JPH04122743A - 抗菌性セルロース粒子 - Google Patents

抗菌性セルロース粒子

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JPH04122743A
JPH04122743A JP24515290A JP24515290A JPH04122743A JP H04122743 A JPH04122743 A JP H04122743A JP 24515290 A JP24515290 A JP 24515290A JP 24515290 A JP24515290 A JP 24515290A JP H04122743 A JPH04122743 A JP H04122743A
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JP
Japan
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cellulose
zeolite
weight
particles
antibacterial
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JP24515290A
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English (en)
Inventor
Shinta Sasaki
笹木 信太
Keizo Suzuki
啓三 鈴木
Shigeru Okuma
大隈 茂
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抗菌性を有するセルロース粒子に関する。さら
に詳しくは、抗菌性成分がセルロースマトリックス中に
安定化された抗菌性を有するセルロース複合粒子に関す
る。
(従来の技術) 従来、微小セルローズ粒子としては、米国エフエムノー
社が開発した高純度微結晶セルローズがよく知られてい
る。この高純度微結晶セルローズは、特に高純度の精製
パルプを選んで、これを−定の条件下でtIi、酸によ
って加水分解して非結晶領域を洗滌、除去し、次いで磨
砕、精製、乾燥して製造することが知られている。
セルローズあるいはその各種誘導体の粒状体は、近年ク
ロマトグラフィー材料、高分子担体、化粧品添加剤、滑
剤、塗料、インキ、香ネ4の担体等として種々の分野で
広く使用されるようになっている。
大気中には各種のカビ、細菌等の微生物が生息するが、
インテリア製品、エフステリア製品等に至る広範囲の製
品においても付着した人間の汗や飲食品等が栄養源とな
り、カビや細菌が増殖する。
このような現状において、耐久性のある抗菌性能を有す
る新規構造物が要求されている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、抗菌性を有する新規な微小セルロース
複合粒子を提供することにある。
本発明の他の目的は、安定した抗菌性能を維持する新規
な微小セルロース複合粒子を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は、以下の説明から
明らかとなろう。
(問題点を解決するだめの手段および作用)本発明は、
上記目的を達成するため私千の構成からなる。
即ち、セルロースとゼオライトからなる複合粒子におい
て、ゼオライト成分がセルロース1重量部当り0.02
〜10重量部含有され、ゼオライト成分に抗菌性金属イ
オンを担持させたことを特徴とする抗菌性セルロース粒
子である。
以下、本発明の詳細について順次説明する。
本発明を構成するセルロースとゼオライトからなる複合
粒子は、平均粒子径が5〜500μmの範囲にあり、ゼ
オライトの含有量はセルロース1重量部当り0.02〜
10重量部のものが用いられる。
含有量が0.02重量部未満では、抗菌効果が乏しい。
即ち、ゼオライトに担持された抗菌性金属の抗菌効果が
セルロースを通して外部への影響を及ぼすのに時間を要
する。ゼオライトを1.0重量部以上含有することが好
ましく、特に抗菌性金属の含有量の少ない場合及び本発
明の抗菌性セルロース粒子を他の素材と混合させたある
いは他の素材に付着させた複合素材に於いて抗菌性効果
を得る場合は、1.0重量部を越えるゼオライトを含有
することが好ましい。ゼオライトの含有量が、10重量
部を越えると、セルロースマトリックス中でのゼオライ
トの分散固定が不良となり好ましくない。
ゼオライトは微粒子の形態で含有されるのが好ましく、
ゼオライトの平均粒子径は複合粒子径の175以下が好
ましく、1720以下がより好ましく、粒子径が小さい
ほどゼオライトの有効な表面積が増えるため好ましい。
本発明に用いられる抗菌性金属は、銀(I)、銅((■
)及び(II))、亜鉛(■)、水銀(■)、錫(■及
び■)、鉛(■)、ビスマス(■)、カドミウム(II
)クロム(III)、コバルト(II)、ニッケル(I
t)の群より選ばれた1種または2種以上の金属が使用
される。ゼオライト中の抗菌性金属の占める割合は、抗
菌性金属の種類や、ゼオライト母体の構造により異なる
が、例えば、銀については0.1〜10重量%が好まし
く、銅又は亜鉛についても、0.1〜15重量%が好ま
しい。またナトリウム、カリウム、カルシウムあるいは
他の金属が共存していても抗菌効果を妨げることはない
ので、これらの金属の共存や残存は何ら差し支えない。
本発明を構成するセルロースとゼオライトからなる複合
粒子は次のように調整される。
+1)  ゼオライトを含有するビスコースを準備し、
(2)  ゼオライト含有ビスコースと凝集防止剤を含
有したアニオン性高分子化合物の水溶液とを混合して、
ゼオライトを含有したビスコースの微粒子分散液を生成
せしめ、 (3)  上記分散液を加熱することによって該分散液
中のビスコースを凝固させ、次いで酸で中和し、水洗あ
るいは乾燥することによって得られる。
上記方法によれば第1の工程によりゼオライトを含有し
たビスコースを準備し、第2の工程により、ゼオライト
を含有したビスコースの微粒子分散液を生成し、第3の
工程により、ゼオライトを含有したセルロースの微粒子
が得られる。
第1の工程で使用するゼオライトは、天然または合成品
のいずれも使用可能である。例えば、天然のゼオライト
としてはアナルシン、チャバサイト、エリオナイト1モ
ルデナイトなどが好適なものとして挙げられる。合成ゼ
オライトとしては、A−型ゼオライド(SiO□/ A
 1 z Os = L 5〜2.4)、X−型ゼオラ
イド(S i O2/ A 120s=2〜3)、Y−
型ゼオライド (sIo2/A 1203  = 3〜
6 ) 、 モル7ナイト (Stow/A 1z o
s  = 9〜l0)1ハイシリカゼオライト(S i
oz /Aft O* >20)などが挙げられ、特に
好ましいものは、合成ゼオライトであるA型ゼオライド
、X−型ゼオライド、Y−型ゼオライド、ハイシリカゼ
オライトおよび天然モルデナイトを挙げることができる
これらのゼオライトは、目的とするセルロース複合粒子
の径よりも十分少さいことが好ましく、通常0.1〜1
0μmの大きさであり、ビスコース中におけるゼオライ
トの含有割合が0,2〜100重量%となるような割合
で用いられる。
使用するビスコースは、例えば次のような性質を有する
。ガンマ価は30〜100、より好ましくは35〜90
である。塩点は3〜20、より好ましくは4〜18であ
る。セルロース濃度は3〜15重量ン重量上6好ましく
は5〜13重量%である。アルカリ濃度は2〜15重量
%、より好ましくは4〜13重量%である。ビスコース
のセルロースに対するアルカリ (苛性ソーダとして)
の重量割合は40〜100重量%、より好ましくは50
〜90重量%である。ビスコースの粘度は、20℃にお
いて50〜20.000センチポイズ、より好ましくは
80〜18.000センチポイズである。ビスコースの
パルプ源はリンターパルプが好ましく、さらに針葉樹で
も広葉樹でもよい。ビスコースのセルロースとしての平
均重合度は通常1)0〜1.000である。
ビスコース中のセルロース1重量部適宜変更することに
よってゼオライトとセルロースの比を変更することがで
きる。ビスコース中におけるゼオライトの含有割合が例
えば50重量%の時セルロース濃度が10重量%であれ
ば、理論上セルロースに対して5重量倍含有され、セル
ロースl;度か5重量%であれば、理論上セルロースに
刻し10重量倍含有することが可能となる。
このようにして調整されたビスコースは、第2工程にお
いて、アニオン性高分子化合物の水?8液と混合する。
第2工程で使用する水溶性のアニオン性高分子化合物は
、アニオン性基として例えばスルホン酸基、ホスホン酸
基又はカルボン酸基を有する。これらのアニオン性基は
、塩の形態にあることが好ましく、カルボン酸塩の形が
より好ましい。
水溶性のアニオン性高分子化合物は、好ましくは少なく
とも5,000、より好ましくは1万〜300万の数平
均分子量を有している。
水溶性のアニオン性高分子化合物(さ、水溶液として、
より好ましくは該高分子化合物の濃度が0、5〜25重
量%、特に好ましくは2〜22重量%の水溶液として用
いられる。かかる水?8液は、さらに20℃における粘
度が3センチボイズ〜5万センヂポイズ、特に5センチ
ポイズ〜3万センヂボイズであるものが好ましい。
アニオン性高分子化合物の水溶液に含有せしめられる凝
集防止剤は炭酸カルシウムおよび水酸化力ルンウムが使
用され、併用して使用することが好ましい。凝集防止剤
の粒子径は5μm以下、好ましくは1μm以下のものが
使用され、含有量はアニオン性高分子化合物の水溶液中
0.5〜5重量%が好ましい。
ゼオライトを含有したビスコースと凝集防止剤を含有し
た水溶性のアニオン性高分子化合物の水溶液とはセルロ
ース1重量部当り咳高分子化合物0.3〜100重量部
、より好ましくは1〜45重量部、特に好ましくは4〜
20重量部で用いられ、混合せしめられる。
混合はビスコース中に含まれる二硫化炭素の沸点よりも
低い温度で実施するのが有利であり、より好ましくは0
〜40℃の範囲で実施される。
混合は機械的撹拌が好ましく、特にニーダ方式の撹拌が
好ましく、撹拌回転数は1)00rp程度の低速回転が
好ましい。
撹拌回転数を高くすると、生成したゼオライトを含有し
たビスコースの微粒子が変形するため、好ましくない。
又5Qrpm以下の低速回転では、生成する微粒子が凝
集するため好ましくない。
1)00rpに近い低速回転においては凝集防止剤の効
果が大きく、分散液中の凝集防止剤の29度が0.5〜
2重量%使用することによって凝集変形が防止される。
ビスコース微粒子の粒子径調整は、使用する水溶性高分
子化合物の重合度に影響し、イの重合度が高い時は粒子
径は小さくなり、逆に重合度が低い時、粒子径は大きく
なる。
このように撹拌回転数を大巾に変更することな(、水溶
性高分子化合物の重合度、凝集防止剤の添加量を選定す
ることによって凝集のない球状の微粒子が得られ、ビス
コース中にゼオライトが高含有されて粘度が高くなった
場合でも粒子径が5〜500μmの巾広い範囲において
安定した球状の微粒子が得られる。
このようにして得られたゼオライトを含有したビスコー
スの微粒子分散液は、第3工程において加熱することに
よって、ゼオライトを含有したビスコース微粒子が凝固
される。
加熱による凝固はビスコース中に含まれる二硫化炭素の
沸点以上の温度例えば50〜90℃の温度で有利に実施
できる。
上記凝固の反応は、生成した分散液に混合操作を加えな
がら実施するのが望ましい。
次いで酸で中和を行なう。酸による中和は、硝酸、硫酸
、塩酸等の無機酸あるいは、酢酸、クエン酸、酪酸等の
有機酸を使用し、pHを5〜6に調整し、温度を50〜
60℃で約3Hrかけて実施する。
かくしてゼオライトを含有したセルロース粒子に再生さ
れ、その後水洗し、あるいは乾燥する。
かくして本製造法によれば、上記したとおり、凝集防止
剤である炭酸カルシウム及び/あるいは水酸化カルシウ
ムを適宜添加することによって、平均粒子径400〜5
00μmの大きいものから平均粒子径10〜20μmの
小さなものに至るまで、ゼオライトをセルロース1重量
部当り0.02〜10重量部含有するセルロース粒子を
得ることができる。
次に、セルロースとゼオライトからなる複合粒子に抗菌
性金属をイオン交換反応により担持させ、本発明の抗菌
性セルロース粒子を得ることができる。抗菌性金属を担
持させる方法には、次の方法が好適である。
まず、セルロースとゼオライトからなる複合粒子を前述
の抗菌性金属イオンを含む水/8液に浸漬し、抗菌性金
属イオンとゼオライト中のイオン交換可能なイオン、例
えばナトリウムイオン、カルシウムイオン、カリウムイ
オン、マグネノウムイオン等のその一部又は全部とイオ
ン交換させる。
上記反応は、金属イオン濃度、pH,温度1反応時間の
条件によって、ゼオライト成分への金属担持量を調整す
ることができる。本発明においては、複合粒子中のゼオ
ライト成分中のイオンと抗菌性金属イオンとの上記イオ
ン交換反応は、常温又は高温で、好ましくは40〜60
℃で3〜24時間ハツチ式又は連続式方法(例えばカラ
ム法)により実施される。尚、上記混合液中のpHは3
〜9、特にp H4〜7に調整することが好ましい。
抗菌性金属を担持させたセルロース粒子は次いで水洗し
過剰の金属イオンを除去してその後、100〜130℃
で加熱乾燥又は70〜100℃で減圧乾燥を行ない、抗
菌性を有するセルロース複合粒子を得ることができる。
本製造法によれば上述の如く、平均粒子径400〜50
0μmの大きいものから平均粒子径5 /l mの小さ
いものに至るまで、上記抗菌性金属が01%以上担持さ
れたゼオライトをセルロース1重量部当り0.02〜1
0重量部含有するセルロース粒子を得ることができる。
(発明の効果) 本発明のセルロース複合体の微粒子は、抗菌性を有する
微粒子をセルロースマトリックス中に強固に固定してい
るため、安定な抗菌性能を有する。
本発明のセルロース粒子は、抗菌性能を有する新規な複
合粒子として極めて有用である。
(実施例) 以下実施例により本発明を詳述する。
〈抗菌性評価〉(実施例1,2) (MIC(最小発育阻止1度)の方法)被験物質をリン
酸緩衝液に2×10“ppmの濃度に懸濁し、それを2
倍希釈し10段階の濃度勾配を作り各1mlをシャーレ
に分注し寒天培地9mlで混釈し固め被験菌を画線し4
8時間後に判定した。
(細菌の菌液の調整) 普通寒天培地で37℃18時間培養した試験菌体をリン
酸緩衝液(1/ 15 M  p H7,2)に浮遊さ
せ10”cej!1s/mρの懸濁液を作り適宜希釈し
て試験に用いた。
(真菌の菌液の調整) ポテトデキストロース寒天斜面培地で25℃7日間培養
した試験菌の分生子を滅菌0.05%ポリソルヘート8
0加リン酸緩衝液(1/15M。
p H7,2)に浮遊させて、107c e 1) s
 7m1の懸/@液を作り、適宜希釈して試験に用いた
(試験菌株) Esherichia coli       IFO
−12734SLaphylococcus aure
us    IFO−12732Pseudompna
s aeruginosa    IFO−12689
Aspergillus niger      IF
O−31)25(使用培地) 細菌:門ueller Hinton 2 (BBL)
真菌: 5abouraud Dextrose Ag
ar (BBL)実施例1 工業用ビスコース(粘度6.800センチポイズセルロ
一ス濃度10重量%、アルカリ4度6.3重置%)60
0gとY型ゼオライト(平均粒子径1、5 p m :
 Mi成1.14NaO−Aj!20.−4.90S1
02 X Hz O)  70gを室温下で混合した。
この混合物とポリアクリル酸ソーダの水溶液(分子量5
万、高分子ン屡度13重量シo)2400g及び炭酸カ
ルシウム(粒子径0.5μm)30gとを5pフラスコ
に入れて液温30℃でラボスターラ(MODEL  L
R−51B、ヤマト科学社製)20Orpmの撹拌を1
0分間行ない、ゼオライトを含有したビスコースの微粒
子分散液を生成せしめた後、引きつづき撹拌しながら、
?FI温を30℃から70℃まで30分間で昇温し、さ
らに70℃で30分間維持して、ゼオライトを含有した
ビスコースの微粒子を凝固せしめた。母液から上記凝固
ビスコース微粒子を炉別し、さらに硝酸のpH5水溶液
にて温度60℃15時間かけて中和した。かくしてゼオ
ライトを含有したセルロース粒子が得られ、その后水洗
し、105℃で4時間かけて乾燥した。得られた微小粒
子の平均粒子径は60μmであった。又セルロースを灰
化して求めたゼオライトの含有量はセルロース1重量部
当り1.05重量部であった。上記方法で調整されたセ
ルロースとゼオライトからなる複合粒子50gを純水2
00gに撹拌上分散させ、−夜装置し、ゼオライト含有
セルロース複合粒子を水膨潤させた後、IN硝酸を滴下
してpH5,0に調整する。
次いで硝酸銀0.8gを純水30gに溶かした水溶液を
滴下し、40℃、10時間撹拌する。反応後浜別し、十
分な量の純水で水洗し、その後105℃、8時間乾燥し
て、銀が0.95重量%担持(複合粒子中のゼオライト
に対しては1.85重量%担持)されたゼオライト含有
セルロース複合粒子を得た。得られた複合粒子の最小発
育阻止濃度(MIC)値を表−1に示す。
実施例2 実施例1と同し工業用ビスコース600g及びY型ゼオ
ライト200gを室温下で混合した。この混合物とポリ
アクリル酸ソーダの水溶液(分子量5万、高分子濃度1
2重量%)2400g及び炭酸カルシウム(粒子径0.
5μm)24gとを51フラスコに入れて液温30℃で
ラボスターラ150rpmの撹拌を10分間行ない、ゼ
オライトを含有したビスコースの微粒子分散液を生成せ
しめた。以下、実施例1と同様に撹拌、昇温操作を行な
い、粒子を凝固せしめた後、母液から浜別中和、水洗、
乾燥を行ない、平均粒子径1.05μm、セルロース1
重量部当り3.10重量部のゼオライトを含む複合粒子
を得た。上記方法で調整されたセルロースとゼオライト
からなる複合粒子50gを純水200gに撹拌上分散さ
せ、−夜装置し、ゼオライト含有セルロース複合粒子を
水膨潤させた後、lN61!i酸を滴下しpHを5.3
に調整する。次いで硝fII銀2.8gを純水3 Qm
j!に熔かした水溶液を滴下し、40℃10時間撹拌す
る。
反応後垢別し、十分な量の純水で水洗し、その後105
℃8時間乾燥して、銀が3.1重置%担持(複合粒子中
のゼオライトに対しては4.1 を量%担持)されたゼ
オライト含有セルロース複合粒子を得た。得られた複合
粒子の最小発育阻止濃度(M I C)値を表−1に示
す。
(以y)白) 実施例3 使用するゼオライトの種類4粒径、混合量を表2に示す
如く変化させる以外は、実施例1と同様の方法により、
セルロースとゼオライトからなる複合粒子を調整し、A
g、Cu、Znをイオン交換によりゼオライトに担持さ
せた、ゼオライト含有セルロース複合粒子を得た。
抗菌性評価は、Esherichia coli (I
FO−12734)に対する抗菌力について、上記得ら
れた各粒子について及びこれらの粒子を浴比1:100
の条件で60℃温水にで2時間振盪、堀過2乾燥を1゜
回繰り返したサンプルについても行なった。
抗菌性評価は、抗菌性金属担持セルロース複合粒子0.
7 gをリン酸緩衝液(1/ 15 M o 1 。
pH7,2)70mAの入った2 00mf容の三角フ
ラスコに入れ、これに昔iI!寒天培地で37℃18時
間培養した菌体をリン酸緩衝液に浮遊させ、IQ”ce
6j!s/m1の懸濁液を作り、更ニリン酸緩衝液(1
/ l 5 M o j! 、  p H7,2)で適
宜希釈する。菌懸、濁液をIQ’cells/m1にな
るように加え、この三角フラスコを25℃±5℃で振と
うし、1時間経過後の三角フラスコ内のリン酸緩衝液を
採水し、Mueller Hinton 2 (BBL
)培地で24時間培養後生菌数を測定した。表−3に初
期菌数に対する1時間振盪後の菌数の減少率を示すが、
これより抗菌力が持続されることが確p今M ゝ−一 表

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セルロースとゼオライトからなる複合粒子におい
    て、ゼオライト成分がセルロース1重量部当り0.02
    〜10重量部含有され、ゼオライト成分に抗菌性金属イ
    オンを担持させたことを特徴とする抗菌性セルロース粒
    子。
  2. (2)抗菌性金属が銀、銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、ビス
    マス、カドミウム、クロム、コバルト、ニッケルの群よ
    り選ばれた金属である特許請求の範囲第1項記載の抗菌
    性セルロース粒子。
JP24515290A 1990-09-13 1990-09-13 抗菌性セルロース粒子 Pending JPH04122743A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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