットに成形し、4%H2/ He  
ガス雰囲気下、900℃で2時間焼成した。その後5℃
/mjnで600℃まで炉冷した。ここで炭酸ガスを注
入し、緩酸化処理を行いながらさらに室温まで炉冷した
。これら試料の電気抵抗の温度依存性を直流4端子法に
より測定したところ、表2に示すようなT’cオンセッ
トを示した。この試料筒 表 を2力月、 空気中に放置した後、 電気抵抗の温度 依存性を直流4@子法により測定したところ、Tcオン
セットの劣化はほとんど無く、環境安定性が向上してい
るのが分かった。
実施例5 rfマグネトロンスパッタリング法を用いて、超電導膜
を作成した。まず、スパッタを表3の条件で行った。得
られた膜をTΩ203粉末存在下で、4%H2/ He
  ガス雰囲気中、8oO℃で1時間第  3  表 熱処理し、膜中にTQを拡散させ、超電導膜とした。得
られた膜の電気抵抗の温度依存性を直流4端子法により
測定したところ、Tcオンセットは127Kを示した9
次に、レーザーを用いてこの試料の表面を急熱急冷し、
表面層を非晶質化した。レーザーは、エキシマレーザ−
を用い、30mJ/aJ、60Hzでパルス照射した。
この試料を1週間、空気中に放置した後、電気抵抗の温
度依存性を直流4端子法により測定したところ5作製直
後と同等の変化を示し、環境安定性が向上しているのが
分かった。
実施例6 実施例5と同様な方法で組成を変えたターゲットを用い
て膜を作成した。得られた膜をTQ20s粉末存在下で
、4%H2/ He  ガス雰囲気中、650〜800
℃で1〜3時間熱処理し、膜中にTQを拡散させ、超電
導膜とした。表4に、用いたターゲット組成と得られた
超電導膜のTcオン第 表 セントを示した。熱処理時には300℃まで炉冷した後
、炭酸ガスを注入し、緩酸化処理を行った。
これらの試料を2週間、空気中に放置した後、電気抵抗
の温度依存性を直流4端子法により測定したところ、T
cオンセットの劣化はほとんど無く、環境安定性が向上
しているのが分かった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、臨界温度、臨界磁界、臨界電流密度。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、化学組成式が一般式 Ax−By−B′Z−Cv−Ow 但し、 A=アルカリ土金属、アルカリ金属、ラ ンタニド金属、イットリウム、スカ ンジウムのうちから選ばれた少なく とも一つ B=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、スズ、ニオビウム、 バナジウム、チタン、マンガン、ク ロム、鉄、コバルト、ニッケルのう ちから選ばれた少なくとも一つ B′=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、スズ、ニオビウム、 バナジウム、チタン、マンガン、ク ロム、鉄、コバルト、ニッケルのう ちから選ばれた少なくとも一つ C=銅 O=酸素 x=0.01〜3.0 y=0〜2.5 z=0〜2.5 0≦v≦(y+z)/2 w=2〜16 で表される組成物であって、表面層に非晶質相を持つこ
    とを特徴とする超電導物質。 2、請求項1において、レーザ照射により、表面層に非
    晶質相を形成することを特徴とする超電導物質。 3、請求項1において、イオンインプランテーション法
    を用いて、表面層に非晶質相を形成することを特徴とす
    る超電導物質。 4、請求項1において、電子あるいは中性子を照射する
    ことにより、表面層に非晶質相を形成することを特徴と
    する超電導物質。 5、化学組成式が一般式 Ax−By−B′z−Cv−Ow 但し、 A=アルカリ土金属、アルカリ金属、ラ ンタニド金属、イットリウム、スカ ンジウムのうちから選ばれた少なく とも一つ B=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、スズ、ニオビウム、 バナジウム、チタン、マンガン、ク ロム、鉄、コバルト、ニッケルのう ちから選ばれた少なくとも一つ B′=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、スズ、ニオビウム、 バナジウム、チタン、マンガン、ク ロム、鉄、コバルト、ニッケルのう ちから選ばれた少なくとも一つ C=銅 O=酸素 x=0.01〜3.0 y=0〜2.5 z=0〜2.5 0≦v≦(y+z)/2 w=2〜16 で表される組成物であり、かつTl金属を含有すること
    を特徴とする超電導物質。 6、請求項5において、粒径0.01〜50μmのTl
    金属が超電導相内に分散していることを特徴とする超電
    導物質。 7、化学組成式が一般式 Ax−By−B′z−Cv−Ow 但し、 A=アルカリ土金属、アルカリ金属、ラ ンタニド金属、イットリウム、スカ ンジウムのうちから選ばれた少なく とも一つ B=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、スズ、ニオビウム、 バナジウム、チタン、マンガン、ク ロム、鉄、コバルト、ニッケルのう ちから選ばれた少なくとも一つ B′=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、スズ、ニオビウム、 バナジウム、チタン、マンガン、ク ロム、鉄、コバルト、ニッケルのう ちから選ばれた少なくとも一つ C=銅 O=酸素 x=0.01〜3.0 y=0〜2.5 z:0〜2.5 0≦v≦(y+z)/2 w=2〜16 で表される組成物であり、表面に緩酸化処理をほどこし
    たことを特徴とする超電導物質。 8、請求項7において、表面の緩酸化処理を、炭酸ガス
    あるいはドライアイスを用いることを特徴とする超電導
    物質。 9、化学組成式が一般式 Ax−By−B′z−Cv−Ow 但し、 A=アルカリ土金属、アルカリ金属、ラ ンタニド金属、イットリウム、スカ ンジウムのうちから選ばれた少なく とも一つ B=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、スズ、ニオビウム、 バナジウム、チタン、マンガン、ク ロム、鉄、コバルト、ニッケルのう ちから選ばれた少なくとも一つ B′=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、スズ、ニオビウム、 バナジウム、チタン、マンガン、ク ロム、鉄、コバルト、ニッケルのう ちから選ばれた少なくとも一つ C=銅 O=酸素 x=0.01〜3.0 y=0〜2.5 z=0〜2.5 0≦v≦(y+z)/2 w=2〜16 で表される組成物であり、表面の吸着水素除去の処理を
    施したことを特徴とする超電導物質。 10、請求項7において、窒化処理あるいはフッ化処理
    を行うことにより表面の吸着水素を除去することを特徴
    とする超電導物質。 11、請求項1、5、7及び9においてその形状が粉末
    、バルク、ペレットであることを特徴とする超電導物質
    。 12、請求項1、5、7及び9の超電導物質を含み、そ
    の形状が線状または平板状であることを特徴とする超電
    導物質。 13、請求項12において、該超電導物質以外の導電性
    物質で被覆された線状又は構造物でつくられる面を被覆
    する形状であることを特徴とする超電導物質。 14、請求項1、5、7及び9記載の超電導物質を含み
    、その形状が厚み10μm以下の薄膜であることを特徴
    とする超電導物質。
JP2244047A 1990-09-17 1990-09-17 酸化物超電導物質 Pending JPH04124013A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04240116A (ja) * 1991-01-24 1992-08-27 Natl Inst For Res In Inorg Mater ビスマス系超電導酸化物の高臨界温度相への転化法

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