JPH04123912A - 車両懸架機構 - Google Patents

車両懸架機構

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JPH04123912A
JPH04123912A JP2236478A JP23647890A JPH04123912A JP H04123912 A JPH04123912 A JP H04123912A JP 2236478 A JP2236478 A JP 2236478A JP 23647890 A JP23647890 A JP 23647890A JP H04123912 A JPH04123912 A JP H04123912A
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vehicle
spring
cylinder
compression
extension
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JP2236478A
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Kenko Rin
建宏 林
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00492Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices comprising regenerative heating or cooling means, e.g. heat accumulators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/14Indicating devices; Other safety devices
    • F01P2011/205Indicating devices; Other safety devices using heat-accumulators

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両懸架機構に関し、特に、たとえば、2
つのコイルばねと2つの油圧緩衝器を利用して、純粋な
機械的構造によっ−C車両走行中の安定を確保し、快適
な緩衝機能を飾えた、車両懸架機構に関する。
(従来技術) 従来から、走行中の自動車に4jえる地面からの振動や
衝撃は、一部がタイヤに吸収されるが、その大部分が市
軸とポデーとの間の懸架機構に吸収されることが知られ
ている。
第8図に示すものは、現在最も使用されている1j1式
懸架機構の一例を示す斜視図である。ごの懸架機構は、
主として、それぞれ車輪フレー1、と連接して取り付け
られているロッカアーム14と、その下端部がロッカア
ームI4の端縁に枢着されている油圧緩衝支軸11と、
その油圧緩衝支軸11の内部に取りイ」けられCいるシ
ョックアブソーバ(図示せず〉と、その油圧緩衝支軸]
1の上端に連接して取り付げられているばね支承座12
と、このばね支承座12のト端に取り付けられ、かつ、
ボデーと連結されている弾性豊かな可撓性を有する支持
フ1/−ム11と、支持フレーム11およびばね支承座
I2間に取り付けられたコ・イルばね15とで構成され
る。
この従来の懸架機構は、コイルばね15によっ“ζ車両
の振動を吸収し、かつ、油圧緩衝支軸11によってその
車両の振動にダンピングをさせて緩和している。ずなわ
ら、この従来の懸架機構は、車両の上下振動を緩和し、
乗用者に不愉快な思いをさせないことを目的として設置
されている。
また、ごの従来の懸架機構では、たとえば第9図に示す
ように、車輪が平坦な路面Gから突起した路面■]に遭
遇した場合、先ずそのコイルばね15が圧縮される。こ
のとき、もし油圧緩衝支軸11で該コイルばね15の回
復伸長に対して、それを緩和する緩衝力(減衰力)を与
えないと、該二1イルばね15は迅速に回復伸長して跳
トがり、車両に大きなバウンドをもたらすものとなる。
すなわち、第9図中の点線へがその車両の高ざの変化曲
線であり、理論」−、コイルばね15の回復伸長を緩和
する油圧緩衝支軸11の緩衝力が強ければ強いほど、該
コイルばね15の跳」二がりの緩和効果がより良くなり
、変化曲線Aは更に滑らかな平坦の形を表しζ、乗用者
の快適な乗り心地を確保することができる。
さらに、この従来の懸架機構では、たとえば第10図に
示すようGこ、車輪が平坦な路面Gから凹んだ路面Iに
出会うと、コイルばね15は直ちに伸長して車輪の路面
Iへの到着を助ける。このとき、コイルばね15ば平坦
路面G走行中に於ける静止点から下側向きに伸長してド
ロップするので、その元来の車両重量を支持する支承力
が失われる。
この場合、該コイルばね15の被圧縮速度は、コイルば
ね15の圧縮を緩和する油圧緩衝支軸11の緩衝力(減
衰力)によって緩和されるので、進んで車体の下降速度
を緩めることができる。
このとき、もし油圧緩衝支軸11で該コイルばね15の
圧縮に対して、それを緩和する緩衝力(減衰力)を与え
ないと、該コイルばね15の被圧縮速度が早くなり、車
両はその車体の下降速度が早過ぎて激しい上下振動を起
こすことになる。理論」−から言えば、油圧緩衝支軸1
1の提供できる圧縮緩和力が強い程、第10図中の点線
Bに示す、車体高さの変化曲線が緩やかになる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、実際には、車両はいつも第9図および第
10図に示すような突起した路面I(および凹んだ路面
Iを走行するものばかりでは無く、多くの場合、凹凸の
路面を交互に遭遇する。
車両が凹凸不穏な路面に遭遇したとき、たとえば第11
図中の点線Cに示すような車体高さの変化曲線が表示さ
れ得る。この場合、もし油圧緩衝支軸11の伸長緩和力
(コイルばね15の回復伸長を緩和する緩衝力)が過大
に設計されると、車両が凸起路面Hに出会った時、コイ
ルばね15の伸長速度を滑らかに緩和することができる
。しかし、引き続き、車両が凹んだ路面■に遭遇すると
、速やかに車体の下降を促して車輪を路面に到着さ−U
なければならないものとなり、上記のように伸長緩和力
が過大に設計された油圧緩衝支軸11では、車体の迅速
な1・゛隆速度および車輪の迅速な路面到着保持が期待
出来なくなる。即ちこれが、伸長緩和力を過大に設it
シた油圧緩衝支軸11の欠点である。
一力、もし油圧緩衝支軸11の圧縮緩和力(コイルばね
15の圧縮を緩和する緩衝力)が過大に設計されると、
車両が凹んだ路面にIに遭遇した時、その車体がFtt
iしてコイルばね15を圧縮する速度が緩和され得るの
である。しかし、引き続き、車両が突起した路面I■に
遭遇すると、τIイルばね15が圧縮され腑い現象が生
じ、車両の上手振動を吸収できないものとなる。即ちこ
れが、圧縮緩和力を過大に設剖した油圧緩衝支軸11の
欠点である。
」−記した説明からも分かるように、従来の単一コイル
ばねと、緩衝器として機能する油圧緩衝支軸11とから
形成された車両懸架機構では、コイルばね15のこわさ
や緩衝器としての油圧緩衝支軸11の伸長緩和力又は圧
縮緩和力の設計において、避けら得ない相互干渉や矛盾
があるので、あらゆる路面状態に対応でき、且つ乗用者
に対して快適な乗り具合を提供出来るとばぼい難い。
したがって、上記した従来の車両懸架機構の欠点に鑑み
、この発明は、主として、2つのばねと2つの緩衝器に
よっζ、車両が凹凸した路面に遭遇する時、相互に干渉
・牽制せずに各自作動し、より快適な緩衝機能を具備し
た、車両懸架機構を提供しようとすることを目的とする
(課題を解決するための手段) この発明の車両懸架機構は、その第1のピストンロッド
が第1のシリンダの1一端より伸出した圧縮緩衝器と、
圧縮緩衝器の周囲に周設される圧縮ばねと、その第2の
シリンダの下端が第1のピストン口、ドの上端に接続さ
れて支承され、その第2のピストンロット 出した伸張緩衝器と、伸張緩衝器の周囲に周設される伸
張ばねとを含め、第2のシリンダの下端に第2のピスト
ンを移動して接触させ、伸張ばねを圧縮した状態のまま
で車両の車軸とボテ−との間に装着して目的を達成する
ものであり、圧縮緩衝器の第1のシリンダの外周壁に圧
縮ばね支承盤、および、伸張緩衝器の第2のピストンロ
ッドの上端に伸張ばね当接盤をそれぞれ設&−1、且つ
、伸張緩衝器の第2のシリンダを収納するように、その
」二向き開口端縁にばね当接凸縁を備えた伸張ばね支承
筒の底部を第2のシリンダの下端に固着させた構成にお
いて、圧縮ばね支承盤とばね当接凸縁との間に圧縮ばね
を、伸張ばね支承筒の内底部と伸張ばね当接盤との間に
伸張ばねを、それぞれ設け、 そして、車両に′9J.荷がない時、伸張ばねを挟着す
る、伸張ばね当接盤と伸張ばね支承筒のばね当接凸縁と
が接触した状態になると共に、圧縮ばねが車両自体の重
量で半圧縮状態の所定の位置に吊下げた状態で支持され
、負荷が増加されない限りそれ以−ト圧縮されない状態
を保つようにすれば一層好ましい。
(作用) この発明に係る車両懸架機構によると、車両に積載負荷
が増加した時又は車両走行中に突起した路面に出会って
車両が急上昇した時、その圧縮ばねが圧縮されるが、そ
の圧縮緩衝器が伸張制動の作用をなして、その圧縮ばね
の伸張回復速度を緩和するのである。
他方、車両の積載負荷が急激に軽減した時又は車両走行
中に凹み路面に遭遇して車輪が急降下した時、その伸張
ばねが伸張して車輪の路面接触を保持するが、その伸張
緩衝器が圧縮制動の作用をなし°ζ、その伸張ばねの圧
縮回復速度を緩和するのである。
そして、圧縮緩衝器の第1のシリンダの外周壁に圧縮ば
ね支承盤、伸張緩衝器の第2のピストンロッドの」二輪
に伸張ばね当接盤をそれぞれ設け、且つ、伸張緩衝器の
第2のシリンダを収納するように、その−に向き開口端
縁にばね当接凸縁を備えた伸張ばね支承筒の底部を第2
のシリンダの下端に固着させ、さらに、圧縮ばね支承盤
と当接凸縁との間に圧縮ばねを、且つ伸張ばね支承筒の
内底部と伸張ばね当接盤との間に伸張ばねをそれぞれ設
け、そして、車両に負荷がない時、伸長ばねを挟着する
、伸張ばね当接盤と伸張ばね支承筒の圧縮ばね当接曲縁
とが接触した状態になると共に、圧縮ばねが車両自体の
重量に圧縮されて半圧縮状態の所定の位置に吊下げた状
態で支持され、負荷が増加されない限りそれ以上圧縮さ
れない状態を保つようにして、圧縮ばねの伸張回復速度
及び伸張ばねの圧縮回復速度を、より細やかに緩和する
ことができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図は、この発明に係る車両懸架機構の一実施例を示
す組立断面図解図である。図示のように、この実施例の
車両懸架機構は、主として、圧縮緩衝器2と、伸張緩衝
器3と、伸張ばね支承筒4と、伸張ばね当接盤5と、伸
張ばね6と、圧縮ばね支承盤7と、圧縮ばね8とを備え
てなる。
圧縮緩衝器2は、その下端が車輪フレームPの】 0・7カアームQ上に枢支される、たとえば油圧の第1
のシリンダ21を含み、この第1のシリンダ21の内部
には、第1のピストン22が収納される。この第1のピ
ストン22は、その上端面を、第1のシリンダ21の」
一端より伸出する第1のピストンロット23の下端部2
31に連接されて、第1のシリンダ21内に設けられる
また、第1のピストンロッド23のJ−1232周縁に
は、たとえばゴム材質からなる当接ブロック24が嵌め
込まれて設けられている。この当接ブロック24ば、第
1のピストン22が第1のシリンダ21の内部量」一端
211に接触する前に、前もって第1のシリンダ21の
上部232周縁に当接して第1のピストン22の過度の
滑り落ちを防止するだめの機能を有する。そして、それ
を油圧回路が既知の従来の緩衝器シリンダと同じ構造の
第1のシリンダ2】に配設した構成である。
伸張緩衝器3は、第2のシリンダ31を含み、この第2
のシリンダ31の下端は、圧41M緩衝器2の第1のピ
ストンロッドのト端部232に、たとえばろう付けによ
って固着される。また、第2のシリンダ31の内部には
、第2のピストン32が収納される。この第2のピスト
ン32ば、その上端面を、第2のシリンダ31の上端よ
り伸出する第2のピストンロッド33の下端部331に
連接されて、第2のシリンダ31内に設けられる。そし
て、それを油圧回路が既知の従来の緩衝器シリンダと同
じ構造の第2のシリンダ31に配設した構成である。
伸張ばね支承筒4ば、その上端部に上向き開口部41a
を有する筒状体41を含み、その筒状体4Iの内部には
、伸張緩衝器3を収納することができる収納部411が
形成される。また、この筒状体41の内底部42には、
伸張緩衝器3の第2のシリンダ3Iの下端部が、たとえ
ばろう付けなどによって固着される。さらに、この筒状
体41は、その上向き開口部41aの端縁を外向きにほ
ぼ90度湾曲させることによって、やや広めのばね当接
曲縁43が形成される。
伸張ばね当接盤5は、たとえば略円盤形状に形成され、
伸張ばね支承筒4の上方に於いて、伸張緩衝器3の第2
のシリンダ31の上端より伸出する第2のピストンロッ
ド33の上端に嵌挿して、たとえばろう付げによって固
着された構成でありる。
伸張ばね6は、たとえば金属からなるコイル状ばねで形
成され、伸張緩衝器3の第2のシリンダ31と、その第
2のシリンダ31の上端より伸出する第2のピストンロ
ッド33とを含めた周囲に周設される。この伸張ばね6
は、その一端がばね当接盤5に当接して保持され、その
他端が伸張ばね支承筒4の内底部42に支持されている
圧縮ばね支承盤7は、たとえば円盤形状に形成され、圧
縮緩衝器2の第1のシリンダ21の外周壁に嵌着され、
たとえばろう付けによって固着される。
圧縮ばね8は、伸張ばね6と同様に、たとえば金属から
なるコイル状ばねで形成される。また、この圧縮ばね8
は、その一端が圧縮ばね支承盤7に支持され、その他端
が伸張ばね支承筒4のばね当接凸縁43に当接保持され
ている。
そしC1この車両懸架機構が車体に装設されない場合ば
、伸張ばね6と圧縮ばね8とは共に開放された自然のま
まの伸張状態を呈し、伸張ばね6は、伸張ばね当接盤5
をばね当接凸縁43から突張り上げて押し離し、且つ伸
張緩衝器3の第2のシリンダ31内の第2のピストン3
2を、第2のシリンダ31の内部量り端311に押し」
二げる。
このとき、第2のピストン32が第2のシリンダ31の
底部に衝突するのを防止する為、その伸張ばね当接盤5
とばね当接凸縁43との距離は、第2のピストン32の
最大移動行程よりも小さく形成される。他方、圧縮緩衝
器2の第1のビス1〜ン22が第1のシリンダ2Iの内
部最上端211に当接している時が、圧縮ばね8の最大
伸張可能な長さである。
この発明に係る重両懸架機構は、第2図に示すように、
圧縮緩衝器の第1のシリンダ21の下端を車輪フレーム
PのロッカーアームQ」−に枢着され、伸張11衝器3
の第2のピストンロッド33の」二輪部332が支持フ
レームRに連接され、間接的に車両シャーシに接合され
る。
そして、車両に何等かの負荷も加えられていない時、伸
張ばね6が車両自体の重量によって圧縮され、伸張ばね
当接盤5がばね当接凸縁43に接触するようにする。即
ち、これが、車両が負荷を受けていない時における伸張
ばね6の静止点である。このとき、もし車両にそれ以−
4二の負荷が加わると、圧縮ばね8によって支承し吸収
せねばならないこととなる。
他方、圧縮ばね8は車両自体の重量を支持する主要な支
承体であり、突起した路面に会うと車両の振動を吸収し
、常時には、1車両自体のみの重量を支承し、負荷を加
えられない場合においては圧縮されない一1状態に予め
圧縮固設される。即ち、圧縮ばね8は、車両に負荷がな
い状態に於いて車両を支持し、且つ車両自体の重量に圧
縮されず、第2図に示したように、圧縮緩衝器2の第1
のピストン22がその第1のシリンダ21の内部上端2
11に接触したままで保たれるように設耐されている。
次に、第3図を参照すれば、車両に負荷が加えられるか
、あるいは車輪が突起した路面に出会う時、伸張ばね6
は、もうそれ以上に圧縮され得ないので、全部の負荷は
圧縮ばね8が受止める事となる。そして、その圧縮緩衝
器2の提供する伸張制動機能により、圧縮ばね8の回復
伸張速度を緩和し、車両の激しい跳」二かり振動を避は
得ることができる。
さらに、第4図を参照すると、車両が凹んだ路面に遭遇
する時、車輪が宙に浮くので伸張ばね6は、直ちに伸張
して車輪の路面への到着を保持する。そして、車体が元
の位置にト降して、伸張ばね6を圧縮する時には、伸張
緩衝器3の提供する圧縮制動機能により、圧縮ばね8の
圧縮速度が緩和されることになる。この場合、圧縮ばね
8は伸張しないか、または、僅かだけ伸張するだけであ
る。そのため、圧縮ばね8は、適度の充分な支持力を確
保して下降する車両を支持し、車両の過激なバウンドを
防止することができる。
以上の説明からも明らかなように、この発明の特色と最
も優れた点は、圧縮ばね8ば突起した路面に遭遇した際
の車両の下降圧縮を受l二めるのみで、凹み路面に遭遇
した際の因果に気を払う必要がない。したがって、圧縮
緩衝器2に比較的強い伸張制動力を設計してより強い制
動機能を与え、圧縮ばね8の伸張回復速度を緩めて車両
の振動を減少することができる。
一方、伸張ばね6は凹んだ路面に遭遇した時、車両が宙
に浮く際に伸張して車輪の路面への到着を促進する機能
を受は持つのみでよい。それ故、従来の単式ザスペンシ
ョンのばねに比べてより自由に伸張でき、且つ、伸張緩
衝器3により強い圧縮制動力を設計して、より大きい圧
縮制動機能を与え、車両の元来位置回復の下降速度を緩
和することができる。更に大事なことは、圧縮緩衝器2
及び伸張緩衝器3が、それぞれ強い制動力を有するよう
に設計されながらも、それぞれの作動には互いに干渉牽
制する逆降下が生じないと8うことである。
そして、ごの発明に係る車両懸架機構は、第51Aに示
すうに、圧縮緩衝器2が従来の緩衝器よりも大きい伸張
の制動力を備えるように設計され、車輪が突起した路面
■Iに遭遇した際、圧縮ばね8の伸張回復速度を緩和す
るので、その車両の高さの変化曲線りば、第9図に示し
た従来のものの変化曲線Aよりも平らで穏やかになる。
一方、第6図に示すように、伸張緩衝器3も従来の緩衝
器に比べてより大きい圧縮回復制動力を有するように設
計されるので、伸張ばね6の圧縮回復速度を緩和するこ
とができ、引いては車両のF降速度を穏やかにするごと
ができる。したがって、車両が凹み路面■に遭遇した際
、その車両高度の変化曲線(IΣ)は第10図に示す従
来の変化曲線Hに比べて平滑になる。
さらに、第7図に示すように、車輪か凹凸不穏の路面に
出会った時、その車両の高さ変化曲線Fば、第11図に
示す従来のものの変化曲線Cよりも平坦且つ穏やかにな
る。
(発明の効果) 141記実施例から明らかなよう乙こ、この発明に係る
車両懸架機構は、車両に積載負荷が増加した峙あるいは
車両走行中に突起しまた路面に出会って車輪が急士昇し
た時、その圧縮ばねか圧縮されるが、その圧縮緩衝器が
伸張制動の作用をなして圧縮ばねの伸張回復速度を緩和
するのである。
他方、車両の積載負荷が急激に軽減した■、5または車
両走行中に凹み路面に遭遇して11(輪が急降下した時
、その伸張ばねが伸張して中輪の路面−・の接触を保持
するが、その伸張緩衝器が圧縮制動の作用をなして伸張
ばねの圧縮回復速度を緩和することができる。
したがって、従来の車両懸架機構に比べ−(、車両の振
動を軽減することが出来、乗用車の快適な乗り心地を損
なうことがない。
そして、圧縮緩衝器の第1のシリンダの外周壁に圧縮ば
ね支承盤、伸張緩衝器の第2のピストンロッドト端に伸
張ばね当接盤をそれぞれ設け、且つ、伸張緩衝器の第2
のシリンダを収納するように、その1−向き開口部の端
縁にばね当接口縁を備えた伸張ばね支承筒の底部を第2
のシリンダ丁端に固着させ、さらに、圧縮ばね支承盤と
当接口縁との間に圧縮ばねを、伸張ばね支承筒の内底部
と伸張ばね当接盤との間に伸張ばねを、それぞれ設け、
そして、車両に負荷がない時、伸張ばねを挟着する伸張
ばね当接盤と伸長ばね支承筒の圧縮ばね当接口縁とが接
触した状態になると共に、圧縮ばねが車両自体の重量に
圧縮されて半圧縮状態の所定の位置に吊り下げた状態で
支持され、負荷が増加されない限りそれ以」二圧縮され
ない状態を保つようにして、圧縮ばねの伸張回復速度及
び伸張ばねの圧縮回復速度を、より細やかに緩和する事
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る車両懸架機構の一実施例を示
す図解図である。 第2図は、積載負荷がない場合に車両自体の重量を支持
した状態を示す、この実施例の図解図である。 第3回は、車両が突起した路面に遭遇した時のごの実施
例の図解図である。 第4図は、車両が凹んだ路面に遭遇した時のこの実施例
の図解図である。 第5図は、この実施例を装着した車両が突起した路面に
遭遇した際、その車両高度の変化を示した図解図である
。 第6図は、この実施例を装着した車両が凹んだ路面に遭
遇した際、その車両高度の変化を示した図解図である。 第7図は、この実施例を装着した車両が凹凸路面に遭遇
した際、その車両高度の変化を示した図解図である。 第8図は、従来の車両懸架機構の一例を示す斜視図であ
る。 第9図は、第8図に示す車両懸架機構を装着した車両が
突起した路面に遭遇した際、その車両高度の変化を示し
た図解図である。 第10図は、第8図に示す車両懸架機構を装着したー1
(両が凹んだ路面に遭遇した際、その車両高度の変化を
示した図解図である。 第1+図は、第8図に示す車両懸架機構を装着した車両
が凹凸路1htに遭遇した際、その車両高度の変化を示
した図解図である。 図におい−ζ、2は圧縮緩衝器、3は伸張緩衝器、4は
伸張ばね支承筒、5は伸張ばね当接盤、6は伸張ばね、
7は圧縮ばね支承盤、8は圧縮ばね、11は油圧緩衝支
軸、12はばね支承座、13は支持フレーム、14はロ
ッカーアーム、15ばコイルばね、2】は第1のシリン
ダ、22は第1のピストン、23は第1のピストンロッ
ド、31は第2のシリンダ、32は第2のピストン、3
3は第2のピストンロッド、41は筒状体、4.1.8
は開1]部、42は伸張ばね支承筒の内底部、43は伸
張ばね支承筒のばね当接曲縁、231は第1のビスI・
ンロッドの下端部、232は第1のピストンl:l ソ
ドの上端部、1(は突起した路面、Iは凹んだ路面、P
は車輪フレーl1、Qはロノカア−11、Rは支持フレ
ーム、Gは平坦な路面、A、B、CD、 F−およびF
ば車両高度の変化曲線を示す。 図 図 第4図 第7図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 その第1のピストンロッドが第1のシリンダの上端
    より伸出した圧縮緩衝器、 前記圧縮緩衝器の周囲に周設される圧縮ばね、その第2
    のシリンダの下端が前記第1のピストンロッドの上端に
    接続されて支承され、その第2のピストンロッドが前記
    第2のシリンダ上端より伸出した伸張緩衝器、および前
    記伸張緩衝器の周囲に周設される伸張ばねを含み、前記
    第2のシリンダの下端に第2のピストンを移動して接触
    させ、前記伸張ばねを圧縮した状態のままで車両の車軸
    とボデーとの間に装着してなる、車両懸架機構。 2 前記圧縮緩衝器の前記第1のシリンダの外周壁に圧
    縮ばね支承盤、前記伸張緩衝器の前記第2のピストンロ
    ッドの上端に伸張ばね当接盤をそれぞれ設け、且つ前記
    伸張緩衝器の前記第2のシリンダを収納するように、そ
    の上向き開口端縁にばね当接凸縁を備えた伸張ばね支承
    筒の底部を前記第2のシリンダの下端に固着させた構成
    において、 前記圧縮ばね支承盤と前記ばね当接凸縁との間に前記圧
    縮ばねを、前記伸張ばね支承筒の内底部と前記伸張ばね
    当接盤との間に前記伸張ばねを、それぞれ設けてなる、
    請求項1記載の車両懸架機構。 3 前記車両に負荷がない時、前記伸張ばねを挟着する
    、前記伸張ばね当接盤と前記伸張ばね支承筒のばね当接
    凸縁とが接触した状態をなす、請求項2記載の車両懸架
    機構。 4 前記車両に負荷がない時、前記圧縮ばねが前記車両
    自体の重量で半圧縮状態の所定の位置に吊下げた状態で
    支持され、負荷が増加されない限りそれ以上圧縮されな
    い状態を保つように保持される、請求項2又は3記載の
    車両懸架機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02120106A (ja) * 1988-10-28 1990-05-08 Mazda Motor Corp 車両のサスペンション装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02120106A (ja) * 1988-10-28 1990-05-08 Mazda Motor Corp 車両のサスペンション装置

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