JPH04121458U - 内燃機関のレゾネータ装置 - Google Patents

内燃機関のレゾネータ装置

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JPH04121458U
JPH04121458U JP3070191U JP3070191U JPH04121458U JP H04121458 U JPH04121458 U JP H04121458U JP 3070191 U JP3070191 U JP 3070191U JP 3070191 U JP3070191 U JP 3070191U JP H04121458 U JPH04121458 U JP H04121458U
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resonator
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internal combustion
chamber
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輝晃 北野
義男 前田
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本田技研工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、内燃機関のレゾネータ装置のシ
ャッタバルブ回りにおいて、高級シール用部品の使用並
びに高精度の加工を不要として、経済性に優れると共
に、組付性の面で有利にすることを目的とする。 【構成】 内燃機関の吸気通路11にレゾネータチャン
バ12を連通させ、前記吸気通路11とレゾネータチャ
ンバ12との間を開閉するシャッタバルブ13及びアク
チュエータ14をレゾネータチャンバ12内に内蔵させ
て成り、前記レゾネータチャンバには複数の分割片(本
体部12dと蓋体部12e)を接合して形成したことを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は内燃機関のレゾネータ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3に示すような内燃機関のレゾネータ装置が一般に使用されている( 例えば、実開昭58−180370号公報)。同図に示すように、レゾネータ装 置は、内燃機関の吸気通路1にレゾネータチャンバ2を連通させ、前記吸気通路 1とレゾネータチャンバ2との間を開閉するシャッタバルブ3及びアクチュエー タ4を備えて成り、レゾネータチャンバ2に共振現象が生ずる特定の周波数帯域 で、シャッタバルブ3を開放させて吸気通路1との共振現象を利用し、内燃機関 の充填効率を上げて過給効果を高めるようにしたもので、従来より一般に知られ るところである。図3中、吸気通路1は右側をエアクリーナに、左側を内燃機関 の燃焼室にそれぞれ連通させるものである。アクチュエータ4はダイヤフラム4 aを備えたタイプのもので、その気密室4bは管5を通じて吸気通路1の延長上 のスロットル弁(図示しない)の下流側に連通させてある。
【0003】 また、実開昭62−402369号公報に示す内燃機関のレゾネータ装置は、 吸気管と共鳴箱((レゾネータチャンバ)とを連通する共鳴管の共鳴箱内挿入部 分に、円周方向に透孔を穿設し、該透孔を、機関回転数に応じて開閉制御するス ライド管を嵌合すると共に、アクチュエータを共鳴箱内に内蔵させた構成を有す る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図3に示した従来装置のように、シャッタバルブ3がエンジンルーム内の大気 にさらされて設けてあると、筒状軸受部3aにおける弁軸3bの近傍並びに軸受 部3aとレゾネータチャンバ2との接続部において、ダストの内部への侵入を防 止するため、精密で信頼性の高いシールリング6、シールキャップ7、シールラ バー8等のシール用部品を組み付ける必要があり、且つ、軸受部自体やレゾネー タチャンバの接続部について、高精度の加工も必要であるなどの問題がある。又 、エンジンルーム内の熱によりシール用部品が損傷する不具合もある。
【0005】 一方、前記実開昭62−40269号公報に示すレゾネータ装置は上述した問 題点を解決しているが、共鳴箱内へのスライド管やアクチュエータの組付けが困 難であり、組付性の面で問題がある。
【0006】 この考案は、前記の問題点に鑑みてなされたもので、高級シール用部品の使用 並びに高精度の加工を不要として経済性に優れると共に、組付性の面で有利な内 燃機関のレゾネータ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、内燃機関の吸気通路にレゾネータチャンバを連通させ、該レゾネ ータチャンバ内に、前記吸気通路とレゾネータチャンバとの間を開閉するシャッ タバルブ及びアクチュエータを内蔵させて成り、前記レゾネータチャンバは複数 の分割片を接合して形成されることを特徴とする。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1、図2を参照して詳細に説明する。図1は本考 案の第1実施例を示し、同図において、11は合成樹脂、金属など任意の材料で 作られた吸気通路で、図面上、左側をエアクリーナに、右側を内燃機関の燃焼室 にそれぞれ連通させてある。
【0009】 好ましくは合成樹脂で作られるレゾネータチャンバ12は、筒状の突出した接 続口12aを備え、その接続口12aは吸気通路11の筒状の開口部11aに気 密に嵌め込まれ、両者が接続されている。17は開口部11aに外嵌された締付 用のクリップである。
【0010】 レゾネータチャンバ12において、筒状体13aが筒状の接続口12aから内 方に延長して一体に設けられ、シャッタバルブ13の枠体、すなわち、軸受部を 形成する。弁体13cは、軸受部13a内に弁軸13bを介して揺動可能に支持 され、適当な連係部材16を介して接続されたアクチュエータ14によって作動 される。シャッタバルブ13は、軸受部13a、弁軸13b及び弁体13cによ って構成され、レゾネータチャンバ12内に位置させてある。特に、弁軸13b は、大気に露出しないようにするため、接続口12a側ではなく、レゾネータチ ャンバ12の内側に位置する軸受部13a側に設けることとする。
【0011】 図示のアクチュエータ14は、図3の従来例のものと同様、ダイヤフラムタイ プのものである。アクチュエータ14は、レゾネータチャンバ12の内側に一体 に設けたボス12bに取付片18を介して取り付けられ、その気密室14bは管 15を通じて吸気通路11の延長上のスロットル弁(図示しない)の下流側に連 通させてある。アクチュエータ14もシャッタバルブ13と同様、レゾネータチ ャンバ12内に設置されている。前記管15におけるレゾネータチャンバ12の 貫通部15aは該レゾネータチャンバ12と一体にして管状に形成してあり、そ の貫通部15aの前後にはゴム管など15bが接続される。この管構造は、レゾ ネータチャンバ12の貫通部分における気密性保持のための処置を容易にする。
【0012】 レゾネータチャンバ12は複数の分割片を接合して構成され、本実施例では2 つの上下分割片、即ち本体部12dと蓋体部12eとを接合部12cで接合して 構成されている。シャッタバルブ13及びアクチュエータ14等をレゾネータチ ャンバ12の本体部12d内に装着した後、該接合部12cでチャンバ12の上 下分割片である本体部12dと蓋体部12eとを溶着又は接着により気密に接合 させるものである。
【0013】 従って、分割片の一方の蓋体部12eを予め取り外した状態で他方の分割片の 本体部12dにゴム管15b、シャッタバルブ13、アクチュエータ14を組付 けるので、組付け性が向上し、しかも、組付け位置精度がよい。更に、本実施例 の場合、分割片の本体部12dに貫通部15a、シャッタバルブ13の軸受部1 3a、アクチュエータ14、取付部12bが一体成形されているので成形容易で あり、低コスト化が図れる。
【0014】 尚、シャッタバルブ13における軸受部13aの一部も予め別体としておき、 弁軸13b及び弁体13cの組み付け後に、その別体部分を接合するようにして もよい。
【0015】 図2はこの考案の別の実施例を示す。この例では、図1の実施例と異なる部分 を主として説明し、図1と同一の符号で示す部材は同等の作用を呈するものとし てその説明の一部は省略する。
【0016】 この実施例においては、吸気通路11の外周に突設された筒状の開口部11a にシャッタバルブ13の筒状体軸受部13aが接合される。弁軸13b及び弁体 13cは接合された筒状の開口部11aと軸受部13a内に装着される。また、 アクチュエータ14は、吸気通路11の外周に一体に設けた取付座11bに取付 片18を介して取り付けられる。そして、レゾネータチャンバ12が吸気通路1 1の回りを気密に取り囲む。言い換えると、吸気通路11はレゾネータチャンバ 12の両側壁の中央部を貫通したような態様で設けられる。即ち、レゾネータチ ャンバ12は2つの軸方向に垂直な接合面を有する本体部12dと蓋体部12e とからなり、本体部12dは吸気通路11に一体に成形された側壁12fと筒壁 12gとからなり、蓋体部12eは吸気通路11の外周を囲み軸方向にスライド 自在に嵌合できる別体に形成された前記筒壁12gと同型で突き合わさる筒壁1 2hとこれに連続する側壁12i及び該側壁12iに連続して前記吸気通路11 の外周に接合しスライド可能なフランジ12jとからなる。
【0017】 レゾネータ装置を吸気通路11に組付けるには、先ず筒状の開口部11aの上 面に筒状の軸受部13aを溶着又は接着により接合する。次いで、シャッタバル ブ13とアクチュエータ14を夫々開口部11aおよび軸受部13aと吸気通路 11の取付座11bとに取付ける。ここに、シャッタバルブ13及びアクチュエ ータ14は、吸気通路11の回りのレゾネータチャンバ12の本体部12dの空 間部内に装着されたことになる。最後に、吸気通路11に蓋体部12eをスライ ドさせて、それの筒壁12hの端面を本体部12dの筒壁12gの端面に突き合 せ、フランジ12jを吸気通路11の回りに溶着又は接着して接合させる。
【0018】
【考案の効果】
以上に説明したこの考案によれば、内燃機関の吸気通路にレゾネータチャンバ を連通させ、該レゾネータチャンバ内に、前記吸気通路とレゾネータチャンバと の間を開閉するシャッタバルブ及びアクチュエータを内蔵させて成り、前記レゾ ネータチャンバは複数の分割片を接合して形成されるものであるから、シャッタ バルブ及びアクチュエータが大気に直接触れることがなく、シャッタバルブ回り について、高級シール用部品の使用が不要となり、また、高精度加工も不要とな ると共に、レゾネータチャンバの組付性が向上し、製作コストの低減化が図れる 。これにより装置外観が簡素化されることになり、スペースの有効利用が達成さ れ、しかもシール用部品がエンジンルーム内の熱により損傷することがなく長寿 命であるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の内燃機関のレゾネータ装置の実施例
における要部を示す縦断側面図である。
【図2】この考案の別の実施例の要部を示す縦断側面図
である。
【図3】従来の内燃機関のレゾネータ装置の要部を示す
縦断側面図である。
【符号の説明】
11 吸気通路 12 レゾネータチャンバ 13 シャッタバルブ 14 アクチュエータ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路にレゾネータチャン
    バを連通させ、該レゾネータチャンバ内に、前記吸気通
    路とレゾネータチャンバとの間を開閉するシャッタバル
    ブ及びアクチュエータを内蔵させて成り、前記レゾネー
    タチャンバは複数の分割片を接合して形成されることを
    特徴とする内燃機関のレゾネータ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の分割片の一つにアクチュエー
    タ用の管体の内外に連通する貫通部、前記アクチュエー
    タの取付部及び前記シャッタバルブの軸受部が一体成形
    してあることを特徴とする内燃機関のレゾネータ装置。
  3. 【請求項3】 前記吸気通路に前記アクチュエータの取
    付部及び前記シャッタバルブの軸受部を設けると共に、
    前記複数の分割片の一つにアクチュエータ用の管体の内
    外に連通する貫通部を一体成形してあることを特徴とす
    る内燃機関のレゾネータ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5777889A (en) * 1980-10-31 1982-05-15 Toshiba Corp Manufacture of heat pipe shaft
JPS60130055A (ja) * 1983-12-16 1985-07-11 Japan Storage Battery Co Ltd 水酸化コバルト正極板の製造方法

Patent Citations (2)

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