JP3074047B2 - 内接歯車ポンプ - Google Patents

内接歯車ポンプ

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JP3074047B2
JP3074047B2 JP03292157A JP29215791A JP3074047B2 JP 3074047 B2 JP3074047 B2 JP 3074047B2 JP 03292157 A JP03292157 A JP 03292157A JP 29215791 A JP29215791 A JP 29215791A JP 3074047 B2 JP3074047 B2 JP 3074047B2
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/0042Systems for the equilibration of forces acting on the machines or pump
    • F04C15/0049Equalization of pressure pulses
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    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C2/102Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member the two members rotating simultaneously around their respective axes

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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外歯歯車と内歯歯車と
を内接噛合して設け、外歯歯車を回転駆動する駆動軸の
回転数上昇に伴う吐出量の増加を抑制する内接歯車ポン
プに関し、特に、車両用のポンプとして好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内接歯車ポンプとして特
開平3−175182号公報に示される如きものがあ
る。このものは、駆動軸により外歯歯車を回転駆動する
と、内接噛合する外歯歯車と内歯歯車とがともに同方向
へ回転し、吸入ポートより吸入した液体を最大容積室、
収縮室を経て吐出室に搬送し吐出ポートより吐出するよ
うにしている。そして、吸入ポートより吸入室に吸入す
る液体の吸入速度が遅くて吸入ポート側の絞り制御が機
能しない回転数が約1500rpmまでの低回転域で
は、回転数の上昇に略比例して吸入量が増加し、これに
起因して吐出量が増加する。また、この種の車両用のポ
ンプでは、回転数が約1500rpm以上の高回転域で
液体の需要量がその吐出量よりはるかに少くてよく、こ
の高回転域では、吸入ポートより吸入室に吸入する液体
の吸入速度が速く吸入ポート側で絞り制御されて回転数
の上昇に伴う吸入量の増加を抑制し、これに起因して回
転数の上昇に伴う吐出量の増加を抑制するようにしてい
る。
【0003】前述した吸入ポート側の絞り制御により、
高回転域においては吸入室に吸入する液体中に気ほうを
生じるが、この気ほうは両歯車の回転に伴いその容積を
減少する収縮室内において滑らかに消去されキャビテー
ションに伴う騒音等を生じないようにしている。また、
吸入ポート側の絞り制御の影響を受けない低回転域にお
いては前述の気ほうを生じないので収縮室内が液体で満
たされるが、この液体の一部は収縮室の容積減少に伴っ
て内歯歯車の各内歯内もしくは外歯歯車の各外歯内に有
した逆止弁を介して吐出室に流出され収縮室内の過剰な
圧力上昇を防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
のポンプでは、内歯歯車の各内歯内部もしくは外歯歯車
の各外歯内部にそれぞれ逆止弁を設けているため、内歯
もしくは外歯の歯数に相当する個数の逆止弁及びこの逆
止弁が着座する弁座を必要とし、構成が非常に複雑にな
る問題点があった。本発明は、かかる問題点を解決する
もので、極めて簡単な構成にして駆動軸の高回転域にお
いて回転数上昇に伴う吐出量の増加を抑制する機能を良
好に得られるようにした内接歯車ポンプを提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、複数
の外歯を有して駆動軸により回動駆動される外歯歯車と
外歯より多数の内歯を有する内歯歯車とを内接噛合する
よう本体内に偏心して回転自在に設け、両歯車の軸方向
側面と摺接する側板部材を本体内に軸方向へ移動可能で
径方向への回転を不能にして設け、内歯歯車と外歯歯車
とが最深に噛合う位置と対向する位置に内歯および外歯
に囲まれる最大容積室を区画形成し、最大容積室より両
歯車の回転方向における後側に液体を吸入する吸入ポー
トへ連通する吸入室を内歯および外歯に囲まれて区画形
成し、吸入ポート側を外歯歯車を回転駆動する駆動軸の
回転数上昇に伴う吸入量の増加を抑制するよう絞り制御
して設け、最大容積室より両歯車の回転方向における先
側に液体を吐出する吐出ポートへ連通する吐出室を内歯
および外歯に囲まれて区画形成し、最大容積室と吐出室
との間に内歯および外歯に囲まれて両歯車の回転に伴い
その容積を減少する収縮室を区画形成し、収縮室は内部
の過剰な圧力上昇を防止するよう内部に満たされた液体
の一部を吐出ポート側へ流出するのを許容しその逆方向
の流れを阻止する逆止弁を介して吐出ポート側へ連通し
て設け、逆止弁は弾性部材の弾性力により閉方向へ付勢
すると共に側板部材に形成の弁座に着座して設け、逆止
弁の弁座への着座によりその着座力で側板部材を両歯車
に向けて押圧可能に設けて成る。
【0006】
【作用】かかる本発明の構成において、吸入ポートより
吸入室に吸入する液体の吸入速度が遅くて吸入ポート側
の絞り制御が機能しない低回転域では、駆動軸の回転数
上昇に略比例して吸入量が増加し、これに起因して吐出
量が回転数上昇に略比例して増加する。このとき、両歯
車の回転に伴いその容積を減少する収縮室内は吸入室よ
り最大容積室を経て搬送された液体で満たされるが、こ
の液体の一部は収縮室の容積減少に伴う圧力上昇により
側板部材の弁座に弾性部材の弾性力と吐出ポート側の圧
力に基づく作用力とにより付勢されて着座している閉状
態の逆止弁を開いて吐出ポート側に流出し、収縮室内の
過剰な圧力上昇を防止するようにしている。また、吸入
ポートより吸入室に吸入する液体の吸入速度が速く吸入
ポート側で絞り制御される高回転域では、この絞り制御
により駆動軸の回転数上昇に伴う吸入量の増加を抑制
し、これに起因して回転数上昇に伴う吐出量の増加を抑
制する。このとき、吸入室に吸入する液体中に気ほうを
生じるが、この気ほうは収縮室内においてその容積減少
に伴い滑らかに消去されキァビテーションに伴う騒音等
を生じないようにしており、逆止弁は収縮室内に気ほう
があって収縮室内の圧力に基づく作用力が弾性部材の弾
性力と吐出ポート側の圧力に基づく作用力とを上回るこ
とがなく弁座に着座した閉状態になっている。このた
め、従来のポンプの如き、歯数に相当する個数の逆止弁
及びこの逆止弁が着座する弁座を不要にでき、収縮室内
部に満たされた液体の一部を吐出ポート側へ流出するの
を許容しその逆方向の流れを阻止する逆止弁を側板部材
に形成の弁座に着座して設ける極めて簡単な構成で良
く、駆動軸の高回転域において回転数上昇に伴う吐出量
の増加を抑制する機能を良好に得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、1は本体で、内部に内孔2を穿
設している。3は内孔2に回転自在に嵌合した内歯歯車
で、10枚の内歯3Aを有している。4は駆動軸5によ
り回転駆動される外歯歯車で、9枚の外歯4Aを有し、
内歯歯車3と内接噛合するよう内孔2の内歯歯車3内部
に偏心して回転自在に設けている。6は円板状の側板部
材で、内孔2に軸方向へ移動可能で図示しないピン部材
により径方向への回転を不能にして収装し、両歯車3、
4の軸方向側面と摺接して設けている。7は蓋部材で、
ボルト8により本体1に内孔2の開口を閉塞するよう取
付けている。9は両歯車3、4が最深に噛合う位置と対
向する位置にある最大容積室で、内歯3Aおよび外歯4
Aに囲まれて区画形成している。10は吸入室で、最大
容積室9より矢印Aで示す両歯車3、4の回転方向にお
ける後側に、最大容積室9の直後から両歯車3、4が最
深に噛合う位置の近傍までの間にわたり内歯3Aおよび
外歯4Aに囲まれて区画形成している。
【0008】11は液体を吸入する吸入ポートで、内孔
2の底面に円弧状に開口して設け、側板部材6に吸入ポ
ート11と同一形状に貫設の吸入孔12を介して吸入室
10に連通し、吸入流路13に接続している。14は吸
入流路13に設置した絞りで、駆動軸5の回転数上昇に
伴う吸入量の増加を抑制するよう吸入ポート11に吸入
する液体を絞り制御可能に設けている。15は吐出室
で、最大容積室9より両歯車3、4の回転方向Aにおけ
る先側に、最大容積室9との間に3枚の内面3Aが介在
する位置から両歯車3、4が最深に噛合う位置の近傍ま
での間にわたり内歯3Aおよび外歯4Aに囲まれて区画
形成している。16は液体を吐出する吐出ポートで、吸
入ポート11と径方向に対向する側に内孔2の底面に円
弧状に開口して設け、その最大容積室9側の開口始端1
6Aを最大容積室9との間に3枚の内歯3Aが介在して
4枚目の内歯3Aの略中心に位置するよう設け、側板部
材6に吐出ポート16と同一形状に貫設の吐出孔17を
介して吐出室15に連通し、吐出流路18に接続してい
る。
【0009】19A、19Bは両歯車3、4の回転に伴
いその容積を減少する2個の収縮室で、最大容積室9と
吐出室15との間にそれぞれ内歯3Aおよび外歯4Aに
囲まれて区画形成している。尚、収縮室は1個でも良
く、その際には吐出ポート16の開口始端16Aを最大
容積室9側に延在し吐出室15を拡張して区画形成す
る。20は収縮室19A、19Bに開口するよう側板部
材6に貫設した円弧状の弁孔で、その外径側と内径側の
開口縁部を収縮室19A、19Bに向けて漸次縮小する
テーパ状に設けて弁座21を形成している。22は板状
の逆止弁で、その厚さを側板部材6と同一に設け、収縮
室19A、19B内部に満たされた液体の一部を吐出ポ
ート16側へ流出するのを許容しその逆方向の流れを阻
止するよう弁座21に着座して設けている。そして、逆
止弁22は弾性部材23A、23Bの弾性力と吐出ポー
ト16より連通路24、弁孔20と平面形状を同一にし
て内孔2の底面に開口して設けた弁ポート25を介して
背部に作用する吐出ポート16側の圧力に基づく作用力
とにより着座方向に付勢されると共に、頭部に作用する
収縮室19A、19B内部の圧力に基づく作用力により
離座方向に付勢されるようにし、弁座21への着座によ
りその着座力で側板部材6を両歯車3、4に向けて押圧
可能に設けている。
【0010】次にかかる構成の作動を説明する。駆動軸
5により外歯歯車4を回転方向Aに回転駆動すると、外
歯4Aと内歯3Aが内接噛合する内歯歯車3が同方向に
回転し、吸入流路13、吸入ポート11より吸入孔12
を介し吸入室10に吸入した液体を最大容積室9、収縮
室19A、19Bを経て吐出室15に搬送し吐出孔17
を介し吐出ポート16、吐出流路18より吐出する。
【0011】そして、吸入流路13、吸入ポート11よ
り吸入孔12を介し吸入室10に吸入する液体の吸入速
度が遅くて吸入流路13に設置した絞り14による液体
の絞り制御が機能しない低回転域では、駆動軸5の回転
数上昇に略比例して吸入量が増加し、これに起因して吐
出量が回転数上昇に略比例して増加する。このとき、両
歯車3、4の回転に伴いその容積を減少する収縮室19
A、19B内は吸入室10より最大容積室9を経て搬送
された液体で満たされるが、この液体の一部は収縮室1
9A、19Bの容積減少に伴う圧力上昇により弁座21
に着座している閉状態の逆止弁22を開いて弁ポート2
5、連通路24を流れて吐出ポート16に流出し、収縮
室19A、19B内の過剰な圧力上昇を防止する。
【0012】また、吸入流路13、吸入ポート11より
吸入孔12を介し吸入室10に吸入する液体の吸入速度
が速く絞り14により液体が絞り制御される高回転域で
は、この絞り制御により駆動軸5の回転数上昇に伴う吸
入量の増加を抑制し、これに起因して回転数上昇に伴う
吐出量の増加を抑制する。このとき、吸入室10に液体
が十分に吸入されず液体中に気ほうを生じるが、この気
ほうは収縮室19A、19B内においてその容積減少に
伴い滑らかに消去されキャビテーションに伴う騒音等を
生じないようにしている。そして、逆止弁22は収縮室
19A、19B内に気ほうがあって頭部に作用する収縮
室19A、19B内の圧力に基づく作用力が背部に作用
する弾性部材23A、23Bの弾性力と吐出ポート16
側の圧力に基づく作用力とを上回ることがなく弁座21
に着座した閉状態になっている。
【0013】かかる作動で、低回転域では収縮室19
A、19B内に満たされる液体の一部を逆止弁22を開
いて吐出ポート16に流出して収縮室19A、19B内
の過剰な圧力上昇を防止すると共に、高回転域では逆止
弁22を閉状態にして液体中に生じる気ほうを収縮室1
9A、19B内においてその容積減少に伴い滑らかに消
去してキャビテーションに伴う騒音等を生じなくしてい
るため、従来のポンプの如き、歯数に相当する個数の逆
止弁及びこの逆止弁が着座する弁座を不要にでき、収縮
室19A、19B内部に満たされた液体の一部を吐出ポ
ート16側へ流出するのを許容しその逆方向の流れを阻
止する逆止弁22を側板部材6に形成の弁座21に着座
して設ける簡単な構成で良く、駆動軸5の高回転域にお
いて回転数上昇に伴う吐出量の増加を抑制する機能を良
好に得ることができる。また、逆止弁22の弁座21へ
の着座力で側板部材6を両歯車3、4に向けて押圧可能
に設けており、両歯車3、4の軸方向側面と側板部材6
を長期間にわたり良好に摺接でき、長期間のポンプ作動
においてこの摺接部を介して吐出室15から吸入室10
へ漏洩する液体量の増加を抑制できてポンプの耐久性を
向上することができる。
【0014】尚、一実施例では、吸入室10、吐出室1
5をそれぞれ側板部材6に貫設の吸入孔12、吐出孔1
7を介して吸入ポート11、吐出ポート16に連通して
設けたが、側板部材6に吸入孔12、吐出孔17を設け
ることなくして両歯車3、4の側板部材6が摺接する軸
方向側面と対向する軸方向側面の側に吸入ポート、吐出
ポートを設けて吸入室10、吐出室15と直接連通する
ようにしても良いことは勿論である。
【0015】
【発明の効果】このように本発明は、複数の外歯を有し
て駆動軸により回動駆動される外歯歯車と外歯より多数
の内歯を有する内歯歯車とを内接噛合するよう本体内に
偏心して回転自在に設け、両歯車の軸方向側面と摺接す
る側板部材を本体内に軸方向へ移動可能で径方向への回
転を不能にして設け、内歯歯車と外歯歯車とが最深に噛
合う位置と対向する位置に内歯および外歯に囲まれる最
大容積室を区画形成し、最大容積室より両歯車の回転方
向における後側に液体を吸入する吸入ポートへ連通する
吸入室を内歯および外歯に囲まれて区画形成し、吸入ポ
ート側を外歯歯車を回転駆動する駆動軸の回転数上昇に
伴う吸入量の増加を抑制するよう絞り制御して設け、最
大容積室より両歯車の回転方向における先側に液体を吐
出する吐出ポートへ連通する吐出室を内歯および外歯に
囲まれて区画形成し、最大容積室と吐出室との間に内歯
および外歯に囲まれて両歯車の回転に伴いその容積を減
少する収縮室を区画形成し、収縮室は内部の過剰な圧力
上昇を防止するよう内部に満たされた液体の一部を吐出
ポート側へ流出するのを許容しその逆方向の流れを阻止
する逆止弁を介して吐出ポート側へ連通して設け、逆止
弁は弾性部材の弾性力により閉方向へ付勢すると共に側
板部材に形成の弁座に着座して設け、逆止弁の弁座への
着座によりその着座力で側板部材を両歯車に向けて押圧
可能に設けたことにより、従来のポンプの如き、歯数に
相当する個数の逆止弁及びこの逆止弁が着座する弁座を
不要にでき、極めて簡単な構成にして駆動軸の高回転域
において回転数上昇に伴う吐出量の増加を抑制する機能
を良好に得ることができる。また、逆止弁の弁座への着
座力で側板部材を両歯車に向けて押圧可能に設けてお
り、両歯車の軸方向側面と側板部材を長期間にわたり良
好に摺接でき、長期間のポンプ作動においてこの摺接部
を介して吐出室から吸入室へ漏洩する液体量の増加を抑
制できてポンプの耐久性を向上することができる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(A)は内接歯車ポ
ンプの縦断面図、(B)は(A)の線B−Bに沿った断
面図、(C)は(A)の線C−Cに沿った部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1本体 3内歯歯車 3A内歯 4外歯歯車 4A外歯 5駆動軸 6側板部材 9最大容積室 10吸入室 11吸入ポート 15吐出室 16吐出ポート 19A、19B収縮室 21弁座 22逆止弁 23A、23B弾性部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外歯を有して駆動軸により回動駆
    動される外歯歯車と外歯より多数の内歯を有する内歯歯
    車とを内接噛合するよう本体内に偏心して回転自在に設
    け、両歯車の軸方向側面と摺接する側板部材を本体内に
    軸方向へ移動可能で径方向への回転を不能にして設け、
    内歯歯車と外歯歯車とが最深に噛合う位置と対向する位
    置に内歯および外歯に囲まれる最大容積室を区画形成
    し、最大容積室より両歯車の回転方向における後側に液
    体を吸入する吸入ポートへ連通する吸入室を内歯および
    外歯に囲まれて区画形成し、吸入ポート側を外歯歯車を
    回転駆動する駆動軸の回転数上昇に伴う吸入量の増加を
    抑制するよう絞り制御して設け、最大容積室より両歯車
    の回転方向における先側に液体を吐出する吐出ポートへ
    連通する吐出室を内歯および外歯に囲まれて区画形成
    し、最大容積室と吐出室との間に内歯および外歯に囲ま
    れて両歯車の回転に伴いその容積を減少する収縮室を区
    画形成し、収縮室は内部の過剰な圧力上昇を防止するよ
    う内部に満たされた液体の一部を吐出ポート側へ流出す
    るのを許容しその逆方向の流れを阻止する逆止弁を介し
    て吐出ポート側へ連通して設け、逆止弁は弾性部材の弾
    性力により閉方向へ付勢すると共に側板部材に形成の弁
    座に着座して設け、逆止弁の弁座への着座によりその着
    座力で側板部材を両歯車に向けて押圧可能に設けて成る
    内接歯車ポンプ。
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JP7285156B2 (ja) * 2019-06-27 2023-06-01 株式会社ジェイテクトフルードパワーシステム 内接歯車ポンプ

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