JPS639441Y2 - - Google Patents
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- JPS639441Y2 JPS639441Y2 JP1982165389U JP16538982U JPS639441Y2 JP S639441 Y2 JPS639441 Y2 JP S639441Y2 JP 1982165389 U JP1982165389 U JP 1982165389U JP 16538982 U JP16538982 U JP 16538982U JP S639441 Y2 JPS639441 Y2 JP S639441Y2
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Landscapes
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、リーフスプリングに車体フレームを
懸架させるためのパツド構造に係り、特に空車時
(載貨重量が小さいとき)においてリーフスプリ
ングを補つてバネ下振動を緩衝吸収でき、他方積
車時(載貨重量が大きいとき)にはリーフスプリ
ングのみによる弾性支持に移行させて、載貨状態
にかかわらず快適な乗心地を得ることができるリ
ーフスプリングのパツド構造に関する。
懸架させるためのパツド構造に係り、特に空車時
(載貨重量が小さいとき)においてリーフスプリ
ングを補つてバネ下振動を緩衝吸収でき、他方積
車時(載貨重量が大きいとき)にはリーフスプリ
ングのみによる弾性支持に移行させて、載貨状態
にかかわらず快適な乗心地を得ることができるリ
ーフスプリングのパツド構造に関する。
一般に大型トラツク等の貨物自動車にあつて
は、積車時と空車時とで載貨車重量が大きく異な
るため、備えられる各種装置は安全性を考慮して
積車時に十分な機能を発揮し得るように設計され
ている。
は、積車時と空車時とで載貨車重量が大きく異な
るため、備えられる各種装置は安全性を考慮して
積車時に十分な機能を発揮し得るように設計され
ている。
第1図には、従来このような大型トラツク等に
採用される懸架装置として、補助バネを有する摺
動式リーフスプリング1を備えたリヤサスペンシ
ヨンの一例が示されている。
採用される懸架装置として、補助バネを有する摺
動式リーフスプリング1を備えたリヤサスペンシ
ヨンの一例が示されている。
このリーフスプリング1は、大型の主バネ1a
上に補助バネ1bが重ね合わされて一体的に形成
され、車体フレーム2の長手方向に沿つて設けら
れている。そしてこのリーフスプリング1は、そ
の中央部がリヤアクスル3のケーシング4上に支
持され、バネ下振動を緩衝させて車体フレーム2
等のバネ上要素を懸架するように構成されてい
る。またこのリーフスプリング1は、積車時の大
きな載貨車重量をリヤアクスル3上に弾性支持し
つつその機能を発揮すべく、バネ定数が大きく設
定されている。
上に補助バネ1bが重ね合わされて一体的に形成
され、車体フレーム2の長手方向に沿つて設けら
れている。そしてこのリーフスプリング1は、そ
の中央部がリヤアクスル3のケーシング4上に支
持され、バネ下振動を緩衝させて車体フレーム2
等のバネ上要素を懸架するように構成されてい
る。またこのリーフスプリング1は、積車時の大
きな載貨車重量をリヤアクスル3上に弾性支持し
つつその機能を発揮すべく、バネ定数が大きく設
定されている。
主バネ1aはその一端(図において左方)に目
玉1cを有し、この目玉1cが、車体フレーム2
に設けられたブラケツト5から車幅方向に植立さ
れたピン体6に枢支され揺動自在に取り付けられ
ると共に、他端が第2図に示すごとく、車体フレ
ーム2に取り付けられ鋼製等で剛性高く形成され
たパツド部材7に、その懸架面7aに沿つて車体
フレーム2の長手方向へ揺動可能に摺接され、こ
れら両端で車体フレーム2を懸架して載貨車重量
をリヤアクスル3上に弾性支持している。また第
2図に示すごとく、車体フレーム2には、これよ
り垂下されたブラケツト8と、このブラケツト8
に車幅方向へ架設された係止軸9とでパツド部材
7の懸架面7aを取り囲むように係止枠10が形
成され、主バネ1aの他端の摺動を案内すると共
に、懸架面7aからの離脱を防止するように構成
されている。そして主バネ1aは、ピン体6とパ
ツド部材7とによつてその一端の揺動と他端の摺
動が許容されて弾性変形し、バネ下振動を緩衝す
ることになる。
玉1cを有し、この目玉1cが、車体フレーム2
に設けられたブラケツト5から車幅方向に植立さ
れたピン体6に枢支され揺動自在に取り付けられ
ると共に、他端が第2図に示すごとく、車体フレ
ーム2に取り付けられ鋼製等で剛性高く形成され
たパツド部材7に、その懸架面7aに沿つて車体
フレーム2の長手方向へ揺動可能に摺接され、こ
れら両端で車体フレーム2を懸架して載貨車重量
をリヤアクスル3上に弾性支持している。また第
2図に示すごとく、車体フレーム2には、これよ
り垂下されたブラケツト8と、このブラケツト8
に車幅方向へ架設された係止軸9とでパツド部材
7の懸架面7aを取り囲むように係止枠10が形
成され、主バネ1aの他端の摺動を案内すると共
に、懸架面7aからの離脱を防止するように構成
されている。そして主バネ1aは、ピン体6とパ
ツド部材7とによつてその一端の揺動と他端の摺
動が許容されて弾性変形し、バネ下振動を緩衝す
ることになる。
また補助バネ1bは、載貨車重量が大きい場合
その両端が車体フレーム2に取り付けられたブラ
ケツト11…に形成された懸架面11a…に当接
され、主バネ1aを補つて車体フレーム2を懸架
するように構成されている。
その両端が車体フレーム2に取り付けられたブラ
ケツト11…に形成された懸架面11a…に当接
され、主バネ1aを補つて車体フレーム2を懸架
するように構成されている。
ところで従来にあつては、リーフスプリング1
は積車時にその機能を十分に発揮し得るようにバ
ネ定数が大きく設定されるため、積車時において
は大きな載貨車重量が車体フレーム2側のパツド
部材7及びピン体6を介して加えられて弾性変形
し、その重量を支えて十分な緩衝機能を発揮し得
るが、他方空車時においては十分な重量が加わら
ず全体が略剛体様を成すので、走行中に路面から
伝達される振動に追従してピン体6回りに揺動し
他端が係止枠10内でバタついてパツド部材7を
直撃することになり、この衝撃が車体フレーム2
に伝わつて乗心地が悪いという問題があつた。
は積車時にその機能を十分に発揮し得るようにバ
ネ定数が大きく設定されるため、積車時において
は大きな載貨車重量が車体フレーム2側のパツド
部材7及びピン体6を介して加えられて弾性変形
し、その重量を支えて十分な緩衝機能を発揮し得
るが、他方空車時においては十分な重量が加わら
ず全体が略剛体様を成すので、走行中に路面から
伝達される振動に追従してピン体6回りに揺動し
他端が係止枠10内でバタついてパツド部材7を
直撃することになり、この衝撃が車体フレーム2
に伝わつて乗心地が悪いという問題があつた。
これに対処すべく、種々のサスペンシヨンが提
案されているが製作上、コスト上不利であり、ま
た在来車に対する反映も困難であつた。
案されているが製作上、コスト上不利であり、ま
た在来車に対する反映も困難であつた。
ここに関連する技術として、補助板ばねの端部
を摺動可能としつつ作用力を緩衝吸収する「補助
板ばねのストツパ」(実公昭39−4806号公報)、並
びに板ばねが取付けられるブラケツトを、上方取
付板と下方取付板との間にモールドしたマウント
ラバーを介して車枠へ固定し、上方取付板の内側
延長部を斜下方に曲折してストツパーを形成する
と共にこのストツパーに対向してブラケツトの垂
直壁に横架したストツパープレートを設けて、板
ばねの目玉に作用する作用力を緩衝吸収する「自
動車における板ばね式懸架機構の防振支持装置」
(実公昭45−12415号公報)が提案されており、こ
れら提案を組合わせて、「ストツパ」を主バネ1
aの支持のために採用すると共に、この「ストツ
パ」の構成として「防振支持装置」のブラケツト
とマウントラバーの構造を適用することが考えら
れる。
を摺動可能としつつ作用力を緩衝吸収する「補助
板ばねのストツパ」(実公昭39−4806号公報)、並
びに板ばねが取付けられるブラケツトを、上方取
付板と下方取付板との間にモールドしたマウント
ラバーを介して車枠へ固定し、上方取付板の内側
延長部を斜下方に曲折してストツパーを形成する
と共にこのストツパーに対向してブラケツトの垂
直壁に横架したストツパープレートを設けて、板
ばねの目玉に作用する作用力を緩衝吸収する「自
動車における板ばね式懸架機構の防振支持装置」
(実公昭45−12415号公報)が提案されており、こ
れら提案を組合わせて、「ストツパ」を主バネ1
aの支持のために採用すると共に、この「ストツ
パ」の構成として「防振支持装置」のブラケツト
とマウントラバーの構造を適用することが考えら
れる。
しかしながら、マウントラバーは車載量に関わ
りなく常に振動吸収作用を発揮するため、車載量
が大きい場合にはマウントラバーに極めて大きな
作用力が加わることとなつて短期間に劣化し、そ
の耐久性に問題があると考えられる。
りなく常に振動吸収作用を発揮するため、車載量
が大きい場合にはマウントラバーに極めて大きな
作用力が加わることとなつて短期間に劣化し、そ
の耐久性に問題があると考えられる。
また車載量に関わりなく振動を吸収させる場合
には、マウントラバーの弾性能は大きく設定され
るが、このようなマウントラバーに、車載量が大
きな状態で主バネ1aの上下動力が作用する場合
には、車体フレーム2下でブラケツトがバタつい
てブラケツトが車体フレーム2に衝突し、上述と
同様な問題を生ずると考えられる。
には、マウントラバーの弾性能は大きく設定され
るが、このようなマウントラバーに、車載量が大
きな状態で主バネ1aの上下動力が作用する場合
には、車体フレーム2下でブラケツトがバタつい
てブラケツトが車体フレーム2に衝突し、上述と
同様な問題を生ずると考えられる。
尚、その他の関連技術として、「防振装置」(実
開昭55−92943号公報)が提案されている。
開昭55−92943号公報)が提案されている。
本考案は上述した如き問題点に鑑みて創案され
たものであり、その目的は、特に空車時において
リーフスプリングを補つてバネ下振動を吸収でき
ると共に、他方積車時にはリーフスプリングのみ
による弾性支持に移行させて、載貨状態にかかわ
らず快適な乗心地を得ることができるリーフスプ
リングのパツド構造を提供するにある。
たものであり、その目的は、特に空車時において
リーフスプリングを補つてバネ下振動を吸収でき
ると共に、他方積車時にはリーフスプリングのみ
による弾性支持に移行させて、載貨状態にかかわ
らず快適な乗心地を得ることができるリーフスプ
リングのパツド構造を提供するにある。
以下に、本考案の好適一実施例を添付図面に従
つて詳述する。
つて詳述する。
第3図及び第4図に示すごとく、12は車体フ
レーム2に設けられ、この車体フレーム2をリー
フスプリング1に懸架させるためのパツド部材で
ある。本考案の特長とするところは、このパツド
部材12の構造にあり、他の構成は従来と略同様
である。
レーム2に設けられ、この車体フレーム2をリー
フスプリング1に懸架させるためのパツド部材で
ある。本考案の特長とするところは、このパツド
部材12の構造にあり、他の構成は従来と略同様
である。
このパツド部材12は、鋼製等で剛性高く形成
された全体が、車体フレーム2側とリーフスプリ
ング1側とに2分割された分割片(以下、夫々
「シート」及び「パツド」と称する。)13,14
で構成され、これら間にはリーフスプリング1の
振動方向に積層的に振動吸収部材15が設けられ
る。
された全体が、車体フレーム2側とリーフスプリ
ング1側とに2分割された分割片(以下、夫々
「シート」及び「パツド」と称する。)13,14
で構成され、これら間にはリーフスプリング1の
振動方向に積層的に振動吸収部材15が設けられ
る。
以下詳述すると、パツド14は、リーフスプリ
ング1(図にあつては、その主バネ1a)に臨む
底面が曲面で成形され、リーフスプリング1に滑
らかに摺接しつつ懸架される懸架面14aとなつ
ている。この懸架面14aの裏面をなす車体フレ
ーム2側には、第5図に示すごとく、積車時シー
ト13に接合されてパツド部材12全体を一体的
な剛体となすための接合凸部18がシート13側
に臨ませて形成される。本実施例にあつては、パ
ツド14の略中央に形成されている。
ング1(図にあつては、その主バネ1a)に臨む
底面が曲面で成形され、リーフスプリング1に滑
らかに摺接しつつ懸架される懸架面14aとなつ
ている。この懸架面14aの裏面をなす車体フレ
ーム2側には、第5図に示すごとく、積車時シー
ト13に接合されてパツド部材12全体を一体的
な剛体となすための接合凸部18がシート13側
に臨ませて形成される。本実施例にあつては、パ
ツド14の略中央に形成されている。
他方シート13には、車体フレーム2に臨む取
付面13aにスタツトボルト16…が植立され
る。このスタツトボルト16…は、車体フレーム
2に穿設された取付孔2a…を介してナツト17
…に螺着され、振動吸収部材15で連結されたパ
ツド部材12全体を車体フレーム2に着脱自在に
取付けるように構成される。この取付面13aの
裏面をなすパツド14側には、懸架面14aに沿
うリーフスプリング1の摺動による振動吸収部材
15の剪断変形を規制すべく、上記接合凸部18
に係合するストツパ19が形成される。本実施例
にあつては、接合凸部18の周側部を所定の間隔
を隔てて囲繞する環状に形成され、その内方に接
合凸部18をシート13側に接合させるための着
座部20を形成している。
付面13aにスタツトボルト16…が植立され
る。このスタツトボルト16…は、車体フレーム
2に穿設された取付孔2a…を介してナツト17
…に螺着され、振動吸収部材15で連結されたパ
ツド部材12全体を車体フレーム2に着脱自在に
取付けるように構成される。この取付面13aの
裏面をなすパツド14側には、懸架面14aに沿
うリーフスプリング1の摺動による振動吸収部材
15の剪断変形を規制すべく、上記接合凸部18
に係合するストツパ19が形成される。本実施例
にあつては、接合凸部18の周側部を所定の間隔
を隔てて囲繞する環状に形成され、その内方に接
合凸部18をシート13側に接合させるための着
座部20を形成している。
このように構成されたパツド14とシート13
との間には、バネ定数の小さなゴム乃至合成樹脂
材などで形成され、空車時等載貨車重量が設定量
以下のときシート13及びパツド14を分離すべ
く弾発してリーフスプリング1のバネ下振動、殊
に路面から伝達される振動によるリーフスプリン
グ1のバタツキを緩衝しつつ吸収すると共に、設
定量を超える載貨車重量で圧縮されてシート13
とパツド14とを接合させ剛体化させる振動吸収
部材15が設けられる。本実施例にあつては、接
合凸部18を囲繞するストツパ19の外周側にこ
れらを囲繞して設けられている。この振動吸収部
材15は、空車時車体フレーム2等のバネ上要素
を支えつつ接合凸部18と着座部20とを離隔さ
せる厚さを有し、衝撃が車体フレーム2へ直接伝
達されるのを抑止して十分に緩衝吸収できるよう
に構成される。またこの振動吸収部材15は、第
5図に示すごとく、積車時の載貨車重量が設定量
(本実施例にあつては、満載時の載貨車重量の略
20%程度)に至つたことに応じて潰れるように圧
縮され、接合凸部18と着座部20とを接合して
パツド部材12を剛体となし、車体フレーム2を
リーフスプリング1上に直接懸架させてリーフス
プリング1のみで振動を緩衝させるように構成さ
れる。
との間には、バネ定数の小さなゴム乃至合成樹脂
材などで形成され、空車時等載貨車重量が設定量
以下のときシート13及びパツド14を分離すべ
く弾発してリーフスプリング1のバネ下振動、殊
に路面から伝達される振動によるリーフスプリン
グ1のバタツキを緩衝しつつ吸収すると共に、設
定量を超える載貨車重量で圧縮されてシート13
とパツド14とを接合させ剛体化させる振動吸収
部材15が設けられる。本実施例にあつては、接
合凸部18を囲繞するストツパ19の外周側にこ
れらを囲繞して設けられている。この振動吸収部
材15は、空車時車体フレーム2等のバネ上要素
を支えつつ接合凸部18と着座部20とを離隔さ
せる厚さを有し、衝撃が車体フレーム2へ直接伝
達されるのを抑止して十分に緩衝吸収できるよう
に構成される。またこの振動吸収部材15は、第
5図に示すごとく、積車時の載貨車重量が設定量
(本実施例にあつては、満載時の載貨車重量の略
20%程度)に至つたことに応じて潰れるように圧
縮され、接合凸部18と着座部20とを接合して
パツド部材12を剛体となし、車体フレーム2を
リーフスプリング1上に直接懸架させてリーフス
プリング1のみで振動を緩衝させるように構成さ
れる。
なお、第3図に示すごとく、21は振動吸収部
材15の圧縮性、吸振性を向上するために形成さ
れる空隙部である。
材15の圧縮性、吸振性を向上するために形成さ
れる空隙部である。
上述した如き構成によれば、従来リーフスプリ
ング1では緩衝させることができず、逆にリーフ
スプリング1のバタツキの衝撃として車体フレー
ム2に伝達されていた空車時におけるバネ下振動
を十分に緩衝させて吸収することができる。ま
た、振動吸収部材15はバネ定数が小さく設定さ
れ、載貨車重量が大きくなつて設定量を超えたこ
とに応じて第5図に示すように、潰れるように圧
縮されてパツド部材12を剛体化させるので、積
車時には振動吸収部材15の介在によるパツド1
4のバタつきを排除した状態で弾性支持機能を十
分に発揮するリーフスプリング1のみにバネ下振
動を緩衝させることができる。従つて、載貨状態
にかかわらず快適な乗心地を得ることができる。
ング1では緩衝させることができず、逆にリーフ
スプリング1のバタツキの衝撃として車体フレー
ム2に伝達されていた空車時におけるバネ下振動
を十分に緩衝させて吸収することができる。ま
た、振動吸収部材15はバネ定数が小さく設定さ
れ、載貨車重量が大きくなつて設定量を超えたこ
とに応じて第5図に示すように、潰れるように圧
縮されてパツド部材12を剛体化させるので、積
車時には振動吸収部材15の介在によるパツド1
4のバタつきを排除した状態で弾性支持機能を十
分に発揮するリーフスプリング1のみにバネ下振
動を緩衝させることができる。従つて、載貨状態
にかかわらず快適な乗心地を得ることができる。
また、車載重量が大きいときには、振動吸収部
材15は圧縮されて振動吸収能を発揮しないの
で、大きな作用力を受けることがなく耐久性を十
分に確保できる。
材15は圧縮されて振動吸収能を発揮しないの
で、大きな作用力を受けることがなく耐久性を十
分に確保できる。
他方、リーフスプリング1に摺接されるパツド
14と車体フレーム2に取り付けられるシート1
3との間に振動吸収部材15の剪断変形を規制す
るストツパ19を形成したので、振動吸収部材1
5の耐久性を保証できる。
14と車体フレーム2に取り付けられるシート1
3との間に振動吸収部材15の剪断変形を規制す
るストツパ19を形成したので、振動吸収部材1
5の耐久性を保証できる。
また、パツド部材12の車体フレーム2側への
取付けを着脱自在に構成したので、振動吸収部材
15が劣化しても容易に交換し得、また在来車に
対しても容易且つ適切に採用できる。
取付けを着脱自在に構成したので、振動吸収部材
15が劣化しても容易に交換し得、また在来車に
対しても容易且つ適切に採用できる。
上記実施例にあつては、主バネ1aの他端に懸
架されるパツド部材のみについて述べたが、更に
補助バネ1bが当接されるブラケツトの懸架面に
装着するようにしても良い。
架されるパツド部材のみについて述べたが、更に
補助バネ1bが当接されるブラケツトの懸架面に
装着するようにしても良い。
また上記実施例にあつては、パツド部材12の
内方から順次接合凸部18、ストツパ19、振動
吸収部材15を設けたが、接合凸部とストツパと
は逆でも良く、また接合凸部とストツパとを環状
に形成してその内側に柱体状の振動吸収部材を設
けても良いことは勿論である。
内方から順次接合凸部18、ストツパ19、振動
吸収部材15を設けたが、接合凸部とストツパと
は逆でも良く、また接合凸部とストツパとを環状
に形成してその内側に柱体状の振動吸収部材を設
けても良いことは勿論である。
更に本考案に係るパツド部材は、基本的に同様
な構成でなるトラニオン・サスペンシヨンのパツ
ドとしても採用することができる。
な構成でなるトラニオン・サスペンシヨンのパツ
ドとしても採用することができる。
以上要するに本考案によれば、以下のごとき優
れた効果を発揮する。
れた効果を発揮する。
(1) 車体フレームをリーフスプリングに懸架させ
るためのパツド部材に振動吸収部材を設けたの
で、空車時におけるリーフスプリングのバタツ
キなど、バネ下荷重を十分に緩衝させることが
できる。
るためのパツド部材に振動吸収部材を設けたの
で、空車時におけるリーフスプリングのバタツ
キなど、バネ下荷重を十分に緩衝させることが
できる。
(2) 振動吸収部材が、載貨車重量が設定量を超え
たことに応じて圧縮されてパツド部材の分割片
を接合させてパツド部材を剛体となすので、振
動吸収部材の介在による分割片相互のバタつき
を排除して、積車時十分な緩衝機能を発揮する
リーフスプリングのみを作用させることができ
る。
たことに応じて圧縮されてパツド部材の分割片
を接合させてパツド部材を剛体となすので、振
動吸収部材の介在による分割片相互のバタつき
を排除して、積車時十分な緩衝機能を発揮する
リーフスプリングのみを作用させることができ
る。
(3) 従つて、載貨状態にかかわらず快適な乗心地
を得ることができる。
を得ることができる。
(4) 載貨車重量が設定量を超えたときには、振動
吸収部材を作用させないので、その耐久性を確
保できる。
吸収部材を作用させないので、その耐久性を確
保できる。
第1図はリーフスプリングを備えたリヤサスペ
ンシヨンの一例を示す側面図、第2図は従来例を
示す第1図におけるA部拡大図、第3図は本考案
の好適一実施例を示す斜視図、第4図は第3図に
おける−線矢視断面図、第5図は積車状態を
示す側断面図である。 図中、1はリーフスプリング、2は車体フレー
ム、3はアクスル、12はパツド部材、13,1
4はその分割片たるシート及びパツド、15は振
動吸収部材である。
ンシヨンの一例を示す側面図、第2図は従来例を
示す第1図におけるA部拡大図、第3図は本考案
の好適一実施例を示す斜視図、第4図は第3図に
おける−線矢視断面図、第5図は積車状態を
示す側断面図である。 図中、1はリーフスプリング、2は車体フレー
ム、3はアクスル、12はパツド部材、13,1
4はその分割片たるシート及びパツド、15は振
動吸収部材である。
Claims (1)
- 車体フレームを懸架して載貨車重量をアクスル
上に弾性支持するリーフスプリングと該車体フレ
ームとの間に設けられ、車体フレーム側とリーフ
スプリング側とに分割された分割片で成るパツド
部材と、分割片間に設けられ、載貨車重量が設定
量以下のとき該分割片を分離すべく弾発してバネ
下振動を緩衝吸収すると共に、設定量を超えたと
き圧縮されて該分割片相互を接合させ剛体化させ
る振動吸収部材とを備えたことを特徴とするリー
フスプリングのパツド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16538982U JPS5969008U (ja) | 1982-10-31 | 1982-10-31 | リ−フスプリングのパツド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16538982U JPS5969008U (ja) | 1982-10-31 | 1982-10-31 | リ−フスプリングのパツド構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5969008U JPS5969008U (ja) | 1984-05-10 |
JPS639441Y2 true JPS639441Y2 (ja) | 1988-03-22 |
Family
ID=30362358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16538982U Granted JPS5969008U (ja) | 1982-10-31 | 1982-10-31 | リ−フスプリングのパツド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5969008U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62191321A (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-21 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | Icハンドラのマガジン分離機構 |
JPH0755125Y2 (ja) * | 1986-03-04 | 1995-12-20 | 日産ディーゼル工業株式会社 | リ−フスプリング式懸架装置 |
JP5197411B2 (ja) * | 2009-01-30 | 2013-05-15 | 日野自動車株式会社 | 積層ラバーの連結構造 |
KR101204158B1 (ko) * | 2010-07-28 | 2012-11-22 | 김영춘 | 판 스프링 지지용 러버 시트 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4512415Y1 (ja) * | 1966-07-19 | 1970-05-30 |
-
1982
- 1982-10-31 JP JP16538982U patent/JPS5969008U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4512415Y1 (ja) * | 1966-07-19 | 1970-05-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5969008U (ja) | 1984-05-10 |
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