JPH04123516U - コイル絶縁キヤツプ - Google Patents
コイル絶縁キヤツプInfo
- Publication number
- JPH04123516U JPH04123516U JP3695491U JP3695491U JPH04123516U JP H04123516 U JPH04123516 U JP H04123516U JP 3695491 U JP3695491 U JP 3695491U JP 3695491 U JP3695491 U JP 3695491U JP H04123516 U JPH04123516 U JP H04123516U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- groove
- base
- lead wire
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 24
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
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Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トロイダルコイルのコアとコイルを絶縁する
コイル絶縁キャップのベースにリード線端末の固定が易
くできる経済的なコイル絶縁キャップ。 【構成】 コイルの巻線の終端をリード線端末として固
定するための、コイル絶縁キャップに一体に成形された
ベース2に設けた、線出し溝3の壁をベース2の平面の
法線より15度から30度ずらせて傾斜して設けたこと
を特徴とするコイル絶縁キャップ。 【効果】 リード線端末6をベース2の線出し溝3に押
し込んだ後、接着や溝の焼きつぶし等による固定作業を
することなく、線出し溝3に押し込んだ後、突出部をベ
ース面に垂直になるよう成形するのみで完了し、実装時
にリード線端末のずれをなくせ、経済的にトロイダルコ
イルが組み立てられる。
コイル絶縁キャップのベースにリード線端末の固定が易
くできる経済的なコイル絶縁キャップ。 【構成】 コイルの巻線の終端をリード線端末として固
定するための、コイル絶縁キャップに一体に成形された
ベース2に設けた、線出し溝3の壁をベース2の平面の
法線より15度から30度ずらせて傾斜して設けたこと
を特徴とするコイル絶縁キャップ。 【効果】 リード線端末6をベース2の線出し溝3に押
し込んだ後、接着や溝の焼きつぶし等による固定作業を
することなく、線出し溝3に押し込んだ後、突出部をベ
ース面に垂直になるよう成形するのみで完了し、実装時
にリード線端末のずれをなくせ、経済的にトロイダルコ
イルが組み立てられる。
Description
【0001】
本考案はトロイダル型コイルに用いるコイル絶縁キャップに関する。
【0002】
図4は、従来のコイル絶縁キャップを示す外観斜視図で、図5は、図4のコイ
ル絶縁キャップにコイル巻線を施し、リード線端末を線出し溝に固定した状態を
示す。従来、この種のコイル絶縁キャップは図4に示すように絶縁樹脂製で内部
にトロイダルコアを収納するコア収納部1と、リード線端末を固定する線出し溝
3を設けたベース2から成り、図5に示すようにコア収納部の外側にコイル巻線
5を施し、ベース2に設けてある線出し溝3にコイル巻線5の終端をリード線端
末6として固定している。リード線端末6は、単に線出し溝3に押し込むだけで
は線径や溝幅のばらつきのため、図5の矢印で示す方向にずれたり浮き上がった
りして、不安定となるという問題があり、接着剤により固定したり溝を焼きつぶ
したりして固定しているので量産時資材や工数がかさみ不経済であった。
【0003】
本考案の課題は、前述の問題点を解消し、コイル巻線のリード線端末が、接着
や溝の焼きつぶし等をすることなくコイル絶縁キャップのベースに設けた線出し
溝により固定できる構造のコイル絶縁キャップを供することにある。
【0004】
本考案はコイル巻線に使用される線材の径に等しいか若干広い幅の溝をベース
の平面に対して、垂直ではなく、15度から30度の傾きを持つ壁で構成される
構造としたことを特徴とするものである。
【0005】
即ち本考案は、トロイダルコアにコイル巻線を施しコイルを構成する際、コイ
ルとコア間を電気的に絶縁するコア収納部と、コイルのリード線端末を固定する
線出し溝を設けたベースより成るコイル絶縁キャップにおいて、該コイル絶縁キ
ャップに一体に固定されたベースの側面に設けられたコイル巻線の終端をリード
線として固定する線出し溝の壁が、ベース面の法線に対し15度から30度の範
囲で傾斜して設けられていることを特徴とするコイル絶縁キャップである。
【0006】
コイル絶縁キャップに一体に加工されたベースの線出し溝がベース面に対して
角度をもって設けてあるため、コイルの終端のリード線端末は線出し溝に押し込
まれることによりクランク状に一旦変形して下方に延びているのでベースにしっ
かり固定され、下方からの力でもずれたり浮き上がったりしない。
【0007】
以下本考案の実施例について、図面を参照して説明する。図1は本考案の実施
例のコイル絶縁キャップの外観斜視図で、図2は図1に示す実施例のコイル絶縁
キャップのベースに設けた線出し溝周辺を拡大した外観斜視図である。図3は図
1に示すコイル絶縁キャップにコイル巻線を施しリード線端末を線出し溝に固定
した状態を示す外観斜視図である。
【0008】
図1に示すようにコア収納部1及びベース2は従来と同じ構造で絶縁性樹脂に
より蓋部と本体が各々嵌合するよう、各々一体に成形されている(本図は嵌合状
態で示す)。ベース2に設けられた線出し溝3の周辺を拡大して図2に示す。図
2からわかるよう線出し溝3の壁4はベース2の法線に対し15度から30度傾
いて設けてある。
【0009】
本実施例では外径40mmのトロイダルコアに本実施例のコイル絶縁キャップ
を覆せ、その外側に1.6mm直径の銅線を巻廻し、その終端をリード線端末6
として、5mm厚のベース2に設けられている約1.6mm幅、奥行き2.0m
mで、溝の壁が約15度傾斜した線出し溝3に側方から押し込み完成している。
リード線端末6はベース2にクランク状に成形されて固定されるので、図3に示
す矢印の方向の力が加わってもずれることなく基板等に実装でき、又リード線端
末も位置決めができる。
【0010】
本実施例の結果、接着剤による接着作業や溝の焼きつぶし作業が不要のため安
価にトロイダルコイルが製作できた。又本実施例では15度の場合を示したが線
径が小さい場合は若干角度を大きくし30度まで大きくして用いる。尚15度よ
り小さいと、線出し溝を傾斜させた効果がほとんど得られず、又30度より大き
い場合リード線端末を線出し溝に固定する場合変形が大きすぎ作業性が悪い。
【0011】
以上述べたごとく本考案によれば、本考案のコイル絶縁キャップは余分な資材
、工数を用いること無しにリード線端末の浮き上がりやずれを防止でき、しかも
リード線端末の位置決めが可能で経済的なコイル絶縁キャップが供給できる。
【図1】本考案の実施例のコイル絶縁キャップの外観斜
視図。
視図。
【図2】図1に示す実施例の絶縁キャップのベースに設
けた線出し溝周辺を拡大した外観斜視図。
けた線出し溝周辺を拡大した外観斜視図。
【図3】図1に示す実施例のコイル絶縁キャップにコイ
ル巻線を施し、リード線端末を線出し溝に固定した状態
を示す外観斜視図。
ル巻線を施し、リード線端末を線出し溝に固定した状態
を示す外観斜視図。
【図4】従来のコイル絶縁キャップを示す外観斜視図。
【図5】従来のコイル絶縁キャップにコイル巻線を施
し、リード線端末を線出し溝に固定した状態を示す外観
斜視図。
し、リード線端末を線出し溝に固定した状態を示す外観
斜視図。
1 コア収納部
2 ベース
3 線出し溝
4 壁
5 コイル巻線
6 リード線端末
Claims (1)
- 【請求項1】 トロイダルコアにコイル巻線を施しコイ
ルを構成する際、コイルとコア間を電気的に絶縁するコ
ア収納部と、コイルのリード線端末を固定する線出し溝
を設けたベースより成るコイル絶縁キャップにおいて、
該コイル絶縁キャップに一体に固定されたベースの側面
に設けられたコイル巻線の終端をリード線として固定す
る線出し溝の壁が、ベース面の法線に対し15度から3
0度の範囲で傾斜して設けられていることを特徴とする
コイル絶縁キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3695491U JPH04123516U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | コイル絶縁キヤツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3695491U JPH04123516U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | コイル絶縁キヤツプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123516U true JPH04123516U (ja) | 1992-11-09 |
Family
ID=31918814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3695491U Pending JPH04123516U (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | コイル絶縁キヤツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04123516U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2549496A3 (de) * | 2011-07-19 | 2016-09-07 | SUMIDA Components & Modules GmbH | Induktives Bauelement mit bei der Bestückung sichtbaren Anschlusskontakten |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3695491U patent/JPH04123516U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2549496A3 (de) * | 2011-07-19 | 2016-09-07 | SUMIDA Components & Modules GmbH | Induktives Bauelement mit bei der Bestückung sichtbaren Anschlusskontakten |
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