JPH041229A - ポリカーボネートの製造法 - Google Patents

ポリカーボネートの製造法

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JPH041229A
JPH041229A JP10359890A JP10359890A JPH041229A JP H041229 A JPH041229 A JP H041229A JP 10359890 A JP10359890 A JP 10359890A JP 10359890 A JP10359890 A JP 10359890A JP H041229 A JPH041229 A JP H041229A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエステル交換触媒の存在下で2価ヒドロキシ化
合物とビスアリールカーボネート等とをエステル交換法
により溶融重縮合させ、さらに、特定のホスファイト化
合物を添加することにより、触媒残さを不活性化させ得
られる熱安定性。
色相、加水分解安定性及び耐候性の優れた高分子量ポリ
カーボネートの製法に関するものである。
(従来技術と発明が解決しようとする課題)本発明の熱
安定性2色相、加水分解安定性の優れた高分子量ポリカ
ーボネートは、幅広い用途、特に射出成形用又は窓ガラ
スの代わりのガラスシートとしての用途を有する。汎用
エンジニアリングサーモプラスチソクスである。界面重
縮合法は一般的にポリカーボネートの製造に効果的であ
るが、有毒なホスゲンを使用することや塩素イオンが生
成するポリカーボネートに残存することなどの欠点を有
する。これらの欠点を除くために有毒なホスゲンの代わ
りにホスゲンのダイマーである液体のトリクロロメチル
クロロホルメートを用いて特殊な2価フェノールとを扉
面重縮合反応でポリカーボネートを製造することが特開
昭63−182336に開示されている。しかしながら
、特殊な2価フェノールである9、9−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)フルオレン類についての記載があるの
みである。また、有毒なホスゲンの代わりにトリホスゲ
ンを用いて2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンからポリカーボネートを得ることがAngew。
Chem、 (アンゲバンテ、ヘミ−)99.922(
1987)に記載されているが、ホスゲンが発生する反
応機構も提唱されている。また、高分子量ポリカーボネ
ートをエステル交換法で製造する場合如何に反応条件を
マイルドにして色相の良い高分子量のポリカーボネート
を得るかに対し多くの提案が成されてきた。
例えば、特公昭47−14742では塩基性触媒の存在
下で芳香族ジオキシ化合物とビスアリールカーボネート
から初期縮合物をつくり、次に第4級アンモニウム化合
物を存在させて初期縮合物を後縮合反応せしめることに
よって熱安定性、色相の優れたポリカーボネートの得ら
れることが示されている。引続き特公昭47−1474
3では芳香族ジオキシ化合物とビスアリルカーボネート
からエステル交換反応触媒として第4級アンモニウム・
ヒドロキシドを用いて同様に色相のよいポリカーボネー
トを得ている。また、USP4,363,905によれ
ば塩基性触媒を含む塩基性反応条件下で相間移動触媒を
併用して色相のよい高分子量のポリカーボネートを得て
おり、相間移動触媒としては、第4aアンモニウム・ヒ
ドロキシドやテトラエチルフォスフオニウム・ヒドロキ
シド等が用いられることを示している。
しかしながら、以上のようなエステル交換触媒を用いて
エステル交換反応を行っても高分子量のポリカーボネー
トを得るため重縮合時間を長くとると色相の劣化は避け
られない。また、触媒残さが不活性化されず、耐候性、
耐熱性および耐加水分解性の面からも比較例で示すよう
に本質的に不十分である。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、カーボネート結合を生成する化合物とし
てビスアリールカーボネートと2価ヒドロキシ化合物を
エステル交換触媒の存在下、エステル交換法により溶融
重縮合させホスファイト化合物を添加することにより、
毒性のホスゲンを用いず且つ塩素イオンを本質的に含ま
ず、且つ触媒残さを不活性化させて熱安定性2色相、加
水分解安定性の優れた高分子量ポリカーボネートが得ら
れる事実を見い出すに至った。
本発明は(1)エステル交換触媒の存在下で2価ヒドロ
キシ化合物とビスアリールカーボネートをエステル交換
法により溶融重縮合させ、得られるポリカーボネートに
ホスファイト化合物を添加することを特徴とするポリカ
ーボネートの製造法。
(2)前記(1)に記載されたホスファイト化合物が次
の構造式(I)で表される化合物からなることを特徴と
するポリカーボネートの製造法。
(但し、Rは炭素数1〜30の炭化水素基を表す。)本
発明に使用しうるエステル交換触媒の代表例としては、
(a)金属を含んだ触媒に類する水素化ホウ素リチウム
、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム、水
素化ホウ素ルビジウム、水素化ホウ素セシウム、水素化
ホウ素ベリリウム、水素化ホウ素マグネシウム、水素化
ホウ素カルシウム、水素化ホウ素ストロンチウム、水素
化ホウ素バリウム、水素化ホウ素アルミニウム、水素化
ホウ素チタニウム、水素化ホウ素スズ、水素化ホウ素ゲ
ルマニウム、テトラフェノキシリチウム、テトラフ二ノ
キシナトリウム、テトラフェノキシカリウム、テトラフ
ェノキシルビジウム、テトラフェノキシセシウム、チオ
硫酸ナトリウム、酸化ベリリウム、酸化マグネシウム、
酸化スズ(■)、ジブチルスズオキシド、水酸化ベリリ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化ゲルマニウム、酢酸
ベリリウム、酢酸マグネシウム、酢酸スズ(■)、酢酸
ゲルマニウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸ベリリウム、炭酸マグネシウム、炭酸スズ
(■)、炭酸ゲルマニウム、硝酸スズ(■)、硝酸ゲル
マニウム、三酸化アンチモン、ビスマストリメチルカル
ボキシレートなどがあげれる。(b)電子供与性アミン
化合物に類するN、N−ジメチル−4−アミノピリジン
、4−ジエチルアミノピリジン、4−ピロリジノピリジ
ン、4−(5−ノリル)−ピリジン、4−アミノピリジ
ン、2−アミノピリジン、2−ヒドロキシピリジン、2
−メトキシピリジン、4−メトキシピリジン、4−ヒド
ロキシピリジン、2−ジメチルアミノイミダゾール、2
−メトキシイミダゾール、2−メルカプトイミダゾール
、2−アミノピリジン、アミノキノリン。
イミダゾール、2−メチルイミダゾール、4−メチルイ
ミダゾール、ジアザビシクロオクタン(DABCO)等
が挙げられる。(e)又は上記電子供与性アミン化合物
の炭酸、酢酸、ギ酸、硝酸、亜硝酸、しゆう酸。
フッ化ホウ素酸、フッ化水素酸塩などがあげられる。(
d)電子供与性リン化合物に類するトリエチルホスフィ
ン、トリーn−プロピルホスフィン、トリイソプロピル
ホスフィン、トリーn−ブチルホスフィン、トリフェニ
ルホスフィン、トリー〇−ジメトキシフェニルホスフィ
ン、トリーp−トリルホスフィン。
トリー〇−)リルホスフィン計りブチルホスファイト、
トリフェニルホスファイト、トリーp−)リルホスファ
イト トリー0−トリルホスファイト等があげられる。
(e)ボラン錯体に類するものとして、ボランと以下の
化合物との錯体、すなわち、アンモニア、ジメチルアミ
ン、トリメチルアミン計りエチルアミン、t−ブチルア
ミン、ジメチルアニリン、ピリジン、ジメチルアミノピ
リジン、モルホリン、ピペラジン、ピロール、テトラヒ
ドロフラン、ジメチルスルフィド、トリーn−ブチルホ
スフィン、トリフェニルホスフィン、トリフェニルホス
ファイト等との錯体があげられる。
また、2価ヒドロキシ化合物の代表例としては、以下の
化合物が挙げられる。2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)ブタン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビン(4−ヒ
ドロキシフェニル)オクタン、 4.4’−ジヒドロキ
シ−2,2,2−トリフェニルエタン、2,2−ビス−
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3
−イソプロピルフェニル)プロパン、2,2−ビス−(
4−ヒドロキシ−3−see、ブチルフェニル)プロパ
ン。
2.2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−
3−ターシャリ−ブチルフェニル)プロパン、 1.1
’−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプ
ロピルベンゼン、 1.1’−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−m−ジイソプロピルベンゼン、1,1−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン等が挙
げられる。さらに、上記の中から選択された2種又は3
種以上の2価ヒドロキシ化合物を組み合せた共重合ポリ
カーボネートを製造することも可能である。
さらに、本発明で用いられる構造式(I)はトリデシル
ホスファイトが好ましい。また、ビスアリールカーボネ
ートの代表例としては、ジフェニル・カーボネート、ビ
ス(2,4−ジクロルフェニル)カーボネート、ビス(
2,4,6−)ジクロルフェニル)カーボネート、ビス
(2−シアノフェニル)カーボネート、ビス(0−ニト
ロフェニル)カーボネート、ジトリル・カーボネートな
どの非置換及び核置換基をもつビスアリールカーボネー
トが挙げれる。
本発明の方法は、エステル交換触媒から選択された触媒
を用いてビスフェノールAのような2価のヒドロキシ化
合物をビスアリールカーボネートとエステル交換法によ
り溶融型綜合反応させることによって実施される。
この反応が進む温度は、100°C以上から約300°
Cまでの範囲である。好ましくは130°Cから280
°Cの範囲である。130°C未満であると反応速度が
遅くなり、280°Cを越えると副反応が起こりやすく
なる。
触媒として用いるエステル交換触媒は、反応系中に存在
する2価ヒドロキシ化合物に対して10−1モルから1
0−5モルを必要とするが、好ましくは10−2モルか
ら10−4モルである。10−5モル未満であると触媒
作用が少なくポリカーボネートの重合速度が遅くなり1
0−1モル以上であると触媒として生成す゛るポリカー
ボネートに残存する率が高くなるのでポリカーボネート
の物性低下をまねく。任意の時点でトリデシルホスファ
イトがポリカーボネートに加えられるが、加えられるホ
スファイト化合物の量は重合物全量に対して0.01重
量%から0.5重量%加えられるが、好ましくは、0.
03重量%から0.3重量%である。添加量が0.03
重量%以下であると安定剤としての効果がなく、ポリカ
ーボネートの耐熱性及び耐加水分解性に悪影響を及ぼす
。また、0.3重量%を越えるとポリカーボネートの機
械的性質に悪影響を及ぼす。
このようにして得られる重合物は一部エンジニアリング
・プラスチック材料として用いられるが特に屋外照明用
器具、窓ガラス、フェンス等の屋外用途、電子レンジ、
食器、タンク、輸送管等高温高湿下にさらされる用途の
材料として適する。
また、電気毛布、カーペットなどの感熱性素子、各種ホ
ース、チューブ類、ホットメルト接着剤等にも適用可能
である。
以下に本発明を実施例について説明するが、本発明は、
これらの実施例によって限定されるものではない。
(実施例) 実施例1 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン22
Sffi量部と水素化ホウ素カリウム(仕込んだジヒド
ロキシ化合物に対して10’mo1%八ジフェニルカー
ボネー) 214重量部を加え窒素下、180°Cで1
時間撹はん後、徐々に昇温し250°C1系内の圧力も
2mmHgに下げた。引続き昇温し280°C10,5
mmHgで2時間反応せしめてポリカーボネートを得た
。このポリカーボネートはほとんど無色透明で、メチレ
ン・クロライド溶液で20°Cで測定した固有粘度[r
1]は0.438で[rll=1.11X10−’(M
v)0・82[エンサイクロペディアオブポリマーサイ
エンスアンドテクノロジー10巻732頁1969年ジ
ョンクイソーアンドサンズインク; Encyclopedia  of Polymer 
 5cience  andTechnology V
ol 10 P732 ; John Wiley &
 5onsInc(1969月なる式を用いて計算した
平均分子量MVは24,300であった。このようにし
て得られたポリカーボネー) 254gにトリデシルホ
スファイト0.254g(重合体に対して0.1重量%
)とタンブラーブレンダ−(松井製作所ニスケイビー5
0 ; 5KB−50)で混合し、二軸押出機(ハアケ
ブテラープロダクトエイチビアイ システム90 ・H
AAKE BuchlerProduct HBI S
ystem 90)を用いて押出し、ペレット状にした
。耐熱性の評価として窒素気流中、昇温速度10°C/
 minの条件下で示差熱重量分析装置(理学電機(株
)製)で熱分解挙動を測定した。分解開始温度(Ta)
は425°C1重量減が5%に達した温度(T5)は4
58°C1重量減が10%に達した温度(TIO)は4
71°Cであった。
また、耐加水分解性を評価するため熱プレスにより50
mmX50mmX0.6mm厚のシートを作成し90°
C1100%RHの恒温恒湿槽内につり下げて加水分解
による分子量低下を測定した。90’C1100%RH
(相対湿度)の条件下で308後、初期分子量に対する
分子量保持率は87.9%でありシートの外観も無色透
明で異常は認められなった。
実施例2 2.2− ヒス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2
2.8g(0,1モル)と2.メチルイミダゾール0.
164g(2X10’モル)、ジフェニルカーボネート
21.4g(0,1モル)を加え窒素下、180°Cで
1時間撹はん後、徐々に昇温し250’C1系内の圧力
も下げて2mmHgに達した点でトリデシルホスファイ
トを0.025g(全重合物に対し0.1重量%)を加
えた。この添加時における撹はんトルクから得られた推
定相対溶液粘度(ポリマー濃度: 0.5g / 10
0m1 、20’C、メチレンクロライド溶媒)は1.
17であり一部重合物を少量サンプリングして実測して
得られた相対溶液粘度は1.18であった。引続き昇温
し280’C10,5mmHgで2時間反応せしめてポ
リカーボネートを得た。このポリカーボネートはほとん
ど無色透明で、メチレン・クロライド溶液で20’Cで
測定した固有粘度[r1]は0.475で[rl] =
 1.11 X 10− ’(Mv)0・82[エンサ
イクロペディアオブボリマーサイエンスアンドテクノロ
ジー10巻732頁1969年ジョンクイソーアンドサ
ンズインク・ Encyclopedia of Polymer  
5cience  andTechnology Vo
l 10 P732 ; John Wiley & 
5onsInc(1969月なる式を用いて計算した平
均分子量MVは26,800であった。
実施例3 実施例1と全く同様の条件下で、水素化ホウ素ナトリウ
ムの代わりにジメチルアミンボラン錯体(仕込んだジヒ
ドロキシ化合物に対して102mo■%)を加えて反応
を行ってポリカーボネートを得た。また、実施例1と全
く同様にペレット状として、耐熱性及び耐加水分解性の
評価を行った。
その結果を表1に示した。
実施例4 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン11
4重量部(50モル%)、2.2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−t−ブチルフェニル)プロパン170重量部(
50モル%)、ジフェニルカーボネート214重量部、
4−ジメチルアミノピリジン(仕込んだジヒドロキシ化
合物に対して10−2mo1%)を加え実施例1と全く
同様の条件で反応を行ってポリカーボネート共重合体を
得た。実施例1と全く同様にペレット状にして、耐熱性
及び耐加水分解性の評価を行った。その結果を表1に示
した。
実施例5 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン22
.8g(0,1モル)、ビス(2,4,6−)リクロロ
フェニル)カーボネート42.1g(0,1モル)、ジ
メチルアミノピリジン0.0122g(10’モル)を
窒素下、180°01時間撹はん後、徐々に減圧しなが
ら昇温させ相対溶液粘度が1.19に達したときに実施
例2と同様にトリデシルホスファイトを0.025g加
えて反応を行った。得られたポリマーの色相、粘度平均
分子量、熱分解挙動および加水分解挙動を第1表に示し
た。
(比較例) 比較例1 実施例1で得られたポリカーボネートにトリデシルホス
ファイトを加えることなくペレット状にし、耐熱性及び
耐加水分解性の評価を行った。その結果を表1に示した
比較例2 実施例2において比較のために公知の触媒としてアルカ
リ金属の水酸化物である水酸化リチウムを2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンに対し10−3モ
ル%用い特にトリデシルホスファイトを加えることなく
反応を行った。
得られたポリマーは平均分子量として26,500の高
い値を示したが淡黄色であり熱分解も375°Cから始
まり430°Cで10%の重量減をみた。また、90°
C1100%RHにおける加水分解試験で30日後に平
均分子量の保持率は65.3%にとどまり試験シートは
白濁すると同時に小さい白い斑点(一部ボイドを含む)
が全面に多数発生し、脆化が顕著であった。これらの結
果は第1表に示した。
(発明の効果) 表1の結果に示したように、芳香族ポリカーボネート重
合体に特定のホスファイト化合物を加えることにより、
得られる樹脂組成物の耐熱性及び耐加水分解性が向上し
、エンジニアリング・プラスチック材料として様々な分
野に用1.)られることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エステル交換触媒の存在下で2価のヒドロキシ化
    合物とビスアリールカーボネートとをエステル交換反応
    により溶融重縮合させて得られるポリカーボネートにホ
    スファイト化合物を添加することを特徴とするポリカー
    ボネートの製造法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のホスファイト化合物
    が次の構造式( I )で表される化合物からなることを
    特徴とするポリカーボネートの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、Rは炭素数1〜30の炭化水素基を表す。)
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