JP2603119Y2 - 高周波コイル - Google Patents

高周波コイル

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JP2603119Y2
JP2603119Y2 JP1992030796U JP3079692U JP2603119Y2 JP 2603119 Y2 JP2603119 Y2 JP 2603119Y2 JP 1992030796 U JP1992030796 U JP 1992030796U JP 3079692 U JP3079692 U JP 3079692U JP 2603119 Y2 JP2603119 Y2 JP 2603119Y2
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JP
Japan
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case
core
shaped
drum
coil
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JP1992030796U
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JPH0582016U (ja
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稔 中野
高田  昇
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Toko Inc
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Toko Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ベースと金属のケース
を必要としないインダクタンス可変形の面接続用の高周
波コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインダクタンス可変形の面接続用
の高周波コイルは、図6の断面図に示すように、合成樹
脂のベース20上にコイル22を巻いたドラム状のコア
21が固着されており、コア21を被うつぼ状のコア2
3が上下動する構造が一般的である。コア23は金属の
ケース24内に螺合しており、ドライバーの先端を溝2
6に入れて回転される。ケース24はベース20に嵌合
しており、さらにベース20には面接続用の端子25が
埋設されている。
【0003】しかしこのような従来の構造は、金属のケ
ース24、ドラム状のコア21、つぼ状のコア23、ベ
ース20を必ず必要とするので、価格を下げたり、形状
を小さくするためには自ずから限界があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、ベー
スを兼ねる絶縁材からなるケースを用いることにより構
成要素を少なくした高周波コイルを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の面接続用の高周
波コイルは、両端に鍔を備え片側の鍔部分に複数の端子
が設けられたドラム状のコア、ドラム状のコアに巻回さ
れて所定の端子に接続されたコイル、側面に開放端から
内底面よりやや高い位置まで上下方向に延在する複数の
切除部が設けられた絶縁材からなるつぼ状のケース、ケ
ースの内側面に螺合するつぼ状のコアを備え、ドラム状
のコアの複数の端子はつぼ状のケースの切除部の下端に
その表面が接する様に形成され、コアはコイルを巻いた
軸を立てた状態でケースの内底面に鍔部分が固着され、
ケースの所定の切除部から外側に露呈した端子の部分が
ケースに沿って折り曲げられたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本考案の高周波コイルの実施例を示す
図1から図4までを参照しながら説明する。図1は平面
図、図2は図1のA−A断面図、図3は側面図、図4は
ドラム状のコアの底面図である。
【0007】図1から図4までにおいて、1は絶縁性の
合成樹脂からなるつぼ状のケース、3はつぼ状のコア、
4はドラム状のコアである。ケース1の対向する側面に
は、夫々2個の上下方向に延在し、ケース内部まで貫通
する細長い切除部2を設けてある。切除部2の上端はケ
ース1の上側の開放端まで達するが、下端は底面近傍の
側面で終わっている。
【0008】コイル8を巻いたフェライトからなるドラ
ム状のコア4は、図4のように片側の鍔9の外端面に4
個の細長い板状の端子5を固着してある。端子5は、外
端面の十字状の凸部10により分けられた4個の凹部に
固着されるが、リードフレームを用いて形成するとよ
い。端子5は、鍔9内に埋設することもできる。コイル
8のリード線は、端子5にはんだ付けや溶接により接続
されるが、図示を省略してある。
【0009】そして、コア4は、図2と図3のようにケ
ース1の切除部2から端子5をケースの外側に露呈さ
せ、コイル8を巻いた軸を立てた状態で、ケース1の底
面の内側に鍔9部分を固着してある。鍔9部分の固着
は、図2の点線で示すような位置までケース1の底面の
内側に接着材を満たして行うとよい。
【0010】ケース1の外側に露呈した端子5は、ケー
ス1の側面から底面に沿って延在している。つぼ状のコ
ア3は、ケース1の内側面に上下方向に延在するリブ6
に螺合させてあり、コア4を被って上下動する。7は、
ドライバーの先端を入れる溝である。コア3の外側の螺
子溝は図示を省略してある。
【0011】コア4をケース1内に固着する場合には、
端子5を設けたコア4にコイル8を巻いて端子5にリー
ド線を接続してから、端子5を水平方向に延ばした状態
で切除部2にその上端から嵌め込み、コア4をケース1
の底面の内側まで下して固着するとよい。そして、ケー
ス1の外側に露呈する端子5を実施例を含めて所望の形
状に加工するとよい。なお切除部の下端は、ケース1の
側面の下端まで延在させてもよい。ドラム状のコアの鍔
の数は、3個以上あってもよい。また、図5のドラム状
コアの底面図に示すように、端子5間にコンデンサ11
を接続し、コンデンサ11をケース1内に収納すること
もできる。
【0012】
【考案の効果】以上述べたように本考案の高周波コイル
は、絶縁材からなるつぼ状のケース内に、端子が設けら
れたドラム状のコアを固着してあり、つぼ状のコアがケ
ースの内側面に螺合している。つまり、ケースがベース
を兼ねた構造である。従って、高周波コイルのベースや
金属のケースが不要になってその構成要素が少なくなる
ので、価格を安くできる。また、形状を小さくできる。
【0013】さらに、ケースの側面に設けられる切除部
には、ケースの外部に露呈させる端子が嵌め込まれる
が、この切除部はケースの側面を分割しているので、内
側面に螺合するつぼ状のコアの周囲にケースから適度の
弾性力が加えられる。従って、つぼ状のコアを安定した
トルク値で回転できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の高周波コイルの平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本考案の高周波コイルの側面図である。
【図4】ドラム状のコアの底面図である。
【図5】端子間にコンデンサを接続したドラム状コアの
底面図である。
【図6】従来の高周波コイルの底面図である。
【符号の説明】
1 ケース 3 つぼ状のコア 4 ドラム状のコア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−283103(JP,A) 特開 昭61−134005(JP,A) 特開 昭63−90811(JP,A) 実公 昭45−13222(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 21/06 H01F 29/10 H01F 27/02 H01F 27/29

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に鍔を備え片側の鍔部分に複数の端
    子が設けられたドラム状のコア、該ドラム状のコアに巻
    回されて所定の端子に接続されたコイル、側面に開放端
    から内底面より高い位置まで上下方向に延在する複数の
    切除部が設けられた絶縁材からなるつぼ状のケース、該
    ケースの内側面に螺合するつぼ状のコアを備え、 該ドラム状のコアの複数の端子は該つぼ状のケースの該
    切除部の下端にその表面が接する様に形成され、該コア
    はコイルを巻いた軸を立てた状態で該ケースの内底面に
    鍔部分が固着され、該ケースの所定の切除部から外側に
    露呈した端子の部分が該ケースに沿って折り曲げられた
    ことを特徴とする面接続用の高周波コイル。
JP1992030796U 1992-04-10 1992-04-10 高周波コイル Expired - Lifetime JP2603119Y2 (ja)

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JPH0582016U JPH0582016U (ja) 1993-11-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4513222Y1 (ja) * 1967-06-12 1970-06-08
JPS61134005A (ja) * 1984-12-05 1986-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 小型コイル
JPS61283103A (ja) * 1985-06-10 1986-12-13 Tdk Corp コイル装置の製造方法
JPS6390811A (ja) * 1986-10-06 1988-04-21 Kijima:Kk ケ−ス付小形巻線部品

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