JPH0412335A - カメラのフイルム給送制御装置 - Google Patents

カメラのフイルム給送制御装置

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JPH0412335A
JPH0412335A JP2115113A JP11511390A JPH0412335A JP H0412335 A JPH0412335 A JP H0412335A JP 2115113 A JP2115113 A JP 2115113A JP 11511390 A JP11511390 A JP 11511390A JP H0412335 A JPH0412335 A JP H0412335A
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JP
Japan
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film
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camera
frame
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JP2115113A
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English (en)
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Kazuyuki Kazami
一之 風見
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、最終駒まで撮影せずに途中取り出しを行った
フィルムを再装填したときの輸送制御を行うカメラのフ
ィルム給送制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、カメラに装填されたフィルムを最終駒まで使用せ
ずに途中でカメラから取り出して、再度このフィルムを
装填し、使用できるようにしたものがある。このフィル
ム再装填時のフィルム給送を確実に行うために、従来、
カメラはフィルムに対して撮影済み駒数に関する情報を
記録するようにしている。すなわち、フィルムリーダ一
部に撮影済み駒数情報を磁気的に記録し、フィルム再装
填時にカメラがこの情報を再生してフィルム給送制御を
行っている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の装置は、フィルムを複
数回繰り返して途中取り出しを行った場合には同一の記
憶領域に重ね書きされていまい、この結果、過去に情報
が完全に消去されずに残ったような場合は、情報の再生
時に誤検出を行う可能性があるという問題があった。特
に、情報を磁気的に記録する場合には、記録する位置が
ずれると、既に記録されている情報とクロストークを起
こしてしまうという問題があった。
[課題を解決するための手段] このような課題を解決するために本発明に係るカメラの
フィルム給送制御装置は、次に撮影すべき駒のどれであ
るかを示す駒情報を発生する駒情報発生手段と、カメラ
に装填されたフィルムを識別可能とするための実質的に
唯一の識別情報を発生する識別情報発生手段と、前記識
別情報が既に記録されていないフィルムまたはフィルム
カートリッジに対してのみ前記識別情報を記録する識別
情報記録手段と、前記フィルムの途中取り出しに伴って
前記識別情報と前記駒情報とを対にして記憶する情報記
憶手段と、フィルムまたはフィルムカートリッジに記録
された識別情報を再生する識別情報再生手段と、カメラ
に装填されたフィルムの給送を行うフィルム給送手段と
、前記再生手段により再生された前記識別情報と同一の
識別情報と対になって前記情報記憶手段に記憶された前
記駒情報に基づいて前記フィルム給送手段を制御し、次
に撮影すべき駒を撮影開口に対向させる制御手段と、再
生された前記識別情報が前記カメラに記憶された識別情
報と異なったときに警告を発生する警告手段とを備えた
ものである。
[作用] フィルムに実質的に唯一の識別情報が付与され、このフ
ィルムから再生された識別情報がカメラに記憶された識
別情報と完全一致したときに、駒情報発生手段の記憶内
容に基づいてフィルムの給送が制御される。
[実施例] 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係るカメラのフィルム給送制御装置の
一実施例を示すクレーム対応図である。
同図において、1はフィルムまたはフィルムを含むフィ
ルムカートリッジ、2はフィルムまたはフィルムカート
リッジ1に対して撮影済み駒数に関する情報を記録する
ための情報記録手段、3はフィルムまたはフィルムカー
トリッジ1に記録された識別記号を再生する情報再生手
段である。
また、4はフィルム給送手段、5はフィルム装填検出手
段、6は制御手段、7は識別情報(ID情報)を発生す
るID発生手段、9は撮影駒情報を発生する撮影駒情報
発生手段、8は一つのID情報と一つの撮影駒数情報と
を対にして記憶するID撮影駒情報記憶手段、lOはフ
ィルムの途中取り出しを検出する途中取り出し検出手段
、11は警告手段である。ID撮影駒情報記憶手段8は
、ID情報と撮影駒数情報とを対にした情報を複数個分
記憶可能である。
次に、第2図は本発明に係るカメラのフィルム給送制御
装置の一実施例を示すブロック図である。同図において
、21はCPU、22は磁気ヘッド、23は磁気ヘッド
22を介してフィルムに磁気的に情報を記録する記録回
路、24は磁気ヘッド22を介してフィルムに磁気的に
記録された情報を再生する再生回路、25はモータ駆動
回路、26はフィルム給送用のモータ、27はフィルム
に付与するID情報の表示を行う表示回路、SWI、S
W2.SW3はスイッチである。
ここで、スイッチSW1は、フィルム装填によりカメラ
の裏蓋の開開に連動して動作するスイッチ、スイッチS
W2はフィルムの途中取り出しを行う場合にその起動を
行うスイッチ、スイッチSW3はフィルムの給送量を確
認するためにパーフォレーションを計数するためのスイ
ッチである。
第4図は、フィルムの構成図である。同図において、4
1はフィルムカートリッジ、42はフィルム、43はI
D情報が1回だけ磁気記録される磁気記録部、44は第
1番目の駒である。このように本実施例ではID情報を
フィルムの所定位置43に記録するものとするが、本発
明はこれに限らず、フィルムカートリッジ41上に磁気
記録部を設けて、ここにID情報を記録するようにした
次に、本実施例において用いられるID情報は下表に示
す構成となっている。
表 ここで、カメラIDコードはカメラ1台毎に付与された
番号である。このカメラIDコードは、カメラの生産段
階で1台生産する度に自動的に採番され、採番した番号
が所定値に達したら再び初期値に戻って採番するように
なっている。例えば、1台生産される度に0.1.2.
3・・−1998,999というように1ずつ加算して
採番し、999に達したら再び0に戻って採番するよう
になっている。
ユーザIDコードは、初期値が設定されているが、ユー
ザが手動で任意に変更できる番号で、例えば0〜99の
間の任意の番号を選択できる。
フィルムIDコードは、フィルムが途中取り出しされる
度に、カメラ自身が自動的に採番するもので、採番した
番号が所定値に達したら再び初期値に戻って採番するよ
うになっている。例えば、途中取り出しがなされる度に
Oll、2.3・・・・、98.99というように1ず
つ加算して採番し、99に達したら再びOに戻って採番
するようになっている。1台のカメラで1人のユーザー
が同時期に扱う途中取り出しのフィルムの本数よりこの
採番の最大値(上記例では100)が十分大きければ、
ID情報全体の唯一性は実質的に保たれる。
これらのID情報は、撮影駒情報と対にされて、カメラ
内のメモリに例えば第5図に示されるような形式で記憶
されている。
第5図(a)には、ID情報rll122200」と撮
影駒情報「5」とからなる第1の対情報と、ID情報r
ll122201」と撮影駒情報「10」とからなる第
2の対情報と、ID情報r1.1122202Jと撮影
駒情報「8」とからなる第3の対情報とを示している。
各ID情報のうち、上位3桁のrl 114がカメラI
Dコードであり、次の3桁のr222JがユーザーID
、下3桁「00」、「01」、「02」がフィルムID
コードである。各撮影駒情報の数値は、フィルムカウン
タが示す数値、すなわち次に撮影される駒が何駒目かを
示している。例えば撮影駒情報「5」は、4駒目まで撮
影が済み、次に5駒目の撮影がなされることを示してい
る。
第5図(b)は、第1の対情報の撮影駒情報が第5図(
a)の「5」から「7」に変化したことを示している。
すなわち、ID情報rl1422200」で撮影駒情報
「5」のフィルムがカメラに再装填され、2駒分の撮影
をした後、再度途中取り出しされたことを示している。
第5図(C)は、第2の対情報の撮影駒情報が第5図・
(b)の「10」からr15JJに変化したことを示し
ている。すなわち、ID情報「11122201Jで撮
影駒情報「10」のフィルムがカメラに再装填され、5
駒分の撮影をした後、再度途中取り出しされたことを示
している。
第7図は、カメラの表示部の構成を示し、ID情報表示
部71には上記ID情報のうちのユーザIDコードのみ
が表示され、また撮影駒情報表示部72にはこれから撮
影する駒位置の番号が表示され、さらにフィルム感度情
報表示部73には装填されたフィルムの感度情報が表示
される。
以上のように構成された本発明のカメラのフィルム給送
制御装置の動作を第3図のフローチャートに基づいて説
明する。
カメラにフィルムが装填されて裏蓋が閉じられスイッチ
SW1がオンすると、ステップ300でスイッチSWI
がオンか否かを検出し、これがオンで肯定結果「Y」で
あると、ステップ301でID情報のうちのユーザのI
DコードをID情報表示部71に表示し、続いてステッ
プ302でフィルム装填の有無をスイッチSW2がオン
か否かで判断する。そして、これが否定結果「N」のと
きはフィルム未装填ということで終了するが、フィルム
が装填されていて「Y」になると、ステップ303でモ
ータ26の正転動作が開始され、フィルムがカートリッ
ジから引き出される。
そして、フィルムが引き出されると、ステップ304で
ID情報が記録されている第4図に示した記録位置43
までフィルムが引き出されたか否かがスイッチSW3の
出力に基づいて判断される。
記録位置43までフィルムが引き出されて「Y」になる
と、ステップ305で記録された情報の再生を行うため
に磁気ヘッド22をフィルムに対して接触させるヘッド
タッチ動作を行って情報を再生し、ステップ306で再
生された情報にID情報が含まれているか否かの判断を
行う。なお、フィルムの記録位置43には、ID情報の
他に、フィルムの全駒数情報、すなわち何枚撮りのフィ
ルムかを示す数値情報や、フィルム感度情報も記録され
ているが、画情報は、新品のときから既に記録されてい
る点でID情報と異なり、カメラに装填された後から書
換えられることもない。
装填されたフィルムが撮影を1度も行っていない新品の
フィルムであるためにID情報が再生できなかった場合
は、ステップ306で「N」と判断され、ステップ30
7に進んで、フィルムの初期送り動作が完了したか否か
がスイッチSW3の出力に基づいて判断される。完了し
て「Y」となると、フィルムの1番目の駒(第4図の4
4で示した駒)がアパーチャー(撮影開口)に対向した
ことを意味するので、ステップ308で駒数カウンタの
カウンタ値°“1“°を設定するとともに、この値を表
示部72に表示させる。またこのステップ308では装
填されたフィルムが新品であったか否かを示すフラグ(
例えば新品であれば 0°゛、新品でなければ1パ)も
セットされる。続いてステップ309でモータ26によ
る巻上動作を停止して、後述するステップ329以降の
撮影処理を実行する。
また、ステップ306で記録済みの情報が再生されて「
Y」と判断されれば、ステップ310この再生された情
報からID情報が認識され、ステップ311でこのフィ
ルムのID情報がカメラに記憶されたID情報と完全一
致するか否かの判断を行う。そして、このときID情報
が完全一致しない場合、すなわちカメラに装填されたフ
ィルムがこのカメラで撮影されたフィルムでない場合は
、ステップ311で「N」となり、このときはステップ
312でモータ26の巻上動作を停止し、続いてフィル
ムの巻戻しを行うためにステップ313でモータ26の
逆転を開始してステップ314で巻戻しの完了を判断す
る。こうして巻戻しが完了すると、ステップ315でモ
ータ26の駆動を停止し、続いてステップ316でヘッ
ド22をフィルムから引き離すヘラドブタッチ動作を行
い、ステップ317で装填されたフィルムがこのカメラ
で撮影されたフィルムでない旨の警告動作をして終了す
る。
また、フィルムから再生されたID情報がカメラに記憶
されたID情報と完全一致する場合は、ステップ311
で「Y」となる。このときは、ステップ320でこのI
D情報と対になった撮影駒数情報を記憶されたエリアか
ら読み出して、ステップ321でこの値を駒数カウンタ
に設定するとともに、ステップ322でこのカウンタ値
を表示部72に表示させる。そして、ステップ323で
このカウンタ値の示す位置までフィルムが給送されたか
否かをスイッチSW3の出力に基づいて判断する。
こうして、このカウンタ値の示す位置までフィルムが給
送されると、ステップ309でモータ26の駆動を停止
し、ステップ328以降の処理を実行する。
次に、ステップ328以降の処理を説明する。ステップ
328では、フィルムの途中取り出しを行うための操作
がなされてスイッチSW2がオンとなっているか否かの
判断を行う。そして、途中取り出し操作がなければ、ス
テップ329に進む。
ステップ329では、不図示のシャツタレリーズ釦の押
圧操作がなされたか否かが判断される。
シャツタレリーズ釦の押圧操作がなければ「N」である
ので、ステップ328に戻って途中取り出し操作の有無
を再び判断し、シャツタレリーズ釦の押圧繰作がなされ
れば「Y」であるので、次のステップ330に進む。
ステップ330では、露出動作が行われてカウンタ値の
示す駒に撮影がなされる。続いてステップ331で駒数
カウンタのカウンタ値が1だけ歩進されるとともに、表
示部72にこの値が表示される。そして、このカウンタ
値に基づいてステップ332でフィルムが終端であるか
否かが判断され、撮影可能な未露光駒が残っていれば、
ステップ332で「N」と判断され、続いてステップ3
33で1駒分の巻上のためにモータ26の正転が開始さ
れる。
そして、ステップ334で先に1だけ歩進させたカウン
タ値の示す位置までフィルムが給送されたか否かを判断
し、カウンタ値の示す位置までフィルムが給送されると
、ステップ335でモータ26の駆動を停止する。
ステップ336でフィルムの途中取り出しを行うための
操作がなされてスイッチSW2がオンとなっているか否
かの判断を行う。そして、途中取り出し操作がなければ
、ステップ329と同様のステップ337でシャツタレ
リーズ釦の押圧操作があるか否かを判断し、シャツタレ
リーズ釦の押圧操作があれば、さらに1駒撮影するため
に、ステップ330に戻り露出処理が行われる。シャツ
タレリーズ釦の押圧操作がなければ、ステップ336に
戻って再び途中取り出し操作の有無を判断する。
また、フィルムに未露光駒がなくなってステップ332
でry]となった場合、およびフィルムの途中取り出し
が検出されてステップ336で「Y」となった場合は、
ステップ340でこのフィルムに付与すべき新たなID
情報が設定され、続いてステップ341でこの新たに設
定されたID情報と撮影駒数情報(前記駒数カウンタの
カウンタ値)とが対になってカメラのメモリに記憶され
る。そして、フィルムの巻戻しを行うためにステップ3
42でモータ26の逆転駆動が開始され、ステップ34
3で上記したID情報の記録位置43までフィルムが巻
戻されたか否かを判断する。そして、フィルムがID情
報の記録位置43に到達してステップ343で「Y」と
判断されると、ステップ344に進み、装填時に新品の
フィルムであったか否か、すなわちID情報が記録され
ていないフィルムであるか否かが、ステップ30gでセ
ットされた新品フィルムフラグの有無によって判断を行
う。
そして、ID情報が記録されていないフィルムと判断さ
れた場合は、ステップ345でこの記録位置43にステ
ップ341で記憶されたID情報と撮影駒数情報のうち
ID情報のみが記録され、ステップ346に移行する。
また、既にフィルムにID情報が付与されている場合に
は、ステップ344で「N」と判断され、このときはI
D情報の記録を行わずにステップ346に移行し、巻戻
しの完了を判断する。こうして、巻戻しが完了すると、
ステップ347でモータ26の駆動が停止され、続いて
ステップ348でヘッド22をフィルムから引き離すヘ
ラドブタッチ動作が行われて終了する。
このように、フィルムにはID情報を1回だけ記録する
ようにし、カメラ内に記憶されたID情報とフィルムか
ら再生したID情報とが完全に一致したとき、または新
品のフィルムであるときのみ撮影を許可するようにした
ものである。
ステップ328での途中取り出し操作の有無判断で、途
中取り出し操作が有りで「Y」となると、ステップ35
0に進んでフィルムの全てが巻戻される。この場合は、
フィルムが装填されてから1駒の撮影もなされていない
から、装填されたフィルムが新品であったとしてもID
情報のフィルムへの記録は行われないし、撮影駒数情報
のカメラのメモリへの記憶も行われない。。従って、こ
の取り出したフィルムを同じカメラで別のユーザが使用
することも、また他の同一機能のカメラに装填して使用
することもできる。また装填されたフィルムが途中まで
使用したフィルムであったとしても、装填してから1駒
も撮影を行っていないのであるから、このフィルムに記
録されたID情報と対になってカメラ内で記憶された撮
影駒数情報を更新することはない。
次に、第6図は、ユーザが自身で設定するユーザIDコ
ードの設定動作を説明するフローチャートである。この
実施例では撮影レンズを電動でズームアツプさせる際に
オンされるズームアツプスイッチとズームダウンさせる
際にオンされるズームダウンスイッチとを流用してユー
ザIDコードを変更するようになっている。
ユーザがユーザIDコードを自ら設定するために不図示
のモード設定スイッチへ操作を行うと、ユーザIDコー
ドの設定モードが設定されて、ステップ600でこの設
定モードを判断して「Y」となり、続いてステップ60
1でユーザIDコードをアップさせるためのズームアツ
プスイッチのオンを判断し、これのオンが検出されなけ
ればステップ603に移行するが、ズームアツプスイッ
チのオンが検出されると、ステップ601で「Y」とな
り、続いてステップ602でユーザIDコードの数値を
増加してこれの表示をID情報表示部71に行い、ステ
ップ603でズームダウンスイッチのオンを判断する。
そして、ステップ603でズームダウンスイッチのオン
が検出されると「Y」となり、続いてステップ604で
ユーザIDコードの数値を減少してこれの表示をID情
報表示部71に行い、ステップ605に進む。ステップ
603でズームダウンスイッチのオンが検出されないと
直ちにステップ605に移行する。
ステップ605では、ID設定モードを解除するために
前記モード設定スイッチに再度操作が加えられているか
否かを判断する。そして、ID設定モードの解除操作が
検出されなければ、ステップ601に戻って再びズーム
アツプスイッチのオンの検出判断を行う。ID設定モー
ド解除操作が検出されてステップ605で「Y」となる
と、ステップ606でID設定モードの解除を行うとと
もに、ズームアツプスイッチまたはズームダウンスイッ
チで設定したユーザIDコードがカメラのメモリ内に記
憶される。そして、この記憶されたユーザIDコードは
、その後、再度ユーザIDコードの設定動作を行わない
限り、このカメラに初めて装填された新品のフィルムに
記録されていく。また記録されたID情報にこのユーザ
IDコードと異なるユーザIDコードを含むフィルムが
装填された場合は、ID情報が不一致となるので撮影は
不可能となる。
このように、ユーザによりユーザIDコードが自在に設
定できることになり、1台のカメラを用いて複数のユー
ザにより撮影された複数のフィルムが識別可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るカメラのフィルム給送
制御装置は、フィルムに実質的に唯一の識別情報を付与
し、このフィルムから再生された識別情報がカメラに記
憶された識別情報と一致したときに、撮影駒情報発生手
段の記憶内容に基づきフィルムの給送を制御するように
構成したので、フィルムを複数回繰り返して途中取り出
しを行った場合にも、フィルムに実質的に唯一の識別情
報しか付与しないため、同一の記憶領域に重ね書きされ
ることがなく、従ってフィルムからの情報再生時に確実
に情報が再生できるという効果がある。
また、以上のような理由から、既に記録されている情報
とクロストークを起こすような問題も発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカメラのフィルム給送制御装置の
一実施例を示すクレーム対応図、第2図はこの装置の一
実施例を示すブロック図、第3図、第6図はこの装置の
動作を説明するフローチャート、第4図はフィルムの構
成図、第5図はフィルムに付与されたID情報とこれに
対応して記憶されるフィルムの使用状況を示すメモリ構
成図、第7図はカメラの表示部の構成図である。 1・・・・フィルムまたはフィルムを含むフィルムカー
トイリッジ、2・・・・情報記録手段、3−・・・情報
再生手段、4・・・・フィルム給送手段、5・・・・フ
ィルム装填検出手段、6・・・・制御手段、7・・・・
ID発生手段、8・・・・ID撮影駒情報発生手段、9
・・・・撮影駒情報発生手段、10・・・−途中取り出
しCPU、22 ・ ・ 記録回路、24・ モータ駆動回路、 ・・・表示回路、 m−スイッチ。 ・・磁気ヘッド、23・− ・・・再生回路、25・・ 26・・・・モータ、2 SWI、SW2.SW3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 フィルムの途中取り出しを許容するカメラに設けられフ
    ィルムの給送制御を行うフィルム給送制御装置において
    、 次に撮影すべき駒のどれであるかを示す駒情報を発生す
    る駒情報発生手段と、 カメラに装填されたフィルムを識別可能とするための実
    質的に唯一の識別情報を発生する識別情報発生手段と、 前記識別情報が既に記録されていないフィルムまたはフ
    ィルムカートリッジに対してのみ前記識別情報を記録す
    る識別情報記録手段と、 前記フィルムの途中取り出しに伴って前記識別情報と前
    記駒情報とを対にして記憶する情報記憶手段と、 フィルムまたはフィルムカートリッジに記録された識別
    情報を再生する識別情報再生手段と、カメラに装填され
    たフィルムの給送を行うフィルム給送手段と、 前記再生手段により再生された前記識別情報と同一の識
    別情報と対になって前記情報記憶手段に記憶された前記
    駒情報に基づいて前記フィルム給送手段を制御し、次に
    撮影すべき駒を撮影開口に対向させる制御手段と、 再生された前記識別情報が前記カメラに記憶された識別
    情報と異なったときに警告を発生する警告手段と を有することを特徴とするカメラのフィルム給送制御装
    置。
JP2115113A 1990-05-02 1990-05-02 カメラのフイルム給送制御装置 Pending JPH0412335A (ja)

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