JPH03295813A - 酸化物超電導物質及びその製造方法 - Google Patents

酸化物超電導物質及びその製造方法

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JPH03295813A
JPH03295813A JP2094032A JP9403290A JPH03295813A JP H03295813 A JPH03295813 A JP H03295813A JP 2094032 A JP2094032 A JP 2094032A JP 9403290 A JP9403290 A JP 9403290A JP H03295813 A JPH03295813 A JP H03295813A
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JP2094032A
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Seiji Takeuchi
瀞士 武内
Atsuko Soeda
添田 厚子
Toshiya Doi
俊哉 土井
Yuichi Kamo
友一 加茂
Shinpei Matsuda
松田 臣平
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な超電導物質に係り、臨界温度が高く安
定な酸化物超電導体及び、それらを用いた超電導材料、
デバイス、機器とそのシステムに関する。
〔従来の技術〕
高い臨界温度を持つ銅酸化物系のLa−Ba−Cu−0
ペロブスカイト型構造の超電導体が発見された(例えば
、時開63−260853.特開63−190712な
ど)。
その後、臨界温度が90 K級のY−Ba−Cu−0(
M。
K、 wu、 J、 R,Ashburn、 C,J、
 Torng、 Y、 Q。
Wand and C,L Chu : Phys、 
Rev、 Lett、、 58(1987)908)が
発見され、液体窒素を冷媒とする超電導の応用技術が期
待されるようになった。
特により高い臨界温度を持つ材料の開発は、進歩がめざ
ましく、1988年には、B1−5r−Ca−Cu−0
系の酸化物が臨界温度110に級の超電導体として発見
され(H,Maeda、 Y、 Tanaka、 M、
 Fukutomi and T、 Asano : 
Jpn、 Jr、 Appl、 Phys、 27 (
1988)L209)、さらに臨界温度が120に級の
Tl−Ba−Ca−Cu−0系酸化物超電導体が発見さ
れた( Z、 Z、 Sheng and A、 M、
 Hermann : Nature 322(198
8)55)。
これらは、いずれも銅酸化物を含むペロブスカイトある
いはその類似の結晶構造をもつもので、その荷電キャリ
アはホールであることが知られている。一方荷電キャリ
アが電子である系としてNd−Ce−Cu−0酸化物が
20 K級の超電導体として発見された(τ0丁oku
ra、 H,丁akagi、 S、 Uehida :
Nature 337.345−347(1989)。
これらの一般的な製造法は、それぞれの構成金属の炭酸
塩もしくは酸化物を粉末状に混合粉砕して、空気中ある
いは酸素中または還元雰囲気で800〜1100℃の温
度で5分〜数百時間焼成して得られる。しかしながら、
Y−Ba−Cu−0,B1−5r−Ca−Cu−0,T
l−Ba−Ca−Cu−0系に代表される層状あるいは
複合層状ペロブスカイト構造には、暦数の異なる複数の
超電導体が存在し、それぞれ異なった臨界温度を持って
いる。それぞれの超電導体において、暦数の異なる構造
のあいだの自由エネルギー変化が小さく、合成に際して
それぞれを選択的に分別合成するのは非常に困難である
0例えば、B1−5r−Ca−Cu−0系においては、
BizSr2Cu、0゜(臨界温度7に:低温相)、B
i、 Sr、 Ca、 Cu2O,(臨界温度80〜9
0に:中温相)、Bi、 5rICa、 Cu、 O,
(臨界温度110 K :高温相)のそれぞれが超電導
体であり、この中で臨界温度の最も高いBi、 Sr、
 Ca、 Cu、O,。を合成するために原料の原子比
を2:2:2:3に調整しても焼結体は中温相と高温相
の混合状態として合成され、単一相を得ることは困難で
ある。
【発明が解決しようとする課題〕
この結果、この超電導材料を線材、コイル、エレクトロ
ニクス素子、デバイスなどに応用するにあたって最も重
要な特性である臨界電流密度や臨界磁界が低くなるとい
った問題点が生じる。またこれら銅酸化物ペロブスカイ
ト系超電導体は、環境とりわけ炭酸ガス及び/または水
分によって化学分解したり、なかには粉砕などの機械加
工などによって結晶構造の崩壊がおこる、あるいは温度
、酸素分圧の変化によって結晶の酸素欠損を生じ、その
超電導特性を大きく低下させるなど環境安定性に問題が
ある。
〔課題を解決するための手段〕
従来の超電導体に関する問題点の原因については、まだ
明確ではないが、実用化にあたり、解決すべき点は多い
0本発明は、上記した問題点を解決する新しい超電導物
質にかがわり、臨界温度が高く、安定なバナジウムを含
む酸化物超電導体及びそれらを用いた超電導材料、デバ
イス、機器を提供することを目的としたもので有る。
本発明のもう一つの目的はバナジウムを含む酸化物超電
導体の合成法を提供することである。
上記目的を達成するために発明者らは鋭意研究した結果
、以下に示す組成、製造方法、応用デバイス、装置を発
見するにいたった。即ち化学組成式が一般式 Ax  −A’y−V  −06 但し。
A=アルカリ土類金属、アルカリ 金属、ランタニド金属、イツトリウム、スカンジウムの
うちから選ばれた少なくとも一つA′=タリウム、鉛、
ビスマス、イ ンジウム、アンチモン、錫のうちから選ばれた少なくと
も一つ ■=バナジウム(但し、平均原子 価が2.5〜4.5である) O=酸素 X = 0.05〜3.0 Y二θ〜2.0 δ=1.3〜6.0 であらわされる組成物を例えばヘリウム、アルゴン、窒
素、水素などの酸化不活性あるいは還元雰囲気下で焼成
することによって臨界温度が高く、安定なバナジウムを
含む酸化物超電導体を造ることができる。またもう−っ
の方法として、上記した組成物をA成分とV成分の混合
物を予め例えばヘリウム、アルゴン、窒素、水素などの
酸化不活性あるいは還元雰囲気下で焼成し、次いで該焼
成物とへ゛成分の混合物例えばヘリウム、アルゴン、窒
素、水素などの酸化不活性あるいは還元雰囲気下で焼成
することによって臨界温度が高く、安定なバナジウムを
含む酸化物超電導体を合成することができる。
また蒸気圧の高いA゛成分含む超電導体を合成するにあ
たっては、A成分、A゛成分■成分の混合物あるいはA
成分とV成分を予め例えばヘリウム、アルゴン、窒素、
水素などの酸化不活性あるいは還元雰囲気下で焼成した
ものとA′酸成分例えばヘリウム、アルゴン、窒素、水
素などの酸化不活性あるいは還元雰囲気下でA′酸成分
気相と反応させたり、A成分とV成分の混合粉末あるい
は焼結粉末とA゛成分気相を例えばヘリウム、アルゴン
、窒素、水素などの酸化不活性あるいは還元雰囲気下で
焼成して造ることができる。
〔作 用〕
本発明になる組成物の原料は、焼成時に反応して複合酸
化物を与えるものであれば特に限定はなく、化学組成式
が一般式 Ax −A’Y−V −0δ 但し、 A=アルカリ土類金属、アルカリ 金属、ランタニド金属、イツトリウム、スカンジウムの
うちから選ばれた少なくとも一つA′=タリウム、鉛、
ビスマス、イ ンジウム、アンチモン、錫のうちから選ばれた少なくと
も一つ ■=バナジウム(但し、平均原子価が2.5〜4.5で
ある) 0、X、Y及びδは前述の通りである。
であらわされる組成物を構成するA、A’、V元素の酸
化物、硝酸塩、炭酸塩、アンモニウム塩、ハロゲン化物
、有機酸塩、有機金属錯体などを用いることができる。
中でも酸化物、アンモニウム塩、有機酸塩などをもちい
ることは好ましい。
原料の混合に関しても各成分が均質に分散混合していれ
ば特に限定はなく、原料物質の固体を直接混合粉砕する
方法や、原料の水溶液あるいは非水溶液から上記組成物
の前駆体である不溶性の混合水酸化物1、混合蓚酸塩及
び混合錯塩あるいはこれらを複合した形態でつく方法、
例えば、共沈法(逐次沈殿法、緊密共沈法など)、沈殿
混線法などが上げられる。また、原料物質の二〜三の成
分を予め共沈法や沈殿混線法で調製したあとに残余の成
分の溶液を含浸して合成することもできる。
またA、A’、Vの二つ以上の混合原料を予め高温で溶
融し、これを急冷して非晶質物をつくり、これを焼成す
ることによって合成することもできる。
上記のような方法で調製された組成物の焼成は、混合粉
末のままあるいはペレットなどの形状に成形したものを
700℃以上の温度で焼成することによって合成するこ
とができる。この時の雰囲気は、バナジウムの平均原子
価が2.5〜4.5価の低原子価を与えることが必要で
酸化不活性あるいは還元性雰囲気が選ばれる0例えばア
ルゴン、ヘリウム、窒素などの不活性雰囲気あるいは水
素、−酸化炭素などの還元性ガスまたはこれらの混合ガ
ス雰囲気が好ましい、またこのような焼成法で合成する
ときは焼成体を再度粉砕して焼成する工程を複数回繰り
返すことは、均質で体積率の高い、特性の優れた超電導
体を合成するためには有効な方法である 合成反応は、上記したような通常の粉末あるいはペレッ
トなどを焼成して得る他に、蒸着法、スパッタ法、CV
D法や溶射法などで組成物を直接膜状に形成する方法な
ども好ましい方法である。
この時、膜をつくる基板を加熱する方法や還元性ガスを
活性化したものを膜に供給しながら形成することは、良
質の薄膜を形成する上で好ましい方法である。薄膜を形
成するさいに、蒸気圧の高いA′酸成分含む超電導膜で
は、成膜した後にこの膜をへ゛成分の蒸気雰囲気でアニ
ールする方法やA成分、A゛成分■成分あるいはA、V
混合成分とA′酸成分その結晶構造、組成に合わせて交
互に積層する方法は有効である。またこの交互積層方法
は特定の結晶構造の超電導体を選択的に合成する方法と
しても有効な方法である。
得られた酸化物超電導体を線材化する方法には、塑性加
工法のように、超電導体あるいは粉末混合原料を金属パ
イプに充填して、これを延伸加工して、細線化する方法
、基板上に溶射法、CVD法、スパッタ法、蒸着法など
で成膜して、テープ状線材とする方法や超電導体あるい
はその原料を融液化してこれを芯材に塗布する方法、溶
湯急冷法。
超電導体あるいはその原料粉末をバインダーとともにス
ラリーあるいはペースト化してテープキャスティング法
、印刷法で線状に加工する方法がとられる。以下に塑性
加工法で線材化する場合を例にとって詳細に説明する。
予め、前に述べた方法で合成された超電導材料をライカ
イ機あるいはボールミルで平均粒径が数ミクロンから十
数ミクロン程度に粉砕する。この粉末を4〜10■−径
の金属パイプ(例えば、金、銀、金−パラジウム、銀−
パラジウム、銅−ニッケル、銅−アルミニウムなど)に
充填して、これをスェージャ−で延伸し1園−以下の線
状に加工する。
これをこのまま用いるかあるいはさらにロール、プレス
などで圧延してテープ状にしたものを700℃以上の温
度で焼結することによって超電導線材を製造することが
できる。
この焼結によって超電導粉末は結合することになるので
、線材をコイル状に加工したり、配線加工などの目的に
適応する場合には、その形状に加工した後に焼結するこ
とが好ましい、この時シース線材中で異方性超電導体の
配向性を高める目的で、予め板状結晶粒を合成し、これ
に剪断力与えながら加工する方法やシース中に充填され
た超電導体あるいは原料を溶融して一方向凝固する方法
は有効である。
以下には本発明における実施例について記述するが本発
明はこれらに何ら限定されるものではない。
実施例1 酸化ストロンチウム(SrO)、メタバナジン酸アンモ
ン(Nl(4VO□)の粉末をモル比でSr:V=1:
1になるように秤量し、メノウ乳鉢を用いたライカイ機
で約30分間粉砕混合する。得られた粉末をアルミナル
ツボにとり、980℃で10時間空気中で焼成する。
焼結体を再びメノウ乳鉢を用いたライカイ機で約30分
間粉砕し、980℃で10時間空気中で焼成する。
この粉体に酸化タリウム(Tl103 )をモル比でT
lが0゜2になるように秤量し、ライカイ機で約30分
間混合する。得られた粉末2gを直径20閣にプレス成
形したペレットは4%H,/He及びTl蒸気雰囲気中
、820℃で5時間還元処理した。
得られた焼結体を105m X 5m X 1■の棒状
に切り出し、これにインジウム半田で四端子を接合し。
四端子抵抗法で液体ヘリウムを冷媒として電気抵抗の温
度変化を測定した。この焼結体の臨界温度(Tc)のオ
ンセットは、約150にの値を示した。
実施例2〜14 実施例1において、A元素としてSr、Ca、Ba、L
n。
Y 、 Li 、 Na及びKを用いて実施例1と同様
の処理を行った焼結体のTc onsetの値を第1表
に示す。表中の組成比は仕込み組成の値である。
実施例15〜24 実施例1において、A元素としてSr 、 Baおよび
Caを用い、A′元素としてTl、Bi、Pb、In、
Sb及びSnを用いて実施例1と同様の熱処理を行った
焼結体のTc onsetの値を第2表に示す0表中の
組成比は仕込み組成の値である。
第2表 各種焼結体のTc値 実施例25〜29 SrOとNH4VO,の粉体をモル比でSr:V=0.
05: 1.0゜3:l、1:1になるように秤量し、
メノウ乳鉢を用いたライカイ機で約30分間粉砕混合す
る。得られた粉末をアルミナルツボにとり、980℃で
10時間空気中で焼成する。焼結体を再びメノウ乳鉢を
用いたライカイ機で約30分間粉砕し、980℃で10
時間空気中で焼成する。これらの粉体のうちSr:V=
1:1の粉末については3等分し、残る2つにはT1が
モル比で0.1及び2.0になるようにTl、 0.を
添加しライカイ機で十分混合す。以上で得られた5種類
の粉体からそれぞれ2gを採取し、直径20m鳳にプレ
ス成形した。 Tlを含まないペレットは4%H,/H
e雰囲気中820℃で5時間還元処理した。
一方、Tlを含むペレットについては、4%H,/He
及びT1蒸気雰囲気中820℃で5時間還元処理した。
得られた焼結体から101mX5履層×1層lの供試片
を切り出し、四端子抵抗法で液体ヘリウムを冷媒として
電気抵抗の温度変化を測定した。これら焼結体のTc 
onsetの値を第3表にまとめて示す。
第3表各種焼結体のTc 実施例30〜32 実施例1の合成条件において、焼成雰囲気を変えた焼結
体のTc onset値を第4表に示す。
実施例33〜35 SrOとNH4VO,の粉末をモル比でSr:v=1:
1になるように秤量し、ライカイ機で約30分間粉砕、
混合する。得られた粉末をアルミナルツボにとり、98
0℃で10時間空気中で焼成する。
この焼成体を更にライカイ機で粉砕する。得られた粉末
2gを直径20 amにプレス成形する。このペレット
を4%)1./Heガス雰囲気中で1050℃で5時間
還元処理する。還元されたペレットをライカイ機で粉砕
すると同時にKCI、NaC1及びTl。
0、をに、Na及びTlがモル比で0.2となるように
秤量、添加し混合する。得られた粉末2gを直径20層
厘にプレス成形したペレットは4%H2/Heとに、N
a及びTI蒸気雰囲気中820℃で5時間熱処理した。
得られた焼結体を10 am X 5 arm X 1
 m+wの試験片として切り出し、四端子抵抗法で、液
体ヘリウムを冷媒として電気抵抗の温度変化を測定した
。これらの焼結体のTcの値を第5表に示す。
実施例36 SrOとNH4VO,の粉末をモル比でSr:■=1:
1になるように秤量し、ライカイ機で30分間粉砕、混
合する。得られた粉末をアルミナルツボにとり、980
℃で10時間空気中で焼成する。焼成体を再びライカイ
機で粉砕、混合し、980℃で10時間空気中で焼成す
る。焼成体は更にライカイ機で粉砕、混合した。この粉
末をプレス成形したペレットをターゲットとして15 
am X 5−鳳の単結晶基板上にスパッタ法で膜状組
成物を製造する。この時基板はMgO単結晶(001)
面を用いた。
加速電圧2 kV、アルゴン雰囲気I X 10E2t
orrの条件下で作成した。得られた膜厚は0.5μ閣
であった。この膜組成物を4%H,lHe中で1050
℃で5時間還元処理した。この膜は更にTl蒸気を含む
41 H,lHe中で820℃で5時間処理した。
この膜のTc onsetは約150にであった。
実施例37 実施例35で得られたペレットをライカイ機で粉砕し、
平均粒径3〜5μ園となった粉末を直径6 mymの銀
製パイプに充填し、これをドローベンチで1.8鳳膳ま
で延伸し、テープ状とした。得られたテープ状成形体を
予め長さ25 amに切断した試料を作製し、アルゴン
雰囲気中820℃で5時間熱処理した。これにインジウ
ム半田で四端子を接続し、液体ヘリウムを冷媒とし電気
抵抗の温度変化を測定したところTc onset 1
50 Kの値を示した。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明になる物質は、従来発見さ
れている銅を含む高温酸化物超電導物質に比べてTc 
onsetが高いため、線材、コイル、エレクトロニク
ス素子、デバイスなどに応用するにあたって極めて有効
なものである。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.化学組成式が一般式 A_X−A′_Y−V−O_δ 但し、 Aは、アルカリ土類金属、アルカリ金属、 ランタニド金属、イットリウム、スカンジウムからなる
    群から選ばれた少なくとも一つ、A′=タリウム、鉛、
    ビスマス、インジウ ム、アンチモン、錫からなる群から選ばれた少なくとも
    一つ、 V=バナジウム(但し、平均原子価が2.5〜4.5で
    ある) O=酸素 X=0.05〜3.0 Y=0〜2.0 δ=1.3〜6.0 であらわされる組成物であり、臨界温度が絶対温度で3
    0度以上であることを特徴とする超電導物質。
  2. 2.請求項1において、Aがアルカリ土類金属、ランタ
    ナイド金属又はイットリウムのいずれかであることを特
    徴とする超電導物質。
  3. 3.請求項1において、A′がタリウム、鉛、又はビス
    マスのいずれかであることを特徴とする超電導物質。
  4. 4.請求項1において、結晶構造の基本がペロブスカイ
    ト、コランダム、ルチル、スピネル又はそれらに類似し
    た構造であることを特徴とする超電導物質。
  5. 5.請求項1において、結晶構造の基本がペロブスカイ
    ト及びその類似構造であり、それが1〜4層の階層構造
    をとることを特徴とす る超電導物質。
  6. 6.請求項1においてその形状が粉末、バルク又はペレ
    ットであることを特徴とする超電導物質。
  7. 7.請求項1の超電導物質を含み、その形状が線状また
    は平板状であることを特徴とする超電導物質。
  8. 8.請求項1において、該超電導物質以外の導電性物質
    で被覆された線状又は構造物でつくられる面を被覆する
    形状であることを特徴とする超電導物質。
  9. 9.請求項1に記載の材料を用いた電線、マグネット、
    磁気シールド材、アンテナ、共振器及びこれらを用いた
    装置及びシステム。
  10. 10.請求項1記載の超電導物質を含み、その形状が厚
    み10μm以下の薄膜であることを特徴とする材料。
  11. 11.請求項1記載の材料を用いたエレクトロニクスデ
    バイス、センサー及びこれを用いたシステム。
  12. 12.請求項1記載の材料を用いたジョセフソン素子及
    びそれを用いた電子装置及びシステム。
  13. 13.化学組成式が一般式 A_X−A’_Y−V−O_δ 但し、 A=アルカリ土類金属、アルカリ金属、 ランタニド金属、イットリウム、スカンジウムのうちか
    ら選ばれた少なくとも一つ A′=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、錫のうちから選ばれた少なくとも一つ V=バナジウム(但し、平均原子価が2.5〜4.5で
    ある) O=酸素 X=0.05〜3.0 Y=0〜2.0 δ=1.3〜6.0 であらわされる組成物を酸化不活性あるいは還元雰囲気
    下で焼成する工程を含むことを特徴とする超電導物質の
    合成方法。
  14. 14.化学組成式が一般式 A^B−A′^C−V−O^K 但し、 A=アルカリ土類金属、アルカリ金属、 ランタニド金属、イットリウム、スカンジウムのうちか
    ら選ばれた少なくとも一つ A′=タリウム、鉛、ビスマス、インジウ ム、アンチモン、錫のうちから選ばれた少なくとも一つ V=バナジウム(但し、平均原子価が2. 5〜4.5である) O=酸素 X=0.05〜3.0 Y=0〜2.0 δ=1.3〜6.0 であらわされる組成物をA成分とV成分の混合物を酸化
    不活性あるいは還元雰囲気下で焼成する工程と該焼成物
    とA′成分の混合物を酸化不活性あるいは還元雰囲気下
    で焼成する工程を含むことを特徴とする超電導物質の合
    成方法。
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