JPH0412275Y2 - - Google Patents

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JPH0412275Y2
JPH0412275Y2 JP1986163785U JP16378586U JPH0412275Y2 JP H0412275 Y2 JPH0412275 Y2 JP H0412275Y2 JP 1986163785 U JP1986163785 U JP 1986163785U JP 16378586 U JP16378586 U JP 16378586U JP H0412275 Y2 JPH0412275 Y2 JP H0412275Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は流体トランスミツシヨン装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来より用いられている流体トランスミツシヨ
ン装置の具体例としては、例えば本出願人が先に
出願した実開昭60−162767号公報記載の装置があ
る。その装置構成は、本考案と略類似するもので
あるので、本考案の実施例を示す第1図及び第2
図を参照して説明すると、上記装置は、第2図に
示すように、一端側に側壁28が取着されたケー
シング3内に、エンジン等の駆動源(図示せず)
によつて回転駆動される入力軸4を有する液圧ポ
ンプ1と、出力軸22を有する液圧モータ2とを
有している。
上記側壁28の内部には、第1図のように、液
圧ポンプ1の吐出口29と液圧モータ2の流入口
30、液圧モータ2の流出口32と液圧ポンプ1
の吸込口33をそれぞれ結ぶ吐出ライン31、返
流ライン34が形成されており、両者によつて閉
回路が形成されている。したがつて入力軸4を介
して上記液圧ポンプ1が駆動されるとき、上記閉
回路を循環する作動流体によつて上記液圧モータ
2が駆動され、出力軸22が回転されるようにな
されているのである。
ところで、上記ケーシング3内の、上記液圧ポ
ンプ1及び液圧モータ2以外の空間部、すなわち
ケーシング3内に形成されているタンク路は、上
記した入力軸4の回転駆動に伴う各摺動部の摩耗
低減等のために、流体で満たされた状態となされ
ており、上記タンク路における流体及び上記閉回
路内の作動流体は、以下のように、適度に循環さ
れるようになされている。すなわち、第2図に示
すように、ケーシング3の上部位置には、上記タ
ンク路に連通すると共に、フイルタ46の配置さ
れたフイルタ室(前記公報においてはオイルタン
ク)36が設けられており、このフイルタ室36
に連通する流路38が上記側壁28に穿設されて
いる。この流路38は、第1図に示すように、チ
エツク弁39,40を介してそれぞれ前記吐出ラ
イン31、返流ライン34に連通している。この
ように、タンク路から上記閉回路に至る径路が形
成されており、上記装置の作動時には、上記液圧
ポンプ1及び液圧モータ2における摺接箇所から
作動流体がタンク路へと一部漏出する。この漏出
流量に応じて、上記径路を通して閉回路へと返流
されるような循環流が生じているのである。なお
上記ケーシング3の上部位置には、第2図に示す
ように、上蓋66に設けた空気穴67により大気
開放されたタンク65が取着されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記ような流体圧作動の装置において
は、例えばオイル等の作動流体中に空気が混入し
ている場合には、動力伝達効率が大きく損なわれ
ることとなり、したがつて装置内への作動流体の
充填時には、空気抜きを作業が必要である。しか
しながら、上記従来装置の構成では、上記のよう
な空気抜きが迅速にはなし得ないという問題があ
つた。特に、第2図に示しているように、液圧ポ
ンプ1と液圧モータ2との各内部作動室8が水平
に配置される姿勢においては、作動流体充填時に
完全に空気抜きを行なうことは極めて困難であ
り、充填後の立上げ運転、或いはその後の通常運
転時に作動流体が循環して、大気開放箇所と連通
し、これにより残存する空気が徐々に低減してい
くのを待つ必要があつた。そして上記装置におい
ては、閉回路中の作動流体は、液圧ポンプ1、液
圧モータ2の各摺動部を通してタンク路へと漏出
することにより、ケーシング3上部の大気開放タ
ンク65へ連通することになる訳であり、その循
環量は上記漏出量に依存するものであつて、極く
少量であるので、上記のような空気抜きが容易に
はなし得なかつた。
この考案は上記した従来の問題点を解消するた
めになされたものであつて、その目的は、作動流
体中の空気抜きをより好適になし得る流体トラン
スミツシヨン装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の流体トランスミツシヨン装置
は、第3図に示すように、ケーシング3内の作動
室に、入力軸4を有する液圧ポンプ1と、出力軸
22を有する液圧モータ2とを配置すると共に、
上記液圧ポンプ1の吐出口29と液圧モータ2の
流入口30とを接続する吐出ライン31と、上記
液圧ポンプ1の吸込口33と液圧モータ2の流出
口32とを接続する返流ライン34とをそれぞれ
設ける一方、上記ケーシング3の作動室をタンク
TとしてこのタンクTからチエツク弁40を介し
て上記吸込口33へと作動流体を返流させると共
に、この返流経路のチエツク弁40の前位の位置
を大気開放部65へと連通させて成る流体トラン
スミツシヨン装置であつて、上記吐出ライン31
と返流ライン34とをバイパスライン50によつ
て接続すると共に、このバイパスライン50と上
記タンクTとを連通路60によつて連通させ、上
記バイパスライン50と連通路60との接続部に
はバイパスバルブ52を介設し、このバイパスバ
ルブ52は、上記バイパスライン50と連通路6
0とをいずれも閉鎖した第1位置S1と、上記バ
イパスライン50を連通させると共に、これと連
通路60とを連通させた第2位置S2との位置切
換が可能に構成し、さらに上記バイパスバルブ5
2においては、上記第2位置S2において、上記
バイパスライン50の連通路60への接続部の前
後位置に、絞りが形成されることを特徴としてい
る。
(作用) 上記のような流体トランスミツシヨン装置にお
いて、空気抜き作業を行う際には、バイパスバル
ブ52を第2位置S2に切換える。そうすると液
圧ポンプ1の吐出口29から吐出された作動流体
は、吐出ライン31からバイパスライン50と液
圧モータ2との両者に供給される。バイパスライ
ン50においては、バイパスライン50の連通路
60への接続部の後位に絞りが形成されることか
ら、作動流体の多くが連通路60を経由してタン
クTへと流れると共に、返流通路から液圧ポンプ
1の吸込口33へと流通することとなり、その過
程において混入空気が大気開放部65へと放出さ
れる。またバイパスライン50の連通路60への
接続部の前位にも絞りが形成されることから、液
圧ポンプ1の作動時には液圧モータ2も作動する
ことになり、この結果、液圧モータ2内への空気
滞留を防止し得る。
(実施例) 次にこの考案の流体トランスミツシヨン装置の
具体的な実施例につき、図面を参照しつつ詳細に
説明する。
まず、第2図において、1は可変容量形液圧ポ
ンプ、2は定容量形液圧モータであつて、両者は
共に共通のケーシング3内に収納されている。液
圧ポンプ1は、エンジン等の駆動源(図示せず)
に接続される入力軸4と、この入力軸4に取着さ
れ、回転駆動されるポンプ回転体5と、ポンプ回
転体5に設けられたシリンダ6内を往復動するピ
ストン7とを有している。このピストン7には、
その基端側に凹部8が穿設されており、この凹部
8の先端面とシリンダ6の底面との間にスプリン
グ9が介設され、ピストン7の頭部を常に斜板方
向へと付勢し得るようなされている。
10はポンプ吐出量を調整するための可動斜板
であつて、コントロールレバー(図示せず)によ
つてその傾斜角度が調整されるものである。斜板
10は、その背部に断面円弧状の凸状面11を有
し、この凸状面11が、ケーシング3の内側に設
けられた断面円弧状の凹状面12に沿つて貼設さ
れた円弧状の座板13に摺接し、受支されてい
る。
一方、液圧モータ2は、上記と略同様な構造の
ものであつて、ケーシング3内に固定された斜板
19と、出没しながら斜板19に沿つて回転され
るピストン20と、このピストン20を支えるモ
ータ回転体21と、モータ回転体21に接続され
たモータ出力軸22とを有している。
上記ケーシング3は、液圧ポンプ1と液圧モー
タ2との両者を収納している訳であるが、その一
方の側壁28の内部には、第1図のように、液圧
ポンプ1の吐出口29と液圧モータ2の流入口3
0とを結ぶ吐出ライン31と、液圧モータ2の流
出口32と液圧ポンプ1の吸込口33とを結ぶ返
流ライン34とが形成されており、両者によつて
閉回路が形成されている。なお、液圧ポンプ1に
おける吐出口29と吸込口33とは、斜板10の
傾斜方向が逆になつた場合には互いに逆転するも
のであることはもちろんである。
上記側壁28には、第2図に示すように、図に
おいて上部の位置に、上部開口端が盲栓35によ
り閉止された流路38がさらに穿設されており、
この流路38の上部は、上記ケーシング3の上部
位置に設けられているフイルタ室36に連通して
いる。そして側壁28を下方へと延びた上記流路
38は、第1図に示すように、その先端部が分岐
すると共に、一対のチエツク弁39,40を介し
て上記ライン31,34へとそれぞれ連通してい
る。すなわち、液圧ポンプ1の回転が逆転して、
吸込口33と吐出口29とが逆転した場合にも、
流路38から上記閉回路に補充される流体は、チ
エツク弁39又は40を介して常に流体圧力の低
い吸込口側に供給されるようなされている。上記
各チエツク弁39,40は、それぞれ球体41,
42をばね43,44により閉弁方向に付勢する
構成をなしている。これらのばね43,44を配
置しない構成でも、装置作動時に生ずる吐出ライ
ン31及び返流ライン34での流体圧力により、
自動的に上記球体41,42は閉弁状態、或いは
開弁状態となり、上記のような機能を与え得る
が、上記ばね43,44で非作動時に球体41,
42を閉弁位置に位置させておくことにより、次
のような利点が生ずる。それは、ばね43,44
を使用しない場合、装置の非作動時には、例えば
吐出ライン31側の球体41はその自重によつて
非作動状態となつており、装置作動後に、吐出ラ
イン31内の流体圧力がやや上昇した段階におい
て、その圧力で上記球体41が閉弁状態へと移動
し、この際、急激な圧力上昇によるシヨツクが発
生するという現象が生じていた訳であるが、上記
ばね43,44の使用により、非作動時における
閉弁状態を確保して上記シヨツクを防止し得ると
いうことである。
上記フイルタ室36は、第2図に示すように、
ケーシング3内の、液圧ポンプ1及び液圧モータ
2が配置されている作動室とは、仕切板45によ
り区画されており、内部に円筒状のフイルタ46
が挿入されている。上記仕切板45には開口47
が穿設されており、この開口47によつて、上記
ケーシング3内の、液圧ポンプ1及び液圧モータ
2以外の空間部、すなわちケーシング3内に形成
されているタンク(以下、タンク路と称する)
と、上記フイルタ室36とが連通されている。し
たがつて、タンク路内の流体は上記開口47から
フイルタ室36内に流入し、フイルタ46を通過
してその内部より前記した流路38へと流出し得
るようになされている。さらにケーシング3の上
部位置には、ケーシング3内の作動流体の補充を
なすための補助用オイルタンク65が取着されて
いるが、この補助用オイルタンク65はその上蓋
66に空気穴67を備えるもので、大気開放部と
して機能するようなされている。
一方、前記側壁28には、第1図に示すよう
に、上記吐出ライン31と返流ライン34とを接
続するバイパスライン50がさらに設けられてい
る。そしてこのバイパスライン50に交差する位
置に、上記側壁28の、第1図において下端側よ
りバルブ摺動孔51が穿設されており、このバル
ブ摺動孔51内にバイパスバルブ52が摺動自在
に挿入されている。このバイパスバルブ52は、
その先端部に、上記バルブ摺動孔51の内径と略
同径の弁部53を有し、この弁部53が上記バイ
パスライン50とバルブ摺動孔51との交差位置
に位置するときには、このバイパスライン50の
流路が遮断されるようになされている。そして、
常時は上記弁部53の先端面に配置されているば
ね54によつて、上記遮断位置(第3図の第1位
置S1)に位置するようになされている。上記弁
部53より基端側はテーパ部55を介して径小部
56として形成されており、したがつて、このバ
イパスバルブ52の、基端側突出部57を押し込
んで、上記テーパ部55から径小部56へと、上
記バイパスライン50上に位置する箇所を移動す
ることにより、遮断されていた上記バイパスライ
ン50が徐々に流路を広げて連通するようになさ
れている。そして、上記バルブ摺動孔51の、上
記遮断位置における上記テーパ部55が位置する
箇所に、第1図の紙面とは直角方向に連通路60
が穿設されている。この連通路60は、前記した
ケーシング3内のタンク路に連通しており、上記
バイパスバルブ52が開弁位置に位置するときに
は、上記連通路60を通して、上記バイパスライ
ン50がタンク路へと連通することとなる。
なお第2図に示すように、上記入力軸4には送
風フアン68が取着されているが、これは送風フ
アン68によつてケーシング3の周囲へ送風し、
作動流体の冷却を行なうためのものである。
次に上記装置の作動状態について説明する。ま
ず入力軸4をエンジン等の駆動源によつて回転駆
動することにより、ポンプ回転体5が回転され
る。そしてこのとき、ピストン7は、スプリング
9によつて、頭部を斜板10に当接した状態を維
持しながら回転されるので、シリンダ6及びピス
トン7内の容積が回転位置に応じて変化していく
こととなり、容積増大過程で返流ライン34の作
動流体が吸込口33を通して吸引され、容積減少
過程で上記作動流体は圧縮されて吐出口29から
吐出ライン31へと圧送される。そして上記吐出
ライン31の加圧流体が液圧モータ2内を流入口
30から流出口32へと流通することによつて、
上記とは逆の作用で、モータ回転体21が回転駆
動される。このようにして、入力軸4の回転運動
がモータ回転体21に取着されている出力軸22
へと伝達される。
そして、上記作動時においては、上記吐出ライ
ン31及び返流ライン34より成る閉回路を循環
する作動流体の循環流とは別に、ケーシング3内
に形成されているタンク路を通る循環流も生じて
いる。すなわち、上記閉回路中の作動流体は、ポ
ンプ回転体5及びモータ回転体21と側壁28と
の摺接面、或いはピストン7の摺動面からタンク
路へと一部が漏出し、これにより、タンク路から
フイルタ室36へ、さらにフイルタ46を通過し
て流路38からチエツク弁39又は40を介して
上記閉回路の吐出ライン31へと返流される循環
流が生じている。この循環流の中にフイルタ46
を介設していることにより、作動流体中に混入し
た摩耗粉等の異物が除去され、作動流体の清浄度
を維持して、摺動部への異物の食い込み等による
損傷が低減されるようになされている。
また上記装置においては、液圧ポンプ1側を停
止の状態で、出力軸22の空転を行なう操作が、
バイパスバルブ52を押し込み、開弁状態(第3
図の第3位置S3)とすることによつて可能であ
る。このとき前記のように、吐出ライン31と返
流ライン34とが上記バイパスライン50により
連通する。したがつて、上記出力軸22を回転す
るときに液圧モータ2がポンプとして作用し、そ
の結果生ずる作動流体の生成圧力は、上記バイパ
スライン50を通してバイパスされ、液圧ポンプ
1には伝達されなくなり、出力軸22の空転が可
能となるのである。
そして、上記バイパスバルブ52の開弁操作を
装置作動状態で行なう場合には、上記バイパスラ
イン50は、連通路60を通じてタンク路へも連
通しているので、上記吐出ライン31に吐出され
てバイパスライン50を流れる流体は、一部上記
連通路60を通してタンク路へと流出する。これ
により、前記のようにポンプ回転体5、或いはモ
ータ回転体21の摺接面での漏出量のみに応じて
得られていたタンク路を通しての流体循環量に比
べて、大きな循環量が得られることとなる。特
に、上記バイパスバルブ52の押し込み操作の過
程で、このバイパスバルブ52のテーパ部55が
開弁位置に位置し初め、バイパスライン50に、
狭い流路で連通状態が与えられる開弁初期の半開
状態(第3図の第2位置S2)の過程では、上記
狭い流路を通して返流ライン34側のバイパスラ
イン50へと流出するときの流れ抵抗は、連通路
60を通してタンク路へ流出する流れ抵抗より大
きいので、大半がタンク路へと流出していき、し
たがつてさらに大きな循環量が与えられる。
このように、バイパスバルブ52の開操作によ
つて、液圧ポンプ1と液圧モータ2とを接続する
閉回路から、ケーシング3内のタンク路を通り上
記閉回路の吸込口33へと循環する流体の循環量
を、従来装置に比べて増加させることができるの
で、上記実施例のように大気に開放されたオイル
タンクに上記循環径路を連通させることにより、
流体中の気泡の除去もより迅速に成し得ることと
なる。したがつて装置内へ作動流体を充填後の立
上げ運転時に、適宜上記操作を行なうことによ
り、作動流体中の空気抜きをより迅速に行なうこ
とができることとなる。なお上記効果は、出力軸
22の空転を可能とするために設けたバイパスラ
イン50とバイパスバルブ52とに、連通路60
を付加しただけの簡単な追加機構で得られるもの
であり、特別な配管や別部品を必要とするもので
はなく安価に、かつ容易に実施することができ
る。
以上にこの考案の流体トランスミツシヨン装置
の一実施例の説明をしたが、この考案は上記実施
例に限定されるものではなく、種々変更して実施
することが可能である。例えば上記においては、
バイパスバルブ52を三方ボール弁構造等の他の
バルブ構成とすることができる。また上記におい
てはケーシング3の上部に直接的に補助用オイル
タンク65及びフイルタを装着した構造を示して
いるが、別の場所に補助用オイルタンク65を配
置し、液圧ポンプ1の吸込口33に通ずる流路3
8の外部開口ポートと、ケーシング3の外部流出
ポートとを上記補助用オイルタンク65に接続す
る構成とすることもできる。
(考案の効果) 以上の説明のように、この考案の流体トランス
ミツシヨン装置においては、空気抜き作業過程に
おいて、タンクへと流れる流体循環量を従来より
も増大させることができると共に、流体循環経路
を大気開放部へと連通させてあるので、作動流体
中の空気抜き作業を迅速に行うことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の流体トランスミツシヨン装
置の一実施例における要部の縦断面図、第2図は
同実施例の全体構成を示す中央縦断面図、第3図
はその回路構成を示す回路図である。 1……液圧ポンプ、2……液圧モータ、3……
ケーシング、4……入力軸、22……出力軸、2
9……吐出口、30……流入口、31……吐出ラ
イン、32……流出口、33……吸込口、34…
…返流ライン、39,40……チエツク弁、50
……バイパスライン、52……バイパスバルブ、
60……連通路、65……補助用オイルタンク
(大気開放部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング3内の作動室に、入力軸4を有する
    液圧ポンプ1と、出力軸22を有する液圧モータ
    2とを配置すると共に、上記液圧ポンプ1の吐出
    口29と液圧モータ2の流入口30とを接続する
    吐出ライン31と、上記液圧ポンプ1の吸込口3
    3と液圧モータ2の流出口32とを接続する返流
    ライン34とをそれぞれ設ける一方、上記ケーシ
    ング3の作動室をタンクとしてこのタンクからチ
    エツク弁40を介して上記吸込口33へと作動流
    体を返流させると共に、この返流経路のチエツク
    弁40の前位の位置を大気開放部65へと連通さ
    せて成る流体トランスミツシヨン装置であつて、
    上記吐出ライン31と返流ライン34とをバイパ
    スライン50によつて接続すると共に、このバイ
    パスライン50と上記タンクとを連通路60によ
    つて連通させ、上記バイパスライン50と連通路
    60との接続部にはバイパスバルブ52を介設
    し、このバイパスバルブ52は、上記バイパスラ
    イン50と連通路60とをいずれも閉鎖した第1
    位置S1と、上記バイパスライン50を連通させ
    ると共に、これと連通路60とを連通させた第2
    位置S2との位置切換が可能に構成し、さらに上
    記バイパスバルブ52においては、上記第2位置
    S2において、上記バイパスライン50の連通路
    60への接続部の前後位置に、絞りが形成される
    ことを特徴とする流体トランスミツシヨン装置。
JP1986163785U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH0412275Y2 (ja)

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JPS6368557U JPS6368557U (ja) 1988-05-09
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