JPH04123848U - 車輛用内装材の取付構造 - Google Patents

車輛用内装材の取付構造

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JPH04123848U
JPH04123848U JP3786591U JP3786591U JPH04123848U JP H04123848 U JPH04123848 U JP H04123848U JP 3786591 U JP3786591 U JP 3786591U JP 3786591 U JP3786591 U JP 3786591U JP H04123848 U JPH04123848 U JP H04123848U
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孝 岩崎
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東京シート株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車輛の取付部に内装材を端末に沿って全体に
安定よく機械的に止着でき,軽量で簡単に構成可能な車
輛用内装材の取付構造を提供する。 【構成】 内装材10の端末部に沿ってワイヤー11を
挿通配置し,ワイヤー11の軸線上に形成したほぼコ字
状の掛止め部11a,11b…を内装材10の背面側に
突出位置させ,各掛止め部11a,11b…を取付ベー
ス12の差込孔12d,12e…に挿入させて内装材1
0の端末部をワイヤー11で取付ベース12に当てがい
支持し,取付ベース12の背面側に突出する掛止め部1
1a,11b…の軸線と取付ベース12の背面との間に
ストッパー片13を嵌込み係着させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,車輛のルーフやドア,ボディサイド等の表装用として装着される内 装材の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に,自動車のルーフを例示すると,その内装材としてはレジンフェルト, ガラス繊維等の基材と本皮,合皮,ファブリック等の表皮材とを積層させて外観 を向上するべ,所定形状にプレス成形した成形天井がルーフインナーパネルに取 付けられている。
【0003】 この成形天井を取付けるにあたっては,ボディパネルのフランジブ間に架設す るリスティングワイヤでルーフライニングの吊込み袋を引張止着する如き吊込み 構造を適用することができない。そのため,第7図で示す如くルーフインナーパ ネル1に当てがい装着する成形天井2の肉厚内に金属板材3を介装し,この金属 板材3から成形天井2の背面側に突出する係止爪3a,3bをルーフインナーパ ネル1の板面に差込んで背面側に曲げ込むことにより止着することが行われてい る。また,第8図で示す如く成形天井2の縁回りにクリップ3’を定間隔毎に備 付け,このクリップ3’の突端側をルーフインナーパネル1の板面に差込んで背 面側に曲げ込みことにより止着することも行われている。
【0004】 それら係止爪3a,3b,クリップ3’で機械的に成形天井3を取付けるのに 代えて,第9図で示す如くルーフインナーパネル1の板面に凹溝1aを付形し, この凹溝1aの内部に端末を差込んで表皮材2’を接着することにより内装材と して張設することも行われている。
【0005】 第7図で示す場合には成形天井2が剛性を保てるから垂れ下り等が生ずるのを 防げるものの,全体的に重量が重くなるところからルーフの内装に適用するもの としては好ましくない。また,第8図で示す場合には成形天井2がクリップの装 備位置のみで止着されて部分的にしか止められていないから安定性に欠ける。更 に,第9図で示す場合には型費の大幅なアップを免れ得ずしかも表皮材2’を接 着剤で貼付けるのに手間が掛かることも余儀なくされる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
茲において,本考案は端末に沿って全体的に安定よく機械的に止着できしかも 軽量で簡単に構成可能な車輛用内装材の取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る車輛用内装材の取付構造においては,内装材の端末部に沿ってワ イヤーを挿通配置し,そのワイヤーの軸線上に所望の間隔毎に折曲成形したほぼ コ字状の掛止め部を内装材の背面側に突出位置させ,この掛止め部を取付ベース の差込孔に挿入させて内装材の端末部をワイヤーで取付ベースに当てがい支持す ると共に,その取付ベースの背面側に突出する掛止め部の軸線と取付ベースの背 面との間にストッパー片を嵌込み係着させて内装材を取付ベースに取付けるよう 構成されている。
【0008】
【作用】
この車輛用内装材の取付構造では内装材の端末部に挿通するワイヤーと,その 軸線上に設けられたほぼコ字状の掛止め部を取付ベースの背面側に係止するスト ッパー片とを付設するのにすぎないから,これらを含めても内装材を軽量な状態 で取付けることができる。また,その内装材は端末部がほぼ全長に沿ってワイヤ ーで取付ベースに当てがい支持されているから安定よく取付けでき,しかもワイ ヤーの軸線上に設けた掛止め部を取付ベースの板面に差込んで突端側にストッパ ー片を嵌込み係着するだけで機械的に組付け得るから極めて簡単に取付けること ができるようになる。
【0009】
【実施例】 この表装材の取付構造は,従来例と同様に成形天井を取付ベースとなるルーフ インナーパネルの板面に装着するのに適用することができる。
【0010】 茲で,第1図に示す如く成形天井10としてはレジンフェルト,ラス網,ガラ ス繊維,成形紙等を基材10aに,ウレタンフォーム,発泡ポリエチレン等のパ ッド材を介装させ或いは本皮,合皮,ファブリック等の表皮材10bを直接積層 させて,所定形状にプレス成形したものを用いることができる。その成形天井1 0には基材10aの端部寄り板面に凹部10cを設け,この凹部10cの長手方 向に軸線を挿通配置することによりワイヤー11が取付けられている。
【0011】 このワイヤー11としては第2図で示すように成形天井10の全周に亘る軸線 を持ち,その軸線上にほぼコ字状の掛止め部11a,11b…を所定の間隔毎に 折曲成形したものを用いることができる。
【0012】 このワイヤー11は第3図で示す如く凹部10cの長手方向に沿って所定の間 隔毎に開孔させた長穴10d,,10e…を介して掛止め部11a,11b…を 基材10aの背面側に突出させ,また,凹部10cの開放端側を遮蔽するよう表 装材10bを被着させて基材10aと一体成形することにより成形天井10の端 末部に沿って装備されている。
【0013】 その成形天井10の取付ベースとなるルーフインナーパネル12は成形天井1 0の平面形状とほぼ相応する開口12aを板面に設け,この開口12aの縁寄り 板面に段部12bを設けて成形天井10を嵌合せ装着可能に形成できる。また, 表面側には成形天井10の表装材10bと異色な表皮材12cを被着させて装飾 性を高めるようにできる。そのルーフインナーパネル12の板面には,第3図で 示す如く成形天井10に背面側に突出するワイヤー11の掛止め部11a,11 b…を挿入可能な差込孔12d,12e…が開口12aの縁寄りで長手方向に沿 って所定の間隔毎に設けられている。
【0014】 このルーフインナーパネル12に対し,成形天井10は段部12bに嵌合わせ ることにより位置決め配置すると共に,その背面側に突出するワイヤー11の掛 止め部11a,11b…をルーフインナーパネル12の差込孔12d,12e… に挿入させて組付ける。この成形天井10を組付けると,第4図で示す如くルー フインナーパネル12の背面側には掛止め部11a,11b…突端側が突出位置 するから,各掛止め部11a,11b…とルーフインナーパネル12の背面との 間にストッパー片13を嵌込み係着することにより成形天井10をルーフインナ ーパネル12に取付けることができる。
【0015】 そのストッパー片13としては第5図で示すような一端側を斜面13aで形成 ししかも掛止め部11a,11b…突端側がルーフインナーパネル12の背面側 に突出する軸線間隔よりも若干大きい板厚を有する楔状に形成し,板面には掛止 め部11a,11b…の軸線を受入れる凹溝13bを形成したものを用いるとよ い。
【0016】 このストッパー片13は第6図で示すようにルーフインナーパネル12の差込 孔12d,12e…から突出する掛止め部11a,11b…の軸線と直交する向 きに嵌込み位置させてルーフインナーパネル12の背面側に係着し,また,成形 天井10の全周に沿って所定間隔毎に装着することによりワイヤー11を介して 成形天井10をルーフインナーパネル12に当てがい固定するよう取付けられて いる。
【0017】 このように構成する成形天井の取付構造ではワイヤー11の軸線で成形天井1 0の全周に亘る端末部をルーフインナーパネル12の板面に当てがい支持できる ものであり,また,そのワイヤー11の掛止め部11a,11b…をルーフイン ナーパネル12の差込孔12d,12e…から背面側に突出位置させてストッパ ー片13を嵌込み係着することにより,成形天井10をルーフインナーパネル1 2に取付固定することができる。従って,この成形天井10は極めて安定よく機 械的に取付け得るばかりでなく,ワイヤー11及びストッパー片13を含めても 成形天井10の重量を大きく増大させることがないから,成形天井10の材質如 何で軽量なものに組立てできるようになる。
【0018】 なお,上述した実施例ではルーフインナーパネル12の板面内寄りに成形天井 10を取付ける場合を示したが,周回りがウィンドウと近接位置する比較的大き な面積形状を持つ成形天井を取付ける場合にも適用できる。その場合には成形天 井の周回りを被うガーニッシュ等を取付けて端末処理を行うことができ,このガ ーニッシュ等を取付ける場合にはワイヤー11を挿通する凹部10cを表皮材1 0bに加えて隠蔽するようにできる。また,上述した実施例はルーフインナーパ ネル12を取付ベースとする成形天井10を例示したが,ドアインナーパネルや ボディパネル等を取付ベースとするドアトリムやボディサイドトリム等の車輛用 内装材を取付ける場合にも適用できる。
【0019】
【考案の効果】
以上の如く,本考案に係る車輛用内装材の取付構造に依れば,内装材の端末部 を長手方向に沿ってワイヤーで当てがい支持することにより取付ベースに安定よ く装着することができ,また,ワイヤーも掛止め部にストッパー片を機械的に嵌 込係着するだけで簡単に取付けできて軽量なものに組立てることも可能にするも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車輛用内装材の取付構造をワイヤ
ーの軸断面方向から示す一部拡大断面図である。
【図2】同取付構造で用いられるワイヤーの部分斜視図
である。
【図3】同取付構造を構成する各部材の展開斜視図であ
る。
【図4】同取付構造をワイヤーの軸線と直交する方向か
ら示す一部拡大断面図である。
【図5】同取付構造で用いられるストッパー片の斜視図
である。
【図6】同取付構造を取付ベースの背面側から示す平面
図である。
【図7】従来例に係る車輛用内装材の取付構造を示す一
部拡大側断面図である。
【図8】別の従来例に係る車輛用内装材の取付構造を示
す一部拡大側断面図である。
【図9】更に,別の従来例に係る車輛用内装材の取付構
造を示す一部拡大側断面図である。
【符号の説明】
10 内装材 11 ワイヤー 11a,11b… 掛止め部 12 取付ベース 12d,12e… 差込孔 13 ストッパー片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装材の端末部に沿ってワイヤーを挿通
    配置し,そのワイヤーの軸線上に所望の間隔ごとに折曲
    成形したほぼコ字状の掛止め部を内装材の背面側に突出
    位置させ,この掛止め部を取付ベースの差込孔に挿入さ
    せて内装材の端末部をワイヤーで取付ベースに当てがい
    支持すると共に,その取付ベースの背面側に突出する掛
    止め部の軸線と取付ベースの背面との間にストッパー片
    を嵌込み係着させて内装材を取付ベースに取付けたこと
    を特徴とする車輛用内装材の取付構造。
JP1991037865U 1991-04-24 1991-04-24 車輛用内装部材の取付構造 Expired - Lifetime JP2556016Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038946A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Nissan Motor Co Ltd 板状部材に対する外装部材の取り付け構造

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